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國學院大學法学部

國學院大學法学部の編入|筆記は英文和訳1本、面接はありません

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-09-06‌​‌‌​‌​‌‌​​​‌​‌‌‌​​​‌​​​‌​‌​​​​​

國學院大學法学部の一般編入学試験は、当日の試験が「教養科目試験」60分の1本だけです。その中身は募集要項に「社会に関する英文の和訳」と書かれています。憲法・民法・刑法といった法律科目の論述試験ではありません。しかも辞書・電子辞書の持ち込みが認められています。

もう1つ、準備の設計を大きく変える事実があります。一般編入学試験の法学部には面接試験がありません。要項の選考方法に面接の記載がなく、提出書類の面接調書【様式2】も「面接試験が課される出願者のみ提出」とされています。同じ法学部でも学士入学試験は教養科目試験と面接の2本立てで、制度によって当日の中身が変わります。

2027年度(2027年4月入学)の出願期間は2026年10月5日(月)〜10月9日(金)の消印有効、試験日は2026年11月15日(日)(集合9:30)です。募集単位は法学部法律学科の法律専攻・若干名・学籍上3年次出願要件になっている英語検定のCEFR B1スコアは、法学部には課されません(それが必要なのは経済学部の2学科と文学部外国語文化学科だけです)。この記事では、2027年度の募集要項の原本と、大学が公表している5年分の入試結果にもとづいて、試験の中身・出願の段取り・単位認定・学内併願の可否を整理します。

60分教養科目試験=英文の和訳
持込可辞書・電子辞書
11月15日2027年度の試験日
3年次法律専攻・若干名
2027年度(2027年4月入学)の出願期間
一般編入学2026年10月5日〜2026年10月9日
出願前に必ず大学の最新の募集要項でご確認ください。

この記事で分かること

  • 当日の試験が教養科目試験60分の1本で、内容が社会に関する英文の和訳であること
  • 一般編入学試験の法学部には面接がないこと。学士入学試験では面接があり、出身校によって試験の組み合わせが変わること
  • 英語スコアの出願要件は法学部には無いこと
  • 編入で募集されているのは法律学科の法律専攻だけであること
  • 5年間で志願35人・最終合格11人。7人が志願して合格者が0人だった年があること
  • 文・法学部は専門教育科目の単位が認定されないこと(学部で数字が違います)
  • 日程の組み方から、國學院大學の中で学部を併願することは事実上できないこと

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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結論:要項の要点を1つの表にすると

項目内容
募集単位法学部 法律学科 法律専攻(渋谷キャンパス)
入口一般編入学試験学士入学試験の2つ。法学部は制度によって当日の試験内容が違います
入学年次学籍上3年次。在学期間は2年以上とし、4年を超えないこと
募集人員若干名(出願状況および試験結果等により、合格者が募集人員を下回ることがあります)
出願要件英語検定試験のスコアは求められません。CEFR B1以上のスコアが要るのは文学部外国語文化学科と経済学部経済学科・経営学科だけです
選考方法
(一般編入学)
教養科目試験(60分)のみ。集合9:30、試験10:00〜11:00。内容は社会に関する英文の和訳(辞書・電子辞書の持ち込み可)
選考方法
(学士入学)
國學院大學以外の出身者は教養科目試験(60分)+面接試験(1人20分程度・13:00〜)/國學院大學出身者は面接試験のみ(集合12:30)
出願期間2026年10月5日(月)〜10月9日(金)消印有効(経済学部・神道文化学部は9月28日〜10月2日)
試験日2026年11月15日(日)、会場は渋谷キャンパス
合格発表2026年11月25日(水)12:00公開。受験ポータルサイトのオンライン合否照会
入学検定料35,000円
入学手続11月25日(水)〜12月2日(水)消印有効
提出書類入学志願票/各種証明書/履歴書【様式1】活動レポート【様式3】800字以内志望理由書・研究計画書はありません

