秋田高専からの大学編入 |東北大9名・北大6名などの実績と対策
この記事は、秋田工業高等専門学校(秋田高専)に在学中で、大学への編入学を考えている方に向けたガイドです。反対に「秋田高専へ入学したい」方は、この記事の対象ではありません。秋田高専の入試情報は秋田高専公式サイトの入試情報ページをご確認ください。
この記事で分かること
- 秋田高専公式が公表する、大学編入の実績データ(令和2〜7年度卒業者)
- 秋田高専から編入者数が多い主な大学と、その顔ぶれ
- 秋田大学・東北大学・北海道大学が実績の中心になっている背景
- 編入対策を始める時期の目安(学年別の進め方)
- 秋田高専の主な編入先大学に合格した高専出身者の体験談
秋田高専の大学編入実績。公式データで見る全体像
秋田高専は秋田工業高等専門学校公式サイトの進路・進学実績ページで、卒業・修了者の進路(就職・進学)の実績を年度別にPDFで公表しています。本科卒業者の進学先の大学別・学科別の内訳は、令和2〜6年度卒業者分の一覧PDFと令和7年度以降の一覧PDFに分けて掲載されており、単年度ごとの「進路状況」資料でも人数を確認できます(いずれも2026年8月19日取得)。
この記事で扱うのは、本科卒業後に大学等へ進学する「大学編入」の実績です。公式資料には、大学編入に加えて、秋田高専自身の専攻科(本科卒業後に進む2年制の専門課程。近年は主に「グローバル地域創生工学専攻」に集約)への進学者数も含まれています。専攻科には、令和2〜6年度卒業者の5年間で96名、直近の令和7年度卒業者(令和8年3月卒業)では22名が進学しており、大学編入と並ぶもう一つの進路として選ばれています。また、公式資料の「大学等への進学」区分には、看護学校や専門学校など大学以外の進学先も少数含まれています。この記事では大学への編入学にしぼって紹介します。
本科卒業者の大学等への進学者数(年度別)
| 区分 | 令和3年3月 | 令和4年3月 | 令和5年3月 | 令和6年3月 | 令和7年3月 | 令和8年3月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 大学等への進学者数 | 27名 | 35名 | 33名 | 28名 | 31名 | 21名 |
出典: 秋田工業高等専門学校公式サイト「卒業・修了者の進路状況」各年度PDF(2026年8月19日取得)の「進学(大学等)」欄の合計人数。「大学等」には大学のほか、看護学校・専門学校など少数の大学以外の進学先も含まれます。
主な編入先大学(令和2〜6年度卒業者の累計・編入総研集計)
公式資料に掲載された大学別・学科別の内訳を編入総研が大学単位で集計すると、令和2〜6年度卒業者の5年間で編入者数が多い大学は次のとおりです。累計人数の多い大学ほど、秋田高専から継続して編入学者を送り出している大学といえます。
| 大学 | 学部 | 令和2〜6年度の累計編入者数 |
|---|---|---|
| 秋田大学 | 理工学部ほか | 27名 |
| 豊橋技術科学大学 | 工学部 | 22名 |
| 新潟大学 | 工学部ほか | 16名 |
| 長岡技術科学大学 | 工学部 | 16名 |
| 東北大学 | 工学部ほか | 9名 |
| 千葉大学 | 工学部 | 9名 |
| 北海道大学 | 工学部 | 6名 |
| 東京農工大学 | 工学部 | 6名 |
| 秋田県立大学 | システム科学技術学部 | 5名 |
| 筑波大学 | 理工学群・情報学群 | 3名 |
秋田高専公式「R2〜R6年度卒業者の進学先一覧(本科)」PDF(2026年8月19日取得)に掲載された大学別・学科別の内訳を、編入総研が大学単位で合算した人数です(学校側が大学単位の累計値として公表しているものではありません)。このほか、弘前大学・岩手大学・工学院大学・金沢大学・室蘭工業大学・北見工業大学・東北工業大学・電気通信大学・日本大学・横浜国立大学・山梨大学・信州大学・京都工芸繊維大学・広島大学・九州大学にも、令和2〜6年度累計で編入実績があります。個別の大学で1〜2名程度の小さな人数になる進路は、特定の学生を推測できてしまうため、この記事では大学ごとの内訳を出さず「編入実績あり」という形で扱っています。なお、同資料に記載された学科別内訳をすべて合算すると142名分になりますが、資料に明記された「大学等への進学」の合計は153名です(差の理由は資料からは分かりません)。掲載大学は学部・学科の変更や年度によって募集内容が変わることがあるため、最新の出願資格・試験内容は大学名のリンク先記事、または大学公式の募集要項でご確認ください。
編入先の定番と難易度帯。秋田大学・東北大学・北海道大学という選択肢
