
大阪大学の編入試験|学部別の募集人員・試験科目・日程と対策
大阪大学は複数の学部で編入学試験を実施しており、学部ごとに募集人員・出願資格・試験科目が大きく異なります。多くの学部が3年次編入を対象としていますが、医学部のみ2年次編入となっている点は特徴的です。英語の扱いも学部によって異なり、外部試験のスコア提出を求める学部、当日の筆記試験を課す学部、科目一覧に英語の記載がない学部があります。試験月も学部ごとに異なるため、志望学部が定まったら早めに日程を確認しておく必要があります。本記事では、出願資格の確認方法から科目対策の立て方、併願を検討する際の考え方まで順を追って解説します。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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大阪大学で編入試験を実施している学部
編入試験の内容は学部ごとに大きく違います。募集人員・出願期間・試験日・選抜方法を学部単位でまとめました。学部によっては、過去に何が出題されたか、受けた人が試験直後に書いた記録も同じ枠の中で開けます。学部名から、その学部だけの詳しい対策記事にも進めます。
医学部
2年次2027年度入試
- 募集人員
- 10名
- 出願期間
- 2026年6月1日 ~ 2026年6月5日
- 試験日
- 1次試験:2026年7月4日/2次試験:2026年7月25日
- 合格発表
- 1次試験発表:2026年7月16日 2次試験発表:2026年8月12日
- 選抜方法
- 1次試験 物理学 化学 生命科学 英語(TOEFLまたはTOEICスコアを本学部医学科が定める換算式に基づいて換算) 2次試験 小論文 面接
医学部で過去に出題された内容
募集要項の科目ごとに、過去に問われた分野を並べました。「◯◯の分野」は出題された内容の呼び名で、科目名ではありません。著作権の観点から、設問そのものは掲載していません。年度により出題は変わります。
論文・小論文募集要項での科目
物理の分野出題形式:計算・論述・その他
繰り返し問われているテーマラグランジュ点・エネルギー保存・積分・回折・万有引力・球面振り子・電場・遠心力・近似計算・質量比
実際に問われた内容
- 太陽と地球の距離Rにおいて、地球が太陽から受ける重力を求める。斥力が正となるように符号に注意する。
- 地球が太陽を中心に角速度ωで周回するときの遠心力を求める。太陽から遠ざかる方向を正とする。
- 重力と遠心力が釣り合う場合の地球の周回運動の角速度ωを求める。
- 太陽と地球の間にある小天体が受ける太陽の重力、遠心力、地球の重力を考慮した力の釣り合い式を書く。0 < r < Rの条件下。
- 地球近傍の解を調べるため、M_E = AM_S、r = (1-d)Rで置き換え、0 < d ≪ 1の近似下で力の釣り合い式をf(d) + Ag(d) = 0の形
化学の分野出題形式:計算・論述・その他
繰り返し問われているテーマ積分形速度式・混成軌道・反応時間・定常状態近似・芳香族合成・ベンゼン誘導体・微分方程式・ギブズエネルギー・化学ポテンシャル・平衡定数
実際に問われた内容
- 演算子Aの縮退した固有値aに対応する固有関数Ψ₁,Ψ₂の線形結合が同じ固有値aの固有関数となることを証明する。
- 与えられたℓ=1の3つの球関数を使い、実関数で表示した3つの2p軌道の角度成分を極座標で求める。
- 得られた関数が2px、2py、2pz軌道のどの軌道に対応するかを根拠とともに示す。
- メタンの正四面体構造と各混成軌道のs軌道寄与25%の条件から、4つの混成軌道関数χ₁~χ₄の係数を決定する。
- 結合角がγ(90°<γ<109.5°)の時、xy平面上で対称に配置された2つの隣接炭素との結合方向と一致する混成軌道を求める。
生物の分野出題形式:論述・選択式・計算
