立命館大学理工学部の編入試験対策|難易度・出題傾向・合格ロードマップ
結論:立命館大学理工学部の編入試験はこんな試験
立命館大学理工学部の3年次編入試験(一般編入学)は、数学・物理学の専門筆記試験(各100点)と、TOEIC L&Rスコアを得点換算した英語試験(換算後99点、合計299点満点)の総合点で合否が決まる試験です。要項が選考方法として挙げているのは筆記試験2科目とTOEICスコアだけで、面接は実施されません。一方で、学科ごとの募集人員は1〜2名という少数選抜で、大学が公表する入学試験結果データを見ると、学科によっては志願者が数名〜0名という年度もあり、応募動向自体が読みにくい試験でもあります。大学公表データでは、理工学部全体(学部計)の志願者は過去4年で7〜10名・合格者は2〜9名の間で推移し、倍率は年度により大きく振れています。過去問を3年分確認すると、数学は微分方程式とベクトルが3年連続、行列と複素数が直近2年で出題される「型」があり、物理学は力学と電磁気学(年度により電気回路)の大問2問構成が続いています。この記事では、2027年度の最新要項、大学公表の倍率、過去問分析にもとづく出題傾向、時期別の対策の考え方までを解説します。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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試験概要(最新要項データ)
2027年度2027年度(2026年11月実施・2027年4月入学)の入学試験要項にもとづくデータです。この節は毎年の要項公表に合わせて更新されます(更新日: 2026-09-06)。
| 出願期間 | 2026年10月16日(金)〜10月23日(金) (消印有効。簡易書留速達で郵送) |
|---|---|
| 試験日 | 2026年11月29日(日)10:00集合。会場: 立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC) |
| 時間割 | 数学 10:15〜11:35(80分) 物理学 13:10〜14:30(80分) |
| 合格発表 | 2026年12月10日(木)9:30 オンラインの合格発表・入学手続システムで発表(郵送なし) |
| 選考方法 | 筆記試験(専門科目・数学100点+物理学100点)+英語外部資格試験(TOEIC L&R Listening and Readingテストのスコアを得点換算99点)。面接なし |
| 出願資格(一般編入学) | 2027年3月31日までに①短期大学を卒業(見込み含む)または②高等専門学校を卒業(見込み含む)した者。加えてTOEIC L&Rテストを受験し、出願期間最終日から遡って2年以内の証明書を提出できる者(TOEIC IPテストは対象外)。外国の短期大学とその日本校、専修学校・各種学校は出願資格の対象外 |
| 募集定員(学科別・一般編入学) | 物理科学科1名/電気電子工学科2名/電子情報工学科2名/機械工学科2名/ロボティクス学科2名/環境都市工学科2名(環境システム工学コースまたは都市システム工学コースを選択)。建築都市デザイン学科は一般編入学の募集なし(推薦編入学のみ) |
このほか、大学に2年以上在学し60単位以上を修得した者を対象とする「転入学試験」(同じ入試日程・選考方法)が別枠で実施されます。専願(立命館大学のみを受験すること)ではなく、他大学との併願も可能です。なお要項には、単位の修得状況や入学する学科のカリキュラム、選考結果によっては2年次への編入学・転入学を許可する場合があると記載されています。出願資格・提出書類・学科別コースの詳細は、必ず立命館大学が公表する最新の入学試験要項で確認してください。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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出願手続きの実務(チェックリスト)
立命館大学理工学部の出願期間は2026年10月16日〜10月23日の約1週間と短く、TOEICスコアには「出願期間最終日から遡って2年以内」という有効期限もあります。要項の記載から、いつまでに何を準備すべきかを逆算すると次のようになります。
- 出願1年半〜1年前: TOEIC L&R(IPテストは対象外)の受験計画を立てる。有効期限は2年以内のため、早すぎる受験はかえって使えなくなる点に注意します。
