神戸大学経営学部の編入試験|配点・科目選択・TOEICの戦略まで
神戸大学経営学部の第3年次編入学試験は、募集人員20人。編入試験としては大きな枠を持ち、経営学を学びたい人にとって国内でもっとも志望者が集まる試験のひとつです。
試験の形は、意外なほど単純です。英語100点と専門科目200点の計300点。英語は当日の試験がなく、TOEFL・TOEIC・IELTSのスコアが換算されます。面接はありません。試験当日にやることは、3時間で専門科目を2科目解くことだけです。
そして、専門科目を「試験場で」選びます。出願の時点では決めません。
この記事では、募集要項と大学が公表している資料に加えて、実際に合格した人たちの記録——提出したTOEICのスコア、選んだ科目、使った本、併願の組み方、当日の様子、入学後の単位認定まで——を合わせて整理します。
この記事で分かること
- 出願には英語試験の受験そのものが必要なこと(2段構えの資格)
- 合格した人が実際に提出したTOEICのスコア
- 4科目のうち、合格者が実際に選んでいる組み合わせ
- 年によって難易が変わること、それをどう吸収するか
- 試験問題を持ち帰れること
- 認定される単位に上限があること(入学後の負担に直結します)
- 併願をどう組むか(実例つき)
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
結論:面接なし。当日は3時間の専門科目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 20人 |
| 編入年次 | 第3年次 |
| 配点 | 英語100点+専門科目200点=300点 |
| 英語 | 当日の試験なし。TOEFL・TOEIC・IELTSの成績を100点満点に換算します |
| 専門科目 | 経営学・会計学・マーケティング論・経済学の4科目から2科目を選択。9:30〜12:30の3時間 |
| 面接 | ありません |
| 選考材料 | 専門科目と英語のほか、出身大学等の成績と志望理由書を総合して選考されます |
| 試験日 | 例年11月3日(文化の日) |
| 検定料 | 30,000円 |
出典: 神戸大学経営学部「令和9年度 第3年次編入学学生募集要項」。年度によって変わります。出願前に必ず最新の募集要項を確認してください。
出願資格は2段構え。英語の受験が要る
ここを読み違えると出願できません。出願資格は、2つのグループから1つずつ満たす必要があります。
| グループ | 内容 |
|---|---|
| 1つ目 (在籍・卒業) | 次のいずれか。学士の学位を有する(授与見込みを含む)/大学に最終の学年を含め2年以上在学し62単位以上を修得(修得見込みを含む)/短期大学を卒業(見込みを含む)/高等専門学校を卒業(見込みを含む)/外国においてこれらに相当する資格を得た |
| 2つ目 (英語試験) | TOEFL(iBTまたはrevised Paper-delivered Test)、TOEIC Listening & Reading Test、IELTS(アカデミック・モジュール)のいずれかを、出願年の9月末より前2年以内に受験していること |
英語試験の受験は「加点材料」ではなく「出願の条件」です。スコアを持っていなければ、そもそも出願できません。
また62単位を修得見込みで出願した人は、入学までに62単位を修得していなければ入学許可が取り消されます。合格後の後期の成績まで気を抜けません。この場合、出願時には学業成績証明書に加えて、修得予定の単位数・科目名・修得予定年度が確認できるもの(履修登録画面の印刷など)の提出も必要です。
出願資格と必要単位の一般的な考え方は編入の出願資格と必要単位で整理しています。
英語100点をどう作るか
配点の3分の1です。まず使えるスコアの条件を確認してください。
- TOEFL-ITP、TOEIC-IP、TOEIC Speaking & Writing、TOEIC Bridge、IELTSオンライン版、TOEFL iBT Home Editionの成績は採用されません
- 複数の成績証明書を提出した場合、受験者に有利なものが採用されます
- 出願年の9月末より前2年以内に受験したものに限られます
