東京女子大学の編入|現代教養学部は2027年度の募集なし
結論からお伝えします。東京女子大学現代教養学部は、2027年度の編入学試験・学士入学試験の募集を行いません。2027年4月入学を目指して出願できる編入の入口は、東京女子大学にはありません。
これは推測ではありません。東京女子大学現代教養学部が2025年12月に出した告知「2027年度編入学試験・学士入学試験の実施について(お知らせ)」に、「2027年度編入学試験・学士入学試験(下記4種類)の募集を行いません」と書かれています。対象は一般編入学試験・一般学士入学試験・社会人編入学試験・社会人学士入学試験の4種類すべて、対象学部は現代教養学部の全学科(専攻)です。大学の入試ページも、表題そのものが「【参考】編入学・学士入学試験」に変わっています。
ただし、大学は「廃止」とは言っていません。同じ告知に「2028年度以降の編入学試験・学士入学試験については現時点で未定であり、決まり次第本学公式サイトにてお知らせします」と続きます。無くなったのではなく、2027年度は行わない・その先は未定、というのが大学の現在の言い方です。この記事では、大学が実際に書いていることと、そこから言えること/言えないことを分けて整理し、東京女子大学を目指して準備を始めるはずだった方が次に何を見ればよいかまでをまとめます。
(専攻)対象となる現代教養学部の範囲
出典: 東京女子大学現代教養学部「2027年度編入学試験・学士入学試験の実施について(お知らせ)」(2025年12月)、および大学公式サイト「【参考】編入学・学士入学試験」。年度は入学年度で表記しています。
この記事で分かること
- 大学がどの資料に、どういう言葉で書いているか(「募集を行いません」と「廃止」は違います)
- 募集が行われない試験区分の範囲(4種類すべて)と、学科の範囲(全学科・全専攻)
- 2028年度以降が「未定」であること、そしてそれをどこで確認すればよいか
- 2025年度・2026年度に実施されたかどうかは確認できていないこと
- 最後に要項まで確認できる2024年度の編入試験が、どういう形だったか(過去の事実として)
- 東京女子大学を目指して準備するはずだった方が、いま取れる行動
この学部はいま募集がありませんが、同じ分野で編入を実施している大学は他にもあります。いまの在籍区分で受けられる大学がどこかは、条件を突き合わせると見えてきます。
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大学が公表しているのは、どこまでか
まず、事実の出どころをはっきりさせます。東京女子大学の編入について、いま大学公式で確認できる資料は3つです。
| 資料 | そこに書かれていること |
|---|---|
| 告知PDF (2025年12月) | 「2027年度編入学試験・学士入学試験の実施について(お知らせ)」。現代教養学部名義。「2027年度編入学試験・学士入学試験(下記4種類)の募集を行いません」/「2028年度以降の…については現時点で未定であり、決まり次第本学公式サイトにてお知らせします」/対象試験4種類と、対象が現代教養学部 全学科(専攻)であることが列挙されています |
| 入試ページ 「【参考】編入学・学士入学試験」 | ページの表題自体に【参考】が付いています。本文は「2027年度編入学・学士入学試験は募集を行いません。詳細はこちらをご覧ください。なお、2028年度以降の実施については未定であり、決まり次第本学公式サイトにてお知らせします」 |
| 一般編入学のページ | 要項や出願書類の見出しにすべて【参考】が付き、「※現在公開している情報は2024年度入学者選抜の情報です」と明記されています。掲載されている要項は「2024年度一般編入学・一般学士入学試験要項」です |
ここから言えることは、次の2つだけです。①2027年度は、編入学・学士入学の4区分とも募集が行われない。②2028年度以降は未定である。それ以外のこと(今後どうなるか、なぜ行わないのか)は、大学の公表資料には書かれていません。
