編入生の就活は学業と両立できるのか|単位認定と3年次の時間割
結論:両立できるかどうかは「単位認定の結果」でほぼ決まる
編入生の就活で最初にぶつかるのは、面接の受け答えではなく時間です。3年次編入で入学すると、大学生活は2年しかありません。そのうち1年目の後半には、もう就職活動の入口が来ます。そこに何コマの授業が残っているかを決めるのが、入学直後に出る単位認定の結果です。
単位認定そのもののしくみ(認定の方式・上限・申請のしかた)は編入の単位認定はどれくらいされるのかにまとめています。ここでは就活の時間に効く部分だけを扱います。
認定が多く出れば、3年次の時間割には空きができ、インターンシップにも卒業研究の準備にも手が回ります。認定がほとんど出なければ、卒業に必要な単位を2年間に詰め込むことになり、平日の昼間はほぼ埋まります。同じ「3年次編入」でも、この一点で見える景色が変わります。
この記事では、編入した先輩が実際に経験した単位認定と学習ペースをもとに、就職活動の時間をどうやりくりするかを整理します。
この記事で分かること
- 3年次編入の2年間で、学業と就職活動がいつ重なるのか
- 単位認定の結果によって、3年次の時間割がどう変わるのか
- 認定を1単位でも多く出すために、出願前から入学直後までにやること
- 編入直後は授業についていくのにも時間がかかる、という前提の置き方
編入試験は大学ごとに出願資格も科目も違います。いまの学年・在籍区分で受けられる大学がどこかは、条件を突き合わせて初めて分かります。
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この記事で扱わないこと
「編入は就職活動で有利か、不利か」という結論は書きません。理由は最後の節に書いていますが、端的に言えば、そう断定できるだけの裏づけを持っていないためです。ここで扱うのは、編入生が実際に直面する時間の構造までです。
3年次編入は入学した年のうちに就活の時計が回り始める
編入試験の募集は、その約7割が3年次編入です。つまり編入生の多くは、4月に入学して、その年度のうちに就職活動の準備期に入ります。
一般的な就職活動の日程は、3年生の夏にインターンシップ、3年生の3月に採用広報の解禁、4年生の6月に選考の本格化という流れで動いています。これを3年次編入の2年間に重ねると、次のようになります。
| 時期 | 大学で起きること | 就職活動で動くこと |
|---|---|---|
| 3年 4月 | 入学。単位認定の結果が出る/履修登録 | まだ動きは少ない。ここで残り単位数が確定する |
| 3年 6〜9月 | 前期の試験。集中講義・実験が入る学部も | サマーインターンシップの応募と参加 |
| 3年 10〜12月 | 後期開始。ゼミ・研究室配属が動く大学が多い | 秋冬のインターンシップ、業界研究 |
| 3年 1〜3月 | 後期試験。ここで単位が足りているかが見える | 3月に採用広報が解禁。説明会と書類提出が集中 |
| 4年 4〜6月 | 卒業研究・卒業論文の本格化 | 6月から選考が本格化。面接が重なる |
| 4年 7月〜 | 実験・執筆・発表 | 内定後の手続き。決まらなければ活動が続く |
この表を見て決められることは1つです。就職活動のために自由に使える時間は、実質「3年の夏」と「3年の1〜3月」に集中しているということ。ここを空けておけるかどうかが、単位認定の結果に左右されます。
逆に言えば、編入試験の受験期のうちに終えられる準備は、先に終わらせておく価値があります。英語の外部試験がその代表です。編入のために取得したスコアは有効期限内であれば就職活動でもそのまま使えるので、受験期に取ったスコアが二重に働きます。取り方は編入試験の英語(外部試験を取るかの判断)にまとめています。
単位認定の結果が3年次に残る時間を決める
編入すると、いまの学校で修得した単位の一部が、編入先の卒業要件に振り替えられます。これが単位認定です。ここで重要なのは、認定される量が大学によって大きく違うことです。
実際に編入した先輩の状況を見ると、ほとんど認定されなかったケースから、9割近くが認定されたケースまで開きがあります。同じ学部系統でも、大学が変われば結果は変わります。「たぶん半分くらいは認定されるだろう」という前提で計画を立てると、外れたときに丸ごと崩れます。
