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愛知大学文学部

愛知大学文学部の編入試験|使える資格は専攻ごとに違う

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-10​​‌​‌‌‌‌‌‌‌​​​‌​‌​‌‌​​‌‌‌​​​‌‌​‌

愛知大学文学部の編入学試験は、資格検定試験150点+小論文100点+個人面接80点の合計330点で判定されます。同じ愛知大学でも法学部・経済学部・経営学部は面接がない250点なので、文学部は「面接がある側」です。志望理由書(本学所定用紙・自筆・800字以内)の提出も必要です。

そして、この学部でいちばん取り違えやすいのが出願資格の資格検定です。愛知大学文学部では、学科・専攻ごとに使える語学の検定が違います。募集要項P.4に一覧表が置かれていて、たとえばドイツ語圏文化専攻は英検やTOEICでは出願できません(ドイツ語技能検定試験のみ)。逆に心理学科・地理学専攻・現代国際英語専攻は英語系の資格しか使えません。ここを読み違えると、準備した資格で出願できないという事態になります。

2027年度(2027年4月入学)の試験日は2026年10月18日(日)・豊橋校舎、出願は2026年9月18日〜9月29日必着です。この記事では、専攻ごとの資格要件、330点の内訳、志望理由書、文学部だけに必要な実習費まで、募集要項の原本にもとづいて整理します。

330点資格検定150+小論文100+面接80
3年次入学年次(4学科すべて)
若干名募集定員(学科ごと)
豊橋校舎試験場・入学後の校舎

この記事で分かること

  • 使える資格検定が学科・専攻ごとに違うこと(一覧表を掲載します)
  • 文学部には個人面接80点があり、志望理由書800字も必要なこと
  • 募集しているのは人文社会・歴史地理・日本語日本文学・心理学の4学科で、専攻まで出願時に選ぶこと
  • 試験も入学後の校舎も豊橋校舎であること
  • 専攻によっては入学後に実習費が別途必要なこと

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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結論:330点のうち150点は出願前に決まる

項目内容
募集単位文学部 人文社会学科/歴史地理学科/日本語日本文学科/心理学科(専攻まで指定して出願)
入学年次3年次(愛知大学は全学部・全学科が3年次のみ。2年次編入はありません)
募集定員若干名(学科ごと)
選考方法資格検定試験150点+小論文100点+個人面接80点=330点
試験日・試験時間2026年10月18日(日)/集合9:40、小論文10:00〜11:20(80分)、個人面接12:30〜(1人10分程度)
試験場豊橋校舎(地域政策学部と同じ)。入学後に通うのも豊橋校舎です
出願期間2026年9月18日(金)〜9月29日(火)必着郵送のみ
出願資格在籍・卒業の条件に加えて、学科・専攻ごとに定められた資格検定の条件が必要
特有の提出書類志望理由書(本学所定用紙・自筆・800字以内
入学検定料35,000円(納入期間は9月18日〜9月28日。出願期限と1日ずれます)
合格発表2026年11月2日(月)10:00〜。オンライン合否照会のみ
単位認定62単位が上限

出典: 愛知大学「2027年度 募集要項 編入学試験」(全学部共通の1冊)。年度によって変わります。出願前に必ず最新の募集要項を確認してください。

330点のうち150点、つまり45%は、出願書類を出した時点で確定しています。当日に動かせるのは小論文100点と面接80点の計180点です。準備の重心をどこに置くかは、この構造で決まります。

使える資格検定は専攻ごとに違う

この記事でいちばん重要な部分です。愛知大学の編入学試験では、法学部・経済学部・経営学部・国際コミュニケーション学部・地域政策学部は「英検またはTOEIC L&R・TOEFL-iBT」、現代中国学部は「中国語検定3級以上またはHSK4級以上」と、学部ごとに条件が決まっています。

