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宇都宮大学農学部

宇都宮大学農学部の編入試験対策|学科別の出題傾向・倍率・合格ロードマップ

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-05​‌​​​‌​​‌​​​‌​‌‌‌‌​‌​‌‌​‌​‌‌​​‌​

結論:宇都宮大学農学部の編入試験はこんな試験

宇都宮大学農学部の3年次編入試験は、生物資源科学科・応用生命化学科・農業環境工学科・農業経済学科・森林科学科の5学科でそれぞれ別の試験科目が課される点が最大の特徴です。学力試験は生物資源科学科が生物学及び化学、応用生命化学科が化学、農業環境工学科が数学、農業経済学科と森林科学科が小論文で、全学科共通なのは英語(外部試験スコアを換算)と面接(口述試験を含む)だけです。5学科合計の募集定員は15名という少数選抜で、大学公表の実施状況では直近3年の実質倍率が学科・年度によって1.0〜4.5倍と振れており、志望学科によって戦い方が変わります。まず自分がどの学科を受けるかを決め、その学科の科目に対策を絞り込むことが合格への近道です。この記事では、最新要項・大学公表の入試実施状況・オンライン編入学院の過去問分析・合格者の体験談をもとに、学科ごとの対策の全体像を解説します。

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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試験概要(最新要項データ)

2027年度2027年度(2026年実施)の募集要項にもとづくデータです。この節は毎年の要項公表に合わせて更新されます(更新日: 2026-08-05)。

15名募集定員(5学科合計)
5学科学科ごとに科目が異なる
62単位大学在学者の必要修得単位
面接必須口述試験を含む場合あり
出願期間2026年5月18日〜5月21日(受付は9時〜16時。郵送の場合も最終日16時必着)
試験日2026年6月11日(集合8時30分・試験開始9時)。合格者発表は2026年6月26日です。試験日は年度により変わる可能性があるため、必ず大学公式の最新募集要項・受験票の記載を確認してください。
募集定員15名(5学科合計・3年次編入)
入学時期編入学年度の4月(第3年次編入)
試験科目学科ごとの学力試験科目(下表)+全学科共通で英語(外部試験スコアを換算)・面接(口述試験を含む)
英語外部試験TOEIC L&Rテスト公式認定証、TOEIC IP・カレッジTOEICの個人成績表、TOEFL(iBT・iBT Home Edition)の公式スコアレポートのいずれか。編入試験実施日から過去2年以内に受験したものに限る
出願資格(主なもの)大学の卒業(見込み)者、短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)者、専修学校の特定専門課程の修了(見込み)者、大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み含む)した者、学士の学位を持つ者、外国において14年以上の学校教育課程を修了した(見込み)者など

出願資格・提出書類・試験日程などの詳細は、必ず宇都宮大学が公表する最新の募集要項(大学公式サイトで「宇都宮大学 農学部 編入 募集要項」と検索)で確認してください。本記事は学習計画づくりのための参考情報です。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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学科ごとの試験科目・配点早見表

宇都宮大学農学部は学科ごとに学力試験の科目と配点が異なります。志望する学科を決めるときは、まずこの表で自分の得意分野と一致する学科を確認してください。

学科名学力試験学力英語面接合計
生物資源科学科生物学及び化学
(生物学2問・化学1問から2問選択)
100点100点100点300点
応用生命化学科化学100点100点100点300点
農業環境工学科数学100点100点100点300点
農業経済学科小論文100点50点100点250点
森林科学科小論文100点100点100点300点

注目したいのは農業経済学科だけ英語の配点が50点(他学科は100点)で、合計点も250点と他学科より低いことです。小論文の配点は他学科の専門科目と同じ100点のままなので、農業経済学科は相対的に英語の比重が軽く、小論文の完成度で差がつきやすい学科だといえます。学力試験はいずれの学科も9:00〜10:00の1時間、面接は10:30〜の開始です(時間割は年度により変わる可能性があるため要項・受験票で確認してください)。

出願手続きの実務(チェックリスト)

宇都宮大学農学部の出願期間は毎年5月中旬〜下旬の4日間ほどと短く、英語は外部試験の成績証明書を提出する方式のため、直前になってからでは間に合わない準備があります。要項データをもとに逆算すると次のようになります。

