憲法の時間 第2版
出版社
有斐閣
出版日
2022/2/28
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書は、憲法の基本的な内容を、身近なテーマや日常生活に即した切り口から学ぶことができる入門書である。各章は「幸せになりたい!-包括的人権と幸福追求権」など、読者の関心を引きやすい親しみのあるタイトルで構成されており、憲法に対する心理的ハードルを下げながら、重要概念に自然と触れることができるよう設計されている。
高校レベルの公民や現代社会で憲法を軽く学んだ程度の編入受験生が、憲法という科目に入門する際の一冊として有効であり、最初のステップとして安心して手に取ることができる。
ターゲット大学
北海道大学 法学部
法政大学 法学部
名古屋大学 法学部
京都大学 法学部
大阪大学 法学部
大阪公立大学 法学部
神戸大学 法学部
広島大学 法学部
愛媛大学 法文学部 など
使い方
まずは憲法の全体像をざっくりつかむために、一読することから始めよう。文章は平易であるため、通読はそれほど負担にならないはずである。
読み進める中で、わからない用語や理解しにくい記述に出会ったら、その都度メモを残すことがポイント。後からその部分を重点的に読み直したり、他書と照らし合わせたりすることで、効率よく知識を定着させることができる。
注意点
本書はあくまでも「とっかかり」としての入門書であり、扱われている内容の深さや論点の広がりには限界がある。記述はやさしく親しみやすいが、それゆえに憲法の制度的側面や判例理解といった実践的な知識には踏み込まれていない。
したがって、たとえ初学者であっても、本書を読み終えた段階で満足せず、その後はより本格的な参考書や判例教材に移行することが必要である。
「いちばんやさしい憲法入門」と併用しつつ、自分に合った進度でステップアップしていくのが望ましい。