しかし文学部だけは、学科・専攻ごとに使える言語が違います。募集要項P.4の「学科、専攻別資格検定試験一覧表」がそれです。

学科・専攻使える資格検定
人文社会学科
東アジア文化専攻
英語(英検・TOEIC L&R・TOEFL-iBT)/中国語検定試験
人文社会学科
哲学専攻
英語/ドイツ語技能検定試験実用フランス語技能検定試験
人文社会学科
図書館情報学専攻・メディア芸術専攻・社会学専攻
4言語すべて(英語/ドイツ語/フランス語/中国語)
人文社会学科
現代国際英語専攻
英語のみ
人文社会学科
ドイツ語圏文化専攻
ドイツ語技能検定試験のみ(英語は使えません)
人文社会学科
フランス語圏文化専攻
実用フランス語技能検定試験のみ(英語は使えません)
歴史地理学科
日本史学専攻・世界史学専攻
4言語すべて
歴史地理学科
地理学専攻
英語のみ
日本語日本文学科4言語すべて
心理学科英語のみ

出典: 愛知大学「2027年度 募集要項 編入学試験」P.4「学科、専攻別資格検定試験一覧表」。表は原本の画像を目視して確認しています。

この表の読み違えが、そのまま出願できないことに直結します。

  • ドイツ語圏文化専攻を志望していて英検しか持っていない場合、出願できません。フランス語圏文化専攻も同じ構造です
  • 心理学科・地理学専攻・現代国際英語専攻は英語系のみ。中国語検定やドイツ語検定を持っていても、この3つでは使えません
  • 東アジア文化専攻は英語か中国語。ドイツ語・フランス語は使えません
  • 哲学専攻は英語・ドイツ語・フランス語。中国語は使えません
  • 4言語すべてが使えるのは、図書館情報学専攻・メディア芸術専攻・社会学専攻・日本史学専攻・世界史学専攻・日本語日本文学科です

専攻を変えると、必要な資格まで変わります。志望専攻を決めるのと、受ける検定を決めるのは、同じ1つの決断だと考えてください。

資格検定の共通ルール

  • 英検・ドイツ語技能検定試験・実用フランス語技能検定試験・中国語検定試験には、級や合格年月日の制限がありません(級の制限があるのは現代中国学部だけです)
  • 英検はS-CBT(英検CBTを含む)も認められます
  • TOEIC L&RとTOEFL-iBTは、出願開始日より2年以内に受験したものに限られます
  • TOEIC-IP(団体特別受験制度)、TOEFL-ITP(団体向けテストプログラム)、TOEFL-iBT Home Editionは対象になりません。大学の授業内で受けたIPテストは使えないので、公開テストを受け直す必要があります
  • 2026年1月21日以降にTOEFL-iBTを受験した場合、参考値として記載されているスコアで評価されます
  • 複数のスコアを提出した場合、換算の結果いちばん得点が高いものが採用されます

「級の制限がない」ことと「高い点が付く」ことは別です。要項には、資格検定試験の成績は本学独自の方法で換算して外国語の得点とするとあり、換算表は公表されていません。合格していれば出願はできますが、換算後に150点満点のどこに来るかは級やスコア次第です。

だからこそ、その専攻で出せる資格が複数あるなら、複数出すほうが有利になります。高いほうが採用されるからです。たとえば日本語日本文学科なら英検とTOEICの両方を出す、という選択に意味があります。

大学自身も「外国語資格検定試験は実施日や実施会場が限られています。各試験の結果が送られるまでの日数も考慮のうえ、早めに受験してください」と注意しています。出願は9月中旬です。ドイツ語検定・フランス語検定・中国語検定は英検より実施回数が少ないので、専攻によっては受験機会を逃すと1年待ちになります。春のうちに一度受けておくのが安全です。