出典: 國學院大學「2027年度(令和9年度)学士入学・一般編入学試験要項」。年度によって変わります。出願前に必ず最新の要項を確認してください。

この表から、準備の中身が決まります。一般編入学で受ける人にとって、当日の得点源は英文和訳だけです。そして出願時に出す活動レポート800字が、筆記以外で自分を伝えられる唯一の書類になります。法律の専門知識を先に積み上げる試験ではありません。

入口は2つ。法学部は制度で当日の中身が変わる

國學院大學には3年次から入る制度が2つあります。多くの学部では試験内容が共通ですが、法学部は制度と出身校によって当日の組み合わせが3通りに分かれます。ここを取り違えると、要らない面接対策に時間を使うことになります。

制度・出身出願資格当日の試験
一般編入学試験次のいずれか。日本の短期大学または高等専門学校を卒業した者(2027年3月卒業見込みを含む)/日本の4年制または6年制大学で2年次を修了し、かつ卒業要件単位62単位以上を修得した者(2027年3月に修了・修得見込みを含む)/これらと同等以上の学力があると大学が特に認めた者教養科目試験60分のみ。面接はありません
学士入学試験
(國學院大學以外の出身)
学士の学位を有する者(2027年3月に取得見込みを含む)。原則として、志望する学科が卒業した学科と異なること教養科目試験60分+面接試験(1人20分程度)。集合9:30、面接は13:00〜
学士入学試験
(國學院大學出身)
同上面接試験のみ(1人20分程度)。集合12:30

学士入学の「卒業した学科と異なること」は見落としやすい条件です。他大学の法律学科を卒業した方が、國學院大學の法律学科へ学士入学で出願することは原則としてできません。法学を学び直したい方は、この条件に当たらないかを最初に確かめてください。

大学に在学中の方は一般編入学試験になります。「2年次を修了」と「卒業要件単位62単位以上」の両方が必要なので、在籍校の成績表で単位数を数えてから判断してください。なお見込みで合格しても、2027年3月に条件を満たせなかった場合は入学が許可されません。出願資格と必要単位の一般的な考え方は編入の出願資格と必要単位にまとめています。

募集単位についても1つ。大学が公表している入試結果を見ると、法学部法律学科は一般の入試で法律・法律専門職・政治の区分に分かれて募集されています。しかし編入学・学士入学の募集人員表に載っているのは「法律専攻」だけです。入学志願票の入試コードも一般編入学がY12A、学士入学がT12Aの各1つしかありません。専攻を選んで出願する試験ではないということです。

教養科目試験は「社会に関する英文の和訳」。法律科目ではない

要項の選考方法欄には、法学部の教養科目試験についてこう書かれています。試験時間10:00〜11:00の60分、試験科目・内容は「教養科目試験/社会に関する英文の和訳(辞書・電子辞書の持ち込み可)」。公表されている情報はここまでで、出題される英文の分量や設問数の内訳までは示されていません。

ここから読み取れることは3つあります。

  • 問われるのは英語の読解力と日本語表現力です。「和訳」と明記されている以上、答案は日本語の文章になります。選択肢を選ぶ試験ではありません
  • 題材は「社会に関する」英文です。法律の条文や判例を読ませるとは書かれていません。社会で起きていることを論じた英文を読む準備が、そのまま対策になります
  • 辞書が使えます。単語を暗記しているかどうかより、限られた60分の中で辞書を引きながら文構造を正しくとらえ、日本語に置き換えられるかが問われる形です

辞書の持ち込みについて、要項の中に一見すると矛盾する記述があります。受験上の一般的な注意事項では、試験時間中に机の上に置けるものが「筆記具(HBに限る)」「プラスチック製の消しゴム」「鉛筆削り」「メガネ」と定められ、電子辞書などの電子機器類は「一部例外を除く」として使用できないとされています。法学部の教養科目試験は、その例外として選考方法の欄に「辞書・電子辞書の持ち込み可」と明記されている位置づけです。当日の運用は試験監督の指示に従うことになるため、直前に必ずご自身で要項の該当ページを確認してください。

