四国大学経営情報学部の編入|経営情報は小論文・メディア情報は筆記
この記事で分かること
- 経営情報学部の編入は3年次のみで、募集は経営情報学科5名・メディア情報学科4名(3回通算)であること
- 2学科で試験の形式そのものが違うこと(経営情報=小論文600字/メディア情報=筆記試験)
- メディア情報学科は1年次の募集を停止しているが、編入では2027年度も募集があること
- 62単位の要件がかかるのは「大学に2年以上在学」の区分だけで、短大卒・大卒・高専卒には単位の指定がないこと
- インターネット出願がなく、要項の取り寄せが事実上の第一関門であること
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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四国大学経営情報学部の編入学試験は、3年次編入だけです。2027年度(令和9年度)編入学試験要項の冒頭に「本編入学試験は3年次編入学です」と明記されていて、2年次の枠はありません(2年次は編入ではなく転入学の扱いで、入試課への個別照会になります)。
そして、この学部でいちばん大事なのは2つの学科で試験の形式が違うことです。経営情報学科は「経営・経済・財政・行政などに関する小論文(600字以内)」、メディア情報学科は「情報科学・情報メディアに関する筆記試験」です。メディア情報学科は小論文ではありません。準備の中身が根本から変わるので、学科を決めないと勉強を始められません。
試験は年3回あり、2027年度のⅠ期(2026年7月12日)はすでに終了しています。これから出願できるのはⅡ期(試験2026年12月13日・出願2026年11月16日〜12月2日必着)とⅢ期(試験2027年3月14日・出願2027年2月12日〜3月1日必着)の2回です。ただし募集人員(経営情報学科5名・メディア情報学科4名)はⅠ期からⅢ期を通じての人数で、期ごとの枠ではありません。この記事は要項の原本と大学公式サイトの2つを突き合わせて整理しています。
結論:要点はこの表で足ります
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集単位 | 経営情報学科/メディア情報学科(学科単位で募集。コースは入学後) |
| 入学年次 | 3年次のみ(2年次は編入ではなく転入学扱いで、入試課への照会) |
| 募集人員 | 経営情報学科5名/メディア情報学科4名(定員も同数)。Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期を通じての人数です |
| 試験日 | Ⅰ期 2026年7月12日(日)終了/Ⅱ期 2026年12月13日(日)/Ⅲ期 2027年3月14日(日) |
| 出願期間 | Ⅰ期 2026年6月15日〜7月1日(終了)/Ⅱ期 2026年11月16日(月)〜12月2日(水)必着/Ⅲ期 2027年2月12日(金)〜3月1日(月)必着 |
| 試験場 | Ⅰ期〜Ⅲ期とも四国大学(徳島市応神町古川字戎子野123-1) |
| 試験科目 | 経営情報学科=経営・経済・財政・行政などに関する小論文(600字以内)/メディア情報学科=情報科学・情報メディアに関する筆記試験 |
| 選考方法 | 提出書類、専門に関する筆記試験・小論文・実技、面接を総合的に審査。配点は公表されていません |
| 当日の流れ | 受付8:50〜/筆記試験・小論文 9:20〜10:10(50分)/面接 10:30〜(個人面接15分程度) |
| 出願資格 | 7区分のいずれか(大学2年以上在学+62単位/専門学校/高校等専攻科/短大卒/大学卒/高専卒/外国14年課程) |
| 英語スコア | 提出要件・加点・免除のいずれもありません |
| 入学検定料 | 30,000円(所定用紙で金融機関の窓口から払い込み) |
| 出願方法 | 本学所定の出願封筒で簡易書留郵便、または入試課へ持参。インターネット出願はありません |
| 合格発表 | Ⅱ期 2026年12月18日(金)/Ⅲ期 2027年3月19日(金)。本人宛に通知(電話での問い合わせ不可) |
| 単位認定 | 70単位を上限とする(卒業必要単位は124単位以上) |
出典: 四国大学「2027年度(令和9年度)編入学試験要項」(25頁)および大学公式サイトの編入学試験ページ。数値は要項の原本を画像で目視し、大学サイトの表と1項目ずつ突き合わせて一致を確認しています。年度によって変わります。出願前に必ず最新の要項をご確認ください。
試験科目は2学科で形式が違う
四国大学の編入学試験は、学科ごとに1科目だけ課されます。学部で共通の科目はありません。経営情報学部の2学科は、次のように分かれます。
| 学科 | 筆記試験・小論文(9:20〜10:10=50分) |
