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神奈川大学法学部

神奈川大学法学部の編入試験|3年次だけ300点満点・刑法か会社法を選ぶ

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-09-06​‌​‌​‌​​‌​‌‌​​​‌​‌​‌​​‌‌‌​‌​​​‌​

神奈川大学法学部の編入学試験は、3年次だけが300点満点です。神奈川大学は11学部が同じ要項で編入学試験を行っていますが、総点300点が設定されているのは法学部の3年次だけで、他学部・他年次は200点か100点です。3年次は憲法100点・民法100点に加えて、刑法か会社法のどちらかを出願時に1科目選んで100点を積みます。

2年次は憲法・民法の2科目で200点です。同じ科目名でも出題範囲が年次で明確に違います。2年次の憲法は「総論、天皇制、平和主義、基本的人権」、3年次の憲法は「統治機構その他を含む全領域」。民法も2年次は「総則・物権(担保物権を除く)」に限定されるのに対し、3年次は範囲の限定がありません。そして全科目が「論述式試験」と要項に明記されています。

2027年度(2027年4月入学)の日程は、出願が2026年10月1日(木)午前9時〜10月8日(木)消印有効、試験日が2026年11月1日(日)/横浜キャンパス、合格発表が11月6日(金)午後1時です。この記事では、年次ごとの出題範囲の違い、選択科目の決め方、大学が公表している入試結果の実数、そして3年次に出願した人が2年次で合格になる制度までを、募集要項の原本にもとづいて整理します。

300点3年次の総点(2年次は200点)
11月1日2026年の試験日(横浜キャンパス)
2・3年次入学年次は選べる
若干名募集人員(全学部共通)
2027年度(2027年4月入学)の出願期間
2026年10月1日〜2026年10月8日
出願前に必ず大学の最新の募集要項でご確認ください。

この記事で分かること

  • 3年次だけ300点で、刑法か会社法を出願時に選ぶこと
  • 憲法・民法の出題範囲が2年次と3年次で違うこと
  • 法律学科と自治行政学科で試験科目・配点が同じであること
  • 大学が公表している2026年度の志願者・受験者・合格者の実数
  • 3年次に出願しても2年次での合格になる場合があること
  • 社会人経験3年以上なら、小論文90分だけの別ルートがあること

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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結論:2027年度の要点

項目内容
募集学科法律学科/自治行政学科(どちらも2年次・3年次を募集)
募集人員若干名(全学部・全学科共通)
出願期間2026年10月1日(木)午前9時〜10月8日(木)消印有効。インターネット出願+郵送
試験日・試験場2026年11月1日(日)/横浜キャンパス
試験時間集合9:10/学力試験9:30〜/面接試験13:30〜
選考方法学力試験および面接試験の総合評価。面接の配点は要項に記載がありません
配点(2年次)200点(憲法100点+民法100点、120分)
配点(3年次)300点(憲法100点+民法100点+刑法か会社法100点、120分)
出願資格(大学在学中)3年次は2年以上在学・62単位以上/2年次は1年以上在学・31単位以上(いずれも教職課程等の資格科目を除く)
合格発表2026年11月6日(金)午後1時
入学検定料35,000円+サービス利用料1,100円
入学後のキャンパス横浜キャンパス(試験場と同じ)

出典: 神奈川大学「2027年度 入学試験要項(編入学試験/編入学試験 英語検定有資格者/社会人編入学試験)」。年度によって変わります。出願前に必ず最新の募集要項を確認してください。

試験科目と配点は年次で別物

まず押さえておきたいのは、法律学科と自治行政学科で試験科目・配点・試験時間がまったく同じだということです。要項の試験科目表では2学科が1つの行にまとめられています。つまり学科選びで試験対策の中身は変わりません。入学後に何を学びたいかで決めてよい、ということです。