要項には、選考方法とアドミッション・ポリシー(AP)の対応表も載っています。大学がそれぞれの試験で何を見ようとしているかが、大学自身の言葉で示された部分です。

選考方法主に評価される観点
活動レポートAP3=主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
教養科目試験AP1=知識・技能(◎)/AP2=思考力・判断力・表現力
面接試験AP3=主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度(◎)

出典: 同要項の法学部アドミッション・ポリシー欄。◎は特に重視される観点を示します。法学部が求めるAP1は「本学部で学ぶ分野に関連する教科・科目について、高等学校卒業程度の基礎学力を備える者」と書かれています。

AP1が「高等学校卒業程度の基礎学力」と定義されている点は重要です。法学部は「入学までに身につけるべき教科・科目」として「国語」「外国語」「地理歴史」「公民」、基礎的な「数学」、基礎的な「理科」を挙げています。大学レベルの法律学の知識を先に仕上げておくことを求める書き方ではありません。求める人材像も「法や政治に関心を有し、社会の様々な分野で活躍したいという意欲がある者」とされています。

なお大学は、編入学試験の過去問題を公開していません。入試情報のページで公開されている試作問題は別の入試区分のためのもので、編入学試験のものではありません。出題内容を具体的に断定している情報には、公式の根拠がないということでもあります。英文和訳の対策の考え方と、外部試験を取るかどうかの判断は編入試験の英語|和訳・長文読解の対策と外部試験を取るかの判断にまとめています。

出す書類は4種類。面接が無い分、活動レポートが効く

一般編入学試験で法学部に出願するとき、必要な書類は次のとおりです。

書類内容
入学志願票
【本学所定用紙】
写真(縦4cm×横3cm)を貼付。入学志願票・写真票は切り離さずに提出します。入試コードはY12Aで、専攻欄は法学部のみ記入します
各種証明書❶出願資格を証明する書類(出身短期大学・高等専門学校の卒業(見込)証明書、または在籍大学・高等専門学校の在籍証明書)❷単位認定に関する書類(出身短期大学・大学の単位成績証明書。履修中の単位があれば履修登録証明書等も)。いずれも出願前3か月以内に発行されたものに限ります
履歴書
【様式1】
高等学校入学から現在までの経歴を詳細に記入。自筆で記入し、鉛筆書きは不可です
活動レポート
【様式3】
学内外を問わず、過去3年間程度で主体的に取り組んだ活動を1つ選び、800字以内。タイトルは20字程度、自筆・鉛筆書き不可、証明書類などの添付資料は不要。活動が団体によるものである場合は、本人の役割を明確にします

出典: 同要項「出願書類について」および各様式。活動レポートの提出対象は神道文化学部・法学部・経済学部の志願者です。

面接調書【様式2】は「面接試験が課される出願者のみ提出」とされています。一般編入学試験の法学部には面接がないため、この様式は提出しません。面接調書には志願理由と将来の目標を書く欄がありますが、一般編入学の法学部志願者にはその欄そのものが無いということです。学士入学試験で受ける方は面接があるので、こちらは提出します。

結果として、一般編入学で受ける人には「志望動機を伝える機会」が活動レポート以外にありません。志望理由書も研究計画書も要項の提出書類に無く、面接もありません。800字の活動レポートと、履歴書の書き方が、書類で伝えられるすべてです。しかも自筆なので、締切の直前に書き始めると清書が間に合いません。志望動機を言葉にする作業そのものは無駄になりませんので、整理の仕方は編入の志望理由書の書き方を参考にしてください。学士入学で面接がある方は編入試験の面接でよく聞かれることもあわせてご覧ください。

5年間で志願35人・最終合格11人。合格者0人の年もある

國學院大學は入試結果を制度別・学科別に公表しています。以下は一般編入学試験・法学部法律学科の5年分です。

入学年度志願者数最終合格者数
2022年度(令和4年度)12人4人
2023年度(令和5年度)8人2人
2024年度(令和6年度)5人4人
2025年度(令和7年度)3人1人
2026年度(令和8年度)7人0人
5年合計35人11人

