名古屋大学 情報学部 編入の合格体験記|Gさん・高専からコンピュータ科学科へ
結論:席次が効かない大学へ志望を替えて、冬から数学と情報を積んだ
高等専門学校の制御情報工学科から、名古屋大学 情報学部 コンピュータ科学科へ編入した方の記録です。もともと編入するつもりで高専へ進んだものの、狙っていた地元の九州大学は在学中に一般編入が廃止されました。次に決めた大阪大学 工学部は席次の配点が高く、学校の勉強を後回しにしてきた自分には不利だと判断し、席次がほとんど関係しない名古屋大学 情報学部へ切り替えています。
勉強を始めたのは2025年6月ですが、しばらくは高専プロコンに時間を取られ、12月に受けたTOEICは610点でした。ここで勉強法を根本から見直し、公式問題集のシャドーイングと精読を毎日欠かさず回して、翌年6月には895点まで伸ばしています。数学は2025年12月から『編入数学徹底研究』を4周、コンピュータ基礎は2026年2月からアルゴリズム・情報理論・論理回路の3冊を並行。1日の学習時間は開始期の2時間から直前期の11時間まで上がりました。過去問はウェブで直近1年分しか手に入らず、残りは大学の窓口へ出向いて手で写して集めています。
| 合格校 | 名古屋大学 情報学部 コンピュータ科学科 |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 制御情報工学科 |
| 入学年 | 2027年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2027年度入学 |
この記事で分かること
- 九州大学の廃止と席次の壁を経て、名古屋大学 情報学部に決めるまで
- 実際に出願した大学と、その結果
- 月ごとの学習時間の推移と、TOEICを610点から895点へ上げた過程
- 数学・コンピュータ基礎・英語で使った教材と、過去問の集め方
- 試験当日の時間の流れと、面接で聞かれたこと
なぜ編入を目指したのか
私が編入を決意したのは、 高校生の時 のことでした。
そもそも大学編入するつもりで高専に入学した。中学の進路選択の時点で進学校から大学に行く気満々だったところを高専から大学編入という道もある、こっちだと自分の興味あることをしながら大学を目指せると聞いてそのようにした。
志望校を選んだ決め手
元々旧帝大に編入する気で高専に入学し、地元の九州大学を受験しようと思っていたが自分が2~3年の時に九大一般編入が廃止になり進路に迷ったところ、最初は大阪大学工学部を目指そうと思った。しかし大阪大学工学部は席次の配点が高く学校の勉強を疎かにしていたため席次がほとんど関係しない名古屋大学情報学部を選択。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生・先輩・後輩・SNS・ブログで公開 / 伝えた時期: 人によって時期が違う
家族や友人に関しては伝えたと言うより最初から当たり前に編入するよね、という感じだった。担任の先生に伝えた時はチャレンジになると思うが頑張って欲しい、と言われた。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 名古屋大学 情報学部 コンピュータ科学科 | 3年次 | 一般編入 | 20 | 5.0倍 |
| 不合格 | 筑波大学 情報学群 情報科学科/情報メディア創成科 | 3年次 | 一般編入 | - | - |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2025年6月 、本番の試験は 2026年8月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2025年6月
主な科目: 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
金のフレーズを覚えたりでる1000を解いたりし始めた
- 2025年7月
主な科目: 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
金フレなどをやっていたような、、、やっていなかったような、、
- 2025年8月
主な科目: 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
英語をうっすらやっていたかもしれないが勉強をした記憶が無い。高専プロコンにコミットしていた。
- 2025年9月
主な科目: 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
夏休みも高専プロコンにコミットしていた若干英語の勉強をやった程度。
- 2025年10月
主な科目: 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
高専プロコンも終わりそろそろ勉強しないとなーなどと思いつつダラダラしていた。志望校調査などをしていた
