筑波大学の理系編入|学群・学類別の募集・科目・倍率
筑波大学の理系で編入学試験を実施しているのは、生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群の13学類です。要項は学群ごとに分かれておらず、この13学類が1冊の「学群編入学学生募集要項」にまとまっています。出願期間も試験日も13学類で共通で、2027年度(2027年4月入学)は2026年7月11日(土)・12日(日)に実施されました。
2027年度の日程はすでに終了しています。合格発表は2026年7月23日、入学手続は7月30日で締め切られました。いま準備を始める方が狙うのは2028年度(2028年4月入学)で、要項は例年4月中旬に公表されています(2027年度版は2026年4月13日公表)。
そして、この試験でいちばん早く動かなければならないのは勉強ではありません。生命環境学群・理工学群と情報科学類・情報メディア創成学類の11学類は、TOEICまたはTOEFLを受験していること自体が出願資格です。2027年度は「令和6年6月以降に受験している者」と条件が付いており、出願のおよそ2年前からスコアが有効期間に入る設計でした。英語の当日試験はなく、提出したスコアが換算されて外国語の得点になります。この記事では、13学類のうちどこが自分に合うのかを、募集人員・試験科目・公式の入試結果から判断できるように並べます。
中旬試験日(全学類共通)
TOEFL11学類は出願資格
この記事で分かること
- 理系で編入を実施している13学類と、その募集人員
- 英語の扱いが学類によって3通りに分かれること
- 学類ごとの試験科目・試験時間と、面接がない学類・筆記がない学類
- 公式の入試結果3年分から見える、学類ごとの通りやすさの差
- 医学群で編入を募集しているのが医学類だけになっていること
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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どの学群・学類が募集しているか
2027年度の募集要項に載っている募集人員は次のとおりです。学類ごとに人数の桁が違います。
| 生命環境学群 | 生物学類 若干名/生物資源学類 10名/地球学類 若干名 |
|---|---|
| 理工学群 | 数学類 若干名/物理学類 若干名/化学類 若干名/応用理工学類 10名/工学システム学類 5名/社会工学類 若干名 |
| 情報学群 | 情報科学類 14名/情報メディア創成学類 14名/知識情報・図書館学類 10名 |
| 医学群 | 医学類 5名 |
出典: 筑波大学「令和9年度(2027年度)学群編入学学生募集要項」(2026年4月17日更新)。募集人員は年度によって変わります。実際に出願する年度の要項で必ず確認してください。
募集人員が二桁で示されているのは、生物資源学類・応用理工学類・情報科学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類の5学類です。残りは「若干名」か5名で、枠がそもそも小さい。志望校を絞る段階で、この差は知っておいたほうがいい情報です。
医学群で編入を募集しているのは医学類だけになっています。看護学類・医療科学類は、令和7年度(2025年4月入学)の要項までは同じ冊子に掲載されていましたが、令和8年度・令和9年度の要項には掲載されていません。大学が公表している入学試験実施結果でも、令和8年度の看護学類・医療科学類は「―」(実施なし)です。筑波大学医学群の公式サイトの学群編入学の欄にも、医学類しか載っていません。
医療系で編入先を探している方は、看護学部・医療系学部の編入|実施大学一覧・難易度ランキングで他大学の実施状況とあわせて検討してください。
なお、理系以外では社会・国際学群社会学類が編入を実施していますが、これは別冊の要項で、試験も11月です。この記事が扱う7月の13学類とは日程も出願期間も別物になります。大学全体の編入の見取り図は筑波大学編入|学部別の試験科目・日程と対策にまとめています。
英語の扱いが3通りに分かれる
筑波大学の理系編入で、いちばん誤解されやすいのがここです。「英語の試験がない」という説明も「TOEICが必須」という説明も、どちらもある学類には当てはまり、別の学類には当てはまりません。