出典: 國學院大學「入試結果」の令和4年度〜令和8年度「総合型選抜入学試験(全商・法/観光まちづくり学部特別選考・セカンドキャリア・社会人・外国人留学生・学士・一般編入学)」。年度は入学年度です(令和8年度=2026年4月入学)。同じPDFに社会人・外国人留学生・学部特別選考など別制度の数字が並んでいるため、上の表は「制度」列が一般編入学、「学部」列が法、「学科」列が法律の行だけを取っています。表の列は募集人員・志願者数・第1次合格者数・最終合格者数・倍率で、受験者数の列はありません。

一般編入学・法学部法律学科の志願者数(棒の長さは同じ目盛りです)

2022年度
12人
2023年度
8人
2024年度
5人
2025年度
3人
2026年度
7人

この数字から言えることが3つあります。

  • 2026年度は7人が志願して、最終合格者が0人でした。募集人員が「若干名」であることに加え、要項にも「出願状況および試験結果等により、合格者が募集人員を下回ることがあります」と明記されています。志願者が少ないことと、通りやすいことは別です
  • 学士入学試験の法学部は、5年間すべての年度で志願者が0人です。制度としては毎年募集されていますが、実際に受けている人はいません。学士の学位を持つ方にとっては、競争相手が少ない入口だとも読めます
  • 志願者数は年によって3人から12人まで動きます。直前に「去年は何人だったか」を見ても、その年の状況を予想する材料にはなりません

この記事では倍率を掲載していません。大学の表には倍率欄がありますが、算出は志願者数÷最終合格者数で、合格者0人の年があり、母数も一桁です。この条件の数値を難易度の指標として並べると、事実を誤って伝えることになります。見るべきは倍率の上下ではなく、「合格者が0人になる年がある試験だ」という事実のほうです。

単位認定は文学部と同じ扱い。専門科目は認定されない

國學院大學は卒業に必要な単位の構成が学部で違い、認定される単位数も学部ごとに決まっています。法学部は文学部と同じ扱いです。一般編入学者の場合は次のとおりです。

区分法学部の卒業要件一般編入学者への認定
専門教育科目64単位認定しない
共通教育科目36単位34単位を上限に認定する
その他要卒単位24単位24単位を上限に認定する

出典: 同要項「単位認定について」。学士入学者の場合は、共通教育科目34単位とその他要卒単位24単位が「一括認定」となります(國學院大學出身者は共通教育科目36単位)。専門教育科目を認定しない点は、学士入学でも一般編入学でも同じです。神道文化学部・経済学部は専門教育科目を10単位を上限に認定するので、学部で扱いが違います。

数字を足すとこうなります。法学部の卒業要件は64+36+24=124単位。認定されうるのは最大でも34+24=58単位で、専門教育科目64単位は全部これから修めることになります。在学期間は4年まで認められていますが、標準は2年です。2年で64単位以上、しかもその中心が法律科目という時間割になることを、出願前に想定しておいてください。

要項が明記している注意点も2つあります。資格課程科目については一切認定されません。教職課程科目は、教育職員免許法に基づいて単位の認定もしくは流用が可能な場合があるとされ、入学後に相談するよう案内されています。教職課程の履修を予定している方は、あわせて「こども性暴力防止法」に関する要項の記載もご確認ください。同法が2026年12月25日に施行されることにともない、2027年度入学者で教職課程を履修する予定の方は、介護等体験や教育実習の際にあらかじめ性犯罪事実確認を求められる場合があると案内されています。単位認定について不明な点の問い合わせ先は、要項に記載された教務課(03-5466-0135)です。

