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共立女子大学文芸学部

共立女子大学文芸学部の編入試験対策|倍率・専修別の出題傾向・日程

2027年度(2027年4月入学)の出願期間
2026年9月7日〜2026年9月18日
出願前に必ず大学の最新の募集要項でご確認ください。

共立女子大学文芸学部の編入学試験は、7つの専修から1つを選んで出願し、専門科目100点面接100点の合計200点で選抜される3年次編入の試験です。大学が公表している一般編入学試験の結果では、文芸学部は2026年度が受験13名・合格6名(2.2倍)、2022年度からの5年通算では受験61名・合格47名(1.3倍)でした。年度によって1.0倍から2.2倍まで動くうえ、志願者が集中する専修と1桁にとどまる専修がはっきり分かれます。試験は毎年9月下旬で、出願はその約3週間前に締め切られます。対策で最初にやるべきことは「志望専修を決めて、その専修の専門科目に絞って準備を始めること」です。この記事では2027年度募集要項と大学公表の実施状況をもとに、専修ごとの出題内容・競争環境・出願実務までを整理します。

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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試験概要(2027年度・最新要項データ)

2027年度(2027年4月入学)

若干名募集人員
2026年9月27日試験日
2026年9月7日〜9月18日出願期間(必着)
試験区分一般編入学試験(3年次編入)。募集年次は3年次のみで、2年次編入の募集はありません。
募集単位文芸学部 文芸学科の7専修から1つを選択します。
言語・文学領域:日本語・日本文学専修/英語・英語圏文学専修/フランス語・フランス文学専修
芸術領域:劇芸術専修/美術史専修
文化領域:文化専修
メディア領域:文芸メディア専修
出願資格(主なもの)次のいずれかを満たす女子
(1) 短期大学・高等専門学校を卒業した者、または2027年3月に卒業見込みの者
(2) 大学に2年以上在学した者、または2027年3月に2年次を修了見込みの者
(3) 専修学校の専門課程(文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した者、または2027年3月に修了見込みの者
※外国の大学出身者は出願前に大学への問い合わせが必要とされています。
選考方法専修別の専門科目【100点】+面接【100点】の計200点
時間割集合9:40/専門科目10:00〜11:30(90分)/面接12:30〜
出願書類卒業(見込)証明書(大学在学中の場合は在学証明書または退学証明書)/成績証明書(本年度前期の成績が記載された学業成績証明書、および単位取得見込または単位履修見込証明書)/志望理由書(大学所定の用紙)。出願はWeb登録と書類郵送の併用です。
検定料35,000円
試験場神田一ツ橋キャンパス(東京都千代田区)
合格発表2026年10月2日
入学手続期限2026年10月9日
併願各学部とも併願不可(学内で出願できるのは1学部のみ)

2027年度編入学試験募集要項(共立女子大学)にもとづきます。更新日: 2026-09-06。日程・科目・出願資格は毎年変わる可能性があるため、出願前に必ず大学が公表する最新の募集要項を確認してください。

2027年度は文芸学部を含む4学部で実施

2027年度の編入学試験を実施するのは、家政学部(被服学科、食物栄養学科食物学専攻)・文芸学部・国際学部・建築・デザイン学部の4学部です。看護学部・ビジネス学部・児童学部は募集の対象になっていません。文芸学部は7専修すべてが募集対象で、専修単位で募集を止めている年度はありません。

ただし試験日は4学部すべて同じ2026年9月27日で、時間割もほぼ共通です。「文芸学部を受けるか、国際学部を受けるか」という判断は出願時点で確定させる必要があります。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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難易度と公表されている実施状況

共立女子大学は、入試結果のページで学部・専修別の編入学試験の結果を毎年公表しています。ここでは一般編入学試験(3年次編入)の文芸学部の数値を、専修構成が現在と同じになった2022年度以降の5年分でまとめました。倍率は受験者数÷合格者数で計算しています(志願者数ではなく、当日実際に受験した人数を分母にしています)。

