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TOEIC・英語資格の要件

横浜国立大学編入のTOEIC|経済学部は620点必須・理工学部は点数不問

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-11​​​‌​‌‌‌‌‌‌‌‌​​‌‌‌​​​​‌‌‌​‌​‌‌​​

結論からお伝えします。横浜国立大学の編入学試験でTOEICの扱いは、学部ごとに3通りに分かれます。「横浜国立大学の編入には◯点必要」とひとまとめに言える基準は存在しません。2027年度(2027年4月入学)の募集要項を学部ごとに確認すると、次のようになっています。

経済学部の一般選抜だけが、出願要件としてTOEIC L&R 620点以上(またはTOEFL iBT 61点/バンドスコア3.5)を求めています。これは合格ラインではなく、この点数に届かなければ出願そのものができないという線です。一方で理工学部は「受験していること」が要件で、最低点の定めがありません。そして都市科学部は、出願書類にも選抜方法にも英語資格が出てきません。

いま動く必要があるのは経済学部を志望する方です。2027年度の出願書類受付は2026年10月14日(水)から10月20日(火)17時必着で、この記事の更新時点(2026年8月11日)から約2か月しかありません。620点に届いていないなら、間に合う回のTOEICを今すぐ押さえてください。逆に、620点を超えているのに「もっと必要らしい」と考えて出願を見送るのは、まったくの誤解です。

この記事で分かること

  • 経済学部・理工学部・都市科学部で、英語資格の扱いがどう違うのか(要項の条文で確認)
  • 経済学部の620点が「合格ライン」ではなく「出願できるかどうかの線」である理由
  • 経済学部の社会人選抜には語学要件がないこと
  • 提出方法と期限(TOEFLはETSからの直送が必要。横浜国立大学のDIコードは0410)
  • 経済学部・理工学部とも、IPテスト(団体特別受験制度)のスコアは使えないこと
  • 「700点必要」「800点が実質的な合格ライン」という数字に根拠がない理由

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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620点経済学部・一般選抜の出願要件(TOEIC L&R)
点数不問理工学部。2024年7月以降に受験していることが要件
提出なし都市科学部。英語資格を出す欄そのものがありません
10/20 17時経済学部の出願締切(2026年・必着)

学部ごとの扱い(早見表)

横浜国立大学で編入学試験を実施しているのは、経済学部・理工学部・都市科学部の3学部です。教育学部・経営学部・先進実践学環には編入学試験の募集がありません。実施している3学部について、2027年度の募集要項に書かれている英語資格の扱いを並べます。

学部・区分英語資格使える試験最低点
経済学部
一般選抜
出願要件(必須)TOEFL iBT/TOEIC L&R のいずれかTOEIC L&R 620点
TOEFL iBT 61点またはバンドスコア3.5
経済学部
社会人選抜
不要—(語学要件の定めがありません)
理工学部出願要件(必須)だが点数は問われないTOEFL iBT/TOEIC L&R のいずれか1つだけ定めなし
2024年7月以降に受験していること
都市科学部
(建築学科・都市基盤学科)
提出そのものがない

出典: 横浜国立大学 令和9年度(2027年度)経済学部第3年次編入学試験募集要項、理工学部編入学試験募集要項、都市科学部編入学試験(高等専門学校編入学)学生募集要項。年度は入学年度で表記しています。日程・要件は年度ごとに変わるため、出願前に必ず大学公式の最新の募集要項で確認してください(大学の募集要項一覧ページ: https://www.ynu.ac.jp/exam/faculty/essential/index.html )。

なお、理工学部と都市科学部の編入学試験は、高等専門学校を卒業した方(見込みを含む)だけが対象です。大学生・短期大学生・専門学校生の方が横浜国立大学に編入学を出願できるのは経済学部だけで、その経済学部の一般選抜こそが620点を求めている、という関係になっています。

経済学部|620点は「合格ライン」ではなく「出願できる線」

経済学部の募集要項は、出願資格を「基礎資格」と「語学要件」の2階建てで定めています。一般選抜で出願する場合は、この両方を満たしていなければなりません。要項の表現は「次のいずれかの基礎資格を有する者。なお、一般選抜で出願する場合は、語学に関する要件も併せて満たす者」です。

基礎資格は、学士の学位を持つ方、短期大学・高等専門学校を卒業した方(見込みを含む)、修業年限4年以上の大学に2年以上在学して2年次までの課程を修了し62単位以上を修得した方(見込みを含む)などです。そのうえで、一般選抜には次の語学要件がかかります。

