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愛知大学現代中国学部

愛知大学現代中国学部の編入試験|中国語検定3級以上が出願の前提

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-09-06‌​​‌‌​‌‌‌​‌​‌​​‌‌‌‌‌​‌‌‌​​‌‌​​​‌

愛知大学現代中国学部の編入学試験は、2027年度も募集があります。募集単位は現代中国学部 現代中国学科、入学年次は3年次、募集定員は若干名です。

この学部だけ、出願資格が他学部と違います。愛知大学の編入は7学部が1冊の要項にまとめられていますが、現代中国学部の出願資格は中国語検定試験3級以上の合格者、またはHSK4級以上の合格者と定められています。英検・TOEIC L&R・TOEFL-iBTを認めた条文に、現代中国学部は入っていません。英語資格だけを用意していると、出願そのものができません。

そして試験当日に中国語の学科試験はありません。当日やることは80分の小論文と10分程度の個人面接だけで、中国語力は出願時に提出した検定の合格を150点に換算する形で評価されます。合計330点のうち150点が、出願する前の時点で決まっているということです。2027年度の試験日は2026年10月18日(日)、試験場は名古屋校舎、出願は2026年9月18日〜9月29日必着です。

330点資格検定150+小論文100+面接80
中検3級出願に必要(HSK4級でも可)
3年次入学年次・若干名
名古屋校舎試験場も入学後も同じ
2027年度(2027年4月入学)の出願期間
2026年9月18日〜2026年9月29日
出願前に必ず大学の最新の募集要項でご確認ください。

この記事で分かること

  • 出願には中国語検定3級以上またはHSK4級以上が必要で、英検・TOEICでは出願できないこと
  • 当日の試験は小論文80分と個人面接だけで、中国語の筆記試験はないこと
  • 試験場も入学後の校舎も名古屋校舎で、豊橋校舎ではないこと
  • 志望理由書(本学所定用紙・自筆・800字以内)の提出が必要なこと
  • 検定料の納入期限が、出願書類の提出期限より1日早いこと
  • 2年次の「現地プログラム」が編入生にどう適用されるかは公表されていないこと

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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2027年度の募集要項の要点

項目内容
募集単位現代中国学部 現代中国学科(ビジネスコース/言語文化コース/国際関係コース)
入学年次3年次
募集定員若干名
選考方法資格検定試験150点+小論文100点+個人面接80点=330点
試験日・試験時間2026年10月18日(日)/集合9:40、小論文10:00〜11:20(80分)、個人面接12:30〜(1人10分程度)
試験場名古屋校舎。入学後に通うのも名古屋校舎です
出願資格(資格検定)中国語検定試験3級以上合格、またはHSK4級以上合格
出願期間2026年9月18日(金)〜9月29日(火)必着。郵送のみ
入学検定料35,000円(納入期間は9月18日〜9月28日
志望理由書必要(本学所定用紙・自筆・800字以内)
合格発表2026年11月2日(月)10:00〜。オンライン合否照会のみ
単位認定62単位が上限

出典: 愛知大学「2027年度 募集要項 編入学試験」。年度によって変わります。出願前に必ず最新の募集要項でご確認ください。

愛知大学の編入学試験は、法学部・経済学部・経営学部・現代中国学部・国際コミュニケーション学部・文学部・地域政策学部の7学部分が1冊の要項にまとまっています。学部別の要項はありません。日程・出願書類・単位認定は共通ですが、出願に使える資格検定と、選考方法だけが学部によって違います。他学部の説明を読み込んでしまうと出願できない資格を準備することになるため、以下では「現代中国学部の条文はどれか」を都度示します。

出願資格は2段構え。後半が中国語

愛知大学の出願資格は、(1)〜(3)のいずれかに該当し、加えて(4)〜(7)のいずれかを満たす者という書き方です。前半が在籍・卒業の条件、後半が資格検定の条件で、どちらか一方だけでは出願できません。