繰り返し問われているテーマアクチンフィラメント・細胞移動・コラーゲン・脳部位X・有効数字・クラミドモナス・らせん構造・コラーゲン遺伝子・飛沫感染・エアロゾル感染
実際に問われた内容
- 微小管の球状構成単位の名称を記入
- 3種類の細胞骨格タンパク質を直径の大きい順に並べる
- 中間径フィラメントを構成する3つのタンパク質を選択肢から選ぶ
- 細胞移動時に先導端でアクチンフィラメントが示す動的な作用を60字以内で記述
- アクチン安定化薬剤を塗布した深い熱傷の治癒予測と理由を50字以内で記述
時事・社会のテーマ出題形式:小論文
繰り返し問われているテーマ医薬品開発・児童虐待・脳科学・トラウマ治療・社会問題対策・生物学的要因・心理学的要因・革新的技術・研究姿勢・課題解決
実際に問われた内容
- 医療現場で治療結果基準の正しい判断が不可能である理由と、その場合に大切なことを1000字以内で論述する。
- mRNaワクチン開発の過程から、新しい医薬品開発において重要な要素を考察する。既成概念への疑問、課題を機会と捉える視点、地道な研究継続などが想定される。
- 研究者たちがmRNAの分解を「金の卵」とみなした理由を400字以内で述べる。
- 資料を踏まえ、全く新しい医薬品開発において大切なことについて自分の考えを800字以内で述べる。
- 児童虐待が脳構造に与える永続的ダメージについての文章を踏まえ、今後の児童虐待問題への取り組み方について自分の考えを述べる論述問題。
外国語学部
3年次2026年度入試
- 募集人員
- 10名
- 出願期間
- 2025年10月8日 ~ 2025年10月15日
- 試験日
- 2025年11月15日
- 合格発表
- 2025年12月19日
- 選抜方法
- 外国語(志願する専攻言語の試験を課す) 口述試験
外国語学部で過去に出題された内容
募集要項の科目ごとに、過去に問われた分野を並べました。「◯◯の分野」は出題された内容の呼び名で、科目名ではありません。著作権の観点から、設問そのものは掲載していません。年度により出題は変わります。
筆記試験募集要項での科目
小論文の分野出題形式:小論文
繰り返し問われているテーマ世界情勢・時事問題・論述表現・自己認識・経験反省・人生設計・学問の価値・文学・言語学・社会貢献
実際に問われた内容
- この一年で失ったもの・得たものを振り返り、その経験が今後の人生にもたらす影響を論述する。1500~2000字。
- 2000年代以降に世界で起こった出来事ひとつを選び、その内容と選定理由を説明する。1200~1500字。
- 文学や言語学が直接的な社会の役に立たないという批判に対し、自らの見解を論述する。1500~2000字。
その他語学の分野出題形式:英文和訳
繰り返し問われているテーマ日韓翻訳・韓日翻訳・随筆・形容詞・言語表現・尹健次・現代思想・民族と階級・大木信夫・朝鮮海峡
実際に問われた内容
- 박혜경의随筆「形容詞」の一節を韓国語から日本語へ翻訳する。
- 尹健次「ソウルで考えたこと」の一節を日本語から韓国語へ翻訳する。
- 大木信夫「朝鮮海峡」の一節を日本語から韓国語へ翻訳する。
基礎工学部
3年次2027年度入試
- 募集人員
- 8名
- 出願期間
- 2026年5月28日 ~ 2026年6月3日
- 試験日
- 2026年7月4日/2026年7月5日
- 合格発表
- 2026年7月9日
- 選抜方法
- 【1日目 筆記試験】 ・数学 ・物理(システム科学科機械科学コースはなし) ・専門科目(システム科学科機械科学コースのみ) 【2日目 口頭試問】 詳細は募集要項を参照
基礎工学部で過去に出題された内容
募集要項の科目ごとに、過去に問われた分野を並べました。「◯◯の分野」は出題された内容の呼び名で、科目名ではありません。著作権の観点から、設問そのものは掲載していません。年度により出題は変わります。
専門分野の筆記試験募集要項での科目
