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編入後の友達はできる?サークル・部活と孤立しない動…

編入後の友達はできる?|サークル・部活と孤立しないための動き方

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-07‌‌‌‌‌‌‌‌‌​‌‌‌​​​​‌​​‌​‌​​‌​​​​​​

結論:編入生がいちばん心配するのは勉強ではなく友達のこと

編入を決める前に何が不安だったかを編入経験者にたずねると、いちばん多く挙がるのは「授業についていけるか」ではなく「友達ができるか・編入生は孤立しないか」です。単位認定や学費より前に、まずここで足が止まります。

そして実際に編入したあとの答えは、きれいに3つの型に分かれます。「編入生同士ではすぐ仲良くなれた」「もとからいる学部の学生とは自分から動かないと繋がらなかった」「実験やゼミ・卒業研究が接点になった」の3つです。どれか1つが正解なのではなく、この3つが同じ大学の中で同時に起きています。

この記事では、その3つの型を順に説明したうえで、自分がどの型になりそうかを志望校選びの段階で見分ける方法と、サークル・部活の実際、入学が決まってから最初の1か月でやることまでをまとめます。

この記事で分かること

  • 編入前に不安だったことの順位と、入学後に実際どうだったか
  • 編入後の友達のできかたが3つの型に分かれる理由
  • サークル・部活に入れるのか(入れない場合があるのはなぜか)
  • 志望校を決める段階で確認しておくと、あとで孤立しにくい項目
  • 合格してから入学1か月までにやっておくこと

編入試験は大学ごとに出願資格も科目も違います。いまの学年・在籍区分で受けられる大学がどこかは、条件を突き合わせて初めて分かります。

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編入前に不安だったことベスト5と、入学後の答え

編入した先輩たちが「編入を決める前に不安だったこと」として挙げた内容を、多い順に並べると次のようになります。あわせて、同じ人が入学後に書いている「実際どうだったか」を短くまとめました。

不安だったこと多さ入学後の実際(要約)
友達ができるか・孤立しないか最多編入生同士はすぐ繋がる。学部の学生とは自分から動くかどうかで大きく変わる
授業についていけるか2番目最初は大変。ただし編入試験の勉強がそのまま効いたという声が多い
単位認定が足りず留年しないか3番目大学差が大きい。実際に留年した人もいる(志望校の決め方の段階で確認が要る)
教授・ゼミに馴染めるか少数ゼミ・研究室はむしろ接点になったという声が多い
経済的な負担少数挙げる人は少ない。奨学金・授業料減免の対象は編入生も同じ

注目してほしいのは、不安の順位と、実際に困った順位が一致していないことです。いちばん心配された「友達」は、動き方しだいで解決できたという声が多い一方、不安としては3番目だった「単位認定」のほうが、実害としては大きく出ています。入学式のあとに留年が決まった、という例もあります。

つまり、友達の不安で編入をためらうのは順番が逆です。友達は入ってから動けば取り返せますが、単位認定は出願前に調べておかないと取り返せません。そちらは「編入の単位認定はどれくらいされる?」で詳しく扱っています。この記事では、いちばん心配されている「友達」に絞って書きます。

型①編入生同士はすぐに繋がる

まず、ほぼ例外なく出てくるのがこれです。編入生同士は、入学初日からまとまります。「編入生はすぐ仲良くなれて、ずっと一緒に行動している」という声が、理系・文系を問わず出てきます。

理由ははっきりしています。編入生には、もとからいる学生には無い共通点があるからです。

  • 入学のタイミングが同じ。4月に大学に慣れていないのが自分たちだけなので、自然に固まる
  • 手続きが同じ。単位認定の申請、履修登録の相談、学生証・ロッカー・実験着など、最初の1か月はやることがまったく同じ
  • 困りごとが同じ。「この科目は認定された?」「この必修はいつ取るのが正解?」という話題が最初から共有できる
  • 人数が少ない。顔と名前がすぐ一致する。多くの大学で編入生は学年のごく一部です

