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静岡大学人文社会科学部

静岡大学人文社会科学部の編入|2027年度は法学科のみ募集予定

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-11‌​‌‌​​‌​‌‌​​‌​‌​‌​‌‌​‌​​​​​​​‌‌​

静岡大学人文社会科学部の3年次編入学・転入学は、2027年度(令和9年度)は法学科だけの募集になる予定です。学部のウェブサイトに「令和9年度は法学科(夜間主コース含む)のみ募集予定」と明記されています。社会学科・言語文化学科・経済学科を志望している方は、この学部に編入する道が2027年度にはありません。

もう1つ、先に知っておくべきことがあります。直近の令和8年度(2026年4月入学)は、昼間コースも夜間主コースも「社会人入試」だけで実施されました。出願資格は、一般的な編入学の資格に加えて昼間コースが23歳以上・社会人経験3年以上、夜間主コースが21歳以上・社会人経験1年以上短期大学や高等専門学校を出てすぐの方は、この条件では出願できません。この状態は2024年度入学の入試から3年続いています。

そして試験科目です。令和8年度の試験は小論文(100点)と面接(20点)だけでした。専門科目の筆記試験も、英語の試験も、TOEIC等のスコア提出もありません。憲法・民法・刑法を勉強して臨む試験ではないということです。2027年度の募集要項は2026年8月末に公表予定で、この記事の更新日(2026年8月11日)時点ではまだ出ていません。以下は、直前年度である令和8年度の要項の原本と、静岡大学が公表している入試結果5年分から、いま確認できることを整理したものです。

この記事で分かること

  • 2027年度に募集されるのは法学科(昼間コース・夜間主コース)だけだということ
  • 直近3年度は社会人入試のみで、年齢と社会人経験が出願の条件になっていること
  • 試験は小論文と面接だけ。専門科目・英語・英語スコアの提出はないこと
  • 昼間コースと夜間主コースで、出願資格・検定料・学費が別建てになっていること
  • ウェブのPDFだけでは出願できない——紙の要項を取り寄せる必要があること
  • 公式の入試結果5年分と、社会学科・経済学科の枠がいつ消えたか

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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2027年度(令和9年度)に分かっていること

法学科
のみ
2027年度の募集学科
2コース昼間コースと夜間主コース
小論文
+面接
令和8年度の試験科目
8月末要項の公表予定
2027年度の募集学科法学科(夜間主コース含む)のみ募集予定。学部ウェブサイトの「編入・転入学 学生募集の概要」に記載されています。社会学科・言語文化学科・経済学科は対象外です
要項の公表2026年8月末に公表予定(昼間用と夜間主コース用の2冊)。2026年8月11日時点では未公表で、募集人員・日程・選抜区分は確定していません
入学年次・入学時期第3年次・4月入学
直近(令和8年度)の選抜区分社会人入試のみ。要項の表題も「令和8年度3年次編入・転入学学生募集要項(社会人入試)」でした
直近の募集人員昼間コース 法学科 2名/夜間主コース 法学科 3名
直近の出願期間2025年10月20日(月)〜10月24日(金)17時必着。書留速達郵便で学務係へ郵送
直近の試験日2025年11月8日(土)/静岡大学 静岡キャンパス
直近の合格発表2025年12月1日(月)16時頃。入学手続は2026年3月12日(木)
直近の選抜方法書類審査・小論文(100点)・面接(20点)。専門科目・英語の試験はありません
入学検定料昼間コース 30,000円/夜間主コース 18,000円(郵便局・ゆうちょ銀行の窓口で払込。ATMおよび他行からの払込は不可)
第2次募集定員に満たない場合に実施されます。令和8年度は昼間コースの法学科1名で、出願2026年2月2日〜6日、試験2026年2月21日(土)、合格発表2026年3月6日(金)でした

出典: 静岡大学人文社会科学部「令和8年度3年次編入・転入学学生募集要項(社会人入試)」「同 夜間主コース」「同 第2次募集」(いずれも学部公式サイト掲載)、および同学部「人文社会科学部編入・転入学 学生募集の概要」。日程・募集人員・選抜区分は年度ごとに変わります。2027年度を受験する方は、8月末に公表される令和9年度の要項で必ず確認してください。