  • 出願1年前〜: 英語外部試験(TOEIC L&R・TOEIC IP・カレッジTOEIC・TOEFLのいずれか)の受験計画を立てる。スコアは編入試験実施日から過去2年以内に受験したものに限られるため、古すぎるスコアは使えません。
  • 出願半年前〜: 志望する学科を確定し、学力試験科目(生物学及び化学/化学/数学/小論文)の対策に着手する。在籍校での単位修得状況もあわせて確認し、入学時までに62単位以上を満たせるか教務課などで確かめておく。
  • 出願1〜2か月前〜: 成績証明書・在学(卒業見込み)証明書・英語外部試験の成績証明書など、発行に日数がかかる書類の手配を始める。TOEFLを使う場合は、書類の同封に加えてETSのアカウントから大学へスコアを直接送る手配も必要で、出願期間最終日までに大学側で確認できないと出願が受け付けられません。不明点は事前に学務部入試課へ問い合わせておくと安心です。
  • 出願期間(5月中旬〜下旬): 募集要項の指定どおりに書類一式を提出する。受験票が届かない場合は入試課へ申し出るよう案内されているため、到着予定日を把握しておきます。

必要書類の正式なリストと様式は年度ごとに変わる可能性があります。必ず宇都宮大学が公表する最新の募集要項で確認してください。

難易度・倍率(大学公表データ)

宇都宮大学は、募集要項の巻末に掲載される「農学部第3年次編入学試験実施状況」と、大学公式サイトの「学部別 第3年次編入学試験の合格状況」で、学科別の志願者数・受験者数・合格者数・入学者数を公表しています。まず直近の令和8年度(2026年4月入学・試験は2025年6月実施)の実施状況を見てみましょう。実質倍率は 受験者数÷合格者数 で編入総研編集部が計算しました。

学科志願者受験者合格者入学者実質倍率
生物資源科学科11名11名5名2名2.2倍
応用生命化学科5名5名3名3名1.7倍
農業環境工学科0名0名0名0名
農業経済学科9名9名4名3名2.3倍
森林科学科5名4名3名3名1.3倍
5学科合計30名29名15名11名1.9倍
農業経済学科
2.3倍
生物資源科学科
2.2倍
応用生命化学科
1.7倍
森林科学科
1.3倍

1年分の倍率で学科を選ばない:3年間の推移

宇都宮大学農学部は1学科あたりの受験者が数名〜十数名の少数選抜です。合否が1〜2名動くだけで倍率が大きく変わるため、単年度の数字だけで「入りやすい学科」を判断すると読み違えます。直近3年の実質倍率を並べると、その振れ幅がはっきりします。

学科令和6年度
2024年4月入学
令和7年度
2025年4月入学
令和8年度
2026年4月入学
生物資源科学科1.8倍1.2倍2.2倍
応用生命化学科4.5倍1.8倍1.7倍
農業環境工学科1.5倍2.0倍
農業経済学科3.5倍1.3倍2.3倍
森林科学科1.0倍1.4倍1.3倍
5学科合計2.2倍1.4倍1.9倍
0倍 1.5倍 3.0倍 2.2倍 1.4倍 1.9倍 令和6年度 令和7年度 令和8年度

3年分のデータから読み取れるのは次の点です。

  • 学科・年度によって実質倍率が1.0〜4.5倍まで振れます。応用生命化学科は令和6年度に4.5倍(受験9名・合格2名)でしたが、翌年は1.8倍、令和8年度は1.7倍と落ち着きました。逆に生物資源科学科は1.2倍から2.2倍へ上がっています。特定の1年だけを見て志望学科を決めないでください。
  • 令和8年度は農業環境工学科の志願者が0名でした。数学で受験できる学科は年度によって競争がほとんど起きないこともありますが、翌年も同じとは限りません。「倍率が低そうだから」ではなく「その科目で戦えるか」で選ぶのが結局は近道です。
  • 合格しても入学しない人が毎年一定数います。令和8年度は合格15名に対し入学11名で、他大学との併願合格者がいることがうかがえます。
  • 志願者数と受験者数はほぼ一致します。出願後に受験を辞退する人は少なく、令和8年度は森林科学科の1名だけでした。出願したらほぼ全員が当日受けに来ると考えておきましょう。
  • 募集人員は令和7年度まで5学科合計18名でしたが、令和8年度以降は15名に減っています。母数が小さい選抜であることを前提に、倍率は「年度による揺らぎを含んだ目安」として扱ってください。