ここで大事なのは、編入生の集まりは「入学直後にしか作られない」ということです。オリエンテーションや単位認定の説明会は、編入生だけが集められる数少ない機会です。ここに出ないと、そのあと編入生同士で顔を合わせる場は自然には発生しません。入学直後の説明会・ガイダンスは、事務手続きの場であると同時に、その年の編入生の顔合わせの場だと思って出てください。

型②学部の学生とは、自分から動かないと繋がらない

一方で、はっきり言われているのがこちらです。もとからいる学部の学生とは、放っておいても繋がりません。

「編入生同士は仲良くなれたが、もともといる学生と接触する機会はあまりなかった」「すでにコミュニティができているので、自分から積極的に話しかけないとなかなか友達はできない」という声が複数あります。これは編入生の性格の問題ではなく、構造の問題です。

なぜ自然には繋がらないのか

  1. 人間関係が1〜2年生のうちに固まっている。語学クラス・基礎ゼミ・新歓など、関係ができるイベントは低学年に集中しています。3年次編入は、そこが終わったところに入ることになります
  2. 3年生の授業は選択科目が中心で、毎回顔ぶれが変わる。1〜2年生の必修のように「同じ教室に同じ40人が毎週いる」という状態になりにくい
  3. 専修・コースが分かれると授業が被らない。同じ学部に編入した同期でも、専修が違えば時間割が重ならず、編入生同士ですら関わりが薄くなることがあります
  4. 単位認定の結果で時間割が人それぞれになる。認定された単位が多い人と少ない人では、履修する科目がまったく違います

だから「入ってから考える」が通用しません。逆に言えば、接点が生まれる場所さえ分かっていれば、動くべき場所も決まります。それが次の型③です。

孤立を感じたという声も実際にある

ここは正直に書きます。「割と孤立している」「孤立ぎみ」と書いている人もいます。とくに、専攻が細かく分かれる文系の難関大学で、そうした声が目立ちます。「すでにできあがったコミュニティに飛び込む覚悟がないと厳しい」「受け身でいると基本的に友達はできない」という表現も出てきます。

ただし、同じ人たちが「一応、友達はできる」「無理にでも行けば大丈夫」とも書いています。孤立するかしないかではなく、繋がりの濃さが自分の動き方で決まる、というのが実態に近い読み方です。逆張りしてグループに入らなかったと書いている人も、同じ立場の学生と組んで試験と実験を乗り切っており、「友達は量より質」という結論に落ち着いています。

型③実験・演習・ゼミ・卒研がいちばんの接点になる

3つ目の型は、「同じ作業を、同じ人と、長い時間やる授業」が接点になったというものです。ここは編入生の声がいちばん具体的です。

  • 実験の反応を待つ時間や測定の合間に話す時間があり、そこで仲良くなれた
  • 班に分かれて実験をするので、なんだかんだで交流できる
  • 4年生では卒業研究があり、同期だけでなく先輩とも関わる機会があるので孤立しない

共通しているのは「授業時間が長い」「役割分担がある」「私語が許される時間がある」の3点です。90分の講義を後ろの席で聞いて帰るだけでは、何回出ても関係は生まれません。編入後に人と繋がるかどうかは、性格よりも「どの科目を取ったか」で決まります。

理系と文系で接点の作られ方が違う

主な接点時期注意点
理工・農・医療系学生実験、実習、研究室配属、卒業研究編入直後から。研究室は3年後期〜4年前期実験は班単位なので、出席していれば自然に会話が生まれる
人文・社会科学系ゼミ(演習)、発表・討論のある少人数科目ゼミの配属時期は大学差が大きいゼミが4年からの大学だと、3年次編入では接点が1年遅れる

文系で3年次編入をするなら、ゼミの配属時期は先に調べてください。3年前期からゼミに入れる大学と、3年後期・4年から配属される大学があります。前者なら編入した年からゼミの同期ができますが、後者だと最初の1年は講義だけになり、接点が作りにくくなります。これは大学のシラバスや学部の履修モデルのページで確認できます。