前半(在籍・卒業の条件)

区分条件
(1)卒業2027年3月までに大学学部・短期大学・高等専門学校を卒業(見込みを含む)した者。ただし、本学で取得できる学位と既に修得している(見込みを含む)学位が同一の場合は出願不可
(2)大学在学2027年3月までに大学学部に2年以上在学(休学・停学期間は含まない)し、62単位以上修得した者または修得見込みの者
(3)専門学校専修学校の専門課程のうち修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上の課程を2027年3月までに修了(見込み含む)した者。ただし学校教育法第90条の大学入学資格を有する者に限る

(2)の「62単位以上」は大学に2年以上在学している人にだけかかる条件です。短大・高専・専門学校から卒業(見込み)で出願する人に、この単位数の要件はありません。なお愛知大学の学部在学生は出願できません。

後半(資格検定の条件)— ここが現代中国学部だけ違う

要項の出願資格(5)は、次のように書かれています。

条文対象学部使える資格
(4)法学部、経済学部、経営学部、国際コミュニケーション学部、地域政策学部英検、TOEIC L&R、TOEFL-iBT
(5)現代中国学部中国語検定試験3級以上、またはHSK4級以上
(6)文学部学科・専攻ごとに定められた言語の検定(英・独・仏・中)
(8)外国人留学生日本語能力試験N1合格

読み取るべき点は2つあります。

1つめ。現代中国学部は(4)の対象学部に入っていません。英検・TOEIC L&R・TOEFL-iBTのスコアを持っていても、それを根拠に現代中国学部へ出願することはできません。逆に、中国語検定やHSKを根拠に法学部や経済学部へ出願することもできません。資格と学部は1対1で結びついています。

2つめ。現代中国学部だけ、級の下限があります。要項の注意事項には「英検、ドイツ語技能検定試験、実用フランス語技能検定試験、中国語検定試験の級や合格年月日の制限はありません」と書かれていますが、そのすぐ後に「ただし、現代中国学部における、中国語検定試験、HSKについては、級の制限があります」と但し書きが付いています。他学部は「合格していれば級は問わない」のに対し、現代中国学部は中検3級以上・HSK4級以上という下限があるということです。この一文を見落とすと、級の要件を満たさないまま準備を進めることになります。

なお(7)として「上記(4)〜(6)と同等以上の資格があると本学が認めた者」という条文もありますが、何が同等と認められるかは要項に書かれていません。該当しそうな場合は自己判断せず、大学へ確認してください。

当日の試験は小論文80分と面接だけ

現代中国学部の選考方法は、要項では「現代中国学部、国際コミュニケーション学部、文学部、地域政策学部」のグループとして示されています。

選考方法試験時間配点
資格検定試験当日の試験ではありません(出願時に提出した資格を換算)150点
小論文10:00〜11:20(80分100点
個人面接12:30〜(1人10分程度80点
合計集合時間 9:40330点

中国語の試験は当日にはない

選考方法の表に、中国語の学科試験はありません。中国語力は「資格検定試験」150点として、出願時に提出した中検・HSKの合格から換算されます。換算の方法について要項は「資格検定試験の成績は本学独自の方法で換算し、外国語の得点とします」とだけ述べており、級とスコアの対応表は公表されていません。したがって「中検3級なら何点」という形で得点を見積もることはできません。分かるのは、複数のスコアを提出した場合は換算の結果いちばん高いものが採用されるということだけです。

ここから導ける準備の順番ははっきりしています。330点中150点、およそ45%が出願前に確定します。級の下限を満たすだけで止めるか、より上の級で出願するかは、この150点の重みを踏まえて判断することになります。中国語の検定は実施日や結果が届くまでの日数が限られるため、要項自身も「各試験の結果が送られるまでの日数も考慮のうえ、早めに受験してください」と注意しています。出願は2026年9月18日からです。逆算すると、遅くとも夏までに合格証明書が手元にある状態にしておく必要があります。