間に合わない場合の道が用意されています。出願直前の9月に受験する人は、出願書類と一緒に「受験票のコピー」と「スコア証明書が届き次第すぐに送る」旨のメモを送ることで出願できます(2年以内に受験した別のスコア証明書があれば、それも任意で添えます)。
ただしこれは救済措置であって、標準ではありません。複数提出すれば有利なほうが採られる仕組みなので、早めに1回受けて持ち点を作り、そのうえで上を狙うのが安全な進め方です。
合格した人が実際に提出したスコア
編入総研に体験記を寄せてくれた合格者のうち、提出スコアが分かる人を並べると、845点から955点の範囲に収まっています。
| 合格者 | 提出スコアと、そこまでの経緯 |
|---|---|
| むっくさん | 955点。1月から3月までTOEICだけに絞り、3月に確定させてから専門科目に移りました |
| F.Gさん | 885点。対策期間29か月のうち、前半の1年半をTOEICに充てています |
| Zくん | 855点。715点→800点→855点と伸ばし、受験の前年のうちに確保しました |
| T-bearさん | 855点。3月の665点から9月までに伸ばし、そこで打ち切って論述と面接対策に回しました |
| D.Sさん | 845点。試験の前年6月に取得したスコアを提出しています |
共通しているのは、点数そのものより「いつ終わらせたか」です。
- 全員が、専門科目の勉強が本格化する前にTOEICを完了させています。3月・9月・前年6月と時期は違いますが、「英語と専門を同時に走らせていない」点は共通です
- 複数回受けて伸ばしています。1回で決めた人はいません。有利なスコアが採用される仕組みなので、早く始めて回数を重ねるほど有利です
- 目標に届いたら打ち切っています。T-bearさんは9月に855点を取った時点でTOEICをやめ、残りを論述に回しました
「何点あれば安心か」という問いには、公式の基準がないため答えがありません。ただし専門科目で取りきれなかった年に、英語が支えになることは確かです。実際に受験した人からも、筆記が難しい年でもTOEICが高ければ合格の可能性を高められるという声が届いています。
TOEICの教材は、合格者のあいだで重なっているものがあります。出る単特急 金のフレーズは5人以上が挙げており、文法問題 でる1000問、1駅1題 文法特急、公式問題集が続きます。
合格者が実際に使っていたTOEICの教材です。
専門科目は試験場で選ぶ
ここがこの試験の独特な点です。経営学・会計学・マーケティング論・経済学の4科目から2科目を選びますが、選択は出願時ではなく、試験場で行います。
この仕組みには意味があります。問題を見てから、その日いちばん書けそうな2科目を選べるということです。
つまり「3科目を準備しておいて、当日の出来で2科目に絞る」という戦い方ができます。1科目が難しかった年でも、別の科目で振り替えられます。ただし当然、準備する科目を増やせばそのぶん深さは犠牲になります。
合格した人は何を選んだか
体験記から、実際の選択が分かります。
- 経営学+マーケティング論——最も多い組み合わせです。T-bearさん、きゅうりさん、D.Sさん、むっくさんがこの形です
- 経営学+経済学——Zくんがこの組み合わせで、神戸大学と名古屋大学の両方に合格しています
- 経済学+会計学——F.Gさんは高等専門学校で会計学に関心を持ち、この2科目に絞りました
経営学を軸に、マーケティング論か経済学を組み合わせる形が多数派です。ただしF.Gさんのように、自分の背景に合わせて別の組み合わせを選ぶ人もいます。「多数派だから」ではなく、自分が3時間で書き切れる2科目を基準に決めてください。
4科目で何が問われるか
神戸大学経営学部は、試験の「出題の意図」を科目ごとに公表しています。科目を選ぶうえで、これ以上に確かな手がかりはありません。
| 科目 | 大学が示している出題の意図 |
|---|---|
| 経営学 | 組織文化が従業員行動や業績に及ぼす影響を因果的に論じる力と批判的思考力、内発的動機づけの理論を組織的施策や職場環境の設計に応用する力、ESG投資という外部圧力への戦略的対応を論じる力(令和8年度)。意思決定の原理と組織形態、経営資源の特徴を正確に理解しているか(令和7年度)。リーダーシップ理論、SECIモデル、バーナードの誘因と貢献などのオーソドックスな理論・概念と、その経験的応用力(令和6年度) |
