國學院大學神道文化学部の編入|神職資格が2年で取れる保証は無い
この学部を志す人の多くは「神職の資格を取りたい」と考えています。だからこそ、募集要項に書かれている一文を最初に読んでください。「卒業時の神職資格取得は、保証されません」。これは編入生・学士入学者に向けて、大学が要項の中で枠囲みにして明記している注意書きです。
理由も同じ枠の中に書かれています。神職資格課程は、昼間主・夜間主とも4年間の履修と、神社実習への参加を前提に組まれたカリキュラムだからです。3年次から入って2年で卒業する人は、その前提から外れます。しかも國學院大學の単位認定には「資格課程科目については、一切認定しません」という決まりがあり、前の学校で取った単位で神職課程を埋めることはできません。
試験そのものは2段階で、第1次が活動レポート+筆記試験60分、第2次が面接(約20分)です。筆記試験には課題図書が2冊、範囲つきで指定されています。2027年度(2027年4月入学)の出願は2026年9月28日(月)〜10月2日(金)の消印有効、第1次選考は2026年10月18日(日)です。この記事では、神職資格の条件・コース選択・課題図書・5年分の実数を、募集要項の原本にもとづいて整理します。
この記事で分かること
- 要項が「卒業時の神職資格取得は保証されません」と明記していること。その理由と、出願前に確かめるべきこと
- 出願時にフレックスA(夜間主)かフレックスB(昼間主)かを選び、あとから変更できないこと
- 筆記試験に課題図書2冊が範囲つきで指定されていること。何を読めばいいかが公表されている珍しい試験であること
- 英語の検定スコアは出願要件になっていないこと(経済学部・文学部外国語文化学科だけの条件)
- 5年間で学士入学45人・一般編入学11人が志願していること。学士入学のほうが圧倒的に多いこと
- 単位認定が4学部の中でもっとも手厚く、最大70単位まで認定されうること。ただし資格課程科目は対象外であること
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
結論:試験は2段階、迷いどころは資格とコース
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集単位 | 神道文化学部 神道文化学科(渋谷キャンパス)。コースはフレックスA(夜間主)とフレックスB(昼間主)の2つ |
| 入口 | 学士入学試験と一般編入学試験の2つ。違うのは出願資格だけで、試験内容・日程・検定料は同じです |
| 入学年次 | 学籍上3年次。在学期間は2年以上4年以内 |
| 募集人員 | 若干名(出願状況および試験結果等により、合格者が募集人員を下回ることがあります) |
| 出願要件 | 英語検定スコアは不要です。CEFR B1以上のスコアが要るのは、文学部外国語文化学科と経済学部の2学科だけです |
| 選考方法 | 第1次=活動レポート(出願時提出)+筆記試験60分(課題図書の指定あり)/第2次=面接試験(約20分・第1次合格者のみ) |
| 出願期間 | 2026年9月28日(月)〜10月2日(金)消印有効(文学部・法学部は10月5日〜10月9日) |
| 試験日 | 第1次2026年10月18日(日)集合9:30・筆記10:00〜11:00/第2次2026年11月15日(日)。会場は渋谷キャンパス |
| 合格発表 | 第1次10月23日(金)/第2次11月25日(水)。いずれも12:00公開、受験ポータルサイト経由 |
| 入学検定料 | 35,000円 |
| 入学手続 | 11月25日(水)〜12月2日(水)消印有効。令和8年度参考で入学手続時780,300円(初年度合計1,265,300円) |
出典: 國學院大學「令和9年度(2027年度)学士入学・一般編入学試験要項」。年度によって変わります。出願前に必ず最新の要項を確認してください。
神職資格は「保証されません」と要項に書いてある
要項の7ページ、フレックス開講制の説明のすぐ下に、枠で囲まれた注意書きがあります。見出しは「【ご注意】 卒業時の神職資格取得は、保証されません。」です。本文はこう続きます。
神道文化学部の神職資格課程は、昼間主・夜間主とも4年間の履修と、神社実習への参加を前提としたカリキュラムです。各年度の時間割編成や、今後のカリキュラム改定も、この前提に基づいて行われます。
