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立正大学仏教学部

立正大学仏教学部の編入試験対策|2年次・3年次別の科目・日程・倍率

立正大学仏教学部の編入試験は、2年次編入と3年次編入の両方が募集され、しかも11月試験と3月試験の年2回受験できるという、立正大学のなかでもかなり恵まれた条件の試験です。ただし恵まれているぶん確認すべき条件も多く、出願前に「編入学選抜個別相談」へ出席することが出願要件になっている点、11月試験は英語4単位の修得が出願資格そのものである点は、知らずに準備を進めると出願できません。試験科目は2年次が書類審査・小論文・面接、3年次が書類審査・専門・面接(3月試験はいずれも英語が加わります)。この記事では、立正大学が公表している2027年度 特別選抜入学試験要項の原本、入試結果データ、そして大学自身が公開している編入学選抜の過去問題をもとに、どちらの年次でいつ受けるべきかから、専門・小論文で何を書けるようにしておくべきかまでを整理します。

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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結論:立正大学仏教学部の編入試験はこんな試験

  • 2年次・3年次の両方から選べる。2027年度の募集定員表では、仏教学部は2年次・3年次とも「若干名」。心理学部・法学部・経営学部・経済学部は2年次のみなので、両方から選べるのは文学部・仏教学部などに限られます。
  • 受験機会が年2回ある。11月試験(2026年11月22日)と3月試験(2027年3月4日)の両方を実施する学部は、経済学部・仏教学部・地球環境科学部の3学部だけです。
  • 出願前の個別相談が必須。要項に「出願前に編入学選抜個別相談に必ず出席すること」と書かれています。これは他の多くの学部にはない、実質的な第一関門です。
  • 11月試験は英語4単位が出願資格。大学・短期大学・専修学校で外国語科目(英語)を4単位以上修得していない方は、そもそも11月試験に出願できません。代わりに英語の筆記試験はありません。
  • 2年次と3年次で募集の単位が違う。2年次は学部単位での募集で、学科・コースは3年次進級時に決めます。3年次はコース別の募集で、出願時に4コースから1つを選びます。
  • 勝負は小論文(2年次)または専門(3年次)。いずれも60分。専門は仏教学科が「仏教学概説」、宗学科が「日本仏教・日蓮宗の教義と歴史」と要項で範囲が指定されています。
  • 学内併願はできず、合格後の手続延期もできない。全学部が同一日に試験を行い、編入学選抜の合格者は入学手続の延期制度の対象外です。

試験概要(2027年度要項データ)

2027年度(2027年4月入学)

若干名募集人員
(2年次・3年次とも)
2026年11月22日試験日
(11月試験)
2027年3月4日試験日
(3月試験)
募集学科・コース2年次編入は学部単位での募集(3年次進級時に学科・コースを決定)。3年次編入はコース別の募集で、仏教学科(文化遺産・芸術コース/歴史・思想コース)、宗学科(日本宗教・文化コース/法華仏教コース)から選択
試験区分編入学選抜入学試験の11月試験・3月試験の年2回。ほかに指定校制推薦型の編入学選抜あり(要項は指定校向けの限定公開)
選考方法(2年次)11月試験:書類審査/小論文(60分)/面接
3月試験:書類審査/小論文(60分)/英語(60分)/面接
選考方法(3年次)11月試験:書類審査/専門(60分)/面接
3月試験:書類審査/専門(60分)/英語(60分)/面接
専門の出題範囲仏教学科(文化遺産・芸術/歴史・思想)=仏教学概説/宗学科(日本宗教・文化/法華仏教)=日本仏教・日蓮宗の教義と歴史
英語の扱い11月試験:英語4単位以上の修得が出願資格。英語の試験は実施しない
3月試験:英語の試験あり。英語4単位以上を修得済みなら申請により免除
出願要件出願前に編入学選抜個別相談への出席が必要(11月試験・3月試験のいずれも)
出願期間11月試験:2026年10月22日(木)〜10月28日(水)16時
3月試験:2027年2月6日(土)〜2月16日(火)17時
いずれもWEB出願+郵送書類(郵送は締切日消印有効)
合格発表・手続11月試験:発表2026年12月1日/手続締切2026年12月11日
3月試験:発表2027年3月10日/手続締切2027年3月16日
試験会場品川キャンパス(東京都品川区大崎4-2-16)。仏教学部の履修キャンパスも品川
入学検定料35,000円(別途支払手数料。返還なし。支払い後は学部・学科・コースの変更不可)