| 会計学 | 複式簿記による決算手続、固定資産会計、直接原価計算について基本的な事項を理解しているか(令和8年度)。簿記の仕訳、費用性資産の原価配分、純資産と株主資本の相違点、財務会計の機能(令和7年度) |
| マーケティング論 | マーケティング・マネジメントの基礎的な概念について、その内容および重要性を論理的に説明できるか。基本的な考え方やフレームワークを具体例とともに説明できるか |
| 経済学 | ミクロ経済学の基礎的な知識を問う(令和8年度)。標準的なトピックから幅広く出題する(令和7年度) |
出典: 神戸大学経営学部が公表している令和6年度・令和7年度・令和8年度の「出題の意図」。年度により内容は変わります。
ここから科目選びの方針が立ちます。
- 会計学は「基本的な事項の理解」と書かれています。簿記の仕訳や決算手続といった、答えが定まる領域が中心です。簿記の学習経験がある人には、得点が読みやすい科目だといえます
- 経営学は「論じる力」「批判的思考力」「応用する力」という言葉が並びます。理論を覚えているだけでは足りず、現実の事象をその理論で説明するところまで求められます。令和6年度の意図には、リーダーシップ研究の流れを理解しているかを確認する、とまで書かれています
- マーケティング論は「具体例とともに論理的に説明」。フレームワークを知っているかより、使えるかを見られます
- 経済学は「基礎的な知識」「標準的なトピックから幅広く」。範囲は広めですが、ミクロ経済学の基礎が軸になります
2科目の組み合わせで、性格の違う科目を混ぜておくと安定します。会計学のように答えが定まる科目と、経営学のように論述で差がつく科目を1つずつ持っておくと、当日の問題との相性に左右されにくくなります。
合格者が使った本
体験記に出てくる教材のうち、複数の合格者が挙げているものです。
| 科目 | 教材 |
|---|---|
| 経営学 | テキスト経営学、世界標準の経営理論 |
| マーケティング論 | ゼミナールマーケティング入門(4人が挙げています)、現代マーケティング論 |
| 経済学 | 新・らくらくミクロ経済学入門、新・らくらくマクロ経済学入門、ミクロ経済学(芦谷) |
| 会計学 | 会計学基礎論、財務会計講義 |
4科目それぞれで名前が挙がった本です。科目を選ぶ前に、どの分野にどれだけ本が要るかを見ておいてください。
教材の数より、回し方に共通点があります。
- Zくんは実質2冊(経済学の入門書と経営学の組織論)を4月から7月に3周し、8月以降を過去問に全部かけました
- むっくさんは最初に過去問を分析して出題の元になっている書籍の傾向を特定し、そこから参考書を選び直しています。神戸大学経営学部の教授が書いた本を軸に据えました
- T-bearさんは過去問から出やすいテーマを洗い出し、難問より「落とせない基本問題」を優先しました
本を増やすより、出題との対応を先に掴んでから絞る——という順序が共通しています。
年によって難易は変わる。それをどう吸収するか
この試験には、年ごとの振れがあります。直近の試験を受けた人からは、次のような感想が届いています。
- 一昨年・昨年の問題は、経営学・経済学ともに比較的取り組みやすく、7〜8割を狙えるレベルだった
- 直近の年は形式や内容が変化し、対応に工夫が必要だった。経営学では3問中2問に300字程度の字数制限が設けられ、簡潔にまとめる必要があった
- 経済学ではゲーム理論の問題が記述を求める形式になり、過去問との違いに戸惑う場面があった
ここから、対策に2つの示唆があります。
- 字数制限つきで書く練習を入れてください。論述は「長く書けること」だけが力ではありません。300字で言い切る練習をしていないと、その場で削る作業に時間を取られます
- 過去問と同じ形式で出るとは限りません。形式が変わっても答えられるのは、理論を覚えているのではなく、理解している場合だけです
同じ受験者が「解けない問題は他の受験者も解けていない」とも書いています。難しい年に必要なのは、難問を取ることではなく、確実に取れるところを丁寧に取ることです。
