
東京海洋大学の編入試験|学部別の募集人員・試験科目・日程と対策
東京海洋大学では、海洋工学部と海洋生命科学部で3年次編入試験が実施されています。募集人員はいずれも若干名で、試験科目は学部ごとに大きく異なり、海洋工学部は数学、海洋生命科学部は面接・口頭試問となっています。出願資格も学部によって設定が異なり、海洋生命科学部ではTOEFLやTOEICのスコアを持つ人向けの区分も設けられています。試験日は学部間で重なっていないため、日程面では両学部を検討しやすい形になっています。この記事では、出願資格の確認方法から科目対策、学習計画の立て方までを順に説明します。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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東京海洋大学で編入試験を実施している学部
編入試験の内容は学部ごとに大きく違います。募集人員・出願期間・試験日・選抜方法を学部単位でまとめました。学部によっては、過去に何が出題されたか、受けた人が試験直後に書いた記録も同じ枠の中で開けます。学部名から、その学部だけの詳しい対策記事にも進めます。
海洋工学部
3年次2027年度入試
- 募集人員
- 若干名
- 出願期間
- 2026年5月18日 ~ 2026年5月22日
- 試験日
- 2026年6月12日
- 合格発表
- 2026年7月10日
- 選抜方法
- 数学,外国語1(英語:読解・総合問題),外国語2(英語:英作文)
海洋工学部で過去に出題された内容
募集要項の科目ごとに、過去に問われた分野を並べました。「◯◯の分野」は出題された内容の呼び名で、科目名ではありません。著作権の観点から、設問そのものは掲載していません。年度により出題は変わります。
英語募集要項での科目
英語の分野出題形式:英作文・長文読解・英文和訳
繰り返し問われているテーマ現在完了・受動態・過去形・語句整序・不足語補充・語順整序・人工知能・仮定法過去完了・過去完了・条件節
実際に問われた内容
- 昨夜の雨を条件とした仮定法過去完了構文で、現在の地面の状態を表現する英文完成問題
- 明日の降雨を条件とした仮定法で、試合中止の帰結を表現する英文完成問題
- 電話が鳴っているのを聞いたという知覚構文を使う英文完成問題
- 終電に遅れた事実と、すべき行為を後悔する表現の英文完成問題
- 買い物を楽しむ行為が百貨店の閉店時間まで続いた状況を表現する英文完成問題
数学募集要項での科目
数学の分野出題形式:計算
繰り返し問われているテーマ重積分・固有値・置換積分・行列式・連立1次方程式・固有ベクトル・不定積分・部分分数分解・有理関数・定積分
実際に問われた内容
- 4×4行列式が0となる実数aをすべて求める。
- 連立1次方程式が解を持つための定数a,bを定め、そのときの解を求める。
- 3×3対称行列を対角化する正則行列Pと対角行列Bを求める。
- 3次多項式の分母を持つ有理関数の不定積分を計算する。
- 与えられたヒント(y=e^x)を用いて定積分の値を求める。
筆記試験募集要項での科目
小論文の分野出題形式:小論文
繰り返し問われているテーマメリット・デメリット・カーボンニュートラル・内燃機関自動車・電気自動車・温室効果ガス削減・代替燃料・バイオディーゼル・太陽光発電・再生可能エネルギー・工学的観点
実際に問われた内容
- 石油ストーブ、電気ストーブ、ヒートポンプの3つの暖房方式について、燃料発熱量とCO2排出量のデータを踏まえて、環境・省エネルギーの工学的観点から比較評価する。
- 船舶分野におけるカーボンニュートラル実現の事例を1つ挙げ、その技術のメリットと利用上の課題を環境面・技術面から論述する。
- 太陽光発電の様々なメリットとデメリットを踏まえ、工学的観点からの意見を述べる。
- 従来の化石燃料船と原子力船のメリット・デメリットを比較し、意見を述べる。
- 部品製造・組み立て・廃棄の観点も含め、ICEVとBEVのGHG削減メリット・デメリットを400字以内で論述する。
海洋生命科学部
3年次2027年度入試
- 募集人員
- 若干名
- 出願期間
- 2026年5月18日 ~ 2026年5月22日
- 試験日
- 2026年6月18日
- 合格発表
- 2026年7月10日
- 選抜方法
- 理科(物理(力学,熱力学),化学(基礎化学,有機化学)のいずれか1科目選択),面接
海洋生命科学部で過去に出題された内容
募集要項の科目ごとに、過去に問われた分野を並べました。「◯◯の分野」は出題された内容の呼び名で、科目名ではありません。著作権の観点から、設問そのものは掲載していません。年度により出題は変わります。
数学募集要項での科目
数学の分野出題形式:計算
繰り返し問われているテーマ積の微分法・不定積分・部分積分・対数関数・定積分・有理関数・導関数の定義・極限・多項式関数の微分・べき乗則
実際に問われた内容
- 関数y = x^5/5 + x^3/3 - 7x + 1をxで微分する
- 関数y = (x+2)e^xをxで微分する
- 関数y = x^2 sin(1/x)をxで微分する
- 関数y = (x+1)^2/((x+2)^3(x+3)^4)をxで微分する
- ∫log_e x dxを求める
筆記試験募集要項での科目
化学の分野出題形式:計算・その他・論述
繰り返し問われているテーマIUPAC命名法・構造式・有機化学・クラウンエーテル・立体化学・アルケン・立体配置・求電子付加反応・反応機構・タンパク質
実際に問われた内容
