中村学園大学栄養科学部の編入|出願は9月15日から(2027年度)
中村学園大学栄養科学部栄養科学科の編入は、同じ要項に載っている他の3学科とは出願資格の条文そのものが違います。出願できるのは「厚生労働大臣から栄養士または管理栄養士の養成施設として指定を受けた大学、短期大学、専修学校を卒業または令和9年3月卒業見込みの者」だけです。栄養士養成課程の出身者に限定されており、しかも【転入学】の区分がありません。4年制大学に在学したまま移るルートは、この学科には用意されていません。他学科の条件をそのまま当てはめると、出願そのものができません。
日程は待ってくれません。2027年度(2027年4月入学)の出願期間は2026年9月15日(火)から9月25日(金)必着、試験日は2026年10月10日(土)です。証明書は出願前3ヵ月以内に作成されたものが必要で、郵送のみの受付ですから、在籍校への発行依頼はいま動き出す時期です。募集人員は20名以内、検定料は32,000円、入学年次は第3年次です。
そして栄養系を志す方にとって最も重要な事実がもう1つあります。要項には「中学校・高等学校一種免許状(家庭)は取得できません」と明記されています。大学の学科ページには「管理栄養士や栄養教諭に加え、中学校・高等学校教諭(家庭)免許も取得できるカリキュラムを持つ数少ない学科です」と書かれていますが、それは入学時から4年間在学する学生の話であり、編入学生には当てはまりません。この記事では、編入学生が取れる資格と取れない資格を、要項とカリキュラム表の両方を開いて整理します。
出典: 中村学園大学「令和9(2027)年度 編入・転入学試験 入学試験要項」(全20頁・4学科共通1冊)の栄養科学部栄養科学科の頁。年度はすべて入学年度で表記しています。
この記事で分かること
- 栄養科学科だけ出願資格の条文が違い、【転入学】の区分が無いこと
- 2027年度の日程・試験科目・検定料・合格発表までの流れ
- 4学科で唯一、英語の筆記試験があるのは栄養科学科だということ
- 編入学生が取れる資格と、要項が「取得できません」と書いている免許
- 管理栄養士国家試験受験資格に必要な実習が、編入後の2年間のどこに置かれているか
- 大学が公表している3年分の志願者数・受験者数・合格者数と競争率
- 初年度の納付金と、既修得単位がどこまで認定されるか
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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出願資格が4学科で唯一違う
この要項は栄養科学科・フード・マネジメント学科・児童幼児教育学科・流通科学科の4学科をまとめた1冊です。そのうち栄養科学科だけ、出願資格の書き方が根本的に違います。
| 区分 | 栄養科学科の条文 | 他の3学科の条文 |
|---|---|---|
| 編入学 | 厚生労働大臣から栄養士または管理栄養士の養成施設として指定を受けた大学、短期大学、専修学校を卒業または令和9年3月卒業見込みの者。ただし専修学校卒業(見込)の者は、大学に編入できる基準を満たすこと | 大学卒業(見込)/短期大学卒業(見込)/高等専門学校卒業(見込)/専修学校専門課程の修了(見込)/高等学校の専攻科の課程の修了 |
| 転入学 | 区分そのものが無い | 他の大学に2年以上在学し62単位以上を修得した者(見込含む) |
読み替えると、こういうことになります。
- 栄養士養成課程の出身であることが必須です。学部・学科の名前ではなく、厚生労働大臣の指定を受けた養成施設かどうかで決まります。ご自身の出身校が該当するかは、在籍校の教務課か中村学園大学 入試広報部で確認してください
- 大学に在学中のまま移ることはできません。他の3学科には【転入学】がありますが、栄養科学科にはありません。したがって「他大学に2年以上在学し62単位以上」という条件は、栄養科学科では出てきません。この62単位という数字を栄養科学科の要件として書いている情報は誤りです
- 在学している大学の学長名の出願承諾書も不要です。【転入学】が無いため、要項の栄養科学科の出願書類に承諾書は含まれていません
- 栄養士養成課程の卒業年次生(令和9年3月卒業見込み)は【編入学】として出願します
2027年度の要項の要点
| 募集学科 | 栄養科学部 栄養科学科(栄養科学部のもう1つのフード・マネジメント学科は別枠で10名以内) |
