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東京電機大学工学部第二部

東京電機大学工学部第二部の編入|小論文と面接だけ、社会人方式で入る

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-10​​​‌​​‌​​​​‌​​‌‌​‌​​‌​‌‌‌​‌‌​​​​

東京電機大学の編入には、いま一つだけ生きている入口があります。工学部第二部(夜間部)の「特別選抜(編入学/社会人方式)」です。

大学が全学部向けに用意している「特別選抜(編入学/一般方式)」は、2027年度入試を実施しません。大学の入試ページにその旨が明記されています。つまり2027年度に東京電機大学へ編入する道は、この社会人方式だけということになります。

そしてこの試験には、他の編入試験と大きく違う点が3つあります。

  • 試験科目は小論文と面接だけ。英語も数学も専門科目もありません
  • 年2回ある。11月の前期と、翌年3月の後期です
  • いま大学に在学中の人は出願できません。「見込み」での出願も認められていません

この記事で分かること

  • 一般方式が実施されず、社会人方式だけが残っていること
  • 試験が小論文60分・800字程度と、20分の個別面接だけであること
  • 在学中の大学生は出願できないこと、「見込み」が使えないこと
  • 社会人資格が「過去に勤務したことがある」でも満たせること
  • 授業料が履修した単位数に応じた従量制であること

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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結論:小論文と面接。年2回ある

項目内容
対象工学部第二部(夜間部)の電気電子工学科・機械工学科・情報通信工学科
編入年次2年次または3年次(希望を出願時に選び、最終判定は学部が行います)
募集人員各学科とも前期・後期ともに若干名
試験科目小論文(60分・800字程度)と個別面接(20分程度)だけ
試験日前期: 2026年11月7日(土)/後期: 2027年3月6日(土)
会場東京千住キャンパス1号館
集合時刻11:00(受付は10:30開始)

出典: 東京電機大学「2027(令和9)年度 特別選抜(社会人)/特別選抜(編入学/社会人方式)入学者選抜要項」。年度によって変わります。出願前に必ず最新の選抜要項を確認してください。

小論文は全学科共通の問題です。要項には「工学分野全般に関わる識見を問う内容とする(全学科共通問題)」と書かれています。

志望学科ごとの専門知識を問う試験ではないということです。電気電子工学科を受ける人も、機械工学科を受ける人も、同じ問題を解きます。

面接は1人20分程度で、5段階評価。「学科適性を問う内容を含む」とされています。学科ごとの適性はここで見られます。

先に確認:在学中の大学生は出願できない

ここでつまずく人がいます。出願資格の学歴要件には、「いずれも『見込み者』は出願不可」という注記が付いています。

学歴の条件(いずれか)注意点
大学を卒業した者外国の大学は事前審査が必要
省庁大学校を卒業し、学位授与機構から学士の学位を授与された者
短期大学を卒業した者外国の短大は事前審査が必要
高等専門学校を卒業した者
工業系の高等学校専攻科(修業年限2年以上)を修了した者志望学科と同系統の専門分野を修めた者が望ましい
専修学校の専門課程(2年以上・1,700時間=62単位以上)を修了した者志望学科と同系統の専門分野を修めた者が望ましい
4年制大学に1年以上在学した者(2年次希望)/2年以上在学した者(3年次希望)出願時点で在学中の者は除きます(東京電機大学を除く)

最後の区分の「在学中の者は除く」に注意してください。

  • いま大学に通いながら編入を目指す、という形はこの試験では取れません。大学を辞めているか、卒業していることが前提です
  • 卒業見込みでの出願もできません。3月に卒業予定の短大生・高専生は、その年の入試には出願できないことになります
  • 在学年数に休学期間は含まれません

この条件は、一般的な編入試験とは正反対です。多くの大学は「在学中で2年62単位」を主な受け皿にしています。東京電機大学の社会人方式は、いったん大学を離れた人・働いている人のための入口だと考えてください。