- 炭素の同位体¹²Cと¹³C、臭素の同位体⁷⁹Brと⁸¹Brが存在する場合、CBr₄に相対質量が異なる分子が何種類あるか答える。
- モル濃度7.50 mol/Lの硫酸(密度1.41 g/cm³)の質量パーセント濃度を有効数字3桁で計算する。
- 酢酸0.20 mol/L溶液のpHを小数点第1位で答える。電離度は0.016。
- 水1000 gに非電解質60 gを溶解した溶液の凝固点が-0.30℃のとき、物質の分子量を整数で答える。モル凝固点降下は1.80。
- 純度不明のMgO試料0.6045 gを塩酸に溶かし、過剰塩酸を水酸化ナトリウム溶液で中和。試料の純度を有効数字2桁で答える。
物理の分野出題形式:計算・論述・計算・論述
繰り返し問われているテーマ放物運動・エネルギー保存・動滑車・ばね・張力・周期・運動方程式・加速度・運動量保存・ばねの伸び
実際に問われた内容
- 衝突前の物体Cの速度u₀を衝突後の速度u₁とv₁で表す。
- 物体BとCの衝突直後、ばねが最も縮んだときの縮みxを求める。
- 衝突からばねの長さが自然長に戻るまでの時間Tを求める。
- ばねが最大に伸びたとき、物体Aと物体Bの速度が等しくなったときのその速度v₂を求める。
- ばねの長さが最大値に達したときの自然長からの伸びyを求める。
※掲載しているのは各学部の直近の募集要項の内容です(表内に年度を記載)。年度によって日程・科目・募集人員が変わることがあるため、出願前に必ず大学公式の募集要項でご確認ください。
自分が出願できるかを先に確かめる
編入試験は、学部ごとに「誰が出願できるか」が決まっています。ここを外すと対策そのものが無駄になるため、志望学部を決める前に確認してください。募集要項に記載されている出願資格を種類ごとに整理しました。
| 出願できる人 | 対象の学部 |
|---|---|
| 短期大学卒業(見込み) | 掲載しているすべての学部 |
| 高等専門学校卒業(見込み) | 掲載しているすべての学部 |
| 大学に2年以上在学 | 掲載しているすべての学部 |
| 学士(大学卒業) | 掲載しているすべての学部 |
| 英語外部試験のスコア提出 | 海洋生命科学部(3年次) |
※修得単位数や在学期間などの細かい条件が付くことがあります。最終的な可否は大学公式の募集要項でご確認ください。
東京海洋大学の編入試験で課される科目
同じ大学でも、学部によって課される科目は違います。とくに英語は、出願時にTOEICなどのスコアを出せばよい学部と、試験当日に英語の筆記がある学部で対策がまったく変わります。自分の志望学部で何が必要になるかを先に確定させてから、参考書と学習計画を決めてください。
数学
課される学部:海洋工学部
面接・口頭試問
課される学部:海洋生命科学部
東京海洋大学の編入対策をどう進めるか
出願資格を確認する
まずは自分の在籍状況が海洋工学部・海洋生命科学部それぞれの出願資格に当てはまるかを確認します。海洋工学部は短大・高専・大学2年修了・学士が対象です。海洋生命科学部は高専・短大・学士・大学2年修了に加え、TOEFLやTOEICのスコア保持者向けの区分もあります。どちらも募集人員は若干名のため、資格を満たすかどうかをまず一覧表で確認してください。
志望学部の科目を確定する
出願資格を満たす学部が分かったら、次に試験科目を確認します。海洋工学部は数学が試験科目です。海洋生命科学部は面接・口頭試問が試験科目です。学部によって求められる対策がまったく異なるため、志望学部を先に一つに絞ってから学習計画を立てることが大切です。
試験月から逆算して計画を立てる
海洋工学部の試験、海洋生命科学部の試験はいずれも6月に実施されます。限られた時期に試験が集中するため、それまでにどの段階で何を仕上げるか逆算してスケジュールを組む必要があります。特に海洋工学部を志望する場合は、数学の演習量を早い時期から確保しておくと安心です。海洋生命科学部を志望する場合は、面接・口頭試問に向けた準備の進め方を早めに検討しておきましょう。
複数学部の併願を考える
海洋工学部と海洋生命科学部は試験日が重なっていないため、日程の上では両方を受験対象として検討することができます。ただし出願資格や出願手続きの詳細については、必ず募集要項の一覧表で確認してください。併願を考える場合は、数学と面接・口頭試問という異なる対策を同時に進める必要があるため、学習の優先順位を早めに決めておくことをおすすめします。
東京海洋大学と同じ系統で編入できる大学を探す
編入試験は併願のしかたで結果が変わります。東京海洋大学が第一志望でも、同じ系統でどの大学が編入を実施しているかを一度見ておくと、試験日の重なりや科目の相性から現実的な併願先を組めます。
よくある質問
高専生でも東京海洋大学の編入試験に出願できますか
海洋工学部・海洋生命科学部のいずれも、出願資格に高専が含まれています。学部ごとの出願資格の詳細は一覧表でご確認ください。
学部によって試験科目は違いますか
はい、大きく異なります。海洋工学部は数学、海洋生命科学部は面接・口頭試問が試験科目です。
英語の外部試験のスコアは必要ですか
海洋生命科学部の出願資格には、TOEFLやTOEICのスコアを持つ人向けの区分が設けられています。海洋工学部にはこの区分はありません。詳細は出願資格の表でご確認ください。
試験日はいつ頃ですか
海洋工学部・海洋生命科学部ともに6月に実施されます。正確な日付は試験月の表でご確認ください。
募集人員はどのくらいですか
海洋工学部・海洋生命科学部ともに若干名の募集です。詳しい人数の扱いは募集要項の一覧表をご確認ください。
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