  • TOEIC L&R 620点
  • TOEFL iBT(Home Edition を含む) 61点、またはバンドスコア3.5

要項の書き方は「下記のいずれかの語学試験を受験し、出願時に下記基準以上の成績を取得していること」です。つまり620点は、合格者の平均でも目標でもなく、出願書類を受け付けてもらえるかどうかの境界線です。621点でも要件は満たしますし、900点でも要件を満たすという点では同じ扱いになります。経済学部の選抜そのものは、一般選抜であれば学力検査(専門科目)と書類審査で行われ、専門科目は「経済学1(経済原論・経済史・経済政策)」と「経済学2(マクロ経済・ミクロ経済・経済数学)」から1科目を選んで解答します。

社会人選抜には語学要件がありません

見落とされやすいのがここです。経済学部の社会人選抜には、語学要件の定めがありません。要項の出願資格の表で、社会人選抜の行には「基礎資格」しか置かれていません。さらに出願書類の一覧でも、社会人選抜の志願者は一般選抜の書類のうち「5 語学試験の成績証明書」を除いたものに、事前提出の論文を加えて提出する形になっています。

社会人選抜の基礎資格は、学士の学位を取得した後に出願までに1年以上経過している方、日本の短期大学または高等専門学校を卒業した後に出願の時までに3年以上経過している方などです。選抜は事前提出の論文と口述試験、および書類審査で行われます。該当する方は、TOEICのスコアがないことを理由に出願をあきらめる必要はありません。

スコアの有効期限と提出方法

経済学部で提出できるスコアは、出願期間最終日(2027年度は2026年10月20日)において2年以内に受験したものに限られます。提出のしかたは試験ごとに違い、ここを間違えると要件を満たしていても出願が通りません。

TOEFL iBT試験実施機関(ETS)から横浜国立大学へ直送されたものだけが正式な成績証明書として扱われます。横浜国立大学のコード番号は「0410」です。Test Dateスコアのみが対象で、MyBestスコアは使えません。TOEFL-ITP(団体向けテスト)は受け付けられません。2026年1月21日以降に受験したものは、120点満点の換算スコアではなく1〜6のバンドスコアが優先されます。
TOEIC L&R原本の提出が必要で、コピーでは出願を受け付けてもらえません。日本で受験した場合は、QRコード付きデジタル公式認定証をプリントアウトしたものでも提出できます(QRコードで真正性を確認するため、それ以外のウェブサイトからダウンロードしたものは不可)。Bridgeテスト、IPテスト(団体特別受験制度)のスコアレポートは受け付けられません。原本の返却を希望する場合は、切手を貼り住所・氏名を記載した返信用封筒を原本と一緒に提出すると、後日返却されます。

TOEFLを選ぶ場合、ETSへの送信申請から大学が受信するまでに時間がかかります。出願期間内に大学側で受信できているかどうかが問題になるため、スコアが出てから手続きを始めるのではなく、受験の段階で送信先を横浜国立大学に指定しておくのが確実です。

経済学部の日程から逆算する

2027年度の日程は次のとおりです。TOEICのスコアは出願書類の一部なので、試験日ではなく出願締切から逆算します。

  • いま(8月)

    620点に届いているかを確認し、届いていなければ受験回を押さえる。公開テストは申込から受験、そして公式認定証が手元に届くまでに相応の期間がかかります。10月20日の締切に「認定証が間に合う回」を選ぶ必要があり、試験日だけを見て選ぶと書類が間に合いません。すでに620点以上を持っている方は、そのスコアが2026年10月20日から2年以内のものかを確認してください

  • 9月1日〜

    入学検定料30,000円の払込が可能になる。コンビニエンスストア(セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート)の情報端末機で操作し、レジで支払います。払込手数料は志願者負担です。収納証明書またはレシートを所定の貼付用紙に貼って提出します

  • 10月14日〜20日

    出願書類の受付期間(2026年・最終日17時必着)。受付は郵送(書留速達)に限られ、ポスト投函も窓口持参もできません。ただし10月19日(月)までの発信局消印のある書留速達に限り、期限後に到着しても受理されます。TOEICの成績証明書は原本を同封します

  • 11月16日

    試験日(2026年・月曜)。一般選抜は9:00〜10:00に専門科目(経済学1・経済学2から1科目選択)。社会人選抜は9:30〜の口述試験で、事前提出の論文について複数の教員から質問を受けます。試験場は横浜国立大学経済学部です

