いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書は、憲法における「人権」分野を専門的かつ網羅的に扱った全2巻構成の教科書であり、学部レベルの判例・学説・通説に基づいた議論を深く掘り下げている点が特徴である。人権に関する理論的枠組みや判例の流れをしっかり押さえたい編入受験生にとって、憲法を得点源に変えるための非常に強力な武器となる。
特に、人権分野が重視される傾向のある大学(例:京都大学、神戸大学など)を志望する編入受験生には、積極的な活用が推奨される。ただし、出題傾向によっては深掘りしすぎるリスクもあるため、志望校との相性を踏まえて、取捨選択しながら使う姿勢が求められる。
ターゲット大学
北海道大学 法学部(3年次)
名古屋大学 法学部
京都大学 法学部
大阪大学 法学部
大阪公立大学 法学部
神戸大学 法学部 など
使い方
人権分野全体を通読することで、学説の対立構造や判例の変遷を体系的に学ぶことができるため、憲法を専門的に学びたい編入受験生には通読が望ましい。
一方で、過去問に出題されたテーマや出やすい判例(表現の自由、プライバシー権など)に絞って辞書的に利用する方法も効果的。重要と思われる判例や論点については、自分の言葉でノートに整理しておくことで、論述対策にも直結する。
注意点
内容は高度かつ専門的であり、情報量も多いため、初学者や憲法に苦手意識のある編入受験生にとっては難解に感じられる可能性がある。また、人権分野の深い議論に没頭しすぎると、試験対策のバランスが崩れてしまうこともあるため、志望校に合わせて学習範囲を選別しながら活用することが大切である。
視覚的な補助(図表など)はほとんどなく、文章中心の構成であるため、活字をしっかり読める学習者向きの教材といえる。