小論文(100点・80分)

愛知大学は編入学試験の過去問題を公表していません。大学の「過去入試問題」ページに掲載されているのは公募制推薦入試と一般選抜の問題で、編入学試験の小論文は含まれていません。したがって、出題テーマや形式を具体的に示すことはできません。出典のない「よく出るテーマ」を信じて準備を絞り込むのは避けてください。

手がかりとして使えるのは、要項に載っている現代中国学部のアドミッション・ポリシーです。「入学前までに修得すべき能力」として挙げられているのは、バランスの良い基礎学力/物事を論理的に考え自分の考えを相手に説明できる能力/年齢、性別、国籍などの違いを越えて一緒に活動したり、話し合ったりできる力の3点です。求める学生像には「中国に対して強い関心を持っている人」「現地主義教育を通じて自ら成長したい人」「アジアを中心とした国際社会で活躍したい人」「グローバルな視野で社会貢献したい人」「異文化体験を通して、自らが所属する文化・社会を理解したい人」が並びます。80分という時間は、資料を読んで論点を立て、自分の立場を示して書き切るには余裕のある長さではありません。時間内に構成して書き切る練習を、時間を計って重ねることが現実的な対策になります。

個人面接(80点・1人10分程度)

面接は小論文の後、12:30から行われます。1人あたり10分程度です。面接があるのは現代中国学部・国際コミュニケーション学部・文学部・地域政策学部の4学部で、法学部・経済学部・経営学部にはありません。

この4学部は志望理由書(別紙④・本学所定用紙・自筆・800字以内)の提出も求められます。自筆で、大学指定の用紙に書くため、書き直しには時間がかかります。面接は志望理由書を手元に置いて行われると考えて、書いた内容と口頭で話す内容を一致させておくのが安全です。800字という分量は、志望動機・これまでの学び・編入後にやりたいことを詰め込むと足りなくなります。何を書かないかを先に決めてから起草してください。

面接が12:30からのため、要項の「試験当日の持ちもの」には「必要に応じて昼食を持参してください」と記載があります。小論文だけの法学部・経済学部・経営学部は11:20で終わりますが、現代中国学部は昼をまたぎます。

持ちものと、辞書について

要項が挙げている持ちものは、受験票、HBまたはBの黒鉛筆(シャープペンシル可)と消しゴム、各自持参の時計、必要に応じた昼食です。下敷き・定規・コンパスは使用できません。試験室に時計はなく、携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末など通信機能や辞書機能を持つもの、またそれらの機能の有無が判別しづらいものを時計として使うことはできません。

辞書の持ち込みについては、要項に可とも不可とも書かれていません。当日の筆記試験は小論文だけで中国語の学科試験がないこと、持ちもの欄に辞書の記載がないことから、必要になる場面は想定しにくいものの、ここは公表された情報から断定できません。気になる場合は、出願前に愛知大学企画部入試課へ確認してください。

試験場も入学後の校舎も名古屋です

愛知大学は名古屋校舎と豊橋校舎の2つがあり、学部によって通う校舎が違います。現代中国学部は両方とも名古屋校舎です。

区分名古屋校舎豊橋校舎
試験場法学部、経済学部、経営学部、現代中国学部、国際コミュニケーション学部文学部、地域政策学部
入学後の校舎法学部、経済学部、経営学部、現代中国学部、国際コミュニケーション学部文学部、地域政策学部

名古屋校舎は名古屋市中村区平池町四丁目60-6。名古屋駅から徒歩約10分、あおなみ線「ささしまライブ」駅(名古屋駅から乗車1分)下車で、大学まで歩行者デッキが直結しています。豊橋校舎は愛知県豊橋市町畑町1-1で、両校舎は同じ市内ではありません。要項は「試験場を間違えると受験できなくなりますので、充分注意してください」と明記しており、9:40までに入室・着席、試験開始後20分を超えて遅刻した場合は受験できないと定めています。