物理の分野出題形式:計算・論述
繰り返し問われているテーマ慣性モーメント・運動方程式・回転運動・電磁誘導・ローレンツ力・微分方程式・初期条件・電場・積分・起電力
実際に問われた内容
- 半径Rの円盤について、回転軸周りの慣性モーメントを求め、重心の並進と回転についての運動方程式を導く。
- 円盤と糸の間にすべりが生じないという条件から、糸の張力Tを求める。
- 糸がない場合の自由落下加速度と比較して、円盤の落下加速度が何倍かを求める。
- 手を離してから円盤が1回転(2π rad)するまでの時間を求める。
- 導線②を等速度で移動させたときのループの電流I(t)と抵抗Rで消費されるエネルギーを求める。
英語募集要項での科目
英語の分野出題形式:計算・論述・その他
繰り返し問われているテーマ微分方程式・順序回路・断熱変化・アセンブラ・確率・磁束密度・運動方程式・深さ優先探索・漸化式・指数関数
実際に問われた内容
- 本文で「一見して怠けている動物」として挙げられている2つの具体例を英語で答える。
- ペンギンのひなを用いた実験で、Chappell氏が驚いた結果について日本語で述べる。
- 細胞の需要が高いほど酸素が必要という下線部(c)の意味を日本語で表す。
- ペンギンのひなの給食時における代謝率の増加について、何がどれくらい増えるのかを日本語で具体的に説明する。
- 人間の安静時代謝率を表す「its resting rate」の具体的な内容を日本語で説明する。
数学募集要項での科目
数学の分野出題形式:計算・論述
繰り返し問われているテーマ固有値・確率・条件付き確率・固有ベクトル・組合せ・対角化・特性方程式・微分方程式・初期条件・偏導関数
実際に問われた内容
- α=3/4のとき、Aが相手に1ポイントも与えずに勝利する確率を求める問題。
- Bが3ポイント未満のうちにAが4ポイント先取する確率をαで表す問題。
- Aが最終的なゲームの勝者となる確率をαで表す問題。
- 集合 I の定義のもとで、∫_I log(1+√x) dx を計算する。
- 集合 D の定義のもとで、二重積分 ∬_D dxdy を計算する。
経済学部
3年次2026年度入試
- 募集人員
- 10名
- 出願期間
- 2025年10月6日 ~ 2025年10月10日
- 試験日
- 2025年11月27日
- 合格発表
- 2025年12月8日
- 選抜方法
- 口頭試問
経済学部で過去に出題された内容
募集要項の科目ごとに、過去に問われた分野を並べました。「◯◯の分野」は出題された内容の呼び名で、科目名ではありません。著作権の観点から、設問そのものは掲載していません。年度により出題は変わります。
筆記試験募集要項での科目
経済学の分野出題形式:計算・論述・用語説明
繰り返し問われているテーマ期待値・利子率・正規分布・確率密度関数・指数分布・分散・確率変数・財政政策・効用関数・効用最大化
実際に問われた内容
- 国内総生産の計算式に入る適当な語句を答える
- 経常収支と資本移転収支の合計が等しい項目を答える
- 経常収支が表す外国資産の変化を答える
- 技術進歩率と人口成長率の合計が示す指標を答える
- 名目GDPを実質GDPで割った値を答える
工学部
3年次2026年度入試
- 募集人員
- 12名
- 出願期間
- 2025年6月9日 ~ 2025年6月13日
- 試験日
- 2025年8月16日
- 合格発表
- 2025年8月22日
- 選抜方法
- 1日目:英語(外部スコア),数学,学科別専門基礎科目 2日目:面接試験(専門分野の適性等)
工学部で過去に出題された内容
募集要項の科目ごとに、過去に問われた分野を並べました。「◯◯の分野」は出題された内容の呼び名で、科目名ではありません。著作権の観点から、設問そのものは掲載していません。年度により出題は変わります。
数学募集要項での科目
数学の分野出題形式:計算・論述