募集があるのは法学科だけ。他の3学科は対象外

静岡大学人文社会科学部には社会学科・言語文化学科・法学科・経済学科の4学科があり、このうち法学科と経済学科には夜間主コースも置かれています。ところが3年次編入で募集されているのは、そのうち法学科だけです。

学科・コース2027年度(令和9年度)令和8年度の要項の記載
法学科(昼間コース)募集予定社会人入試 2名
法学科(夜間主コース)募集予定社会人入試 3名
社会学科対象外「社会学科,言語文化学科及び経済学科は募集しません」と明記
言語文化学科対象外同上
経済学科(昼間コース)対象外同上
経済学科(夜間主コース)対象外夜間主コースの要項に「経済学科は募集しません」と明記

ここが、この学部の記事でいちばん誤解されているところです。「人文社会科学部が編入を実施している」ことと、「志望する学科に編入できる」ことは別です。学部として編入の制度は動いていますが、入り口は法学科の1本しかありません。

いつからこうなったのかも、公表資料から追えます。静岡大学が毎年公表している3年次編入学試験状況表を年度順に並べると、2023年度(令和5年度)入学の入試までは、一般入試の社会学科・経済学科と、夜間主コースの社会人入試の経済学科に行がありました。2024年度(令和6年度)以降は、法学科(昼間・夜間主)の社会人入試の行しか載っていません。

年度(入学年度)一般入試 社会学科
志願/受験/合格/入学
一般入試 経済学科
志願/受験/合格/入学
2022年度(令和4年度)6/6/0/034/31/1/1
2023年度(令和5年度)9/8/1/118/12/3/2
2024年度(令和6年度)行そのものが無い行そのものが無い
2025年度(令和7年度)行そのものが無い行そのものが無い
2026年度(令和8年度)行そのものが無い行そのものが無い

出典: 静岡大学「令和4〜8年度 静岡大学3年次編入学試験状況表」。上表は人文社会科学部のうち一般入試の行だけを抜き出したものです。このほか夜間主コースの社会人入試に経済学科の枠があり、令和4年度は志願4/受験3/合格2/入学2、令和5年度は志願1/受験1/合格0/入学0でした。大学が「募集停止」を告知した文書は確認できていません。入試結果表から読み取れるのは「令和6年度以降、法学科以外の行が掲載されていない」という事実までです。

経済学科の一般入試には、2022年度に34名、2023年度に18名の志願がありました。この学部でいちばん志願者を集めていた枠です。それがいま無い、というのが2027年度に向けた出発点になります。「来年度以降も無い」と決まったわけではありませんので、社会学科・言語文化学科・経済学科を志望する方は、毎年8月末〜9月ごろに人文社会科学部の入試ページを確認するのが現実的な付き合い方です。

直近3年度は「社会人入試」だけ。年齢と職歴が条件

ここを見落とすと、出願そのものができません。令和8年度の要項の出願資格は、AとBの2段構えになっています。

A(編入学の資格)大学卒業(見込)/大学に2年以上在学し62単位以上を修得して中途退学(または3月にこの条件を満たす)/短期大学卒業(見込)/教員養成学部2年課程修了/高等専門学校卒業(見込)/高等学校の専攻科修了(見込・学校教育法第58条の2該当)/専修学校の専門課程修了(見込・同法第132条該当)/学校教育法施行規則附則第7条該当/外国で14年以上の課程を修了/文部科学大臣が指定する外国の短大相当課程を日本国内で修了
B(昼間コースの追加条件)Aを満たし、かつ入学年の4月1日現在で23歳以上、かつ同日現在で3年以上の社会人経験を有すること
B(夜間主コースの追加条件)Aを満たし、かつ入学年の4月1日現在で21歳以上、かつ同日現在で1年以上の社会人経験を有すること

AとBの両方を満たす必要があります。短期大学や高等専門学校の卒業見込みはAの条件であって、それだけでは出願できません。この学部の編入は、いまのところ社会人のための入り口です。