  • 12月17日

    合格者発表(2026年・12時頃)。大学ウェブサイトへの受験番号掲載と、合格者への合格通知書の郵送で行われます。掲載期間は発表日から4日間程度。入学手続受付期間は2027年2月26日〜3月4日です

必要なスコアは大学ごとに違い、提出の方法と締切も大学ごとに決まっています。受け直しが間に合うかどうかは、志望校が決まると見えてきます。

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理工学部|点数は問われない。「受験していること」が要件

理工学部の募集要項は、出願資格を「基礎資格」と「要件」に分けており、要件の条文はこうです。「令和6年(2024年)7月以降に実施されたTOEFL iBT(Home Editionを含む)又はTOEIC L&Rを受験している者」。ここに点数は一切書かれていません。受験した事実そのものが要件で、何点であっても出願はできます。

ただし、点数が完全に無関係というわけではありません。理工学部の選抜は学力検査・面接・成績証明書・TOEFL iBTまたはTOEIC L&Rの成績・推薦書を総合して行われると要項に明記されています。つまり、出願の可否には効かないが、評価材料の1つには入っている、という位置づけです。「点数不問だから受けるだけでよい」と読むのは正確ではありませんが、逆に「620点や700点に届かないと出願できない」という制約もありません。

提出できるスコアは1つだけ

理工学部で特に注意が必要なのが、提出できるスコアは1つだけという制限です。要項は「提出できるスコアは1つのみです。複数試験種のスコアを提出したり、ある試験種のスコアを複数回分提出したりしないでください」としています。良いスコアを並べて出す、という出し方はできません。

TOEFL iBT を選ぶ場合提出するのは次の3点です。
① ETSから横浜国立大学に送信される Institutional Score Report(ETSへ送信手続きをする必要があります)
② ETSに送信手続きをしたことが確認できる記録(メール画面等)の写し
③ 受験者本人へ送信されるスコア(Test Taker Score Report)の写し
直送のためのDIコード番号は「0410」です。Test Dateスコアのみが利用され、MyBestスコアは使われません。TOEFL-ITP は受け付けられません。
TOEIC L&R を選ぶ場合日本で実施されたTOEIC L&RのQRコード付きデジタル公式認定証をプリントアウトして提出します。「Official Score Certificate」(公式認定証)の提出も認められており、その場合は上下を切り離さずに提出します。TOEIC S&W(スピーキング/ライティング)、Bridge、TOEIC-IP(団体特別受験制度)は受け付けられません。原本は後日、受験票送付の際に返却されます(プリントアウトしたデジタル公式認定証は返却されません)。

🔴 TOEFLを選ぶ場合、要項には「5月14日(木)までにInstitutional Score Reportを受信できない場合は出願を受理しないことがあります」と書かれています(2027年度の場合)。これは出願書類の締切と同じ日ですが、大学が受け取るのはETSからの直送なので、自分が郵送する書類とは別の時計で動きます。送信申請から大学の受信までに期間を要するため、早めの手続きが必要です。TOEICを選べばこの直送の問題は起きません。

2027年度の理工学部は、出願書類受付が2026年5月8日(金)〜5月14日(木)必着、試験日が2026年7月4日(土)、合格者発表が7月22日(水)でした。この日程はすでに終了しています。2028年度(2028年4月入学)に向けて準備する方は、大学が公表している変更予告に目を通しておいてください。2028年度以降について、理工学部の編入学試験の出願要件は「変更なし」と告知されていますが、試験教科・科目は変更されます(基礎科目と専門科目を「学力検査」として統合。情報工学EPには「数理・データサイエンス・AI」が加わり、電子情報システムEPは選択制が廃止されます)。科目の詳細は理工学部の記事にまとめています。

都市科学部|英語資格の提出そのものがありません

都市科学部の編入学試験(高等専門学校編入学)は、建築学科(2年次編入・2名)と都市基盤学科(3年次編入・5名)で実施されています。2027年度の募集要項を通して確認しましたが、TOEIC・TOEFL・IELTSといった英語資格の記載は1か所もありません。

出願書類は、志願票・受験票と写真票・成績証明書・卒業(見込)証明書・推薦書・入学検定料の収納証明書・各種送付用ラベルで、英語資格の成績証明書を出す欄そのものが存在しません。選抜方法も「学力検査、面接、成績証明書及び推薦書を総合して行います」とされており、英語資格は選抜材料に含まれていません。試験科目は建築学科が専門科目(建築史・建築計画・建築環境工学・建築構造学と建築構造力学・建築生産・建築設計製図)と面接、都市基盤学科が専門科目(土木基礎数学と、構造工学・水工学・地盤工学・土木計画学・コンクリート工学からの選択)と面接です。