社会人資格は思ったより広い

学歴の条件に加えて、次のどちらかを満たす必要があります。

  • 企業等に勤務しており、入学後も引き続き勤務する予定の者
  • 過去に企業等に勤務したことがある者

「過去に勤務したことがある」でも条件を満たします。いま働いていることは必須ではありません。

さらに要項には「正規・非正規等の就業形態の違いは問わない(自営業・個人事業主・役員等も可とする)」と明記されています。

  • 雇用形態を理由に諦める必要はありません
  • ただし在職証明書(または退職証明書)の提出が必要です。社印等と、人事関係の証明書を発行できる権限を持つ人の記名・捺印が要ります
  • 「離職票」や「離職証明書」は受理されません。退職証明書を勤務先から取り寄せてください

証明書の手配には時間がかかります。出願期間は4日間しかないので、書類の準備は出願期間より前に始めてください。

日程:年2回、どちらでも受けられる

項目前期後期
出願期間2026年9月7日〜9月10日(当日消印有効)2027年1月29日〜2月1日(当日消印有効)
試験日2026年11月7日(土)2027年3月6日(土)
合格発表2026年11月16日 13時〜2027年3月15日 13時〜
入学手続金の納入期限2026年12月4日2027年3月23日

出願はインターネット出願サイトでの登録に加えて、入学検定料の納入と出願書類の郵送が必要です。郵送は郵便局の窓口から簡易書留・速達で送ります。出願期間の最終日は15時までに出願登録(支払い方法の確定)を終える必要があります。

年2回あることの意味は大きいです。

  • 前期(11月)で他大学の結果を見てから、後期(3月)に出すという組み立てができます
  • 前期で不合格でも、同じ年度内にもう一度受けられます
  • ただし特別選抜(社会人)との同時出願はできません。1年次から入る社会人選抜と、2・3年次に入る編入学の社会人方式は、どちらか一方です

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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3年次希望でも2年次合格になることがある

要項には次の趣旨が書かれています。

希望する編入学年次は出願時にあらかじめ選択するが、実際の編入学年次は学部が最終判定し、合格者に合格発表時に通知する。3年次編入学希望であっても、出身校での履修内容および試験結果等によって、2年次編入学での合格となる場合がある——

希望どおりの年次で入れるとは限りません。さらに注意事項には「合格した場合も、入学後の認定単位数によっては、残りの最短修業年限による在学年数で卒業できない場合があります」とあります。

3年次で入っても2年で卒業できるとは限らないということです。働きながら通う場合、この点は生活設計に直結します。認定される単位数の見込みは、出願前に大学へ確認しておくのが確実です。

学費:履修した単位数に応じて払う

工学部第二部の授業料は、基礎額と履修単位従量額の組み合わせです。

項目金額(2027年度・3年次編入の場合)
入学手続金298,480円(入学金130,000円+授業料前期基礎額148,050円+受託諸会費20,430円)
授業料(後期分の基礎額)148,050円
2年目以降の授業料(年額)基礎額296,100円+履修単位従量額(13,400円×履修単位数)

履修単位従量額は履修登録が確定した後に納入します(前期は5月下旬に振込用紙が送付され、納入期限は6月10日)。受託諸会費は年度ごとに必要です。金額は年度によって変わります。

「履修した単位数だけ払う」という仕組みは、働きながら学ぶ人にとって現実的な設計です。

  • 仕事が忙しい時期に履修を減らせば、その年の授業料は下がります
  • 逆に急いで単位を取ろうとすれば、そのぶん費用は上がります
  • 卒業までの年数と総額は、自分の履修ペースで決まります。「4年で卒業したらいくら」という単純な計算ができない点に注意してください

社会人課程(実践知重点課程)という選択肢

工学部第二部には「社会人課程(実践知重点課程)」という課程があります。働きながら学ぶ学生のために、学年にとらわれない履修制度を採用した課程です。

適用される事項内容
上級学年の科目履修できます(卒業研究に相当する科目と教職課程科目を除く)
研究室配属受入先の指導教員と合意があれば2年次から所属して研究活動が可能
進級条件成績による進級条件はありません
放送大学指定科目を単位互換制度で修得した場合、卒業所要単位に算入できます
必修科目電気電子工学科と情報通信工学科では、必修科目を選択科目として扱います

