日本女子大学人間社会学部の編入試験|2027年度の学科別募集と試験科目
先に結論: 2027年度(2026年12月6日実施)の人間社会学部は、学科と区分によって出願できるかどうかが分かれます。
2027年度編入学試験・学士入学試験募集要項の「募集学部・学科及び募集人員」によれば、現代社会学科と教育学科は編入学A・編入学B・学士入学の3区分すべてで募集があります。一方、心理学科は学士入学の3年次のみで編入学A・編入学Bの募集はなく、社会福祉学科は3区分とも募集がありません。
日本女子大学は募集する学科と区分を年度ごとに決める方式をとっており、人間社会学部の4学科がそろって募集する年度はありません。この記事では、2027年度に出願できる学科・区分・試験科目を学科別に整理し、募集がない学科を志望していた場合の判断材料もあわせて示します。
2027年度の募集状況(要項データ)
2027年度2027年4月入学(2026年12月6日実施)の募集要項にもとづくデータです(確認日: 2026-08-06)。
| 学科 | 編入学A (大学1年次修了者編入) | 編入学B (一般編入) | 学士入学 |
|---|---|---|---|
| 現代社会学科 | 2年次 | 2年次又は3年次 | 2年次又は3年次 |
| 教育学科 | 2年次 | 2年次 | 2年次 |
| 心理学科 | 募集なし | 募集なし | 3年次 |
| 社会福祉学科 | 募集なし | 募集なし | 募集なし |
募集要項「2.出願にあたっての留意点」より: 「『1.募集学部・学科及び募集人員』の表に『――』と記載のある学科は 2027 年度の募集はありません。」また同表の下には「今年度募集学科は、上記一覧の入学年次に記載のある学科のみです。以降の記載事項には、今年度募集のない学科に関する記載もありますのでご注意ください。」と書かれています。
現代社会学科の編入学B・学士入学にある「2年次又は3年次」は、専門科目等の履修状況により大学が入学年次を決める方式です。入学年次は合格発表時に知らされるため、出願時点では確定しません。
「要項に学科名がある」は募集の根拠にならない
日本女子大学の編入・学士入学の要項は、全学部・全学科を1冊にまとめた構成です。そのため、その年度に募集しない学科の名前も要項のあちこちに残ります。人間社会学部を志望する人が読み違えやすいのは、次の3か所です。
- 出願資格の外国語検定の表: 全学科分が並んでおり、募集のない社会福祉学科の要件(編入学・学士入学とも※1・※4いずれか)も掲載されています。ここだけを見ると、社会福祉学科にも出願できるように読めてしまいます。
- 学科ごとの注意事項: 2027年度の要項には「(社会福祉学科志願者)社会福祉士受験資格を取得することはできません」という注記が残っています。募集がない学科の注意書きがそのまま掲載されているだけで、募集の根拠にはなりません。
- 学科選考試験の2つの表: 要項の学科選考試験のページは「(編入学)」と「(学士入学)」で表が分かれています。心理学科は学士入学の表にだけ掲載されており、編入学の表にはありません。表を1つだけ見て判断すると、区分を取り違えます。
要項の冒頭で大学自身が「今年度募集のない学科に関する記載もあります」と注意を促しているのは、この構成のためです。募集の有無を判定できるのは、要項1ページ目の「募集学部・学科及び募集人員」の表だけだと覚えておくと、年度をまたいでも読み違えません。学科名で要項内を検索してヒットしても、それは募集の証明になりません。
年度別の募集実績(要項原本で確認)
人間社会学部の募集は、学科単位・区分単位で年度ごとに決まります。2024年度から2027年度まで、公表された募集要項の原本で確認できた内容は次のとおりです(年度はいずれも入学年度です)。
| 入学年度 | 現代社会学科 | 教育学科 | 心理学科 | 社会福祉学科 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度 (2023/12/10実施) | 募集なし | 募集なし | 募集なし | 募集なし |
| 2025年度 (2024/12/8実施) | 編入A・Bとも2年次/学士入学2年次 | 募集なし | 募集なし | 募集なし |
| 2026年度 (2025/12/7実施) | 編入A 2年次/編入B・学士入学2年次又は3年次 | 募集なし | 編入A・B・学士入学とも2年次 | 募集なし |
| 2027年度 (2026/12/6実施) | 編入A 2年次/編入B・学士入学2年次又は3年次 | 編入A・B・学士入学とも2年次 | 学士入学3年次のみ | 募集なし |
この推移から読み取れることは4つあります。