したがって、都市科学部を志望する方が出願のためにTOEICを受ける必要はありません。ただし、都市基盤学科の面接では英語の文章読解に関する質問があったという報告もあり、英語力そのものが無関係というわけではない点は頭に入れておくとよいでしょう。運用は年度により変わる可能性があるため、最新の募集要項で必ず確認してください。

「700点必要」「800点が実質的な合格ライン」という数字について

横浜国立大学の編入について、TOEICの目安として700点や800点といった数字を見かけることがあります。しかし、これらの数字には出典がありません。

横浜国立大学が編入学試験について公表しているのは、編入学試験実施状況(志願者数・受験者数・合格者数・入学者数)で、過去3年分が大学サイトで公開されています。ここに含まれているのは人数だけで、合格者の英語スコアは公表されていません。募集要項にも、合格者の平均点や英語スコアの目安に関する記載はありません。

つまり、「合格者のTOEICは平均◯点」「◯点が実質的なライン」と数字で示せる公式データは存在しないということです。要項から確実に言えるのは、経済学部一般選抜の620点という出願要件と、理工学部には最低点の定めがないこと、都市科学部には提出の求めがないこと、この3点だけです。根拠のない目安に合わせて出願を見送ったり、逆に「この点数があるから大丈夫」と考えて専門科目の対策を削ったりしないでください。

受験前に確認しておきたいこと

3学部の要項を並べて読むと、共通する注意点がいくつか見えてきます。

  • IPテスト(団体特別受験制度)は、経済学部でも理工学部でも使えません。学校でまとめて受けたTOEICはIPテストであることが多く、これは出願に使えません。公開テストを個人で申し込んで受験する必要があります。同じくTOEFL-ITP(団体向けテスト)も両学部で受け付けられません
  • TOEIC S&W(スピーキングテスト/ライティングテスト)とBridgeも使えません。要件に書かれているのはTOEIC L&R(リスニングとリーディングを測るテスト)です
  • スコアの「いつのものか」の条件が学部で違います。経済学部は「出願期間最終日において2年以内」、理工学部は「2024年7月以降に実施されたもの」(2027年度の場合)と書き方が異なります。手元のスコアが古い場合は、どちらの条件に照らすかで結論が変わります
  • 認定証が手元に届くまでの時間を、受験計画に必ず入れてください。要項も「受験の申し込みから成績証明書の交付までに相当期間を要するので、出願期間内に成績証明書が取得できるよう早めに準備をしてください」と注意を促しています
  • 2028年度に向けた変更予告に、経済学部の編入学試験に関する記載はありません。ただし「予告に載っていない=変わらない」とは限りません。各年度の要項が公表された時点で、語学要件の数字を必ず自分の目で確認してください

よくある質問

横浜国立大学の編入にTOEICは必要ですか?

学部によって違います。経済学部の一般選抜では、TOEIC L&R 620点以上(またはTOEFL iBT 61点/バンドスコア3.5以上)が出願要件として必須です。理工学部は、2024年7月以降に実施されたTOEFL iBTまたはTOEIC L&Rを受験していることが要件ですが、最低点の定めはありません。都市科学部は、募集要項に英語資格の記載自体がなく、提出も求められません。また、経済学部でも社会人選抜には語学要件がありません。この記事は2027年度(2027年4月入学)の各学部の募集要項にもとづいています。

経済学部の620点は、合格するのに必要な点数ですか?

いいえ、合格ラインではありません。募集要項は出願資格を「基礎資格」と「語学要件」の2階建てで定めており、620点は語学要件のほうです。「下記のいずれかの語学試験を受験し、出願時に下記基準以上の成績を取得していること」と書かれているとおり、これは出願書類を受け付けてもらえるかどうかの境界線です。620点を満たしたうえで、一般選抜であれば専門科目の学力検査(経済学1・経済学2から1科目選択)と書類審査で合否が決まります。したがって620点をぎりぎり超えた方も、大きく上回っている方も、出願要件を満たすという点では同じ扱いになります。

700点や800点が必要という情報を見たのですが、本当ですか?