出典: 令和6年度は宇都宮大学農学部第3年次編入学学生募集要項(令和7年度版)巻末の実施状況、令和7年度・令和8年度は宇都宮大学が公表する「学部別 第3年次編入学試験の合格状況」。年度は入学年度で表記しており、試験はいずれもその前年の6月に実施されたものです。令和7年度の農業経済学科の合格者数には追加合格1名を含みます。最新の実施状況は募集要項の巻末、または大学公式サイトの入試情報で確認してください。

出題傾向(過去問分析)

宇都宮大学農学部は学科ごとに試験科目が異なるため、この節は「自分が受ける学科の科目で何が問われやすいか」を確認する材料として読んでください。オンライン編入学院の過去問分析で頻出分野の集計が取れているのは生物資源科学科(生物学及び化学)と農業環境工学科(数学)の2学科です(著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません)。

生物資源科学科:分子生物学と有機化学の計算問題が中心

分子生物学・遺伝子操作
24%
有機化学・濃度計算
24%
バイオテクノロジー・環境化学
12%
神経生理学
12%
光合成・植物生理
10%
進化・遺伝
10%

PCR法・電気泳動・コドンと翻訳といった分子生物学・遺伝子操作の分野と、アルコールや炭化水素の性質、中和滴定・燃焼熱などの有機化学の計算問題が、頻出分野の約半分を占めています。このほか光合成(C3植物・C4植物の違い)、神経生理学(膜電位・シナプス)、進化と遺伝(ダーウィンフィンチ、共生説)と幅広いテーマから出題されており、高校生物・化学の全範囲を大学レベルまで押さえる必要があります。2027年度合格者(生物資源科学科)の体験談によると、実際の試験は「大問2つ」の構成で、植物生理(浸透圧・膨圧・原形質分離)と酵素(酵素ー基質複合体、酵素反応速度のグラフ)が出題されました。試験直後アンケートでも「浸透圧・膨圧に関する問題」「酵素に関する問題」が報告されており、この分野は繰り返し出やすいテーマだとわかります。学習は、高校生物・化学の総復習を土台に大学基礎レベルの教科書で知識を補強し、記述式の問題集で「制限字数内で説明しきる」練習を積むのが近道です。

農業環境工学科:ベクトル・統計・微分方程式が三本柱

ベクトル・行列
26%
統計学・データ解析
26%
微分・関数解析
22%
微分方程式(変化のモデル化)
22%

ベクトルの内積・成す角、行列式の計算といった線形代数の基礎と、誤差関数・残差・t検定などの統計学・データ解析が頻出分野のそれぞれ4分の1強を占め、微分(変曲点、Newton法による近似計算)と微分方程式を使った現象のモデル化(物質の減少や体重変化を式で表し、初期条件から特殊解を求める形式)が続きます。単なる計算力だけでなく、「統計学の目的を説明する」「対応のあるt検定の手順を述べる」といった論述問題も出ており、公式を覚えるだけでなく使う場面まで理解しておく必要があります。学習は、大学教養レベルの微分積分・線形代数の入門書で計算の土台を固めたうえで、統計学の基礎(検定・誤差)にも触れておくと安心です。

応用生命化学科・農業経済学科・森林科学科の対策の考え方

応用生命化学科(化学)、農業経済学科・森林科学科(小論文)の3学科は、オンライン編入学院の過去問分析データベースでも傾向集計に十分な設問数がまだ蓄積できておらず、頻出分野を構成比で示すことができません。募集要項の配点から読み取れる対策の方向性を紹介します。