- 現代社会学科だけが3年連続で募集しています。2025年度から2027年度まで、編入学A・編入学B・学士入学の3区分がそろって募集されています。人間社会学部のなかでは、もっとも安定して受験機会がある学科です。
- 心理学科は区分が絞られました。2026年度は3区分すべてで2年次入学の募集がありましたが、2027年度は学士入学の3年次だけになりました。大学在学中や短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)で心理学科を目指していた人は、2027年度には出願できません。
- 教育学科は2027年度が4年度で初めての募集です。2024年度から2026年度までは3年続けて募集がありませんでした。「長く募集がなかった学科が突然募集する」ことがあるため、志望校を検討する段階では毎年要項を確認する価値があります。
- 社会福祉学科は4年度とも募集が確認できていません。この期間に限れば、編入・学士入学で社会福祉学科に入る経路はありませんでした。
2026年度に心理学科で募集があったときの学士入学の科目は「心理学に関する文章理解(日本語)」でしたが、2027年度の学士入学は「心理に関する小論文」です。同じ学科でも年度によって科目が変わることがあります。過年度の情報だけを頼りに対策を組まないでください。
学科別の選抜内容(2027年度)
試験日・試験時間は全学科共通で、11時から12時までが学科選考試験、13時からが口述試験です。試験場は日本女子大学目白キャンパスで、辞書・辞典の持込みは全学科とも不可、電卓も人間社会学部の各学科では使用できません。学科ごとの違いは、科目名・入学年次・外国語検定の水準の3点です。
現代社会学科(3区分すべて募集)
| 募集区分と入学年次 | 編入学A: 2年次/編入学B: 2年次又は3年次/学士入学: 2年次又は3年次 |
|---|---|
| 学科選考試験 | 11:00〜12:00 現代社会に関する小論文(編入学・学士入学とも同じ) |
| 口述試験 | 13:00〜 |
| 外国語検定の要件 | 編入学: ※1・※4いずれか/学士入学: ※1(学士入学は英語系の検定に限られます) |
現代社会学科は、人間社会学部のなかで唯一「2年次又は3年次」の入学年次を持つ学科です。3年次入学になれば在学期間が短くなる可能性がありますが、決めるのは大学であり、判断されるのは専門科目等の履修状況です。3年次入学を前提に学費や卒業時期を計画するのは避けてください。
2026年度要項に記載された現代社会学科の編入学・学士入学の基本方針では、「小論文試験を行い、大学2年次もしくは3年次に相当する専門的な知識を有しているかを審査する。出願書類、小論文および口述試験によって、学修意欲、主体性、コミュニケーション能力、他者と議論する力、現代社会に関する十分な知識を有しているかを審査し総合的に判定する」とされていました。学科自体も「社会学、経済学、文化人類学、歴史学などの社会諸科学の理論と方法を学修する」学科と説明されており、感想ではなく社会科学の知識を使って論じられるかが問われる設計です。
対策としては、社会学・社会調査の基礎的な考え方を入門書で押さえたうえで、現代社会の具体的な論点(人口減少と地域社会、労働と格差、多文化共生、情報化とプライバシーなど)について、賛否が分かれる論点を両側から説明できる状態にしておくのが有効です。1時間で数百字を書き切る練習を、本番と同じ条件で複数回行ってください。口述試験では小論文で書いた主張の根拠を口頭で説明できることが前提になります。
教育学科(2027年度に募集)
| 募集区分と入学年次 | 編入学A・編入学B・学士入学とも2年次 |
|---|---|
| 学科選考試験 | 11:00〜12:00 教育に関する小論文(編入学・学士入学とも同じ) |
| 口述試験 | 13:00〜 |
| 外国語検定の要件 | 編入学・学士入学とも※2・※4いずれか(人間社会学部でもっとも高い水準) |
| 注意事項 | 要項に「教職の免許状を取得希望する場合は2年次入学となります」と明記 |
教育学科で注意すべきは、外国語検定の水準が学部内でもっとも高い※2である点です。英検CSE2300以上、IELTS 5.5以上、TOEIC L&RとS&Wの合算1560以上といった水準で、現代社会学科・心理学科の※1(英検CSE1950以上など)とは要求量が大きく違います。ただし教育学科は※4(英語以外の検定)でも要件を満たせるため、フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語などの学習歴がある人にとっては、そちらのほうが現実的な経路になる場合があります。