一方で、年次による差は大きいです。科目数も総点も出題範囲も違います。

年次試験科目(各100点)時間・総点
2年次 「憲法(総論、天皇制、平和主義、基本的人権)に関する基本的な知識を問う論述式試験」
「民法(総則・物権(担保物権を除く))に関する基本的な知識を問う論述式試験」
120分
200点
3年次 「憲法(統治機構その他を含む全領域)に関する基本的な知識を問う論述式試験」
「民法に関する基本的な知識を問う論述式試験」
「刑法」または「会社法」に関する基本的な知識を問う論述式試験(出願時に1科目選択
120分
300点

3年次は120分で3科目です。2年次と試験時間は同じまま、科目が1つ増えて総点が300点になります。1科目あたりに使える時間は単純計算で40分。論述式であることを踏まえると、知識の有無より「時間内に書き切れるか」が効いてくる構成だと読めます。

憲法:2年次は人権中心、3年次は全領域

2年次の憲法は、要項が範囲を「総論、天皇制、平和主義、基本的人権」と明示しています。統治機構が範囲の外に置かれているのが特徴です。逆に3年次は「統治機構その他を含む全領域」と書かれており、2年次で外れていた部分がそのまま加わる形になっています。基本書を頭から通読するときも、志望年次によってどこに時間を割くかが変わります。

民法:2年次は総則・物権のみ、担保物権は除外

民法の差はさらにはっきりしています。2年次は「総則・物権(担保物権を除く)」と限定されており、債権・親族・相続は範囲に入っていません。担保物権も明示的に除かれています。対して3年次は「民法に関する基本的な知識を問う論述式試験」とだけ書かれ、範囲の限定がありません。2年次と3年次では、民法の準備量が大きく変わります。

刑法か会社法か:出願時に決める

3年次の3科目めは、「刑法」と「会社法」から出願時に1科目を選びます。試験当日に問題を見てから選ぶ方式ではありません。志願票(A)の選択科目欄に記入して出願するため、10月8日の出願締切までに決め切る必要があります。出願手続後の書類の変更は認められないと要項に明記されているので、迷ったまま出願することはできません。

選び方の判断材料は、いま在籍している大学・短大・専門学校ですでに履修した科目です。神奈川大学が同じ要項で他学部にも設けている「出願時に1科目選択」は理学部の一部コースだけで、法学部の3年次はこの選択制がある数少ない枠です。裏を返せば、大学側が「受験生の学習履歴に幅がある」ことを前提にしているとも読めます。すでに刑法総論まで学んでいるなら刑法、商法・企業法の講義を取っているなら会社法、というように、ゼロから積み直す科目を作らない選び方が現実的です。

「論述式試験」と要項に書かれている意味

法学部の全科目には、要項の科目名そのものに「論述式試験」と入っています。神奈川大学の他学部の欄には「英語」「数学」のように科目名だけが書かれているものが多く、出題形式まで要項が明示しているのは法学部の特徴です。準備の方向としては、条文と判例を覚えたかどうかの確認ではなく、与えられた論点について自分の言葉で筋道を立てて書く練習に時間を配分することになります。

なお神奈川大学は、要項に「試験に関する内容、評価基準等については、公平な選抜試験実施のため、お答えできません」と明記しています。設問形式(何問出るか、字数指定があるか等)や採点基準を大学に問い合わせても回答は得られません。この記事でも、要項と公表資料で確認できない出題傾向は書いていません。

過去問は大学公式で2年分公開されている

神奈川大学は、公式サイトの「資料・過去問題請求」ページで編入学試験と社会人編入学試験の過去問題を2年分公開しています。解答と「出題の意図」まで併せて公開されているため、論述式でどこを評価しようとしているのかを、推測ではなく大学の言葉で確認できます。論述式の対策で最も効率がよい入口です。

ただし注意書きが2つあります。試験種別によっては一部実施していない学部・学科・年次があること、そして著作権の関係で試験問題を一部非公開としている場合があることです。自分の志望年次の分がそろっているかは、実際に開いて確認してください。なお、著作権の観点から、この記事に過去問の設問そのものは記載していません。