出願資格は2段構えになっている

愛知大学の編入学試験の出願資格は、次の2つの条件を両方満たす必要があります。

条件内容
1つ目
(在籍・卒業の条件)
次のいずれか。2027年3月までに大学学部・短期大学・高等専門学校を卒業(見込みを含む)/2027年3月までに大学学部に2年以上在学し、62単位以上を修得(見込みを含む。休学・停学期間は在学期間に含みません)/専修学校の専門課程(修業年限2年以上かつ修了に必要な総授業時間数1,700時間以上)を2027年3月までに修了(見込みを含む。学校教育法第90条の大学入学資格を有する方に限ります)
2つ目
(資格検定の条件)
志望する学科・専攻に定められた資格検定(上の一覧表)に合格しているか、出願開始日より2年以内にTOEIC L&RかTOEFL-iBTを受験してスコアを証明できること

2つ目の条件を満たしていないと、そもそも出願できません。資格検定試験は「あれば有利」ではなく、出願の前提条件です。

また、すでに学位を持っている方は注意が必要です。要項には、愛知大学で取得できる学位と、すでに修得している(見込みを含む)学位が同一の場合は出願できないと記載されています。

なお愛知大学の学部在学生は出願できません。日本の方で外国の大学等を卒業(見込みを含む)した場合と、外国人留学生の場合は、出願に先立って企画部入試課へ受験資格の有無を確認するよう要項で指示されています(外国人留学生は日本語能力試験N1合格が条件で、日本の大学等に在籍したことがない方は出願できません)。

出願資格と必要単位の一般的な考え方は編入の出願資格と必要単位で整理しています。

文学部には面接80点がある

選考方法は愛知大学の中で2通りに分かれていて、文学部は面接がある側です。

学部選考方法と満点
法学部・経済学部・経営学部資格検定試験150点+小論文100点=250点。面接なし・志望理由書も不要
現代中国学部・国際コミュニケーション学部・文学部・地域政策学部資格検定試験150点+小論文100点+個人面接80点=330点志望理由書あり

当日の流れは、集合9:40 → 小論文10:00〜11:20(80分) → 個人面接12:30〜(1人10分程度)です。面接は昼をはさむので、要項も「必要に応じて昼食を持参してください」と案内しています。午前で解散にはなりません。

面接の80点は、330点の約24%にあたります。資格検定150点が動かせない持ち点であることを考えると、当日に動かせる180点のうち、面接が44%を占める計算になります。「面接はおまけ」という配点ではありません。

志望理由書は本学所定用紙・自筆・800字以内

文学部は志望理由書(別紙④)を出願書類として提出します。要項の指定は次のとおりです。

  • 本学所定用紙を使う(募集要項に綴じ込まれた様式を各自で印刷します。募集要項は冊子で配付されません
  • 自筆(パソコンで作成して貼り付けることはできません)
  • 800字以内

この書類は、面接の土台にもなります。面接は1人10分程度と短く、その場で一から自己紹介をする時間はありません。800字に書いたことが、そのまま質問の材料になる前提で組み立ててください。

自筆で800字を書くには、下書きと清書に相応の時間がかかります。書き損じたら最初から書き直しになるので、出願期間(9月18日〜29日)に入ってから着手するのは危険です。8月のうちに内容を固め、9月上旬に清書という順番が現実的です。

小論文で何が問われるか

文学部の小論文について、出題内容や過去のテーマは募集要項に示されていません。大学の「過去入試問題」のページで公開されているのは公募制推薦入試と一般選抜の問題だけで、編入学試験の問題は公開されていません。この記事でも、出題を断定することは避けます。

ただし、大学が公表しているアドミッション・ポリシーには手がかりがあります。文学部は4学科それぞれにポリシーを出しており、共通して次の3点を「入学前までに修得すべき能力」として挙げています。

  • ものごとを自ら論理的に考えるための基礎的能力を有している
  • 自分の意見などを発表する基礎的能力を有している
  • 他者の意見などを聞き対話する基礎的能力を有している