2026年度要項に記載された教育学科の基本方針では、「教育に関する小論文によって、大学2年次もしくは3年次に相当する専門的な知識を有しているかを審査する。出願書類(外国語外部試験を含む)および口述試験によって……審査する」とされていました。小論文は意見文というより、教育学の専門的な知識を前提とした出題として位置づけられています。教育思想・教育制度・学校教育の歴史・教育心理といった基礎領域を、概説書レベルで押さえておくことが土台になります。
教職の免許状の取得を希望する場合は2年次入学になる旨が要項に明記されています。2027年度は3区分とも2年次入学なので、この点で選択の余地はありません。学士入学であっても2年次からの入学となり、卒業まで原則3年間かかる計算です。
心理学科(学士入学3年次のみ)
| 募集区分と入学年次 | 学士入学の3年次のみ(編入学A・編入学Bの募集はなし) |
|---|---|
| 学科選考試験 | 11:00〜12:00 心理に関する小論文 |
| 口述試験 | 13:00〜 |
| 外国語検定の要件 | ※1(英語系の検定に限られます。※4は選べません) |
心理学科は、2027年度に人間社会学部で唯一3年次入学となる学科です。同時に、出願できるのは学士入学の対象者だけで、大学在学中の人・短期大学卒業者・高等専門学校卒業者は出願できません。心理学を学び直したい社会人や、他分野の学士を持つ人に対象が絞られた形です。
前述のとおり、2026年度の学士入学の科目は「心理学に関する文章理解(日本語)」で、2027年度の「心理に関する小論文」とは形式が異なります。文章理解は与えられた文章を正確に読み取る力を測る形式、小論文はテーマに対して論を組み立てる形式で、必要な準備が変わります。過年度の科目名をそのまま前提にせず、出願する年度の要項で確認してください。
3年次入学のため、卒業までは原則2年間です。ただし要項には「3年次入学は2年間で卒業できない場合があります」と明記されており、認定される単位数によっては延びる可能性があります。公認心理師などの資格取得を視野に入れている場合は、必要科目の履修が2年間で収まるかを、出願前に学修支援課へ確認しておくのが確実です。
外国語検定は学科ごとに水準が違う
日本女子大学は出願資格そのものに外国語検定を組み込んでいます。人間社会学部の場合、学科と区分によって次のように分かれます。
| 学科 | 編入学 | 学士入学 |
|---|---|---|
| 現代社会学科 | ※1・※4いずれか | ※1 |
| 教育学科 | ※2・※4いずれか | ※2・※4いずれか |
| 心理学科 | ※1 | ※1 |
| 社会福祉学科 | ※1・※4いずれか | ※1・※4いずれか |
それぞれの中身は次のとおりです(2027年度要項)。
| ※1 | 英検CSE1950以上(2級・準1級・1級を受験、合否は問わない)/TEAP 225以上/GTEC 930以上/ケンブリッジ英語検定140以上/IELTS 4.0以上/TOEIC L&R・S&W合算1150以上/TOEFL iBTは2026年1月20日以前の試験で42以上・2026年1月21日以降の試験で3.0以上 |
|---|---|
| ※2 | 英検CSE2300以上(準1級・1級を受験)/TEAP 309以上/GTEC 1180以上/ケンブリッジ英語検定160以上/IELTS 5.5以上/TOEIC L&R・S&W合算1560以上/TOEFL iBTは2026年1月20日以前の試験で72以上・2026年1月21日以降の試験で4.0以上 |
| ※4 | 実用フランス語技能検定3級以上/DELF A1以上/TCF 100点以上/ドイツ語技能検定3級以上/ゲーテA2以上/中国語検定3級以上/HSK 4級(195点)以上/TOPIK Ⅱ 4級以上/ハングル能力検定3級以上のいずれか |
TOEFL iBTだけ受験日によって基準が2通りある点に注意してください。試験の得点尺度が2026年1月21日から変わったことに対応した記載です。また、証明書は出願締切日から遡って2年以内に受験したものに限られます。2027年度入試であれば2024年10月23日以降の受験分が対象でした。英検は二次試験の受験日が2年以内であれば一次試験がそれより前でも対象になります。証明書は原本・コピーのいずれも可で、原本証明は不要です。
※4という選択肢があるかどうかは、準備の負担を大きく左右します。現代社会学科の編入学と教育学科は、英語以外の言語で要件を満たせます。一方、現代社会学科の学士入学と心理学科は※1のみで、英語系の検定が必須です。志望学科と区分を決めたら、まずこの表で自分に必要な検定を確定させてください。
社会福祉学科を志望していた方へ
社会福祉学科は、要項原本で確認できる2024年度から2027年度までの4年度すべてで、編入学A・編入学B・学士入学のいずれも「――」と表記されています。この期間に限れば、編入・学士入学で社会福祉学科に入る経路はありませんでした。
