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京都大学経済学部

京都大学 経済学部 編入の合格体験記|キョンさん・読んだ論文の先生に会いに行くまで

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-08​​‌‌‌‌​​​​​‌‌​‌​‌‌​​​‌‌‌‌​​​‌​‌‌

結論:筆記がない試験だから、教科書を説明できる状態まで詰めた

在籍していた私立大学(文系)で学ぶうちに、もっと深く扱いたい分野が出てきたものの、それを研究している先生が学内にいませんでした。自分の関心に近い論文をたどるなかで京都大学の教授が書いたものに行き当たり、その先生が身近にいる大学があると知って、いてもたってもいられずに編入へ動いた方です。結果として京都大学のほか大阪大学 経済学部、神戸大学 経営学部にも合格しています。

対策は2024年4月から2025年11月まで。前半のおよそ1年は1日1時間で、通学の電車をまるごと英単語に充ててTOEFLを積み、2025年7月に83点まで届かせました。経済学に入ったのは2025年4月、経営学は9月から。8月以降は1日6時間に上げています。京都大学と大阪大学は筆記がなく口頭試問だけなので、教科書は一言一句を読み込み、要点を20ページほどのノートにまとめて毎日1周暗唱する形で仕上げました。

私立大学(文系)前籍
3.6前籍GPA
3校受験した大学
20か月対策にかけた期間
前籍私立大学(文系)
入学年2026年4月 入学
編入年次3年次
受験年度2026年度入学

この記事で分かること

  • 読んでいた論文の先生が京都大学にいると知った日
  • 京都大学・大阪大学・神戸大学を受けた結果
  • 通学時間をすべて英単語に充てた1年半の配分
  • 経済学・経営学で使った教材と、ノートのまとめ方
  • 口頭試問だけの試験当日と、志望理由書の組み立て

なぜ編入を目指したのか

以前在籍していた大学で学んでいくうちに、さらに深く学んでみたいと思う分野がでてきて、前に在籍していた大学ではその専門分野を研究されている先生がいらっしゃらなかったので編入を決意しました。

志望校を選んだ決め手

自身の研究分野についての論文を読んでいた際京都大学の現在在籍しているゼミの教授が執筆した論文に出会い、身近に自分の研究をしている先生がいると知りいてもたってもいられず、京都大学への編入を希望しました。

編入を周りに伝えた時の反応

伝えた相手: 家族・恋人・パートナー / 伝えた時期: 試験の1年以上前

父は以前の大学でも十分な学歴であり、リスクを犯し大学編入の勉強をするより十分に大学生活を満喫して欲しいと言われました。母は自信が大学編入の経験者だったため絶対に行けると応援してくれました。恋人の反応としては、自分の向上心や好奇心の強さを理解してくれていたため、応援してくれていました。

受験した大学とその結果

この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。

結果大学・学部編入年次試験区分受験者数倍率
合格(入学)京都大学 経済学部 経済経営学科3年次--
合格(辞退)大阪大学 経済学部 経済経営学科3年次303.8倍
合格(辞退)神戸大学 経営学部 経営学科3年次602.9倍

受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。

合格までの学習計画

私が編入試験対策を始めたのは 2024年4月 、本番の試験は 2025年11月 でした。

時期別の1日の学習時間

平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。

平日

開始期
1h
中期
2h
直前期
2h

休日

開始期
1h
中期
2h
直前期
6h

1日あたりの学習時間の推移

月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。

2024年4月
1h
2024年5月
1h
2024年6月
1h
2024年7月
1h
2024年10月
1h
2024年11月
1h
2024年12月
1h
2025年1月
1h
2025年2月
1h
2025年3月
1h
2025年4月
2h
2025年5月
2h
2025年6月
2h
2025年7月
3.5h
2025年8月
6h
2025年9月
6h
2025年10月
3.5h
2025年11月
3.5h