学科ごとの「求める学生像」には、より具体的な言葉が並びます。

学科求める学生像(抜粋)
人文社会学科人間の様々な営みと活動について多様な興味や関心を抱いており、個、集団、地域などの観点から、過去あるいは現在について観察、考察し、さらに未来を展望することに魅力を感じている人
歴史地理学科人間や社会の歴史的展開や、人々が生活する地理的環境などについて興味や関心を抱いており、個、集団、地域などの観点から観察、考察し、さらに未来を展望することに魅力を感じている人
日本語日本文学科「日本語」「日本文学」「日本語表現」について興味や関心を抱いており、過去から現在、未来へと至る日本文化について思考・構想することに魅力を感じている人
心理学科人間の様々な営みと活動について多様な興味や関心を抱いており、観察、考察し、さらに未来を展望することに魅力を感じている人。心理学を学ぶために必要な基礎的な知識とそれを運用する能力を有している

ここから読み取れる準備の方向

  • 「観察 → 考察 → 展望」という順序が4学科に共通して出てきます。現状を描写して終わる答案ではなく、そこから何が言えるか・これからどうなるかまで書き切る形を練習してください
  • 80分で書き切ること。時間を計らずに書く練習は、この試験ではあまり意味がありません
  • 志望専攻の領域に引きつけて書けるようにすること。愛知大学は「大学において学習、習得した専門的知識、視座、研究方法を、将来自己の人生、職業、社会貢献などに活かしていきたいという意思」を求める学生像に挙げています。学ぶ内容と、その先をつなげて語れるかが問われます

週に1本、時間を計って書き、他の人に読んでもらって論理の飛躍を指摘してもらうと精度が上がります。文学部の編入を実施している大学の一覧もあわせて確認しておくと、書く練習の題材を選びやすくなります。

募集しているのは4学科。専攻まで出願時に選ぶ

募集要項の募集定員表(P.3)に載っている文学部の募集単位です。

学科コース・専攻
人文社会学科現代文化コース(東アジア文化専攻/哲学専攻/図書館情報学専攻/メディア芸術専攻)
社会学コース(社会学専攻)
欧米言語文化コース(現代国際英語専攻/ドイツ語圏文化専攻/フランス語圏文化専攻)
歴史地理学科日本史学専攻/世界史学専攻/地理学専攻
日本語日本文学科日本語日本文学専攻
心理学科心理学専攻

出典: 愛知大学「2027年度 募集要項 編入学試験」P.3「募集定員」。表は原本の画像を目視して確認しています。募集定員はいずれも若干名、入学年次は3年次、入学校舎は豊橋です。

要項には「出願後の志願学部・学科・コース等の変更は一切認めません」と明記されています。出願書類を出す時点で専攻まで決めることになります。そして前述のとおり、専攻が決まると使える資格検定も決まります。順番としては、専攻を決める → その専攻で使える検定を受ける → 出願するという流れになるため、専攻選びは出願直前ではなく1年前の判断です。

試験も入学後も豊橋校舎

愛知大学には名古屋校舎と豊橋校舎があり、学部によって試験場が分かれています。

区分名古屋校舎豊橋校舎
試験場法学部・経済学部・経営学部・現代中国学部・国際コミュニケーション学部文学部・地域政策学部
入学校舎法学部・経済学部・経営学部・現代中国学部・国際コミュニケーション学部文学部・地域政策学部

文学部は、試験も入学後の4年間も豊橋校舎で一貫しています。愛知大学では試験場と入学校舎の分かれ方が一致しているため、自分の学部が通う校舎がそのまま試験場になります。文学部の志願者が名古屋校舎へ向かうことはありません。

要項は「試験場を間違えると受験できなくなりますので、充分注意してください」と注意を促し、前日の問い合わせ窓口は開設せず、試験場建物内の下見もできないとしています。当日の移動時間は事前に自分で確認しておく必要があります。試験開始後20分を超えて遅刻した場合は受験できません。