|---|---|
| 募集人員 | 20名以内(本学からの推薦入学枠(若干名)を含む。編入学年の在籍者数によって募集人員を減じる場合あり) |
| 入学年次 | 第3年次。編入の時期は令和9年4月 |
| 出願期間 | 2026年9月15日(火)〜9月25日(金)出願締切日必着。郵送のみ受付 |
| 試験日・会場 | 2026年10月10日(土)/中村学園大学 |
| 試験科目 | Ⅰ 英語 9:30〜10:30(60分) Ⅱ 栄養と健康 11:00〜12:00(60分) Ⅲ 面接 13:00〜 |
| 選考方法 | 上記試験科目・書類審査・面接による総合評価。面接は学科の教育目的・目標に適合するか否かを重視。配点は非公表 |
| 検定料 | 32,000円(出願期間の3週間前から出願締切日の17時まで入金可能)。返還されない |
| 合格発表 | 2026年11月2日(月)。本人宛郵便のみ。構内掲示はしない |
| 入学手続 | 第1次 2026年11月11日(水)15時まで=入学金 第2次 2027年3月15日(月)15時まで=その他の納付金 |
| 既修得単位 | 80単位を上限として認定(教職課程科目の単位も含む)。ただし卒業に必要な単位数としての認定は62単位以下 |
4学科とも試験日は2026年10月10日、会場も中村学園大学です。同一日程・同一会場なので、栄養科学科とフード・マネジメント学科を併願することはできません。出願の時点でどちらか一方に決める必要があります。
試験科目|4学科で唯一英語の筆記がある
同じ要項に載る4学科のうち、英語の筆記試験があるのは栄養科学科だけです。フード・マネジメント学科と流通科学科は小論文と面接、教育学部は専門科目と一般教養と面接で、いずれも英語の筆記はありません。栄養科学科を受けるということは、他の3学科の受験生が負わない科目を1つ余分に負うということです。
Ⅰ 英語(60分)
9時30分から10時30分の60分です。要項が公表しているのは科目名と時間だけで、出題形式・設問数・配点はいずれも公表されていません。編入・転入学試験の過去問題も公開されていません。大学が公開している入学試験問題集に収録されているのは総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜と短期大学部の入試のみで、編入の問題は含まれていません。
したがって、この科目については「栄養学の英文が出る」と断定できる公的な根拠はありません。準備の方針としては、まず一般的な読解力を土台として固めたうえで、栄養士養成課程で扱った専門用語を英語でも押さえておく、という順序が無理のない構えになります。なお、大学のアドミッション・ポリシーは求める人物像の1つとして「高等学校卒業レベルの教養、語学力ならびに基礎的な科学的知識を有している人」を挙げています。語学力が明示的に挙げられている点は、英語が課される学科であることと整合します。
Ⅱ 栄養と健康(60分)
11時から12時の60分です。科目名が「栄養学」ではなく「栄養と健康」である点に注目してください。出願資格が栄養士養成課程の出身者に限られていることと合わせて読むと、受験者が養成課程ですでに学び終えている範囲が土台になると考えるのが自然です。ただし出題範囲・配点は公表されていないため、具体的な出題分野を断定することはできません。
Ⅲ 面接(13:00〜)
要項は選考方法について「上記試験科目・書類審査・面接による総合評価とします。なお、面接は学科の教育目的・目標に適合するか否かを重視します」と書いています。「学科の」と限定されている点が重要です。大学全体でも学部全体でもなく、栄養科学科という単位で見られます。
栄養科学科のアドミッション・ポリシーは、求める人物像として次を挙げています。準備の照準を合わせる先として、これ以上に確かな材料はありません。
- 高等学校卒業レベルの教養、語学力ならびに基礎的な科学的知識を有している人
- 食・栄養を通して保健、医療、福祉、介護および教育の分野で社会に貢献したい人
- 知的好奇心が旺盛で、調理することに興味を持ち、食領域のスペシャリストとして活躍したい人
- 他者の気持ちを理解し、寄り添える人間性豊かで倫理観のある人
- 労を惜しまず知識・技術の修得に積極的な人
- 基本的なコミュニケーション能力を身につけており、常に向上心を持ちリーダーシップを発揮できる人