文芸学部全体の推移

年度志願者受験者合格者倍率
2022年度1918141.3倍
2023年度9971.3倍
2024年度1010101.0倍
2025年度1111101.1倍
2026年度131362.2倍
5年通算6261471.3倍
2022 2023 2024 2025 2026 (年度) 19 9 10 11 13 14 7 10 10 6 志願者数 合格者数

読み取れることは3つあります。1つ目は、受験者数が年間10名前後の小さな試験だということ。募集人員が「若干名」であることと合わせて、数名の志願者の増減で倍率が大きく動く構造になっています。2つ目は、2024年度・2025年度は受験者のほぼ全員が合格していたこと。3つ目は、2026年度に合格者が6名まで絞られたことです。受験者は13名で前年から2名増えただけですが、合格者が10名から6名へ減り、倍率は1.1倍から2.2倍に上がりました。

つまり「毎年ほぼ通る試験」でも「毎年2倍を超える試験」でもありません。受験者が10名前後で推移する以上、その年に自分と同じ専修へ何人集まるかで難易度が変わると考えるのが実態に近く、準備の水準は倍率が上がった年でも通せるところに置いておくのが安全です。

専修別の志願者・合格者

次の表は、同じ一般編入学試験の結果を専修別に並べたものです。各欄は「志願者数/受験者数/合格者数」です。

専修202220232024202520265年合計
日本語・日本文学3/3/20/0/02/2/22/2/10/0/07/7/5
英語・英語圏文学1/1/12/2/23/3/34/4/42/2/212/12/12
フランス語・フランス文学0/0/00/0/00/0/00/0/01/1/11/1/1
劇芸術3/3/22/2/21/1/11/1/11/1/08/8/6
美術史1/0/01/1/11/1/10/0/00/0/03/2/2
文化1/1/10/0/02/2/22/2/21/1/16/6/6
文芸メディア10/10/84/4/21/1/12/2/28/8/225/25/15
文芸学部 計19/18/149/9/710/10/1011/11/1013/13/662/61/47

出典: 共立女子大学「◯◯年度 共立女子大学 入試結果」各年度版のうち「一般編入学試験(3年次編入)」の表。年度は入学年度で、たとえば2026年度は2025年9月実施・2026年4月入学を指します。列は大学の表ヘッダ(志願者数/受験者数/合格者数)をそのまま使っています。指定校制推薦編入学試験および共立女子短期大学からの推薦による編入学特別推薦入試は、この表には含めていません。

5年分を通して見ると、志願者の約4割が文芸メディア専修に集まっています。この専修は2022年度に10名、2026年度に8名と、志願が集中する年があるのが特徴で、その2年はいずれも合格率が下がりました(2022年度は10名中8名、2026年度は8名中2名)。逆に英語・英語圏文学専修は毎年1〜4名の出願にとどまり、5年間の受験者12名は全員が合格しています。

ただし、この差を「入りやすさの順位」として使うのはおすすめしません。専修ごとの募集人員は公表されておらず、母数が1桁の年がほとんどで、来年の競争環境をこの表から予測することはできないためです。使いどころは、「志願者が集まる年がある専修かどうか」を知り、集まった年でも通る準備をしておくという一点にあります。

合格者の多くは推薦ルート

同じ入試結果には、一般編入学試験のほかに「指定校制推薦編入学試験」と「編入学特別推薦入試(共立女子短期大学からの推薦)」の結果も載っています。文芸学部では後者の合格者が2022年度34名、2023年度22名、2024年度13名、2025年度10名、2026年度22名で、同じ年度の一般編入学試験の合格者数(14名・7名・10名・10名・6名)と同数かそれ以上で推移しています。

重要なのは、外部から一般編入学試験で入る枠と、共立女子短期大学からの推薦で入る枠は別のものだという点です。上の倍率は一般編入学試験だけを対象に計算しています。なお共立女子短期大学に在学している方は推薦のルートが使える可能性があるため、まず在籍校の窓口で確認してください。