  • 応用生命化学科(化学100点): 生物資源科学科と同じ試験時間帯・配点構成のため、高校化学の理論・無機・有機の全範囲を大学基礎レベルまで押さえる王道の対策が中心になります。生物資源科学科の頻出分野(有機化学の濃度計算・燃焼熱など)と重なる可能性があるため、前節のバー表も参考にしてください。
  • 農業経済学科(小論文100点・英語50点): 英語の配点が他学科より軽い分、小論文の完成度が合否を分けやすい学科です。農学部で唯一の文系学科として、食料・農業・農村を社会科学の視点から論じる出題が想定されるため、農業経済・食料政策に関する新聞記事やニュースへの日常的な目配りが役立ちます。
  • 森林科学科(小論文100点・英語100点): 森林の育成・管理から木材生産・環境保全まで幅広いテーマを扱う学科の特色上、森林や環境問題に関する時事的な話題を小論文でどう論じるかの練習が中心になります。

この3学科の傾向は今後のデータ蓄積により更新される可能性があります。志望する学科の過去の出題形式は、必ず大学公式の情報や在籍する学校の進路指導室などでも確認してください。

併願戦略:単願か併願か

学科・年度によって実質倍率が1.0〜4.5倍と幅があるとはいえ、5学科合計の募集定員は15名という少数選抜です。オンライン編入学院の合格者の実例から、併願の考え方を整理します。

  • 併願で合格した例: ゆゆゆDさん(2027年度合格)は宇都宮大学農学部生物資源科学科と茨城大学農学部地域総合農学科応用植物科学コースの両方に合格し、第一志望だった宇都宮大学へ進学しました。茨城大学の受験区分は学力試験がなく、面接と口頭試問のみという形式で、対策の追加負担を抑えながら併願先に加えられたといいます。
  • 単願または近い分野で挑む例: 生物学・化学系の対策がそのまま活きる東京農工大学農学部三重大学生物資源学部など、同じ農学・生命科学系の大学を併願先に検討する受験生もいます。試験科目が近い大学を選べば、対策の追加負担を抑えられます。

併願先を選ぶときの実務的なポイントは2つです。第一に学力試験の有無。ゆゆゆDさんが受験した茨城大学農学部の区分のように、学力試験がなく面接・口頭試問のみで選抜する大学もあり、専門科目の対策時間が足りない場合の選択肢になります。第二に英語外部試験の有効期限。宇都宮大学は「編入試験実施日から過去2年以内」のスコアに限られるため、併願先ごとに求められる有効期限や試験の種類(TOEIC・TOEFL・IELTSなど)が異なる場合は、出願スケジュールを早めに確認しておく必要があります。

合格ロードマップ(時期別)

オンライン編入学院に寄せられた2027年度合格者(生物資源科学科)の学習記録(対策期間は開始から試験まで約1年)をもとに、標準的なスケジュールを示します。

  • 開始〜3か月:TOEICに全振り

    まずは英語(TOEIC L&R)の対策から始めます。合格者は開始直後の1日2時間からスタートし、単語帳と公式問題集を並行して進めました。3か月目に初のTOEIC受験で760点を取得し、以降も複数回受験してスコアを伸ばしています。専門科目が本格化する前に英語の土台を作るのが定石です。

  • 4〜6か月:専門科目(生物学・化学)を開始

    TOEIC対策と並行して生物学・化学の学習をスタートします。合格者は高校範囲の総復習教材を1週間に1章のペースで進め、知識が付いた分野から演習問題集へ移行しました。この時期の1日あたりの学習時間は3.5〜5時間でした。

  • 7〜9か月:TOEICを締めくくり、専門に完全移行

    合格者は開始から半年ほどでTOEIC L&R 820点(最終的に提出したスコア)に到達し、この時期にTOEIC対策を終了しました。以降は生物学・化学に学習時間を集中させ、大学レベルの教科書を1周・2周と繰り返しながら知識を固めました。1日あたりの学習時間は6〜7.5時間まで引き上がっています。なお、この時期はメンタル面が落ち込みやすい時期でもあり、合格者自身も年末年始にモチベーションが低下したと振り返っています。学習仲間や大学の研究室訪問などで気持ちを切り替える機会を作っておくと安心です。

  • 直前期(試験1〜2か月前):過去問と志望理由書

    過去問演習を本格化し、志望理由書の作成にも着手します。志望する研究室のシラバスやホームページを読み込み、研究への理解を深めたうえで志望理由を組み立てるのが合格者に共通する準備です。面接では志望理由に加え、単位認定・研究テーマ・時事的な農業のトピックなど幅広い質問への備えもしておきましょう。