- 出願半年前: 出願資格(短大・高専の卒業見込み、または大学2年以上在学+60単位以上)を教務課などで確認する。物理科学科など募集1名の学科は情報収集を特に早めに始めます。
- 出願2〜3か月前: 志望理由書(立命館大学所定の用紙・800字以内・手書き)の下書きを始める。要項には「生成AIを用いて作成した内容を本人が作成したものとして提出した場合、不正行為とみなすことがある」と明記されているため、自筆での作成が前提です。
- 出願1か月前: 成績証明書と卒業(見込)証明書を手配する。大学在学者で卒業(見込)証明書が発行されない場合は「在学(期間)証明書」で代替でき、この証明書は出願期間最終日より遡って3か月以内に発行されたものに限られます。環境都市工学科を志望する場合は、環境システム工学コース/都市システム工学コースのどちらを選ぶか決めておきます。
- 出願期間(10月16日〜23日): コンビニエンスストア(セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップ)で入学検定料35,000円を納入し、指定封筒に出願書類をそろえて簡易書留速達で郵送する(最終日消印有効。ポストへの投函は不可)。
- 合格後: 第1次入学手続(入学金)は12月10日〜12月24日。TOEICの公式スコア証明書は、国内受験の場合「公開テストスコア確認サービス」を通じて試験実施機関から大学へ直送する申請が第1次入学手続書類提出期日までに必要です。第2次入学手続(授業料・諸会費)は2027年3月9日〜3月18日です。
出願書類の様式・必要書類・単位認定の詳細は、必ず立命館大学が公表する最新の入学試験要項で確認してください。本記事は準備計画づくりのための参考情報です。
難易度・倍率(大学公表データ)
立命館大学は、理工学部一般編入学の学科別志願者数・最終合格者数を「入学試験結果データ」として大学公式サイトで公開しているほか、学校法人が公表する「編入学試験志願者・合格者数」でも同じ年度の数字を確認できます。この記事では両方の公開データを突合し、2023〜2026年度の理工学部(一般編入学・学部計)の推移をまとめました(倍率は志願者数÷合格者数で編入総研編集部が計算。大学は受験者数・入学者数を公表していません)。
| 年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率(志願÷合格) |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 9名 | 6名 | 1.5倍 |
| 2024年度 | 7名 | 2名 | 3.5倍 |
| 2025年度 | 10名 | 9名 | 1.1倍 |
| 2026年度 | 9名 | 5名 | 1.8倍 |
このデータから読み取れるのは次の点です。
- 母数が7〜10名と小さいため、年度による振れが非常に大きい試験です。2024年度は志願7名に対し合格2名で3.5倍でしたが、2025年度は志願10名に対し合格9名でほぼ全員が合格に近い1.1倍でした。単年の倍率だけで難易度を判断するのは危険です。
- 学科ごとの募集は1〜2名で、大学公表の学科別データでも志願者が0名の年度がある学科(2023〜2025年度の物理科学科など)が複数あります。志望学科の過去の応募状況は、出願前に確認しておく価値があります。
- 建築都市デザイン学科は一般編入学の募集がありません。2027年度入学試験要項の募集学科に同学科の記載はなく、2023〜2026年度の試験結果でも一般編入学の欄は空欄です(2026年度は推薦編入学のみ志願3名・合格3名)。同学科を志望する場合は出願区分そのものが異なる点に注意してください。
学科別の志願者数・合格者数(直近2年度)
| 学科 | 2025年度 志願/合格 | 2026年度 志願/合格 |
|---|---|---|
| 物理科学科 | 0/0 | 1/1 |
| 電気電子工学科 | 2/1 | 2/2 |
| 電子情報工学科 | 2/2 | 1/0 |
| 機械工学科 | 3/3 | 1/0 |
| ロボティクス学科 | 1/1 | 2/1 |
| 環境都市工学科(環境システム工学コース) | 1/1 | 1/0 |
| 環境都市工学科(都市システム工学コース) | 1/1 | 1/1 |
出典: 立命館大学「入学試験結果データ」(大学公式サイト、一般編入学試験)および学校法人立命館「編入学試験志願者・合格者数」(各年5月1日現在)。最新の2026年度については、両ソースの学部計が一致することを編入総研編集部で確認しています(学校法人側は最新年度のみ掲載)。学科ごとの人数が1〜3名と小さいため、パーセンテージや倍率にすると誤差が大きくなるおそれがあります。ここでは公表された実数のみを掲載しています。