この表は立正大学が公表する2027年度 特別選抜入学試験要項(社会人対象選抜/海外帰国生徒対象選抜/編入学選抜。2026年8月6日公開)の原本にもとづきます(更新日: 2026-08-06)。日程・科目・出願資格は毎年変わる可能性があるため、出願前に必ず大学が公表する最新の募集要項の原本を確認してください。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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2年次編入と3年次編入、どちらで出願するか

立正大学の編入試験でまず確認すべきなのは入学年次です。立正大学は学部ごとに募集年次が違います。2027年度の募集定員表を見ると、心理学部・法学部・経営学部・経済学部は3年次が「募集なし」で2年次しか受け付けていません。一方、仏教学部は2年次・3年次の両方が「若干名」として掲載されています。つまり仏教学部の志望者は、「どちらで出願するか」という選択肢を持っていることになります。判断材料は次の4つです。

1. 募集の単位がまったく違う

ここが仏教学部の最大の特徴です。要項の注記には、編入学選抜(2年次)は学部単位での募集で、3年次進級時に学科(コース)を決定する編入学選抜(3年次)の募集はコース別となると明記されています。

2年次編入「仏教学部」に出願する。合格後、1年間は学部共通の学びを経て、3年次進級時に仏教学科/宗学科と4コースを決める。入学時点で専門分野を確定させなくてよい
3年次編入出願時点で文化遺産・芸術/歴史・思想/日本宗教・文化/法華仏教の1コースを選ぶ。専門試験もコースに応じて仏教学概説か日本仏教・日蓮宗の教義と歴史のどちらかになる

したがって、「仏教を学びたいが、教義史なのか文化財・美術なのか、日蓮教学なのかをまだ決めきれていない」という方は2年次編入のほうが構造的に向いています。逆に、卒業論文で扱いたいテーマがすでに決まっていて残り2年で仕上げたいという方は3年次編入です。

2. 出願資格の範囲が違う

2027年度要項の出願資格は全学部共通で、次のいずれかに該当することが条件です。2年次編入は①〜⑧、3年次編入は①〜⑦が対象で、仏教学部はこれに加えて後述の出願要件(個別相談)と、11月試験の英語4単位を満たす必要があります。

大学卒業者(2027年3月卒業見込み者を含む)
大学第2学年修了者(2027年3月修了見込み者を含む)
短期大学または高等専門学校卒業者(2027年3月卒業見込み者を含む)
旧制高等学校高等科、旧制専門学校卒業者
外国の大学第2学年修了者(修了見込み者)または短期大学卒業者(卒業見込み者)
大学の通信課程第2学年修了者(修了見込み者)
修業年限2年以上・総授業時数1700時間以上の専修学校の専門課程を修了した者および2027年3月修了見込みの者(学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する者に限る)
大学第1学年修了者(2027年3月修了見込み者を含む)※2年次編入のみ

大学1年を修了した段階で移りたい方は、⑧に該当するため2年次編入しか選べません。また注記により、短期大学第1学年修了者は2年次編入学選抜を受験できません。高等学校専攻科修了者は取り扱いが個別判断になるため、入試センター品川入試課への問い合わせが案内されています。

なお、この出願資格に修得単位数の下限は定められていません。「62単位必要」といった条件がある大学が多いなかで、立正大学の編入学選抜は学歴の区分だけで判定されます。ただし単位が少なくてよいという意味ではなく、後述のとおり入学後の単位認定で卒業年数が変わります。

3. 試験科目が2年次と3年次で違う

2年次は小論文、3年次は専門です。小論文は資料文のない一行問題で、仏教や日本の宗教・文化について自分の考えを800字程度でまとめる形式。専門はコースに対応した用語・事項の説明問題です。どちらも試験時間は60分。「作文が得意か」ではなく「用語を説明できるか」で選ぶのが実務的な判断になります。

4. 卒業までの年数が変わりうる

要項の「編入学選抜入学試験志願者への注意事項」には、他大学・短大等における既修得科目の認定単位によって、2年次編入は卒業まで4年以上、3年次編入は3年以上を要する場合があると共通事項として書かれています。さらに仏教学部については、この単位認定の見通しがあるからこそ個別相談に必ず出席したうえで出願するようにと、学部固有の注意事項として重ねて案内されています。

出願前の第一関門:編入学選抜個別相談

仏教学部の志望者が最初にやるべきことは、過去問を解くことでも参考書を買うことでもなく、個別相談の申し込みです。2027年度要項の「出願資格・出願要件」には、仏教学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部だけに追加の出願要件が設けられており、仏教学部については次のように書かれています。

仏教学部の志願者は、11月試験および3月試験のいずれも、出願前に編入学選抜個別相談に必ず出席すること。実施方法や日程は仏教学部ホームページで確認し、やむを得ず出席できない場合は仏教学部事務室へ出願前に相談する、と要項に明記されています。