|---|---|
| 経営情報学科 | 経営・経済・財政・行政などに関する小論文(600字以内) |
| メディア情報学科 | 情報科学・情報メディアに関する筆記試験 |
出典: 2027年度編入学試験要項「4 選考方法」。学科名と科目の対応は、原本の画像で行のずれがないことを確認し、大学サイトの表とも一致しています。
ここは読み違えると準備が丸ごと無駄になる箇所です。メディア情報学科の欄に書かれているのは「筆記試験」で、小論文ではありません。要項は生活科学部の3学科や経営情報学科については「小論文(600字以内)」と字数まで書いているのに対し、メディア情報学科には字数の指定がありません。小論文の練習だけをして情報科学の筆記に臨むことにならないよう、学科を先に確定させてください。
経営情報学科の小論文は「600字以内・50分」です。長文を書かせる試験ではありません。50分のうち構想に使える時間を差し引くと、実際に書く時間は30分前後です。要項が挙げている分野は経営・経済・財政・行政などで、企業の話だけでなく行財政まで含むのが特徴です。学科が公共・地域経営コースを置き、公務員志望向けのキャリア養成プログラム(経営情報学部CCP)を用意していることを踏まえると、行政・地域の話題が視野に入っているのは自然です。600字で結論・根拠・具体例をそろえる型を、時間を計って身体に入れておくのが実際的です。
メディア情報学科は「情報科学・情報メディア」の筆記試験です。要項に書かれているのはこの一行だけで、出題される具体的な科目名(数学・プログラミングなど)や配点は公表されていません。学科のコース構成がeビジネス/メディアデザイン/情報システムであることから範囲の広さは推し量れますが、それは大学が公表した出題範囲ではありません。推測で範囲を絞るより、後述する過去問の公表を確認するほうが確実です。
面接は2学科共通で、個人面接15分程度です。要項は選考方法を「提出書類、専門に関する筆記試験・小論文・実技、面接を総合的に審査し、合格者を決定します」とだけ書いており、筆記と面接の配点比率は公表されていません。提出書類が審査対象に明記されている以上、志願票の〈志望の理由〉欄と〈編入後取得希望免許・資格〉欄は、面接で使われる前提で書くべきです。
編入学試験の過去問が公表されています(メディア情報学科のみ)
四国大学は「教育情報の公表」のなかで、編入学試験の試験問題を情報公開の対象にしています。経営情報学部で掲載があるのはメディア情報学科(Ⅱ期・Ⅲ期)で、経営情報学科は掲載されていません(ページには「小論文についての解答例は公表していません」との注記があります)。
公開ページは大学公式サイトの「入学者の選抜について」で、「⑨ 編入学試験」の項目に置かれています。メディア情報学科を志望するなら、まずここを開いてください。著作権の観点から、この記事では設問の中身や出題分野には触れていません。掲載されているのは実際に使われた問題そのものなので、公表されていない出題傾向を人づてに探すより、公式に出ている現物を見るほうが確かです。なお「著作権の都合により、一部の問題・解答を掲載していない場合があります」と大学が断っています。
メディア情報学科は1年次の募集を停止。それでも編入は募集あり
ここは他のどの情報源にも書かれていないのに、読者の判断を大きく変える点です。
メディア情報学科は、1年次の募集をすでに停止しています。大学サイトの学部ページは「経営情報学部には、経営情報学科を設置しています」と書いており、学部・学科のメニューにもメディア情報学科は並んでいません。大学が公表している入学者推移(令和4〜8年度)でも、メディア情報学科の令和8年度(2026年度)の欄は斜線になっており、代わりにデジタル創生学部デジタル創生学科(2026年4月新設)に86名が入学しています。
それでも、2027年度の編入学試験要項はメディア情報学科を募集人員4名で掲載しています。要項の募集人員表(2026年5月作成)にも、大学サイトの編入学試験ページの表にも、経営情報学科5名と並んでメディア情報学科4名が載っています。矛盾ではありません。編入は在学中の学年に入る制度なので、1年次の募集を止めた学科にも、上級学年が残っているあいだは編入できます。
判断に効くのはこの2点です。①メディア情報学科は2027年度の編入では確かに募集されている(要項と大学サイトの両方で確認できます)。②ただし1年次の募集は止まっており、新入生はデジタル創生学部に入っています。学科としてどこまで存続するかは大学が公表していないため、この記事では断定しません。
気になる場合は、出願前に入試課(TEL 088-665-9908)へ確認してください。単位認定の見込みを問い合わせるときに、あわせて聞くのが効率的です。なおデジタル創生学部は編入学試験の募集学科一覧に入っていませんので、デジタル創生学科への編入という選択肢は2027年度には用意されていません。