従って学士入学・一般編入学者(修業年限2年)については、月曜〜金曜5・6・7限および土曜日の受講のみでは、卒業時の神職資格取得は保証されません。資格取得に向けては、卒業後も科目等履修を続けることを含め、計画を立てて臨むことが求められます。あらかじめご承知おきください。
出典: 國學院大學「令和9年度学士入学・一般編入学試験要項」7ページ。
ここから読み取れることは3つあります。
- カリキュラムの設計そのものが4年制です。2年で入って2年で出る前提では組まれていません
- 神社実習への参加が前提に含まれています。教室の授業だけで完結しません
- 大学は「卒業後も科目等履修を続ける」ことまで想定して書いています。2年で終わらない可能性を、大学自身が示しています
もう1つ、要項の別の場所にある決まりがこの話に直結します。単位認定の注記です。「資格課程科目については、一切認定しません」。前の大学や短大で関連する科目を取っていても、神職課程の科目としては認めてもらえないということです。つまり神職課程は、入学後に一から積み上げることになります。
これは「編入生は神職になれない」という意味ではありません。要項が言っているのは「2年で卒業する前提だけでは保証できない」ということです。実際に何をどこまで履修する必要があるのか、在学を4年まで延ばした場合はどうなるのか、卒業後の科目等履修生としてどう続けるのかは、年度ごとの時間割編成に左右されるため、要項には書かれていません。
ですから、この学部に神職資格を目的として出願するなら、出願前に大学へ直接確認してください。要項に記載されている単位認定・履修に関する問い合わせ先は教務課(03-5466-0135)、入試そのものの問い合わせ先は入学課(03-5466-0141)です。「2年間で神職資格課程を修了できるか」「延長や科目等履修を含めるとどういう道筋になるか」を、自分の在籍状況を伝えたうえで聞くのが確実です。ここを確かめずに出願先を決めると、入学後に進路そのものが変わってしまいます。
出願時にフレックスA・Bを選ぶ。あとから変えられない
神道文化学部はフレックス(昼夜)開講制を採っています。要項の説明はこうです。コースによりクラス指定される科目を除き、授業時間帯を自由に選ぶことができます。そのうえで、次の条件が付きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コースの選択 | 出願時に選択します。合否の発表は出願時の登録に基づいて行われます |
| 出願後の変更 | 一切認められません |
| 入学後の変更 | 認められません |
| 渋谷キャンパスの時間帯 | 昼開講=月〜金の1〜4限/共通開講=月〜金の5限・土の1・2限/夜開講=月〜金の6・7限、土の3〜7限(1限8:50〜/7限は19:30〜21:00) |
| 学費 | どちらのコースでも同額です |
出典: 同要項「通学キャンパス・授業時間帯」「学費等納付金」。
学費が同じなら何が違うのか。大きいのは2つです。1つは合否が別枠で判定されること。大学が公表している入試結果でも、フレックスAとフレックスBは別の行として集計されています。もう1つは奨学金です。
要項には「フレックス特別給付奨学金」の説明があります。フレックスA(夜間主)コースの在籍生を対象に、月〜金曜日の5〜7時限、土曜日1〜7時限およびオンデマンドの科目のみで授業を履修し、かつ経済的に困窮しながらも学業成績が良好である学生に、200,000円を給付する制度です。「この奨学金を希望する場合には、出願時に必ずフレックスA(夜間主)コースを選択してください」と要項が念を押しています。詳細の問い合わせ先は学生生活課(03-5466-0145)です。
ここで前の節とつながります。フレックスA(夜間主)で奨学金の条件を満たす履修、つまり「月〜金の5〜7限と土曜日だけ」で組む履修は、要項が「卒業時の神職資格取得は保証されない」と名指ししている履修の形と重なります。神職資格を目的にするのか、働きながら夜間中心で学ぶのかで、選ぶコースも履修の組み方も変わります。出願後に変更できない選択なので、ここは先に決めてください。
筆記試験は課題図書が指定されている