2年次と3年次、どちらで出願するか

神奈川大学法学部は2年次・3年次の両方を募集しています。試験の重さは3年次のほうが上(3科目300点・民法の範囲が全体)ですが、判断材料は試験だけではありません。卒業までに取る単位数が変わります。

入学年次卒業要件単位数認定される単位数(基準)入学後に取る単位数
2年次124単位36単位(系統区分なし)3年間で約88単位
3年次124単位異系統等66単位/同系統等72単位2年間で約52〜58単位

法学部の場合、2年次編入の認定単位数には異系統・同系統の区別がなく一律36単位です。3年次は出身分野によって66単位と72単位に分かれます。法学系以外の学部・学科から入る場合は66単位側になり、卒業までに58単位を2年間で取る計算になります。要項には、認定単位数は「既修得単位数が上限を下回る場合は既修得単位数を上限として認定する」とも書かれているため、この表の数字は上限であって保証値ではありません。

もう1つ知っておきたいのが、3年次に出願した人が2年次で合格になることがある制度です。要項には「3年次への出願者は、単位修得状況および選考結果により、2年次に合格させることがあります」と明記されています。法学部は2年次・3年次の両方を募集しているため、この制度の適用対象です。3年次で出願して不合格、で終わるとは限らない、という意味になります。

2026年度の入試結果(法学部)

神奈川大学は編入学試験の結果を学科・志望年次別に公表しています。2026年度(2026年4月入学、2025年秋実施)の法学部は次のとおりです。

学科・志望年次志願者数受験者数合格者数
法律学科 2年次111
法律学科 3年次100
自治行政学科 2年次110
自治行政学科 3年次000
法学部 小計321

出典: 神奈川大学「入試結果[2026年度]学部入学試験」の「その他の入試」。列の見出しは志望年次/志願者数/受験者数/合格者数/備考で、備考欄の( )内は「3年次志願者で2年次合格者数」を示します。法学部に備考の記載はありません。年度表記は入学年度のため、2027年度要項とは1年ずれます。

この数字から倍率は計算していません。母数が1桁で、合格者0名の区分が3つあるためです。母数がこの規模の年度で倍率を出すと、実態と無関係な数字になります。読み取れるのは、法学部の編入は志願者そのものが非常に少ない入試だということ、そして受験しなかった人が3名中1名いたということです。大学全体では志願84名・受験75名・合格32名で、法学部はその中の3名にあたります。

1点だけ補足すると、この年度は大学全体で5名が「3年次志願者で2年次合格」になっています(経営学部で1名、国際日本学部で2名、理学部で1名、建築学部で1名)。前の節で触れた制度は、実際に運用されているものです。

出願の実務でつまずきやすいところ

神奈川大学の編入学試験はインターネット出願と郵送の併用です。マイページ登録→出願情報入力→検定料納入→志願票等を印刷、という順で進み、最後に郵便局の窓口から簡易書留・速達で書類を送ります。ポスト投函では完結しません。

  • 志願票(A)と志望理由書は本学所定用紙です。公式サイトからダウンロードして印刷します。窓口配布や郵送はありません。
  • 3年次を志望する人は、志願票(A)の選択科目欄に刑法か会社法を記入します。出願手続後の書類の変更は認められません。
  • 大学在学中の人が出す証明書は3点です。在学証明書(または在籍期間証明書)、履修証明書または単位修得見込証明書(現年次で履修中の科目・単位が明記されたもの)、成績証明書。
  • 履修登録期間の都合で履修証明書が発行されない場合は、単位が明記された履修予定科目(シラバス・履修要覧・時間割等)を確認できる書類を必ず提出、と要項に明記されています。証明書が出ないことを理由に出願を諦める必要はありません。
  • 証明書は原則として出願前3か月以内の発行分。既卒者・退学者の卒業証明書や成績証明書は2026年4月1日以降発行のものです。
  • 検定料は35,000円+サービス利用料1,100円。コンビニ・クレジットカード・Pay-easy・ネットバンキングが使えます。海外からの送金はできません。
  • 受験票は郵送されません。ネット出願サイトのマイページ「オンライン受験票」から自分で出力します(試験日の3日前までに確認可能になり、メールで通知)。