上の表のとおり、秋田高専からの編入先は秋田大学(理工学部。2025年4月に理工学部を改組して開設された総合環境理工学部を含みます)が最も多く、これに豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学という技術科学大学(技科大)が続きます。秋田大学は秋田県内にキャンパスがあり、応用化学・電気電子工学・土木環境工学など複数のコースが高専からの編入を受け入れているため、地理的な近さとコースの幅の両方から、秋田高専生にとって最も身近な編入先になっていると考えられます。
技科大2校のほかにも、秋田高専からは東北大学・北海道大学への編入実績があります。公式データでは、令和2〜6年度の5年間で東北大学に9名、北海道大学に6名が編入しており、東北大学は工学部(機械知能・航空工学科、電気情報物理工学科など)、北海道大学は工学部(機械知能工学科、環境社会工学科など)が主な受け入れ先です。出願資格や試験内容は年度によって変わることがあるため、志望する場合は必ず大学公式の最新の募集要項を確認してください。
このほか、新潟大学・千葉大学・東京農工大学・秋田県立大学・筑波大学のような大学にも、秋田高専から継続して編入学者が出ています。募集人員や試験科目は大学・学部によって異なるため、志望校を決める際は必ず各大学の最新の募集要項を確認してください。
秋田高専から出願できる大学は、上記以外にも数多くあります。学部・学科ごとの出願資格や試験内容を大学名・学部から検索したい場合は「高専から大学編入できる大学一覧」、工学部全体の実施大学一覧や難易度の目安は「工学部編入|実施大学一覧・難易度ランキング」で確認できます。
編入準備の始め方。学年別のスケジュール
大学編入の対策は、大学や個人によって差がありますが、秋田高専を含む多くの高専生は、おおむね次のような流れで準備を進めています。
- 3年生: 志望する学部・大学の情報収集を始める時期です。上の表を参考に、どの大学の実績が多いかをつかみつつ、自分の興味に近い分野(機械・電気電子・情報・応用化学・土木環境など)を意識しておくと、その後の科目学習の方向性が定まりやすくなります。
- 3年生の終わり〜4年生の前半: 英語・数学など、多くの大学で共通して必要になる基礎科目の学習を本格化させる時期です。編入試験特有の出題形式に早めに慣れておくと、専門科目の対策に時間を割きやすくなります。
- 4年生: 志望校を絞り込み、専門科目(力学・電磁気学・情報工学など、志望学科に応じた分野)の対策と、過去問演習・面接対策・出願書類の準備を進める時期です。多くの大学で、3年次編入の試験がこの学年の後半に実施されます。
- 4年生の終わり〜5年生: 出願・受験本番の時期です。秋田大学と豊橋・長岡の技科大、東北大学・北海道大学などを併願する場合は、志望校ごとの試験日程が重ならないか早めに確認しておくと、選択肢を狭めずに済みます。
出願資格そのもの(必要単位・在学年数など)は大学ごとに条件が異なるため、対策を始める前に「編入の出願資格と必要単位」もあわせて確認してください。
高専→大学編入のメリットやデメリット 対策の進め方など学長が解説
2年連続 合格者数No.1
大学編入試験
合格者数 No.1
※調査対象期間 2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
※調査方法: 企業担当者へのヒアリング、企業発表情報、デスクリサーチ/調査対象: 大学編入試験対策の予備校・個別指導塾(医学部・看護学部系除く)/調査項目: 2025年度と2026年度の大学編入試験合格者数
オンライン編入学院 公式サイト(2026年8月19日確認)
2年連続で大学編入試験の合格者数No.1(注釈参照)のオンライン編入学院では、秋田高専のような高専出身者のサポートも豊富に行っています。2027年度入学では東京大学工学部への合格者も出しています(詳しくはオンライン編入学院の2027年度合格者速報&2026年度実績)。
秋田高専からの編入先は、地元の秋田大学から東北大学・北海道大学、豊橋・長岡の技科大まで幅があり、大学ごとに出願資格や専門科目の範囲も異なります。いまの学年・得意科目・志望分野をうかがったうえで、進め方を整理します。
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秋田高専の主な編入先に合格した先輩の体験談
編入総研では、高専出身者の合格体験記を多数公開しています。ここでは、秋田高専からの主な編入先である大学に、高専から合格した方の体験談を紹介します。いずれも本文中で高専出身であることが確認できる体験談で、秋田高専出身と名乗っているものではありません。
よくある質問
秋田高専からはどんな大学に編入できますか?