要項には「(社会福祉学科志願者)社会福祉士受験資格を取得することはできません」という注記が毎年残っていますが、これは募集がない年度にも掲載されている共通の記載です。この注記があることを募集の根拠にしないでください。むしろ、仮に今後募集が再開されたとしても、編入・学士入学のルートでは社会福祉士の受験資格が得られないという情報として読むべき記載です。社会福祉士を目指して編入を検討している場合、日本女子大学社会福祉学科はその目的には合致しません。
今後の募集の有無は、その年度の募集要項が公表されて初めて確定します。日本女子大学は翌年度以降の募集学科を事前に予告していないため、夏から初秋にかけて大学公式サイトの編入・学士入学試験のページを確認する習慣をつけておくのが確実です。福祉・社会系の学びを続けたい場合は、日本女子大学のなかでは現代社会学科が隣接分野になります。他大学まで視野を広げる場合は、編入総研で公開している相模女子大学人間社会学部や大妻女子大学人間関係学部の記事も参考になります。
3区分の出願資格の違い
日本女子大学の編入・学士入学は、出願資格によって3つの区分に分かれます。2027年度要項に記載された全学科共通の要件は次のとおりです。
| 編入学A (大学1年次修了者編入) | 修業年限4年以上の大学に1年以上在学(見込み含む)し、30単位以上を修得している人・修得見込みの人。または大学が同等以上の学力を有すると認めた人 |
|---|---|
| 編入学B (一般編入) | 修業年限4年以上の大学に2年以上在学(見込み含む)し、62単位以上を修得している人・修得見込みの人/短期大学卒業者・2027年3月卒業見込みの人/高等専門学校卒業者・2027年3月卒業見込みの人/大学が同等以上と認めた人 |
| 学士入学 | 修業年限4年以上の大学を卒業した人・2027年3月までに卒業見込みの人/学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された人・2027年3月までに授与見込みの人/文部科学大臣の指定した人/大学が同等以上と認めた人 |
加えて、出願できるのは女子です。日本女子大学は2024年4月入学より、出生時に割り当てられた性別が女性以外で性自認が女性である学生にも出願資格を広げています。一方で、次の2点は要項に明確な制限として書かれています。
- 日本女子大学(通学課程)の在学者は出願できません。学内での学科変更は転学科(転学部を含む)の対象となるためです。
- 専門学校出身者は出願できません。短期大学・高等専門学校とは扱いが異なります。
外国の学校(外国大学の日本校を含む)の出身者や、各区分の「大学が同等以上の学力を有すると認めた者」の条項で出願する場合は、事前確認が必要です。2027年度は2026年9月14日(月)必着で入試課へ書類を郵送する必要があり、この期日を過ぎると問い合わせを受け付けてもらえません。障害等により受験時・入学後の特別な配慮を希望する場合の申請期日も同じ2026年9月14日です。
出願から合格発表までの流れ
2027年度の日程は全学科共通です。現代社会学科・教育学科・心理学科のいずれもこのスケジュールで動きます。
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2024年10月23日以降
外国語検定の受験(有効期間の起点)。証明書は出願締切日から2年以内に受験したものに限られます。教育学科の※2は英検準1級相当の水準なので、1回で届かない前提で複数回の受験機会を確保してください。
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2026年9月14日
事前確認・配慮申請の期日。外国の学校出身者の出願資格確認、受験時・入学後の特別な配慮の申請は、いずれもこの日までです。出願期間の1か月以上前に締め切られる点に注意してください。
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2026年10月19日〜10月23日
出願期間(平日5日間)。UCAROへの会員登録とWeb出願サイトでの登録(10月23日23:59まで)、出願書類の郵送(10月23日消印有効・簡易書留速達)、検定料の納入をすべて期間内に完了させる必要があります。検定料のほか1回の出願ごとに支払手数料1,200円がかかります。入試課への持参は認められていません。
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2026年11月27日〜