認定の量で3年次の姿がどう変わるか
| 認定の出方 | 3年次の時間割 | 就職活動への影響 |
|---|---|---|
| 多く出た | 必修と専門に絞れる。空きコマができる | 夏のインターンにも動ける。卒業研究の準備も前倒しできる |
| そこそこ出た | フル単(その学期の履修を全部取ること)が前提になる | 動けるが、落単が1つ出るとすぐ苦しくなる |
| ほとんど出なかった | 教養科目まで取り直す。平日の昼間がほぼ埋まる | 説明会・面接の日程を授業と調整する必要が出る |
| 不足で留年になった | 卒業年次が1年ずれる | 就職活動の年も丸ごとずれる |
実際の声を要約すると、次のような幅があります。
- 認定は30単位ほどで、残る50単位を2年間で取り切れば卒業できると分かり、見通しが立ったという人
- 入学時点では大きく不足していたが、毎学期フル単を取る前提で計画を組めば、そこまで厳しい状況ではなかったという人
- 編入前の授業内容と1対1で対応させるのではなく、編入先の必修から埋めていく方式だったため、追加で受ける授業は1〜2科目で済んだという人
一方で、実際に留年した人もいます。実験科目の単位が足りず留年になった人、在籍していた学校のカリキュラムに含まれていない実験があり、入学式のあとに留年が決まった人がいます。後者は本人の勉強不足ではなく、カリキュラムの差から来ています。努力ではどうにもならない部分があるということは、先に知っておいてください。
この節で決められることは、就職活動をいつ始めるかです。認定の結果が出るのは入学直後の4月。そこで残り単位が想定より多いと分かったら、夏のインターンを絞って授業と試験に寄せ、代わりに3年の1〜3月に就職活動を寄せる、という組み替えが早い段階でできます。判断材料は4月に手元に来ます。9月まで待つ必要はありません。
認定の量は運ではなく、4つの型で決まっている
「大学による」で終わらせると何も決められないので、もう一段だけ踏み込みます。認定の出方は、大学が採用している方式でほぼ説明がつきます。編入した人の話を並べると、次の4つの型に整理できます。
| 方式 | どうなるか | 自分にとって有利になる条件 |
|---|---|---|
| 一括認定型 | 共通教育・教養科目をまとめて認定する。分野が近ければ、元の修得単位数を上回る数が認定されることさえある | 教養科目をひととおり取っている。分野を大きく変えていない |
| 科目対応型 | シラバスを1科目ずつ突き合わせ、内容が対応するものだけ認定する。名称が似ていても到達目標が違えば通らない | 編入先のシラバスを見て履修を組んでいる。授業内容の資料が手元にある |
| 上限型 | 「認定は◯単位まで」と決まっている。基準の単位数ぴったりで出願しても、その倍を持っていても、認定される数は同じ | 上限まで届く分があればよい。余分に取っても増えない |
| 実験・実習は 別枠 | 座学は通っても、実験・実習は出身校でやっていなければ埋まらない。ここが留年に直結する | 編入先の実験科目の内容を、出願前に見ている |
実際、まったく違う学部から編入したのに、元の単位数より多く認定されたという人がいる一方で、他学部からの編入で申請できる科目がほとんどなく、卒業までに2年で78単位を取ることになったという人もいます。同じ「3年次編入」でも、残り単位が50単位程度で済む人と、78単位を求められる人がいる。この差は、本人の努力ではなく方式と分野の近さで生まれています。
ここから決まる行動は具体的です。志望校の募集要項と入学案内で、「単位の認定」がどの方式で書かれているかを読んでください。上限型なら、出願資格ぎりぎりの単位数でも不利になりません。科目対応型なら、いま履修する科目の選び方が結果を大きく動かします。
認定が少なくても、詰め込んで取り返すことはできない
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい構造です。「認定が少なかったら、そのぶん多く履修すればいい」と考える人が多いのですが、それができない仕組みになっています。