- 2025年11月
主な科目: 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
志望校をだいたい阪大に固め必要な勉強などを調べたり英語をやったり。公式問題集を初めて解いて7割くらいだったので行けるのでは?と思った
- 2025年12月
主な科目: 数学, 英語(TOEIC), 物理 / 気持ちの状態 5/5
TOEICを受けるも610点。勉強してたつもりが全然してなかったことに気づき焦り始める。数学物理の勉強も開始する
- 2026年1月
主な科目: 数学, 英語(TOEIC), 物理 / 気持ちの状態 5/5
TOEICの勉強法を根本から見直し、公式問題集のシャドーイング、精読を毎日欠かさずやるように。冬休みの間にかなりブーストをかけて徹底研究1周と物理のテキストをかなり進めた。
- 2026年2月
主な科目: 数学, 英語(TOEIC), 物理 / 気持ちの状態 5/5
abceedの模試なども経てかなり英語の実力もついた。精選模試を始めるも難しすぎて絶望。徹底研究2周目/物理を中心に
- 2026年3月
主な科目: 数学, コンピュータ基礎, 英語(TOEIC), 物理 / 気持ちの状態 5/5
ここで大阪大学は席次ゲーという情報を知り志望校変更を検討する。同時にTOEIC790点取れて、体感と失点分析した結果もう2~3ヶ月勉強したら850点くらい取れないかな?と考えてTOEICの勉強延長と名古屋大第1志望にすることを決める。ここで物理は損切りすることに。数学は徹底研究が2周おわり、過去問特訓に手をつける。
- 2026年4月
主な科目: 数学, 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 5/5
英語は公式800+やabceedで軽く演習を積みながらひたすら数学に全振り。大学編入のための数学問題集と過去問特訓
- 2026年5月
主な科目: 数学, コンピュータ基礎, 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 5/5
専攻科受験があった。3日前から過去問を解き始め合格。TOEIC延長戦1回目はふるわず800点。目標にはやや足りないかという感じだった。ほかは併願の筑波大の過去問などを解いていた。
- 2026年6月
主な科目: 数学, コンピュータ基礎, 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
前半はラストTOEICに向けて英語ほぼ全振り。若干筑波の対策。最後の最後に895点を取れて満足。後半は筑波の対策をしていたが少しだれてしまった。
- 2026年7月
主な科目: 志望理由書, 面接/口頭試問, 数学, コンピュータ基礎, 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 4/5
7月の頭に名大の願書締め切り期限があったので志望理由書を書いていた。名大は数学専門英語面接各100の400点満点なので、志望理由書に高尚なことを書くというより面接でちゃんと整合性が取れてることが重要だと考えて面接で喋ることの方向性もある程度固めた。そして筑波大学の試験があったが勉強のだれや油断も若干あり落ちてしまった。気を入れ直して名大に向けての最後の追い込みを始める。情報理論が授業聞いてたくらいで何もしてなかったのでほとんど情報理論をメインに進め、数学の参考書の2~3周目を進めていた。入手した過去問3年分をすぐに解き、数学は骨のある問題がちらほら出てるなーと思った。
- 2026年8月
主な科目: 志望理由書, 面接/口頭試問, 数学, コンピュータ基礎, 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 5/5
最後の追い込みをかけた。数学のテキスト類はだいぶ固まっていたので阪大神戸大など他大学の入試問題を解いて演習をしていた。専門は大学院入試をネットで探して解いていた。最後はとにかく演習量を積み続け、5日前あたりから総復習に切り替えた。そして名古屋大学に無事合格した。
勉強場所と環境
ほとんど自宅の自室にこもって勉強していた。昼休みや空きコマなどは教室はうるさいので研究室や図書館に移動して勉強していた。
スランプとメンタル回復
1回目の挫折は12月にTOEIC610点を取ったときで、なんとなく自分は700点くらいは取れるものだと思っていたからかなりショックを受けた。よく振り返ってみれば6月から半年間ほど勉強したように見えて実りのある勉強はほとんどできていなかったことに気づいた。なんとなく単語だけ覚えて公式問題集解いて推定700何十点みたいな点数が出たので行けるだろうなーと思ったのがかなり甘かった。そこからは気を入れ替えてTOEICへの適応+根本的な英語力を鍛える練習などもして→790点→895点と点数を上げて行った。2回目のは筑波大学の受験で不合格だったことでこれは挫折というより名大の受験に向けて火をつける要因になった。筑波大学の過去問はほとんど解けていて、プログラミングはかなり得意な方だったので行けるだろうなーと思っていたが、本番でかかってしまって1問に執着し見直しせず。結果ミスが多発して不合格という結果になってしまった。そこからはかなり追い込んで勉強し、試験戦略などもみっちり立てて最終的には本命校に合格することができた。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