認定の範囲は大学ごとに大きく違います。併願先と見比べる観点は編入の単位認定はどれくらいされるのかにまとめています。

出願の実務。知らないと出せない決まりがある

2027年度(2027年4月入学)の流れです。今日(2026年8月10日)の時点で、出願はまだ始まっていません。

  • 出願の30日前まで

    受験上の配慮の申請期限。身体等の障がいや病気・負傷により配慮が必要な場合は、大学ホームページの申請フォームから入学課へ申請します。申請期限を過ぎた申請は受け付けられません(期限後の不慮の事故・急な発病の場合のみ、速やかに入学課へ問い合わせ)

  • 9月中に証明書を手配

    各種証明書は出願前3か月以内に発行されたものに限られます。卒業(見込)証明書・在籍証明書・単位成績証明書は在籍校で発行に日数がかかるため、9月中に依頼を済ませておく必要があります

  • 10月5日(月)〜10月9日(金)

    出願期間(消印有効)。5日間しかありません。出願は郵送のみで、窓口での受付は行われません。本学所定の出願用封筒ラベルを使い、速達・簡易書留で入学課へ送ります。入学検定料35,000円は、最寄りの銀行または信用金庫等の窓口から振り込みます銀行等のATM・ゆうちょ銀行は利用できません)。振込依頼書は入学志願票と一連になっているので、切り離さずに窓口へ持参します

  • 11月15日(日)

    試験日(渋谷キャンパス)。集合9:30、教養科目試験10:00〜11:00。開門は集合時刻の30分前、遅刻は一切認められません(交通機関の遅延があっても原則として定刻通り実施)。試験教室の下見はできず、会場へは公共の交通機関を利用します。英語や地図、和歌・格言等が印字されている服や所持品は使用できません

  • 11月25日(水)

    合格発表(12:00公開)。受験ポータルサイトのオンライン合否照会で、受験番号と生年月日を入力して確認します。電話による問い合わせには一切応じてもらえず、大学から合格通知書や入学手続書類は送られてきません

  • 11月25日(水)〜12月2日(水)

    入学手続期間(消印有効)。Web入学手続システムから手続し、期間内に学費等納付金を納入して入学手続書類を郵送(簡易書留・速達)します。令和8年度参考で入学手続時の納付額は780,300円(初年度合計1,265,300円)。合格発表から1週間で納入まで終える段取りになります

出典: 同要項の実施スケジュール・受験に関する諸注意・入学検定料・学費等納付金。学費は令和8年度の金額で、令和9年度は変更となる場合があります。

あわせて要項は「出願後の学部・学科および専攻・コースの変更は認めません」と明記しています。志望学部は出願の時点で確定させる必要があります。出願手続き全体の段取りは編入の出願手続きとスケジュールで解説しています。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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学内併願は日程の時点で成立しない

國學院大學は文学部・神道文化学部・法学部・経済学部で編入生を募集しています(人間開発学部・観光まちづくり学部は学士入学・一般編入学とも募集を行いません)。要項から読み取れる日程の事実は3つです。

学部出願期間(消印有効)試験日
文学部・法学部2026年10月5日〜10月9日11月15日(日)
経済学部・神道文化学部2026年9月28日〜10月2日第1次10月18日(日)/第2次11月15日(日)
  • 文学部と法学部は、出願期間も試験日も完全に同じです。試験日が同一なので、この2学部の併願はできません
  • 経済学部・神道文化学部は2段階選抜で、第1次の合格発表は10月23日です。法学部の出願締切(10月9日)より後なので、第1次の結果を見てから法学部へ出願することはできません
  • 経済学部・神道文化学部の第2次選考は11月15日で、法学部の試験日と同じ日です。第1次を通った場合、その日はどちらか一方しか受けられません

まとめると、國學院大學の中では実質的に1学部しか受けられない構造になっています。出願後の学部変更も認められていません。他大学との併願を含めた日程の組み方は、法学部系統の実施大学をまとめた法学部編入|実施大学一覧・難易度ランキングで確認してください。同じ大学の他学部の試験内容は國學院大學文学部の編入試験國學院大學経済学部の編入試験で整理しています。