多くの大学は、1年間・1学期に登録できる単位数に上限を設けています。単位の質を保つための決まりで、編入生だけ外してもらえるものではありません。年間の上限を40単位台に置いている大学があり、その場合、上限まで取り切っても2年で登録できるのは80単位台が限界になります。
つまり、こうです。認定が少ないほど「上限いっぱいまで取る」以外の選択肢がなくなり、就職活動に回せる時間は自動的に消えます。実際に、3年次に上限近くまで取り切ったことで4年の後期はゼミだけになり余裕ができた、という人もいれば、3年次は上限まで取り切る覚悟がないと単位数が足りない、と語る人もいます。
4月にやる計算は引き算と割り算だけ
難しい判断は要りません。単位認定の結果が出たら、次の3行を紙に書いてください。
- 卒業に必要な単位数(募集要項か履修の手引きに書いてあります)
- 認定された単位数を引く
- 残りを、卒業までの学期数(3年次編入なら4学期)で割る
出てきた数字が、1学期に取らなければならない単位数です。これを履修登録の上限と見比べます。目安として、半期の授業1コマはおおむね2単位です。
| 1学期あたりの 必要単位 | 週の授業 | 3年次にできること |
|---|---|---|
| 10単位前後 | 週5コマ前後 | 夏のインターンにも卒業研究の前倒しにも動ける。授業のない曜日を作れる |
| 16単位前後 | 週8コマ前後 | 標準的な忙しさ。動けるが、単位を1つ落とすとすぐ苦しくなる |
| 20単位を超える | 週10コマ以上 | 平日の昼間がほぼ埋まる。説明会や面接は授業と調整することになる |
| 上限を超える | 登録できない | 2年での卒業が難しい。この時点で分かるので、早く相談する |
4行目に当たった場合、4月のうちに気づけるかどうかが分かれ目です。学務の窓口に相談すれば、集中講義や他学部聴講など、登録の枠を広げる手が残っていることがあります。後期になってから気づいても打つ手がありません。
留年は卒業のときだけ起きるのではない
もう1つ、見落とされる条件があります。進級要件です。卒業に必要な単位の一定割合を3年の終わりまでにそろえていないと4年に進めない、という決まりを置いている大学があります。4分の3という基準を示している例があります。
これは就職活動の日程に直接効きます。3年の後期に「授業を減らして説明会に行く」という選択をしたつもりが、進級要件に届かず、就職活動の年ごと1年ずれることがあるからです。実際に、あと数単位の認定があるかないかで留年が決まりかけた、という話もあります。
4月に確認するのは、卒業要件だけでは足りません。進級要件と、その判定時期もあわせて見てください。
認定を増やすためにできることは出願前から始まっている
単位認定は、入学してから「どうにかする」ことがほとんどできません。判定は入学直後に一度で決まり、あとから追加で申請できない大学が多いためです。動けるのは、志望校を決める段階から入学直後の申請までの間だけです。
| 時期 | やること | なぜ効くか |
|---|---|---|
| 志望校を決める段階 | 在籍している学校の先生や学務係に、その大学への過去の認定例を聞く | 同じ学校から編入した先輩の実績があれば、認定の傾向がつかめる |
| 出願〜入学まで | シラバスに加えて、授業で扱った内容・使用した教科書・演習や実験の有無が分かる資料をそろえる | 科目名だけでは中身が伝わらない。中身を示せた人ほど認定が通りやすかったという声がある |
| 入学直後の申請 | 可能性がありそうな科目は出し惜しみせず全部出す | 申請しなかった科目は判定の対象にならない。出さなかった分は取り返せない |
| 申請後 | 単位認定のために口頭試問を行う大学もある。呼ばれる可能性を想定しておく | 書類だけで決まるとは限らない。内容を説明できる状態にしておく |
3番目は、実際に後悔の声が出ているところです。「ダメ元でもっと申請しておけばよかった。周りの友人は少しでも可能性がありそうな科目を何でも申請していて、結果的に自分より多く認定されていた」という趣旨の振り返りがあります。申請の手間はかかりますが、通れば3年次の時間がそのまま浮きます。1科目の申請にかける数十分と、3年次に週1コマ埋まることを比べてください。