編入試験で「何を読めばよいか」が公表されている例は多くありません。神道文化学部の第1次選考の筆記試験には、課題図書が範囲つきで指定されています。要項の記述はこうです。「筆記試験では、神道・宗教に関する知識や読解・思考力・表現力を問います。課題図書の内容を理解できるまで、何度もよく読んでください」「課題図書は、自分の興味がある箇所だけでなく、指定された範囲も含めて熟読してください」。
國學院大學神道文化学部 編(弘文堂、2023)
範囲: 第4章〜第9章課題図書
石井研士 著(弘文堂、2020)
範囲: 第1章〜第12章課題図書
國學院大學日本文化研究所 編(弘文堂、1999)参考図書
岡田莊司・小林宣彦 編(吉川弘文館、2021)参考図書
出典: 同要項の神道文化学部・選考方法欄。課題図書と範囲は年度ごとに見直される可能性があります。買う前に、その年度の要項で書名・版・章の範囲を確認してください。
この指定は、対策の設計を大きく変えます。範囲が示されている以上、やることは「神道について広く教養を身につける」ではなく、「指定された2冊の指定範囲を、説明できる水準まで読み込む」ことになります。版まで指定されている点にも注意してください(神道学は第2版、宗教学は第3版)。
試験時間は60分(10:00〜11:00)、集合9:30です。要項が公表しているのはここまでで、設問の形式や配点は示されていません。大学は神道文化学部の編入試験の過去問題を公開していません。公開されているのは総合型選抜(AO入試)の「神道学分野」の例題で、この例題も『プレステップ神道学〈第2版〉』の第4章〜第9章を出題範囲としています。編入試験そのものの問題ではないため形式が同じとは限りませんが、大学が同じ本の同じ範囲を基準にしていることは分かります。
要項は選考方法とアドミッション・ポリシー(AP)の対応も示しています。どの試験が何を見るためにあるかが、大学自身の言葉で書かれている部分です。
| 段階 | 選考方法 | 主に評価される観点 |
|---|---|---|
| 第1次選考 | 活動レポート | AP3=主体性・意欲・態度(◎)/AP2=思考力・判断力・表現力 |
| 筆記試験 | AP2=思考力・判断力・表現力(◎)/AP1=知識・技能 | |
| 第2次選考 | 面接試験 | AP3=主体性・意欲・態度(◎)/AP2=思考力・判断力・表現力 |
出典: 同要項の神道文化学部アドミッション・ポリシー欄。◎は特に重視される観点です。要項は「面接試験では、主に神道文化・宗教文化を学ぶ態度を問います」「筆記試験では、主に神道・宗教に関する文章の読解・思考力・表現力のための技能を問います」と説明しています。また「入学までに身に付けるべき教科・科目」として「国語」「地理歴史」「公民」「外国語(英語)」を挙げています。
筆記試験で◎が付いているのはAP1(知識)ではなくAP2(思考力・判断力・表現力)です。課題図書の語句を暗記するだけでは足りず、読んだ内容を使って文章に組み立てる力が中心に見られる、と読むのが自然です。小論文型の答案をどう組み立てるかは編入試験の小論文|出るテーマの型と800字の組み立て方にまとめています。
活動レポートは800字・自筆。志望理由書は無い
出願書類のうち、準備に時間がかかるのが活動レポート【様式3】です。要項の指定は次のとおりです。
| 項目 | 指定 |
|---|---|
| 書く内容 | 学内外を問わず、過去3年間程度で主体的に取り組んだ活動を1つ選んで記入 |
| 分量 | 800字以内(タイトルは20字程度) |
| 書き方 | 自筆で記入(鉛筆書き不可) |
| 団体での活動の場合 | 本人の役割を明確にすること |
| 添付資料 | 資格・検定等の証明書類などの添付は不要 |
提出書類に志望理由書も研究計画書もありません。代わりに履歴書【様式1】(高等学校入学から現在までの経歴を詳細に記入)と面接調書【様式2】を出します。つまり、志望動機を長文で提出する機会は無く、第2次選考の面接20分で聞かれて答える形になります。神道文化学部の場合、面接で◎が付いているのはAP3(神道文化・宗教文化を学ぶ態度)です。