7つの専修と専門科目の中身

文芸学部の専門科目は、選んだ専修によって内容がまったく違います。2027年度募集要項に書かれている出題内容は次のとおりです。

領域専修専門科目の内容(要項の記載)
言語・文学日本語・日本文学日本語・日本文学に関する基本的な問題
英語・英語圏文学中級程度の英文読解
フランス語・フランス文学フランス語、フランス文学・文化に関する基本的な問題
芸術劇芸術演劇・映画・放送に関する基本的な問題※
美術史美術史に関する基本的な問題※
文化文化文化に関する問題※
メディア文芸メディア文学・芸術とメディアの関わりに関する問題※

※印の4専修は「問題文の一部に英文が用いられる場合がある」と要項に注記されています。独立した英語の試験科目はありませんが、英語をまったく使わずに済むとは限らない、という意味です。

専修はいつまでに決めるか

専門科目の内容がこれだけ違う以上、専修を決めない限り勉強を始められません。出願時にはWeb出願で専修を選び、志望理由書にも志望専修を丸で囲んで記入します。試験当日は選んだ専修の問題だけを解くため、途中で乗り換えることもできません。

目安として、試験の3〜4か月前には専修を確定させ、そこからは1つの分野に絞って積み上げるのが現実的です。迷っている場合は、各専修の学びの紹介を読み比べ、「2年間の卒業論文までこのテーマで書けるか」で判断すると決めやすくなります。

専修別の出題形式

共立女子大学は公式サイトの「過去入試問題」ページで、編入学試験の問題を直近2年度分公開しています。文芸学部は専修ごとにファイルが分かれており、その年度に志願者がいなかった専修は掲載されません。ここでは公開されている問題から読み取れる形式と分量を整理します。著作権の観点から、設問そのものは記載していません(大学が公開しているファイルでも、課題文として使われた小説や評論は一部が伏せられています)。

日本語・日本文学専修

公開されている回では、科目名そのものが「古文読解に関する基本的な問題および日本文学史に関する記述問題」と記されており、大問は2題構成でした。前半は古文の読解で、活用形や格助詞の意味を選ぶ設問、語の解釈を書く設問、指定字数(15字以内・60字以内など)で内容を説明する設問、作品名と作者名を答える設問が並びます。後半は日本文学史で、上代から近代までの主要な作品・作者・文学潮流について、それぞれ簡潔に説明する記述問題でした。

対策としては、高校古典レベルの文法(活用・助動詞・助詞)を確実にしたうえで、平安期の随筆や物語を実際に読み慣れておくこと、そして文学史を「年表の暗記」ではなく200字前後で説明できる状態に持っていくことが軸になります。作品名を挙げて特徴を書かせる形式なので、代表作家と代表作をセットで押さえておくと書きやすくなります。

英語・英語圏文学専修

英文読解が中心ですが、単なる和訳問題ではありません。公開されている回は、注付きの英文を読んで内容説明を日本語で答える設問が並ぶ大問が複数あり、加えて「これまでに読んだ英語圏の文学作品を2つ取り上げ、作者名・作品名・あらすじ・興味深かった点を日本語で述べる」記述と、社会的なテーマについて英語で意見を書く英作文が出ていました。

つまり求められているのは、英文を読む力に加えて、英語圏文学を実際に読んできた経験と、英語で自分の意見を書く力です。翻訳で読んだ作品でもよいと明記されているので、志望を決めたら代表的な作品を数冊読み、作者・時代背景・自分が面白いと思った点をメモにまとめておくと、そのまま答案と面接の両方で使えます。英作文は時事的なテーマが想定されるため、日ごろから100〜150語程度で意見をまとめる練習をしておくと安心です。

フランス語・フランス文学専修

公開されている回は、前半がフランス語の文法・作文でした。フランス語で自己紹介の文を書く設問、動詞を適切に活用させる設問、下線部を代名詞に置き換えて全文を書き直す設問、関係代名詞・命令法・複合過去などの指示に従って書き換える設問という構成です。後半は文学作品の一節を課題文にした仏文和訳(下線部訳)でした。