対策の組み立て方

  • 最優先

    英文和訳を「答案」として仕上げる訓練をする。当日の得点はここだけで決まります。英文を読んで意味が分かることと、制限時間内に読み手が分かる日本語で書き切ることは別の技術です。時間を計って書き、書いたものを見直す往復を回数で稼いでください

  • 早めに

    持ち込む辞書を決めて、その辞書に慣れる。辞書・電子辞書の持ち込みが認められている試験では、「引くかどうかの判断」と「引く速さ」が時間配分を左右します。本番で初めて触る辞書を持ち込むのは、最も避けたい選択です

  • 日々

    社会について論じた英文を読む習慣をつくる。要項の表現は「社会に関する英文」です。法律の専門用語を先回りして覚えるより、社会・政治・経済の話題を扱った英語の文章に触れる時間を積むほうが、書かれている条件に沿っています

  • 土台として

    高校段階の教科を戻して固める。法学部のAP1は「高等学校卒業程度の基礎学力」で、入学までに身につけるべき教科として「国語」「外国語」「地理歴史」「公民」、基礎的な「数学」、基礎的な「理科」が挙げられています。読解の土台になるのは国語と地理歴史・公民です

  • 9月までに

    活動レポート800字を書き上げる。過去3年間程度で主体的に取り組んだ活動を1つ選び、自筆(鉛筆不可)・タイトル20字程度で書きます。団体での活動なら自分の役割を明確に。一般編入学では面接が無いため、これが自分を伝える唯一の書類です。清書の時間も見込んで、出願月より前に内容を固めてください

  • 出願前に

    入学後の時間割を想定しておく。専門教育科目64単位は認定されません。合格後に「2年でこれだけ修める」という前提を、出願を決める段階で確認しておくと、入学後の計画がぶれません

ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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まとめ

  • 一般編入学試験の当日の試験は、教養科目試験60分の1本だけ。内容は社会に関する英文の和訳で、辞書・電子辞書の持ち込みが可です
  • 一般編入学試験の法学部には面接がありません。学士入学試験では面接があり、國學院大學出身者は面接のみ(集合12:30)です
  • 英語検定のCEFR B1スコアという出願要件は、法学部には課されません
  • 募集は法律学科の法律専攻・若干名・学籍上3年次。出願は2026年10月5日〜10月9日、試験は11月15日です
  • 5年間で志願35人・最終合格11人。2026年度は7人が志願して合格者0人でした
  • 専門教育科目64単位は認定されません。認定は最大58単位で、入学後に64単位以上を修めることになります
  • 國學院大學の中で学部を併願することは、日程の時点でできません

よくある質問

試験科目は何ですか。法律の論述試験ですか。

法律の論述試験ではありません。國學院大學法学部の一般編入学試験は、当日の試験が「教養科目試験」60分の1本だけです。要項には試験科目・内容として「社会に関する英文の和訳(辞書・電子辞書の持ち込み可)」と記載されています。集合9:30、試験時間は10:00〜11:00です。憲法・民法・刑法といった科目名は要項のどこにも書かれていません。要項が公表しているのは試験時間と内容の一文までで、英文の分量や設問数は示されていません。なお大学は編入学試験の過去問題を公開していないため、出題内容を具体的に断定している情報には公式の根拠がありません。

面接はありますか。

一般編入学試験の法学部には面接試験がありません。要項の選考方法欄には教養科目試験(60分)だけが記載されており、提出書類の面接調書【様式2】も「面接試験が課される出願者のみ提出してください」とされています。一方、学士入学試験の法学部には面接があります。國學院大學以外の大学出身者は教養科目試験60分(10:00〜11:00)に加えて面接試験(1人20分程度・13:00〜)を受け、國學院大學出身者は面接試験のみで集合時刻が12:30になります。同じ法学部でも制度と出身校で当日の組み合わせが変わるので、自分がどの入口で受けるのかを先に確定させてください。