ひとつだけ校舎が分かれる点があります。編入学後に資格課程を希望する場合、資格課程科目も認定の対象になりますが、要項は「博物館学芸員・司書の各課程は豊橋校舎での開講です」と注記しています。現代中国学部は名古屋校舎なので、学芸員・司書を目指す場合は校舎をまたぐことになります。教職課程についてこの注記はありません。

出願の実務。期限が2つあり1日ずれています

愛知大学の編入で最も間違えやすいのがここです。入学検定料の納入期限と、出願書類の到着期限が違います。要項自身が「出願書類提出期限と異なるため、ご注意ください」と注記しています。

手続き期限方法
特別な配慮の申請2026年8月31日(月)まで企画部入試課へ申し出
入学検定料35,000円の納入2026年9月18日(金)〜9月28日(月)《最終日収納印有効》金融機関窓口のみ・電信扱い。ATM不可
出願書類の提出2026年9月18日(金)〜9月29日(火)《必着》郵送のみ。角形2号封筒+宛名ラベル、郵便局窓口で簡易書留速達
受験票の発送2026年10月8日(木)一括発送普通郵便(届かない場合は試験2日前までに問い合わせ)

ポストへの投函はできず、消印有効でもありません。最終日必着なので、郵便の所要日数を見込んで前倒しで送る必要があります。検定料は所定の振込用紙(A票・B票・C票)を切り離さずに金融機関の窓口で納入し、C票(入学検定料振込確認書)を所定の貼付用紙に貼って出願書類に同封します。検定料の支払いが済んでいない出願は受理されません。

出願書類

書類内容
入学志願票本学所定用紙・自筆・写真貼付
写真票/入学検定料振込確認書貼付用紙本学所定用紙・自筆・写真貼付。C票を所定欄へ貼付
志望理由書現代中国学部は提出が必要。本学所定用紙・自筆・800字以内
成績証明書出身校の長が交付したもの(厳封)
履修登録書出願時に履修中の科目がある者のみ。コピー・自己作成のものも可
卒業(修了)証明書等卒業・修了(見込)証明書。大学中途退学者や2年次までの課程を修了(見込)した者は在学期間証明書(在籍証明書ではありません)
資格検定試験証明書等貼付用紙中国語検定試験・HSKの合格証明書のコピーを貼付
住民票の写し(原本)外国籍の方のみ。在留資格・在留期間が記載されたもの。コピー不可

提出書類は番号順にそろえ、クリップでとめます(ホチキス等の使用は不可)。送付先は〒461-8641 名古屋市東区筒井二丁目10-31 愛知大学企画部入試課です。試験場は名古屋校舎(中村区)ですが、書類の送付先は東区の別住所なので混同しないでください。

また、日本人で外国の大学等を卒業(見込みを含む)した方、および外国人留学生の方は、出願に先立って企画部入試課(052-937-8113)へ受験資格の有無を確認する必要があります。外国人留学生のうち日本の大学等に在籍したことがない方は出願できません。この確認は出願期間より前に済ませる前提の手続きなので、該当する場合は早めに連絡してください。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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合格発表と入学後の費用

手続き期日内容
合格発表2026年11月2日(月)10:00〜オンライン合否照会のみ。合格通知書・入学手続書類の郵送はありません
第一次入学手続2026年11月9日(月)入学金200,000円
第二次入学手続2026年12月22日(火)授業料等545,000円/学籍関連情報・写真登録は同日15:00まで
入学手続書類の提出2027年3月5日(金)《消印有効》卒業(修了)証明書・成績証明書等

合格発表はオンラインの合否照会のみで、郵送はありません。合否に関する電話等の問い合わせには一切応じないと明記されています。発表から第一次入学手続までは1週間しかないため、入学金の準備は発表前に済ませておく必要があります。

学納金(2027年度編入学生)