なお、編入のページが大学サイトに残っていることを「募集している」と読まないでください。東京女子大学の場合、ページ自体は残っていますが、表題に【参考】が付き、募集を行わない旨は別のPDFに書かれています。ページの存在だけで判断すると読み違えます。
募集が行われないのは、どの試験・どの学科か
「編入は無い」と丸めずに、範囲を正確に押さえます。告知が対象として挙げているのは次の4区分です。
| 試験区分 | 2027年度の扱い |
|---|---|
| 一般編入学試験 | 募集を行わない |
| 一般学士入学試験 | 募集を行わない |
| 社会人編入学試験 | 募集を行わない |
| 社会人学士入学試験 | 募集を行わない |
つまり、大学在学中からの編入も、大学を卒業してからの学士入学も、社会人枠も、すべて対象です。区分を変えれば出願できる、という抜け道はありません。
学科の範囲も同様です。告知の「対象となる学部・学科(専攻)」の欄は「現代教養学部 全学科(専攻)」の1行だけで、例外は挙げられていません。しかも東京女子大学は現代教養学部だけの1学部大学です。他学部に切り替えるという選択肢も、学科を変えるという選択肢も存在しません。
参考までに、現代教養学部の現在の学科構成は次のとおりです(2025年の再編後)。この6学科のすべてが、2027年度は編入の募集対象外ということになります。
| 学科 | 専攻 |
|---|---|
| 人文学科 | 哲学/日本文学文化/英語圏文化/歴史文化 |
| 国際社会学科 | (専攻の区分なし) |
| 経済経営学科 | (専攻の区分なし) |
| 心理学科 | (専攻の区分なし) |
| 社会コミュニケーション学科 | (専攻の区分なし) |
| 情報数理科学科 | 情報数理科学 |
出典: 東京女子大学 現代教養学部「学科・専攻一覧」。学部・学科の構成は2025年に再編されています。
「廃止」ではありません。2028年度以降は未定です
ここは読み違えると損をするところなので、丁寧に書きます。
大学が使っている言葉は「2027年度…の募集を行いません」であり、「募集停止」「廃止」ではありません。そして続けて「2028年度以降…については現時点で未定」と書かれています。これは、大学自身が将来について何も決めていない(少なくとも公表していない)ということです。
したがって、この記事では「東京女子大学の編入は今後も無い」とは書きません。そう書いてしまうと、仮に2028年度以降に再開されたときに、東京女子大学を志望していた方がその機会を取り逃がすことになるからです。逆に、「来年は復活するはずだから準備を続けましょう」とも書きません。再開を示す資料も存在しないからです。
いま確実なのは、2027年4月入学については出願先が存在しないこと、そしてその先は大学の告知を待つしかないことの2点です。
確認すべき公式ページと、見るタイミング
- 大学公式サイトの「【参考】編入学・学士入学試験」のページ(学部入試情報の中にあります)。実施の有無が変わるとしたら、まずここの表題と本文が変わります
- 見る時期の目安は入学年度の前々年の年末ごろ。2027年度についての告知は2025年12月に出ています。つまり2028年4月入学を考えるなら、2026年の12月ごろに一度確認するのが目安になります
- それでも判断がつかないときは、東京女子大学 入学課へ直接問い合わせるのが確実です。連絡先は大学公式サイトの学部入試情報のページに掲載されています
2025年度・2026年度に実施されたかは分かりません
正直に書きます。2025年度入試と2026年度入試で編入学試験が実施されたかどうかは、確認できませんでした。
理由は次のとおりです。大学公式サイトの一般編入学のページには「※現在公開している情報は2024年度入学者選抜の情報です」と書かれており、掲載されている要項も2024年度版が最後です。2025年度・2026年度の入学試験要項は公開されていません。また「過去の入試結果データ」のページは、外部から内容を取り出せない形で作られており、編入の結果を確認できませんでした。