出願資格そのものは、大学卒業(見込み)、学位授与機構の学士、短期大学卒業(見込み)、高等専門学校卒業(見込み)、専修学校専門課程(修業年限2年以上かつ総授業時間数1,700時間以上)卒業(見込み)など10通りが用意されています。大学在学中の人は「2年以上在学・62単位以上」で3年次、「1年以上在学・31単位以上」で2年次です。どちらも「教職課程等の資格科目を除き」という条件が付くので、教職科目でこの単位数を満たすことはできません。日本人の受験生に英語資格スコアの提出要件はありません。

神奈川大学には「編入学試験 英語検定有資格者」という筆記免除の制度もありますが、対象は外国語学部英語英文学科(IESプログラム)だけです。法学部にこの制度はありません。英語資格で法学部の筆記が免除されることはないので、注意してください。また神奈川大学に在学中の人(卒業見込みを除く)は出願できません。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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学内併願はできない

神奈川大学の編入学試験は、全学部・全学科・全年次が2026年11月1日(日)の1日で完結します。試験場も全学部が横浜キャンパスです。集合9時10分、学力試験9時30分から、面接試験13時30分からという時間割も共通のため、学内で2つの学部を受けることは物理的にできません。出願する10月上旬の時点で、学部・学科・志望年次を1つに決める必要があります。

もう1点、試験は昼をまたぎます。学力試験が午前、面接試験が午後1時30分からなので、昼食を持参してくださいと要項に書かれています。試験場に時計はなく、貸出しもありません。持ち込める時計は、辞書・電卓・端末等の機能がないもの、秒針音がしないもの、大型でないものに限られます。電卓・定規・コンパス・耳栓はいずれも使用できません。試験開始後30分を過ぎると原則として受験が認められません。

入学後のキャンパスは、法学部は横浜キャンパスです(試験場と同じ)。神奈川大学では経営学部・外国語学部・国際日本学部だけがみなとみらいキャンパスで、それ以外の8学部は横浜です。

社会人経験が3年以上あるなら別ルートがある

神奈川大学には社会人編入学試験があり、法学部も法律学科・自治行政学科の2年次・3年次すべてが対象です。試験科目は小論文90分・100点のみ。憲法も民法も刑法も会社法もありません。3科目300点の3年次と比べると、準備の性質がまったく変わります。

出願資格は編入学試験とほぼ同じ8通りで、そこに「出願時に社会人としての経験が3年以上ある」という条件が加わります。要項の注意書きには「社会人(家事専従者を含む)としての経験は、高等学校卒業からのものを含みます」とあり、正社員としての職歴だけを指すわけではありません。出願書類には在職証明書(本学所定用紙)またはそれに準ずる証明書(源泉徴収票・納税証明書なども可)が加わります。

日程・試験場・合格発表・入学手続はすべて編入学試験と同一です(10月1日〜8日出願、11月1日試験、11月6日発表)。2026年度の法学部の社会人編入学試験は、志願者・受験者・合格者ともに0名でした(大学全体では志願3・受験3・合格3)。実施されている制度ですが、法学部で使う人はほとんどいない、というのが公表数字から読み取れることです。

入学後にかかる費用

法学部は経済学部と同じ学費区分です。入学金200,000円(神奈川大学の卒業者・卒業見込者は100,000円)、授業料734,000円施設設備資金300,000円に、委託徴収金(法学会費2,500円、宮陵会準会員費、後援会費10,000円、学生教育研究災害傷害保険)が加わります。