繰り返し問われているテーマ微分方程式・複素積分・固有値・条件付き確率・固有ベクトル・初期条件・留数定理・複素関数・確率・複素数
実際に問われた内容
- 行列Aの固有値λ₁, λ₂を求める。λ₁ > λ₂の条件あり。
- λ₁とλ₂に対応する固有ベクトルをそれぞれ1つずつ示す。
- 対角化行列P内の空白(ア、イ)を埋め、逆行列P⁻¹を求める。
- n→∞のときのAⁿの極限を求める。
- 媒介変数表示で与えられた閉曲線Cの全長を求める。
筆記試験募集要項での科目
物理の分野出題形式:計算・論述・その他
繰り返し問われているテーマ熱量・比熱・エネルギー保存・弾性衝突・温度変化・たわみ・片持ちはり・等分布荷重・射影運動・力のつり合い
実際に問われた内容
- 斜面上をx軸方向に初速v₀で運動する質点1が、摩擦を受けて速度がゼロになる時刻T₁と到達距離L₁を求める。
- 斜面から投射角αで初速w₀で発射された質点2が、初めて斜面に到達する時刻T₂と到達距離L₂を求める。
- 質点1が斜面を上っている間に質点2が斜面に到達して衝突する条件から、速度比γ=w₀/v₀を求め、tanαの条件式を導出する。
- N組連結されたバネシステムの合成バネ定数Ka(=F/Xa)をk, Nで表す。
- 各バネの伸びxi を、F, Ka, M, N のうち必要なものを用いて表す。
人間科学部
3年次2027年度入試
- 募集人員
- 10名
- 出願期間
- 2026年7月14日 ~ 2026年7月16日
- 試験日
- 2026年11月4日
- 合格発表
- 2026年11月11日
- 選抜方法
- 小論文,専門基礎科目,口述試験 小論文:人間科学の諸分野の学習・研究に必要な適性と能力を判定 専門基礎科目:人間科学の基礎的知識に関する試験 ※出願の際に届け出たもの以外で受験することはできない。
人間科学部で過去に出題された内容
募集要項の科目ごとに、過去に問われた分野を並べました。「◯◯の分野」は出題された内容の呼び名で、科目名ではありません。著作権の観点から、設問そのものは掲載していません。年度により出題は変わります。
論文・小論文募集要項での科目
社会学の分野出題形式:用語説明・論述・小論文
繰り返し問われているテーマ人類学・哲学・社会学・教育・社会福祉学・生成AI・フィールドワーク・文化相対主義・現象学・論理的思考
実際に問われた内容
- 生成AIの登場が教育・仕事・芸術・日常生活における言語使用と知識のあり方に与える影響について、哲学・人類学・社会学・福祉学のいずれかの観点から論じる。
- 言語ゲーム(Sprachspiel, language-game)の概念を説明する。
- 反証可能性(falsifiability)の概念を説明する。
- 参与観察(participant observation)の概念を説明する。
- 文化相対主義(cultural relativism)の概念を説明する。
心理学の分野出題形式:用語説明・小論文
繰り返し問われているテーマ行動学・心理学・認知心理学・社会心理学・集団行動・統計学・仮説検定
実際に問われた内容
- 人間科学部のアドミッションポリシーに基づき、従来の文系・理系の枠にとらわれず学際的領域へ視野を広げ、行動学科目で学ぶことの意義を論理的に説明する。
- 行動学科目に共通する基礎的な用語に対する知識を問い、それを適切に記述する能力を確認する。
- ヒト以外の動物を対象とした行動学的研究の知見が、受験生の将来研究分野とどのように関連するか説明する論述問題。
- メタ認知(metacognition)の概念を説明する用語説明問題。
- 心の理論(theory of mind)の概念を説明する用語説明問題。
時事・社会のテーマ出題形式:小論文・論述・資料読解
繰り返し問われているテーマ人間科学・人種問題・学際的アプローチ・社会問題・認知バイアス・フェイクニュース・本文読解・身体論・志望学科目・尊厳