秋田高専公式が公表する実績では、令和2〜6年度卒業者の5年間の累計で秋田大学(27名)・豊橋技術科学大学(22名)・新潟大学(16名)・長岡技術科学大学(16名)・東北大学(9名)・千葉大学(9名)・北海道大学(6名)・東京農工大学(6名)・秋田県立大学(5名)・筑波大学(3名)などへの編入実績があります(2026年8月19日取得)。このほかにも弘前大学・岩手大学・工学院大学・金沢大学・室蘭工業大学・北見工業大学など、複数の大学に編入実績があります。学部・学科ごとの出願資格は「高専から大学編入できる大学一覧」で検索できます。
秋田高専の大学編入の実績はどこで確認できますか?
秋田高専公式サイトの進路・進学実績ページに、卒業・修了者の進路状況が年度別にPDFで公表されています。本科卒業者の進学先については、令和2〜6年度卒業者分の一覧と、令和7年度以降の一覧が別々に掲載されており、単年度ごとの「進路状況」資料もあわせて確認できます。いずれも大学編入と、秋田高専自身の専攻科への進学者数の両方が含まれているため、大学編入の実績を見る際は表題や区分に注意してください。
東北大学・北海道大学への編入は可能ですか?
可能です。公式データでは、令和2〜6年度の5年間で秋田高専から東北大学へ9名、北海道大学へ6名が編入しており、いずれも工学部が主な受け入れ先です。技術科学大学だけでなく、東北大学・北海道大学への編入実績もあることが、公式資料から確認できます。ただし出願資格・試験内容は学部・学科・年度によって異なるため、志望する場合は必ず大学公式の最新の募集要項を確認してください。
秋田大学への編入が特に多いのはなぜですか?
公式データでは、令和2〜6年度の5年間で秋田高専から秋田大学理工学部へ編入した人数は27名と、他大学を大きく上回っています。秋田大学は秋田県内にキャンパスがあり、応用化学・電気電子工学・土木環境工学など複数のコースが高専からの編入を受け入れているため、地理的な近さとコースの幅の両方が背景にあると考えられます。なお秋田大学では2025年4月に理工学部が改組され、総合環境理工学部が開設されています。
秋田高専の専攻科と大学編入、どちらを選べばいいですか?
秋田高専公式の実績データでは、専攻科(グローバル地域創生工学専攻など)には令和2〜6年度卒業者の5年間で96名、直近の令和7年度卒業者(令和8年3月卒業)では22名が進学しています。専攻科は高専に残って2年間、より専門的な学びを続ける進路で、大学編入は他大学に移って学ぶ進路です。学びたい分野の環境や、卒業後に取得できる学位、通学のしやすさなどを踏まえて、早めに高専の先生に相談しながら検討することをおすすめします。
秋田高専から大学編入の対策はいつから始めればいいですか?
大学や個人差が大きく断定はできませんが、多くの高専生は3年生から志望校の情報収集と基礎科目(英語・数学)の学習を始め、4年生で専門科目の対策や過去問演習を本格化させる、という進め方をとっています。編入試験の多くは3年次・4年次修了時点での出願となるため、出願資格の確認は早めに済ませておくと選択肢が広がります。
秋田高専へ入学したい場合はどうすればいいですか?
この記事は秋田高専から大学へ編入する方向けのガイドです。秋田高専への入学(高校入試段階の入学)については、秋田高専公式サイトの入試情報ページをご確認ください。
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秋田高専からの大学編入は、秋田大学を中心に、東北大学・北海道大学や技科大、その他の国立大学まで選択肢が広がります。いまの学年・成績・志望分野を踏まえて、無理のない志望校の組み合わせを一緒に考えます。
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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入に特化した完全オンラインの予備校です。秋田高専からの編入は、地元の秋田大学が最も多く、これに豊橋・長岡の技科大、東北大学・北海道大学などが続くのが特徴です。この記事の実績データは秋田高専公式の公表値にもとづいており、最新の出願資格・試験内容は必ず大学公式の募集要項でご確認ください。無料相談では、いまの学年・成績・興味のある分野を整理したうえで、志望校の絞り込みと対策の進め方をご提案しています。