そして、この振れを吸収するのが英語100点です。専門科目が難しい年でも、出願前に確定しているTOEICのスコアは動きません。早めに英語を確保しておくことが、当日の不確実性への保険になります。
試験問題は持ち帰れる
実務的に大きな意味を持つ事実です。この試験では、問題冊子を各自持ち帰ることができます。
つまり受験した人の手元に、その年の問題が残ります。また神戸大学生協が入試問題のコピーサービスを行っており、経営学部第3年次編入学の過去問はこの方法で入手できます(大学のウェブサイトに案内があります)。
合格者のなかには、F.Gさんのように11年分を集めて「すぐ解ける/対策すれば解ける/解説が要る」の3つに仕分けてから5周以上回した人や、T-bearさんのように20年分から出やすいテーマを洗い出した人がいます。
過去問が集められる試験では、集めた量と使い方がそのまま差になります。早い段階で入手経路を確保してください。
志望理由書と出身校の成績も選考材料
これは見落とされやすい点です。募集要項には、選考について次のように書かれています。
入学者の選考は、出身大学等の成績、志望理由書、TOEFL・TOEIC・IELTSの成績、専門科目の成績を総合して選考する——
つまり選考材料は4つあります。配点が明示されているのは英語100点と専門科目200点ですが、出身大学等の成績と志望理由書も総合判断に入ります。
- いま在籍している大学の成績は、これから変えられます。編入を決めた時点から、在籍校の成績を落とさないでください
- 志望理由書は大学所定の様式で、Web出願サイトにアップロードします。面接がないため、自分の言葉で語れる唯一の場所です
志望理由書の書き方は編入の志望理由書の書き方にまとめています。面接がないぶん、ここで書いたことを口頭で補足する機会はありません。読んだだけで伝わる文章にしてください。
認定される単位には上限がある
入学後の生活に直結する話です。編入総研に届いた体験記のうち、単位認定の結果が分かる4人を並べると、はっきりした傾向が出ます。
| 合格者 | 編入前の取得単位 → 認定された単位 |
|---|---|
| Zくん | 60単位 → 62単位 |
| D.Sさん | 60単位 → 62単位 |
| むっくさん | 96単位 → 62単位(34単位は認定されず) |
| きゅうりさん | 111単位 → 62単位(49単位は認定されず) |
4人とも、認定された単位は62単位でした。編入前に111単位を取っていた人も、60単位だった人も、認定は同じ62単位です。
- 在籍校で単位を多く取っても、認定される数は増えません。「たくさん取っておけば入学後が楽になる」とは限らないということです
- ただし成績は選考材料です。数を積むより、いま履修している科目の成績を上げるほうが、編入試験には効きます
認定の扱いは年度や個人の履修内容によって変わる可能性があります。ここに挙げたのは実際の結果であって、大学が公表している基準ではありません。正確な条件は、合格後に大学の案内で確認してください。
単位認定の一般的な考え方は編入の単位認定はどれくらいされるのかにまとめています。
併願をどう組むか
神戸大学経営学部は11月3日に試験があります。この日程を軸に、他大学とどう組み合わせるかで戦い方が変わります。合格者の実例を挙げます。
| 合格者 | 出願した大学と結果 |
|---|---|
| Zくん | 神戸大学経営学部(合格・入学)+名古屋大学経済学部(合格・辞退)。2校とも合格しています |
| F.Gさん | 神戸大学経営学部(合格・入学)+滋賀大学経済学部(合格・辞退)。滋賀大学の結果を先に見てから本命に臨めたことが心の支えになったと書いています |
| T-bearさん | 神戸大学経営学部(合格・入学)+上智大学経済学部(不合格)+法政大学経営学部(合格・辞退)の3校 |
| D.Sさん | 神戸大学経営学部(合格・入学)+埼玉大学経済学部(不合格) |
併願を組むときの考え方が2つ読み取れます。
- 本命より前に1校受けておくと、当日の感覚がつかめます。F.Gさんのように、先に結果が出る大学を置くと精神的にも楽になります
- 科目の重なりで選ぶと負担が増えません。神戸大学で経済学を選ぶなら経済学部系、経営学・マーケティング論なら経営・商学部系と、同じ準備が効く大学を並べるのが効率的です
