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大阪大学基礎工学部

大阪大学 基礎工学部 編入の合格体験記|ksさん・高専から情報科学科へ

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-08​‌‌​​‌​​​‌‌‌‌​‌‌​‌​‌​‌​​‌‌‌​​​‌​

結論:英語を1年半前に終わらせて、あとは数学と物理だけにした

高等専門学校の電子情報系の学科から、大阪大学 基礎工学部 情報科学科へ進んだ方の記録です。高専の授業は実践寄りのものが多く、学ぶうちに同じ内容をもっと理論的に扱いたいと思うようになりました。志望校は「情報系が強い」と言われる大学に絞り、そのうえで大学に入ったら競技プログラミングに取り組みたかったので、その環境も判断材料にしています。

この方の作戦は、英語を先に片づけて捨てることでした。2023年8月から半年ほどTOEICだけをやり、2024年1月の775点を提出用と決めて、3月にきっぱり終了。以降は数学と物理だけです。2025年2月に編入数学徹底研究を終え、3月は過去問特訓・線形代数・確率・力学・電磁気を一通り、4月に電磁気をもう1周、5月からは過去問中心。過去問は高専で集められていたものを15年分ほど解き、復習は近年のものに絞りました。併願した2校にも合格し、辞退しています。

高等専門学校前籍
3.9前籍GPA
3校受験した大学
12か月対策にかけた期間
合格校大阪大学 基礎工学部 情報科学科
前籍高等専門学校
前籍の学部・学科電子情報工学科
入学年2026年4月 入学
編入年次3年次
受験年度2026年度入学

この記事で分かること

  • 実践寄りの高専の授業から、大阪大学 基礎工学部を目指した経緯
  • 出願した3校と、その結果・当日の受験者数
  • 英語を先に終わらせ、数学と物理に寄せた時間の使い方
  • 数学・物理・TOEIC・プログラミングで使った教材
  • 2日がかりの当日の流れと、数学・物理に何が出たか

なぜ編入を目指したのか

高専の授業では、理論的というよりは、実践寄りのものが多くありました。学んでいくうちに、授業で扱った内容をより深く、かつ理論的に学びたいという思いが大きくなりました。編入学の存在自体は高専に入学してすぐに知っていましたが、編入以外の進路を考えなくなったのは、3〜4年次頃になります。

志望校を選んだ決め手

理論をより深く学びたいという思いだったため、「情報系が強い」とされている大学で絞りました。また、大学では競技プログラミングに取り組みたいと思ってたので、その強さも考慮しました。

編入を周りに伝えた時の反応

伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生・先輩・後輩 / 伝えた時期: 試験の1年以上前

両親に伝えた際は、「学費が特別高い大学でなければ好きに選びなさい」という反応でした。また、出願書類の提出等も忘れないように自己管理しなさいと釘を刺されました。 友人や高専の先生に伝えた際には、自分の成績が良かったこともあり、そうだろうなという感じでした。また、「お前なら受かるやろ」といった反応を貰っていた気がします。ただ、志望先の大学のボーダーすらよく分かってない状況だったため、個人的には不安がありました。

受験した大学とその結果

この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。

結果大学・学部編入年次試験区分受験者数倍率
合格(入学)大阪大学 基礎工学部 情報科学科3年次一般編入122.4倍
合格(辞退)筑波大学 情報学群 情報科学類3年次一般編入1608.0倍
合格(辞退)豊橋技術科学大学 情報・知能工学課程3年次一般編入1604.0倍

受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。

合格までの学習計画

私が編入試験対策を始めたのは 2023年8月 、本番の試験は 2025年7月 でした。

時期別の1日の学習時間

平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。

平日

開始期
1h
中期
3h
直前期
4h

休日

開始期
1h
中期
3h
直前期
4h

1日あたりの学習時間の推移

月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。

2023年8月
2h
2025年3月
4h
2025年4月
6h
2025年5月
3h
2025年6月
3h
2025年7月
4h

月ごとの学習の中身

  • 2023年8月

    主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 3/5

    abceedと金フレで、TOEIC対策

  • 2023年9月

    主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 4/5

    abceedと金フレで、TOEIC対策 初受験のTOEICで700を突破して気分がいい

  • 2023年12月

    主な科目: abceedと金フレで、TOEIC対策 / 気持ちの状態 4/5

  • 2024年1月

    主な科目: abceedと金フレで、TOEIC対策 ここで775点を獲得したが、3月に800を越えようと続けることにした。 / 気持ちの状態 3/5

  • 2024年2月

    主な科目: abceedと金フレで、TOEIC対策

  • 2024年3月

    主な科目: abceedと金フレで、TOEIC対策 この時期からAtCoderを始める TOEIC本番は770で、800点を達成出来なかったが、試験には十分だろうと判断して辞めることにした。 / 気持ちの状態 3/5

