広島大学理学部の編入試験対策|難易度・出題傾向・合格ロードマップ
結論:広島大学理学部の編入試験はこんな試験
広島大学理学部の第3年次編入学試験は、数学科・物理学科・化学科の3学科で実施されており、学科ごとに試験形式がまったく異なります。数学科は微積分・線形代数・集合と論理の筆記試験、物理学科・化学科は専門分野の口頭試問と面接が中心です。もっとも重要なのは、2027年度(2027年4月入学)から募集人員が10名から6名に減り、生物科学科・地球惑星システム学科は編入学試験の募集対象から外れたという変更です。大学が公表する実施状況によると、直近5年の理学部全体の実質倍率(受験者数÷合格者数)は2.7〜3.9倍で推移し、学科によって難易度の傾向にも差があります。今日から始めるべきことは、まず自分が出願できる学科(数学科・物理学科・化学科のいずれか)を確認し、志望学科の試験形式に合わせて対策を組み立てることです。この記事では、大学が公表する最新要項・実施状況データと、合格者の体験談をもとに、対策の全体像を解説します。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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試験概要(最新要項データ)
2027年度2027年度(2027年4月入学・令和9年度)の募集要項にもとづくデータです。この節は毎年の要項公表に合わせて更新されます(更新日: 2026-08-05)。
広島大学理学部の第3年次編入学試験は、2026年度(令和8年度)まで数学科・物理学科・化学科・生物科学科・地球惑星システム学科の5学科・定員合計10名で実施されていました。しかし2027年度(令和9年度)からは数学科・物理学科・化学科の3学科・定員合計6名(大学の予告資料では各学科2名の内訳)に変更され、生物科学科・地球惑星システム学科は編入学試験の募集対象から外れています。前年度までの情報のまま準備を進めないよう注意してください(出典: 広島大学理学部「令和9年度広島大学理学部第3年次編入学学生募集要項」2026年4月公表)。
| 出願期間 | 2026年8月17日 午前0時〜8月24日 午後5時(インターネット出願・入学検定料の支払)。郵送が必要な出願書類も同期間内必着 |
|---|---|
| 試験日 | 2026年10月3日 |
| 合格発表 | 2026年10月30日 正午(予定)。UCARO(ウカロ)を通じて合格通知書(PDF)を交付。キャンパスでの掲示・電話での問い合わせには対応していません |
| 入学届の提出期限 | 2026年12月4日 |
| 編入学年次 | 第3年次(2027年4月1日付) |
| 学科 | 試験内容 | TOEIC提出 | 必要単位(大学に2年以上在学して出願する場合) |
|---|---|---|---|
| 数学科 | 筆記試験(微積分・線形代数・集合と論理、位相空間論は除く)9:00〜12:00+面接14:00〜 | 不要 | 64単位以上 |
| 物理学科 | 口頭試問(物理・数学)+面接(物理・数学・英語の基礎知識等)9:00〜、口頭試問と面接は同時実施 | 必須(過去2年以内) | 70単位以上(物理学に関する実験等2単位以上を含む) |
| 化学科 | 口頭試問(化学)+面接(化学・英語の基礎知識等)9:00〜、口頭試問と面接は同時実施 | 必須(過去2年以内) | 70単位以上(物理学・化学・生物学・地学に関する実験6単位以上を含む) |
出願資格は、短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)者、修業年限2年以上かつ総授業時間数1,700時間以上の専修学校専門課程の修了者、大学を卒業した者、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構から学位を授与された者、大学に2年以上在学して各学科の指定単位数を修得した者など多岐にわたります。TOEIC® L&Rのスコア証明書は、物理学科・化学科の志願者のみ提出が必要です(IPテストを含む過去2年以内の受験分が有効)。
出願資格・提出書類・選抜方法の詳細は、必ず広島大学が公表する最新の募集要項(大学公式サイトで「広島大学 理学部 編入学 募集要項」と検索)で確認してください。本記事は学習計画づくりのための参考情報です。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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出願手続きの実務(チェックリスト)