また、編入生がゼミを選べるかどうかも大学によります。人気ゼミは2年生のうちに選考が終わっていて、編入生は残った枠から選ぶ形になることがあります。「入りたい研究室・ゼミがある」ことを編入の理由にしている人ほど、ここは出願前に確認しておいたほうが安全です。この確認は編入の研究計画を面接でどう話すかの材料にもそのまま使えます。

編入生の人数が多い大学ほど、繋がりは自動的にできる

3つの型の出方を左右する要素で、いちばん分かりやすいのが「その大学・その学科に編入生が何人いるか」です。ここは募集要項の募集人員で事前に読めます。

編入生がまとまった数いる大学では、次のようなことが起きています。

  • 編入生だけのオリエンテーション・入学式が開かれる。そこで顔を合わせて、その日のうちに繋がったという声が多数あります
  • 編入生が同じ授業を取るので、日常的に顔を合わせる。編入生が10名前後いる学科では、授業が重なるため自然に固まります
  • 学科側が慣れている。編入生の受け入れが毎年ある学科では、歓迎会が開かれたり、履修の相談窓口が用意されていたりします
  • もとからいる学生側も編入生に慣れている。「編入生は珍しくない」という空気があると、話しかけるハードルが下がります

逆に、募集人員が「若干名」の学部では、その年の編入生が自分1人ということもあります。この場合、型①(編入生同士)はそもそも成立しないので、最初から型②・型③で動く前提になります。これは良い悪いではなく、入学前に知っておくべき前提です。

編入生が多い大学に入った人からは、「他大学と比べても、もとからいる学生との接点が多いと思う」という声も出ています。受け入れ人数が多い学科ほど、編入生を前提にしたカリキュラムや説明の仕組みが整っている傾向があります。

もとからいる学生と繋がる実利は「情報」にある

友達の話を人間関係の問題としてだけ読むと、実は要点を落とします。編入生にとって、学部の学生と繋がることの最大の効果は「情報が入ること」です。

編入した人が具体的に挙げているのは次の3つです。

  1. 過去問。定期試験の過去問は、多くの大学で学生の間に蓄積されています。1〜2年生から在籍している学生は当然のように持っていますが、編入生には配られません。「学科の人に話しかけたらグループに入れてもらえて、過去問が手に入った」「実験や授業のグループワークで学部の学生と繋がれると、過去問や先生の情報がもらえる」という声があります
  2. 教員の情報。どの科目が厳しいか、レポートの評価がどう付くか、どの研究室がどんな指導をするかは、公表資料には書かれていません
  3. 履修の勘所。どの科目とどの科目を同じ学期に取ると回らないか、といった情報です

編入生は、この3つを全部持たない状態で3年生に合流します。単位を落とす余裕が無い立場でこれは重い不利です。「友達を作る」を目的にすると気後れしますが、「必要な情報を取りに行く」と考えれば、話しかける理由がはっきりします。

縦の繋がり——前年度の編入生がいちばんの情報源

見落とされがちですが、同期よりも役に立つのは1つ上の編入生です。同じ学科に前年度の編入生がいれば、その人は自分とまったく同じ経路を1年前に通っています。

実際に、次のようなことが報告されています。

  • 単位認定の申請案の作成を手伝ってもらえた。ある大学では、編入生の先輩が集まって申請案づくりを手伝う場が用意されており、参加した人の多くがまとまった単位数を申請できていました
  • おすすめの授業を教えてもらえた
  • 過去問をもらえた
  • 編入生の集まりに、前年度に編入した人も参加していて、そこで知り合えた

ここは自分から探さないと見つかりません。前年度の編入生がどこにいるかは、学務係・教務係が把握していることがあります。入学直後のガイダンスで「前の年に編入した先輩と話せる機会はありますか」と一言聞くだけで、大きく変わります。単位認定の申請は入学直後に締切が来るので、この繋がりは、友達というより実務の話です。