認定の条件そのものは大学ごとに違い、募集要項や入学後の案内に書かれています。「何単位まで認定する」という上限を設けている大学もあります。出願資格の単位数と混同しやすいところなので、編入の出願資格と必要単位もあわせて確認してください。
いちばん効くのは受験期の履修の組み方
表の1行目をもう少し具体化します。認定される単位の数は、実は「いま何を履修するか」で決まる部分がかなりあります。
編入した人が繰り返し語っているのは、科目名ではなく授業内容・シラバス・授業時間数・編入先のカリキュラムとの対応関係が見られたということです。そのため、どの科目が認定につながりにくいのかを考えずに履修してしまい、取った単位が効率よく認定されなかった、という後悔が出てきます。名称が似ているのに到達目標が違って認定されず、編入後に追加履修が必要になった例もあります。
間に合った人は、次の3手を踏んでいます。いずれも合格前にできることです。
- 志望校のシラバスを、志望校を決める段階で入手する。合格してからでは履修が終わっています
- いまの学校のシラバスと突き合わせ、対応しそうな科目を洗い出す。ここで「認定されそうな領域」と「空いている領域」が見えます
- 残りの学期の履修を、空いている領域から埋める。一般教養・英語・第二外国語は認定の対象になりやすいという声が多く、可能な範囲で取っておく価値があります
教養科目をバランスよく取っていなかったことを、あとから認定の場面で悔やんだという振り返りもあります。編入対策に直結する科目だけに寄せると、認定の側で穴が出ます。
資料は在籍校を離れる前にそろえる
単位認定で最も避けたい事故は、在籍校を卒業・退学したあとに資料が必要だと分かることです。必要書類をそろえないまま大学を離れてしまい、後から取り寄せる手間がかかったという振り返りがあります。低学年のころの授業資料は手元に残っていないことが多く、先生に確認しながら集め直した人もいます。
- シラバス(講義概要)は、履修した学期ごとにその都度PDFで保存する
- 使用した教科書名・演習や実験の有無が分かるものも一緒に残す
- 成績証明書は発行に日数がかかる。離れる前に予備を含めて取っておく
保存にかかるのは数十分ですが、集め直すには何週間もかかります。この差が、そのまま4月の申請の厚みになります。
4月は編入生の先輩と同期に聞くのがいちばん早い
入学直後は、単位認定・履修登録・授業選びが同時に来ます。ここを1人で処理しようとすると時間が溶けます。実際には、編入生のコミュニティが最短の情報源になっています。
編入の先輩が単位認定の申請案づくりを手伝ってくれた、履修登録を編入生同士で共有した、教科書や過去の試験の資料を先輩からもらえた——こうした話が多く出てきます。単位変換の作業会が用意されている学部もあり、そこで先輩の助けを借りて、多くの人がまとまった申請案を出せていたという例もあります。
ここで決められることは1つです。入学して最初の1週間は、編入生向けのガイダンスや集まりに必ず顔を出してください。人間関係の話ではなく、認定される単位数と3年次の時間割が、そこで変わります。
授業についていく時間も就活の時間から引かれる
もう1つ、時間割の空きコマだけでは見えない要素があります。編入直後は、授業についていくこと自体に時間がかかるということです。
ここには明るい材料があります。編入した先輩の多くが、編入試験の勉強がそのまま効いたと振り返っています。知識としても、机に向かい続ける体力としても、受験期に作ったものが編入後の学習に引き継がれる、という声が繰り返し出てきます。
ただし、そこで済まない部分もはっきりしています。
- 基礎的な内容の講義にはついていけたが、並行して受けた専門性の高い講義は難しく、授業外で理解するための時間を別に取る必要があったという声
- 教材や論文が英語で書かれていることが多く、そこに時間を取られたという声
- ゼミの課題が特にハードで、自分の意見を出せるようになるまで1年ほどかかったという声
整理すると、編入試験で固めた基礎はそのまま効くが、専門の上積みと外国語の文献は別に時間が要るということです。実験や演習のある学部では、拘束時間が時間割どおりに終わらないことも珍しくありません。