学科の教育目標は「管理栄養士として科学的なものの見方・考え方ができ、高い志を持って社会に貢献する者を育成する」ことだと書かれています。「科学的なものの見方・考え方」という言い方が、アドミッション・ポリシーの前文にも教育目標にも繰り返し出てきます。志望理由を組み立てるときの軸になる言葉です。
資格|取れるもの・取れないもの
ここが栄養系の編入で最も誤解が生じやすいところです。大学の学科紹介ページと、編入学試験の要項では、書いてあることが違います。
| 免許・資格 | 大学サイトの 学科案内 | 編入学試験要項 (編入学生向け) |
|---|---|---|
| 管理栄養士 国家試験受験資格 | 記載あり | 記載あり |
| 栄養教諭一種免許 | 記載あり | 記載あり(ただし2年間で取得できない場合あり) |
| 中学校教諭一種免許 (家庭) | 記載あり | 「取得できません」と明記 |
| 高等学校教諭一種免許 (家庭) | 記載あり | 「取得できません」と明記 |
| 栄養士免許/食品衛生監視員・ 食品衛生管理者(任用資格) | 記載あり | 要項の一覧には記載なし |
要項の栄養科学科の欄で「取得できる免許・資格」として挙げられているのは、管理栄養士国家試験受験資格と栄養教諭一種免許の2つだけです。そのうえで、注記が2つ付いています。
- 「中学校・高等学校一種免許状(家庭)は取得できません。」——これは在学生であれば取得できる免許です。編入学生だけが取得できないという書き方になっています
- 「栄養教諭一種免許については2年間で取得できない場合があります。希望する場合は、あらかじめ本学入試広報部へお問い合わせください。」——取得できないという意味ではなく、2年間では終わらない可能性があるということです
大学の学科ページには「管理栄養士や栄養教諭に加え、中学校・高等学校教諭(家庭)免許も取得できるカリキュラムを持つ数少ない学科です」という説明があり、免許・資格の一覧ページにも栄養科学科の欄に7項目が並んでいます。これらのページに編入学生向けの但し書きは付いていません。学科の魅力として家庭科教諭を挙げている記述をそのまま読むと、編入後も取れると受け取ってしまいます。編入学生に適用されるのは要項の記載のほうです。
管理栄養士国家試験受験資格は編入後の2年間に収まるのか
栄養系の編入で最大の関心事はここでしょう。大学が公表している範囲で言えることを整理します。
まず要項では、管理栄養士国家試験受験資格には「2年間で取得できない場合があります」という注記が付いていません。同じ欄に並ぶ栄養教諭一種免許にはその注記が付いているので、大学は2つを書き分けていることになります。
次に、大学が公表している年次別開講科目表(2024年度以降入学者)を開くと、管理栄養士の資格単位に算入される学外実習の配当年次が分かります。
| 科目 | 単位・区分 | 配当年次 | 資格単位 |
|---|---|---|---|
| 総合演習Ⅰ (臨地実習事前・事後指導) | 1単位・必修 | 3年次 前期・後期 | 管理栄養士 1 |
| 臨地実習Ⅰ (給食管理) | 1単位・必修 学外実習 | 3年次 前期 | 栄養士 1/管理栄養士 1 |
| 臨地実習Ⅱ (臨床栄養・公衆栄養) | 3単位・必修 学外実習 | 3年次 後期 | 管理栄養士 3 |
| 特別臨地実習Ⅰ〜Ⅲ | 4/4/8単位・選択 学外実習 | 4年次 前期 | — |
必修の臨地実習は、いずれも3年次に配当されています。3年次編入生が在学する2年間(3年次・4年次)の中に収まる位置です。4年次前期の特別臨地実習Ⅰ〜Ⅲはいずれも選択科目で、必修ではありません。
さらに、この科目表には編入学生を名指しした配慮が1つ書かれています。必修科目である「管理栄養士入門」(1単位)は、通常は1年次前期の配当ですが、3年次前期にも開講され、脚注に「3年次開講分は編入学生のみ受講可能(四半期科目)」と明記されています。1年次で全員が受ける必修科目を、編入学生が3年次で履修し直せるよう、専用の開講枠が用意されているということです。
ただし、ここから先は断定できません。大学が公表しているのは「必修の臨地実習が3年次にある」「編入学生専用の開講枠がある」「要項の注記が栄養教諭にだけ付いている」という3点までです。編入学生一人ひとりに、既修得単位がどこまで認定され、残り何単位をどの順で履修することになるかは公表されていません。要項も「取得できる免許・資格」の一覧を示すにとどめ、栄養教諭については入試広報部への事前相談を案内しています。管理栄養士国家試験受験資格を目的に受験するのであれば、出願前に中村学園大学 入試広報部(TEL 092-851-6762)へ、ご自身の成績証明書を手元に置いて確認してください。既修得単位の認定は上限80単位(卒業所要単位としては62単位以下)と要項に定められており、この認定結果が履修計画を左右します。
