日本女子大学国際文化学部の編入試験|2027年度は3年次のみ・編入学Aなし
先に結論: 2027年度(2026年12月6日実施)の国際文化学部は、編入学Bと学士入学の3年次入学だけです。大学1年次修了者が対象の編入学Aは募集がありません。
2027年度編入学試験・学士入学試験募集要項の「募集学部・学科及び募集人員」では、国際文化学科の編入学A(大学1年次修了者編入)が「――」、編入学Bと学士入学が「3年次」と表記されています。「――」はその年度の募集がないことを意味すると要項本文に明記されています。
つまり、大学に1年以上在学して30単位以上を修得した段階では、2027年度に国際文化学部へ出願できません。出願できるのは、大学に2年以上在学して62単位以上を修得した人、短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)者、そして大学を卒業した(見込みの)人です。前年度の2026年度は編入学Aの募集があったため、この点は年度をまたいで前提が変わった箇所です。
2027年度の募集状況(要項データ)
2027年度2027年4月入学(2026年12月6日実施)の募集要項にもとづくデータです(確認日: 2026-08-06)。
| 学科 | 編入学A (大学1年次修了者編入) | 編入学B (一般編入) | 学士入学 |
|---|---|---|---|
| 国際文化学科 | 募集なし | 3年次 | 3年次 |
募集要項「2.出願にあたっての留意点」より: 「『1.募集学部・学科及び募集人員』の表に『――』と記載のある学科は 2027 年度の募集はありません。」また同表の下には「今年度募集学科は、上記一覧の入学年次に記載のある学科のみです。以降の記載事項には、今年度募集のない学科に関する記載もありますのでご注意ください。」と書かれています。
国際文化学部は国際文化学科の1学部1学科です。学部として募集があるかどうかではなく、自分が該当する区分の欄に入学年次が書かれているかで判断してください。
「学部の募集がある」と「自分が出願できる」は別
日本女子大学の編入・学士入学の要項は、全学部・全学科を1冊にまとめた構成です。その年度に募集しない学科や区分についての記載も要項のあちこちに残るため、次の3か所は読み違えの原因になります。
- 出願資格の説明(3ページ目): 編入学A・編入学B・学士入学の3区分の要件が、募集の有無と関係なくすべて並んでいます。「編入学Aの資格を満たしているから出願できる」と読んでしまいがちですが、この節は区分の定義を説明しているだけで、どの学科でその区分が使えるかは示していません。
- 出願資格の外国語検定の表: 全学科分が並んでおり、国際文化学科の欄も「(編入学)※1・※4いずれか」「(学士入学)※1・※4いずれか」と、区分をまとめた表記になっています。この表からは編入学Aの募集の有無を読み取れません。
- 学科選考試験の表: 「(編入学)」の表に国際文化学科が載っていますが、これは編入学Bのための記載です。編入学Aと編入学Bは同じ「編入学」として1つの表にまとめられているため、ここを見ても区分の区別はつきません。
要項の冒頭で大学自身が「今年度募集のない学科に関する記載もあります」と注意を促しているのは、この構成のためです。募集の有無を判定できるのは、要項1ページ目の「募集学部・学科及び募集人員」の表だけです。しかもこの表は学科ごとに3つの列(編入学A・編入学B・学士入学)を持っており、学科の行を見るだけでなく、自分の区分の列まで確認する必要があります。
年度別・区分別の募集実績(要項原本で確認)
国際文化学部は2023年4月に開設された学部です。開設以降、公表された募集要項の原本で確認できた募集状況は次のとおりです(年度はいずれも入学年度です)。
| 入学年度 | 編入学A (大学1年次修了者編入) | 編入学B (一般編入) | 学士入学 |
|---|---|---|---|
| 2024年度 (2023/12/10実施) | 募集なし | 募集なし | 募集なし |
| 2025年度 (2024/12/8実施) | 2年次 | 2年次 | 2年次 |
| 2026年度 (2025/12/7実施) | 2年次 | 2年次又は3年次 | 2年次又は3年次 |
| 2027年度 (2026/12/6実施) | 募集なし | 3年次 | 3年次 |
この推移から読み取れることは3つあります。
- 入学年次が段階的に上がっています。2025年度は全区分とも2年次、2026年度は編入学B・学士入学が「2年次又は3年次」、2027年度は3年次のみ。学部の完成年度に近づくにつれて、より上位の年次で受け入れる形に変わってきました。