もう1つ、認定が少ない人ほど当たりやすい負担があります。1・2年生向けの必修や一般教養を、3年生になってから取り直すことです。専門科目より軽いはずなのに、実際には毎週レポートか小テストがある科目が並び、時間を細かく削られます。高等専門学校や専門学校から来た人が、第二外国語を1年生と一緒に受けることになり、前期はほとんど専門の授業ができなかった、という話もあります。
この節で決められることは、3年前期にどれだけ履修を積むかです。ここでは、多くの人が同じ助言を残しています。編入した直後の学期は授業を詰めすぎないこと、そして編入してから数か月は新しいことを同時に始めすぎないこと。いずれも、実際に詰めすぎて苦しくなった人が反省として書いているものです。
つまり、3年前期に授業と生活の立て直しを寄せ、就職活動は秋以降に寄せるという組み方は、消極策ではなく現実的な選択です。認定が少ないと分かった時点で、夏のインターンは数を絞り、冬の選考解禁に向けて準備を重ねるほうが、結果的に途中で崩れません。就職活動に回せる可処分時間は、時間割の空きより少なく見積もってください。
学業と就活がぶつかりやすい3つの場面
①3年の夏|インターンと集中講義・再履修
夏休みは、サマーインターンシップの中心期であると同時に、集中講義や実験の補講が入る時期でもあります。認定が少なく取るべき単位が多い人ほど、ここが埋まります。先回りできるのは、履修登録の時点で夏に何が入るかを確認しておくことです。集中講義の日程は開講前に分かるので、インターンの応募先を選ぶ前に押さえられます。
②3年の後期|ゼミ配属と就活の情報収集
多くの大学では、3年の後期にゼミ・研究室の配属が動きます。編入生も同じ時期に選ぶことになりますが、編入生は教員と過ごした時間が短い状態で選ぶことになります。ここで選んだ研究室の忙しさが、4年次に就職活動と直接ぶつかります。
先回りできるのは、志望校を決める段階で研究室の内容まで見ておくことです。これは編入試験の志望理由書や面接で問われる内容とそのまま重なります。受験期に調べたことが、そのまま配属の判断材料になります。書き方は編入の研究計画を面接でどう話すかを参考にしてください。
あわせて確認しておきたいのが、研究室の配属に修得単位数の要件を置いている学部があることです。一定の単位数に届いていないと配属されないため、認定が少ない人は、配属要件を満たすためだけに3年次の授業を詰めることになります。ここは「卒業できるか」とは別の条件なので、卒業要件だけを見ていると見落とします。就職活動の時間と、希望する研究室に入れるかの両方に効く部分です。
③4年の6月|選考の本格化と卒業研究
4年次は、卒業研究・卒業論文と選考が正面から重なります。3年次で単位を取り切れていれば授業に出る必要はほぼなくなりますが、取り残した単位があると、4年次にも授業と試験が乗ります。ここが、単位認定の結果が最後に効いてくるところです。
3年の終わりに残り単位を数えて、4年前期にどれだけ授業が残るかを把握しておくと、選考の日程を組むときに慌てずに済みます。
「編入は就活で有利か不利か」をこの記事で扱わない理由
編入を考えている人がいちばん知りたいのは、おそらく「編入したことが就職活動でどう見られるか」でしょう。ここでは、それに答えません。
理由は単純です。オンライン編入学院が編入した先輩から聞いているのは、在学中の話が中心です。卒業して就職先が決まるところまで見届けたうえで「編入が有利に働いた/不利に働いた」と言えるだけの裏づけを持っていません。裏づけのないことを、あるかのように書くつもりはありません。
そのうえで、確かなことが1つあります。編入生には、3年次編入なら2年、2年次編入なら3年という決まった時間しかありません。そこに学業と就職活動の両方を入れる以上、時間の使い方の設計は必ず必要になります。有利か不利かを心配するより、単位認定の結果が出る4月に、卒業までの2年間の計画を一度引き直すほうが、確実に効きます。
なお、2年次編入なら大学生活は3年あり、就職活動までの余裕はその分できます。年次の選び方は2年次編入とは?で解説しています。
よくある質問
3年次編入だと就活の準備期間はどれくらいありますか?