ただし大学によって求められる形は違います。神戸大学は面接がありませんが、併願先では面接や口頭試問が課されることが少なくありません。併願先の選考方法まで含めて、準備の総量を見積もってください。
試験当日の実像
合格者の記録から、当日の様子が具体的に分かります。
| 項目 | 体験記に書かれていること |
|---|---|
| 受験者数 | 年により75〜100人ほど。出願者に対して、当日の欠席はほとんど見られなかったという記録もあります |
| 会場 | 六甲台キャンパスの経営学部学舎。大講堂で階段状という記録があり、「受験さながらの臨場感がある」と書かれています |
| 時間の流れ | 9:00前後に集合し、9:30〜12:30の3時間。集合の50分前に到着しても、すでにそこそこ受験生がいたという記録があります |
| 持ち物 | 教室に時計はないので腕時計が必須。階段状の教室では落とした消しゴムがすぐ拾えないため予備が要るという指摘もあります |
| 飲食物 | 3時間と長いため、飲み物とお菓子は必須。ただしペットボトルのラベルは事前に外しておくほうが安全です |
会場までの行き方に、複数の合格者が注意を書いています。
- 六甲台キャンパスは坂の上にあります。「歩くと坂がきついので、試験前はバス必須」という指摘が複数あります
- 阪神御影からのバスは始発なので座れる——移動中に見直しをしたい人向けの記録です
- JR神戸線は遅延の可能性が高いため、可能なら阪急を使う、あるいはタクシー代を用意しておくという備えを書いた人もいます
- 前日に大学までの経路を歩いて確認し、三宮周辺のホテルに前泊した人もいます
費用の目安
体験記には、受験にかかった費用の内訳も記録されています。合計は9,000円から204,000円までと幅があります。差が出るのは主に宿泊・交通の費用と対策にかけた費用です。
- 教材・書籍代——15,000〜30,000円が中心です
- 出願関連費——併願する大学の数で変わります。検定料は神戸大学が30,000円です
- 当日関連費——遠方から受験する人は交通費と宿泊費がかかります。30,000〜60,000円という記録が複数あります
関西圏から通える人と、遠方から前泊する人では、必要な金額が大きく変わります。併願先を決めるときは、移動と宿泊の費用も含めて考えてください。
日程と出願のしかた
令和9年度(2027年4月入学)の日程です。年度で変わるため、目安として見てください。
-
9月下旬〜10月上旬
出願期間(令和9年度は9月25日〜10月2日)。Web出願サイトで手続きし、一部の書類は書留速達で郵送します。Web提出書類・郵送書類とも同じ期間です
-
11月3日
試験日(例年11月3日・祝日)。専門科目9:30〜12:30。この日に会場で2科目を選びます
-
11月下旬
合格者発表(令和9年度は11月20日10:00予定)。経営学部ウェブサイトに掲載され、合格者には郵便で通知書が送られます。電話やメールでの照会には応じないと明記されています
出典: 神戸大学経営学部「令和9年度 第3年次編入学学生募集要項」。最新の日程は必ず大学公式の募集要項で確認してください。
募集要項等の紙媒体での配付は行われておらず、すべてウェブサイトから入手します。出願手続き全体の段取りは編入の出願手続きとスケジュールで解説しています。
なお神戸大学経営学部では、受験生本人の請求により、試験成績(順位のみ)を開示する制度があります。不合格だった場合に、自分がどのあたりにいたのかを知ることができます。再受験を考えるなら、申請期間を逃さないでください。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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対策の組み立て方
- 英語のスコアを先に確保する。出願の条件であり、100点分でもあります。IPテストは使えないので、公開テストを受けてください。合格者は全員、専門科目が本格化する前に英語を終えています
- 過去問の入手経路を早く作る。問題は持ち帰り可で、生協のコピーサービスもあります。何が出ているかを見てから教材を選ぶほうが、遠回りしません