月ごとの学習の中身

  • 2024年4月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 2/5

    単語帳スタート

  • 2024年5月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 2/5

    単語帳周回

  • 2024年6月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 2/5

    単語帳周回

  • 2024年7月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 2/5

    単語帳周回

  • 2024年8月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 1/5

    勉強せず

  • 2024年9月

    主な科目: 勉強せず / 気持ちの状態 1/5

  • 2024年10月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 2/5

    単語帳再開

  • 2024年11月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 2/5

    単語帳周回

  • 2024年12月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 2/5

    単語帳周回

  • 2025年1月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 2/5

    単語帳周回、 TOEFLの過去問を開始5回分解く

  • 2025年2月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 2/5

    単語帳周回、TOEFLの過去問を10回分解く TOEFL78点

  • 2025年3月

    主な科目: 経済学 / 気持ちの状態 3/5

    経済学の大学講義を軽く復習し始める

  • 2025年4月

    主な科目: 経済学 / 気持ちの状態 4/5

    らくらくミクロ経済、らくらくマクロ経済学、らくらく計算を2周し、経済学の基礎を固めた。 その後動画講義に移り、発展的な内容を1周した。

  • 2025年5月

    主な科目: 経済学 / 気持ちの状態 4/5

    動画講義の2週目で付属の問題集の全ての問題を解けるようになる。 その後受験まで余裕があることに気づきTOEFLの勉強を再開。単語帳を周回し始める。

  • 2025年6月

    主な科目: TOEFL ibt / 気持ちの状態 5/5

    TOEFLibtに全集中し、英単語と過去問題を解く日々。過去問を10回分2周ほど行った。

  • 2025年7月

    主な科目: 志望理由書, TOEFL ibt / 気持ちの状態 4/5

    TOEFLibtの受験を行い80点に到達。 引き続き、単語帳と過去問題を行っていた。 7月後半から提出書類のドラフトを書き始める。

  • 2025年8月

    主な科目: 志望理由書, 経済学, TOEIC / 気持ちの状態 5/5

    神戸大学や大阪大学など滑り止め大学のゼミや講義内容についても調査を始めた。8月半ばには全ての志望校の志望理由書を完成させる。 経済学では神取先生の「ミクロ経済の力」や二神先生の「マクロ経済学」を使い発展的な内容を学び始める。 また、余裕があったので元々TOEFLで出願する予定だった神戸大学、大阪大学に向けて、TOEICの勉強を行い875点をスコア。 経営学では、動画講義を2周とキーコンセプト経営学入門を1周した。

  • 2025年9月

    主な科目: 面接/口頭試問, 経済学, 経営学 / 気持ちの状態 5/5

    経済学では口頭試問の対策と神戸大学の過去問題5年分に着手。 経営学ではキーコンセプト経営学入門をルーズリーフに自分でまとめたものを中心に復習しつつ、神戸大学の過去問を5年分解いた。

  • 2025年10月

    主な科目: 面接/口頭試問, 経済学, 経営学 / 気持ちの状態 5/5

    神戸大学に向けて過去問のわからなかった部分を復習しつつ、経営学を自分でまとめたルーズリーフを中心に復習。 京都大学の口頭試問に向けたトレーニングを自分のまとめたノートを使い毎日行っていた。

  • 2025年11月

    主な科目: 面接/口頭試問 / 気持ちの状態 5/5

    ここから本格的に大阪大学の口頭試問に対策するため、志望するゼミの先生の執筆した本を2冊と論文を5本読み、聞かれそうな内容を予想し回答を用意しました。また、数学ができるか聞かれることが多いという情報があったので計量経済学と線形代数、微積について一通り学習した。

勉強場所と環境

基本は声を出して説明しながら理解を深めて勉強したいので自宅学習をしていた。 空きコマは大学図書館での学習をしていた。 また、電車通学だったためそれらの時間は最後の1ヶ月経済経営学に使ったのを除き2年間通して全て英単語帳に捧げた。

スランプとメンタル回復

私は経済学、経営学に関しては大好きでより深く勉強するために編入を志したので、一切苦痛に思うことはなかった。一方で、英語に関してはかなりの苦手意識があり、何度も挫折しかけた。デカルトが「困難は分割せよ」と言っていたように、とにかく小分けにして好きな経済学の勉強の合間に数分程度勉強するなどしていた。また、大学の講義を聞いている時間や友人と話す時間、サークルの飲み会が逃避の場所になり、定期的なガス抜きができていたため、なるべく受験期直前も大学へ通って友人と講義を受けることをおすすめします。友人には編入のことは何もはなしていなかったですが、一緒にいる時は色々な話ができ楽しいので友人は宝だと強く感じました。

科目ごとの対策と使った教材

科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。

TOEFL ibt

2024年4月 〜 2025年7月

TOEFL3800 6回以上

選んだ基準: 最も売れていたから

1週間で1周回。これを通学時間に受験ギリギリまでしていました。

TOEFLibt公式過去問 6回以上

選んだ基準: 英語の教員のすすめ。

writingやspeakingをAIに読み込ませ採点させていました。CHATGGPTは自分の実際のスコアに近い点数を常に弾き出していたので精度はかなり高いと思います。

経済学

2025年4月 〜 2025年11月

らくらくシリーズ 2周

選んだ基準: 担当コーチのすすめ。

経済学は大学の学部講義である程度学んでいたため、基本的な知識を再確認しつつ、計算式や記号(Y、C、I、G、MCなど)などの意味をちゃんと理解し覚えるようにしていた。また、初学者向けの参考書だったため、あまり時間をかけず2週間ほどで次に進めるようにサクサクと進めることを意識した。