要項が示す「求める人材」は6つで、神道の歴史・思想/神道の社会的実践・社会貢献/日本の伝統文化/世界の宗教文化/神社や神道系宗教団体の後継者としての専門的な学び/現代社会の文化と宗教との関係を学ぶ意欲、と書き分けられています。自分がどれに当たるのかを言葉にしておくと、面接の20分がぶれません。面接で問われる型は編入試験の面接でよく聞かれること、志望動機の整理は編入の志望理由書の書き方で解説しています。
入口は2つ。学士入学のほうが志願者は多い
| 制度 | 出願資格 |
|---|---|
| 学士入学試験 | 学士の学位を有する者(2027年3月に取得見込みを含む)。原則として、志望する学科が卒業した学科と異なること |
| 一般編入学試験 | 次のいずれか。日本の短期大学または高等専門学校を卒業した者(2027年3月卒業見込みを含む)/日本の4年制または6年制大学で2年次を修了し、かつ卒業要件単位62単位以上を修得した者(2027年3月に修了・修得見込みを含む)/これらと同等以上の学力があると大学が特に認めた者 |
見込みで合格しても、2027年3月に条件を満たせなかった場合は入学が許可されません。大学在学中の方は「2年次を修了」と「62単位以上」の両方が必要なので、在籍校の成績表で単位数を数えてから判断してください。制度全体の考え方は編入の出願資格と必要単位で整理しています。
大学が公表している入試結果を見ると、神道文化学部は学士入学で入る人のほうがはるかに多いことが分かります。
一般編入学試験・神道文化学部(5年分)
| 入学年度 | フレックスA(夜間主) 志願/最終合格 | フレックスB(昼間主) 志願/最終合格 |
|---|---|---|
| 2022年度 | 0人/— | 2人/0人 |
| 2023年度 | 0人/— | 2人/1人 |
| 2024年度 | 0人/— | 1人/1人 |
| 2025年度 | 1人/1人 | 2人/1人 |
| 2026年度 | 2人/0人 | 1人/1人 |
| 5年合計 | 志願3人/最終合格1人 | 志願8人/最終合格3人 |
学士入学試験・神道文化学部(5年分)
| 入学年度 | フレックスA(夜間主) 志願/最終合格 | フレックスB(昼間主) 志願/最終合格 |
|---|---|---|
| 2022年度 | 4人/3人 | 2人/1人 |
| 2023年度 | 2人/1人 | 6人/3人 |
| 2024年度 | 8人/4人 | 2人/1人 |
| 2025年度 | 8人/3人 | 6人/0人 |
| 2026年度 | 2人/2人 | 5人/3人 |
| 5年合計 | 志願24人/最終合格13人 | 志願21人/最終合格8人 |
出典: 國學院大學「入試結果」の令和4年度〜令和8年度「総合型選抜入学試験(全商・法/観光まちづくり学部特別選考・セカンドキャリア・社会人・外国人留学生・学士・一般編入学)」。年度は入学年度です(令和8年度=2026年4月入学)。表の列は募集人員・志願者数・第1次合格者数・最終合格者数・倍率で、受験者数の列はありません。「—」は志願者が0人で大学の表が「-」と記載している箇所です。社会人・外国人留学生・総合型選抜は別の制度なので含めていません。
2022〜2026年度入学の5年合計(フレックスA・Bの合算)。
この数字から言えることは3つです。
- 一般編入学は5年で志願11人・最終合格4人。短大・高専・大学2年次修了から入る人は、多い年でも3人しか志願していません
- 学士入学は5年で志願45人・最終合格21人。すでに学士を持つ人が受け直す入口として動いています。学士入学は「志望する学科が卒業した学科と異なること」が原則なので、神道文化学科を卒業した人は原則として出願できません
- 志願者がいたのに最終合格が0人だった年があります(2022年度の一般編入学フレックスB、2025年度の学士入学フレックスB、2026年度の一般編入学フレックスA)。志願者が少ないことと、通りやすいことは別です
この記事では倍率を掲載していません。大学の表の倍率欄は志願者数÷最終合格者数で算出されていますが、志願者0人・合格者0人の年があり、母数も一桁です。この条件で倍率を難易度の指標として扱うと、事実を誤って伝えることになります。なお、大学が公表している入試結果で神道文化学部の「第1次合格者数」に数字が入っているのは2026年度入学分からです。
単位認定は4学部でいちばん手厚い