- 科目を決める。大学が公表している出題の意図を読み、自分が3時間で書き切れる2科目を選んでください。3科目準備して当日に絞る戦い方もできます
- 字数制限つきで書く練習を入れる。300字程度で言い切る形が出た年があります
- 在籍校の成績を落とさない。出身大学等の成績も選考材料です。単位を増やすより成績を上げるほうが効きます
- 志望理由書を早めに仕上げる。面接がないため、これが唯一の自己表現の場です
- 併願を組む。本命より前に結果が出る大学を1校置くと、当日の感覚がつかめます
合格した人の記録
この記事で引用した合格者の記録です。学習時間の推移、月ごとに何をやったか、当日の流れまで、それぞれの記事に詳しく残されています。
- Zくん・株式投資から経営学を志した8か月——参考書2冊を3周してから過去問に全部かけた
- むっくさん・TOEICを先に終えて論述対策に11か月——3月に955点を確定させ、過去問分析から参考書を選び直した
- F.Gさん・高専から会計学で合格——29か月の長期戦。過去問11年分を3つに仕分けて5周以上
- みりんちゃん・高専から2科目に絞って合格
- T-bearさん・TOEICと論述で合格——過去問20年分から出やすいテーマを洗い出した
- きゅうりさん・TOEICを先に終わらせて専門へ
- D.Sさん・海外の大学から4か月で合格
オンライン編入学院の神戸大学経営学部での実績
2026年度入試では、神戸大学経営学部の合格枠21名のうち14名がオンライン編入学院の受講生でした。
合格者の内訳や他大学の実績は合格実績のページで公開しています。
ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
まとめ
- 募集20人、第3年次編入。配点は英語100点+専門科目200点の計300点です
- 面接はありません。当日は9:30〜12:30の3時間で専門科目2科目だけです
- 出願には英語試験の受験が必要です。IPテストやHome Editionは使えません
- 合格者の提出スコアは845〜955点。全員が、専門科目が本格化する前に英語を終えています
- 専門科目は試験場で選びます。経営学を軸に、マーケティング論か経済学を組み合わせる形が多数派です
- 大学が科目ごとの「出題の意図」を公表しています。会計学は基本事項の理解、経営学は論じる力が問われます
- 年によって難易が変わります。字数制限つきの記述が出た年もあり、その振れを吸収するのが英語の100点です
- 問題は持ち帰れます。過去問を集めた量と使い方が差になります
- 出身大学等の成績と志望理由書も選考材料です
- 認定された単位は、体験記の4人ともに62単位でした。在籍校で単位を増やしても認定数は増えません
神戸大学の他学部の編入については神戸大学編入|学部別の試験科目・日程と対策、経営学部・商学部の編入を実施している大学の一覧は経営学部・商学部の編入|実施大学一覧・難易度ランキングをご覧ください。
よくある質問
神戸大学経営学部の編入試験に面接はありますか?
ありません。選考は、出身大学等の成績、志望理由書、TOEFL・TOEIC・IELTSの成績、専門科目の成績を総合して行われます。試験当日にあるのは専門科目だけで、9時30分から12時30分までの3時間です。英語も当日の試験はなく、出願時に提出したスコアが100点満点に換算されます。面接がないため、志望理由書が自分の言葉で語れる唯一の場所になります。読んだだけで伝わる文章に仕上げてください。年度によって変わる可能性があるため、必ず最新の募集要項で確認してください。
TOEICは何点くらい必要ですか?
公式の基準点は示されていません。ただし編入総研に体験記を寄せた合格者のうち、提出スコアが分かる人は845点から955点の範囲でした。共通しているのは点数そのものより時期で、全員が専門科目の勉強が本格化する前にTOEICを完了させています。また複数回受けて伸ばしており、1回で決めた人はいません。複数のスコアを提出した場合は受験者に有利なものが採用される仕組みなので、早く始めて回数を重ねるほど有利です。目標に届いた時点で打ち切り、残りを論述に回した人もいます。
専門科目はいつ選ぶのですか?