種別金額
入学金(第一次入学手続)200,000円
授業料(第二次入学手続)400,000円
教育充実費(第二次入学手続)145,000円
第二次入学手続計545,000円
秋学期計(納入期限2027年9月15日)545,000円
後援会・同窓会費40,000円(入学手続時1回のみ)

現代中国学部の授業料は年額400,000円で、法学部・経済学部・経営学部(370,000円)や文学部(380,000円)より高く設定されています。国際コミュニケーション学部と同額です。4年次は授業料が10,000円増額されます。なお実習費の納入が必要な学部・専攻は文学部の一部と地域政策学部食農環境コースで、現代中国学部は実習費の対象に含まれていません。

単位認定

出身校での既修得単位は62単位を上限に認定されます。要項には「専修学校(専門課程)から経済学部への3年次編入は50単位が上限」という例外がありますが、これは経済学部だけの規定で、現代中国学部には適用されません。編入学後に教職・博物館学芸員・司書課程の受講を希望する場合は、資格課程科目の認定も行われます。

コースは出願時に選び、あとから変えられません

現代中国学科にはビジネスコース・言語文化コース・国際関係コースの3つがあります。募集要項の募集定員表では、この3コースが出願時の選択単位として並んでいます。

コース大学が示す内容
ビジネスコース中国の経済・産業と、家計・企業・政府の動向を理解し、持続的成長への課題を考察。中国経済を東アジア地域・世界全体とのつながりから捉える
言語文化コース中国語を言語学的に分析し、高度な中国語コミュニケーション能力を身につける。文学・芸術・社会・歴史・思想など中国文化を幅広く学ぶ
国際関係コース中国の政治の現実と背景にある歴史・文化を、欧米から見た問題点も含めて多角的に考える。中国から見た日本や各国との比較など国際関係を捉える

要項には「出願後の志願学部・学科・コース等の変更は一切認めません」と明記されています。志望理由書と面接でコース選択の理由を問われる可能性を考えると、出願書類を書き始める前にコースを決めるのが実務的な順番です。

学内併願はできません

愛知大学の編入学試験は7学部すべてが2026年10月18日の同一日程で実施されます。試験時間も共通です。出願後の学部・学科・コースの変更も認められないため、愛知大学のなかで複数の学部を併願することはできません。現代中国学部と国際コミュニケーション学部で迷っている場合は、出願書類を郵送する9月中旬までに1つに絞る必要があります。

2027年4月開設予定の社会情報学部は、募集要項のアドミッション・ポリシー欄には掲載されていますが、募集定員表には載っていません。2027年度の編入学試験では募集していません。

「現地プログラム」は編入生も対象か、公表されていません

現代中国学部を志望する理由として在学中の留学を挙げる方は多いはずです。ここは、公表されている事実と、公表されていないことを分けて把握してください。

愛知大学が公表している内容は次のとおりです。現地プログラムは2年次の第3セメスター(3月〜6月)に、現代中国学部生の全員が4か月間留学するもので、留学先は中国・南開大学(天津市)、台湾・国立台湾師範大学(台北市)、マレーシア・南方大学学院(ジョホールバル市)から選択します。授業ではネイティブ教員のもとで中国語運用能力の向上をめざすほか、書道・絵画・二胡などの中国伝統文化も学びます。2026年度の日程は台湾が3月14日〜6月27日、マレーシアが3月24日〜7月8日と公表されています。

ここで問題になるのが時期です。編入学の入学年次は3年次なので、2年次の第3セメスターには在籍していません。そして編入生がこのプログラムにどう位置づけられるのか、募集要項にも学部ページにも記載がありません。費用についても大学は公表していません。

この点は、断定できる材料が公表されていません。留学を主たる目的として現代中国学部を志望するのであれば、出願前に必ず愛知大学へ直接問い合わせて確認してください。「全員留学」という学部の特色が編入生にも同じ形で適用されると仮定して準備を進めるのは危険です。