単位認定は62単位が上限

募集要項には、出身学校での既修得単位について62単位を上限に単位認定すると書かれています。

要項には「専修学校(専門課程)から経済学部への3年次編入は50単位が上限」という例外が置かれていますが、これは経済学部だけの定めです。文学部には当てはまりません。専門学校から文学部へ編入する場合も、上限は62単位です。

また、編入学後に教職課程・博物館学芸員課程・司書課程の受講を希望する場合は、資格課程科目の認定も行われます。博物館学芸員と司書の課程は豊橋校舎での開講なので、文学部の学生にとっては授業と同じ校舎で受けられることになります。

ただし「上限62単位」は「必ず62単位認定される」という意味ではありません。実際に何単位認定されるかは入学後に確定します。2年間で卒業要件を満たせるかどうかは、認定された単位数が出てからでないと分かりません。単位認定の一般的な考え方は編入の単位認定はどれくらいされるのかにまとめています。

倍率は公表されていない

愛知大学は、編入学試験の志願者数・合格者数を公表していません。

大学の「過去入試結果」のページには、2021年度から2026年度までの入試結果が掲載されています。しかし、そのいずれにも編入学試験の行はありません。掲載されているのは一般選抜・学校推薦型選抜・外国人留学生入試・社会人入試・海外帰国生選抜入試・スポーツ特別入試などの区分で、編入学試験は集計の対象外です。

数字が出ていない以上、倍率を推測して難易度を語ることはできません。この記事でも書きません。

判断の材料になるのは、公表されている次の事実だけです。募集定員は学科ごとに若干名。配点は330点で、そのうち150点は出願時点で確定している。当日に動かせるのは小論文100点と面接80点です。

日程と、間違えやすい2つの期限

2027年度(2027年4月入学)の日程です。今日(2026年8月10日)の時点で、出願はまだ始まっていません。

  • 8月31日(月)

    特別な配慮の申請期限。障がい等により受験・修学に特別な配慮が必要な場合は、この日までに企画部入試課へ問い合わせる必要があります

  • 9月18日(金)〜9月28日(月)

    入学検定料35,000円の納入期間(最終日収納印有効)。金融機関の窓口のみ・電信扱いで、ATMからは振り込めません

  • 9月18日(金)〜9月29日(火)

    出願期間(必着)。郵送のみで、角形2号封筒に宛名ラベルを貼り、郵便局の窓口から簡易書留速達で送ります。ポストへの投函は不可、消印有効でもありません

  • 10月8日(木)

    受験票の一括発送。普通郵便なので手元に届くまで数日かかります。届かない場合は試験2日前までに問い合わせます

  • 10月18日(日)

    試験日(豊橋校舎)。集合9:40、小論文10:00〜11:20、個人面接12:30〜。昼食の持参が必要です

  • 11月2日(月)

    合格発表(10:00〜)。オンライン合否照会のみで、合格通知書と入学手続書類の郵送はありません

  • 11月9日(月)

    第一次入学手続(入学金200,000円の納入)

  • 12月22日(火)

    第二次入学手続(授業料等の納入、学籍関連情報・写真登録は15:00まで)。入学手続書類の提出は2027年3月5日(金)消印有効

出典: 愛知大学「2027年度 募集要項 編入学試験」。日付は2026年のものです(2027年4月入学のための試験)。最新の日程は必ず大学公式の募集要項で確認してください。

期限が2つあり、日付が違います。要項自身が「出願書類提出期限と異なるため、ご注意ください」と注意を促しています。

  • 検定料の納入は9月28日まで(金融機関の窓口・電信扱い)
  • 出願書類の到着は9月29日まで(簡易書留速達・必着)

検定料の支払いが済んでいない出願は受理されません。金融機関の窓口が開いている時間に行く必要があるので、平日の予定と合わせて逆算してください。9月28日は月曜日、9月29日は火曜日です。28日に窓口で納入し、29日必着で書類を届けるのは、地域によっては間に合いません。前の週に済ませるのが安全です。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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出願書類でつまずきやすいところ