國學院大學は学部ごとに単位認定の条件が違います。神道文化学部は、共通教育科目とその他要卒単位が「一括認定」で、専門教育科目も10単位を上限に認定されます。文学部・法学部は専門教育科目を一切認定しないので、条件はかなり違います。
| 区分 | 卒業に要する単位 | 神道文化学部の認定 | 参考: 文・法学部 |
|---|---|---|---|
| 専門教育科目 | 64単位 | 10単位を上限に認定する | 認定しない |
| 共通教育科目 | 36単位 | 36単位を一括認定する | 34単位を上限に認定 |
| その他要卒単位 | 24単位 | 24単位を一括認定する | 24単位を上限に認定 |
出典: 同要項「単位認定について」(一般編入学者の表)。学士入学者も神道文化学部は同じ条件です(共通教育科目36単位を一括認定、その他要卒単位24単位を一括認定、専門教育科目10単位を上限に認定)。神道文化学部の専門教育科目に関する単位認定は、科目の内容および単位数等により大学の基準に基づいて行われます。
数字を足すとこうなります。卒業要件は64+36+24=124単位。認定されうるのは最大で10+36+24=70単位です。上限まで認められた場合、入学後に修めるのは54単位以上。一般編入学者で共通教育科目36単位が丸ごと一括認定になるのは、4学部の中で神道文化学部だけです。
ただし前提が2つあります。1つは「資格課程科目については、一切認定しません」という注記。神職資格課程はここに含まれます。もう1つは専門教育科目の認定が10単位までで、しかも科目の内容と単位数に応じた審査があること。神道文化学部の専門科目は64単位が卒業要件なので、専門の大半は入学後の2年で積むことになります。認定の考え方は編入の単位認定はどれくらいされるのかにまとめています。
なお、教職課程科目については「教育職員免許法に基づいて単位認定もしくは単位の流用が可能な場合があります。本学入学後に、ご相談ください」と要項に書かれています。
出願は郵送のみ。期間は5日間しかない
2027年度(2027年4月入学)の日程です。今日(2026年8月10日)の時点で、出願はまだ始まっていません。
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出願の30日前まで
受験上の配慮の申請期限。障がい・病気・負傷により配慮が必要な場合は、大学ホームページの申請フォームから入学課へ申請します。出願期間の初日(9月28日)から逆算すると、8月末には手続きを終えておく必要があります
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9月28日(月)〜10月2日(金)
出願期間(消印有効)。5日間しかありません。出願は郵送のみで、窓口での受付は行われません。本学所定の出願用封筒ラベルを使い、速達・簡易書留で入学課へ送ります。各種証明書は出願前3か月以内に発行されたものに限られるため、在籍校への発行依頼は9月中に済ませてください。提出書類は、入学志願票・卒業(見込)証明書または在籍証明書・単位成績証明書・履歴書【様式1】・面接調書【様式2】・活動レポート【様式3】。神道文化学部は英語スコアの証明書【様式A】は不要です
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10月18日(日)
第1次選考=筆記試験(渋谷キャンパス)。開門9:00、集合9:30、試験10:00〜11:00。遅刻は一切認められません(交通機関の遅延があっても原則として定刻通り実施)。机の上に置けるのは筆記具(HBに限る。和歌・格言等が印刷されているものは不可)・プラスチック製の消しゴム・鉛筆削り・メガネだけです。時計は持参が必要ですが、通信・計算機能のあるものは使えません。英語や地図、和歌や格言等が印字されている服の着用もできません
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10月23日(金)
第1次選考の合格発表(12:00公開)。受験ポータルサイトで確認します
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11月15日(日)