入学が4月、就職活動の入口であるインターンシップが同じ年の夏ですから、実質的な準備期間は数か月です。ただし就職活動そのものが本格化するのは3年の3月以降なので、そこまでは1年近くあります。問題は、その1年が授業でどれだけ埋まるかです。単位認定の結果が出る4月の時点で残り単位を数え、夏に動くか、冬から動くかを決めてください。
単位認定はいつ結果が出ますか?
多くの大学で入学直後です。入学前後に申請書類を出し、4月のうちに認定される単位が確定して、それを前提に履修登録をします。あとから追加で申請できない大学が多いため、可能性のある科目は最初にまとめて申請しておく必要があります。申請の時期と方法は大学ごとに違うので、合格後に届く案内と募集要項で必ず確認してください。
認定される単位数は事前に分かりますか?
正確には分かりません。認定の量は大学によって大きく開きがあり、ほとんど認定されないケースから9割近く認定されるケースまであります。ただし、いま在籍している学校の先生や学務係に、その大学への過去の認定例を聞ける場合があります。同じ学校から同じ大学へ編入した先輩がいれば、傾向をつかむ手がかりになります。志望校を絞る段階で聞いてみてください。
編入すると留年することがあるのですか?
あります。実験科目の単位が足りずに留年した人や、在籍していた学校のカリキュラムに含まれていない実験があり、入学式のあとに留年が決まった人がいます。本人の勉強不足ではなく、学校間のカリキュラムの差から起きるものです。防ぐには、出願前に編入先の卒業要件と実験・実習の扱いを確認し、申請できる科目は出し惜しみしないことです。留年すると卒業年次が1年ずれるため、就職活動の年も丸ごと動きます。
編入後の授業についていけるか不安です。就活どころではないのでは?
最初は大変だったという声が多い一方で、編入試験の勉強がそのまま効いたという振り返りも同じくらい多くあります。知識としても、勉強を続ける体力としても引き継がれます。ただし、専門性の高い講義や英語の文献には別に時間が要ります。時間割の空きコマをそのまま就職活動に使えると考えず、授業外の学習時間を先に引いてから予定を組んでください。
編入生の就活でまず何から手をつければいいですか?
単位認定の申請です。就職活動の対策そのものより先に来ます。認定される単位が1つ増えるたびに、3年次の時間割に空きができ、それがそのまま就職活動に使える時間になります。次にやることは、認定結果が出た4月に、卒業までに取るべき単位を学期ごとに割り振ることです。ここまで済めば、夏に動けるのか、冬から動くのかが自分で判断できます。
3年次編入だと就活の準備期間はどれくらいありますか?
入学が4月、就職活動の入口であるインターンシップが同じ年の夏ですから、実質的な準備期間は数か月です。ただし就職活動そのものが本格化するのは3年の3月以降なので、そこまでは1年近くあります。問題は、その1年が授業でどれだけ埋まるかです。単位認定の結果が出る4月の時点で残り単位を数え、夏に動くか、冬から動くかを決めてください。
単位認定はいつ結果が出ますか?