社会人経験の数え方には、要項に細かい注記が付いています。実務上ここでつまずく人が多いので、条文の中身を書き出しておきます。

  • 定時制・通信制・夜間学校に在学した期間は、その間に定職に就いていたなら社会人経験に含めます
  • 自営業者、主婦・主夫は、その期間を社会人経験に含めます(自営業は確定申告書や営業許可書の写し、主婦・主夫は配偶者の勤務先が発行する扶養家族証明書などを提出)
  • 長期療養の期間も含めます(治療にあたった医療機関の証明書を提出)
  • 大学在学中のアルバイトは含めません。夜間・通信制以外の大学に在学した期間は、職業を持っていても社会人経験になりません
  • 大学の夜間部・専修学校・各種学校の在学期間は、在学中に職業を持っていた場合に限り含めます
  • 家事手伝いは「具体的事情による」とされており、事前照会が必要です
  • 職歴を証明する書類は、入学年の4月1日に35歳以上なら提出不要です。勤務先から職歴証明書が取れない場合は、資格取得年月日が明記された健康保険証の写しでも可とされています

判断に迷う経歴は、要項自身が「出願前に照会してください」と書いています。出願期間は5日間しかありません。窓口へ問い合わせるのは、要項が公表された直後にやっておく作業です。

2027年度(令和9年度)の選抜区分が社会人入試だけになるかどうかは、8月末公表予定の要項で確定します。学部サイトの告知は「法学科(夜間主コース含む)のみ募集予定」とだけ書かれており、区分までは示されていません。この記事では、直近3年度の実績と令和8年度の要項の内容として記載しています。

昼間コースと夜間主コースの違い

同じ法学科でも、昼間コースと夜間主コースは出願資格・費用・授業時間帯がそれぞれ別建てです。片方の条件をもう片方に当てはめないでください。

項目法学科(昼間コース)法学科(夜間主コース)
令和8年度の募集人員2名3名
年齢の条件4月1日現在で23歳以上4月1日現在で21歳以上
社会人経験3年以上1年以上
外国人留学生要項に制限の記載なし出願できません(在留資格「留学」を取得できないため)
入学検定料30,000円18,000円
入学料282,000円141,000円
授業料(年額)535,800円267,900円
卒業に必要な124単位のうち本学部で修得すべき単位62〜70単位56〜66単位
授業の時間帯昼間月〜金の夜間と土曜の午後。昼間開講の専門科目も60単位まで修得できるフレックスタイム制度あり

入学料・授業料はいずれも令和7年度の実績額として要項に記載されている金額です。在学中に改定された場合は改定時から新料金が適用されると明記されています。

夜間主コースは、費用が昼間コースのおよそ半分です。検定料・入学料・授業料のすべてが別に定められています。開設は平成8年4月で、法学科と経済学科に置かれました(編入で募集があるのは法学科のみ)。学部の説明によれば、年齢・職業・経歴の点で多様な人が学んでおり、昼間コースには無い社会人固有のつながりができるという位置づけです。

働きながら学ぶ人向けの制度として、長期履修制度も用意されています。現に定職があり、勤務の都合で2年での卒業が難しい場合に、審査のうえ2年以上の修学期間をあらかじめ設定できるというものです。詳細は合格者に通知されます。

試験は小論文と面接だけ。専門科目も英語もない

令和8年度の試験時間と配点は、要項に次のとおり示されていました。

科目時間配点
小論文10:00〜11:30(90分)100点
面接(個別面接)12:30〜20点

昼間コース・夜間主コースとも同じ時間・同じ配点でした。選抜は書類審査・小論文・面接の結果を総合して行われます。

専門科目の筆記試験はありません。英語の試験もありません。TOEIC・TOEFL等のスコア提出も、要項のどこにも求められていません。出願書類の一覧にも英語資格の欄はありません。国立大学の編入というと英語資格の提出を思い浮かべる方が多いと思いますが、この試験に関してはその準備は不要です。

そのうえで、判定方法に見落とせない一文があります。

科目等の最低ライン設定小論文・面接のいずれか一方の得点が0点の場合、他方の得点にかかわらず不合格となります
同順位の扱い総合点で同順位にある者が合格点である場合は、同順位者すべてを合格とします

小論文で何が問われるか

出題の意図は、要項の「入学者選抜の基本方針」に書かれています。法学科において学ぶために必要な基本的な知識や論理的思考力、社会の事象に対する洞察力、そして文章表現力等を判断する——これが小論文の評価軸です。昼間コースと夜間主コースで、この記述は同一です。

あわせて要項には、選抜方法ごとの重点評価項目の表が載っています。小論文は「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」、面接は「思考力・判断力・表現力」と「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」が○になっています。知識・技能を測るとされているのは小論文だけで、しかも配点の8割超がここに置かれています。