難易度としては、大学初級から中級のフランス語文法を一通り終えていることが前提になります。動詞の活用と代名詞(直接・間接目的、強勢形)を反射的に運用できる状態を作り、あわせて19世紀以降のフランス文学の代表作を訳しながら読む練習を積むのが直結する対策です。フランス語は入学後にゼロから始める学生が多い専修ですが、編入試験ではすでに学習済みであることが前提になっている点に注意してください。

劇芸術専修

公開されている回は大問5題で、分量と形式がはっきりしています。第1問は人名と関連項目を対応させる記号選択(日本演劇・西洋演劇・映像作品の作り手が対象)、第2問は挙げられた事項から3つを選んでそれぞれ200字程度で説明する記述、第3問は好きな劇作家または映像作家を1人挙げて作品を中心に300〜400字程度で論じる問題、第4問はこの1年間に見た舞台・映画・テレビドラマのうち印象に残った作品について300〜400字程度で論じる問題、第5問は編入学の志望動機(採点外)でした。

知識問題と論述が半々という構成なので、演劇史・映像史の基本用語を説明できる形で覚えることと、作品を見て自分の言葉で論じる訓練の両方が必要です。とくに第4問は直近1年の観劇・鑑賞体験がそのまま材料になるため、受験を決めた時点から作品ノートを付けておくと有利です。日本の伝統芸能から現代の映像作品まで範囲が広いことも、公開問題から読み取れます。

文化専修

公開されている回は、日本語の評論文(都市と文化をめぐる論考)を読み、設問に答える形式でした。最終問は「以上の文章を踏まえて考えるところを述べなさい」という形の論述で、しかも盛り込むべき論点が問題文で指定されています。解答欄には20行前後の罫線が用意されており、まとまった分量の記述が求められます。

対策の中心は、読解と論述を分けずに練習することです。評論文の要旨を200〜300字で要約する練習をしたうえで、「筆者の主張に対して自分はどう考えるか」を、指定された論点から外れずに書く訓練を重ねてください。文化専修は文学・芸術・思想・文化史を地域や時代を横断して扱う専修なので、特定分野の知識を暗記するより、いろいろな対象を同じ枠組みで論じられる力を見られていると考えるとよいでしょう。

文芸メディア専修

公開されている回は、2つのテーマから1つを選び、示された3つの観点すべてについて合計900字以上1200字以内で論じる形式でした。テーマはいずれも現代のメディア環境に関するもので、ニュースの流通のあり方や、映像コンテンツの視聴スタイルの変化といった、身近で答えの割れる論点が扱われています。統計や新聞報道が資料として添えられている設問もありました。

90分で1200字近くを書き切る必要があるため、時間配分の練習が欠かせません。「観点1・観点2・観点3」を段落として先に並べ、それぞれに具体例を1つずつ当てる、という型を用意しておくと崩れにくくなります。志願者が集中する年がある専修でもあるので、内容の面白さより3つの観点すべてに過不足なく答えているかを優先して仕上げてください。日ごろからメディアに関する新書を読み、具体例のストックを作っておくと書く材料に困りません。

美術史専修

美術史専修は直近2年度とも志願者がいなかったため、過去問は公開されていません。判断材料は要項の「美術史に関する基本的な問題」という記載と、大学が示している専修の学びの範囲になります。学修対象は絵画・彫刻・建築・工芸・デザインなどの作品と作家、技法や材料、受容した社会、美術をめぐる言説で、地域は日本・中国・インドを中心とするアジアとヨーロッパ・アメリカ、時代は古代から現代までとされています。

対策も、西洋美術史と日本・東洋美術史の通史を一通り押さえ、代表的な作品について様式と時代背景を説明できる状態にしておくのが基本線です。出題形式が読めない以上、用語説明と短めの論述の両方に備えておくと安全です。

面接で問われること

面接は専門科目と同じ100点で、配点の半分を占めます。筆記の出来だけで決まる試験ではありません。試験当日は専門科目のあと12時30分から実施されます。

面接の材料になるのは、出願時に提出する志望理由書です。大学所定の1枚の用紙で、志望学部・学科・専修を丸で囲み、志望理由と学歴を記入する形式になっています。準備しておきたいのは次の4点です。