文学部の出願で提出するのは、入学志願票、写真票/入学検定料振込確認書貼付用紙、志望理由書、成績証明書(厳封)、卒業(修了)証明書または見込証明書、資格検定試験証明書等貼付用紙です。

  • 志望理由書は文学部で必須です。現代中国学部・国際コミュニケーション学部・地域政策学部と文学部の志願者だけが提出します
  • 大学を中途退学した方、現在四年制大学に在籍していて2年次までの課程を修了(見込みを含む)した方は「在学期間証明書」を提出します。要項はわざわざ「在籍証明書ではありません」と注記しています。名前が似ているため、出身大学の窓口で取り違えやすい書類です
  • 出願時に履修中で成績証明書に載らない科目がある場合は、履修登録書などを別に提出します(コピーや自分で作成したものでも可)
  • 専修学校の専門課程から出願する場合は、本学所定用紙を使った「専修学校専門課程修了(見込)証明書」を専修学校長から厳封で交付してもらいます。所定用紙が必要なので、要項を印刷して早めに学校へ依頼してください
  • 資格検定の証明書はコピーを貼付用紙に貼って提出します。英検・独検・仏検・中検などは合格証明書、TOEIC L&RはOfficial Score Certificate(公式認定証)、TOEFL-iBTはTest Taker Score Report(受験者用控えスコアレポート)です
  • 提出書類は番号順に揃えてクリップでとめます(ホチキス等は使用不可)
  • 外国籍の方は住民票の写し(原本・コピー不可)も提出します

出願手続き全体の段取りは編入の出願手続きとスケジュールで解説しています。

学内併願はできない

愛知大学の編入学試験は、7学部すべてが同じ日(2026年10月18日)に実施されます。集合時間も9:40で共通です。そのため、愛知大学の中で2つの学部を併願することはできません。出願後の学部・学科・コースの変更も認められていません。

ただし、面接がある4学部(現代中国・国際コミュニケーション・文・地域政策)は、選考方法も配点も同じ330点です。この4学部のあいだで迷っている段階なら、小論文と面接、志望理由書という準備の中身は共通しています。最終的に絞る必要があるのは出願書類を出す9月中旬ですが、資格検定だけは学部・専攻で条件が違うので、そこだけは早く決めてください。

愛知大学の他学部については愛知大学国際コミュニケーション学部の編入試験愛知大学経済学部の編入試験愛知大学法学部の編入試験もあわせてご覧ください。

入学後の学納金と、専攻ごとの実習費

2027年度編入学生の学納金です。文学部は他学部と金額が異なります。

項目金額(文学部)
入学金(第一次入学手続)200,000円
授業料(春学期・第二次入学手続)380,000円
教育充実費(春学期・第二次入学手続)100,000円
第二次入学手続時の納入額480,000円
秋学期分(納入期限 2027年9月15日)480,000円

さらに、専攻によっては実習費が別途必要です。これは文学部と地域政策学部食農環境コースにだけ設定されているものです。

学科・専攻種別・金額・納入時期
人文社会学科
東アジア文化専攻・哲学専攻・図書館情報学専攻・メディア芸術専攻
表現実習費 10,000円(第二次入学手続)
人文社会学科
メディア芸術専攻
上記に加えて実験実習費 60,000円入学年次以降毎年。春学期と秋学期の2回に分けて納入)
人文社会学科
社会学専攻
調査実習費 20,000円(第二次入学手続)
歴史地理学科
地理学専攻
調査実習費 10,000円(第二次入学手続)
心理学科実験実習費 50,000円入学年次以降毎年。春学期と秋学期の2回に分けて納入)

出典: 愛知大学「2027年度 募集要項 編入学試験」P.11。表は原本の画像を目視して確認しています。4年次は授業料が10,000円増額されます。学則改正にともない変更される場合があります。このほか後援会・同窓会費40,000円が入学手続時に1回のみ必要です。