学部が受験生に求める素地についても、要項に記述があります。法学科で学ぶには、論理的な思考力、文章の読解力、自分の意思を適切に伝える表現力、他者との円滑な意思疎通を図る能力が必要になる。日頃から社会の動きに関心を持ち、幅広い問題意識と探求心を養っておいてほしい、というものです。法律科目の詰め込みではなく、社会の出来事を法と政治の言葉で説明できるかどうかが問われる構成だと読めます。

なお試験会場に持ち込めるものは、鉛筆(シャープペン可)・手動の鉛筆削り・消しゴム・計時機能のみの時計に限られます。辞典の持込みを認めることがありますが、電子辞書は不可と明記されています。試験室は当日朝に会場入口へ掲示され、開始時刻の20分前までに入室する必要があります。

過去問は窓口で閲覧できる

編入・転入学試験の過去問題は、人文社会科学部学務係の窓口で閲覧できます。範囲は過去5年間分です。要項の「入試情報の提供」に明記されています。小論文が配点の大半を占める試験なので、どのような素材文・設問形式なのかを自分の目で確かめられるかどうかで、準備の精度がまったく変わります。

もう1つ、不合格者は試験成績の開示を申請できます。令和8年度入試の場合、受付期間は2026年5月11日(月)から6月30日(火)まででした。翌年度に再挑戦する方にとっては、小論文と面接のどちらで届かなかったかを確認できる材料になります。申請先は人文社会科学部学務係です。

出願でつまずきやすいところ

ウェブのPDFだけでは出願できない

人文社会科学部のウェブサイトには、赤字で「ウェブサイトからダウンロードできるファイルだけでは出願できません。出願にあたっては紙媒体の募集要項を取得してください」と書かれています。志願票・志望理由書・あて名票・提出用封筒・受験票返信用封筒・払込取扱票は、紙の要項に同封されている所定の用紙だからです。

入手方法は2つです。

  • 窓口で受け取る——人文社会科学部学務係(静岡市駿河区大谷836・共通L棟0階)で配布しています
  • 郵送で請求する——定型封筒(長形または角形)の表の左上に「昼間3年次編入・転入学学生募集要項請求」または「夜間主コース第3年次編入・転入学学生要項請求」(第2次募集なら「〜(第2次募集)学生募集要項請求」)と朱書きし、裏面に請求者の郵便番号・住所・氏名を記入。角形2号(33cm×24cm)の返信用封筒に270円分の切手を貼り、あて先を明記して折りたたんで同封します。要項自体は無料で、郵送料のみ自己負担です

要項の公表が8月末、出願が10月下旬という日程です。公表を確認したらまず請求を済ませる、という順番にしておくと安全です。

受験上の配慮の申請は1か月早い

障害のある志願者が受験上・修学上の配慮を希望する場合、申請期限は「出願期間開始の1か月前まで、厳守」と要項に書かれています。令和8年度の出願開始が10月20日でしたから、実質9月中旬が締切ということになります。出願期間より前に終わっている手続きです。

申請には本学所定の『受験上の配慮申請書』に、障害者手帳の写しまたは医師の診断書を添えます。必要に応じて本人や代理の方との面談が行われることがあります。申請書の用紙自体も請求が必要で、郵便で請求する場合は110円分の切手を貼った長形4号の返信用封筒を同封します。許可を受けた場合は、出願書類の送付封筒に「受験上の配慮」と朱書きし、大学から届いた通知の写しを同封します。

検定料は窓口払込のみ

入学検定料は、要項に同封の払込取扱票を使って郵便局またはゆうちょ銀行直営店の受付窓口で払い込みます。ATMは利用できず、ゆうちょ銀行以外の銀行からの払込もできません。払込手数料は203円(変更の可能性あり)。窓口で受け取る「郵便振替払込受付証明書」に日附印が押されているか必ず確認し、所定の貼付用紙に貼って提出します。「払込金受領証」は受験票を受け取るまで保管します。