試験場で選びます。経営学・会計学・マーケティング論・経済学の4科目から2科目を選択しますが、出願の時点では決めません。問題を見てから、その日いちばん書けそうな2科目を選べるということです。この仕組みを使えば、3科目を準備しておいて当日の出来で2科目に絞るという戦い方もできます。ただし準備する科目を増やせばそのぶん深さは犠牲になるため、2科目を確実に仕上げるか3科目を保険として持つかは残り時間との相談になります。
合格者はどの科目を選んでいますか?
体験記を見ると、経営学とマーケティング論の組み合わせが最も多く、次いで経営学と経済学、経済学と会計学という形が見られます。経営学を軸に、マーケティング論か経済学を組み合わせる形が多数派です。ただし高等専門学校で会計学に関心を持ち、経済学と会計学に絞って合格した人もいます。多数派だからという理由ではなく、自分が3時間で書き切れる2科目を基準に決めてください。なお会計学のように答えが定まる科目と、経営学のように論述で差がつく科目を1つずつ持っておくと、当日の問題との相性に左右されにくくなります。
試験問題は持ち帰れますか?
持ち帰れます。受験した人の手元にその年の問題が残るため、過去問が入手しやすい試験です。また神戸大学生協が入試問題のコピーサービスを行っており、経営学部第3年次編入学の過去問はこの方法でも入手できます。合格者のなかには11年分を集めて「すぐ解ける/対策すれば解ける/解説が要る」の3つに仕分けてから5周以上回した人や、20年分から出やすいテーマを洗い出した人がいます。過去問が集められる試験では、集めた量と使い方がそのまま差になります。
前の大学の単位はどれくらい認定されますか?
編入総研に届いた体験記のうち単位認定の結果が分かる4人は、いずれも認定単位が62単位でした。編入前に111単位を取っていた人も、60単位だった人も、認定は同じ62単位です。つまり在籍校で単位を多く取っても認定される数は増えません。ただし出身大学等の成績は選考材料に入るため、数を積むよりいま履修している科目の成績を上げるほうが編入試験には効きます。なお認定の扱いは年度や個人の履修内容によって変わる可能性があり、正確な条件は合格後に大学の案内で確認してください。
在籍している大学の成績は関係ありますか?
関係します。募集要項には、入学者の選考は出身大学等の成績、志望理由書、英語試験の成績、専門科目の成績を総合して行うと明記されています。配点が示されているのは英語100点と専門科目200点ですが、出身大学等の成績と志望理由書も総合判断に入ります。いま在籍している大学の成績はこれから変えられる部分なので、編入を決めた時点から落とさないようにしてください。
併願はどう組めばよいですか?
神戸大学経営学部の試験は例年11月3日です。合格者の実例では、名古屋大学経済学部、滋賀大学経済学部、法政大学経営学部、上智大学経済学部、埼玉大学経済学部との併願が見られます。考え方は2つあり、1つは本命より前に結果が出る大学を置くこと。滋賀大学の結果を先に見てから本命に臨めたことが心の支えになったと書いた合格者がいます。もう1つは科目の重なりで選ぶことです。神戸大学で経済学を選ぶなら経済学部系、経営学やマーケティング論なら経営・商学部系と、同じ準備が効く大学を並べると負担が増えません。ただし併願先では面接や口頭試問が課されることが多いため、選考方法まで含めて準備の総量を見積もってください。
試験当日に気をつけることはありますか?
体験記に具体的な記録があります。教室に時計がないため腕時計が必須で、大講堂が階段状になっているため落とした消しゴムが拾えず予備が要るという指摘があります。試験が3時間と長いので飲み物やお菓子は必要ですが、ペットボトルのラベルは事前に外しておくほうが安全です。また六甲台キャンパスは坂の上にあり、複数の合格者がバスの利用を勧めています。阪神御影からのバスは始発なので座れる、JR神戸線は遅延の可能性が高いので可能なら阪急を使う、といった記録も残されています。集合の50分前に到着してもすでに受験生がいたという記録もあるため、早めの行動が安心です。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験・出願に関する情報は、各大学が公表する募集要項・入試情報をもとに確認しています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年9月6日














