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国際基督教大学

国際基督教大学の編入試験|一般選抜と同じ試験、卒業まで3年

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-09​​​​​​​‌​​​‌​​‌‌​​‌​‌‌​​​​​‌​​​​

国際基督教大学(ICU)に編入する制度は「転編入学制度」と呼ばれます。他大学の編入試験とは、仕組みがかなり違います。

編入生専用の試験はありません。一般選抜を受験し、合否判定も一般選抜の受験者と区別なく行われます。専用の募集枠もなく、一般選抜の募集人員に含まれます。

そしてもう1つ、出願前に必ず知っておくべきことがあります。ICUを卒業するには、最終学年を含め3年以上在学しなければなりません。2年で卒業できる制度ではありません。

この記事では、4つの受験区分と配点、転編入生が実際に何人合格しているか、単位認定の上限、そして「3年以上」の意味を整理します。

この記事で分かること

  • 大学に1年以上在学していれば出願できること
  • 4つの受験区分があり、配点も合格基準点も違うこと
  • 転編入生が実際に何人志願して何人合格しているか
  • 認定される単位は60単位が上限で、評点70点以上の科目に限られること
  • 卒業までに最終学年を含め3年以上かかること

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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結論:2月に一般選抜を受け、卒業は3年後

項目内容
制度名転編入学制度。合格すると入学時の身分は「転編入本科学生」になります
募集人員教養学部アーツ・サイエンス学科の一般選抜に含まれます(専用枠なし)
選考方法一般選抜を受験。合否判定は一般選抜の受験者と区別なく行われます
入学時期4月のみ
試験日例年2月上旬(2027年度は2月6日)
単位認定60単位が上限。評点70点以上の科目に限られます
卒業要件最終学年を含め3年以上ICUに在学すること

出典: 国際基督教大学が公表している転編入学制度および一般選抜の情報。年度によって変わります。出願前に必ず最新の入学試験要項(例年10月下旬公開)を確認してください。

出願資格は「1年以上の在学」から

ICUの出願資格は、多くの大学より早い段階で満たせます。

  • 日本または外国の大学で本科学生として1年以上在学した人(見込みを含む)
  • 日本または外国の短期大学を卒業した人(短期大学士/準学士/Associate Degree、見込みを含む)
  • 高等専門学校を卒業した人(見込みを含む)

「2年以上・62単位以上」を求める大学が多いなかで、ICUは「1年以上の在学」で出願できます。単位数の条件もありません。

ただし休学期間は在学期間に含まれません。1年以上の在学期間を数えるときは、実際に在学した期間だけがカウントされます。

出願にあたっては、入学願書と高等学校の調査書に加えて、大学が発行した在学期間証明書(入学年月、休学の有無および休学期間が分かるもの)または短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)証明書の提出が必要です。

在学期間証明書は、原則としてICU指定の用紙を使って在籍校に発行を依頼します。各大学の様式で提出する場合、入学年月・休学の有無・休学期間などが確認できないと再提出になるため、発行を頼むときに必要事項を伝えてください。証明書の発行には時間がかかることがあります。

出願資格の一般的な考え方は編入の出願資格と必要単位で整理しています。

4つの区分と、配点の違い

一般選抜には4つの区分があり、受ける科目も満点も違います。

区分科目と配点
人文・社会科学選択総合教養【ATLAS】80点+人文・社会科学80点+英語80点=240点
数理・自然科学選択総合教養【ATLAS】80点+数理・自然科学80点+英語80点=240点
日英バイリンガル面接利用第1次選考が総合教養【ATLAS】80点+英語80点=160点、第2次選考でオンライン個人面接(日本語・英語)
英語外部試験利用第1次選考が総合教養【ATLAS】+英語の外部試験公式スコア、第2次選考でオンライン個人面接(日本語)

出典: 国際基督教大学「2027年度 一般選抜 概要」および入学者選抜結果。

併願ができます。「日英バイリンガル面接利用」と「英語外部試験利用」を組み合わせることはできませんが、それ以外の組み合わせなら最大3区分まで併願可能です。

総合教養【ATLAS】は、すべての区分で必ず受けます。ICU独自の試験で、講義を聴いたうえでその内容に関する設問に答える形式です。知識を思い出す試験ではなく、その場で与えられた情報を理解して考える試験だと考えてください。

転編入生は実際に何人合格しているか

「一般選抜に含まれる」と聞くと、枠が無いように感じるかもしれません。しかしICUは入学者選抜結果を公表しており、そのなかで転編入本科学生の人数を内数として示しています。

区分転編入生の志願者→合格者
人文・社会科学選択2025年度 52人→6人/2026年度 40人→9人
数理・自然科学選択2025年度 7人→0人/2026年度 6人→2人
日英バイリンガル面接利用2025年度 14人→1人/2026年度 11人→0人
英語外部試験利用2025年度 3人→0人/2026年度 10人→1人