  • なぜこの専修なのか: 7専修のうちなぜそれを選んだのかを、他の専修との違いに触れながら説明できるようにする
  • これまでの学びとのつながり: 在籍校で学んだ内容・書いたレポート・読んだ作品と、志望専修のテーマがどうつながるかを具体名で語れるようにする
  • 入学後2年間の計画: 履修したい分野と、卒業論文で扱いたいテーマの方向性を一言で言えるようにする
  • 専門科目で書いた内容との一貫性: 劇芸術専修のように答案に志望動機を書かせる専修もあるため、筆記と面接で話が食い違わないようにする

面接では専門用語を並べる必要はありません。むしろ「その作品のどこに関心を持ったのか」を自分の言葉で説明できるかが見られます。志望理由書を書き上げたら、声に出して3分程度で説明する練習を繰り返しておくと、当日の受け答えが安定します。

出願までのチェックリスト

2027年度の日程を前提に、逆算して整理します。出願書類は郵送で必着のため、締切当日の投函では間に合いません。

  • 4〜6月:専修の決定|7専修から1つを選び、その専修の専門科目に対策を絞る。ここが決まらないと勉強が始まりません
  • 6〜8月:要項の入手と資格の確認|大学が公表する最新の募集要項を入手し、自分の区分(短大卒業見込み・大学2年次修了見込みなど)で出願できるかを確認する
  • 8月上旬:特別な配慮の相談|受験・就学上の配慮が必要な場合は、2027年度入試では2026年8月31日までに大学へ相談することとされています
  • 8月中:証明書の手配|卒業(見込)証明書・学業成績証明書・単位取得見込(履修見込)証明書を在籍校へ依頼する。本年度前期の成績が記載されたものが必要なため、発行可能日を先に確認しておく
  • 8月下旬:志望理由書の作成|大学所定の用紙に記入する。第三者に読んでもらい、専修選びの理由が伝わるか確認する
  • 9月上旬:Web出願と検定料の支払い|写真データ(3か月以内・カラー・正面・上半身・脱帽・背景無地・JPEG)を用意して登録し、検定料35,000円を支払う
  • 2026年9月7日〜9月18日:書類の郵送|必着。前期成績の証明書が間に合わない場合は、発行可能日を明記して同封し、発行され次第すみやかに簡易書留で送る運用が要項に示されています
  • 2026年9月27日:試験当日|集合9時40分(開場は9時)。専門科目10時〜11時30分、面接12時30分〜。昼食は必要に応じて持参します
  • 2026年10月2日:合格発表/10月9日:入学手続期限|手続きは納入金の支払いと手続情報の登録の2つを締切までに完了させる必要があります

当日の持ち物と注意点

筆記試験の解答は鉛筆・シャープペンシル・ボールペンのいずれでもかまいませんが、下敷きや定規は使用できません。机上に置けるのは筆記用具・鉛筆削り・時計のみで、携帯電話やスマートフォンは時計としても使えません。集合時間に遅れた場合、筆記試験は開始後20分まで、面接は開始時間までに到着すれば受験が認められます。試験時間内の途中退室は認められていません。

併願をどう組み立てるか

共立女子大学の編入学試験は学内併願ができません。4学部すべてが同じ日に実施されるため、文芸学部を受けると決めた時点で、国際学部や家政学部との併願は選択肢から外れます。文芸学部の中でも出願できる専修は1つだけです。

一方で、試験日が9月下旬という点は併願上の利点になります。私立大学の編入試験は9月から11月に集中しており、10月・11月に試験がある大学との併願は日程上は成立するケースが多いためです。ただし専門科目の内容が大学ごとに大きく異なるので、併願先は「対策が流用できるか」を基準に選ぶことをおすすめします。たとえば日本語・日本文学専修の対策(古文+文学史)は他大学の国文系の専門科目とかなり重なりますが、劇芸術専修や文芸メディア専修のように出題分野が特徴的な専修は、そのまま流用できる併願先が限られます。

