ミクロ経済学(芦谷)
出版社
有斐閣
出版日
2009/12/26
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
入門レベルのミクロ経済学を修了し、編入試験本番で問われる論点を標準的な難易度で網羅的に学習したい編入受験生に適している一冊である。特に、アウトプットとインプットのバランスを取りつつ学習を進めたい者にとっては有力な選択肢となる。記述・論述問題が課される大学だけでなく、ERE受験生にも対応可能な構成となっている。
ターゲット大学
京都大学経済学部
大阪大学経済学部
神戸大学経済学部
神戸大学経営学部
名古屋大学経済学部
横浜国立大学経済学部
東北大学経済学部
上智大学経済学部
中央大学経済学部
福島大学経済経営学類
筑波大学社会学類
新潟大学経済科学部
埼玉大学経済学部
滋賀大学経済学部
使い方
本書は中級レベルの標準的なテキストであり、編入試験に頻出する論点を広くカバーしている点が特徴である。また、各章に練習問題が豊富に用意されており、アウトプットをしながらインプットの理解を深めることができる。そのため、独学者にも扱いやすい構成となっている。
1週目では、※印のついた単元は一旦飛ばしつつ、全体を一読することを目指す。理解が浅い箇所には目印をつけ、練習問題には必ず取り組むこと。初回は解答を見ながらでも構わないため、計算やグラフの流れを掴むことを重視する。
2週目では、1週目で理解が不十分であった箇所を中心に読み返し、自分が受験予定の大学の過去問と照らし合わせながら、必要に応じて※印の単元にも手を伸ばす。EREを受験する編入受験生は、すべての章を網羅的に学習することが望ましい。
3週目は仕上げ段階として、練習問題をすべて自力で解けるかどうかを確認し、わからない論点が残っていないかをチェックする。計算過程や式の意味を意識しながら、結果の背景を説明できるかどうかを基準に理解度を確認するとよい。
注意点
本書は標準的なテキストであるがゆえに、数学的な記述や式変形が頻出する。したがって、常に「何のための計算なのか」「その結果が何を意味するのか」を意識しながら読み進める必要がある。
また、本書以上にインプットを積み重ねる必要は編入試験において基本的に存在しない。本書の内容をしっかりと理解し、練習問題で一定のアウトプットを行った後は、早めに過去問演習へと移行することが望ましい。なお、EREを受験する編入受験生は、本書でインプットを終えた後にERE対策問題集へ取り掛かることで、さらに実戦力を高めることができる。