実際に問われた内容
- 下線部「人間の認知バイアスの特徴」について本文に即し200字以内で説明する。
- フェイクニュース拡散問題への具体的方策について400字以内で自分の考えを述べる。
- 問題文は省略されており、問い自体の詳細は本資料に含まれていない。
- 下線部「人間の認知バイアスの特徴」について本文の内容に即して200字以内で説明する。
- フェイクニュース拡散の問題に対する具体的方策について自分の考えを400字以内で述べる。
教育学の分野出題形式:論述・小論文・用語説明
繰り返し問われているテーマ自殺予防・生徒指導・学校組織・心理学的分析・教育的対応・教育政策・学校教育改革・時事問題分析・政策の影響評価・児童生徒自殺
実際に問われた内容
- 生徒指導提要に取り上げられている自殺について、その原因・心理・予防策を論理的に説明する問題。
- 近年の学校教育の時事問題・教育政策動向とその背景を理解し、学校教育への影響を論理的に思考する問題。
- 児童生徒の自殺増加について、原因・心理を述べた上で、学校における自殺予防の取り組みを論述する。
- 2025年に導入される「主務教諭」という新たな職の導入理由と、学校組織にもたらしうる影響について論述する。
- 5つの用語から2つを選び、それぞれ160字以内で説明する。
その他の分野出題形式:論述・用語説明
繰り返し問われているテーマ論理的理解・事象の本質把握・論理的表現・共生学・専門用語
実際に問われた内容
- 文章を論理的に理解し的確に把握すること、および事象の本質を捉え自分の考えを論理的に表現できるか評価する問題。
- 共生学に関連する用語について説明できるか評価する問題。
文学部
3年次2026年度入試
- 募集人員
- 若干名
- 出願期間
- 2026年1月13日 ~ 2026年1月15日
- 試験日
- 2026年3月2日
- 合格発表
- 2026年3月6日
- 選抜方法
- 第一外国語,第二外国語,専門 専修によって選択する外国語に制限あり。詳細は要項参照。
法学部
3年次2027年度入試
- 募集人員
- 10名
- 出願期間
- 2026年8月25日 ~ 2026年8月28日
- 試験日
- 2026年10月24日
- 合格発表
- 2026年12月18日
- 選抜方法
- 英語,小論文(社会科学に関する問題についての論述)
法学部で過去に出題された内容
募集要項の科目ごとに、過去に問われた分野を並べました。「◯◯の分野」は出題された内容の呼び名で、科目名ではありません。著作権の観点から、設問そのものは掲載していません。年度により出題は変わります。
英語(当日の筆記試験)募集要項での科目
英語の分野出題形式:英文和訳
繰り返し問われているテーマ司法アクセス・法曹職・職業倫理・公共サービス・職業的規範・商業的行為・少年裁判所・刑事司法改革・司法専門化・手続的権利
実際に問われた内容
- 弁護士職業の矛盾した性質について。弁護士は営利活動であると同時に公共サービスの責務を負う職業であり、その二面性と社会的評価の乖離について述べた英文の全訳。
- 19世紀後半の少年裁判所設立から20世紀のプロビデンスの銃器法廷設立まで、司法制度の専門化と改革の歴史について述べた英文の全訳。
- Richard Susskind著『Tomorrow's Lawyers』からの抜粋で、市民の法律知識不足と法律相談費用負担の問題、裁判所の課題についての下線部
- Susskind著『Tomorrow's Lawyers』から、より良い司法アクセスが包含すべき三つの要素(紛争抑制、紛争回避、法的健全性促進)についての下線部
- 人権保護が反多数派主義的に見える理由、裁判官が人権を擁護する権限の正当性、社会による制度の選択、権利主張と民主的意思決定の関係について論じた英文を全訳する問題。
論文・小論文募集要項での科目
法学の分野出題形式:小論文・論述