自分がどの型になるかは、志望校を決める段階である程度読める

ここまでの3つの型は、大学によって出方が変わります。そして、その差はほとんどが公表されている情報から読めます。志望校を絞る段階で次の5つを見ておくと、入学後の景色がかなり具体的に想像できます。

確認することどこで分かるか読み取れること
編入の募集人員募集要項「若干名」なら編入生は1〜数名。編入生同士のまとまりは期待しにくいので、学部の学生側へ動く前提になる
実験・実習・演習の多さ学部の履修モデル・カリキュラム表必修の実験や実習が多いほど、接点は自動的に生まれる
ゼミ・研究室の配属時期学部のカリキュラム紹介・シラバス3年前期配属なら編入した年から同期ができる
編入する年次募集要項2年次編入なら、学部の学生と一緒に過ごす時間が1年多い
キャンパスと学年の対応大学のキャンパス案内低学年と高学年でキャンパスが分かれる大学では、編入生は最初から高学年キャンパスに入る

とくに効くのが編入する年次です。2年次編入は、3年次編入より1年長く同じ学年と過ごせます。2年生は必修科目がまだ残っていることが多く、語学や基礎科目で顔を合わせる回数も多いため、学部の学生と繋がる機会は増えます。友達の不安が大きい人にとっては、これは実質的なメリットです。2年次編入を実施している大学は3年次より少ないので、2年次編入とは?2年次編入ができる大学で候補があるかを先に確認してください。

3年次編入の全体像は3年次大学編入の特徴・メリットにまとめています。

サークル・部活には入れるのか

ここは楽観的に書けません。実際に入れなかったという声があります。編入生を受け入れていないサークルがあった、編入生が入れるサークルと入れないサークルがあるようだ、という報告が複数出ています。

一方で、問題なく入れて活動している人もいます。「3年次編入生も歓迎するサークルが多く、受け入れてくれない団体は見たことがない」「新入生と同じ扱いで参加できた」「2年生からでも歓迎されて、しっかり馴染めた」という声も同じくらいあります。結論としては「大学と団体による」としか言えません。ここを「編入生でも大丈夫です」と言い切る記事は、実態と違います。

いちばんはっきりしているのは体育会と文化系の差

報告を並べると、差が出るのは「編入生かどうか」より「運動部かどうか」です。

種別入りやすさ主な理由
一般サークル入れた声が多い学年より参加の意思が優先される。3年生でも気を使わず接してくれた、という報告が複数ある
文化系の部活入れた声が多い活動が個人単位で完結しやすく、途中参加の影響が小さい
体育会の部活難しい声が目立つ3年で引退する前提、活動日数が多く履修と両立しにくい、選手登録の要件がある
技術系サークル歓迎されることも高専出身者は専門知識や加工の経験があるため、戦力として求められる
インカレ入りやすい他大学の学生も所属しているため、学年・在籍年数の縛りが弱い

「サークルに入れるか」を1つの質問として考えないでください。体育会に入りたいのか、趣味の集まりに入りたいのかで、難易度も確認先もまったく違います。運動部を続けたい人は合格前から動く価値がありますし、逆に「なんでもいいので繋がりが欲しい」なら、インカレサークルや技術系の団体という抜け道があります。

地域や大学ごとの独特な慣習もある

意外な形の壁もあります。ある大学では、学年に関係なく「加入した年度」で扱う慣習があり、3年次編入で入っても1年生と同じ立場から始まる団体が多い、という報告がありました。本人は「それが気にならない人なら問題ない」と書いています。