費用面の実務も押さえておくと判断しやすくなります。入学手続きは全納と分納が選べ、分納なら手続締切日(2026年10月9日)までに入学金150,000円、残りを2027年3月3日までに納めます。さらに入学辞退届を2027年3月31日17時までに提出すれば、入学金以外の入学時納入金は返還されるとされています。10月時点で押さえておき、後の試験結果を待つ組み方が制度上は可能だということです。

対策ロードマップ

試験の半年前まで

  • 志望専修を確定する|各専修の学びの内容を読み比べ、卒業論文まで書ける関心があるかで判断します
  • 専門分野の基礎を作る|古文文法と文学史、英文読解と英語圏文学、フランス語の初級文法、演劇史・映像史、美術史の通史、メディア論の入門書など、専修に応じた基礎教材を1冊決めて一周します
  • 読書・鑑賞の記録を始める|英語・英語圏文学、劇芸術、文芸メディアの各専修は、自分が読んだ・見た作品がそのまま答案の材料になります。作品名と気づいた点をメモに残しておきます

3か月前

  • 公開されている過去問で形式を確認する|大学公式サイトの過去入試問題ページで直近2年度分が見られます。設問の数と解答欄の分量を確認し、90分の配分を決めます
  • 記述の型を作る|200字の用語説明、300〜400字の論述、900〜1200字の長文論述など、専修によって求められる分量が違います。自分の専修に必要な分量を、時間を計って書けるようにします
  • 志望理由書の下書き|専修選びの理由・これまでの学び・入学後の計画の3点で構成し、繰り返し書き直します

1か月前〜直前期

  • 本番と同じ時間割で通す|10時から90分の専門科目、そのあと面接という流れを一度は通しで練習します
  • 面接の想定問答|志望理由書の内容を3分で説明し、深掘りの質問に答える練習を数回行います
  • 時事・作品の最終確認|劇芸術・文芸メディア・文化の各専修は、直近1年の作品や社会的な話題が材料になり得ます

直前期チェックリスト

□ 受験票をUCAROで確認し、試験場と集合時間(9:40)を控えた/□ 神田一ツ橋キャンパスまでの経路と所要時間を調べた(東京メトロ東西線「竹橋」駅1b出口から徒歩3分、半蔵門線・都営三田線・都営新宿線「神保町」駅A8出口から徒歩1分)/□ 筆記用具・時計・昼食を用意した(下敷き・定規は不可)/□ 志望理由書の控えを読み返した/□ 専修の基本用語を説明できるか最終確認した

単位認定と入学後のこと

編入学は「入って終わり」ではなく、2年間で卒業できるかどうかが実務的に重要です。2027年度募集要項には、次のように記載されています。

  • 卒業要件は124単位(家政学部・文芸学部・国際学部・建築・デザイン学部で共通)
  • 文芸学部は所定の方法により48単位以上を認定。編入学前に他大学・短期大学等で修得した単位が対象です
  • 短期大学からの編入であれば50単位程度が認定されるとされています
  • ただし教育職員免許などの資格については、2年間で所定の資格要件単位数を修得できないこともあると明記されています

資格の取得を編入の目的に含めている場合、この最後の1点は出願前に必ず確認してください。認定単位数によって履修計画が変わるため、成績証明書やシラバスは入学手続き後にすぐ出せるようそろえておくと安心です。

学費の目安

2027年度募集要項に参考として示されている文芸学部の入学時納入金は、入学金150,000円+前期授業料340,000円+施設設備維持費(前期分)205,000円の合計695,000円です。後期分は入学金を除いた額(545,000円)を10月に納入するとされています。このほか櫻友会費(同窓会費)50,000円が事務取扱として案内されています。なお共立女子短期大学出身者は入学金が不要とされています。金額は変更の可能性があるため、必ず最新の要項と入学手続案内で確認してください。

よくある質問

共立女子大学文芸学部の編入試験の倍率は?