- 編入学Aは2027年度で募集がなくなりました。編入学Aは大学1年次修了段階での編入なので、入学年次は制度上2年次にしかなりません。学科が2年次での受け入れをやめれば、編入学Aの募集も自動的になくなります。入学年次と区分は連動しているという構造を押さえておくと、翌年度以降の要項も読みやすくなります。
- 学部開設初年度は募集がありませんでした。2023年4月に開設された学部で、2024年度入試(2023年12月実施)の時点では編入・学士入学の募集がありませんでした。新設学部は最初の学年が上がってから編入の受け入れを始める傾向があります。
2028年度以降に編入学Aの募集が復活するかどうかは、その年度の募集要項が公表されて初めて確定します。日本女子大学は翌年度以降の募集学科・区分を事前に予告していません。
2027年度の選抜内容
編入学Bと学士入学で、選抜内容は共通です。
| 募集区分 | 編入学B・学士入学の2区分(編入学Aの募集はなし) |
|---|---|
| 入学年次 | 両区分とも3年次 |
| 募集人員 | 若干名 |
| 学科選考試験 | 11:00〜12:00 国際文化に関する小論文 |
| 口述試験 | 13:00〜 日本語での実施を基本とするが、一部英語で実施する可能性あり |
| 外国語検定の要件 | 編入学・学士入学とも※1・※4いずれか |
| 持込み | 辞書・辞典は全学科とも不可。電卓も国際文化学科では不可 |
| 試験場 | 日本女子大学 目白キャンパス |
口述試験に英語が入る可能性
要項の学科選考試験の表で、口述試験の欄に注記が付いているのは国際文化学科だけです。編入学・学士入学のどちらの表にも「※日本語での実施を基本とするが、一部英語で実施する可能性あり。」と書かれています。他の学科(現代社会学科・教育学科・心理学科・数物情報科学科・被服学科・食科学科)には、この注記がありません。
「可能性あり」という書き方なので、必ず英語で行われるとは限りません。ただし準備の前提としては、英語で応答する場面がありうるものとして扱うべきです。具体的には、志望理由、これまでの学修内容、関心のある地域や文化のテーマといった定番の質問について、日本語だけでなく英語でも自分の言葉で説明できるように練習しておくことになります。原稿を暗記するのではなく、聞き返されても答えられる程度に内容を自分のものにしておくのが実践的です。
この注記は、出願資格の外国語検定(※1は英検CSE1950以上など、決して高い水準ではありません)とは別の話である点にも注意してください。検定のスコアは出願の関門、口述の英語は当日の評価という二段構えになっています。※4を使ってフランス語や中国語などで出願要件を満たした場合でも、口述で英語が使われる可能性は残ります。
「国際文化に関する小論文」で問われること
2026年度要項に記載された国際文化学科の編入学・学士入学の基本方針では、「小論文試験を行い、論理的な思考力と表現力、大学2年次もしくは3年次に相当する専門的な知識を有しているかを審査する。出願書類および口述試験によって、学修意欲、主体性、コミュニケーション能力、他者と議論する力、および国際文化に関する十分な知識を有しているかを審査し総合的に判定する」とされていました。多くの学科が小論文について「専門的な知識を有しているか」だけを挙げているのに対し、国際文化学科は知識と並べて「論理的な思考力と表現力」を明示しています。知識の量そのものより、知識を使って筋の通った議論を組み立てられるかに重心がある設計だと読めます。
小論文は1時間です。テーマの範囲は要項に示されていませんが、学科名から想定される領域は次のように整理できます。
- 文化と社会の関係: 文化がどのように形成され、伝わり、変わるのか。表象・アイデンティティ・記憶といった論点。
- 国際関係と地域: 特定の地域の歴史と現在、グローバル化が地域社会にもたらす変化、移民・難民と多文化共生。
- 言語とコミュニケーション: 言語と文化の結びつき、翻訳や異文化間の伝達で生じるずれ。
- 現代の国際的課題: 情報環境の変化、環境・開発、文化財や観光をめぐる問題。
3年次入学の選抜なので、大学2年生修了程度の専門的な理解が前提になります。時事的な話題に自分の感想を述べるだけでは足りず、学問的な概念(たとえば文化相対主義、オリエンタリズム、ナショナリズムなど)を使って現象を説明できる水準が求められると考えるのが妥当です。概説書や入門書で主要な概念を押さえたうえで、「概念を使って具体的な事例を説明する」練習を重ねてください。書いたものは第三者に読んでもらい、論点の飛躍がないか確認する習慣をつけると精度が上がります。
