いつどのタイミングの受験生におすすめか
東大系の学者によって執筆された本書は、政治学の基本構造を網羅的かつ体系的に学ぶことができる概説書である。構成に無理がなく、章ごとの流れも整理されており、初学者にも理解しやすいよう配慮されている。
文章は平易でありながら内容はしっかりと詰まっており、写真や図表も適宜挿入されているため、視覚的にも理解が進みやすい。政治学に対する最低限の知識がある受験生が「もう一歩」深く学びたいと感じたときに手に取るのにふさわしい一冊である。
ターゲット大学
北海道大学 法学部
法政大学 法学部
名古屋大学 法学部
京都大学 法学部
大阪大学 法学部
大阪公立大学 法学部
神戸大学 法学部
広島大学 法学部 など
使い方
初学者の場合:まずは全体を通読し、わからない語句や気になる論点については丁寧にメモを取りながら進めるとよい。再読時にはそのメモを手がかりに重点的に確認することで、理解が確実に深まる。
学習が進んでいる受験生の場合:すべてを通読する必要はなく、論述や志望校の出題傾向に合わせて必要な章だけをピックアップして活用するのも効果的である。
注意点
基本的には読みやすく構成されているものの、行間を読み取る力が求められる部分や、知識の接続がやや省略されている箇所も見受けられる。
そのため、疑問点が残る部分については、別の入門書や解説書で補うことを前提に読み進めるとよい。一冊ですべてを理解しようとせず、複数の資料を併用する姿勢が重要である。