動画講義 3周

選んだ基準: 担当コーチのすすめ。

簡単な内容や理解を既にしている内容も含まれるため、そういった部分は倍速で視聴し確認。マクロ経済学の生産者の理論やIS-LM-BPなど難しい部分は丁寧に問題を解きながら理解を深めた。

マクロ経済学の表紙

マクロ経済学 6回以上

選んだ基準: 先生のすすめ。

口頭試問で何を聞かれても応えられるよう一言一句暗記できるまで読み込みました。また、重要語句や聞かれそうな部分は20ページ程のノートにまとめ、それらの語句の意味を1日1周暗唱するようにしていました。それでもここは出ないだろうと思っていた単元が口頭試問で聞かれ、悔しい思いをしたので、全てがテスト範囲だと思い理解・暗記することをお奨めします。

経営学

2025年9月 〜 2025年10月

動画講義 1周

選んだ基準: 先生のすすめ。

動画の内容を単元ごとに自分なりにルーズリーフにまとめて理解を深めていました。また、単元末の問題もかなり面白い問題が多く、理解を深めるサポートになるとおもいます。

キーコンセプト経営学入門 2周

選んだ基準: 先生のおすすめ

教科書に出てくる重要語句をルーズリーフにまとめ、それらを1日1周通学時間に復習していました。また、テイラーの次にファヨールなど時系列が経営学においては非常に重要になるので、流れに沿って覚えると非常に覚えやすいと感じました。

TOEIC

2025年8月 〜 2025年8月

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズの表紙

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 3周

選んだ基準: 最も有名だから

ビジネスと学問で違う使い方をする単語には特に気をつけて覚えました。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問の表紙

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 4周

選んだ基準: 有名だから

TOEFLでは文法問題は聞かれなかったのでこちらで補強をする形で勉強しました。基礎的な部分をまず固めて、その後は薄い問題集の方で1問辺り数秒程度で解けるようになるまで時間を意識して周回していました。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11の表紙

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11 3周

選んだ基準: 有名だから

過去問形式で問題を実践的に解いていました。TOEICは時間が大事になるので、かなり時間の部分は厳格に管理して取り組んでいました。

精選模試シリーズ 2周

選んだ基準: より高い難易度の問題への挑戦

近年試験の難易度がかなり上がっており、公式問題集では不十分だと感じより難しい問題に挑戦するために使っていました。リスニングで聞き取れなかった部分はチェックを入れ、正解しても再度スクリプトを見て理解できるまで聞き直していました。また、文法問題は出る1000など以上に難易度が高いため、繰り返し解くことで力がついたとおもいます。

過去問対策(入手・分析・周回)

過去問題は事前に用意しました。京都大学、大阪大学は口頭試問のため過去問題は行いませんでした。神戸大学については、経済学は過去問題を解いた際分からないと思った問題にチェックを入れ週に1度それらの問題を解き直して、過去問題で分からない部分を無くしていく作業を行いました。 経営学に関しては、過去問題を解きそれをChatGPTに読み込ませて採点を行うなどしていました。また、問題に出てきた理論について新聞やYouTube、ハーバードビジネスレビューなどで似たような事例がなかったか確認するなどして情報を補完していました。

英語のスコアをどう上げたか

受験で利用した英語試験は TOEIC L&R、TOEFL iBT です。以下、それぞれのスコア推移です。

TOEIC L&Rのスコア

2025年8月875 提出

TOEFL iBTのスコア

2025年7月83

試験当日はどうだったか

当日の時間の流れと、会場で感じたことです。

受験にかかった費用

編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。

項目金額
① 教材・書籍代¥50,000
② 対策指導費¥500,000
③ 試験関連費¥160,000
④ 出願関連費¥90,000
⑤ 当日関連費¥10,000
⑥ その他¥0
合計¥810,000

編入したあとの生活

差分: −40単位 (認定率 58% )

単位はどれくらい認定されたか

96単位編入前の取得単位
56単位認定された単位
40単位認定されなかった単位
58%認定された割合

認定された 56単位(58%)認定されなかった 40単位(42%)

編入前に取得した96単位のうち、編入先に引き継がれたのは56単位です。残りの40単位は認定されず、編入先の卒業要件には算入されません(同じ数だけ取り直すという意味ではありません)。

キョンさんが編入したあとに分かったこと

編入後の就職活動の状況

単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で編入後の話を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。

編入前の自分へ

単位の関係で編入後も専門について深く勉強する必要があると思います。なので、「如何に楽しんで学問を学べるか」ということに注力すると楽しい受験、大学生活がおくれると思います。また、経済学、経営学の知識は就活や社会人生活などに必ず活かせます。なので失敗を恐れず果敢に挑戦してみてください。

— キョンさん(京都大学 経済学部)

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026-08-08

この合格者が使った参考書

本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。

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