3年次以降のプログラムについては、公表されている条件が参考になります。

プログラム大学が公表している内容
現地研究調査(3年次)約20人の選抜メンバーが中国の大学生と共同で約1週間のフィールドワーク。日中学生国際シンポジウムで中国語で研究成果を発表し、報告書を作成する
現地インターンシップ(3年次)上海・北京での企業研修を含む1年間の長期プログラム。2年次の12月に約20人が選抜される
ダブルディグリー・プログラム南開大学または東呉大学と愛知大学の学位を5年間で取得。現地プログラム終了後の2年次秋学期から2年間を留学先大学で学ぶ

いずれも大学が公表している日程・選抜時期をそのまま記載したものです。3年次編入生が対象になるかどうかは、この情報だけでは判断できません。関心があるプログラムがある場合は、それぞれについて大学に確認してください。

なお学部として公表されている目標に、卒業時にHSK5級(中国の大学に留学ができるレベル)以上を取得した学生を40%以上にするというものがあります。出願要件がHSK4級以上であることと合わせて読むと、入学後にどの水準まで引き上げることが想定されているかの目安になります。

倍率は公表されていません

愛知大学は編入学試験の志願者数・合格者数を公表していません。

大学の「過去入試結果」ページには2021年度から2026年度までの入試結果が掲載されています。掲載されているのは一般選抜、学校推薦型選抜・総合型選抜の各区分(一般推薦、情報簿記会計推薦、スポーツ特別、海外帰国生、社会人、グローバル人材特別、プレゼンテーション、短大など)、および「データで見る愛大入試」の学部別集計です。そのいずれにも編入学試験の行はありません。

数字が公表されていない以上、倍率から難易度を語ることはできません。出典のない「倍率は約◯倍」という記述を見かけても、根拠を確認してください。公表されている事実は、募集定員が若干名であること、そして330点のうち150点が出願時点で確定していることの2つです。

準備の進め方

いますぐ

中国語検定3級またはHSK4級の取得状況を確認する。ここが出願できるかどうかの分かれ目です。未取得なら、まず受験日程を押さえます。結果が届くまでの日数も要項が注意している点です。

〜2026年8月

合格証明書を手元にそろえ、コースを決める。ビジネス・言語文化・国際関係の3コースは出願時に選び、あとから変更できません。特別な配慮が必要な場合の申請期限は8月31日です。

2026年9月上旬

志望理由書(自筆・800字以内・本学所定用紙)を書き上げる。成績証明書・卒業(見込)証明書は出身校への依頼から発行まで日数がかかります。並行して依頼しておきます。

2026年9月18日〜28日

入学検定料35,000円を金融機関の窓口で納入する。ATMは使えません。C票を貼付用紙に貼ります。

2026年9月18日〜29日

出願書類を郵便局窓口から簡易書留速達で送る。必着です。ポスト投函は不可、消印有効でもありません。

〜2026年10月18日

80分で書き切る小論文の練習と、志望理由書に沿った面接の準備。面接は12:30からなので昼食を持参します。試験場は名古屋校舎です。

2026年11月2日

オンライン合否照会で結果を確認する。郵送はありません。第一次入学手続(入学金200,000円)は11月9日です。

よくある質問

愛知大学現代中国学部の編入は、英検やTOEICのスコアで出願できますか。

できません。2027年度募集要項の出願資格(5)は、現代中国学部について「中国語検定試験3級以上合格者またはHSK4級以上合格者で、合格を証明する書類を提出できる者」と定めています。英検・TOEIC L&R・TOEFL-iBTを認めているのは出願資格(4)ですが、その対象は法学部・経済学部・経営学部・国際コミュニケーション学部・地域政策学部であり、現代中国学部は含まれていません。つまり現代中国学部を受けるには、出願の時点で中国語の資格が要ります。英語資格だけを準備していると出願そのものができないため、ここは早い段階で確認してください。