入学年次初年度合計神奈川大学の卒業者(見込含む)
2年次1,264,100円1,164,100円
3年次1,268,250円1,168,250円

2027年度入学者の金額。委託徴収金は2026年度参考額です。宮陵会準会員費が2年次編入15,000円・3年次編入20,000円と違うため、合計に差が出ます。学費は第1分納期・第2分納期の分納も可能で、2年次・3年次とも第2分納期は517,000円です(入学後2027年10月末までに納入)。教職課程・資格教育課程を履修する場合は登録費が別途必要です。

対策の進め方

下は2027年度の日程(2026年11月1日試験)に合わせた組み立てです。日程は年度ごとに変わります。次年度以降を目指す方は、例年7月ごろに公表される要項で必ず読み替えてください。

  • まず最初に

    志望年次を決める。2年次なら憲法(人権中心)と民法(総則・物権、担保物権を除く)の2科目200点、3年次なら憲法全領域・民法全体・刑法か会社法の3科目300点です。出願資格の単位数(3年次62単位/2年次31単位、教職課程等の資格科目を除く)も同時に確認します

  • 3年次志望なら早めに

    刑法か会社法かを決める。出願時に志願票へ書くため、途中で変えられません。すでに履修した科目を軸に、ゼロから積み直す科目を作らない選び方をします

  • 夏〜9月

    大学公式の過去問題(2年分・解答と出題の意図つき)に当たる。論述式なので、書いてから解答と出題の意図に照らして自分の答案を評価する形で回します。範囲の広い3年次ほど早く着手する意味があります

  • 9月中

    証明書を手配する。在学中なら在学証明書・履修証明書(または単位修得見込証明書)・成績証明書の3点。原則として出願前3か月以内の発行分です。履修証明書が発行されない場合の代替書類も要項で確認しておきます

  • 10月1日(木)〜10月8日(木)

    出願期間(消印有効)。10月1日午前9時開始。ネット出願で登録・検定料納入のうえ、志願票(A)・志望理由書を印刷し、郵便局の窓口から簡易書留・速達で送ります

  • 10月〜試験直前

    120分で書き切る練習に切り替える。3年次は120分で3科目です。知識を足すより、時間内に論点を拾って構成するほうが得点に直結します。並行して志望理由書の内容を面接で話せる形に整えます

  • 試験日の3日前まで

    オンライン受験票が確認できるようになります(確認可能になった時点でメール通知)。受験票は郵送されません。マイページから自分で出力します

  • 11月1日(日)

    試験当日(横浜キャンパス)。集合9:10/学力試験9:30〜/面接試験13:30〜。昼食を持参します。試験場に時計はなく貸出しもないため、時計は自分で用意します(電卓・定規・コンパス・耳栓は使用不可)

  • 11月6日(金)13時

    合格発表。入学手続は第一次(入学金)が11月6日〜11月20日、第二次(学費等)が11月6日〜2027年1月26日。入学手続書類の提出は2027年1月11日〜1月26日(消印有効)です

よくある質問

神奈川大学法学部の編入試験の配点を教えてください。

2年次は200点、3年次は300点です。2年次は「憲法(総論、天皇制、平和主義、基本的人権)に関する基本的な知識を問う論述式試験」100点と「民法(総則・物権(担保物権を除く))に関する基本的な知識を問う論述式試験」100点。3年次は「憲法(統治機構その他を含む全領域)」100点、「民法」100点に加えて「刑法」か「会社法」を出願時に1科目選んで100点です。試験時間はいずれも120分です。神奈川大学の11学部の中で総点300点は法学部の3年次だけで、他は200点か100点です。合否は学力試験と面接試験の総合評価で決まりますが、面接の配点は要項に記載がありません。年度によって変わるため、必ず最新の募集要項で確認してください。