所属するには手続が必要です。入学時点では全員が「一般学生課程」の所属で、入学後のガイダンスで所属変更の案内があります。

所属の要件は次のいずれかです。

  • 入学時に企業等での勤務経験が3年以上の者
  • 勤務経験が1年以上3年未満で、入学後も引き続き勤務する予定の者
  • 過去の勤務経験が1年以上3年未満で、満25歳以上の者

要項では、ここでいう勤務経験は技術系企業での勤務経験を想定しており、技術系業務に直接・間接に携わった経験を含むとされています。高等学校の実習助手等も含まれます。

「必修科目が選択科目になる」「進級条件がない」という点は、働きながら通ううえで効いてきます。出願前に、自分がこの要件を満たすかを確認しておいてください。

対策の組み立て方

  1. 出願資格を最初に確かめる。在学中でないこと、勤務経験があることの2つです。ここが満たせなければ他の準備は意味を持ちません
  2. 証明書を早めに手配する。在職証明書または退職証明書は勤務先に依頼が必要です。出願期間は4日間しかありません
  3. 小論文を800字・60分で書けるようにする。工学分野全般についての識見が問われます。自分の仕事で扱ってきた技術と、社会の課題を結びつけて書けるようにしてください
  4. 面接20分の準備をする。5段階評価で、学科適性を問う内容が含まれます。なぜ働きながら学び直すのか、なぜこの学科かを自分の言葉で話せることが中心になります
  5. 認定単位の見込みを大学に確認する。3年次で入っても2年で卒業できるとは限りません。働きながらなら、なおさら先に把握してください

800字という分量は、編入の小論文では標準的です。テーマの型と組み立て方は編入試験の小論文|出るテーマの型と800字の組み立て方、面接で聞かれることは編入試験の面接でよく聞かれることにまとめています。

ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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まとめ

  • 東京電機大学の「特別選抜(編入学/一般方式)」は2027年度入試を実施しません。編入の入口は工学部第二部の社会人方式だけです
  • 対象は電気電子工学科・機械工学科・情報通信工学科。2年次または3年次編入で、前期・後期とも若干名です
  • 試験は小論文(60分・800字程度)と個別面接(20分程度)だけ。英語も数学も専門科目もありません
  • 小論文は全学科共通問題で、工学分野全般に関わる識見を問う内容です
  • いま大学に在学中の人は出願できません。「見込み」での出願も不可です
  • 社会人資格は「過去に勤務したことがある」でも満たせます。正規・非正規は問わず、自営業や役員も対象です
  • 年2回(11月と3月)実施されます
  • 授業料は基礎額+履修単位従量額(13,400円×履修単位数)です
  • 3年次希望でも2年次合格になることがあり、認定単位次第では最短年数で卒業できない場合があります

同じく夜間に通える編入としては東京理科大学理学部第二部の編入試験があります(こちらも筆記がありません)。工学系で編入を実施している大学の一覧は工学部編入|実施大学一覧・難易度ランキングをご覧ください。

よくある質問

東京電機大学工学部第二部の編入試験の科目を教えてください。

小論文と個別面接だけです。英語も数学も専門科目もありません。小論文は60分で800字程度、内容は「工学分野全般に関わる識見を問う」もので全学科共通問題です。電気電子工学科を受ける人も機械工学科を受ける人も同じ問題を解きます。個別面接は1人20分程度で5段階評価、学科適性を問う内容が含まれます。学科ごとの適性は面接で見られる設計です。試験日は前期が2026年11月7日、後期が2027年3月6日で、集合時刻は11時(受付は10時30分開始)、会場は東京千住キャンパス1号館です。

東京電機大学の他の学部には編入できますか?