広島大学理学部の出願はインターネット出願サイト「UCARO(ウカロ)」への会員登録が必須で、会員登録自体は出願期間より前から可能です。要項データをもとに「いつまでに何を用意するか」を整理すると次のようになります。
- 出願1年以上前: 志望学科を数学科・物理学科・化学科のいずれかに決め、各学科が指定する単位数(64〜70単位)を出身校のシラバスと突き合わせて確認する。
- 物理学科・化学科志望者は6か月〜1年前から: TOEIC® L&Rの受験計画を立てる。スコアは入学試験実施日(2026年10月3日)から過去2年以内の受験分に限られます。
- 出願2〜3か月前: UCAROに会員登録し、成績証明書・卒業(見込み)証明書・在学期間証明書・単位数等確認書(様式1〜4)など、発行に時間がかかる書類の準備を始める。
- 出願期間(2026年8月17日〜8月24日): インターネットで志望情報・個人情報の入力と写真のアップロード、入学検定料の支払を行い、郵送が必要な書類は簡易書留・速達で同期間内必着で送付する。
- 2026年9月4日正午(予定): UCAROで受験番号を確認し、受験票・受験案内を印刷する。
- 試験当日(2026年10月3日): 試験開始20分前までに試験室へ入室。数学科は筆記試験→面接、物理学科・化学科は口頭試問と面接が同時進行という時間割の違いを事前に把握しておく。
必要書類の正式な様式・部数は年度ごとに変わる可能性があります。必ず広島大学が公表する最新の募集要項で確認してください。
学科の選び方
広島大学理学部の編入学試験は学科単位で出願するため、この節は「自分はどの学科に出願するか」を決める材料として読んでください。3学科(数学科・物理学科・化学科)は試験形式もTOEICの要否もまったく異なります。
数学科:唯一の筆記試験
数学科は3学科の中で唯一、答案を書く筆記試験(微積分・線形代数・集合と論理)で選抜されます。TOEICの提出は不要です。大学公表の実施状況では、直近5年間で毎年3〜4名が合格しており、実質倍率は2.3〜4.3倍で推移しています。答案の得点を100点満点として面接・学業成績の段階評価を加味する形で合否が判定されるため、筆記でしっかり得点することが合格の中心になります。
物理学科:口頭試問+TOEIC必須
物理学科は物理・数学に関する口頭試問と、物理・数学・英語の基礎知識を問う面接が同時に行われます。TOEIC® L&Rスコアの提出が必須で、口頭試問・面接・学業成績・TOEICスコアを総合して合否を判定します。大学公表データでは、2022年度は志願者3名に対し合格者0名という年もありましたが、2023年度以降は毎年2〜3名が合格しています。
化学科:口頭試問+年度による振れ幅
化学科も物理学科と同様、口頭試問(化学)と面接(化学・英語の基礎知識)+TOEICスコアで判定されます。大学公表データでは、実質倍率が1.0倍(2025年度)から3.0倍(2026年度)まで年度による振れ幅が大きい一方、直近5年間毎年2〜4名の合格者が出ています。
生物科学科・地球惑星システム学科は2027年度から募集停止
この2学科は2027年度の編入学試験の募集対象に含まれていません。前節のとおり、生物科学科は大学公表データで直近5年間・受験者31名に対して合格者0名、地球惑星システム学科もほぼ志願者がいない状況が続いており、今回の変更で編入学試験そのものが実施されなくなりました。生物系を志望していた場合は、広島大学生物生産学部の編入学試験や、他大学の同系統学科もあわせて検討し、最新の募集要項で募集の有無を確認することをおすすめします。
難易度・倍率(大学公表データ)
広島大学は「編入学等実施状況」として、学部・学科別の志願者数・受験者数・合格者数・入学者数を公表しています。理学部全体(数学科・物理学科・化学科・生物科学科・地球惑星システム学科の合計)の直近5年間の実施状況は次のとおりです(出典: 広島大学「編入学等実施状況」令和4〜8年度、大学公式サイト公表PDF。実質倍率は 受験者数÷合格者数 で編入総研編集部が計算。年度は入学年度)。
| 年度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年度 | 31名 | 27名 | 8名 | 7名 | 3.4倍 |
| 2023年度 | 34名 | 24名 | 9名 | 8名 | 2.7倍 |
| 2024年度 | 44名 | 31名 | 8名 | 7名 | 3.9倍 |
| 2025年度 | 42名 | 30名 | 10名 | 8名 | 3.0倍 |
| 2026年度 | 49名 | 29名 | 9名 | 7名 | 3.2倍 |
