経済数学入門 初歩から一歩ずつ
出版社
日本評論社
出版日
2017/9/27
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書は、数学に不安のある編入受験生が「経済学で使われる数学」の基礎を身につけるための入門書である。
特に、指数・対数・微分といった基礎的な概念でつまずきやすい人や、これまで文系中心の学習で数学に長く触れてこなかった人にとっては、最初の一歩として最適な一冊である。
経済学の学習を進める上で数学的な素養が求められる大学を志望する受験生や、試験科目に経済数学が含まれている大学を受験する受験生には、早い段階でこの本に取り組むことが望ましい。
ターゲット大学
京都大学経済学部
大阪大学経済学部
神戸大学(経済学部・経営学部)
名古屋大学経済学部
横浜国立大学経済学部
東北大学経済学部
上智大学経済学部
中央大学経済学部
福島大学経済経営学類
筑波大学社会学類
新潟大学経済科学部
埼玉大学経済学部
滋賀大学経済学部
日本大学経済学部
東洋大学経済学部
関西大学商学部
同志社大学商学部
使い方
【1週目】
まずは、経済学でどのような数学が必要とされているのか全体像を把握することを目的とし、テンポよく読み進める。
この段階では、手を動かして実際に計算したりグラフを描いたりすることを重視し、理解の定着を図る。理解が曖昧な箇所には印をつけておき、後の再読に備える。
また、経済数学が出題される大学を受験する場合には、例題・問題・練習問題にすべて目を通し、確実に解けるようにすることが求められる。
【2週目】
1週目で理解が浅かった箇所を重点的に読み直し、特に重要な論点(関数、指数、対数、微分など)の理解を丁寧に深める。
基本的な仕組みや典型問題の処理に不安がなくなれば、この参考書での学習は一旦完了としてよい。
なお、7.7節や8.2C節など、やや高度な内容は省略しても支障はない。
注意点
本書はあくまで「数学に苦手意識がある人」向けの入門書であり、すでに高校数学(特に数学Ⅲ)までの学習が一通り済んでいる受験生には物足りない可能性がある。
そのような場合には、本書を飛ばして標準的なテキスト(例:マセマの経済数学シリーズなど)から学習を開始しても問題はない。一方で、経済学のみを受験科目としており、かつ数学が課されていない大学を受験する場合には、本書の優先度は低くなる。その場合、まずは経済学そのものの理解に注力すべきである。
また、経済数学が試験科目に含まれている大学を受験する場合には、本書一冊だけでは対応が不十分であることに注意が必要である。
その際は、本書で基礎を固めた後に、標準〜応用レベルの問題集や大学の過去問演習に進むべきである。