出願資格は7区分。62単位は全員の条件ではない
ここを読み違えると、出願できるのにあきらめることになります。要項は「次の項目のいずれかに該当する者」として7つの区分を並べており、62単位という数字は(1)の区分にだけかかります。
| 区分 | 条件 |
|---|---|
| (1) 大学在学 | 大学に2年以上在学(休学期間をのぞく)し、62単位以上修得した者および修得見込みの者(2027年3月までに2年以上在学となる者を含む) |
| (2) 専門学校 | 大学入学資格を有する者で、専修学校の専門課程(修業年限2年以上かつ総授業時数1,700時間以上)を修了した者・2027年3月修了見込みの者 |
| (3) 高校専攻科 | 大学入学資格を有する者で、高等学校・中等教育学校の後期課程・特別支援学校の高等部の専攻科の課程(修業年限2年以上ほか文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した者・修了見込みの者 |
| (4) 短期大学 | 短期大学を卒業した者・2027年3月卒業見込みの者 |
| (5) 大学卒業 | 大学を卒業した者・2027年3月卒業見込みの者 |
| (6) 高等専門学校 | 高等専門学校を卒業した者・2027年3月卒業見込みの者 |
| (7) 外国の課程 | 外国において学校教育における14年の課程を修了した者またはこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの(2027年3月末までに修了見込みの者を含む) |
出典: 2027年度編入学試験要項「2 出願資格」。条文は原本の画像と大学サイトの本文の両方で確認しています。看護学部看護学科だけは別建ての4区分で、経営情報学部には適用されません。
短大生・大卒者・高専生・専門学校生に62単位の要件はかかりません。(4)(5)(6)は「卒業(見込み)」だけが条件で、単位数の指定はありません。(2)の専門学校は単位ではなく「修業年限2年以上かつ総授業時数1,700時間以上」という別の基準です。学科・専攻の分野を限定する条件もないので、経営や情報の分野を学んでいなくても出願できます(看護学科だけが看護系に限定されています)。
英語の外部スコア(TOEIC・英検など)の提出要件は、経営情報学部にはありません。スコアで加点される制度も、当日の試験が免除される制度も要項にはありません。
ただし外国人留学生(「留学」の在留資格で入学しようとする方)は別条件で、日本語能力試験N2以上、J.TEST実用日本語検定C級以上、日本語NAT-TEST2級以上等のいずれかの取得が必要です。あわせて日本語の証明書の写し・在留カード両面の写し・パスポートの写しの提出が求められます。
出願は「所定用紙」で決まる。資料請求が最初の関門
四国大学の編入学試験には、インターネット出願がありません。提出書類は7点で、そのうち次の4点は本学所定の用紙です。所定用紙は編入学試験要項に綴じ込まれているため、要項を取り寄せない限り出願できません。
- 志願票(写真貼付)・履歴書(裏面)……所定用紙。志願票には〈志望の理由〉と〈編入後取得希望免許・資格〉の記入欄があります
- 写真票・受験票・入学検定料納付書(提出用)……所定用紙。切り離さずに提出します
- 履修中および履修予定の科目・単位一覧……所定用紙。在学中の方は科目名・単位数を書き出す必要があります
- 通知用宛名ラベル……3枚ともすべてに記入し、切り離さない
加えて、出願資格を証明する書類、出身学校の単位修得成績証明書、そして入学検定料30,000円の払込済証明書が必要です。資格の証明書は区分ごとに違い、(1)なら「在学期間を明記した在学証明書」、(2)なら専門課程の修了(見込)証明書または専門士の称号の証明書、(4)(5)(6)(7)なら卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込証明書です((3)高校等専攻科の方は入試課へ問い合わせるよう要項が案内しています)。
検定料は所定の用紙で金融機関の窓口から払い込み、取扱銀行の領収印がある「入学検定料払込済証明書」を納付書にのり付けして提出します。コンビニ払いやクレジットカードの案内はありません。窓口が開いている平日の時間に動く必要があるので、出願期間の最終日に慌てないよう前倒しで済ませてください。
証明書は「出願前3か月以内に証明したもの」に限られます。早く取りすぎた証明書は使えません。Ⅱ期(出願2026年11月16日〜12月2日)なら、8月下旬以降に発行された証明書である必要があります。逆に言えば、9月以降に依頼すれば足ります。