提出書類と郵送の方法

出願書類は一括して所定の封筒に入れ、受付期間内に到着するよう書留速達郵便で人文社会科学部学務係へ送ります。締切日の17時必着です。消印有効ではありません。

提出するもの①入学検定料振替払込受付証明書(貼付用紙に貼付)/②志願票・受験票(所定用紙・裏面は履歴書)/③志望理由書(所定用紙)/④卒業(見込)証明書または在学証明書等、出願資格を証明する書類/⑤学業成績証明書/⑥社会人の経験期間を証明する書類(様式随意。4月1日に35歳未満の方のみ)/⑦あて名票(所定用紙)/⑧入学願書提出用封筒(所定の封筒)/⑨受験票返信用封筒(410円分の切手を貼付)
注意④〜⑥が日本語以外で作成されたものは日本語訳を添付。出願資格の確認のため、これ以外の書類の提出を求められることがあります。志望学科・受験科目等の記載事項は出願後に変更できません。出願書類はいかなる場合でも返却されません
合格後合格者は入学確約書により入学の意思を確認されます。官公庁・会社等に在職のまま入学する場合は、入学手続時に勤務先の長が発行する入学承諾書が必要です

検定料の返還についても定めがあります。払い込んだが出願しなかった場合、誤って二重に払い込んだ場合、出願書類・出願要件の不備で出願が受理されなかった場合は返還請求ができ、令和8年度は2026年2月27日必着が請求の期限でした。大規模災害に被災した志願者については、申請に基づき検定料の全額が免除されます。

公式の入試結果5年分

静岡大学は、学部入試サイトの「入試データ」で3年次編入学試験状況表を年度ごとに公表しています。4学部が1枚にまとまった資料で、募集人員・志願者数・受験者数・合格者数・入学者数の5つの列がそろっています。下の表は、そのうち法学科の社会人入試の行だけを抜き出したものです。

年度(入学年度)昼間コース 法学科
志願/受験/合格/入学
夜間主コース 法学科
志願/受験/合格/入学
2022年度(令和4年度)1/1/1/08/8/4/4
2023年度(令和5年度)0/0/0/02/2/2/2
2024年度(令和6年度)2/2/1/19/8/4/4
2025年度(令和7年度)2/2/1/12/2/2/2
2026年度(令和8年度)2/2/2/26/6/3/3
5年合計7/7/5/427/26/15/15

出典: 静岡大学「令和4〜8年度 静岡大学3年次編入学試験状況表」。表の日付は各年4月1日で、表題の年度は入学年度です(入学者数の列が埋まっていることから確認できます)。募集人員は昼間2名・夜間主3名で全年度共通。脚注に「人文社会科学部は転入学を含む」「人文社会科学部及び農学部は第2次募集分を含む」とあり、上の数字には転入学と第2次募集の分が混ざっています。編入学だけの内訳は公表されていません。

この数字から言えること・言えないこと

  • この記事では倍率という形の数字を出しません。各年度の志願者が0〜9名、合格者が0〜4名という規模で、割り算をしても難易度の目安になりません
  • それでも傾向は読めます。夜間主コースのほうが志願者が多い(5年で27名対7名)一方、合格者も多い(15名対5名)。昼間コースは志願者自体が少なく、志願0名の年もあります
  • 受験者数は志願者数とほぼ一致しています。出願した人はほぼ受験まで到達します
  • 合格者数が募集人員を下回る年が複数あります。昼間コースは2名の枠に対し合格1名の年が2回、0名の年が1回。枠が埋まらなければ第2次募集が行われるのはこのためです
  • 合格者と入学者がほぼ一致しています。社会人入試であること、入学確約書の提出があることを考えると、辞退はあまり起きていないと読めます

入学後のことと、併願の考え方

2年で卒業できるとは限らない

3年次編入の最短修業年限は2年です。ただし卒業に必要な124単位のうち、本学部で修得すべき単位は法学科(昼間コース)で62〜70単位、法学科(夜間主コース)で56〜66単位と定められています。編入前に修得した単位は内規に従って認定されますが、認定には事前申請が必要です。

要項のQ&Aには、「専門科目の一部は1学年及び2学年で開講しているが、これらの科目について3年次編入・転入学者だけを対象とする特別の授業は開講していない」と書かれています。1・2年次配当の科目を取る必要が生じた場合、その時間割で受けることになります。夜間主コースのQ&Aには、認定される単位数が少なかった場合には2年間で卒業できない場合もあると明記されています。