第2次選考=面接試験(約20分)。第1次選考の合格者のみに実施され、集合時間は第1次合格発表の画面で案内されます
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11月25日(水)
最終合格発表(12:00公開)。合格発表も入学手続も受験ポータルサイト経由で、大学から書類は送られてきません
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11月25日(水)〜12月2日(水)
入学手続期間(消印有効)。期間内に学費等納付金を納入し、入学手続書類を郵送(簡易書留・速達)します。令和8年度参考で入学手続時の納付額は780,300円(初年度合計1,265,300円)。合格発表から1週間で納入まで終える必要があります
出典: 同要項の実施スケジュール・受験に関する諸注意・出願書類・学費等納付金。学費は令和8年度の金額で、令和9年度は変更となる場合があります。出願手続き全体の段取りは編入の出願手続きとスケジュールで解説しています。
学内併願は日程で決まる
國學院大學は文学部・神道文化学部・法学部・経済学部で編入生を募集しています。要項から読み取れる日程の事実は3つです。
- 出願期間が2組に分かれています。神道文化学部・経済学部が9月28日〜10月2日、文学部・法学部が10月5日〜10月9日
- 神道文化学部と経済学部は、第1次(10月18日)・第2次(11月15日)とも同じ日です
- 神道文化学部の第2次選考(11月15日)は、文学部・法学部の試験日と同じ日です
ここから言えること。神道文化学部と経済学部は日程が完全に重なるため、併願は成立しません。文学部・法学部との併願は、出願だけなら可能です。ただし神道文化学部の第1次選考の結果が出るのは10月23日で、文学部・法学部の出願締切(10月9日)より後なので、結果を見てから出願先を決めることはできません。そして第1次を通った場合、第2次選考の日が文学部・法学部の試験日と重なります。
加えて要項は「出願後の学部・学科および専攻・コースの変更は認めません」と明記しています。フレックスAかフレックスBかも、出願の時点で確定させる必要があります。同じ大学の他学部の試験内容は國學院大學文学部の編入試験、國學院大學法学部の編入試験、國學院大學経済学部の編入試験で整理しています。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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対策の組み立て方
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最初に資格の確認
神職資格を目的にするなら、出願前に教務課(03-5466-0135)へ確認する。要項は「卒業時の神職資格取得は保証されません」と明記しています。自分の在籍状況と希望コースを伝えたうえで、2年間で何がどこまで可能かを聞いてください。ここが決まらないと、出願先そのものが変わります
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コースを決める
フレックスA(夜間主)かフレックスB(昼間主)か。出願後も入学後も変更できません。学費は同額ですが、フレックスA在籍生には200,000円の給付奨学金の制度があり、希望するなら出願時にフレックスAを選ぶ必要があります。一方で夜間・土曜中心の履修は、要項が神職資格を保証しないと名指ししている形です
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課題図書を手に入れる
『プレステップ神道学〈第2版〉』第4〜9章と『プレステップ宗教学〈第3版〉』第1〜12章。版と範囲を確認して入手します。指定範囲があるので、読む順番と回数を先に決められます。参考図書2冊は、課題図書で出てきた語や人物を調べるために使う位置づけです
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読むだけで終わらせない
筆記試験で◎が付いているのはAP2(思考力・判断力・表現力)です。章ごとに要点を自分の言葉で書き出し、60分という制限の中で書き切る練習まで進めてください。読んだ内容を答案に変換する工程が、この試験の中心です