メディア芸術専攻と心理学科の実験実習費は「入学年次以降毎年」なので、3年次と4年次の2年分がかかります。メディア芸術専攻なら60,000円×2年=120,000円、心理学科なら50,000円×2年=100,000円です。専攻を選ぶ段階で、この差も込みで考えてください。

入学金の納入期限(11月9日)と授業料等の納入期限(12月22日)は1か月以上離れています。いったん納入した学納金は返還されませんが、所定の期日までに入学辞退の手続きをした場合は、入学金を除く入学手続時納入金が返還されます。他大学との併願で結果待ちがある場合は、この日程を確認しておいてください。

対策の組み立て方

  1. 先に志望専攻を決める。専攻が決まらないと、受けるべき検定が決まりません。愛知大学文学部の準備は、ここから始まります
  2. その専攻で使える資格検定を、要項P.4の一覧表で確認する。ドイツ語圏文化専攻・フランス語圏文化専攻は英語が使えず、心理学科・地理学専攻・現代国際英語専攻は英語しか使えません
  3. 検定を早めに受ける。330点のうち150点で、しかも出願の前提条件です。独検・仏検・中検は実施回数が少ないので、逆算を早めに
  4. IPテストではないことを確認する。大学の授業内で受けたTOEIC-IPやTOEFL-ITPは対象外です
  5. その専攻で出せる資格が複数あるなら、複数出す。換算後にいちばん高いものが採用されます
  6. 80分で書き切る練習を積む。「観察 → 考察 → 展望」の型で、志望領域に引きつけて書けるように
  7. 志望理由書800字を8月中に固め、自筆で清書する。面接10分の土台になります
  8. 面接80点を軽く見ない。当日動かせる180点のうち44%です

ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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まとめ

  • 資格検定150点+小論文100点+個人面接80点=330点。文学部は面接がある側です
  • 使える資格検定は学科・専攻ごとに違います。ドイツ語圏文化専攻はドイツ語検定のみ、フランス語圏文化専攻はフランス語検定のみ、心理学科・地理学専攻・現代国際英語専攻は英語系のみです
  • 志望理由書(本学所定用紙・自筆・800字以内)が必要です
  • 募集は人文社会・歴史地理・日本語日本文学・心理学の4学科。専攻まで出願時に選び、あとから変更できません
  • 試験も入学後も豊橋校舎です
  • 単位認定は62単位が上限(50単位の例外は経済学部だけの定めです)
  • 倍率は公表されていません。大学の過去入試結果に編入学試験の区分がありません
  • 検定料の納入期限(9月28日)と出願の到着期限(9月29日)が違います
  • 7学部が同じ日に実施されるため、学内併願はできません

よくある質問

愛知大学文学部の編入試験の配点を教えてください。

資格検定試験150点、小論文100点、個人面接80点の合計330点です。資格検定試験は当日に受ける試験ではなく、英検などのスコアや合格証を出願時に提出し、大学独自の方法で換算して外国語の得点とするものです。つまり配点の約45%が出願する前に決まります。当日は集合9時40分、小論文が10時00分から11時20分までの80分、個人面接が12時30分から1人10分程度です。昼をはさむため昼食の持参が必要です。法学部・経済学部・経営学部は面接がなく250点なので、学部によって配点が異なります。年度によって変わる可能性があるため、必ず最新の募集要項で確認してください。

英検を持っていれば、どの専攻でも出願できますか。

できません。愛知大学文学部は、学科・専攻ごとに使える資格検定が定められています。ドイツ語圏文化専攻はドイツ語技能検定試験のみ、フランス語圏文化専攻は実用フランス語技能検定試験のみで、英検やTOEICでは出願できません。逆に心理学科・地理学専攻・現代国際英語専攻は英語系の資格しか使えません。東アジア文化専攻は英語と中国語、哲学専攻は英語とドイツ語とフランス語です。4言語すべてが使えるのは、図書館情報学専攻・メディア芸術専攻・社会学専攻・日本史学専攻・世界史学専攻・日本語日本文学科です。志望専攻を決めることと、受ける検定を決めることは同じ1つの決断だと考えてください。