| ①スコアが出願資格 (11学類) | 生命環境学群3学類・理工学群6学類・情報科学類・情報メディア創成学類。出願資格の条文が「次のいずれかに該当し、令和6年6月以降にTOEIC又はTOEFLを受験している者」という形で、受験していること自体が資格です。当日の英語の筆記はなく、提出したスコアを換算して外国語の得点にします |
|---|---|
| ②英語の要件なし (知識情報・図書館学類) | 出願資格に英語スコアの条文がありません。学力検査そのものがなく、30分程度の面接・口述試験だけで判定されます |
| ③当日の学力試験で出題 (医学類) | スコア票は「TOEFL iBT・TOEIC・IELTSのいずれかを受験している者は写しを提出」——受験していない人に提出義務はありません。英語は当日の学力試験(1)で数学と一緒に120分出題されます |
①に当てはまる11学類では、提出できるのはTOEIC Listening & ReadingかTOEFL iBT(Home Editionを含む)だけです。要項は次を明記しています。
- TOEIC Bridge、TOEIC Speaking & Writing、団体特別受験制度(IPテスト)は不可
- TOEFL ITP(団体向けプログラム)は不可、MyBestスコアは活用しない
- スコア票は原本のみ(コピー不可)、顔写真付きのもの
- 提出書類は返却されず、虚偽があれば出願を取り消す
2027年度から、TOEICの提出物の書き方が変わりました。令和8年度(2026年度)の要項は「公式認定証(紙)又はデジタル公式認定証(PDF)の印刷物」でしたが、令和9年度(2027年度)は「デジタル公式認定証(PDF)の印刷物」だけになっています。スコア票の受け取り方法を選ぶ段階で確認しておくところです。
TOEFLで大学直送(Institution DIコード C238)を使う場合は、直送手続きに加えて、印刷したTest Taker Score Reportを他の書類と一緒に郵送するという二段構えが求められます。出願期間内に大学側でスコアが確認できないと書類不備になります。
スコアの有効期間は「令和6年6月以降に受験したもの」と年月で切られていました。2027年度の出願は2026年6月ですから、出願のちょうど2年前が起点だったことになります。次年度以降の起点は要項が出るまで分かりませんが、受験する年の2年前には1回受けておくという設計にしておけば、締切に間に合わないという事故は避けられます。スコアの目安の考え方は筑波大学編入に必要なTOEICスコアは?で扱っています。
学類別の試験科目と時間
2027年度の学力検査は次のとおりでした。専門科目1科目だけの学類が大半で、時間は90分から150分まで幅があります。
| 生物学類 | 生物学 90分+個別面接。13学類でもっとも試験時間が短い設定です |
|---|---|
| 生物資源学類 | 総合問題 120分+個別面接。要項の備考に「生物資源に関する生物学、化学、物理学、数学等の学力を問う」とあり、1科目に見えて範囲は広くとられています |
| 地球学類 | 地球学 120分+個別面接 |
| 数学類 | 数学 120分+個別面接 |
| 物理学類 | 物理学 120分+個別面接 |
| 化学類 | 化学 120分+個別面接 |
| 応用理工学類 | 150分+個別面接。数学(微分・積分、線形代数、微分方程式、複素関数)に加え、物理学(力学、電磁気学)2題と化学(物理化学、有機化学)2題の計4題から2題を選択 |
| 工学システム学類 | 150分+個別面接。数学(線形代数、微分・積分、微分方程式、複素関数)と物理学(力学、電磁気学) |
| 社会工学類 | 数学(線形代数、微分・積分、確率・統計)120分+個別面接。理工学群のなかで唯一、物理も化学もありません |
| 情報科学類 情報メディア創成学類 | 120分。数学(微分・積分、線形代数)2題と情報基礎(プログラミングの基礎)2題。面接はありません(要項に「情報学群情報科学類及び情報メディア創成学類は学力検査のみ」と明記) |
| 知識情報・図書館学類 | 学力検査なし。30分程度の面接・口述試験のみ。最初の10分程度で学習内容・志望動機・学習計画を自分で説明し、その後に質疑応答。パソコンを使ったプレゼンテーションや資料配布ができます |
| 医学類 | 学力試験(1)英語・数学 120分/(2)化学・生物学 120分/適性試験(1)筆記 60分/(2)面接。いずれも大学1〜2年で学習する程度の範囲と要項に書かれています |
出典: 同要項の「7 試験日程・学力検査等」および医学類「8 試験日程・学力試験等」。表の内容は要項の該当ページを画像で照合しています。