要項そのものは資料請求で取り寄せます。大学サイトの「資料請求(社会人・編入学・留学生)」から請求すると、要項と出願書類が同封されて届きます。デジタルパンフレットでも中身は読めますが、所定用紙は現物でなければ使えません。到着までの日数があるので、Ⅱ期を受けるなら10月中には請求を済ませておくのが安全です。
出願先は四国大学 入試課(本館3館・〒771-1192 徳島市応神町古川字戎子野123-1)。郵送する場合は所定の出願封筒に入れて簡易書留郵便、持参する場合の受付時間は9:30〜16:00(土・日・祝日をのぞく)です。いったん提出した出願書類と入学検定料は返還されません。また要項には「上記の出願書類のほかに、追加書類の提出を求めることがあります」との注記もあります。
受験上の配慮が必要な方は、出願開始日までに入試課へ相談することになっています。出願締切ではなく出願期間の開始日が期限である点に注意してください。
2027年度の日程といま何をするか
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2026年7月12日
Ⅰ期試験(終了)。出願は6月15日〜7月1日必着、合格発表は7月24日でした。すでに終わっているので、いま準備するのはⅡ期以降です
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2026年9月〜10月
要項の資料請求と証明書の準備。所定用紙が同封されて届きます。証明書は出願前3か月以内のものに限られるので、9月以降に在学(卒業見込)証明書と単位修得成績証明書を依頼します
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2026年11月16日(月)〜12月2日(水)必着
Ⅱ期の出願期間。消印有効ではなく必着です。検定料30,000円は金融機関の窓口で払い込み、払込済証明書を納付書にのり付けして同封します
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2026年12月13日(日)
Ⅱ期試験(四国大学)。受付8:50〜、筆記試験・小論文9:20〜10:10、面接10:30〜。試験開始20分前までに入室。遅刻は開始後20分以内までしか認められず、時間の延長もありません
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2026年12月18日(金)
Ⅱ期の合格発表。本人宛に通知され、合格者には合格通知書と入学手続書類が郵送されます。入学金・学費等の納入締切は2027年1月19日(火)消印有効
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2027年2月12日(金)〜3月1日(月)必着
Ⅲ期の出願期間。試験は3月14日(日)、合格発表3月19日(金)、納入締切3月26日(金)消印有効。合格から納入まで1週間しかないので、費用の準備は出願前に済ませておきます
「必着」と「消印有効」が逆なので取り違えないでください。出願はすべて必着(締切日に大学へ届いていること)、入学金・学費等の納入は消印有効です。出願は簡易書留の到着日数を見込んで、締切の3日前には投函しておくのが安全です。
Ⅱ期とⅢ期は同じ学科をもう一度受け直せます。ただし前述のとおり募集人員(5名/4名)は3回を通じた枠です。要項には「欠員が生じた場合に限り募集する」といった条件は書かれておらず、Ⅰ期からⅢ期まで3回の日程がはじめから公表されています。それでも後の期ほど残っている枠が読めないことは織り込んでおくべきです。受けられるなら早い期のほうが有利です。
学内併願は想定されていません
受付から面接まで、全学部・全学科が同じ1つの時間割で動きます(受付8:50〜/筆記試験・小論文・実技9:20〜10:10/面接10:30〜)。要項に併願を認める記載はなく、同じ期に経営情報学科とメディア情報学科の両方を受ける形は想定されていないと読むのが自然です。学科を迷っている場合は、出願前に入試課へ確認してください。科目の形式が小論文と筆記試験で違う以上、どちらつかずの準備は不利になります。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
倍率は公表されていません
四国大学は、編入学試験の志願者数・合格者数を公表していません。次の2つの経路で確認しました。
- 大学の「教育情報の公表」内の「入学者の選抜について」に載っているのは編入学試験の試験問題(一部学科)だけで、志願者数・合格者数の集計はありません
- 「Ⅰ.教育研究上の基礎的な情報」「Ⅱ.修学上の情報等」「Ⅳ.その他の情報」にも、入試区分別の志願者・合格者を示す資料はありません。公表されている入学者推移は学科別の入学者数であって、入試区分ごとの内訳ではありません(推薦・一般・編入などがすべて合算された数字です)