志望理由書は必要ですか。書式の指定はありますか。

必要です。文学部は志望理由書(別紙④)を出願書類として提出します。指定は本学所定用紙・自筆・800字以内で、パソコンで作成したものを貼り付けることはできません。募集要項は冊子で配付されないため、様式は各自で印刷します。志望理由書を提出するのは、現代中国学部・国際コミュニケーション学部・文学部・地域政策学部の志願者です。面接は1人10分程度と短く、志望理由書に書いた内容がそのまま質問の材料になる前提で組み立ててください。自筆で800字を書くには時間がかかるため、出願期間に入ってから着手するのは避け、8月のうちに内容を固めておくことをおすすめします。

試験は名古屋校舎ですか、豊橋校舎ですか。

文学部の試験場は豊橋校舎です。入学後に通う校舎も豊橋校舎なので、試験と学びの場が一致しています。豊橋校舎が試験場になるのは文学部と地域政策学部で、名古屋校舎が試験場になるのは法学部・経済学部・経営学部・現代中国学部・国際コミュニケーション学部です。愛知大学では試験場と入学校舎の分かれ方が一致しているため、文学部の志願者が名古屋校舎へ向かうことはありません。募集要項は試験場を間違えると受験できなくなると注意しており、前日の問い合わせ窓口は開設せず、試験場建物内の下見もできません。試験開始後20分を超えて遅刻した場合は受験できないため、当日の移動時間は事前に確認しておいてください。

単位はどれくらい認定されますか。

募集要項には、出身学校での既修得単位について62単位を上限に単位認定すると記載されています。要項には専修学校(専門課程)から経済学部へ3年次編入する場合のみ50単位が上限という例外がありますが、これは経済学部だけの定めで、文学部には当てはまりません。専門学校から文学部へ編入する場合も上限は62単位です。ただし上限であって、実際に何単位認定されるかは入学後に確定します。また編入学後に教職課程・博物館学芸員課程・司書課程の受講を希望する場合は資格課程科目の認定も行われ、博物館学芸員と司書の課程は豊橋校舎で開講されています。

倍率はどれくらいですか。

愛知大学は編入学試験の志願者数・合格者数を公表していません。大学の「過去入試結果」のページには2021年度から2026年度までの入試結果が掲載されていますが、そのいずれにも編入学試験の区分はなく、一般選抜・学校推薦型選抜・外国人留学生入試・社会人入試・海外帰国生選抜入試・スポーツ特別入試などの結果だけが集計されています。数字が公表されていない以上、倍率から難易度を語ることはできません。公表されている事実は、募集定員が学科ごとに若干名であること、配点330点のうち150点が出願時点で確定していることです。

入学後に授業料以外の費用はかかりますか。

文学部は専攻によって実習費が別途必要です。人文社会学科の東アジア文化専攻・哲学専攻・図書館情報学専攻・メディア芸術専攻は表現実習費10,000円、社会学専攻は調査実習費20,000円、歴史地理学科の地理学専攻は調査実習費10,000円が、いずれも第二次入学手続の際に必要です。さらにメディア芸術専攻は実験実習費60,000円、心理学科は実験実習費50,000円が入学年次以降毎年かかり、春学期と秋学期の2回に分けて納入します。学納金は入学金200,000円、授業料380,000円、教育充実費100,000円で、第二次入学手続時の納入額は480,000円です。このほか後援会・同窓会費40,000円が入学手続時に1回のみ必要です。

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この記事は愛知大学が公表している2027年度募集要項および入試情報にもとづいて作成しています。出願前には必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

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