なお、大学は学科ページで「第40回管理栄養士国家試験の合格者数は197名、全国第1位の合格状況でした」と公表しています。これは学科全体の実績で、編入学生に限った数値ではありません。
倍率|3年分が公表されている
中村学園大学は編入・転入学試験の選考結果を毎年公表しています。栄養科学科の3年分は次のとおりです。
| 入学年度 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 競争率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 20名以内 | 16名 | 15名 | 12名 | 1.25倍 |
| 2025年度 | 20名以内 | 24名 | 24名 | 19名 | 1.26倍 |
| 2026年度 | 20名以内 | 20名 | 19名 | 15名 | 1.27倍 |
この3年分から言えることは3つです。
- 競争率は1.25→1.26→1.27倍とほとんど動いていません。年度による振れが小さいのが栄養科学科の特徴です(同じ大学の流通科学科は1.30倍から2.71倍まで振れています)
- 合格者数は12〜19名で、募集人員の20名以内に対して毎年ほぼ枠まで合格を出しています。「20名以内と書いてあるが実際は数名しか取らない」という運用にはなっていません
- 不合格者は3〜5名です。倍率の数字が小さいことより、受験者のうち数名は通っていないという事実のほうが実務的な意味を持ちます。志願者数も16〜24名と母数が小さいため、数名の増減で数値が動く点にも注意してください
競争率は大学の定義どおり「受験者数÷合格者数」です(小数点第3位以下を四捨五入)。志願者数を分母にした値ではありません。また、この数値には推薦編入学試験が含まれると注記されています。
出願の実務|知らないと間に合わない
この大学は郵送のみの受付で、しかも必着です。締切日に投函しても間に合いません。
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8月中
証明書を手配する。在籍校(出身校)へ卒業証明書または卒業見込証明書と成績証明書の発行を依頼します。どちらも出願前3ヵ月以内に作成されたものが必要なので、早すぎる発行にも注意してください。在学中の方は2年次前学期までの既修得単位が全て記載されたものが必要です。大学評価・学位授与機構から学士の学位を取得した方は学位授与証明書でも構いません。中村学園大学短期大学部の在学生は、3種類が1枚に集約された「成績・卒業見込証明書」を提出します
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8月中旬〜
履歴書の様式を出力する。本学所定様式の履歴書は、受験生サイトから8月中旬頃に出力できるようになります。黒インクのボールペンで楷書、※印欄は記入しません。写真は出願前3ヵ月以内に撮影・縦4cm×横3cm・上半身・脱帽・正面・裏面に氏名です。栄養士を取得見込の方は必ず「免許・資格」欄に記入してください。なお志望理由書は教育学部だけの提出書類で、栄養科学科では不要です
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8月下旬〜
インターネット出願の登録を始める。登録は出願開始日の3週間前から可能です。顔写真データ(カラー・上半身・正面・無帽・背景なし・枠なし。白黒は不可)とメールアドレス、A4を印刷できる環境を先に用意しておきます。受験上の配慮を希望する場合は、出願前に入試広報部へ問い合わせる決まりです
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9/15〜9/25