試験当日のチェックリスト

合格者の体験談と試験直後アンケートから、当日の実務的な注意点をまとめます(時間割などは年度により変わる可能性があるため、受験票と要項の記載を優先してください)。

  • 時間割: 集合時刻は8時30分、学力試験は9:00〜10:00の1時間、面接は10:30〜開始という進行が確認できています。学力試験を終えたら学科ごとの面接待機室に移動し、受験番号順に呼ばれる形式でした。
  • 面接の雰囲気: 合格者は「面接試験はフレンドリーな感じの面接官だったので不安に思うことはない」と振り返っています。試験直後アンケートでも面接官3人体制・約10分程度という報告があり、過度に身構える必要はなさそうです。
  • アクセス: 会場は宇都宮大学峰キャンパス(宇都宮市峰町350)峰町1号館A棟(農学部)玄関ホールです。合格者は「宇都宮駅からバスが出ているが、タクシーの方がゆっくりできるためおすすめ」とアドバイスしています。
  • 問題文をよく読む: 試験直後アンケートでは「筆記試験は例年通りの難易度だったが、問題文をよく読んでおく必要があると感じた」との声があり、記述式の設問は特に条件の読み落としに注意が必要です。

おすすめ参考書

オンライン編入学院の過去問分析で宇都宮大学農学部の出題分野との対応が確認できた参考書から、科目別におすすめを紹介します。各カードをタップすると詳しいレビュー記事に移動できます。

生物学の2冊は生物資源科学科向け、数学の3冊は農業環境工学科向けです。試験直後アンケートでも「生物の重要問題集をやっておけば大丈夫」との声があり、生物資源科学科の対策では優先度の高い1冊です。化学(応用生命化学科)・小論文(農業経済学科・森林科学科)は、前節で紹介した学習の方向性を踏まえて自分に合った教材を選んでください。

合格者の声

ゆゆゆDさん(2027年度合格・私立大学から編入)

日本大学 生物資源科学部アグリサイエンス学科から、約1年の対策で宇都宮大学農学部生物資源科学科に合格。TOEIC L&R 820点(L440/R380)を提出し、茨城大学農学部との併願にも合格しています。

「長期計画、短期計画をそれぞれ作成していただき、合格までの道のりが明確になった。また、年齢が近かったのでとても話しやすかった。」

— ゆゆゆDさん(2027年度合格)の体験談より(専属コーチについて)

ゆゆゆDさんの体験談を読む

試験直後アンケートから(2027年度受験者)

宇都宮大学農学部生物資源科学科を受験した別の受験生からは、次のような声が寄せられています。

「筆記試験は例年通りの難易度だったかなと思うが、問題文をよく読んでおく必要があると感じた。(3)(4)などの記述式の問題は難しかった。」
「基本的には基礎的な内容なので、生物の重要問題集をやっておけば大丈夫かなと思う。TOEICで稼げると良いかも。」

— 2026年6月受験者の試験直後アンケートより

面接で聞かれた質問例

合格者の体験談・試験直後アンケートから、面接で実際に聞かれた質問をまとめました。研究内容や志望理由に絡めた質問が中心で、学科によっては専攻分野に関する時事的な質問も出ています。

  • 志望動機を教えてください
  • 在籍大学で印象に残っている授業を教えてください
  • 単位認定がうまくいかないことがあるが大丈夫ですか
  • 1番頑張ったこととそのプロセスを教えてください
  • 気になっている農業のトピックやニュースはありますか
  • 最後に言い残すことはありますか

よくある質問

宇都宮大学農学部の編入試験に面接はありますか?

はい、5学科すべてで面接が実施されます。募集要項には「面接(口述試験を含む)」と明記されています。試験直後アンケートでは面接官3人体制で約10分、うち1人が志望理由などを聞き、その内容を踏まえて残り2人が深掘りする進行だったとの報告があります。同じ受験者からは「募集要項には口述試験もあると書いてあったがそのような質問はなかった」との報告もありますが、実施の有無は年度や学科によって変わり得るため、専門知識を問われる前提で準備しておくと安心です。

学科によって試験科目は違いますか?

はい、5学科すべてで学力試験の科目が異なります。生物資源科学科は生物学及び化学、応用生命化学科は化学、農業環境工学科は数学、農業経済学科と森林科学科は小論文です。全学科共通なのは英語(外部試験スコアを換算)と面接のみで、志望する学科を先に決めてから対策する科目を絞り込む必要があります。

TOEICは何点あれば宇都宮大学農学部に編入合格できますか?