試験の重さがいちばん違うのは、面接の有無です。情報科学類と情報メディア創成学類は120分の筆記1本で、そこにTOEIC・TOEFLの換算点が加わります。逆に知識情報・図書館学類は筆記がなく、30分の面接・口述試験と提出書類(志望の動機800字と学習計画書)だけで決まります。同じ情報学群でも、準備する中身がまったく別物です。
もう1つ、出願の時点で確定してしまうものがあります。要項は「出願後の志望学群・学類の変更及び事前選択科目の変更は認めません」としています。応用理工学類のように選択のある学類では、どの科目で受けるかを出願の段階で決めておくことになります。学類ごとの中身は筑波大学理工学群の編入試験、筑波大学情報学群の編入試験対策、筑波大学生命環境学群の編入試験対策で個別に扱っています。
公式の入試結果から読み取れること
筑波大学は、学群編入学試験の募集人員・志願者数・合格者数・入学者数を「入学試験実施結果」として毎年公表しています。受験者数の列はありませんので、出せる数字は志願者数を分母にした倍率だけです。直近3年分をまとめます。
| 学類 | 3年合計の志願者/合格者(2024・2025・2026年度入学) |
|---|---|
| 生物学類 | 79名/15名 |
| 生物資源学類 | 74名/31名 |
| 地球学類 | 17名/2名(2026年度は志願3名・合格0名) |
| 数学類 | 24名/5名 |
| 物理学類 | 49名/5名 |
| 化学類 | 60名/6名 |
| 応用理工学類 | 150名/38名 |
| 工学システム学類 | 170名/20名 |
| 社会工学類 | 55名/7名 |
| 情報科学類 | 340名/56名 |
| 情報メディア創成学類 | 150名/50名 |
| 知識情報・図書館学類 | 109名/38名 |
| 医学類 | 330名/20名 |
| 13学類の合計 | 1,607名/293名(志願者数÷合格者数で約5.5倍) |
出典: 筑波大学「令和6年度/令和7年度/令和8年度 入学試験実施結果」の「学群編入学試験」。表題の年度は入学年度で、入学者数の列まで埋まっています。一般選抜や私費外国人留学生入試とは別の表です。数値はPDFの当該ページを画像で照合しています。
3年分をならして、志願者数を合格者数で割った値を並べると次のようになります。
3年分(2024・2025・2026年度入学)の志願者数の合計を、合格者数の合計で割った値です。受験者数は公表されていないため、分母は志願者数です。地球学類は3年間の合格者が2名で、うち1年は0名のため、この図には入れていません。
この図を難易度の順位表として読まないでください。募集人員が「若干名」の学類は、3年間の合格者が5名前後しかいません。1人の増減で数字が2倍近く動きます。実際、化学類は2025年度が21名志願・3名合格、2024年度は26名志願・1名合格でした。年によってまったく違う数字になります。
情報科学類と情報メディア創成学類の志願者数には注意が必要です。大学の注記に「志願者数については、単願者及び併願第1志望者の合計である」とあり、第2志望として出願した人は含まれていません。2026年度入学の場合、情報科学類の第2志望者が37名、情報メディア創成学類の第2志望者が104名います。実際に答案を採点された人数は、表の志願者数より多いということです。
読み取れるのは、枠の大きい学類ほど数字が落ち着くという傾向のほうです。募集10名以上の生物資源学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類は3年とも2〜3倍台に収まっています。一方、若干名の学類では合格者0名の年(地球学類・2026年度)も出ます。枠が小さいということは、水準に届かなければ合格を出さないということです。
学内で併願できるのはどの組み合わせか
13学類は同じ日程で一斉に実施されるため、原則として1学類しか受けられません。出願後の志望学群・学類の変更も認められていません。ただし要項は、次の2つだけを例外として認めています。
| 情報科学類 × 情報メディア創成学類 | 1回分の検定料(30,000円)で併願できます。志願票で第一志望の学類を選び、それぞれの学類で成績を評価したうえで、志望を勘案して合格者が決まります。試験は「併願」用の時間帯に受けます |
|---|---|
| 情報科学類または 情報メディア創成学類 × 知識情報・図書館学類 | 重複出願(受験)が可能です。ただし出願書類は別に取りそろえて別封筒で送り、検定料も出願ごとに30,000円ずつ払い込みます。知識情報・図書館学類の集合時間は受験票の送付時に個別に通知されます |