出題傾向(過去問分析)
立命館大学理工学部の一般編入学は、数学・物理学の2科目が必須で選択科目はありません。大学は過去3年分(2024・2025・2026年度)の入学試験問題を公式サイトで公開しており、この記事ではその3年分を編入総研編集部が読み比べて出題の「型」を整理しました(著作権の観点から、設問そのものは記載していません)。
数学:微分方程式・ベクトルが3年連続、行列・複素数は直近2年で出題
| 年度 | 大問ごとの主なテーマ |
|---|---|
| 2024年度 | 導関数の定義からの導出/合成関数の微分/定積分(面積の比較)/微分方程式(2階線形同次)/ベクトル(内積・外積・単位ベクトル)/空間内の直線と平面の方程式 |
| 2025年度 | 導関数(商の微分・合成関数)/不定積分(部分分数分解・置換積分)/微分方程式(2階線形非同次)/行列方程式/ベクトル(内積・外積・垂直な単位ベクトル)/複素数(オイラー形式とn乗) |
| 2026年度 | 導関数の定義からの導出/積の微分(指数関数×三角関数)の1階・2階導関数/定積分(三角関数の直交性・逆正接型)/微分方程式(同次・非同次の2問)/行列(積・固有値・固有ベクトル)/ベクトル(直交条件・単位ベクトル)/複素数(極形式とn乗) |
3年分を通じて、「導関数」「微分方程式(2階線形)」「ベクトル(内積・外積・単位ベクトル)」の3分野は3年連続で出題されています。導関数は2024・2026年度が「定義にさかのぼって導け」という形式、2025年度は商の微分・合成関数の計算でした。行列と複素数は2025・2026年度の2年連続で出題があり、2024年度は代わりに空間内の直線と平面の方程式が出ています。積分は定積分・不定積分・面積比較と年度によって出題形式が変わる分野です。学習は、大学1〜2年次で学ぶ微分積分・線形代数・微分方程式・複素数の基礎を、公式を覚えるだけでなく計算力を伴って一通り仕上げることが対策の柱になります。大問ごとの配点は公表されていませんが、微分方程式(同次・非同次の一般解、初期条件からの特殊解)と行列の固有値・固有ベクトルは直近年度で複数の小問に分かれており、優先して仕上げたい分野です。
物理学:力学と電磁気学(または回路)の大問2問構成
| 年度 | 大問ごとの主なテーマ |
|---|---|
| 2024年度 | 大問I 力学(ばねと質点の単振動、非慣性系との比較)/大問II 電磁気学(一様電場中に置いた導体円柱の静電誘導) |
| 2025年度 | 大問I 力学(万有引力による中心力運動、角運動量保存、有効ポテンシャル)/大問II 電磁気学(同心導体球殻、ガウスの法則、電位) |
| 2026年度 | 大問I 力学(1次元衝突、運動量保存則、反発係数とエネルギー損失)/大問II 電気回路(RC回路の過渡現象とLC回路の振動を微分方程式で解く融合問題) |
物理学は大問2問構成が3年連続で続いており、大問Iは力学が固定です。ただし単元は単振動、中心力・万有引力、衝突と反発係数というように年度でローテーションしています。大問IIは2024・2025年度が電磁気学(静電気・ガウスの法則)でしたが、2026年度は電気回路の過渡現象に変わりました。「大問IIは電磁気学」と決めつけず、回路分野(RC回路の過渡現象、LC回路の振動)まで含めて準備しておくのが安全です。また、運動方程式や回路方程式を微分方程式として立てて解かせる設問が目立ち、物理学の答案でも数学の微分方程式の計算力がそのまま問われます。学習は、力学(単振動・中心力・衝突・保存則)と電磁気学(クーロンの法則・ガウスの法則・導体の性質)の標準的な範囲を一通り押さえたうえで、電気回路の基礎(コンデンサー・コイルを含む回路方程式)にも触れておくと、大問IIの出題範囲が変わっても対応しやすくなります。
合格ロードマップ(時期別の考え方)
立命館大学理工学部について編入総研に寄せられた合格体験談・試験直後アンケートは、現時点でまだ確認できていません。そのため、この節は特定の合格者の実例ではなく、試験日程と出題傾向の分析にもとづく一般的な対策の考え方として紹介します。試験日(11月下旬)から逆算したスケジュールの一例です。
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1年半〜1年前:TOEICの受験計画