外国語検定は英語以外でも要件を満たせる
国際文化学科は、編入学・学士入学とも「※1・※4いずれか」です。英語系の検定でスコア基準を満たすか、英語以外の言語の検定で指定級を取得するかを選べます。2027年度要項の内容は次のとおりです。
| ※1 (英語系) | 英検CSE1950以上(2級・準1級・1級を受験、合否は問わない)/TEAP 225以上/GTEC 930以上/ケンブリッジ英語検定140以上/IELTS 4.0以上/TOEIC L&R・S&W合算1150以上(S&Wは2.5倍にして合算)/TOEFL iBTは2026年1月20日以前の試験で42以上・2026年1月21日以降の試験で3.0以上 |
|---|---|
| ※4 (英語以外) | 実用フランス語技能検定3級以上/DELF A1以上/TCF 100点以上/ドイツ語技能検定3級以上/ゲーテA2以上/中国語検定3級以上/HSK 4級(195点)以上/TOPIK Ⅱ 4級以上/ハングル能力検定3級以上のいずれか |
TOEFL iBTだけ受験日によって基準が2通りある点に注意してください。試験の得点尺度が2026年1月21日から変わったことに対応した記載です。
証明書についての条件も重要です。出願締切日から遡って2年以内に受験したものに限られ、2027年度入試であれば2024年10月23日以降の受験分が対象でした。英検は二次試験の受験日が2年以内であれば一次試験がそれより前でも対象になります。証明書は原本・コピーのいずれも可で、原本証明は不要です。条件に合う証明書を複数持っている場合は、1つを選んで提出します。
※1の水準は英検2級相当から出願可能な設定で、日本女子大学のなかでは標準的です(教育学科や食科学部の※2は英検準1級相当)。とはいえ有効期限が2年なので、「昔取ったスコアがある」だけでは足りません。手持ちの証明書の受験日を先に確認してください。
3年次入学であることの意味
2027年度の国際文化学科は3年次入学です。原則として卒業まで2年間ですが、要項には「認定単位数、教育課程及び資格取得要件により、3年次入学は2年間で卒業できない場合があります」と明記されています。3年次から入るということは、卒業論文や専門演習が始まる段階でいきなり合流するということでもあり、学科の専門科目の履修が短期間に集中します。
また、2年次入学の年度と比べると、認定される単位数が卒業時期に与える影響が大きくなります。2年次入学なら3年間の在学中に不足分を取り戻す余地がありますが、3年次入学ではその余地が小さくなります。出願前に、自分の既修得単位が国際文化学科の教育課程とどれだけ重なるかを見積もっておくと、入学後の見通しが立てやすくなります。
3区分の出願資格の違い
日本女子大学の編入・学士入学は、出願資格によって3つの区分に分かれます。2027年度の国際文化学科で使えるのは編入学Bと学士入学の2つです。
| 編入学A (大学1年次修了者編入) 2027年度なし | 修業年限4年以上の大学に1年以上在学(見込み含む)し、30単位以上を修得している人・修得見込みの人。または大学が同等以上の学力を有すると認めた人 |
|---|---|
| 編入学B (一般編入) 2027年度あり | 修業年限4年以上の大学に2年以上在学(見込み含む)し、62単位以上を修得している人・修得見込みの人/短期大学卒業者・2027年3月卒業見込みの人/高等専門学校卒業者・2027年3月卒業見込みの人/大学が同等以上と認めた人 |
| 学士入学 2027年度あり | 修業年限4年以上の大学を卒業した人・2027年3月までに卒業見込みの人/学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された人・2027年3月までに授与見込みの人/文部科学大臣の指定した人/大学が同等以上と認めた人 |
加えて、出願できるのは女子です。日本女子大学は2024年4月入学より、出生時に割り当てられた性別が女性以外で性自認が女性である学生にも出願資格を広げています。一方で、次の2点は要項に明確な制限として書かれています。
- 日本女子大学(通学課程)の在学者は出願できません。学内での学科変更は転学科(転学部を含む)の対象となるためです。
- 専門学校出身者は出願できません。短期大学・高等専門学校とは扱いが異なります。