静岡大学の中で併願を考えるなら

静岡大学で3年次編入を実施しているのは人文社会科学部・情報学部・工学部・農学部の4学部です(大学公式サイトの「3年次編入」ページ)。要項は学部ごとに別で、公表時期も出願期間も試験日も異なります。人文社会科学部は例年8月末〜9月ごろの公表、出願10月下旬、試験11月上旬という日程です。

ただし、人文社会科学部の出願資格には年齢と社会人経験の条件が付いている点に注意してください。他学部の編入試験と併願する前提で準備を組む場合、まずこの条件を自分が満たすかどうかを確認するのが先です。各学部の日程・条件は、それぞれの学部のページで確認してください。

2027年度に向けた進め方

令和8年度の日程を基準にすると、準備の山は紙の要項の取り寄せ11月上旬の小論文の2つです。日付は令和9年度の要項が出るまで確定しませんが、時期の目安として使えます。

  • いま(8月)

    出願資格を満たすかを先に確かめる。4月1日時点の年齢と社会人経験の年数を数えます。定時制・通信制での就労期間、自営業、主婦・主夫、長期療養は経験に含まれ、大学在学中のアルバイトは含まれません。判断に迷う経歴は、要項が「出願前に照会してください」としています。学務係の電話は054-238-4486です。

  • 8月末〜9月上旬

    令和9年度の要項の公表を確認し、紙の要項を請求する。掲載場所は人文社会科学部サイトの「編入・転入学 学生募集の概要」です。昼間用と夜間主コース用は別冊なので、請求時の朱書きの文言を間違えないこと。ここで募集人員・選抜区分・日程が確定します。

  • 9月中旬まで

    受験上の配慮が必要な場合は申請を終える。期限は出願期間開始の1か月前までで厳守とされています。出願より先に締め切られる手続きです。申請書の用紙の請求から逆算してください。

  • 9月〜10月

    証明書類を集める。卒業(見込)証明書、学業成績証明書は出身校の発行に時間がかかります。35歳未満の方は社会人経験の証明書類が必須で、勤務先の長の証明、自営業なら確定申告書の写し、主婦・主夫なら扶養家族証明書などが必要です。勤務先に依頼する書類は最も時間が読めません。

  • 9月〜10月

    小論文の練習と、過去問の閲覧。過去問は学務係の窓口で過去5年分を閲覧できます。配点100点のうち小論文が大半を占めるので、実物の設問形式を見てから練習の型を決めるのが効率的です。評価軸は「法学科で学ぶための基本的な知識・論理的思考力・社会の事象への洞察力・文章表現力」です。

  • 10月中旬〜下旬

    検定料の払込と出願。払込は郵便局・ゆうちょ銀行の窓口のみ(ATM不可)。出願は書留速達で、締切日17時必着です。令和8年度は10月20日〜24日の5日間でした。

  • 11月上旬

    試験当日。令和8年度は11月8日(土)、静岡キャンパスで小論文10:00〜11:30、面接12:30〜。開始20分前までに入室。持ち込めるのは鉛筆・手動の鉛筆削り・消しゴム・計時機能のみの時計で、電子辞書は不可です。JR静岡駅北口バスターミナル8番Bのりばから『静岡大学』行きで約30分、下車後は徒歩5〜15分です。

  • 12月上旬

    合格発表。令和8年度は12月1日(月)16時頃。共通教育L棟の玄関への掲示と郵送、学部ホームページへの受験番号掲載(1週間)で行われます。電話等による照会には一切応じないと明記されています。入学手続は3月12日でした。

  • 2月(該当時)

    第2次募集。定員に満たない場合に実施されます。令和8年度は昼間コース法学科1名で、出願2月2日〜6日、試験2月21日、発表3月6日でした。実施の有無は年度によりますので、学部サイトの掲載を確認してください。

よくある質問

2027年度に静岡大学人文社会科学部へ編入できる学科はどこですか?

法学科だけです。静岡大学人文社会科学部のウェブサイトには「令和9年度は法学科(夜間主コース含む)のみ募集予定」と明記されています。社会学科・言語文化学科・経済学科は募集しません。募集単位は昼間コースの法学科と、夜間主コースの法学科の2つです。なお令和8年度(2026年4月入学)の要項でも、昼間の要項に「社会学科,言語文化学科及び経済学科は募集しません」、夜間主の要項に「経済学科は募集しません」と書かれており、法学科のみという状態が続いています。

短大や高専を卒業してすぐでも出願できますか?