ここで「要項が見当たらない=実施されなかった」と書くのは誤りです。要項の公開期間が終わって取り下げられただけ、という可能性を排除できないからです。確認できないことは、確認できないと書きます。
この点は、2027年度の結論には影響しません。2027年度に募集が行われないことは、大学自身の告知で確定しています。
最後に要項まで確認できるのは2024年度です(過去の事実)
東京女子大学の編入が過去にどういう形だったかを、記録として残しておきます。以下はすべて過去の情報です。2027年度に同じ形で実施されるという意味ではありません。
大学が公開している「2024年度 入学試験要項 一般編入学試験・一般学士入学試験」によると、当時の姿はこうでした。
| 項目 | 2024年度(2024年4月入学)の内容 |
|---|---|
| 募集単位 | 現代教養学部の5学科12専攻。国際英語学科(国際英語)/人文学科(哲学・日本文学・歴史文化)/国際社会学科(国際関係・経済学・社会学・コミュニティ構想)/心理・コミュニケーション学科(心理学・コミュニケーション)/数理科学科(数学・情報理学) |
| 募集人員 | 各専攻若干名 |
| 入学年次 | 一般編入学・一般学士入学とも3年次。在学年数は入学後4年を限度 |
| 選考の枠組み | 第一次選考(事前課題および外国語資格・検定試験の成績)と第二次選考(個人面接)、出願書類の総合判定 |
出典: 東京女子大学「2024年度 入学試験要項 一般編入学試験・一般学士入学試験」1〜2ページおよび13ページ。テキスト抽出と誌面の目視の2通りで照合しています。
ここで注意していただきたいのが、当時の学科・専攻名は、現在の学科構成とは一致しないということです。上の表にある「国際英語学科」「心理・コミュニケーション学科」「数理科学科」は、2025年の再編後の学科一覧には出てきません。過去の要項をそのまま将来の予想に使うことはできません。
なお、この記事では倍率を掲載していません。東京女子大学は編入学試験の志願者数・合格者数を公表しておらず、確認できなかったためです。「募集人員が若干名だから競争率が高い」といった書き方は、公表されていない数字を推測で埋めることになるので行いません。
1年がかりで準備するはずだった方へ|いま取れる行動
東京女子大学の編入を志望して、これから1年かけて準備するつもりだった方もいると思います。その前提が崩れたので、順番を整理します。
第一に、「東京女子大学に入りたい」のか「東京女子大学で学べる分野を学びたい」のかを分けてください。この2つは、次に取る行動がまったく違います。
前者(大学で選んでいる場合)は、2027年4月入学については動きようがありません。編入以外の入学経路があるかを含めて、入学課へ直接確認するのが最短です。そのうえで、2028年度以降の告知が出るまでは大学公式サイトを定期的に見ることになります。ただし、再開の保証はどこにもないので、その1年を「東京女子大学だけを待つ時間」にするかどうかは慎重に決めてください。
後者(分野で選んでいる場合)は、志望分野の編入を実施している他大学へ切り替えることになります。現代教養学部で学べる範囲は、国際・人文・経済経営・心理・社会コミュニケーション・情報数理と広いので、自分がどの分野を学びたかったのかをもう一度言葉にするところから始めるのが確実です。分野が決まれば、その系統で編入を実施している大学の一覧から候補を選べます。
切り替えを決めたときに知っておいていただきたいのは、ここまでの準備がほぼ無駄にならないということです。編入試験で問われるものは大学をまたいで共通する部分が大きく、英語の力と、志望理由の中核(何を学びたくて、なぜ編入という手段を選ぶのか)は、次の大学でもそのまま使えます。失われるのは、その大学に固有の対策の部分だけです。
最後に、募集の有無は年度ごとに変わります。東京女子大学に限らず、志望校を絞ったら、必ずその大学が公表する最新の入学試験要項と入試情報ページで、その年度に募集があるかどうかを確認してから準備を始めてください。この記事の内容も、必ず大学公式の最新情報と突き合わせてご覧ください。
よくある質問
東京女子大学の編入試験は、2027年4月入学で受けられますか?