この2つ以外の組み合わせはできません。生命環境学群と理工学群、理工学群のなかの2学類、といった併願は成立しません。情報学群を志望する人だけが、学内で2つ以上の入り口を持てるという構造です。検定料1回で2学類を評価してもらえる情報科学類・情報メディア創成学類の併願は、条件として恵まれています。
他大学との併願を考えるなら、7月中旬という日程が判断材料になります。理学系・工学系・情報学系で編入を実施している大学の一覧は、理学部編入|実施大学一覧・難易度ランキング、工学部編入|実施大学一覧・難易度ランキング、情報学部編入|実施大学一覧・難易度ランキングで確認できます。
出願までの実務
2027年度の日程を例に、実際の手順を並べます。出願の3週間前に締め切られる手続きが1つあります。
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出願の約2年前まで
TOEICまたはTOEFLを受験しておく。2027年度は「令和6年6月以降に受験している者」が出願資格でした。IPテスト・TOEIC Bridge・TOEIC S&W・TOEFL ITPは使えません。スコア票は原本を提出し、返却されません。
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2026年5月11日
受験上の合理的配慮の申請締切(必着)。障害等で配慮が必要な場合は、入試情報サイトの申請フォームから申し込み、診断書または障害者手帳の写しを提出します。出願期間より3週間以上早い締切です。
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2026年5月22日〜6月5日
検定料30,000円の払込期間。コンビニまたはクレジットカード決済で払い込み、「検定料収納証明書」を編入学志願票の所定欄に貼り付けます。出願しなかった場合と二重払込の場合を除き、返還されません。
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2026年6月1日〜5日
出願(必着・持参不可)。角形2号の封筒に一括して入れ、簡易書留・速達で郵送します。書類が1つでも欠けると受理されません。生命環境学群の3学類は自筆の「志望の動機」800字以内が必要で、知識情報・図書館学類はこれに加えて学習計画書を作成します。返信用封筒(長形3号・410円分の切手)も自分で用意します。
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2026年6月11日
受験票の発送。6月17日までに届かなければ問い合わせることになっています。届かないまま放置しない、というのが要項の指示です。
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2026年7月11日〜12日
試験当日。9時30分までに試験場へ入ります。あらゆる種類の計算機は使用禁止、下敷きも不可、英文字や地図の入った衣服も不可です。昼食は各自持参、時計は計時機能だけのものに限られます。指定された試験を1つでも受けないと欠席扱いで選考の対象外になります。
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2026年7月23日〜30日
合格発表(7月23日10時)と入学手続(7月24日〜30日必着)。期間内に手続を完了しないと入学辞退の扱いになります。入学料は282,000円、授業料は年額535,800円です。
試験場は学類によって別々です。数学類・物理学類・化学類が第一試験場、生物学類・生物資源学類・地球学類が第二試験場、応用理工学類・工学システム学類・社会工学類が第三試験場、情報学群の3学類が春日試験場、医学類が医学試験場です。
入学手続の終了後に欠員が出た場合、追加合格が行われる学類があります。2027年度の対象は生物資源学類・応用理工学類・工学システム学類・情報科学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類・医学類で、本人の電話番号に直接電話がかかってきます。志願票の電話番号は正確に書いておくところです。
編入する年次は学類で違う
| 生命環境学群 理工学群 情報科学類・情報メディア創成学類 | 第3年次が原則。ただし「既に履修した授業科目、修得した単位数及び大学における在学年数によっては、第2年次として入学を許可することがあります」と要項に書かれています。生物資源学類と地球学類はアドミッション・ポリシーにも同じ趣旨が明記されています |