検定料を払ってから郵送する。検定料32,000円をクレジットカード・ネットバンキング・コンビニ・ペイジー対応銀行ATMのいずれかで納入します。入金は出願締切日の17時まで。必ず検定料を支払ってから郵送してください。宛名シート(出願サイトから出力)を貼った角形2号封筒(24cm×33.2cm)に書類一式を入れ、郵便局窓口から簡易書留で送ります。宛先は〒814-0198 福岡市城南区別府5丁目7番1号 中村学園大学 入試広報部。必着なので、余裕をもって発送してください。収納証明書の提出は不要です(自分で保管します)
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10/5〜
受験票を自分で印刷する。受験票は郵送されません。出願締切後にマイページからダウンロードし、A4に印刷して試験当日に必ず持参します。印刷環境が無い方は、この時点までに手当てが必要です
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10/10
試験当日。会場は中村学園大学。9:30から英語(60分)、11:00から栄養と健康(60分)、13:00から面接です。朝から夕方までかかる一日になります。地下鉄七隈線「別府駅」1番出口から徒歩1分です
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11/2〜11/11
合格発表から第1次手続まで9日しかありません。発表は11月2日(月)で、本人宛郵便のみ。構内掲示もインターネット発表もありません。第1次手続の締切は11月11日(水)15時で、ここで入学金260,000円を納めます。納入期限は理由のいかんにかかわらず猶予されません。郵便の到着日を織り込むと動ける日数はさらに短いので、資金の準備は受験前に済ませておくのが安全です
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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学費と単位認定
令和9年度の栄養科学科の納付金です。4学科の中で最も高い設定で、栄養士学外実習費が加わる点が他学科との違いです。
| 項目 | 1期(入学時) | 2期(9月) | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 260,000 | — | 260,000 |
| 授業料 | 470,000 | 470,000 | 940,000 |
| 維持・充実費 | 200,000 | 200,000 | 400,000 |
| 実験実習費 | 20,000 | 20,000 | 40,000 |
| 栄養士学外実習費 | — | 28,000 | 28,000 |
| 学研災・学研賠保険料 | 2,430 | — | 2,430 |
| 学友自治会費 | 5,000 | — | 5,000 |
| 後援会費 | 6,000 | — | 6,000 |
| N-note保証金 | 90,000 | — | 90,000 |
| 合計 | 1,053,430 | 718,000 | 1,771,430 |
- これとは別に費用がかかります。各種免許・資格を取得する方は課程費が1〜3万円程度、教科書代が2〜3万円程度。加えて入学後に購入する学部・学科認定品や、実験実習等に必要な物品があります
- 維持・充実費にはN-note(必携用パソコン)の代金と通信料が含まれます。入学者全員にノートパソコンが貸与され、入学時に譲渡保証金90,000円を預けます(中村学園大学短期大学部の卒業者を除く)
- 中村学園大学および中村学園大学短期大学部の卒業者は、入学金が半額免除されます
- 学研災・学研賠保険料は2ヶ年分、学友自治会費・後援会費は年額です。2期分の実験実習費は金額が変更になる場合があります
既修得単位については、要項の栄養科学科の頁に[附記]が置かれています。「栄養科学部栄養科学科に編入学する場合の既修得単位は、80単位を上限として認定します(教職課程科目の単位も含む)。ただし、学則に定める卒業に必要な単位数としての認定は62単位以下とします。」
この2つの数字は別物です。80単位は認定される単位の上限、62単位はそのうち卒業所要単位として数えてもらえる上限です。卒業要件は124単位ですから、編入後に最低でも62単位を修得する必要があるという設計になります。2年間で62単位は、年間31単位・半期16単位前後のペースです。ここに学外実習が加わることを踏まえて履修計画を立ててください。
よくある質問
中村学園大学栄養科学部の編入は、誰でも出願できますか?