多くの大学で入学直後です。入学前後に申請書類を出し、4月のうちに認定される単位が確定して、それを前提に履修登録をします。あとから追加で申請できない大学が多いため、可能性のある科目は最初にまとめて申請しておく必要があります。申請の時期と方法は大学ごとに違うので、合格後に届く案内と募集要項で必ず確認してください。
認定される単位数は事前に分かりますか?
正確には分かりません。認定の量は大学によって大きく開きがあり、ほとんど認定されないケースから9割近く認定されるケースまであります。ただし、いま在籍している学校の先生や学務係に、その大学への過去の認定例を聞ける場合があります。同じ学校から同じ大学へ編入した先輩がいれば、傾向をつかむ手がかりになります。志望校を絞る段階で聞いてみてください。
編入すると留年することがあるのですか?
あります。実験科目の単位が足りずに留年した人や、在籍していた学校のカリキュラムに含まれていない実験があり、入学式のあとに留年が決まった人がいます。本人の勉強不足ではなく、学校間のカリキュラムの差から起きるものです。防ぐには、出願前に編入先の卒業要件と実験・実習の扱いを確認し、申請できる科目は出し惜しみしないことです。留年すると卒業年次が1年ずれるため、就職活動の年も丸ごと動きます。
編入後の授業についていけるか不安です。就活どころではないのでは?
最初は大変だったという声が多い一方で、編入試験の勉強がそのまま効いたという振り返りも同じくらい多くあります。知識としても、勉強を続ける体力としても引き継がれます。ただし、専門性の高い講義や英語の文献には別に時間が要ります。時間割の空きコマをそのまま就職活動に使えると考えず、授業外の学習時間を先に引いてから予定を組んでください。
編入生の就活でまず何から手をつければいいですか?
単位認定の申請です。就職活動の対策そのものより先に来ます。認定される単位が1つ増えるたびに、3年次の時間割に空きができ、それがそのまま就職活動に使える時間になります。次にやることは、認定結果が出た4月に、卒業までに取るべき単位を学期ごとに割り振ることです。ここまで済めば、夏に動けるのか、冬から動くのかが自分で判断できます。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
まとめ
編入生の就活を「両立できるか」で考えると答えが出ません。「2年間のどこに、どれだけ時間が残るか」で考えると決められます。
- 3年次編入では、入学した年の夏にはもう就職活動の入口が来る。自由に動けるのは3年の夏と、3年の1〜3月
- そこに時間が残るかどうかは、入学直後に出る単位認定の結果でほぼ決まる。認定の量は大学によって大きく開く
- 認定を増やせるのは出願前から入学直後まで。過去の認定例を聞く、授業の中身が分かる資料をそろえる、可能性のある科目を全部申請する
- 授業についていく時間も計算に入れる。編入試験の勉強は効くが、専門の上積みと外国語の文献には別に時間が要る
- 認定の量は運ではない。一括認定型・科目対応型・上限型・実験は別枠、の4つの型で説明がつく。志望校がどの型かを要項で読む
- 認定が少なくても、詰め込んで取り返すことはできない。履修登録には上限がある。残り単位÷学期数を上限と見比べる
- 卒業要件だけでなく、進級要件と研究室配属の単位要件も4月に確認する
- 4月に残り単位を数えて、卒業までの計画を引き直す。夏に動くか冬から動くかは、そこで自分で決められる
- 編入直後の学期は詰めすぎない。3年前期に立て直し、就職活動を秋以降へ寄せる組み方は現実的な選択
編入後の時間から逆算すると、受験期にやっておくべきことも変わってきます。編入の志望校の決め方と学部別対策もあわせてご覧ください。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。単位認定・履修・就職活動の日程は大学および年度によって異なります。実際の手続きにあたっては、必ず志望校の最新の募集要項と、入学後に配付される履修の案内をご確認ください。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月7日

