刑事法入門 Next教科書シリーズ
出版社
弘文堂
出版日
2014/2/4 商品の詳細の次のスライド
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書は「刑事法の入門書」と位置づけられてはいるが、その内容は一般的な初学者向けテキストとは一線を画しており、刑法をより根本的・哲学的な視点から捉え直す構成となっている。実際、「はしがき」にも記されている通り、「刑法哲学入門」としての性格が強く、犯罪や処罰の意味を本質的に問い直すような問いが全編にわたって提示されている。
とはいえ、文章は平易で、初学者にも読み進められるよう配慮されているため、これから刑法に触れる編入受験生にとっても十分に読みこなせる構成である。また、すでに刑法の基本を一通り学んだ受験生にとっても、新しい視点や発見を与えてくれる教材として非常に価値がある。
ターゲット大学
北海道大学 法学部
法政大学 法学部
名古屋大学 法学部
京都大学 法学部
大阪大学 法学部
大阪公立大学 法学部
神戸大学 法学部
広島大学 法学部
愛媛大学 法文学部 など
使い方
まずは全体を通して一読し、出てきた用語や説明のうち、理解が不十分なものについては必ずメモを取っておく。再読時にはそのメモを中心に復習し、自分の中で理解を再構成していくのが効果的である。
また、本書の特徴として各章末に問題が用意されており、問いを通じて考えるスタイルが学習の深化を促す。章末問題にしっかり取り組むことで、単なる知識の暗記ではなく、刑法を「考える」力を養うことができる。
注意点
本書には特筆すべき大きな注意点はないが、あえて補足するならば、通常の「試験対策本」とは異なり、抽象的・思索的な問いを含む構成であるため、すぐに得点につながる知識を短時間で習得したい受験生には不向きな面もある。
しかし、刑法における根本的な問題意識を養いたい、法の意味を深く考えたいという意欲的な編入受験生にとっては、長期的に得点力にもつながる優れた補助教材となる。