受験票の印刷。UCAROから各自で印刷します。氏名・住所・生年月日・志望学科の記載に誤りがないか確認し、相違があれば入試課へ連絡します。
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2026年12月6日
試験日(日曜)。目白キャンパスで実施。構内へは8時30分から入構でき、試験開始15分前までに入室します。11時から小論文、13時から口述試験のため昼食の持参が必要です。時計は時刻表示機能だけのものに限られ、スマートフォンやウェアラブル端末は時計として使えません。自動車・バイク・自転車での来学は認められていません。
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2026年12月11日15:00
合格発表。UCAROで発表され、合格通知や入学手続要領の郵送はありません。電話による合否の問い合わせにも一切応じないと明記されています。現代社会学科の編入学B・学士入学は、この合格発表のときに入学年次(2年次か3年次か)が知らされます。入学手続情報の登録と入学手続金の納入は12月18日23:59まで、入学手続書類の郵送は2027年3月12日〜3月24日(消印有効)です。
試験日は全学科共通で2026年12月6日です。日本女子大学のなかで複数学科を併願することはできません。現代社会学科と教育学科の両方に出願する、といったことはできず、1学科を選ぶことになります。
難易度をどう考えるか
日本女子大学は入試結果を「大学入試状況・結果」として学科別に公表しています。ただし公表対象は一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜・外国人・社会人の区分で、編入学・学士入学の志願者数や合格者数はここに含まれていません。編入・学士入学の実施状況を数値で確認できる資料は、2026年8月時点では見つかっていません。
数値がない以上、難易度を倍率で語ることはできません。判断材料になるのは要項に書かれた事実だけです。募集人員は各学科とも若干名で、合否は「各学科で定めた客観式を含む複数の選考方法により試験を実施し、それらの試験結果と出願書類を資料として総合的に検討して判定する」とされています。試験の成績は開示されません。つまり当日の小論文・口述試験に加えて、履歴・志望理由書などの出願書類も評価対象という設計です。書類は出願期間の5日間で仕上げるものではなく、事前に時間をかけて準備しておく必要があります。
人間社会学部について要項から読み取れる実務的な差は、学科ごとの外国語検定の水準です。教育学科の※2と現代社会学科・心理学科の※1では、必要な準備期間が半年単位で変わります。志望学科を決める段階で、この差を計算に入れてください。
単位認定と卒業までの年数
編入後にどこまで単位が認定されるかは、卒業までの年数に直結します。2027年度要項では、単位認定の詳細は「〈参考:2026年度〉2027年度未定」として前年度の内容が示されており、区分ごとに一括認定の範囲が異なります。
| 編入学A | 外国語(英語)修得者は「プレゼンテーション・イングリッシュa,b」4単位、情報処理2単位、身体運動2単位、教養科目6単位を一括認定。相当する学科科目は個別認定 |
|---|---|
| 編入学B | 外国語(英語)修得者は6単位、情報処理2単位、身体運動2単位、教養科目12単位、自由選択科目は各学科の認定可能な最大単位数まで一括認定 |
| 学士入学 | 基礎科目は各学科の修得すべき単位数、教養科目12単位、自由選択科目は各学科の上限まで一括認定 |
卒業に必要な総単位数は学科と入学年次により124単位〜129単位で、入学時に認定されうる単位数の上限も学科により異なり、前年度実績で49単位〜93単位とされています。司書・司書教諭、博物館学芸員、日本語教員の専門科目については、出身大学等の既修得単位の認定を行わないと要項に明記されている点にも注意してください。教育職員免許状についても、認定される単位数によっては卒業時に免許状が取得できない場合があるとされています。教育学科で教職課程の履修を予定している場合は、この点が在学年数に直結します。
よくある質問
2027年度に日本女子大学人間社会学部のどの学科へ出願できますか?
学科と区分で分かれます。2027年度編入学試験・学士入学試験募集要項の「募集学部・学科及び募集人員」では、現代社会学科が編入学A(2年次)・編入学B(2年次又は3年次)・学士入学(2年次又は3年次)の3区分、教育学科が3区分とも2年次、心理学科は学士入学の3年次のみで編入学A・編入学Bは「――」、社会福祉学科は3区分とも「――」と表記されています。「――」はその年度の募集がないことを意味します。
日本女子大学の心理学科に編入できますか?