数学
2025年12月 〜 2026年8月
編入数学過去問特訓 3周
選んだ基準: 解きごたえがある問題が多くていい。C問題は誘導を拾って解くみたいな問題の練習になる旧帝とか受けるならやるべき
間違えた問題に印つけて復習。微積は人によっては捨て問みたいなやつもあるから深追いはしない。
コンピュータ基礎
2026年2月 〜 2026年8月
英語(TOEIC)
2025年6月 〜 2026年6月
過去問対策(入手・分析・周回)
名古屋大学情報学部の過去問の入手は大変でwebサイトには直近1年分のみ。残り2年は窓口に直接行って手書きで写すしか無かったので名古屋大学に写しに行って入手した。他大はwebサイトや学校に置いてある資料をコピーして入手した。名古屋大学の数学は微分積分 線形代数の2題と範囲が狭いが典型がまんま出ると言うより基本内容を理解した上で構造を見抜くというのが要求されるように感じた。コンピュータ基礎では典型アルゴリズムがまんま出る訳ではなく、初見のプログラミングを読み解く力が必要だと感じた。先述したC言語によるアルゴリズム入門みたいな専門書を読み込むより競技プログラミングなどでプログラムの実戦を積む方がいいかもしれないと感じた。論理回路に関しては自分が受けた年の1年分しかサンプルがないがかなり易しいと感じた。情報理論も基本事項を抑えていれば解ける問題だと思った。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
受験勉強自体はほとんど4年冬に開始したのでかなり遅かった。夏には数学始めた方がいい。元々阪大工学部志望だったが席次の点で名古屋大に変えたので選択肢を減らしたくないなら席次も取っておくべき。ただ関係ない大学が多いので成績悪い=編入詰みではない。
AIの活用方法
Chatgptを利用してとにかく過去問を解く→採点→分からないところを質問のサイクルを回し続けた。面接対策では何度も壁打ちをして穴を潰した。課金はほぼ必須だった。(来年以降にはもっと性能が上がっていると思うのでいらなくなるかも)
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2026年6月 895点(提出) → 2026年05月 800点(提出) → 2026年03月 790点 → 2025年12月 610点
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
名古屋大学 情報学部 コンピュータ科学科
| 当日の受験者数 | 20名(出願25名中) |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 9:15 集合・諸注意など 9:30~10:30 コンピュータ基礎 10:30~11:00 休憩 11:00~12:00 数学 |
| 当日の気づき | 名古屋駅からの東山線の電車はかなりぎゅうぎゅうの電車だった。自分は大丈夫だったけど満員電車嫌なら名古屋駅最寄りにホテル取らない方がいいかも |
筑波大学 情報学群 情報科学科/情報メディア創成科
| 当日の受験者数 | 複数の教室があったので総数は分かりません。自分の教室は欠席は30人中1人とか |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 9:45~ 集合・諸注意 10:00~12:00 専門科目 |
| 当日の気づき | 2時間長いから水を準備しておこう |
Gさんが名古屋大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥50,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥30,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥30,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥100,000 |
| 合計 | ¥210,000 |
編入したあとの生活
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-09-05
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