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活動レポートを早く仕上げる
過去3年間程度で主体的に取り組んだ活動を1つ、800字以内・自筆(鉛筆不可)・タイトル20字程度。出願書類なので、締切直前に書き始めると清書が間に合いません。団体での活動なら自分の役割を明確に書きます
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面接は3週間ある
第1次発表10月23日から第2次11月15日まで約3週間。志望理由書が無いぶん、履歴書と面接調書が20分の面接の土台になります。要項の「求める人材」6項目のどれに自分が当たるかを、具体的な経験と結びつけて説明できるようにしてください
ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
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まとめ
- 要項は「卒業時の神職資格取得は、保証されません」と明記しています。神職資格課程は4年間の履修と神社実習を前提としており、資格課程科目は単位認定の対象外です。出願前に大学へ確認してください
- フレックスA(夜間主)とフレックスB(昼間主)を出願時に選び、出願後も入学後も変更できません。学費は同額、合否は別枠で判定されます
- 選考は2段階。第1次が活動レポート+筆記試験60分、第2次が面接約20分です
- 筆記試験には課題図書2冊が範囲つきで指定されています。読む対象が公表されている、珍しい試験です
- 英語の検定スコアは出願要件ではありません(経済学部の2学科と文学部外国語文化学科だけの条件)
- 5年間で学士入学45人・一般編入学11人が志願し、25人が最終合格しています。学士入学で入る人のほうが多い学部です
- 出願は2026年9月28日〜10月2日の5日間・郵送のみ。第1次は10月18日、第2次は11月15日です
よくある質問
編入して神職の資格は取れますか。
要項は「卒業時の神職資格取得は、保証されません」と枠囲みで明記しています。神道文化学部の神職資格課程は昼間主・夜間主とも4年間の履修と神社実習への参加を前提としたカリキュラムで、各年度の時間割編成もその前提で行われるためです。要項は「学士入学・一般編入学者(修業年限2年)については、月曜〜金曜5・6・7限および土曜日の受講のみでは、卒業時の神職資格取得は保証されません」「資格取得に向けては、卒業後も科目等履修を続けることを含め、計画を立てて臨むことが求められます」と書いています。加えて単位認定では「資格課程科目については、一切認定しません」と定められており、前の学校で取った科目を神職課程に充てることはできません。取得できないと決まっているわけではありませんが、要項だけでは条件が分かりません。出願前に教務課(03-5466-0135)へ、自分の在籍状況と希望コースを伝えて確認してください。
フレックスAとフレックスBはどう違いますか。
フレックスAが夜間主、フレックスBが昼間主のコースです。フレックス(昼夜)開講制なので、コースによりクラス指定される科目を除けば授業時間帯は自由に選べます。学費等納付金はどちらのコースでも同額です。違いは3つあります。1つ目は、コースを出願時に選択し、出願後の変更も入学後の変更も一切認められないこと。2つ目は、大学が公表している入試結果でもフレックスAとフレックスBが別の行として集計されており、合否が別枠で判定されること。3つ目は奨学金です。フレックスA(夜間主)コースの在籍生を対象に、月〜金曜日の5〜7時限、土曜日1〜7時限およびオンデマンドの科目のみで履修し、かつ経済的に困窮しながらも学業成績が良好な学生へ200,000円を給付する「フレックス特別給付奨学金」があり、希望する場合は出願時に必ずフレックスAを選ぶ必要があります。
筆記試験は何を読めばいいですか。