2027年度は編入学A・編入学Bの募集がないため、大学在学中や短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)では出願できません。募集があるのは学士入学の3年次のみで、大学を卒業した人・2027年3月までに卒業見込みの人などが対象です。編入学で心理学科の募集があったのは直近では2026年度入試(2025年12月7日実施)で、このときは編入学A・編入学B・学士入学の3区分とも2年次入学でした。
日本女子大学の社会福祉学科は編入できますか?
2027年度は募集がないため出願できません。要項原本で確認できる2024年度から2027年度までの4年度すべてで、社会福祉学科は編入学A・編入学B・学士入学のいずれも「――」と表記されており、募集が確認できていません。なお要項には「(社会福祉学科志願者)社会福祉士受験資格を取得することはできません」という注記が残っていますが、これは募集がない年度にも掲載される共通の記載で、募集の根拠にはなりません。
現代社会学科と教育学科の試験科目は何ですか?
2027年度はいずれも11時から12時までが小論文、13時からが口述試験です。現代社会学科は「現代社会に関する小論文」、教育学科は「教育に関する小論文」で、編入学・学士入学とも同じ科目名です。心理学科(学士入学のみ)は「心理に関する小論文」と口述試験です。辞書・辞典の持込みは全学科とも不可、電卓も人間社会学部の各学科では使用できません。
人間社会学部の出願にはどのくらいの英語スコアが必要ですか?
学科によって水準が異なります。2027年度要項では、現代社会学科と心理学科が「※1」(英検CSE1950以上、IELTS 4.0以上、TOEIC合算1150以上など)、教育学科が「※2」(英検CSE2300以上、IELTS 5.5以上、TOEIC合算1560以上など)です。現代社会学科の編入学と教育学科は、英語のかわりにフランス語・ドイツ語・中国語・韓国語などの検定(※4)で要件を満たす選択肢もあります。証明書は出願締切日から2年以内に受験したものに限られます。
現代社会学科は2年次と3年次のどちらに入学しますか?
編入学Bと学士入学は「2年次又は3年次」で、専門科目等の履修状況により大学が決めます。入学年次は合格発表時に知らされるため、出願時点では確定しません。編入学Aは2年次のみです。要項には「3年次入学は2年間で、2年次入学は3年間でそれぞれ卒業できない場合があります」とも記載されているため、在学期間には幅を見ておく必要があります。
日本女子大学人間社会学部の編入試験は毎年実施されていますか?
学部としては毎年実施されていますが、学科ごとに募集の有無が入れ替わります。要項原本で確認できる範囲では、現代社会学科は2025年度から3年連続で募集があり、心理学科は2026年度が編入学・学士入学の3区分、2027年度は学士入学のみ、教育学科は2027年度が4年度で初めての募集、社会福祉学科は4年度とも募集なしという推移です。志望学科の募集は毎年の募集要項の1ページ目の表で確認してください。
この記事の情報はいつ時点のものですか?
2026年8月6日時点で日本女子大学が公表している2027年度編入学試験・学士入学試験募集要項と、2024年度から2026年度までの募集要項の原本にもとづいて作成しています。募集学科・日程・選抜方法・出願資格は年度ごとに変わるため、出願を検討する際は必ず大学が公表する最新の募集要項を確認してください。
まとめ
日本女子大学人間社会学部の編入学・学士入学試験でまず確認すべきなのは、志望学科がその年度に、自分の該当する区分で募集しているかです。2027年度(2026年12月6日実施)は、現代社会学科と教育学科が編入学A・編入学B・学士入学の3区分すべてで募集し、心理学科は学士入学の3年次のみ、社会福祉学科は募集がありません。大学在学中で心理学科を志望している場合、この年度には出願できません。
出願できる学科が決まったら、次は外国語検定です。教育学科の※2は英検準1級相当の水準で、現代社会学科・心理学科の※1とは準備量が大きく違います。教育学科と現代社会学科の編入学は英語以外の言語(※4)でも要件を満たせるため、自分の語学歴に合わせて最短の経路を選んでください。専門分野の対策は、小論文で1時間・数百字を書き切る練習と、その主張を口述試験で説明できるようにする練習を軸に組み立てます。判断の根拠は、毎年公表される募集要項の1ページ目の表に置いてください。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
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この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。募集学科・日程・選抜方法・出願資格は、大学が公表する募集要項の原本を毎年度確認して記載しています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月6日