外国の学校(外国大学の日本校を含む)の出身者や、各区分の「大学が同等以上の学力を有すると認めた者」の条項で出願する場合は、事前確認が必要です。2027年度は2026年9月14日(月)必着で入試課へ書類を郵送する必要があり、この期日を過ぎると問い合わせを受け付けてもらえません。海外の大学で学んだ経験を持つ人が国際文化学部を志望するケースは少なくないため、この期日は特に注意してください。出願書類のうち卒業(見込)証明書・学業成績証明書が日本語または英語以外で発行されている場合は、翻訳会社等が作成した正式な訳文の添付も必要です。
出願から合格発表までの流れ
2027年度の日程は全学科共通です。
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2024年10月23日以降
外国語検定の受験(有効期間の起点)。証明書は出願締切日から2年以内に受験したものに限られます。すでに持っているスコアがこの期間から外れている場合は、受け直しが必要です。
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2026年9月14日
事前確認・配慮申請の期日。外国の学校出身者の出願資格確認、受験時・入学後の特別な配慮の申請は、いずれもこの日までです。出願期間の1か月以上前に締め切られる点に注意してください。
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2026年10月19日〜10月23日
出願期間(平日5日間)。UCAROへの会員登録とWeb出願サイトでの登録(10月23日23:59まで)、出願書類の郵送(10月23日消印有効・簡易書留速達)、検定料の納入をすべて期間内に完了させる必要があります。検定料のほか1回の出願ごとに支払手数料1,200円がかかります。入試課への持参は認められていません。
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2026年11月27日〜
受験票の印刷。UCAROから各自で印刷します。氏名・住所・生年月日・志望学科の記載に誤りがないか確認し、相違があれば入試課へ連絡します。
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2026年12月6日
試験日(日曜)。目白キャンパスで実施。構内へは8時30分から入構でき、試験開始15分前までに入室します。11時から小論文、13時から口述試験のため昼食の持参が必要です。時計は時刻表示機能だけのものに限られ、スマートフォンやウェアラブル端末は時計として使えません。自動車・バイク・自転車での来学は認められていません。
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2026年12月11日15:00
合格発表。UCAROで発表され、合格通知や入学手続要領の郵送はありません。電話による合否の問い合わせにも一切応じないと明記されています。入学手続情報の登録と入学手続金の納入は12月18日23:59まで、入学手続書類の郵送は2027年3月12日〜3月24日(消印有効)です。
試験日は全学科共通で2026年12月6日です。日本女子大学のなかで複数学科を併願することはできません。出願は1学科を選んで行うことになります。
編入学Aで出願したい場合の選択肢
大学1年次を修了する見込みで、2027年4月の編入を目指している場合、国際文化学科には出願できません。日本女子大学のなかで編入学Aの募集がある学科は、2027年度は次のとおりです。
| 学部・学科 | 編入学Aの入学年次 | 学科選考試験 |
|---|---|---|
| 人間社会学部 現代社会学科 | 2年次 | 現代社会に関する小論文 |
| 人間社会学部 教育学科 | 2年次 | 教育に関する小論文 |
| 家政学部 被服学科 | 2年次 | 被服に関する小論文 |
| 食科学部 食科学科 | 2年次 | 食品学、栄養学、調理学の基礎 |
国際文化学科に分野が近いのは人間社会学部の現代社会学科です。小論文と口述試験という選抜構造が同じで、外国語検定も編入学なら「※1・※4いずれか」と国際文化学科と同じ設定です。社会の側から国際的な課題に取り組む学びを希望するなら、現実的な選択肢になります。
もう一つの考え方は、1年待って編入学Bで出願することです。大学に2年以上在学して62単位以上を修得すれば編入学Bの資格を満たします。2027年度の国際文化学科が編入学Bの3年次で募集していることを踏まえると、在籍校で2年間学んでから3年次編入を目指すルートは、単位の認定という点でも合理性があります。ただし2028年度に募集があるかどうかは、その年度の要項が公表されるまで確定しません。