できません。栄養科学科の出願資格は「厚生労働大臣から栄養士または管理栄養士の養成施設として指定を受けた大学、短期大学、専修学校を卒業または令和9年3月卒業見込みの者」に限られています。栄養士養成課程の出身者に限定されており、一般の大学・短期大学・高等専門学校の卒業だけでは出願できません。専修学校卒業(見込)の方は、あわせて大学に編入できる基準を満たす必要があります。また栄養科学科には【転入学】の区分がなく、他の大学に在学したまま移ることはできません。同じ要項に載っているフード・マネジメント学科・教育学部・流通科学部には【編入学】と【転入学】の両方があり、高等専門学校卒業や高等学校専攻科修了でも出願できますが、栄養科学科の条文はこれらとは別物です。ご自身の出身校が指定養成施設に該当するかは、在籍校の教務課か中村学園大学 入試広報部(TEL 092-851-6762)で確認してください。
2027年度の出願期間と試験日、募集人員を教えてください。
出願期間は2026年9月15日(火)から9月25日(金)で、出願締切日必着です。郵送のみの受付で、インターネット出願で登録・検定料納入をしたうえで、宛名シートを貼った角形2号封筒(24cm×33.2cm)に書類一式を入れ、郵便局窓口から簡易書留で郵送します。必着なので締切日の投函では間に合いません。検定料は32,000円で、出願期間の3週間前から出願締切日の17時まで入金できます。試験日は2026年10月10日(土)、会場は中村学園大学です。募集人員は20名以内で、本学からの推薦入学枠(若干名)を含みます。要項には「編入学年の在籍者数によって、募集人員を減じる場合があります」との注記もあります。入学年次は第3年次で、編入の時期は2027年4月です。受験票は郵送されず、出願締切後にマイページからダウンロードして自分でA4に印刷し、当日持参します。合格発表は2026年11月2日(月)で、本人宛郵便のみ。構内掲示はありません。
試験科目と配点を教えてください。英語はありますか?
あります。試験科目は3つで、Ⅰ英語が9時30分から10時30分の60分、Ⅱ栄養と健康が11時から12時の60分、Ⅲ面接が13時からです。中村学園大学の編入・転入学試験で英語の筆記があるのは、4学科のうち栄養科学科だけです。フード・マネジメント学科と流通科学科は小論文と面接、教育学部は専門科目と一般教養と面接で、いずれも英語の筆記はありません。配点は公表されていません。要項は「上記試験科目・書類審査・面接による総合評価とします。なお、面接は学科の教育目的・目標に適合するか否かを重視します」と書くのみです。出題形式・設問数・出題範囲もいずれも非公表で、編入・転入学試験の過去問題は公開されていません。大学が公開している入学試験問題集に収録されているのは総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜と短期大学部の入試のみです。なお、英語資格・検定試験のスコアによる加点制度は、栄養科学科にはありません(同じ栄養科学部でもフード・マネジメント学科にだけ加点の記載があります)。
編入後に、中学校・高等学校の家庭科の免許は取れますか?
取れません。要項の栄養科学科の欄に「中学校・高等学校一種免許状(家庭)は取得できません」と明記されています。注意が必要なのは、大学の学科紹介ページには「管理栄養士や栄養教諭に加え、中学校・高等学校教諭(家庭)免許も取得できるカリキュラムを持つ数少ない学科です」と書かれており、免許・資格の一覧ページにも栄養科学科の欄に中学校教諭一種免許(家庭)と高等学校教諭一種免許(家庭)が挙げられている点です。これらは入学時から4年間在学する学生に向けた案内であって、編入学生向けの但し書きは付いていません。編入学生に適用されるのは要項の記載のほうです。要項が編入学生の「取得できる免許・資格」として挙げているのは、管理栄養士国家試験受験資格と栄養教諭一種免許の2つだけです。家庭科の教員免許を目的に編入を考えている場合は、この時点で前提が崩れますので、出願前に必ず入試広報部へ確認してください。
管理栄養士国家試験の受験資格は、編入後2年で得られますか?