|---|---|
| 知識情報・図書館学類 | 第3年次と言い切っています |
| 医学類 | 第2年次。第2年次春学期(4月)に編入学生として迎えると募集の目的に明記されています |
第2年次になれば、卒業までの期間も学費の総額も1年分変わります。「原則3年次」と書かれている学類では、これが出願前に確定しません。医学類を志望する場合は、はじめから第2年次編入で6年かけて医師養成課程を修了する前提になります。年次による違いは2年次編入とは?3年次との違い・必要単位・試験科目で整理しています。
出願資格そのものは13学類でほぼ共通です。大学・短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)者、大学に2年以上在学し62単位以上修得した(見込みの)者、高等学校等の専攻科修了(見込み)者、専修学校の専門課程(修業年限2年以上)修了(見込み)者、外国の大学・短期大学の卒業(見込み)者などが並びます。62単位という数字がかかるのは「大学に2年以上在学」で出願する区分だけで、高専卒業や短大卒業で出願する人にこの条件はありません。医学類だけは医学部医学科の卒業者・在学者を除くという条件が加わり、短期大学卒業の区分がありません。
合格までの進め方
7月中旬の試験から逆算すると、山は英語スコアと専門科目1本の2つです。
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試験の1年以上前
受ける学類を1つに決め、TOEICまたはTOEFLを受ける。13学類は同日実施で、併願できるのは情報学群の中だけです。学類が決まらないと専門科目も決まりません。英語は出願資格そのものなので、ここを空けたまま先に進めません。
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試験の6〜10か月前
専門科目を教科書レベルで一巡します。理工学群の応用理工学類・工学システム学類なら微分積分・線形代数・微分方程式・複素関数と力学・電磁気学、社会工学類なら線形代数・微分積分・確率統計、情報学群の2学類なら微分積分・線形代数とプログラミングの基礎です。要項に分野名が書かれている学類は、それがそのまま範囲です。
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試験の4〜6か月前
大学が公開している問題と解答例に当たります。筑波大学は入試情報サイトで、編入学試験を含む試験問題・標準的な解答例・出題意図を3年分公開しています。志望学類の問題がどの程度の分量で、どんな聞き方をされるのかを、自分の目で確かめられます。著作権の観点から、この記事に過去問の設問そのものは記載していません。
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試験の2〜3か月前
時間を計って解く練習に切り替えます。90分(生物学類)・120分・150分(応用理工学類・工学システム学類)と学類で違うので、自分の学類の時間で通しの演習をします。計算機が使えないので、手計算で最後まで出し切る訓練が要ります。
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試験の1〜2か月前
書類と面接の準備に入ります。生命環境学群の3学類は志望の動機800字、知識情報・図書館学類は学習計画書。生物学類は「生物学を本学で学びたい理由、自身の人生設計にとって生物学を学ぶことの意義、入学後に取り組みたいこと」に必ず触れて書くことと要項が指定しています。面接は書類の内容から掘られるので、書いたことを説明できる状態にしておきます。
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試験後(翌年5〜6月)
不合格でも成績が開示されます。合格者には総合点、不合格者には総合点と3段階のランク区分、学力検査等の得点が、本人の請求により郵送で開示されます。2027年度分の開示期間は2027年5月1日〜6月30日でした。再挑戦するなら、どこで足りなかったかを数字で確認できます。
合格した先輩がどう進めたのかは、理工学群 編入の合格体験記(高専から工学システム学類へ)、情報学群 編入の合格体験記(数学を武器に合格)、生命環境学群 編入の合格体験記(TOEICを先に終わらせて合格)で読めます。
よくある質問
筑波大学の理系で編入を実施しているのはどの学類ですか?