他大学まで視野を広げる場合は、国際文化・比較文化系の学部で編入学試験を実施している大学が選択肢になります。編入総研では法政大学国際文化学部、東海大学国際文化学部、大妻女子大学比較文化学部、群馬県立女子大学国際コミュニケーション学部の記事も公開しています。出願資格・試験日・選抜方法は大学ごとに異なるため、候補校それぞれの最新の募集要項で確認してください。
難易度をどう考えるか
日本女子大学は入試結果を「大学入試状況・結果」として学科別に公表しています。ただし公表対象は一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜・外国人・社会人の区分で、編入学・学士入学の志願者数や合格者数はここに含まれていません。編入・学士入学の実施状況を数値で確認できる資料は、2026年8月時点では見つかっていません。
数値がない以上、難易度を倍率で語ることはできません。判断材料になるのは要項に書かれた事実だけです。募集人員は各学科とも若干名で、合否は「各学科で定めた客観式を含む複数の選考方法により試験を実施し、それらの試験結果と出願書類を資料として総合的に検討して判定する」とされています。試験の成績は開示されません。つまり当日の小論文・口述試験に加えて、履歴・志望理由書などの出願書類も評価対象という設計です。書類は出願期間の5日間で仕上げるものではなく、事前に時間をかけて準備しておく必要があります。
国際文化学科について要項から読み取れる特徴は、英語が2か所で効いてくることです。出願資格としての外国語検定(※1または※4)と、口述試験で英語が使われる可能性。前者は※4という抜け道がありますが、後者には代替手段がありません。英語での応答を想定した準備は、志望を決めた時点から始めておくのが安全です。
単位認定と卒業までの年数
3年次入学では、認定される単位数が卒業時期に直結します。2027年度要項では、単位認定の詳細は「〈参考:2026年度〉2027年度未定」として前年度の内容が示されており、区分ごとに一括認定の範囲が異なります。
| 編入学B | 外国語(英語)修得者は「プレゼンテーション・イングリッシュa,b」「アクティヴ・イングリッシュa」6単位、情報処理2単位、身体運動2単位、教養科目12単位、自由選択科目は各学科の認定可能な最大単位数まで一括認定。相当する学科科目は個別認定 |
|---|---|
| 学士入学 | 基礎科目は各学科の修得すべき単位数、教養科目12単位、自由選択科目は各学科の上限まで一括認定。相当する学科科目は個別認定 |
卒業に必要な総単位数は学科と入学年次により124単位〜129単位で、入学時に認定されうる単位数の上限も学科により異なり、前年度実績で49単位〜93単位とされています。要項には「学科内容・履修方法・時間等を異にする大学・短期大学等からの志願者の場合は、認定できる単位数が少なくなることもあります」とも書かれています。司書・司書教諭、博物館学芸員、日本語教員の専門科目については、出身大学等の既修得単位の認定を行わないと明記されている点にも注意してください。国際文化学部から日本語教員の資格取得を考える人もいますが、その専門科目は編入前の履修が引き継がれません。
よくある質問
大学1年次を修了した段階で日本女子大学国際文化学部へ編入できますか?
2027年度はできません。大学1年次修了者が対象の区分は「編入学A」ですが、2027年度編入学試験・学士入学試験募集要項の「募集学部・学科及び募集人員」では、国際文化学科の編入学Aは「――」と表記されており、その年度の募集がないことを意味します。2027年度に募集があるのは編入学B(一般編入)と学士入学で、いずれも3年次入学です。編入学Aの募集があったのは直近では2026年度入試(2025年12月7日実施)でした。
2027年度に日本女子大学国際文化学部へ出願できるのはどんな人ですか?
編入学Bか学士入学の出願資格を満たす人です。編入学Bは修業年限4年以上の大学に2年以上在学(見込み含む)し62単位以上を修得している人・修得見込みの人、短期大学卒業者・2027年3月卒業見込みの人、高等専門学校卒業者・2027年3月卒業見込みの人が対象です。学士入学は大学を卒業した人・2027年3月までに卒業見込みの人、学士の学位を授与された人・授与見込みの人が対象です。どちらも入学年次は3年次です。
国際文化学科の編入試験の科目は何ですか?