出願資格として求められるTOEIC L&Rスコアは「出願期間最終日から遡って2年以内」の受験分に限られます。専門科目の対策が本格化する前に、TOEICのスコアをある程度固めておくと、直前期を数学・物理学に集中させやすくなります。TOEIC IPテストは対象外なので、公開テストの受験計画を早めに立てておく必要があります。
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半年〜3か月前:数学・物理学の基礎固め
数学は微分積分・線形代数(行列の固有値・固有ベクトルを含む)・微分方程式・複素数、物理学は力学と電磁気学(または電気回路)を、大学基礎科目の教科書レベルで一通り演習します。過去問は選択科目ではなく数学・物理学の2科目とも必須のため、どちらか一方に偏らない配分が重要です。
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直前3か月:過去問演習と出願書類
大学公式サイトで公開されている過去3年分の過去問(数学・物理学)を、80分の時間配分を意識して解きます。出願期間は10月中旬〜下旬と短いため、志望理由書(800字・手書き)や成績証明書などの出願書類は、この時期までに準備を終えておきます。環境都市工学科志望者は、出願時に環境システム工学コース/都市システム工学コースのどちらかを選ぶ必要がある点も確認しておきましょう。
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直前期(10月〜11月): 総仕上げ
2026年度の物理学で大問IIが電気回路に変わったように、出題範囲は年度によって変化します。力学・電磁気学・電気回路のどれが出ても対応できるよう、公式の丸暗記ではなく現象の理解と計算力の両方を仕上げます。TOEICスコアの証明書提出手続き(国内受験の場合は公開テストスコア確認サービスでの申請)も、合格発表後にあわてないよう手順を事前に確認しておくと安心です。
併願戦略
入学試験要項には「専願ではありません」と明記されており、立命館大学理工学部は他大学との併願を前提に受験できます。募集人員が学科ごとに1〜2名と少ないため、多くの受験生が併願を検討する試験でもあります。試験科目(数学・物理学の専門筆記+TOEIC)が近い大学を選ぶと、対策の追加負担を抑えられます。
- 英語外部試験スコア活用型の大学: 法政大学理工学部も英語外部試験(TOEIC L&R等)のスコアを判定に使う方式です。ただし2027年度入学試験要項では3年次編入は指定校推薦のみの実施で、一般公募の対象は2年次編入です。志望する年次を確認したうえで検討してください。
- 関関同立の理工系学部: 同志社大学理工学部、関西大学システム理工学部は数学・物理学を中心とした専門筆記という点で試験構造が近く、試験時期も近接しているため比較検討されやすい併願先です。
- 関西の理工系全般: 近畿大学理工学部、甲南大学理工学部も併願候補として検討されることが多い大学です。
併願先ごとに出願期間・必要な英語外部試験の種類(TOEICのみか、TOEFL・IELTSも可か)が異なります。スケジュールが重ならないか、夏までに各大学の要項で確認しておきましょう。
おすすめ参考書
立命館大学理工学部の出題科目(数学・物理学)に対応する分野の参考書を、編入総研の参考書データベースとの対応が確認できたものから紹介します。各カードをタップすると詳しいレビュー記事に移動できます。
漆原の物理最強の99題(物理基礎・物理)物理(力学・電磁気)
演習しよう力学(学期末・大学院入試問題)物理(力学)
弱点克服 大学生の初等力学物理(力学)
力学(栗田進・小野隆)物理(力学)
新微分積分I数学(微分積分)
応用数学(岡本和夫)数学(微分方程式・複素関数)
「漆原の物理最強の99題」は力学・電磁気学の両方を収録しており、大問IIの出題範囲が変わっても対応しやすい1冊です。残りの物理書は力学の演習量を増やしたい場合に、数学2冊は微分方程式・複素数・ベクトルなど頻出テーマの補強に活用してください。
よくある質問
立命館大学理工学部の編入試験に面接はありますか?
2027年度入学試験要項によると、選考方法は数学(100点)・物理学(100点)の筆記試験とTOEIC L&Rスコアの得点換算(99点)の合計で判定され、面接は実施されません。要項が選考方法として挙げているのは筆記試験2科目と英語スコアのみです(志望理由書は出願書類として提出しますが、選考方法としての記載はありません)。
TOEICは何点あれば立命館大学理工学部に編入合格できますか?