2027年度はできません。全学部向けの「特別選抜(編入学/一般方式)」について、大学の入試ページに「2027年度入試は実施いたしません」と明記されています。したがって2027年度に東京電機大学へ編入する道は、工学部第二部(夜間部)の「特別選抜(編入学/社会人方式)」だけということになります。工学部・未来科学部・理工学部・システムデザイン工学部を志望していた場合も、この社会人方式の要件を満たすかどうかが出発点になります。実施の有無は年度ごとに変わるため、最新の入試ページで確認してください。

いま大学に在学中ですが出願できますか?

できません。出願資格の学歴要件には「いずれも『見込み者』は出願不可」という注記が付いており、4年制大学に1年以上(2年次希望)または2年以上(3年次希望)在学した者という区分にも「出願時点において在学中の者は除く」と明記されています。大学を辞めているか、卒業していることが前提です。卒業見込みでの出願も認められないため、3月に卒業予定の短大生・高専生はその年の入試には出願できません。なお在学年数に休学期間は含まれません。一般的な編入試験とは条件が正反対なので注意してください。

社会人資格の条件はどのくらい厳しいですか?

思ったより広いです。条件は「企業等に勤務しており入学後も引き続き勤務する予定の者」または「過去に企業等に勤務したことがある者」のいずれかで、いま働いていることは必須ではありません。さらに要項には「正規・非正規等の就業形態の違いは問わない(自営業・個人事業主・役員等も可とする)」と明記されています。ただし在職証明書または退職証明書の提出が必要で、社印等と人事関係の証明書を発行できる権限を持つ人の記名・捺印が要ります。「離職票」や「離職証明書」は受理されないので、退職証明書を勤務先から取り寄せてください。

試験は年に何回ありますか?

年2回あります。前期は出願が2026年9月7日から10日、試験日が11月7日、合格発表が11月16日。後期は出願が2027年1月29日から2月1日、試験日が3月6日、合格発表が3月15日です。前期で他大学の結果を見てから後期に出す、前期で不合格でも同じ年度内にもう一度受ける、といった組み立てができます。ただし1年次から入る「特別選抜(社会人)」と、2・3年次に入る「特別選抜(編入学/社会人方式)」を同時に出願することはできません。どちらか一方を選ぶことになります。

3年次編入を希望すれば3年次に入れますか?

確実ではありません。要項には、希望する編入学年次は出願時に選択するが実際の編入学年次は学部が最終判定し、3年次編入学希望であっても出身校での履修内容および試験結果等によって2年次編入学での合格となる場合がある、と書かれています。さらに注意事項には「合格した場合も、入学後の認定単位数によっては、残りの最短修業年限による在学年数で卒業できない場合があります」とあります。3年次で入っても2年で卒業できるとは限らないということです。働きながら通う場合は生活設計に直結するので、認定単位の見込みを出願前に大学へ確認してください。

学費はどのくらいかかりますか?

2027年度の3年次編入の場合、入学手続金が298,480円(入学金130,000円+授業料前期基礎額148,050円+受託諸会費20,430円)、授業料の後期分基礎額が148,050円です。2年目以降は年額で基礎額296,100円に履修単位従量額(13,400円×履修単位数)を加えた金額になります。履修した単位数に応じて授業料が変わる従量制なので、仕事が忙しい時期に履修を減らせばその年の負担は下がり、急いで単位を取れば費用は上がります。「4年で卒業したらいくら」という単純な計算ができない点に注意してください。

社会人課程(実践知重点課程)とは何ですか?

働きながら学ぶ学生のために、学年にとらわれない履修制度を採用した課程です。上級学年の科目を履修できる、指導教員と合意があれば2年次から研究室に所属できる、成績による進級条件がない、放送大学の指定科目を単位互換で卒業所要単位に算入できる、電気電子工学科と情報通信工学科では必修科目を選択科目として扱う、といった適用があります。所属するには入学後に手続が必要で、入学時点では全員が一般学生課程の所属です。要件は勤務経験3年以上、または1年以上3年未満で入学後も勤務予定、または過去の勤務経験1年以上3年未満で満25歳以上のいずれかです。

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験・出願に関する情報は、各大学が公表する募集要項・入試情報をもとに確認しています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026年8月18日

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