令和8年度の要項の条件では出願できません。直近の令和8年度は昼間・夜間主とも社会人入試だけで実施され、出願資格は一般的な編入学資格に加えて、昼間コースが入学年の4月1日時点で23歳以上かつ3年以上の社会人経験、夜間主コースが21歳以上かつ1年以上の社会人経験を満たすことでした。短期大学や高等専門学校を卒業見込みというだけでは、この年齢と経験の条件を満たしません。令和9年度の選抜区分は8月末公表予定の要項で確定します。この記事の更新日である2026年8月11日時点では未公表です。

試験科目を教えてください。専門科目や英語はありますか?

令和8年度は小論文と面接だけで、専門科目の筆記試験も英語の試験もありませんでした。配点は小論文100点、面接20点の合計120点満点で、選抜は書類審査・小論文・面接の結果を総合して行われます。時間は小論文が10時00分から11時30分、面接が12時30分からでした。また「科目等の最低ライン設定」があり、小論文と面接のいずれか一方が0点の場合は、他方の得点にかかわらず不合格になります。TOEICやTOEFLなどの英語スコアの提出は、要項のどこにも求められていません。

昼間コースと夜間主コースは何が違いますか?

出願できる人の条件、費用、授業時間帯が違います。令和8年度の募集人員は昼間コースの法学科が2名、夜間主コースの法学科が3名でした。出願資格の年齢・社会人経験は昼間が23歳以上・3年以上、夜間主が21歳以上・1年以上です。入学検定料は昼間30,000円、夜間主18,000円。入学料は昼間282,000円、夜間主141,000円、授業料の年額は昼間535,800円、夜間主267,900円です。夜間主コースの講義は月曜から金曜の夜間と土曜の午後に開講されます。なお夜間主コースには外国人留学生は出願できません。

出願の前に準備しておくことはありますか?

紙の募集要項の取り寄せと、受験上の配慮の申請です。人文社会科学部のウェブサイトには「ウェブサイトからダウンロードできるファイルだけでは出願できません」と明記されており、志願票などの所定用紙が入った紙の要項を、学務係の窓口で受け取るか郵送で請求する必要があります。郵送請求には角形2号の返信用封筒に270円分の切手を貼って同封します。また障害のある志願者が受験上の配慮を希望する場合、申請期限は出願期間開始の1か月前までで、これは出願そのものより早い締切です。

倍率はどれくらいですか?

静岡大学は3年次編入学試験状況表を公表しており、募集人員・志願者数・受験者数・合格者数・入学者数の5つが学科別に確認できます。法学科の社会人入試について、昼間コースは2022年度から2026年度の5年間で志願7名・受験7名・合格5名・入学4名、夜間主コースは同じ5年間で志願27名・受験26名・合格15名・入学15名でした。各年度の人数が1桁のため、この記事では割り算した倍率を難易度の指標としては示していません。なおこの表には転入学と第2次募集の分が含まれると脚注に書かれています。

社会学科や経済学科の編入は、いつから募集がないのですか?

公表資料から確認できるのは、2024年度(令和6年度)入学の入試以降です。静岡大学の3年次編入学試験状況表を年度順に見ると、2023年度(令和5年度)までは一般入試の社会学科・経済学科と、夜間主コースの社会人入試の経済学科に行がありましたが、2024年度以降は法学科(昼間・夜間主)の行しか掲載されていません。2023年度の一般入試では経済学科に18名、社会学科に9名の志願がありました。ただし大学が募集停止を告知したかどうかは確認できていないため、将来復活する可能性も否定できません。人文社会科学部の入試ページで毎年確認してください。

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この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。募集学科・出願資格・日程・選抜方法・配点・費用・単位認定は、静岡大学人文社会科学部が公表する「令和8年度3年次編入・転入学学生募集要項(社会人入試)」「令和8年度夜間主コース3年次編入・転入学学生募集要項(社会人入試)」「令和8年度3年次編入・転入学試験(第2次募集)学生募集要項(社会人入試)」および同学部ウェブサイトの「人文社会科学部編入・転入学 学生募集の概要」に、志願者数・合格者数は静岡大学が公表する「令和4〜8年度 静岡大学3年次編入学試験状況表」にもとづいて記載しています。2027年度(令和9年度)の募集要項は2026年8月末に公表予定です。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026年8月11日

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