数字が公表されていない以上、倍率から難易度を語ることはできません。「募集人員が少ないから競争率が高い」という言い方は、志願者数を1件も知らないまま結論を出していることになります。判断材料として使えるのは、募集人員が経営情報学科5名・メディア情報学科4名で3回通算であること、選考が50分の筆記・小論文と15分の個人面接に提出書類を加えた総合審査であることの2点です。
入学後:認定は70単位上限、卒業は124単位
編入後の見通しは、認定単位の上限で決まります。要項の「3 認定単位」に、学部ごとの数字が表で示されています。
| 項目 | 経営情報学部の場合 |
|---|---|
| 卒業必要単位数 | 124単位以上(全学共通科目:必修18単位(うち英語4単位)・選択12単位以上/専門科目76単位以上) |
| 3年次編入の認定単位数 | 全学共通の必修(英語)14〜18単位、選択科目12単位以上。合計70単位を上限とする |
| 英語の条件 | 前学での英語の修得単位が4単位未満の場合は、4単位を満たすよう編入学後に履修すること |
| 免許・資格関連科目 | 個別に単位認定。教育職員免許状の取得希望者は、所有する免許状の写しと前学の「学力に関する証明書」を提出(前学が専門学校の場合は所定科目の単位を四国大学で修得) |
| 必要な書類 | 出身学校の単位修得成績証明書と、履修した科目のシラバス(コピー可) |
出典: 2027年度編入学試験要項「3 認定単位」。表は原本の画像で列見出しごと確認しています(専門科目76単位以上は文学部・経営情報学部にかかる欄です)。生活科学部・看護学部は数字が違うので、他学部の記事の数値を当てはめないでください。
124単位のうち最大70単位が認定されるので、残り54単位以上を2年で積むことになります。年27単位なら現実的な範囲ですが、要項自身が「編入学科の特性や希望免許・資格の関連から、修得すべき単位数が多い者は、編入学後2年間で卒業できないことがあります」と注意しています。教員免許を狙う場合はここが効いてきます。
認定される見込みは、出願前に問い合わせられます。要項は「事前におおよその認定可能単位数および取得を希望する資格や免許状の制約等について確認したい者は、入試課に問い合わせてください」と案内しており、在学中の方はその際に所定用紙の「履修中および履修予定の科目・単位の一覧」を提出します。2年で卒業できるかどうかを出願前に確かめられるのは、この大学の大きな利点です。四国大学 入試課 TEL 088-665-9908(要項に記載されている番号です)。
取得できる免許・資格
大学が経営情報学科について公表している免許・資格は、次のとおりです。
| 区分 | 経営情報学科 |
|---|---|
| 教育職員免許状 | 高等学校教諭一種免許状(商業)/高等学校教諭一種免許状(情報) |
| 取得をサポートしている資格 | 日商簿記検定/販売士検定/ITパスポート試験/日商PC検定 |
出典: 四国大学 受験生サイト 経営情報学部ページおよび経営情報学科ページ(2か所で同一の記載を確認)。これは学科として案内されている内容で、編入生が2年で取り切れることを保証するものではありません。大学サイトには編入生向けの但し書きがなく、メディア情報学科については学科ページ自体が公開されていないため、この記事では同学科の資格を記載していません。
資格を目当てに編入するなら、出願前に必ず入試課へ確認してください。要項は「免許・資格の取得については、入学前に編入学生全員に対して、取得希望免許・資格の種類と取得済免許・資格の種類について調査します。編入後にその希望も含めた単位認定をします」と定めています。つまり希望を出すのは入学前ですが、その希望が2年で実現するかは個々の既修得単位によって変わるということです。
とくに高等学校教諭一種免許状(商業・情報)は教職課程の科目が上乗せされるため、要項の「2年間で卒業できないことがあります」がそのまま当てはまりやすい領域です。「取れる」と書かれていることと「編入から2年で取れる」ことは別だと考えて、認定見込みの照会とセットで確認するのが安全です。
学費(2027年度)
| 学科 | 半期合計 | 年額 | 初年度合計の目安 |
|---|---|---|---|
| 経営情報学科 | 564,000円 | 1,128,000円 | 約1,302,000円 |
| メディア情報学科 | 574,000円 | 1,148,000円 | 約1,322,000円 |
半期の内訳は授業料350,000円+実験実習・図書費54,000円+施設費110,000円が2学科共通で、差は学科等特別費(経営情報学科50,000円/メディア情報学科60,000円・いずれも半期)だけです。初年度合計は入学金140,000円と研修部費・委託徴収金(前期19,000円+後期15,000円)を加えた目安。後期分の学費は入学後の9月24日〜10月27日に納入します。4年次以降はスライド制です。出典: 2027年度編入学試験要項「4 入学金・学費等」。