要項は栄養科学科の「取得できる免許・資格」として管理栄養士国家試験受験資格を挙げており、栄養教諭一種免許に付いている「2年間で取得できない場合があります」という注記は、管理栄養士国家試験受験資格には付いていません。大学は2つを書き分けています。また大学が公表している年次別開講科目表を見ると、必修の学外実習である臨地実習Ⅰ(給食管理・1単位)は3年次前期、臨地実習Ⅱ(臨床栄養・公衆栄養・3単位)は3年次後期に配当されており、いずれも3年次編入生が在学する期間の中にあります。4年次前期の特別臨地実習Ⅰ〜Ⅲは選択科目です。さらに、通常は1年次前期配当の必修科目「管理栄養士入門」には3年次にも開講枠があり、脚注に「3年次開講分は編入学生のみ受講可能」と明記されています。ただし、編入学生一人ひとりの既修得単位の認定結果や履修計画は公表されていません。既修得単位の認定は80単位が上限で、そのうち卒業所要単位として認定されるのは62単位以下と要項に定められています。断定はできませんので、出願前に成績証明書を手元に置いて中村学園大学 入試広報部(TEL 092-851-6762)へ確認してください。
倍率はどのくらいですか。難易度をどう読めばよいですか?
中村学園大学は編入・転入学試験の選考結果を公表しています。栄養科学部栄養科学科の競争率は、2024年度が1.25倍(志願16名・受験15名・合格12名)、2025年度が1.26倍(志願24名・受験24名・合格19名)、2026年度が1.27倍(志願20名・受験19名・合格15名)です。競争率は大学の定義どおり受験者数を合格者数で割った値で、小数点第3位以下を四捨五入したもの、また推薦編入学試験を含む数値です。3年間で1.25→1.26→1.27倍とほとんど動いておらず、年度による振れが小さいのが特徴です。ただし数字が小さいことを「楽だ」と読むのは適切ではありません。毎年3〜5名が合格していないためです。また志願者数が16〜24名と母数が小さいため、数名の増減で数値は動きます。合格者数は12〜19名で、募集人員20名以内に対してほぼ枠まで出されています。なお出願資格が栄養士養成課程の出身者に限られているため、そもそも受験者層が絞り込まれた状態での倍率である点も踏まえて読んでください。
初年度にかかる費用と、既修得単位の扱いを教えてください。
令和9年度の栄養科学科の納付金は年間合計1,771,430円です。内訳は入学金260,000円、授業料940,000円、維持・充実費400,000円、実験実習費40,000円、栄養士学外実習費28,000円、学研災・学研賠保険料2,430円、学友自治会費5,000円、後援会費6,000円、N-note保証金90,000円です。入学時に1,053,430円、9月に718,000円を納めます。4学科の中で最も高い設定で、栄養士学外実習費が加わる点が他学科との違いです。これとは別に、免許・資格を取得する場合の課程費が1〜3万円程度、教科書代が2〜3万円程度かかるほか、入学後に購入する学部・学科認定品や実験実習に必要な物品があります。維持・充実費にはN-note(必携用パソコン)の代金と通信料が含まれ、入学者全員に貸与されます。中村学園大学および中村学園大学短期大学部の卒業者は入学金が半額免除されます。既修得単位は80単位を上限として認定され(教職課程科目の単位も含む)、ただし卒業に必要な単位数としての認定は62単位以下です。卒業要件は124単位なので、編入後に最低62単位を修得する計算になります。
オンライン編入学院について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。中村学園大学栄養科学部栄養科学科のように出願資格が養成課程の出身者に限られ、英語の筆記が課される試験では、受験できるかどうかの確認と、英語・専門・面接を並行して仕上げる設計の両方が要ります。いまの履修歴で何が認定され、2年で何を目指すのか——一人ひとりの現在地に合わせて設計します。無料相談で承っています。
この記事の内容は、中村学園大学が公表している「令和9(2027)年度 編入・転入学試験 入学試験要項」、「編入・転入学試験 選考結果」(令和6・7・8年度)、および栄養科学部栄養科学科の学科ページ・取得可能な免許・資格ページ・年次別開講科目表にもとづいて2026年8月11日時点で整理したものです。出願前に必ず大学公式の最新情報をご確認ください。免許・資格の取得可否および既修得単位の認定は本人の修学状況によって異なるため、中村学園大学 入試広報部(TEL 092-851-6762)への事前相談をおすすめします。

