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歯学部編入学試験を突破するための対策法と難易度分析

歯学部編入学試験を突破するための対策法と難易度分析

はじめに

医療系において医学部に次ぐ難易度を誇る歯学部、近年は国民皆歯科検診やオーラルケアへの関心の高まりもあり、歯科医師過剰が叫ばれていた時代は変化し歯科医師というキャリアは注目を集めているといえます。

歯学部は日本全体で国公立12校、私立15校(2つの大学には2学部)の計27校29学部しかない狭き門であり、1学部数名の枠を争う編入学試験は狭き門であると言えます。今回はその歯学部編入試験について、その概要や難易度と対策についてご紹介します。


歯学部編入試験とは

メリット

歯学部編入学では多くの場合2年次に編入することとなるため、高校の延長のような基礎的な自然科学や一般教養科目の学習に1年の時間を費やすことなく専門科目を学ぶことができます。これは既に別の道をあゆみんだ経験のある編入資格を持つ方々にとっては高いモチベーションを維持したまま歯学を学べるとともに、より早期のキャリアのスタートが可能になる魅力的な選択肢と考えられます。

また現行の一般入試の形式に苦手意識を持つ一方で歯学の道を目指したい方にとってもメリットです。歯学部、特に国立大学の場合は一般入試において高い数学力が求められます。一方で入学後の学習では生物学を中心とした理解や関係法令等の知識も求められるため、理系学部でありながら膨大な暗記量が求められます。このように入学前と後では求められる能力が異なるため、特に数学等に苦手意識がありながら歯学の道を目指したい方にとっては一つの有力な選択肢となると考えられます。

さらに私立歯学部では1年間の学費が極めて高額なことから、在学期間を1年間短縮できることは経済的な面で大きなメリットとなります。

歯学部編入試験の難易度

国公立

国公立大学で編入学試験を行っている大学は新潟大学、岡山大学、徳島大学の3校で全て2年次への編入学です。募集人数は3〜5人で、倍率は10倍近くになることもあります。また、志願理由書のみで現地での受験者を絞り込む大学や、倍率が高くとも合格者が募集定員を割り込むこともある大学もあり、大学で歯学を学ぶ強い意志と学力を示せなければ合格することは困難であると考えられます。

主な試験科目としては志願理由書、小論文、総合問題です。小論文といっても大学によっては資料の読みとりや英文の専門書や論文の抜粋を読み、それを背景とした出題をなされることもあり、単なる論理的な作文能力のみならず科学的な背景知識や高度な英文読解能力が問われる試験でもあります。 出願条件として単位要件が定められる大学や推薦状の提出があり、大学2年次在学中に受験できる大学もありますが、大学の卒業もしくは卒業見込みが求められる等の出願のハードルが高い大学がほとんどです。

 私立

 

私立大学ではほぼすべての歯学部で編入試験が行われています。出願条件は各大学によって様々ですが国公立と異なり比較的緩やかであり大学2年次在学で受験できる大学がほとんどです。大学3年次以上への編入学試験が行われている場合もありますが、こちらの試験は他大学の歯学部に在籍経験のある方を対象にしたものがほとんどですので別個の対策が必要となります。募集人数は若干名とされていますが、倍率は2倍程度のところが多く、大学によってはそれよりも低い倍率であることもあり、国公立大学と比べて難易度は比較的緩やかであると考えられます。

主な試験科目としては小論文、面接のほかに学力試験が課されることもあります。試験レベルとしては高校範囲から大学教養程度であり、2年次以降の歯学専門科目を学ぶ前提となる程度の学力、自然科学に対する理解が試されると考えられます。

歯学部編入試験の科目と対策・勉強方法

小論文

小論文において第一に必要なことは試験における基本的な作文や論理構成を理解し、それに従った文章を書けるようになることです。小論文はあくまで試験であり点数化し標化されるものです。ですので客観的な減点要素となる小論文上のルール違反は避けなければなりません。そのためにはまず小論文に関する参考書で基本的な知識をインプットする必要があります。