繰り返し問われているテーマ少年法・実名報道・刑事裁判・量刑・自由・公共性・民主主義・法的思考・先例・陪審制度
実際に問われた内容
- グローバル化に伴う経済的相互依存と政治的関係を踏まえ、東アジアの国際秩序のあり方を論じる。
- 近代法における専門的職業と結びついた名誉について、近代以前と対比し200字程度で説明する。
- 専門家を法で規律する方法と法以外の規範で規律する方法の特徴・長所短所を論じる。
- 日本の経済モデルがどう変化しているか筆者の考えを具体例を用いて説明する
- 日本型モデルの変化・改革の進展度合いについて課題文に言及しつつ自説を論拠とともに論じる
時事・社会のテーマ出題形式:小論文
繰り返し問われているテーマ知的財産権・資料読解・新ミドルクラス・格差社会・デモクラシー・政治学・議論の整理・自己の見解・権利の定義・知的財産政策
実際に問われた内容
- 社会保障給付費が国民所得に占める比率の推移と、その理由を筆者の主張に基づきまとめる。
- アメリカ型・ヨーロッパ型社会の特徴を整理し、日本が目指すべき社会像について意見を論じる。
- 戦時期日本における健康保険拡張の過程(船員保険、職員健保、家族給付、国保強制化)を論じた文章。
- 「旧ミドルクラス」の仕事が代替可能になる中、「新ミドルクラス」の仕事とは何か具体例を挙げて論じる。
- 新ミドルクラスの仕事に対応できる若者への「理想の教育」について、筆者の視点を想像し具体例を挙げて論じる。
※掲載しているのは各学部の直近の募集要項の内容です(表内に年度を記載)。年度によって日程・科目・募集人員が変わることがあるため、出願前に必ず大学公式の募集要項でご確認ください。
自分が出願できるかを先に確かめる
編入試験は、学部ごとに「誰が出願できるか」が決まっています。ここを外すと対策そのものが無駄になるため、志望学部を決める前に確認してください。募集要項に記載されている出願資格を種類ごとに整理しました。
| 出願できる人 | 対象の学部 |
|---|---|
| 学士(大学卒業) | 医学部(2年次)/外国語学部(3年次)/経済学部(3年次)/人間科学部(3年次)/文学部(3年次)/法学部(3年次) |
| 高等専門学校卒業(見込み) | 外国語学部(3年次)/基礎工学部(3年次)/経済学部(3年次)/工学部(3年次)/人間科学部(3年次)/法学部(3年次) |
| 外国の学校の課程を修了 | 医学部(2年次)/経済学部(3年次)/人間科学部(3年次)/法学部(3年次) |
| 英語外部試験のスコア提出 | 医学部(2年次)/基礎工学部(3年次)/経済学部(3年次)/工学部(3年次) |
| 短期大学卒業(見込み) | 外国語学部(3年次)/経済学部(3年次)/人間科学部(3年次)/法学部(3年次) |
| 大学に2年以上在学 | 外国語学部(3年次)/経済学部(3年次)/人間科学部(3年次)/法学部(3年次) |
※修得単位数や在学期間などの細かい条件が付くことがあります。最終的な可否は大学公式の募集要項でご確認ください。
大阪大学の編入試験で課される科目
同じ大学でも、学部によって課される科目は違います。とくに英語は、出願時にTOEICなどのスコアを出せばよい学部と、試験当日に英語の筆記がある学部で対策がまったく変わります。自分の志望学部で何が必要になるかを先に確定させてから、参考書と学習計画を決めてください。
英語(当日の筆記試験)
課される学部:工学部/法学部
専門分野の筆記試験
課される学部:基礎工学部
数学
課される学部:基礎工学部/工学部
論文・小論文
課される学部:医学部/人間科学部/法学部
英語(外部試験のスコアを提出)
課される学部:医学部
面接・口頭試問
課される学部:医学部/外国語学部/基礎工学部/経済学部/工学部/人間科学部
試験がいつ行われるか
出願は試験の1〜2か月前に締め切られます。逆算して、いつまでに何を仕上げるかを決めるための目安にしてください。