公式の根拠はありません。横浜国立大学が編入学試験について公表しているのは編入学試験実施状況(志願者数・受験者数・合格者数・入学者数)で、合格者の英語スコアは公表されていません。募集要項にも合格者の平均点や英語スコアの目安に関する記載はありません。要項から確実に言えるのは、経済学部一般選抜の620点という出願要件、理工学部には最低点の定めがないこと、都市科学部には提出の求めがないこと、この3点だけです。根拠のない目安に合わせて出願を見送るのは避けてください。

学校でまとめて受けたTOEIC IPテストのスコアは使えますか?

使えません。経済学部・理工学部とも、募集要項でIPテスト(団体特別受験制度)によるスコアレポートは受け付けないと明記されています。TOEIC Bridgeテストと、TOEIC S&W(スピーキングテスト/ライティングテスト)も対象外です。要件に書かれているのは、リスニングとリーディングを測るTOEIC L&Rの公開テストです。同様に、TOEFLについてもTOEFL-ITP(団体向けテスト)は受け付けられません。学校で受けたスコアしか手元にない場合は、公開テストを個人で申し込んで受験し直す必要があります。

理工学部は点数不問なら、TOEICの勉強はしなくてよいですか?

出願のためだけなら点数は問われませんが、評価材料には入っています。理工学部の募集要項には「入学者の選抜は、学力検査、面接、成績証明書、TOEFL iBT又はTOEIC L&Rの成績及び推薦書を総合して行います」と書かれており、英語スコアは総合評価の一要素です。また、提出できるスコアは1つだけで、複数試験種のスコアや同じ試験の複数回分を並べて提出することはできません。出願できるかどうかの心配は不要ですが、出せるスコアが1つである以上、納得できる回を1つ作っておくという考え方になります。

TOEFLを使う場合、何に気をつければよいですか?

ETSからの直送が必要な点と、その締切です。経済学部・理工学部とも、試験実施機関(ETS)から横浜国立大学へ直送された成績証明書のみを正式なものとして扱い、横浜国立大学のコード番号は「0410」です。理工学部は「5月14日(木)までにInstitutional Score Reportを受信できない場合は出願を受理しないことがあります」と要項に明記しています(2027年度の場合)。自分が郵送する書類とは別に、ETSからの到着が間に合うかという時計が動いている点に注意してください。また両学部ともTest Dateスコアのみを利用し、MyBestスコアは使いません。理工学部ではさらに、ETSへ送信手続きをしたことが確認できる記録の写しと、受験者本人へ送られるTest Taker Score Reportの写しも提出します。

都市科学部は英語がまったく関係ないということですか?

出願・選抜の要件としては関係ありません。2027年度の都市科学部編入学試験(高等専門学校編入学)学生募集要項には、建築学科・都市基盤学科とも英語資格の記載がなく、出願書類にも成績証明書を出す欄がありません。選抜方法も「学力検査、面接、成績証明書及び推薦書を総合して行います」で、英語資格は含まれていません。ただし、都市基盤学科の面接では英語の文章読解に関する質問があったという報告もあります。要件として点数を求められないことと、英語力が場面によって問われないことは別なので、面接対策の一部として考えておくとよいでしょう。運用は年度により変わる可能性があるため、最新の募集要項で確認してください。

ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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まとめ

横浜国立大学の編入におけるTOEICの扱いは、経済学部一般選抜だけが620点という出願要件を持ち、理工学部は受験実績のみで点数不問、都市科学部は提出そのものが不要という3通りに分かれます。経済学部でも社会人選抜には語学要件がありません。「横浜国立大学の編入には◯点必要」とまとめて言える基準は存在せず、700点・800点といった数字にも公式の裏づけはありません。

いま優先すべきなのは、自分が受ける学部・区分の要項で語学要件の有無を確定させることです。経済学部の一般選抜で受けるなら、2026年10月20日17時必着の出願締切に、成績証明書の原本が間に合う回のTOEICを今すぐ押さえてください。620点はスコアメイクとしては到達可能な水準であり、ここを通過してしまえば、あとは専門科目の対策に時間を振り分けられます。理工学部・都市科学部を志望する高等専門学校の方は、英語のスコア作りに時間をかけるより、専門科目と推薦書の準備を先に進めるのが合理的です。

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この記事の内容は、横浜国立大学が公表している令和9年度(2027年度)の経済学部第3年次編入学試験募集要項・理工学部編入学試験募集要項・都市科学部編入学試験(高等専門学校編入学)学生募集要項、および令和10年度(2028年度)入学者選抜における変更について(予告)にもとづいて、2026年8月11日時点で整理したものです。日程・要件・選抜方法は年度ごとに変わります。出願前に必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

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