  • 2025年2月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5

    徹底研究を終わらせる

  • 2025年3月

    主な科目: 数学, 物理 / 気持ちの状態 2/5

    編入数学過去問特訓、細野確率、ベクトル行列行列式徹底演習、大学生の初等力学、電磁気学演習を一通り終わらせる

  • 2025年4月

    主な科目: 数学, 物理 / 気持ちの状態 2/5

    電磁気学演習をもう1周+大学生の初等力学で剛体分野をもう1周 大学編入のための数学問題集に取り組み始める

  • 2025年5月

    主な科目: 数学, 物理, プログラミング / 気持ちの状態 3/5

    4月に終わらなかった分を終わらせる。ここから過去問に本格的に取り組み始める。

  • 2025年6月

    主な科目: 数学, 物理, プログラミング / 気持ちの状態 4/5

    過去問を中心に演習。この辺から編入試験も始まっていたので、参考書に軽く目を通したりしていた

  • 2025年7月

    主な科目: 数学, 物理, プログラミング / 気持ちの状態 4/5

    今までに取り組んだ過去問のうち、直近の範囲を復習

勉強場所と環境

平日は研究室と図書館で主に勉強していた。図書館にある自習スペースは、机が広くて参考書と計算用紙の配置がしやすかった。休日は自宅の自室/リビングで勉強した。近くにベッド/ソファがあると寝転がってしまうため、なるべく横になりにくい場所を選ぶと、サボらずに勉強を進められるように感じた。

スランプとメンタル回復

4〜5年の春休み頃、思っていたより対策しないといけない範囲が広いことに気づき、本番までにやり切れるのか強く不安を感じていた。その焦りがモチベーションとなって、勉強時間も多くなったが、電磁気学の問題が全然分からず、本番解けるのだろうかと不安になっていた。その後、不安が大きくなり過去問を見ると、分からない問題は出なさそうだと分かりほっとした。取り組めていなかった参考書も、1週間程度の短いスパンで計画を立て取り組むことで、なんとかやり切る頃ができた。

科目ごとの対策と使った教材

科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。

数学

2024年3月 〜 2025年7月

編入数学徹底研究の表紙

編入数学徹底研究 2周

選んだ基準: どの大学の編入体験記を見ても、これがあったため

他にもやるべきものが多くあることを認識していたので、本格的に受験勉強を始める前に、終わらせておこうという気持ちで取り組んだ。例題は回答を確認したが、類題はじっくり自分で考えた。

編入数学過去問特訓の表紙

編入数学過去問特訓 2周

選んだ基準: どの大学の編入体験記を見ても、これがあったため

基本的にじっくり考えたが、分からないor知識が足りないと感じた問題は、ある程度で区切りをつけて解説を読むことにした。実際、知ってないと厳しいだろというものも多かった。