理学部合計だけでなく、学科別に見ると難易度の傾向はさらにはっきりします(出典は上記と同じ。2027年度から募集を継続する数学科・物理学科・化学科のみ掲載)。
| 年度 | 数学科(受験/合格/倍率) | 物理学科(受験/合格/倍率) | 化学科(受験/合格/倍率) |
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 11/4/2.8倍 | 2/0/― | 5/4/1.3倍 |
| 2023年度 | 7/3/2.3倍 | 5/2/2.5倍 | 6/4/1.5倍 |
| 2024年度 | 13/3/4.3倍 | 7/3/2.3倍 | 5/2/2.5倍 |
| 2025年度 | 13/4/3.3倍 | 7/3/2.3倍 | 3/3/1.0倍 |
| 2026年度 | 11/3/3.7倍 | 5/3/1.7倍 | 9/3/3.0倍 |
上の横棒グラフは2026年度(直近の実施年度)の実質倍率を学科間で比較したものです。年度によって順位が入れ替わるため、1年分だけで学科の難易度を判断せず、上の5年表もあわせて確認してください。
生物科学科・地球惑星システム学科の直近5年間の状況もあわせて示します(2027年度からはいずれも募集停止)。
| 年度 | 生物科学科(受験/合格) | 地球惑星システム学科(受験/合格) |
|---|---|---|
| 2022年度 | 9/0 | 0/0 |
| 2023年度 | 6/0 | 0/0 |
| 2024年度 | 6/0 | 0/0 |
| 2025年度 | 7/0 | 0/0 |
| 2026年度 | 3/0 | 1/0 |
生物科学科は5年間で合計31名が受験しましたが、公表データ上は合格者0名で推移しており、地球惑星システム学科もほとんど受験者がいない状況でした。2027年度からの募集停止は、こうした実施状況を踏まえた変更だと考えられます。
なお、2025年度に物理学科へ合格したうなぎさん(オンライン編入学院の体験談より)が記憶していた「受験者数7名・倍率2.3倍」は、大学が公表する2025年度物理学科の実施状況(受験者7名・合格者3名、7÷3=2.3倍)と完全に一致しています。
出題傾向と対策の考え方
広島大学理学部は学科によって試験形式そのものが異なるため、頻出分野の統計的な分析よりも「学科ごとに何が問われるか」を正しく把握することが重要です。著作権の観点から過去問の設問そのものは記載していませんが、大学が公表している選抜方法と、合格者の体験談から分かる対策の方向性を紹介します。
数学科:微積分・線形代数の基礎を固める
数学科の筆記試験は、微積分・線形代数・集合と論理(位相空間論を除く)から、基礎学力と概念・論理的思考の習熟度を問う出題です。大学は直近2年分の過去問題と解答例を理学部公式サイトで公開しており、志望者は自分で出題の雰囲気を確認できます。オンライン編入学院が取材した物理学科合格者も、対策の入り口として高専のテキストで線形代数・微積分の基礎を復習しており、まず教科書レベルの計算を確実にできるようにすることが土台になります。
物理学科:力学・電磁気学と口頭での説明力
物理学科の口頭試問は物理・数学に関する基礎学力と科学的思考力を問うもので、面接では英語の基礎知識も試問されます。2025年度合格のうなぎさんは、力学(「考える力学」「演習しよう力学」)→電磁気学(「長岡電磁気学」「長岡電磁気学演習」)の順に教科書と演習書を繰り返し解き、基礎から積み上げる形で対策しました。口頭試問は「間違えた問題を指摘され、自分で訂正していく」形式で、試験官からヒントが出ることもあったと振り返っています。答えを丸暗記するのではなく、なぜその式が成り立つのかを自分の言葉で説明できるように準備することが有効です。
化学科:標準的なテキストで基礎を網羅
化学科の口頭試問は化学に関する基礎学力と科学的思考力を問う内容です。物理学科と同様に大学から過去問は配布されていないため、有機化学を中心とした標準的なテキストで出題範囲を体系的に押さえておくことが対策の中心になります(下の参考書カードを参照してください)。
合格ロードマップ(時期別)
オンライン編入学院が取材した2025年度合格・うなぎさん(物理学科)の学習記録(対策開始から受験まで約1年4か月)をもとに、試験日(近年は9月上旬〜10月上旬)から逆算した標準スケジュールを示します。
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開始期(1年以上前)
