試験攻略入門塾 速習! ミクロ経済学 2nd edition
出版社
中央経済社
出版日
2019/3/28
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書は、ミクロ経済学の全体像を掴みたい初学者に適した入門書である。特に、動画講義を通じて授業形式で学びたい編入受験生には有用であり、「らくらくミクロ経済学入門」よりも視覚的・聴覚的に理解を深めたい者に適している。また、ERE試験を見据えた網羅的な学習にも対応している。
ターゲット大学
京都大学経済学部
大阪大学経済学部
神戸大学経済学部
神戸大学経営学部
名古屋大学経済学部
横浜国立大学経済学部
東北大学経済学部
上智大学経済学部
中央大学経済学部
福島大学経済経営学類
筑波大学社会学類
新潟大学経済科学部
埼玉大学経済学部
滋賀大学経済学部
日本大学経済学部
東洋大学経済学部
関西大学商学部
同志社大学商学部
使い方
本書は、各章に対応した無料の講義動画が収録されており、QRコードからアクセス可能である。基本的な使い方としては、まず紙面を一読し、自力での理解が難しい箇所についてのみ講義動画を視聴するという形が効率的である。すべての単元で最初に講義動画を見るよりも、テキストで概要を掴んだ後に講義を視聴する方が、理解の定着がスムーズになる。
1週目では、全体像の把握を重視し、分からない箇所があっても立ち止まらずに読み進める。講義を視聴してもなお理解が難しい場合は、目印を付しておき、2週目で集中的に取り組む。グラフの説明が丁寧で補足解説も充実しているが、情報量が多いため、初回の読書で全てを理解しようとする必要はない。ただし、量は少ないものの、途中に配置されている確認問題には必ず取り組むべきである。
2週目では、理解が不十分であった箇所(文章、グラフ、計算)を中心に復習を行い、講義動画を併用しながら内容の理解を深める。おおよその論点が解消されれば、本書の学習は完了とみなして良い。
補足として、章末に記載された「難易度」の表示は特に気にせず、基本的に全章を通読することが望ましい。ただし、13章および25章に関しては編入試験では出題されにくいため、省略しても差し支えない。一方、ERE受験生はこれらの章も含めて学習することが推奨される。
注意点
本書はミクロ経済学の概念や理論を、講義動画やグラフを通じて丁寧に解説する導入書であり、全体像を把握する上で優れた一冊である。一方で、計算問題の演習がほとんどなく、編入試験で頻出する基本的な問題の解法習得には不十分である。そのため、本書の学習に加えて、他の参考書や問題集を用いてアウトプットを積むことが必要不可欠である。特に「らくらくミクロ経済学 計算問題編」などの演習書と併用することで、理解を定着させることができる。