| 試験月 | 学部 |
|---|---|
| 3月 | 文学部 |
| 7月 | 医学部/基礎工学部 |
| 8月 | 工学部 |
| 10月 | 法学部 |
| 11月 | 外国語学部/経済学部/人間科学部 |
大阪大学の編入対策をどう進めるか
出願資格を確認して受けられる学部を絞る
大阪大学は学部ごとに出願資格の区分が定められており、短大・高専・大学2年次修了・学士・外国の大学卒業など、認められる区分が学部によって異なります。まずは自分の所属・学歴がどの学部の出願資格に該当するかを、出願資格の一覧で確認してください。学部によっては複数の区分が併記されている場合もあるので、思い込みで対象外と判断せず必ず一覧を確認しましょう。対象となる学部が分かれば、次のステップで科目を確認します。
志望学部の科目を確定して学習計画を立てる
大阪大学の編入試験は学部によって課される科目が大きく異なります。英語を外部試験のスコアで評価する学部、当日の筆記試験で評価する学部、面接・口頭試問が中心で科目一覧に英語の記載がない学部など、対応が分かれています。志望する学部の科目を一覧で正確に確認し、そこに書かれている科目だけを対策の対象としてください。記載のない科目を独自に追加して準備するのは非効率なので避けましょう。
試験月から逆算していつ何を仕上げるか
試験月は学部によって異なります。志望学部の試験月を試験月の表で確認し、そこから逆算して、外部試験のスコアが必要な場合は受験・提出のタイミングを、筆記試験がある場合は基礎固めの時期を、それぞれ計画に落とし込んでください。特に外部試験のスコア提出が必要な学部を志望する場合は、スコアの取得や証明書の準備に時間がかかることを踏まえて早めに動き出すことが大切です。試験前の直前期には、面接・口頭試問がある学部が多いため、その対策時間も確保しておきましょう。
学内で複数学部を併願するときの考え方
大阪大学の編入試験は、学部間で試験日が重ならない設定になっています。そのため日程だけを見れば複数学部を受験すること自体は可能ですが、学部ごとに出願資格や科目が異なるため、それぞれの学部に対応した準備が必要です。併願を考える場合は、まず各学部の出願資格を満たしているかを確認したうえで、科目の重なりや準備にかかる負担を踏まえて現実的に対応できる範囲を見極めてください。無理に併願先を増やすより、対策の質を優先する方が安全です。
大阪大学と同じ系統で編入できる大学を探す
編入試験は併願のしかたで結果が変わります。大阪大学が第一志望でも、同じ系統でどの大学が編入を実施しているかを一度見ておくと、試験日の重なりや科目の相性から現実的な併願先を組めます。
よくある質問
大阪大学の編入試験は何年次に編入できますか
医学部は2年次編入、それ以外の学部は3年次編入となっています。学部によって編入年次が異なるので、志望学部の年次を確認してください。
出願できる資格は学部によって違いますか
はい、学部ごとに異なります。学士のみを対象とする学部もあれば、短大・高専・大学2年次修了・外国の大学卒業など複数の区分を認めている学部もあります。
英語の試験がある学部とない学部の違いは何ですか
医学部は外部試験のスコア提出、工学部と法学部は当日の筆記試験として英語が課されます。それ以外の学部は科目一覧に英語の記載はありません。
学内で複数の学部を併願することはできますか
学部間で試験日が重ならない設定になっているため、日程上は複数学部の受験が可能です。ただし出願資格や科目は学部ごとに異なるため、併願する場合は各学部の要件を個別に確認する必要があります。
募集人員はどの学部も同じですか
いいえ、学部によって異なります。文学部は若干名となっているなど学部ごとに設定が異なるため、詳しい人数は募集人員の一覧でご確認ください。
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