これは規則ではなく文化なので、募集要項や大学のサイトには書かれていません。入る前に知る方法は、その団体に直接聞くことだけです。

入れないことがあるのはなぜか

断られる理由は、編入生を嫌っているからではなく、団体側の事情であることがほとんどです。

  • 体育会・競技系は登録の規定がある。競技団体への選手登録で、在学年数や入学年度が条件になっている競技があります。個々のサークルの意思では変えられません
  • 学年での役割が決まっている。1年生から順に係を担う運営体制だと、3年生が新規に入る枠がそもそも無い
  • 引退が近い。3年次編入だと、入って半年〜1年で幹部交代・引退の時期が来ます。団体側も本人も中途半端になりやすい
  • 新歓が1年生向けに設計されている。4月の勧誘はほぼ新入生向けで、そもそも編入生に情報が届きません

入りたいなら、合格後すぐに直接聞く

確認の順番は次のとおりです。入学してから探すのでは、新歓の時期を逃します。

  1. 合格が決まったら、大学のサークル一覧のページを見る。多くの大学が公認団体の一覧と連絡先を公開しています
  2. 入りたい団体のSNSや問い合わせ先に、入学前に直接聞く。「3年次編入で4月から入学します。途中学年からの入部は可能ですか」と聞くだけです。断られてもその場で分かるので、次を探せます
  3. 4月の新歓には出てみる。編入生向けの案内は来ませんが、参加を断られることは通常ありません
  4. 体育会は競技団体の登録要件を確認する。ここだけは団体に聞いても即答できないことがあるので、早めに動きます

問い合わせるときに、効く質問が1つあります。「これまでに編入生が在籍したことはありますか」です。過去に編入生を受け入れた実績のある団体は、ほぼ例外なく歓迎してくれるという報告があります。前例があるということは、途中学年から入る人をどう扱うかが団体の中で既に決まっている、という意味だからです。

入れても、時間が無いことがある

もう1つ、見落とされやすい制約があります。単位認定の結果しだいで、サークルに行く時間そのものが無くなります。

専門科目が9単位しか認定されず、その学期に専門科目だけで週15コマを取ることになった人は、「サークルに参加する余裕がない」と書いています。入部を断られたわけではなく、時間割が埋まっているのです。

通学時間も同じです。家が遠いために活動に参加できない、履修の関係で時間が合わない、という声もあります。課外活動をしたいなら、住まいと単位認定の2つが実は効いてきます。単位認定については「編入の単位認定はどれくらいされる?」で詳しく扱っています。

サークル以外にも接点はある

サークルに入れなかった場合でも、代わりになる場所はあります。「継続して同じ人と会う」という条件を満たしていれば、形式は何でもかまいません。

  • 実験班・グループワークのある科目(前述のとおり、いちばん確実)
  • ゼミ・研究室(先輩・後輩とも縦に繋がる)
  • 学園祭の実行委員や学部の学生団体(学年混成が前提なので、途中参加への抵抗が小さい)
  • TA・チューター・オープンキャンパスのスタッフ(高学年から始める人が多く、編入生でも入りやすい)
  • 大学の語学研修・短期留学プログラム(参加者同士が短期間で密に関わる)
  • 学内のアルバイト(図書館・研究補助など)

大学生活の満足度を決めているのは、サークルに入れたかどうかではなく、週に何回、決まった人と顔を合わせる予定があるかです。そこだけ意識して履修と活動を選べば、サークルは必須ではありません。

いまの友人と疎遠にならないか

編入前の不安として、もう1つ挙がるのが「いまの学校の友人と疎遠になるのではないか」です。短大・高専・専門学校・大学のいずれから編入する場合も、途中で環境が変わるので当然の心配です。

この項目についての答えは、ほぼ一致して「問題にならなかった」です。連絡手段があるので物理的な距離は関係なかった、という声がほとんどでした。社会人を経て編入した人は、以前の職場の同僚と継続して連絡を取っており、その社会人としてのつながりはむしろ強みだと書いています。

むしろ現実的な問題は別のところにあります。編入試験の受験期間中のほうが、友人と疎遠になりやすいという点です。周囲が就職活動や卒業研究をしている時期に1人で受験勉強をすることになるため、そこで距離ができることがあります。ここは編入後の話ではなく、受験を決めた時点で織り込んでおく話です。編入の準備をいつ何から始めるかは編入の志望校の決め方にまとめています。