まず基礎数学の教科書を読み進め、忘れている公式を紙にまとめ直すところから始めます。うなぎさんはこの時期、高専のテキストで線形代数→微積分の順に復習し、1日3〜5時間の学習でした。志望校を伝えた時期は「試験の1年以上前」で、周囲の反応はさまざまだったと振り返っています。
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中期(6か月〜1年前)
物理学科・化学科志望者はTOEIC対策を並行させます。うなぎさんは「でる1000」「金フレ」「公式問題集」でTOEIC対策を行い、2023年11月にTOEIC L&R 625点を本番提出として確保しました。並行して力学・電磁気学の教科書を読み進め、1日3〜6時間の学習でした。
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直前期(3か月前〜)
演習書の反復と過去問演習が中心になります。物理学科・化学科は大学から過去問が配布されないため、うなぎさんは他大学の編入試験問題も含めて3年分×3校分をインターネットで入手し、3周ほど解きました。最初は30点程度しか取れず苦しんだと振り返っていますが、間違えた問題を演習書の類題で補いながら、1日8時間の学習に切り替えています。
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試験当日
合格者の体験談によると、9時集合、名前を呼ばれて1時間の筆記(学科により内容は異なります)、その後回答用紙を見ながら面接と口頭試問が行われ、12時前には終了する流れでした。口頭試問は試験官が3人で、間違えた問題を指摘されてその場で訂正していく形式だったといいます。「口頭試問と案内されていても実際には筆記もある」学科があるため、要項の記載内容だけで油断しないことが大切です。
合格後に知っておきたいこと
うなぎさんの場合、編入後に認定された単位は62単位でした。単位認定について「時間割を早めに入手し、取りたい授業と被っていて取りたくない授業を免除してもらうように頼んだ。」と振り返っています。入学前に不安だった点として「編入先の授業についていけるか」「単位認定不足による留年リスク」を挙げており、入学後の単位認定は出身校での修得状況によって個別に審査されるため、成績証明書やシラバスは早めに準備しておくと安心です。なお、体験談によると受験にかかった費用(教材費・出願関連費・当日の交通費等の合計)はおよそ10万円だったとのことです。
おすすめ参考書(化学科志望者向け)
データパックで確認できた参考書は化学分野の書籍が中心だったため、ここでは化学科志望者向けにおすすめを紹介します(数学科・物理学科向けの参考書データは今回確認できませんでした)。各カードをタップすると詳しいレビュー記事に移動できます。
数学科・物理学科志望者は、まず出身校で使っている微積分・線形代数・力学・電磁気学の教科書を1冊ずつ仕上げることを優先し、余力があれば演習書を追加するのが合格者の実例に沿った進め方です。
合格者の声
うなぎさん(2025年度合格・物理学科、高等専門学校から編入)
高等専門学校 電気工学科から、対策開始(2023年5月)から約1年4か月で広島大学理学部物理学科に合格。高専の物理の授業がおもしろかったことと、幼少期から宇宙が好きだったことが編入を志した理由で、中性子星という天体に関心を持ったことが広島大学を選んだ決め手になったといいます。
「先生や先輩にはかなり反対されたので、何度も面談を重ねて説得した。他は応援してくれた。特に両親には現在もとても応援してもらっている。」
— うなぎさん(2025年度合格)の体験談より
「1番しんどかったのは過去問でボロボロの点数しか取れなかったとき。項垂れててもどうしようも無いので、とりあえず演習書開いて解けない問題を少しでも減らそうと思って頑張った。」
— うなぎさん(2025年度合格)の体験談より
「やりたい事だけ考えて、周りの言うことは気にしなくて良いからやるだけやってみる!」
— うなぎさん(2025年度合格)が編入前の自分に向けたメッセージより
よくある質問
広島大学理学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?
広島大学が公表している「編入学等実施状況」によると、理学部全体の実質倍率(受験者数÷合格者数)は2022年度から2026年度の5年間で2.7倍〜3.9倍で推移しています。学科別では化学科が1.0〜3.0倍と年度による振れ幅が大きく、数学科は2.3〜4.3倍、物理学科は1.7〜2.5倍でした。一方、生物科学科は5年間で受験者31名に対し合格者0名、地球惑星システム学科もほぼ受験者がいない状況が公表データから確認できます。
2027年度から募集人員が変わったと聞きました。本当ですか?
