いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書は、憲法をこれから学び始める編入受験生に向けて、豊富な図表を用いて構成された視覚的に理解しやすい入門書である。ビジュアル重視のレイアウトによって、文字情報だけではつかみにくい概念も直感的に把握しやすく、視覚的に学ぶのが得意な学習者に特におすすめできる。
内容自体も他の入門書よりやや踏み込んでおり、「単なる取っ掛かり」を超えて、ある程度本格的な知識を身につけたい初学者にとって、最初の一冊として非常にバランスが良い。
一部の大学の編入試験では、本書に書かれている内容を理解しておけば十分に対応可能なケースもあるため、試験対策の導入としても有効である。
ターゲット大学
北海道大学 法学部
法政大学 法学部
名古屋大学 法学部
京都大学 法学部
大阪大学 法学部
大阪公立大学 法学部
神戸大学 法学部
広島大学 法学部
愛媛大学 法文学部 など
使い方
まずは一読して、憲法全体の流れや構成をざっくりとつかむことから始めよう。読み進める中で、わからない用語や重要と思われる論点が出てきた場合は、必ずメモを取っておくこと。そのメモが、後の再読や確認学習の際に大いに役立つ。
もし本書を憲法学習の「中心的な教材」として使いたい場合は、一度読んで終わりではなく、何度も繰り返し読むことで理解の定着を図るべきである。
また、本書の特徴のひとつとして、各章末に学習課題が用意されており、自主的に理解を深める設計になっている。初学者の場合、最初の通読時には課題を無理に解こうとせず、二回目以降の読み直し時に取り組む形が効果的である。
注意点
特筆すべき大きな欠点はないが、あえて挙げるとすれば、図表やイラストが豊富であるがゆえに、それを眺めただけで「わかったつもり」になってしまう危険性がある。
憲法の本質的な理解には文章による説明部分をしっかり読み込む必要があるため、視覚情報だけに頼らず、必ず本文も丁寧に読み進める意識を持つことが重要である。