社会人経験者・学士編入で年齢が離れているとき

一度就職してから大学に入り直す学士編入や、医学部の学士編入では、周囲との年齢差が出ます。ここは正直に書きます。ギャップは実際にあります。

社会人を経験してから学生に戻った人は、生活のリズムも話題も違うため、周囲とのずれを感じることはあると認めています。そのうえで挙げているのが、過度に期待せず、その場を楽しむくらいの気持ちでいるという距離の取り方です。「同世代の友達を作り直す」ことを目標にすると苦しくなりますが、目的を学びに置けば問題になりにくいという整理です。

実務的には、次の3つが接点になりやすいところです。

  • 研究室・ゼミ。年齢ではなく研究テーマで話す場所なので、年齢差が問題になりにくい
  • 教員との関係。社会人経験があると、教員から見て話が早い相手になります。ここは若い学生には無い強みです
  • 同じ立場の編入生。学士編入は同じ区分で入る人が他にもいます。社会人経験を経て編入した人からは、編入生のコミュニティで年齢差は気にしなくていいと迎えられたという報告も出ています

もう1つ、学士編入・社会人編入に固有の強みがあります。編入前の人間関係が、そのまま残ることです。以前の職場の同僚と連絡を取り続けている人は、それを「社会人としてのネットワークは強み」と表現しています。大学の中だけで人間関係を完結させる必要がない、というのは、若い学生には無い立場です。

学士編入を実施している大学は学士編入ができる大学で確認できます。

合格してから入学1か月までにやること

ここまでの内容を、時期順に並べます。やることのほとんどは入学前と最初の2週間に集中しています。

合格発表〜3月

  • 大学から届く入学手続き書類の中に、単位認定の申請案内が入っていることがあります。締切が早いので最優先で確認する
  • 学部のカリキュラム表を見て、実験・実習・演習・ゼミがいつ始まるかを把握する
  • 入りたいサークル・部活があれば、この時期に直接問い合わせる
  • 住まいを決めるなら、通学に無理のない範囲にする。実験や課題で帰りが遅くなる学部では、通学時間がそのまま人付き合いの余力を削ります

入学式・オリエンテーション(4月上旬)

  • 編入生向けの説明会には必ず出る。その年の編入生が全員そろう、ほぼ唯一の機会です
  • 連絡先を交換しておく。履修相談は、この繋がりがあるかどうかで難易度が変わります
  • 学務・教務の窓口の場所と担当者を覚える。編入生は個別対応が多くなります

最初の2週間

  • 実験・演習・少人数科目を優先して履修する。接点が生まれるのはここです
  • 班や座席が決まる最初の回は必ず出る。ここを1回休むと、以降ずっと入りにくくなります
  • 研究室・ゼミの配属説明会の日程を確認する

5月以降

  • ゼミ・研究室の見学に行く。編入生は事前情報が少ないので、直接見に行くほうが早い
  • 学園祭の実行委員など、学年混成の活動に参加する

それでも孤立してしまったときの逃げ道

動いてもうまくいかないことはあります。そのときに「自分の問題だ」と抱え込まないでください。編入生が孤立しやすいのは構造上の理由であって、性格の問題ではありません。

編入という選択そのものの良し悪しを整理したい方は編入のメリット・デメリットもあわせてご覧ください。

  • 学生相談室・学生支援センター。ほぼすべての大学にあり、無料で使えます。編入生の相談は珍しくありません
  • 指導教員・アドバイザー教員。履修の相談から入ると話しやすくなります
  • 編入生の先輩。前年度の編入生がどこにいるかは、学務係が把握していることがあります
  • 学外の場を持つ。アルバイト、地域の活動、以前からの友人関係。大学の中だけで完結させる必要はありません

そもそも編入は、「いまの環境を変えるために自分で動いた」人がする選択です。その行動力は、入学後にも同じように使えます。合格者インタビューを読むと、編入した人がどんな動き方をしているかが具体的に分かります。

よくある質問

編入後の友達は本当にできますか?