大学は合格基準点を公表していません。TOEIC L&Rのスコアは「スコア÷10(小数点以下四捨五入)」で得点換算され、満点は99点です。数学100点・物理学100点とあわせた299点満点の中でTOEICの配点は約3割を占めるため、専門科目だけでなく英語スコアの上積みも合否に直結します。
立命館大学理工学部の編入試験の出願資格は?
一般編入学は、2027年3月31日までに短期大学または高等専門学校を卒業(見込み含む)し、かつ出願期間最終日から遡って2年以内に受験したTOEIC L&Rの証明書を提出できる者が対象です(TOEIC IPテストは対象外)。大学に2年以上在学し60単位以上を修得した者は、別区分の「転入学試験」として出願します。詳細な条件は必ず大学公式の最新の入学試験要項で確認してください。
立命館大学理工学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?
大学が公表する入学試験結果データによると、理工学部の一般編入学(学部計)は2023年度志願9名・合格6名、2024年度志願7名・合格2名、2025年度志願10名・合格9名、2026年度志願9名・合格5名でした。志願者数÷合格者数で計算すると1.1倍〜3.5倍の間で年度により大きく変動しています。大学は志願者数と合格者数のみを公表しており、受験者数・入学者数は公表していません。
学科によって受かりやすさは違いますか?
一般編入学の募集人員は学科ごとに1〜2名と少なく、大学公表の学科別データでも志願者が0名の年度がある学科(例: 2025年度の物理科学科)がある一方、機械工学科のように年度によっては3〜4名の志願者が集まる学科もあります。母数が小さいため単純な比較はできませんが、志望学科の過去の応募状況は出願前に確認しておく価値があります。
建築都市デザイン学科は一般編入学で受験できますか?
2027年度入学試験要項では、建築都市デザイン学科は一般編入学(数学・物理学・TOEICでの選抜)の募集対象に入っていません。大学公表の実施状況でも同学科の一般編入学は例年募集がなく、推薦編入学の枠のみとなっています。建築都市デザイン学科を志望する場合は、出願資格が異なる推薦編入学の条件を大学に確認してください。
出題される科目に選択の余地はありますか?
ありません。一般編入学は数学と物理学の2科目が必須で、選択科目はありません。TOEICも学力試験ではなくスコア証明書の提出による得点換算のため、対策の優先順位は「数学・物理学の専門2科目をどちらも仕上げる」ことに絞られます。
立命館大学理工学部の編入試験と併願はできますか?
入学試験要項に「専願(受験の際、立命館大学のみを志願すること)ではありません」と明記されており、他大学との併願が可能です。同じ関関同立の理工系学部(同志社大学理工学部、関西大学システム理工学部など)は数学・物理学を中心とした専門筆記という試験構造が近く、試験時期も近接しているため、併願先として比較検討されやすい傾向があります。
TOEICスコアの証明書はいつまでに必要ですか?
出願期間(2027年度は2026年10月16日〜10月23日)最終日から遡って2年以内に受験したTOEIC L&Rのスコアが対象です。合格後は、第1次入学手続書類提出期日までに「公開テストスコア確認サービス」で大学へ直接スコアを送付する申請が必要になります(国内受験の場合)。出願直前ではなく、逆算して余裕を持った時期に受験しておくことが重要です。
まとめ
立命館大学理工学部の編入試験は、「数学・物理学の専門筆記2科目」+「TOEICスコアの得点換算」というシンプルな配点構成でありながら、学科ごとの募集が1〜2名と少なく、大学公表データを見ても倍率は年度によって1.1倍〜3.5倍と大きく振れる試験です。過去問分析では、数学の導関数・微分方程式・ベクトル(3年連続)と行列・複素数(直近2年)、物理学の力学(大問Iで固定)と電磁気学・電気回路(大問IIでローテーション)という出題の「型」が確認できます。選択科目がない以上、数学・物理学の両方を仕上げることが前提になり、そのうえでTOEICスコアを早めに固めておくことが合否を左右します。まずは志望学科の過去の応募状況と出願資格を確認し、TOEICの受験計画から準備を始めてください。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
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この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は立命館大学が公表する入学試験要項・入学試験結果データをもとに確認し、出題傾向は大学公式サイトで公開されている過去問題の分析にもとづいています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年9月6日

