犯罪学入門 ガバナンス・社会安全政策のアプローチ
出版社
慶應義塾大学出版会
出版日
2019/7/30
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書は、社会安全政策論の枠組みに基づいた犯罪学の入門書であり、特に小論文で犯罪学に言及したい編入受験生に適している。
章末には学習ポイントが簡潔に整理されており、論点の把握や復習に役立つ構成となっている。
また、第3部ではケーススタディを用いた設問が用意されており、思考力や応用力を養いたい中上級者の編入受験生にとっても有益である。
グラフや図表も豊富に盛り込まれているため、視覚的に理解を深めたい受験生にも向いている一冊である。
ターゲット大学
北海道大学法学部
名古屋大学法学部
京都大学法学部
大阪大学法学部
大阪公立大学法学部
神戸大学法学部
使い方
基礎から丁寧に学習したい編入受験生は、まず一読して全体像を掴むとよい。
その際、不明な用語や重要な説明についてはメモを取りながら読み進めることが推奨される。
再読時には、初読でメモした箇所を中心に読み返し、理解を深めるようにする。
一方で、小論文対策として犯罪学的な知見をピンポイントで得たい場合は、関心のある章だけを拾い読みする「つまみ食い」的な読み方でも問題ない。
ケーススタディに取り組むことで、論述力のトレーニングとして活用することも可能である。
注意点
本書はあくまでも他の刑事法系書籍で基礎を固めた後、余裕がある編入受験生が活用するための参考書である。
刑法や刑事訴訟法と比べて出題頻度が高いとは言い難いため、他の主要科目に優先して読む必要はない。
また、第3部のケーススタディは内容が高度であり、基礎知識が不十分な状態では難しく感じられる可能性がある。
全体として、使用するタイミングと目的を明確にしたうえで取り組むべき一冊である。