できます。ただし「放っておいてもできる」のは編入生同士で、もとからいる学部の学生とは自分から動かないと繋がりません。編入した人の声で共通しているのは、実験・演習・ゼミ・卒業研究のように「同じ作業を同じ人と長時間やる授業」が接点になったという点です。逆に、大教室の講義だけを取っていると、何回出ても関係は生まれません。友達ができるかどうかは性格よりも履修の組み方で決まる、と考えたほうが現実に近いです。

編入生はクラスに馴染めますか?

3年生以降は語学クラスのような固定クラスがない大学が多く、「クラスに入る」という形にはなりません。授業ごとに顔ぶれが変わるため、馴染むかどうかは所属より接点の数で決まります。2年次編入の場合は必修科目がまだ残っていることが多く、同じ教室に同じ顔ぶれがそろう場面があるため、3年次編入より繋がりやすい傾向があります。

編入生はサークルに入れますか?

入れる団体と、入れない団体があります。実際に、編入生を受け入れていないサークルがあったという声があります。多くは編入生を避けているのではなく、競技団体への登録要件、学年ごとの役割分担、引退時期といった団体側の事情によるものです。入りたい団体がある場合は、入学してから探すのではなく、合格が決まった時点でその団体に直接問い合わせてください。断られてもすぐ次を探せます。

部活は3年次編入からでも続けられますか?

競技によります。体育会の部活は、競技団体への選手登録で在学年数や入学年度が条件になっていることがあり、これはサークル側の判断では変えられません。まず志望する大学の該当部に、途中学年からの入部と公式戦への出場が可能かを確認してください。出場できない場合でも練習への参加を認めている団体はあります。合格後すぐに聞くのが確実です。

編入生はゼミに入れますか?

入れますが、選べる範囲は大学によります。人気のゼミは2年生のうちに選考が終わっていて、編入生は残った枠から選ぶ形になることがあります。またゼミの配属が3年前期の大学と、3年後期・4年からの大学があり、後者だと編入した最初の1年は講義だけになります。特定の教員に指導を受けたくて編入する場合は、出願前にゼミの配属時期と編入生の受け入れ可否を確認してください。

2年次編入と3年次編入では友達のできやすさは違いますか?

違います。2年次編入のほうが学部の学生と一緒に過ごす時間が1年長く、必修科目や語学で顔を合わせる回数も多いため、繋がりは作りやすくなります。一方で2年次編入を実施している大学は3年次編入より少なく、卒業までの年数も1年増えます。人間関係だけで決める話ではありませんが、不安が大きい人にとっては判断材料の1つになります。

社会人から編入すると年齢差がつらくないですか?

ギャップを感じることはある、というのが実際に編入した人の答えです。ただし「同世代の友達を作り直す」ことを目標にすると苦しくなり、目的を学びに置けば問題になりにくい、という整理をしている人が多くいます。研究室・ゼミは年齢ではなく研究テーマで話す場所なので繋がりやすく、教員との関係では社会人経験がそのまま強みになります。

編入後の友達は本当にできますか?

できます。ただし「放っておいてもできる」のは編入生同士で、もとからいる学部の学生とは自分から動かないと繋がりません。編入した人の声で共通しているのは、実験・演習・ゼミ・卒業研究のように「同じ作業を同じ人と長時間やる授業」が接点になったという点です。逆に、大教室の講義だけを取っていると、何回出ても関係は生まれません。友達ができるかどうかは性格よりも履修の組み方で決まる、と考えたほうが現実に近いです。

編入生はクラスに馴染めますか?