2027年度は11時から12時までが「国際文化に関する小論文」、13時からが口述試験です。編入学Bと学士入学で同じ科目構成です。口述試験には要項に「日本語での実施を基本とするが、一部英語で実施する可能性あり」という注記が付いており、日本女子大学の全学科のなかで国際文化学科だけに書かれた条件です。辞書・辞典の持込みは全学科とも不可で、電卓も国際文化学科では使用できません。
国際文化学部の出願にはどのくらいの英語スコアが必要ですか?
2027年度の国際文化学科は編入学・学士入学とも「※1・※4いずれか」です。※1は英検CSE1950以上、TEAP 225以上、GTEC 930以上、ケンブリッジ英語検定140以上、IELTS 4.0以上、TOEIC L&RとS&Wの合算1150以上、TOEFL iBTは2026年1月20日以前の試験で42以上・2026年1月21日以降の試験で3.0以上のいずれかです。※4はフランス語・ドイツ語・中国語・韓国語などの検定で指定級を取得している場合で、英語以外の言語でも要件を満たせます。
3年次編入なら2年間で卒業できますか?
原則2年間ですが、確約されているわけではありません。要項には「認定単位数、教育課程及び資格取得要件により、3年次入学は2年間で卒業できない場合があります」と明記されています。卒業に必要な総単位数は学科と入学年次により124単位〜129単位で、入学時に認定されうる単位数の上限は前年度実績で49単位〜93単位とされています。学科内容や履修方法が異なる大学からの志願者は認定単位数が少なくなることもあると記載されています。
日本女子大学国際文化学部の編入試験は毎年実施されていますか?
2025年度以降は3年連続で実施されていますが、募集する区分と入学年次は毎年変わっています。要項原本で確認できる範囲では、学部開設初年度の2024年度は募集なし、2025年度は編入学A・編入学B・学士入学の3区分とも2年次、2026年度は編入学Aが2年次で編入学B・学士入学が2年次又は3年次、2027年度は編入学Aが募集なしで編入学B・学士入学が3年次という推移です。
同じ日本女子大学で編入学Aの募集がある学科はありますか?
2027年度は、人間社会学部の現代社会学科と教育学科、家政学部の被服学科、食科学部の食科学科が編入学Aで2年次の募集を行っています。ただし試験日は全学科共通で2026年12月6日のため、国際文化学科と併願することはできません。国際文化学科に近い分野で編入学Aを使える選択肢としては、現代社会学科が挙げられます。
この記事の情報はいつ時点のものですか?
2026年8月6日時点で日本女子大学が公表している2027年度編入学試験・学士入学試験募集要項と、2024年度から2026年度までの募集要項の原本にもとづいて作成しています。募集学科・区分・日程・選抜方法・出願資格は年度ごとに変わるため、出願を検討する際は必ず大学が公表する最新の募集要項を確認してください。
まとめ
日本女子大学国際文化学部の編入学・学士入学試験で最初に確認すべきなのは、自分が該当する区分にその年度の募集があるかです。2027年度(2026年12月6日実施)は編入学Bと学士入学の3年次入学のみで、大学1年次修了者が対象の編入学Aは募集がありません。前年度の2026年度は編入学Aの募集があったため、過年度の情報をそのまま前提にすると出願できないことに気づけません。
出願できる区分に該当する場合、準備の柱は3つです。第一に、有効期間2年の外国語検定を確保すること。英語系の※1だけでなく、フランス語・ドイツ語・中国語・韓国語などの※4でも要件を満たせます。第二に、国際文化に関する学問的な概念を使って具体的な事例を説明できる水準まで理解を深め、1時間で書き切る小論文の練習を重ねること。第三に、口述試験で英語が使われる可能性に備え、志望理由や関心のあるテーマを英語でも説明できるようにしておくことです。判断の根拠は、毎年公表される募集要項の1ページ目の表と、その学科の行にある自分の区分の列に置いてください。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
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この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。募集学科・日程・選抜方法・出願資格は、大学が公表する募集要項の原本を毎年度確認して記載しています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年9月6日