ベクトル・行列・行列式徹底演習 2周

選んだ基準: 東大などの最難関校を受ける方が使用しているのを見て購入した。

知識のインプットにあたる参考書なので、問題集などに本格的に取り組む前に終わらせた。

大学編入のための数学問題集の表紙

大学編入のための数学問題集 1周

選んだ基準: どの大学の編入体験記を見ても、これがあったため

徹底研究/過去問特訓であまり取り上げられてないところを中心に取り組んだ

細野真宏の確率が面白いほどわかる本の表紙

細野真宏の確率が面白いほどわかる本 1周

選んだ基準: 阪大の確率問題はこれさえやれば行けると編入体験記にあったため

基本知識のインプットに近い参考書なので、これも早めに取り組んだ

物理

2025年3月 〜 2025年7月

弱点克服大学生の初等力学の表紙

弱点克服大学生の初等力学 1周

選んだ基準: 阪大の力学はこれさえやれば行けるとされていた

阪大の力学は基本的には剛体が出題される。そのため、その分野を中心に勉強した

電磁気学演習の表紙

電磁気学演習 2周

選んだ基準: 電磁気学対策で、これが数多く挙げられていた

絶対出ないだろという問題も結構あったので、そこは飛ばした。

物理のエッセンス [熱・電磁気・原子] 五訂版の表紙

物理のエッセンス [熱・電磁気・原子] 五訂版 1周

選んだ基準: 熱力学分野の知識補充のために取り組んだ

熱の分野だけ、知識のインプットを目的に軽く読んだ。これだけでも過去問には十分対応できる

TOEIC

2023年8月 〜 2024年3月

abceed 1周

選んだ基準: 沢山問題を解きたかったため

ひたすら演習に使用した

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズの表紙

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 3周

選んだ基準: 単語対策の王道なので

abceed内の金のフレーズを主に使用した。発音も分かるので、リスニング対策にもなった

1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急の表紙

1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急 2周

選んだ基準: 文法の知識を補完したかったため

英語をまともにやらない高専生には、初見で分からないものも多い。分からない問題はしっかり復習した

プログラミング

2024年3月 〜 2025年5月

AtCoder 1周

選んだ基準: 筑波大学の試験科目対策

今でいう緑色までのアルゴリズムを理解していると、編入試験のこの分野は無双出来ます

過去問対策(入手・分析・周回)

高専側で収集していた過去問をもとに対策した。過去問で範囲がある程度絞られているところは、その分野に特化して、絞られていないところは網羅的に(参考書で)対策することを意識していた。大体15年分ぐらい取り組んだが、最近の傾向が出ているのは令和時代の過去問からだと感じ、復習はその部分を中心として取り組んだ。

振り返ってみて、これもやっておけばよかった

本格的にギアを上げる時期を早めにするべきだった。参考書を周回する時間がなく、抜けている知識も割とあった。

AIの活用方法

解答で何をしたいか理解できない部分や、過去問で分からない部分をGeminiに聞いていた。普通に頓珍漢なことを言ってくることも多いため、知識をつけた上で、吟味する必要があると感じた。

英語のスコアをどう上げたか

受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。

TOEIC L&Rのスコア推移

7007207407607808002023年09月・720点2024年01月・提出・775点2024年03月・770点

点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。

受験時期の一覧を開く

2023年09月 720点 → 2024年01月 775点(提出) → 2024年03月 770点

試験当日はどうだったか

当日の時間の流れと、会場で感じたことです。

大阪大学 基礎工学部 情報科学科

当日の受験者数約12名(当日来なかった人が1人)
試験時間の構成1日目 9:00頃 集合 9:30〜11:30 数学 13:00〜14:30物理 2日目 12:00 集合 その後、1人ずつ面接へ
当日の気づき大学が広すぎて迷子になりやすいので、事前に下見をしておきましょう

筑波大学 情報学群 情報科学類

当日の受験者数約160名
試験時間の構成9:30頃受付 10:00〜12:00 数学+プログラミング(同時)
当日の気づき会場の雰囲気がピリピリしてます、雰囲気に呑まれないように注意しましょう。

豊橋技術科学大学 情報・知能工学課程

当日の受験者数約200名
試験時間の構成9:00〜10:30 英語 11:00〜12:00 国語 13:00〜14:00 応用数学 14:30〜16:00 専門科目
当日の気づき当日は会場行きのバスが出るので、そこに乗る。かなり混雑しているが、ちゃんと間に合うので安心して欲しい。

ksさんが大阪大学の試験で実際に解いた問題

志望理由書でどのような内容を書いたか

筆記で何がどう出たか(科目ごと)

何がどう出たかが分かっているかどうかで、対策の効率はまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で試験の中身を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

受験にかかった費用

編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。

項目金額
① 教材・書籍代¥30,000
② 対策指導費¥0
③ 試験関連費¥21,000
④ 出願関連費¥150,000
⑤ 当日関連費¥60,000
合計¥261,000

編入したあとの生活

ksさんが編入したあとに分かったこと

単位認定でもっとこうしておけばよかったこと

編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際

編入後の就職活動の状況

編入学後に気づいた貴重な情報

単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で編入後の話を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。

編入前の自分へ

TOEICを最速で終わらせましょう。あとは数学と物理をやるだけです。

— ksさん(大阪大学 基礎工学部)

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026-08-08

この合格者が使った参考書

本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。

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