3年生以降は語学クラスのような固定クラスがない大学が多く、「クラスに入る」という形にはなりません。授業ごとに顔ぶれが変わるため、馴染むかどうかは所属より接点の数で決まります。2年次編入の場合は必修科目がまだ残っていることが多く、同じ教室に同じ顔ぶれがそろう場面があるため、3年次編入より繋がりやすい傾向があります。

編入生はサークルに入れますか?

入れる団体と、入れない団体があります。実際に、編入生を受け入れていないサークルがあったという声があります。多くは編入生を避けているのではなく、競技団体への登録要件、学年ごとの役割分担、引退時期といった団体側の事情によるものです。入りたい団体がある場合は、入学してから探すのではなく、合格が決まった時点でその団体に直接問い合わせてください。断られてもすぐ次を探せます。

部活は3年次編入からでも続けられますか?

競技によります。体育会の部活は、競技団体への選手登録で在学年数や入学年度が条件になっていることがあり、これはサークル側の判断では変えられません。まず志望する大学の該当部に、途中学年からの入部と公式戦への出場が可能かを確認してください。出場できない場合でも練習への参加を認めている団体はあります。合格後すぐに聞くのが確実です。

編入生はゼミに入れますか?

入れますが、選べる範囲は大学によります。人気のゼミは2年生のうちに選考が終わっていて、編入生は残った枠から選ぶ形になることがあります。またゼミの配属が3年前期の大学と、3年後期・4年からの大学があり、後者だと編入した最初の1年は講義だけになります。特定の教員に指導を受けたくて編入する場合は、出願前にゼミの配属時期と編入生の受け入れ可否を確認してください。

2年次編入と3年次編入では友達のできやすさは違いますか?

違います。2年次編入のほうが学部の学生と一緒に過ごす時間が1年長く、必修科目や語学で顔を合わせる回数も多いため、繋がりは作りやすくなります。一方で2年次編入を実施している大学は3年次編入より少なく、卒業までの年数も1年増えます。人間関係だけで決める話ではありませんが、不安が大きい人にとっては判断材料の1つになります。

社会人から編入すると年齢差がつらくないですか?

ギャップを感じることはある、というのが実際に編入した人の答えです。ただし「同世代の友達を作り直す」ことを目標にすると苦しくなり、目的を学びに置けば問題になりにくい、という整理をしている人が多くいます。研究室・ゼミは年齢ではなく研究テーマで話す場所なので繋がりやすく、教員との関係では社会人経験がそのまま強みになります。

あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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まとめ

編入後の友達について、押さえておくことを整理します。

  1. 編入前の不安で最も多いのは友達のこと。ただし実際に困りやすいのは単位認定のほうで、順位と実害は一致していない
  2. 編入生同士はすぐ繋がる。ただしその機会は入学直後の説明会・ガイダンスに集中している
  3. 学部の学生とは自分から動かないと繋がらない。性格ではなく、人間関係が低学年で固まっているという構造の問題
  4. 接点になるのは実験・演習・ゼミ・卒業研究。友達ができるかどうかは、履修の組み方で大きく変わる
  5. サークル・部活は入れる団体と入れない団体がある。合格した時点で直接問い合わせるのが確実
  6. 志望校を決める段階で読める。募集人員・実験の多さ・ゼミの配属時期・編入年次・キャンパスの5つを見ておく
  7. 繋がる実利は「情報」。過去問・教員の情報・履修の勘所は、編入生だけが持たずに3年生へ合流する
  8. 前年度の編入生を探す。単位認定の申請案を手伝ってもらえることがある、いちばん実務的な繋がり

志望校を絞る手順は編入の志望校の決め方に、出願までの進め方は編入の志望校の決め方にまとめています。学部系統ごとの対策は学部別対策から確認してください。

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。実際に編入した学生から寄せられた「編入を決める前に不安だったこと」と「入学後の実際」をもとに構成しました。大学ごとのカリキュラム・ゼミの配属時期・課外活動の扱いは大学によって異なります。志望校の最新の情報は、必ず大学が公表している資料でご確認ください。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026年8月7日

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