刑法と会社法はいつ選ぶのですか。試験当日に選べますか。

出願時に選びます。試験当日に問題を見てから選ぶことはできません。志願票(A)の選択科目欄に記入して出願するため、出願締切の2026年10月8日までに決め切る必要があります。要項には「出願手続後の書類の変更は認められません」と明記されているので、出願後の変更もできません。選び方の判断材料は、いま在籍している大学・短大・専門学校ですでに履修した科目です。刑法総論まで学んでいるなら刑法、商法や企業法の講義を取っているなら会社法というように、ゼロから積み直す科目を作らない選び方が現実的です。なおこの選択制があるのは法学部の3年次で、2年次にはありません。

法律学科と自治行政学科で試験内容は違いますか。

違いません。2027年度要項の試験科目表では、法律学科と自治行政学科が1つの行にまとめられており、試験科目・配点・試験時間・総点がすべて同じです。募集年次も両学科とも2年次・3年次の両方で、募集人員もどちらも若干名です。したがって学科選びで試験対策の中身は変わらず、入学後に何を学びたいかで決めてよいことになります。神奈川大学法学部は法律学科(Department of Law)と自治行政学科(Department of Local Government)の2学科構成で、公務員養成プログラムやPBL(問題解決型学修)の特修科目などは学部として提供されています。

倍率はどれくらいですか。

神奈川大学は編入学試験の結果を公表しています。2026年度(2026年4月入学)の法学部は、志願者3名・受験者2名・合格者1名でした。内訳は法律学科の2年次が志願1・受験1・合格1、法律学科の3年次が志願1・受験0・合格0、自治行政学科の2年次が志願1・受験1・合格0、自治行政学科の3年次は志願者0名です。母数が1桁で合格者0名の区分が3つあるため、この数字から倍率を計算して難易度を語ることはできません。読み取れるのは、志願者そのものが非常に少ない入試だということです。大学全体では志願84名・受験75名・合格32名で、法学部はそのうちの3名にあたります。

3年次に出願して不合格だったら、それで終わりですか。

そうとは限りません。要項には「3年次への出願者は、単位修得状況および選考結果により、2年次に合格させることがあります。ただし、2年次の募集がない学科等においては、この制度を適用しません」と明記されています。法学部は法律学科・自治行政学科とも2年次・3年次の両方を募集しているため、この制度の適用対象です。2026年度は大学全体で5名がこの扱いになっており、実際に運用されている制度です。ただし適用されるかどうかは大学の判断であり、3年次に出願すれば必ず2年次の合格機会があるという意味ではありません。

英語の資格スコアで筆記試験は免除されますか。

法学部では免除されません。神奈川大学には「編入学試験 英語検定有資格者」という書類審査と面接だけの制度がありますが、対象は外国語学部英語英文学科(IESプログラム)の2年次・3年次だけです。法学部にこの制度はありません。また、日本人の受験生が編入学試験に出願するにあたって、英語資格スコアの提出要件も一切ありません。法学部の試験科目に英語そのものが含まれておらず、2年次は憲法・民法、3年次は憲法・民法・刑法か会社法という構成です。

神奈川大学の他学部と併願できますか。

できません。編入学試験は全学部・全学科・全年次が2026年11月1日(日)の1日で、試験場も全学部が横浜キャンパスです。集合9時10分、学力試験9時30分から、面接試験13時30分からという時間割も共通のため、学内で2つの学部を受けることは物理的にできません。神奈川大学を受けるなら、出願する10月上旬の時点で学部と学科、そして志望年次を1つに決める必要があります。なお法学部の入学後のキャンパスは横浜です。経営学部・外国語学部・国際日本学部はみなとみらいキャンパスになります。

出願条件・日程・科目に関する最終的な確認は、大学公式の編入学試験 入学試験要項ダウンロードのページと、神奈川大学入試センターへの問い合わせでお願いします。過去問題は資料・過去問題請求のページから確認できます。

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。志望校の出願条件の読み解きから、専門科目・論述の対策、面接まで、一人ひとりの状況に合わせて伴走します。

この記事は神奈川大学が公表している2027年度入学試験要項および入試結果にもとづいて作成しています。出願前には必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

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