納入締切は日程表のとおりで、Ⅲ期は合格発表(2027年3月19日)から納入締切(3月26日)まで1週間しかありません。Ⅲ期を受けるなら、出願の時点で入学金140,000円と前期分の準備を終えておく必要があります。なお入学辞退届(所定用紙)を2027年3月31日(水)必着で提出すれば、入学金以外は返還されます。
また四国大学絆奨学金(100,000円・入学後の申請)があり、四国大学に在籍する学生の兄弟姉妹である場合や、本学卒業生の子・親で生計を同一にする場合などが対象です。ただし四国大学短期大学部を卒業してそのまま四国大学へ編入学する場合は対象外と明記されているので、短期大学部からの内部進学を考えている方は注意してください。
対策の進め方
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まず最初に
学科を1つに決める。経営情報学科は小論文600字、メディア情報学科は情報科学・情報メディアの筆記試験で、準備の中身がまったく違います。ここが決まらないと勉強を始められません
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学科を決めた直後
メディア情報学科なら公表されている過去問(Ⅱ期・Ⅲ期)を確認する。大学の「入学者の選抜について」に置かれています。経営情報学科は掲載がないため、公表されていない傾向を推測しないのが正しい構えです
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出願2か月前
入試課に単位認定の見込みを問い合わせる。在学中なら所定用紙の履修予定一覧が必要です。教員免許を狙うなら、2年で取り切れるかもここで聞いておきます
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出願1〜2か月前
資料請求と証明書の手配。証明書は出願前3か月以内のものに限られます。志願票の〈志望の理由〉と〈編入後取得希望免許・資格〉は面接の材料になるので、書き上げてから見直す時間を取ります
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試験2か月前〜
50分の時間感覚を身体に入れる。経営情報学科は600字を50分で仕上げる練習に絞ります(構想20分・執筆30分の配分が目安)。長い答案を書く試験ではありません
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試験2週間前
面接の準備。個人面接15分。志願票に自分で書いた志望理由と希望資格を、口頭で説明できる状態にします。提出書類も審査対象だと要項に明記されています
よくある質問
四国大学経営情報学部は2年次編入もできますか。
できません。2027年度編入学試験要項は冒頭で「本編入学試験は3年次編入学です」と明記しており、募集人員の表も3年次編入だけを対象にしています。ただし要項の末尾に「四国大学大学院、四国大学および四国大学短期大学部2年次への転入学については、入試課まで照会してください」という案内があります。つまり2年次で入る道が完全に閉じているわけではなく、編入学試験とは別の転入学という枠組みで個別に相談する形になります。転入学は公募の試験ではないため、日程も要件も公表されていません。2年次からの入学を考えている場合は、四国大学入試課(TEL 088-665-9908)へ直接問い合わせてください。
メディア情報学科は募集停止と聞きましたが、編入できますか。
2027年度の編入学試験では募集されています。要項の募集人員表にも大学サイトの編入学試験ページの表にも、メディア情報学科は募集人員4名(Ⅰ期からⅢ期を通じての人数)として掲載されています。一方で、1年次の募集はすでに停止しています。大学サイトの経営情報学部のページは「経営情報学部には、経営情報学科を設置しています」と書いており、学部・学科のメニューにメディア情報学科は並んでいません。大学が公表している入学者推移でも令和8年度(2026年度)の欄は斜線で、代わりにデジタル創生学部デジタル創生学科に86名が入学しています。編入は在学中の学年に入る制度なので、1年次の募集を止めた学科でも上級学年が残っているあいだは編入できます。ただし学科がどこまで存続するかは公表されていないため、出願前に入試課へ確認することをおすすめします。
経営情報学科とメディア情報学科で、試験はどう違いますか。