2027年度(2027年4月入学)の学群編入学学生募集要項に掲載されているのは、生命環境学群の生物学類・生物資源学類・地球学類、理工学群の数学類・物理学類・化学類・応用理工学類・工学システム学類・社会工学類、情報学群の情報科学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類、医学群の医学類の13学類です。この13学類は1冊の要項にまとまっており、出願期間も試験日も共通です。理系以外では社会・国際学群社会学類が編入を実施していますが、要項も試験時期も別になっています。
試験はいつ実施されますか?2028年度はいつですか?
2027年度(2027年4月入学)は、出願が2026年6月1日から5日必着、試験が2026年7月11日(土)・12日(日)、合格発表が7月23日、入学手続が7月24日から30日でした。この日程はすでに終了しています。2028年度(2028年4月入学)の日程は本記事の更新時点で公表されていません。2027年度の要項は2026年4月13日に公表されており、例年4月中旬に出ています。必ず筑波大学入試情報サイトで最新の要項を確認してください。
TOEICやTOEFLのスコアは必須ですか?
学類によって3通りに分かれます。生命環境学群の3学類、理工学群の6学類、情報学群の情報科学類・情報メディア創成学類の合計11学類では、出願資格の条文が「次のいずれかに該当し、令和6年6月以降にTOEIC又はTOEFLを受験している者」となっており、受験していること自体が出願資格です。当日の英語筆記はなく、提出したスコアを換算して外国語の得点にします。知識情報・図書館学類には英語スコアの要件がありません。医学類はスコア票の提出が受験している人だけの任意で、英語は当日の学力試験で数学と一緒に出題されます。
学類を2つ受けることはできますか?
原則としてできません。13学類は同じ日程で実施され、出願後の志望学群・学類の変更も認められていません。例外は2つで、情報科学類と情報メディア創成学類は1回分の検定料30,000円で併願でき、志願票で第一志望を選ぶ形になります。もう1つは、情報科学類または情報メディア創成学類と、知識情報・図書館学類との重複出願です。この場合は出願書類を別に取りそろえて別封筒で送り、検定料も出願ごとに30,000円ずつ払い込みます。それ以外の組み合わせで学内併願をすることはできません。
倍率はどのくらいですか?
筑波大学は入学試験実施結果として、学類ごとの募集人員・志願者数・合格者数・入学者数を公表しています。受験者数の列はないため、志願者数を分母にした数字だけが出せます。理系13学類の3年合計(2024・2025・2026年度入学)は志願者1,607名・合格者293名で、約5.5倍です。学類別では医学類が16.5倍ともっとも高く、生物資源学類・知識情報・図書館学類・情報メディア創成学類は3倍前後です。ただし募集人員が若干名の学類は3年間の合格者が5名前後しかなく、1人の増減で数字が大きく動くため、難易度の順位表として読むことはできません。
医学群の看護学類・医療科学類は編入できますか?
令和8年度(2026年4月入学)以降、学群編入学学生募集要項に看護学類・医療科学類は掲載されていません。令和7年度(2025年4月入学)の要項までは医学類と同じ冊子に掲載されていましたが、令和8年度・令和9年度の要項からは外れています。大学が公表する入学試験実施結果でも、令和8年度の看護学類・医療科学類は「―」(実施なし)で、筑波大学医学群の公式サイトの学群編入学の欄にも医学類しか掲載されていません。志望する場合は、必ず大学公式サイトで最新の公表状況を確認してください。
過去問は手に入りますか?
筑波大学は入試情報サイトで、編入学試験の試験問題と標準的な解答例または出題意図を3年分公開しています。生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群それぞれの学類分が学類名ごとに掲載されており、志望学類の分量や問い方を自分の目で確かめられます。試験終了後(例年4月以降)に公開され、報道機関や出版社にも提供されます。なお、著作権の観点から、本記事に過去問の設問そのものは記載していません。
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この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。募集人員・編入年次・出願資格・日程・試験科目・費用は筑波大学「令和9年度(2027年度)学群編入学学生募集要項」に、志願者数・合格者数は筑波大学「令和6年度/令和7年度/令和8年度 入学試験実施結果」の「学群編入学試験」にもとづいて記載しています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月10日