受けられません。東京女子大学現代教養学部が2025年12月に出した告知「2027年度編入学試験・学士入学試験の実施について(お知らせ)」に、「2027年度編入学試験・学士入学試験(下記4種類)の募集を行いません」と明記されています。対象は一般編入学試験・一般学士入学試験・社会人編入学試験・社会人学士入学試験の4種類すべてで、対象学部は現代教養学部の全学科(専攻)です。東京女子大学は現代教養学部だけの1学部大学なので、他学部に出願するという選択肢もありません。
2028年度以降も編入試験は実施されないのですか?
そこは決まっていません。大学の告知には「2028年度以降の編入学試験・学士入学試験については現時点で未定であり、決まり次第本学公式サイトにてお知らせします」と書かれています。つまり大学は「廃止した」とも「再開する」とも言っていません。未定です。再開する可能性が残っている以上、東京女子大学を志望している方は、大学公式サイトの「編入学・学士入学試験」のページを定期的に確認してください。2027年度の告知が2025年12月に出ていることを踏まえると、志望校を決める時期には前年のうちに一度は見ておくのが安全です。
社会人編入なら受けられますか?
受けられません。告知が対象としている4種類には、社会人編入学試験と社会人学士入学試験の両方が含まれています。一般と社会人の区分にかかわらず、また編入学と学士入学の区分にかかわらず、2027年度は募集が行われません。大学の入試ページでも「2027年度編入学・学士入学試験は募集を行いません」と、区分を分けずに書かれています。
一部の学科だけなら募集があるということはありませんか?
ありません。告知の「対象となる学部・学科(専攻)」の欄は「現代教養学部 全学科(専攻)」となっており、例外となる学科や専攻は挙げられていません。東京女子大学は現代教養学部の1学部だけで構成されており、その全学科が対象です。したがって、学科を変えて出願するという回避策も取れません。
以前はどんな編入試験だったのですか?
大学公式サイトで要項まで確認できる最後の年度は2024年度(2024年4月入学)です。当時の「2024年度 入学試験要項 一般編入学試験・一般学士入学試験」によると、募集単位は現代教養学部の5学科12専攻で、募集人員は各専攻若干名、入学年次は一般編入学・一般学士入学とも3年次でした。選考は第一次選考(事前課題および外国語資格・検定試験の成績)と第二次選考(個人面接)、出願書類の総合判定という形でした。なお学科構成はその後2025年に再編されており、当時の学科名・専攻名は現在のものとは一致しません。
2025年度と2026年度は実施されたのですか?
確認できませんでした。大学公式サイトの一般編入学のページには「※現在公開している情報は2024年度入学者選抜の情報です」と書かれており、2025年度・2026年度の入学試験要項は公開されていません。過去の入試結果データのページも、外部から内容を取得できない形で作られています。実施されたかどうかを示す公式の記載が見つからないため、この記事では「実施されなかった」とは書きません。確実に言えるのは、2027年度は4種類とも募集が行われないこと、そして2028年度以降は未定であることの2点です。
東京女子大学に編入したかった場合、次に何をすればよいですか?
まず「東京女子大学に入りたい」のか「東京女子大学で学べる分野を学びたい」のかを分けて考えてください。前者であれば、2028年度以降の告知が出るまで動けないため、大学公式サイトの編入学・学士入学試験のページを定期的に確認しつつ、他の入学経路も併せて検討することになります。判断がつかないときは大学の入学課へ直接問い合わせるのが確実です。後者であれば、志望している分野(国際・人文・経済経営・心理・社会コミュニケーション・情報数理)の編入学を実施している他大学へ切り替えることになります。英語の学習と志望理由の中核は、そのまま次の大学で使えます。
オンライン編入学院について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。志望校の選び直しから、英語・専門科目・小論文・面接までを、一人ひとりの現在地に合わせて設計します。募集が行われなくなった大学を志望していた方の進路の組み替えも、無料相談で承っています。
この記事の内容は、東京女子大学が公表している告知・入試情報ページ・入学試験要項にもとづいて2026年8月11日時点で整理したものです。募集の有無・日程・選抜方法は年度ごとに変わります。出願前に必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