また、歯学部の小論文では医学、医療についてさらには歯科の現状を踏まえた出題がなされることが多いです。そのため医学や歯学に対する知識をインプットし、自身の中で考えをまとめておく必要があります。

小論文の試験では論理的能力も試されるため、文章の内容が論理的かどうかを検討しながら学習を進める必要があります。書いた文章を自身で見直して検討を行うほか、添削を受けることも効果的です。

最後に小論文の試験では英語の文章を踏まえて設問に答える大学もあり、実質的な英語の試験である大学もあります。このような場合は英文解釈や読解の学習をする必要があります。また生命科学特有の英単語を記憶しておいたほうが試験本番では有利に進められる可能性が高いです。

対策

具体的な対策としてまずは大学受験用の小論文用の参考書等で小論文の型を身に着けることが大切です。その後は医療や歯科の現状などについて様々なトピックについて調べ、自分なりの考えをもちどう文章を作製するかをシミュレーションすることが効果的です。

英語等がでる場合は英文読解の対策も必須です。専門的な論文や教科書から引用された文章がでることもあるため生命科学等の専門的ない英単語も学習する必要があります。

面接・志願理由書

面接では一般的な歯学部、医療系学部で問われるような質問から高校卒業から現在までの経験について、なぜ編入学を考えたのか、なぜ歯学部である必要があるのか等の質問が問われます。面接では志願理由書が面接官の手元にあると考えられるため、面接における問いと解答を想定した形で志願理由書を作成する必要があります。 

対策

まずはよくある面接の質問に対して自身で解答集のようなものを作成すると効果的です。特に志望動機については、「なぜ歯科医師を目指したのか」、「なぜこの大学なのか」、「なぜ編入なのか」といった点を明確に話せるようにできるようにしましょう。それと結びつける形で志願理由書を書いていくと効率的です。面接・志願理由書は第3者の視点をいれることが効果的ですので可能であれば、添削や模擬面接ができるとよいでしょう。

学科試験(総合問題等)

大学によって異なりますが学科試験や総合問題のような者が出題されることがあります、募集要項に詳細が書かれている場合もありますがそうでない場合もあります。大学入試の延長のような問題から思考力を問う問題、英文読解等と関連づけた問題もあり、大学によって千差万別です。

対策

まずは過去問や募集要項を確認して問題やレベル感を把握しましょう。大前提として高校程度の知識は必要と考えられますので、高校レベルの生物、化学、場合によっては物理や数学の知識の復習から始めるのが良いと思います。その後受験大学ごとに必要な知識等を補強していくことが効果的です。

よくある質問

Q1
入学後についていくのは大変なのではないですか?

A1
入学後の勉強は確かにハードですが歯学部では2年生からがある意味で学業の本番であり専門的な学習のスタートであるため、1年次で学ぶことで2年次に必須となることはさほど多くありません。1年生から入学した学生も知識量としては大差がないと考えられますので編入試験に合格できる実力があれば入学後に向けた独習でカバーすることは容易と考えられます。

Q2
理系でないと無理ですか?

A2
文系でも可能です。現在出願において理系科目の単位の取得を求めているのは新潟大学のみです。また新潟大学でも一般教養科目等で要求単位を充たすことによって受験し、合格した例もあり理系科目を必要単位数履修しているのであれば文系であっても問題ないと考えられます。

Q3
歯科医師というキャリアに将来性はあるのですか?

A3
かつては歯科医師過剰論もあり歯科の将来性に対して疑問を持つ声がありました。しかしながら高齢者等に対する口腔管理や訪問診療、審美的治療等歯科に求められる役割は増加していると考えられます。また今後人工知能が進歩する中でも歯科治療といった技術的要素の高い仕事は代替が困難と考えられるため、情報技術が高度に進歩している現在だからこそ今後生身の人間が求められる将来性のある職業と考えられます。


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