形式そのものが違います。経営情報学科は「経営・経済・財政・行政などに関する小論文(600字以内)」、メディア情報学科は「情報科学・情報メディアに関する筆記試験」です。メディア情報学科は小論文ではなく、字数の指定もありません。要項は生活科学部の3学科や経営情報学科については字数まで書いているので、この違いは意図的なものと読めます。試験時間はどちらも9時20分から10時10分までの50分で、そのあと10時30分から個人面接15分程度が行われます。配点は公表されていません。準備の中身が根本から変わるため、学科を先に決めてから勉強を始めてください。なお、メディア情報学科については大学が編入学試験の過去問(Ⅱ期・Ⅲ期)を公表していますが、経営情報学科は掲載されていません。
短大生や専門学校生も62単位が必要ですか。
必要ありません。62単位という要件がかかるのは、出願資格(1)の「大学に2年以上在学(休学期間をのぞく)し、62単位以上修得した者および修得見込みの者」という区分だけです。短期大学については(4)で「短期大学を卒業した者および2027年3月卒業見込みの者」とだけ定められており、単位数の指定はありません。専門学校は(2)で「修業年限が2年以上で、かつ、課程の修了に必要な総授業時数が1,700時間以上であるもの」を修了した者とされ、単位ではなく授業時数の基準になっています。高等専門学校は(6)で、大学卒業者は(5)で、いずれも卒業(見込み)だけが条件です。学んできた分野を経営や情報に限定する条件もありません。自分がどの区分で出願するのかを先に確定させてから、必要な証明書を手配してください。
倍率はどれくらいですか。
四国大学は編入学試験の志願者数・合格者数を公表していません。大学の「教育情報の公表」にある「入学者の選抜について」のページには編入学試験の試験問題が一部の学科分だけ掲載されていますが、志願者数や合格者数の集計はありません。「Ⅰ.教育研究上の基礎的な情報」「Ⅱ.修学上の情報等」「Ⅳ.その他の情報」にも入試区分別の志願者・合格者数を示す資料はなく、公表されている入学者推移は学科別の入学者数であって入試区分ごとの内訳ではありません。数字が公表されていない以上、倍率から難易度を語ることはできません。分かっているのは、募集人員が経営情報学科5名・メディア情報学科4名でⅠ期からⅢ期を通じた人数であること、選考が50分の筆記・小論文と個人面接15分に提出書類を加えた総合審査であることの2点です。
ネット出願はできますか。要項は必要ですか。
編入学試験にインターネット出願はありません。志願票・履歴書、写真票・受験票・入学検定料納付書、履修中および履修予定の科目・単位一覧、通知用宛名ラベル、出願封筒はすべて本学所定の用紙で、編入学試験要項に綴じ込まれています。したがって要項を取り寄せないと出願できません。大学サイトの「資料請求(社会人・編入学・留学生)」から請求すると、要項と出願書類が同封されて届きます。デジタルパンフレットでも内容は読めますが、所定用紙は現物が要ります。出願は所定の出願封筒に入れて簡易書留郵便で送るか、入試課へ持参します(受付9:30〜16:00、土・日・祝日をのぞく)。入学検定料30,000円は所定用紙で金融機関の窓口から払い込み、取扱銀行の領収印がある払込済証明書を納付書にのり付けして提出します。コンビニ払いやクレジットカードの案内はありません。
簿記や情報系の資格、教員免許は編入後に取れますか。
大学は経営情報学科について、高等学校教諭一種免許状(商業)と高等学校教諭一種免許状(情報)を取得可能な免許として公表しています。また日商簿記検定・販売士検定・ITパスポート試験・日商PC検定を「取得をサポートしている資格」として挙げています。ただしこれは学科としての案内で、編入生が2年で取り切れることを保証するものではありません。要項は「編入学科の特性や希望免許・資格の関連から、修得すべき単位数が多い者は、編入学後2年間で卒業できないことがあります」と明記しており、教職課程はまさにこれが当てはまりやすい領域です。免許・資格の希望は入学前に編入学生全員に調査され、そのうえで単位認定が行われます。教育職員免許状を希望する場合は、所有する免許状の写しと前学での「学力に関する証明書」の提出が必要です。出願前に入試課へ問い合わせれば、おおよその認定可能単位数と資格・免許の制約を確認できます。
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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。出願資格の読み解きから、学科ごとの小論文・筆記対策、志望理由の言語化と面接練習まで、一人ひとりの状況に合わせて伴走します。
この記事は四国大学が公表している2027年度(令和9年度)編入学試験要項および大学公式サイトの情報にもとづいて作成しています。出願前には必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