大学が公表している一般編入学試験(3年次編入)の結果では、2026年度が受験13名・合格6名で2.2倍でした。2022年度から2026年度までの5年間を通算すると受験61名・合格47名で1.3倍です。いずれも受験者数÷合格者数で計算しています。年度によって1.0倍から2.2倍まで振れるため、平均値だけで難易度を判断しないことをおすすめします。

どの専修が入りやすいですか?

募集人員が専修ごとに分かれていないうえ、志願者が1桁の専修が多いため、年度による振れが非常に大きいのが実態です。2022年度から2026年度の合計では文芸メディア専修に受験者25名が集まり合格15名、英語・英語圏文学専修は受験12名で全員が合格しています。ただし専修は入学後2年間の学びを決めるものなので、入りやすさではなく学びたい内容で選ぶことをおすすめします。

共立女子大学文芸学部の編入試験の出願資格は?

2027年度募集要項では、次のいずれかを満たす女子が対象です。(1)短期大学・高等専門学校を卒業した者または2027年3月に卒業見込みの者、(2)大学に2年以上在学した者または2027年3月に2年次を修了見込みの者、(3)専修学校の専門課程(文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した者または2027年3月に修了見込みの者。外国の大学出身者は出願前に大学へ問い合わせが必要とされています。

試験科目と配点はどうなっていますか?

文芸学部は専修別の専門科目100点と面接100点の合計200点です。2027年度募集要項では集合9時40分、専門科目が10時から11時30分、面接が12時30分からとなっています。独立した英語の試験はありませんが、英語・英語圏文学専修は中級程度の英文読解が専門科目として課され、劇芸術・美術史・文化・文芸メディアの4専修は問題文の一部に英文が用いられる場合があるとされています。

他の学部と併願できますか?

できません。2027年度募集要項に「各学部とも併願はできません」と明記されています。家政学部・文芸学部・国際学部・建築・デザイン学部はいずれも2026年9月27日の同一日程で実施されるため、学内で受けられるのは1学部だけです。文芸学部の7つの専修についても、出願時にどれか1つを選んで志望理由書に記入する形式になっています。

単位はどのくらい認定されますか?

2027年度募集要項によると、文芸学部の卒業要件は124単位で、編入学前に修得した単位は所定の方法により48単位以上が認定されます。短期大学からの編入であれば50単位程度が認定されるとされています。ただし教育職員免許などの資格については、2年間で所定の資格要件単位数を修得できないこともあると明記されているため、資格取得を目的にする場合は出願前に大学へ確認してください。

過去問は入手できますか?

共立女子大学は公式サイトの「過去入試問題」ページで、編入学試験の問題を直近2年度分公開しています。文芸学部は専修ごとにファイルが分かれており、その年度に志願者がいなかった専修は掲載されません。なお課題文として使われた小説や評論は著作権の関係で一部が伏せられているため、設問の形式と分量を確認する資料として活用するのが現実的です。

まとめ

共立女子大学文芸学部の編入学試験は、専修別の専門科目100点と面接100点で選抜される、受験者10名前後の小さな試験です。大学が公表している実施状況では、2022年度から2026年度の5年通算で受験61名・合格47名(受験者数÷合格者数で1.3倍)、直近の2026年度は13名が受験して合格6名(2.2倍)でした。合格率は年度によって明確に振れるため、平均倍率をあてにせず、志願が集まった年でも通る水準まで仕上げておくのが安全です。

今日から動くなら、やることは3つです。1つ目は志望専修を決めること。専門科目の内容が専修ごとにまったく違うので、ここが決まらないと勉強が始まりません。2つ目は公開されている直近2年度分の問題で形式と分量を確認すること。200字の説明が要るのか、1200字の論述が要るのかで、必要な練習がまったく変わります。3つ目は志望理由書を早めに書き始めること。配点の半分を占める面接の土台になるうえ、専修選びの理由を言語化する作業そのものが専門科目の対策にもつながります。日程・科目・出願資格は毎年変わる可能性があるため、出願前には必ず大学が公表する最新の募集要項を確認してください。

あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、倍率は大学が公表する入試結果、出題形式は大学が公開している過去入試問題にもとづいて記載しています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ|最終更新: 2026年9月6日

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