試験当日に中国語の学科試験はありますか。

2027年度募集要項に記載されている当日の試験は、小論文(10時00分〜11時20分の80分・100点)と個人面接(12時30分〜・1人10分程度・80点)だけです。中国語の筆記試験は選考方法の表にありません。中国語力は、出願資格である中国語検定3級以上またはHSK4級以上の合格を「資格検定試験」として150点に換算する形で評価されます。換算の方法は「本学独自の方法で換算し、外国語の得点とする」とだけ記されており、換算表は公表されていません。複数のスコアを提出した場合は、換算の結果いちばん高いものが採用されます。

小論文や面接に辞書を持ち込めますか。

募集要項の「試験当日の持ちもの」欄に辞書の記載はありません。記載があるのは受験票、HBまたはBの黒鉛筆(シャープペンシル可)と消しゴム、各自持参の時計、必要に応じた昼食です。下敷き・定規・コンパスは使用できず、通信機能や辞書機能を持つもの、それらの機能の有無が判別しづらいものを時計として使うこともできません。辞書の持ち込みについては可とも不可とも明記されていないため、必要と考える場合は出願前に愛知大学企画部入試課へ直接確認してください。

試験場と入学後に通う校舎はどこですか。

どちらも名古屋校舎です。2027年度募集要項の試験場の表では、法学部・経済学部・経営学部・現代中国学部・国際コミュニケーション学部が名古屋校舎、文学部・地域政策学部が豊橋校舎と区分されています。募集定員表の「入学校舎」欄でも現代中国学部は名古屋です。名古屋校舎は名古屋市中村区平池町にあり、名古屋駅から徒歩約10分、あおなみ線ささしまライブ駅から歩行者デッキで直結しています。なお博物館学芸員課程と司書課程は豊橋校舎での開講とされているため、これらを希望する場合は校舎が分かれる点に注意してください。

2年次の現地プログラム(4か月の全員留学)は、編入生も参加するのですか。

大学が公表している範囲では分かりません。愛知大学の学部紹介ページと現地プログラムの案内によれば、現地プログラムは2年次の第3セメスター(3月〜6月)に現代中国学部生の全員が中国・南開大学、台湾・国立台湾師範大学、マレーシア・南方大学学院のいずれかへ4か月間留学するものです。編入学の入学年次は3年次なので、この時期には在籍していないことになります。編入生の扱いや、参加する場合の費用・期間は募集要項にも学部ページにも記載がありません。留学を目的に志望する場合は、出願前に必ず大学へ問い合わせて確認してください。

倍率はどれくらいですか。

愛知大学は編入学試験の志願者数・合格者数を公表していません。大学の「過去入試結果」ページには2021年度から2026年度までの結果が掲載されていますが、集計されているのは一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜の各区分・外国人留学生入試・社会人入試・海外帰国生選抜入試・スポーツ特別入試などで、編入学試験の行はありません。数字が公表されていない以上、倍率から難易度を語ることはできません。公表されている事実は、募集定員が若干名であること、そして330点のうち150点が出願時点で確定していることです。

出願で気をつけることはありますか。

期限が2つあり、日付が1日ずれている点です。2027年度では入学検定料35,000円の納入期間が2026年9月18日から9月28日まで(最終日収納印有効)、出願書類の提出は9月18日から9月29日まで(必着)です。募集要項自身が「出願書類提出期限と異なるため、ご注意ください」と注記しています。検定料は金融機関の窓口で電信扱いのみ、ATMからは振り込めません。出願は郵送のみで、市販の角形2号封筒に宛名ラベルを貼り、郵便局窓口から簡易書留速達で送ります。ポスト投函は不可、消印有効でもありません。あわせて志望理由書(本学所定用紙・自筆・800字以内)の準備も必要です。

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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、完全オンラインの大学編入予備校です。編入総研では、大学が公表している募集要項を一次資料として確認し、受験生が出願と対策の判断に使える形で整理しています。この記事の内容は2027年度募集要項にもとづきますが、制度は年度ごとに変わります。出願の前に、必ず愛知大学の最新の募集要項でご確認ください。

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