要項が課題図書を範囲つきで指定しています。『プレステップ神道学〈第2版〉』(國學院大學神道文化学部編、弘文堂、2023)の第4章〜第9章と、『プレステップ宗教学〈第3版〉』(石井研士著、弘文堂、2020)の第1章〜第12章です。参考図書として『神道事典(縮刷版)』(國學院大學日本文化研究所編、弘文堂、1999)と『日本神道史(増補新版)』(岡田莊司・小林宣彦編、吉川弘文館、2021)が挙げられています。要項は「課題図書の内容を理解できるまで、何度もよく読んでください」「自分の興味がある箇所だけでなく、指定された範囲も含めて熟読してください」と書いています。版まで指定されている点に注意してください。課題図書と範囲は年度ごとに見直される可能性があるので、買う前にその年度の要項で確認してください。
過去問は公開されていますか。
神道文化学部の編入試験の過去問題は公開されていません。大学が公開しているのは総合型選抜(AO入試)の「神道学分野」の例題で、こちらも『プレステップ神道学〈第2版〉』の第4章〜第9章を出題範囲としています。編入試験そのものの問題ではないため、設問の形式が同じとは限りません。要項が公表しているのは、第1次選考の筆記試験が60分(集合9:30、試験10:00〜11:00)であること、神道・宗教に関する知識や読解・思考力・表現力を問うこと、課題図書と範囲が指定されていることまでです。配点や設問数は公表されていません。出題内容を具体的に断定している情報には根拠がないということでもあります。
英語のスコアは必要ですか。
神道文化学部には必要ありません。國學院大學の学士入学試験・一般編入学試験で出願要件として英語検定試験のCEFR B1以上のスコアが求められるのは、文学部外国語文化学科と経済学部経済学科・経営学科だけです。要項の出願要件欄にその3学科が括弧書きで明示されています。神道文化学部の出願書類にも、スコアを証明する【様式A】は含まれません。ただし要項は「入学までに身に付けるべき教科・科目」として神道文化学部に「国語」「地理歴史」「公民」「外国語(英語)」の学習を求めています。出願の条件ではありませんが、入学後を見据えた大学からの要請として書かれています。
他の学部と併願できますか。
経済学部との併願は成立しません。神道文化学部と経済学部は出願期間(2026年9月28日〜10月2日)も第1次選考(10月18日)も第2次選考(11月15日)も同じ日程だからです。文学部・法学部とは出願だけなら可能ですが、注意点が2つあります。1つ目は、神道文化学部の第1次選考の合格発表が10月23日で、文学部・法学部の出願締切(10月9日)より後になること。結果を見てから出願先を決めることはできません。2つ目は、神道文化学部の第2次選考(11月15日)が文学部・法学部の試験日と同じ日であること。第1次を通過した場合、どちらかを選ぶことになります。また要項は「出願後の学部・学科および専攻・コースの変更は認めません」と明記しており、フレックスAかフレックスBかも出願時に確定させる必要があります。
単位はどれくらい認定されますか。
神道文化学部は4学部の中でもっとも手厚い条件です。卒業要件は専門教育科目64単位・共通教育科目36単位・その他要卒単位24単位の計124単位で、一般編入学者への認定は専門教育科目が10単位を上限、共通教育科目が36単位を一括認定、その他要卒単位が24単位を一括認定です。最大で70単位が認定されうるので、入学後に修めるのは54単位以上になります。学士入学者も神道文化学部は同じ条件です。文学部・法学部は専門教育科目を一切認定しないので、学部によって扱いが大きく違います。ただし資格課程科目は一切認定されません。専門教育科目の認定も科目の内容および単位数等により大学の基準で審査されます。不明な点の問い合わせ先は、要項に記載された教務課(03-5466-0135)です。
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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。出願条件の読み解きから、指定図書を答案に変える訓練、面接対策まで、一人ひとりの状況に合わせて伴走します。
この記事は國學院大學が公表している令和9年度(2027年度)学士入学・一般編入学試験要項および入試結果にもとづいて作成しています。出願前には必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