大学は合格基準点を公表していません。オンライン編入学院に寄せられた生物資源科学科合格者の体験談では、提出スコアはTOEIC L&R 820点(L440/R380)でした。試験直後アンケートでも「TOEICで稼げると良い」との声があり、学力試験の配点に対して英語の比重が学科ごとに異なる点(農業経済学科は英語50点・他学科は100点)も踏まえて計画を立てることが大切です。

宇都宮大学農学部の編入試験の出願資格は?

2027年度(令和9年度)要項では、大学の卒業(見込み)者、短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)者、専修学校の特定専門課程の修了(見込み)者、学士の学位を持つ者、外国において14年以上の学校教育課程を修了した者などが対象です。4年制大学に在学中の人は、一つの大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み含む)していることが条件になります。いずれの場合もTOEIC(L&R・IP・カレッジTOEIC)またはTOEFLのスコア提出が必要です。詳細な条件は必ず大学公式の募集要項で確認してください。

宇都宮大学農学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?

大学が公表している直近の入試実施状況(令和8年度=2026年4月入学)では、5学科合計で志願者30名・受験者29名・合格者15名・入学者11名でした。実質倍率(受験者数÷合格者数)を学科別に計算すると、農業経済学科2.3倍、生物資源科学科2.2倍、応用生命化学科1.7倍、森林科学科1.3倍で、農業環境工学科はこの年度の志願者が0名でした。直近3年でみると学科・年度により1.0〜4.5倍と振れ幅が大きいため、1年分の倍率だけで志望学科を決めないことが大切です。

宇都宮大学農学部と併願しやすい大学はどこですか?

オンライン編入学院の合格者には、茨城大学農学部との併願で両方に合格した実例があります。茨城大学農学部の一部区分は面接・口頭試問のみで学力試験がなく、対策の負担を抑えて併願先に加えやすいのが特徴です。東京農工大学農学部や三重大学生物資源学部など、同じ農学系の大学を併願先に検討する受験生も多くいます。

対策はいつから始めるべきですか?

オンライン編入学院に寄せられた合格者の学習記録では、対策期間は約1年でした。最初の半年ほどをTOEICに集中させてスコアを確保し、その後を専門科目(生物学・化学など)のインプットと過去問演習に充てています。試験は例年6月中旬に実施されるため、大学1年生の夏から秋には対策を始めるのが目安です。

面接ではどんなことを聞かれますか?

志望理由、在籍校で印象に残っている授業、単位認定がうまくいかない場合の対応、興味のある研究テーマや農業関連のニュースなどが聞かれています。志望理由を研究室の研究内容と結びつけて具体的に説明できるよう、事前にシラバスや研究室のホームページを調べておくことが合格者に共通する準備です。

編入試験対策にはどのくらい費用がかかりますか?

費用は対策方法によって大きく異なります。オンライン編入学院の合格者1名の実例では、教材・書籍代、対策指導費、試験関連費、出願関連費、当日関連費の合計で約68万円でした。あくまで1名の参考値のため、独学中心にすれば教材費のみに抑えることも可能です。

まとめ

宇都宮大学農学部の編入試験は、5学科ごとに試験科目・配点・倍率が異なる「学科選びがそのまま戦略になる」試験です。生物資源科学科は生物学及び化学、応用生命化学科は化学、農業環境工学科は数学、農業経済学科と森林科学科は小論文と科目が分かれ、直近3年の実質倍率も学科・年度により1.0〜4.5倍まで幅があります。過去問分析の結果が示すとおり、生物資源科学科は分子生物学と有機化学の計算、農業環境工学科はベクトル・統計・微分方程式が軸で、いずれも高校範囲の総復習から大学基礎レベルへの橋渡しが対策の中心になります。英語は全学科共通の得点源(農業経済学科のみ配点が軽い)なので、まずは志望学科を決め、TOEICなど英語外部試験のスコア確保から今日はじめてください。

あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析に、合格者の声はオンライン編入学院に寄せられた合格体験談・試験直後アンケートにもとづいています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026年8月5日

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