本当です。広島大学理学部が公表している「令和9年度広島大学理学部第3年次編入学学生募集要項」によると、2027年度(2027年4月入学)の第3年次編入学試験は数学科・物理学科・化学科の3学科のみで実施され、募集人員は合計6名(大学の予告資料では数学科2名・物理学科2名・化学科2名の内訳)です。前年度まで実施されていた生物科学科・地球惑星システム学科は、編入学試験の募集対象から外れています。前年までの「定員10名・5学科」という情報のまま準備を進めないよう注意してください。
生物科学科・地球惑星システム学科を志望していた場合はどうすればいいですか?
2027年度(令和9年度)の広島大学理学部第3年次編入学試験は、生物科学科・地球惑星システム学科を募集対象に含んでいません。この2学科は公表データ上も編入学試験での合格実績が乏しく(生物科学科は直近5年間で合格者0名)、今回の変更で編入学試験そのものが実施されなくなりました。志望を変更する場合は、他大学の同系統の学科や、広島大学の他学部の編入学試験も含めて、最新の募集要項で確認することをおすすめします。
TOEICのスコアは全学科で必要ですか?
いいえ。2027年度要項では、TOEIC® L&Rのスコア証明書提出が必須なのは物理学科・化学科の志願者のみです。数学科の志願者にはTOEICスコアの提出義務がありません。物理学科・化学科では、入学試験実施日から過去2年以内に受験したスコア(IPテストを含む)が有効です。
対策はいつから始めるべきですか?
オンライン編入学院が取材した合格者の実例では、対策開始から本番の試験まで約1年4か月でした(2023年5月に対策開始、2024年9月に受験)。試験は近年9月上旬〜10月上旬に実施されており(2026年度は2025年9月2日、2027年度は2026年10月3日)、逆算すると大学1年生のうちに対策を始めるのが目安になります。特に物理学科・化学科を志望する場合はTOEICスコアの確保にも時間がかかるため、早めの着手が安心です。
過去問は入手できますか?
数学科は、筆記試験の過去問題(直近2年分)と解答例を広島大学理学部の公式サイトで公開しています。一方、物理学科・化学科は口頭試問が中心のため、大学から過去問は配布されていません。オンライン編入学院の受講生は、コーチを通じて対策情報の提供を受けられます。
出願資格や必要な修得単位は?
短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)者、専修学校専門課程の修了者、大学を卒業した者、大学に2年以上在学した者などが出願できます。大学に2年以上在学して出願する場合、2027年度要項では数学科64単位以上、物理学科70単位(実験等2単位以上を含む)以上、化学科70単位(実験6単位以上を含む)以上の修得が必要です。詳細な条件は必ず大学公式の最新の募集要項で確認してください。
面接・口頭試問ではどんなことを聞かれますか?
大学が公表している選抜方法によると、数学科の面接では志望理由や数学への勉学意欲、基礎知識・思考力を問う質問が行われます。物理学科・化学科の口頭試問では専門分野の基礎学力と科学的思考力をみる問題が課され、面接では専門分野・英語の基礎知識や学習意欲が問われます。合格者の体験談では、筆記の解答用紙を見ながら間違えた箇所を指摘され、その場で訂正していく形式の口頭試問だったと述べられています。
まとめ
広島大学理学部の編入試験は、2027年度から数学科・物理学科・化学科の3学科・定員合計6名に再編され、生物科学科・地球惑星システム学科は募集停止となった、大きな転換点にある試験です。数学科は筆記試験、物理学科・化学科は口頭試問とTOEICという、学科ごとにまったく異なる選抜方法を正確に把握することが対策の出発点になります。大学公表データからは、化学科は年度による振れ幅が大きく、数学科・物理学科は比較的安定した推移であることが読み取れます。まずは自分が出願する学科を決め、単位要件とTOEICの要否を確認したうえで、志望学科に合わせた対策を今日から始めてください。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析に、合格者の声はオンライン編入学院に寄せられた合格体験談にもとづいています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月5日