英語検定のスコアは必要ですか。

法学部には必要ありません。要項の出願要件には「英語検定試験CEFR B1以上のスコアを持つ者(文学部外国語文化学科、経済学部経済学科・経営学科のみ)」と書かれており、対象は文学部外国語文化学科と経済学部の2学科だけです。学士入学試験でも一般編入学試験でも同じで、法学部と神道文化学部にはこの要件がありません。ただし法学部の当日の試験は社会に関する英文の和訳なので、英語の力そのものは合否に直結します。スコア提出は不要でも、英文を読んで日本語にする準備は必要だとお考えください。

倍率はどれくらいですか。

この記事では倍率を掲載していません。大学が公表している一般編入学試験・法学部法律学科の直近5年(2022〜2026年度入学)は、志願者数が12人・8人・5人・3人・7人、最終合格者数が4人・2人・4人・1人・0人で、5年合計は志願35人・最終合格11人です。大学の表には倍率欄がありますが、算出は志願者数÷最終合格者数(受験者数の列はありません)で、合格者0人の年があり母数も一桁です。この条件で倍率を難易度の指標として並べると、事実を誤って伝えることになります。注目していただきたいのは、2026年度に7人が志願して最終合格者が0人だったこと、つまり志願者が少ないことと通りやすいことは別だという点です。なお学士入学試験の法学部は、5年間すべての年度で志願者が0人でした。

単位はどれくらい認定されますか。

法学部の卒業要件は専門教育科目64単位・共通教育科目36単位・その他要卒単位24単位の計124単位です。一般編入学者への認定は、共通教育科目が34単位を上限、その他要卒単位が24単位を上限で、最大58単位です。専門教育科目は認定されません。つまり専門教育科目64単位は入学後にすべて修めることになります。学士入学者の場合は共通教育科目34単位とその他要卒単位24単位が一括認定となりますが、専門教育科目を認定しない点は同じです。なお資格課程科目は一切認定されません。教職課程科目は教育職員免許法に基づいて単位の認定もしくは流用が可能な場合があるとされ、入学後に相談する案内になっています。神道文化学部と経済学部は専門教育科目を10単位を上限に認定するので、学部によって扱いが違います。

國學院大學の中で学部を併願できますか。

できない構造になっています。文学部と法学部は出願期間(2026年10月5日〜10月9日)も試験日(11月15日)も同じなので、この2学部の併願はできません。経済学部・神道文化学部は出願が9月28日〜10月2日、第1次選考が10月18日、第2次選考が11月15日の2段階です。第1次の合格発表は10月23日で法学部の出願締切より後なので、結果を見てから法学部へ出願することはできません。そのうえ第2次選考の日は法学部の試験日と同じです。さらに要項には「出願後の学部・学科および専攻・コースの変更は認めません」と明記されています。國學院大學を受けるなら、どの学部で受けるかを出願の時点で決め切る必要があります。

出願で気をつけることはありますか。

4つあります。1つ目は出願期間が5日間しかないことです(2027年度は2026年10月5日〜10月9日の消印有効)。2つ目は各種証明書が出願前3か月以内に発行されたものに限られることで、卒業(見込)証明書や単位成績証明書は在籍校での発行に日数がかかるため、9月中に依頼を済ませておく必要があります。3つ目は入学検定料35,000円の振込方法です。最寄りの銀行または信用金庫等の窓口から振り込む必要があり、銀行等のATMとゆうちょ銀行は利用できません。振込依頼書は入学志願票と一連になっているので、切り離さずに窓口へ持参します。4つ目は提出方法で、出願は郵送のみ、窓口受付はありません。本学所定の出願用封筒ラベルを使い、速達・簡易書留で入学課へ送ります。あわせて、活動レポートと履歴書は自筆で鉛筆書きが不可なので、書く時間も日程に入れておいてください。

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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。出願条件の読み解きから、英文和訳の答案づくり、出願書類の仕上げまで、一人ひとりの状況に合わせて伴走します。

この記事は國學院大學が公表している2027年度(令和9年度)学士入学・一般編入学試験要項および入試結果にもとづいて作成しています。出願前には必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

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