出典: 国際基督教大学が公表している2025年度・2026年度の入学者選抜結果(カッコ内に示される転編入本科学生の内数)。

2年分を合わせると、志願143人に対して合格19人です。ここから読み取れることが2つあります。

  • 専用枠がなくても、毎年10人前後が転編入で入学しています。制度として機能しているということです
  • 区分によって結果が大きく違います。人文・社会科学選択が2年で15人を占める一方、日英バイリンガル面接利用は2年で1人です。志願者数のわりに合格が出ていない区分があります

併願できる制度なので、複数の区分に出願して機会を増やすという考え方が現実的です。

参考までに、2026年度入学者選抜の合格基準点は、人文・社会科学選択が143.0点、数理・自然科学選択が136.4点、日英バイリンガル面接利用が90.3点(いずれも中央値補正による換算後の点数)、英語外部試験利用がATLASの素点62点と公表されています。これは一般選抜全体の基準点であり、転編入生だけの基準ではありません。

単位認定は60単位が上限。評点にも条件

ここは事前に確認しておくべき部分です。ICUの単位認定には2つの条件があります。

  • ICUの授業科目と同等であり、卒業要件の一部とすることが適当と認められた科目であること
  • 100点満点の評点で70点以上を得た科目であること

そのうえで、認定される単位数には区分ごとの上限があります。一般教育科目は12単位、保健体育の講義科目は1単位、実技科目は1単位、専門科目のうち基礎科目は9単位、選択科目は41単位まで。そして全体の上限は60単位です。

「評点70点以上」という条件に注意してください。単位を取っていても、成績が振るわなかった科目は認定されません。編入を考え始めた時点から、在籍校の成績を落とさないことが、そのまま入学後の負担軽減につながります。

単位認定の一般的な考え方は編入の単位認定はどれくらいされるのかにまとめています。

卒業までに3年以上かかる

この記事でいちばん伝えたい点です。ICUの規定には、次のように書かれています。

本学を卒業するには、所定の卒業要件を満たし、最終学年を含め3年以上本学に在学しなければならない——

つまり、いつ入学しても、ICUで3年間を過ごすことになります。

  • 大学に1年在学して転編入した場合——合計で4年。他大学の1年が実質的に加わる形です
  • 大学に2年在学して転編入した場合——合計で5年になります
  • 短期大学や高等専門学校を卒業して転編入した場合も、ICUでの在学は3年以上です

「2年で卒業して時間を取り戻す」タイプの編入とは、目的が違う制度だということです。ICUのリベラルアーツ教育を3年かけて受けることに価値を見出せるかどうかが、判断の分かれ目になります。

またメジャー(専攻)の選択は入学後、登録3学期目に行います。入学前にメジャーを決めることはできません。入学してから専門を決められるという点も、この大学の特徴です。

日程の組み立て方

2027年度(2027年4月入学)の一般選抜の日程です。年度で変わるため、目安として見てください。

  • 10月下旬

    入学試験要項の公開。詳細はここで確定します。在学期間証明書の発行依頼は、この時期から始めておくと安全です

  • 1月上旬〜中旬

    Web出願期間(2027年度は1月6日10:00〜1月19日23:59・日本時間)。出願書類の提出期限は1月20日(当日消印有効。海外からの送付は締切日必着)

  • 2月上旬

    試験日(2027年度は2月6日)。日英バイリンガル面接利用と英語外部試験利用は、この日が第1次選考です

  • 2月中旬〜下旬

    合格発表(2027年度は2月12日)。面接を伴う区分は第2次選考が2月20日、合格発表が2月26日です

出典: 国際基督教大学「2027年度 一般選抜 概要」。最新の日程は必ず大学公式の入学試験要項で確認してください。

試験が2月にある点は、他大学の編入試験(秋に集中)と大きく違います。秋の編入試験を受けたあとでも、まだ挑戦できる日程です。出願手続き全体の段取りは編入の出願手続きとスケジュールで解説しています。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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対策の組み立て方

  1. ATLASの形式に慣れる。すべての区分で必須です。知識を覚える試験ではないため、その場で情報を理解して答える練習が必要になります
  2. 英語を土台に置く。すべての区分に英語が入ります。ICUは日英バイリンガル教育を掲げており、入学後もリベラルアーツ英語プログラムが必修です
  3. 区分を選び、併願を組む。最大3区分まで併願できます。合格が出ている区分を軸にしつつ、機会を増やすのが現実的です
  4. 在籍校の成績を落とさない。評点70点以上の科目しか単位認定されません
  5. 在学期間証明書の依頼を早めに出す。ICU指定の用紙で発行を依頼する必要があり、時間がかかります

ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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まとめ

  • 編入生専用の試験はありません。一般選抜を受験し、合否も区別なく判定されます
  • 大学に1年以上在学していれば出願できます。単位数の条件はありません(休学期間は含みません)
  • 区分は4つ。配点も合格基準点も違い、併願は最大3区分まで可能です
  • 転編入生は毎年10人前後が合格しています。ただし区分によって結果に大きな差があります
  • 単位認定は60単位が上限で、評点70点以上の科目に限られます
  • 卒業には最終学年を含め3年以上の在学が必要です。2年で卒業できる制度ではありません
  • 試験は2月。秋の編入試験のあとでも挑戦できます

外国語学部・国際学部の編入を実施している大学の一覧は外国語学部・国際学部の編入|実施大学一覧・難易度ランキングをご覧ください。

よくある質問

ICUの編入試験は一般入試とは別ですか?

別ではありません。ICUの編入は転編入学制度と呼ばれ、編入生専用の試験はありません。一般選抜を受験し、合否判定も一般選抜の受験者と区別なく行われます。募集人員も専用枠はなく、教養学部アーツ・サイエンス学科の一般選抜に含まれます。合格した場合、入学時の身分は「転編入本科学生」になります。入学時期は4月のみで、試験は例年2月上旬です。年度によって変わる可能性があるため、必ず最新の入学試験要項(例年10月下旬公開)で確認してください。

何単位取っていれば出願できますか?

単位数の条件はありません。日本または外国の大学で本科学生として1年以上在学した人(見込みを含む)であれば出願できます。ほかに、日本または外国の短期大学を卒業した人、高等専門学校を卒業した人も対象です。2年以上かつ62単位以上を求める大学が多いなかで、ICUは1年以上の在学だけで出願できる点が特徴です。ただし休学期間は在学期間に含まれないため、実際に在学した期間だけを数えてください。

編入すると2年で卒業できますか?

できません。ICUの規定には、卒業するには所定の卒業要件を満たし、最終学年を含め3年以上本学に在学しなければならないと定められています。つまり、大学に1年在学して転編入した場合は合計4年、2年在学してから転編入した場合は合計5年かかることになります。短期大学や高等専門学校を卒業してから転編入した場合も、ICUでの在学は3年以上です。年数を短縮する目的の編入とは性格が違う制度なので、ICUのリベラルアーツ教育を3年かけて受けることに価値を見出せるかどうかが判断の分かれ目になります。

転編入で実際に何人くらい合格していますか?

ICUは入学者選抜結果のなかで、転編入本科学生の人数を内数として公表しています。2026年度は人文・社会科学選択が志願40人で合格9人、数理・自然科学選択が志願6人で合格2人、日英バイリンガル面接利用が志願11人で合格0人、英語外部試験利用が志願10人で合格1人でした。2025年度と合わせると、2年間で志願143人に対して合格19人です。専用枠がなくても毎年10人前後が転編入で入学していますが、区分によって結果に大きな差があります。

前の大学の単位はどれくらい認定されますか?

上限は60単位です。ただし条件があり、ICUの授業科目と同等で卒業要件の一部とすることが適当と認められた科目のうち、100点満点の評点で70点以上を得たものに限られます。区分ごとの上限もあり、一般教育科目は12単位、保健体育の講義科目は1単位、実技科目は1単位、専門科目のうち基礎科目は9単位、選択科目は41単位までです。単位を取っていても成績が振るわなかった科目は認定されないため、編入を考え始めた時点から在籍校の成績を落とさないことが入学後の負担軽減につながります。

どの区分で受けるのがよいですか?

併願ができるため、機会を増やす考え方が現実的です。区分は人文・社会科学選択、数理・自然科学選択、日英バイリンガル面接利用、英語外部試験利用の4つで、日英バイリンガル面接利用と英語外部試験利用の組み合わせはできませんが、それ以外なら最大3区分まで併願できます。転編入生の合格実績を見ると、直近2年では人文・社会科学選択が15人と大半を占め、日英バイリンガル面接利用は1人でした。志願者数のわりに合格が出ていない区分があるため、実績のある区分を軸に組み立てるのが安全です。

メジャー(専攻)はいつ決めますか?

入学後、登録3学期目に選択します。入学前にメジャーを決めることはできません。ICUは3学期制のリベラルアーツ教育を採用しており、入学してから幅広く学んだうえで専門を決める仕組みになっています。編入で入学する場合も同じで、出願の時点で専攻を確定させる必要はありません。逆に言えば、特定の研究室や専攻を目指して出願するタイプの編入とは組み立てが異なるため、志望動機もリベラルアーツで学ぶこと自体に軸を置く形になります。

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験・出願に関する情報は、各大学が公表する募集要項・入試情報をもとに確認しています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026年8月18日

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