仏教学部が公表している案内によれば、個別相談は11月試験・3月試験・指定校制推薦型のすべての出願希望者が対象で、Zoomを使ったオンライン実施・専用フォームからの事前申込制です。実施できる時間帯は原則平日10時〜18時、相談の際には既卒または現在在籍している大学の成績証明書を手元に用意するよう案内されています。随時受け付けとされていますが、日時の希望に添えない場合があるとも書かれているので、出願期間の直前に申し込むのは危険です。

この相談は「面接の前哨戦」ではありません。既修得単位がどこまで認定されるか、卒業までに何年かかるかを事前に確認するための場です。成績証明書を見ながら話す前提になっているのはそのためで、受験生側から見れば「入ってから話が違った」を防ぐ仕組みになっています。志望コースの学びと自分の関心が合っているかを確認する場としても使えます。

逆算のしかた。11月試験に出願するなら、出願は2026年10月22日開始です。個別相談は事前申込→日程調整→実施という流れなので、9月中には申し込んでおくのが安全です。3月試験なら年内から1月上旬に済ませておくと、証明書の手配と重なりません。

もうひとつの入口:指定校制推薦型

立正大学の入試情報サイトの要項一覧には、「編入学選抜入学試験(指定校制推薦型)」という区分が別建てで掲載されています。ただしこの要項は閲覧にパスワードが必要で、対象となる学校に向けた限定公開です。仏教学部が公表している個別相談の案内でも、対象として11月試験・3月試験と並んで指定校制推薦型が挙げられています。

この区分で出願できるのは大学が指定した学校の在籍者・卒業生に限られ、要項の内容を一般に確認することはできません。自分の在籍校(出身校)が対象になっているかどうかは、在籍校の進路指導担当か立正大学入試センターに直接確認してください。対象であれば、一般の編入学選抜とは異なる条件で出願できる可能性があります。

11月試験と3月試験、どちらを受けるか

年2回あることは有利ですが、この2回は「同じ試験の1回目と2回目」ではありません。出願できる人の条件と、当日の科目が違います。

11月試験3月試験
試験日2026年11月22日(日)2027年3月4日(木)
出願期間2026年10月22日〜10月28日16時2027年2月6日〜2月16日17時
英語4単位出願資格(必須)任意(あれば英語試験を免除)
英語の試験なしあり(4単位修得者は免除)
当日の科目2年次:小論文+面接
3年次:専門+面接
2年次:小論文+英語+面接
3年次:専門+英語+面接
時間割入構11:00〜11:40/1時限 小論文または専門 12:00〜13:00/2時限 面接 13:30〜入構11:30〜12:40/1時限 小論文または専門 13:00〜14:00/2時限 英語 14:30〜15:30/3時限 面接 15:30〜
合格発表2026年12月1日2027年3月10日
手続締切2026年12月11日2027年3月16日

英語4単位が分岐点になる

要項の出願資格には、仏教学部について「[11月試験]大学・短期大学・専修学校において外国語科目(英語)を4単位以上既修得の者」と書かれています。これは望ましい条件ではなく出願の条件です。英語を2単位しか取っていない、あるいは専門課程で英語科目がなかったという方は、11月試験には出願できず3月試験一本になります。

逆に4単位を満たしていれば、11月試験では英語の筆記試験そのものがありません。3月試験でも様式Eの「出願資格確認書(11月試験)兼英語試験免除申請書(3月試験)」で申請すれば免除されます。つまり英語4単位がある方は、どちらの回でも英語を受験せずに済みます。まず自分の成績証明書で英語科目の単位数を数えるところから始めてください。

受験機会をどう使うか

  • 英語4単位がある人は、11月と3月の両方を狙える。11月に不合格でも3月にもう一度受けられます。ただし入学検定料は各回35,000円かかり、返還はされません。
  • 11月試験は他大学の秋の編入試験と重なりやすい。11月22日(日)は私立大学の編入試験が集中する時期です。日程表を先に作ってから、どちらに賭けるか決めてください。
  • 3月試験は他大学の結果が出そろったあと。秋に思うような結果が出なかった場合の受け皿として機能します。準備期間も約3か月あります。
  • 合格した場合の資金拘束が違う。11月試験に合格すると2026年12月11日までに学費を含む手続が必要です。ここは併願設計に直結するので、次の節で詳しく整理します。

難易度をどう読むか(大学公表の志願者・合格者)

立正大学は入試情報サイトの「入試結果データ」で、特別選抜(社会人/海外帰国生徒/専門高校・総合学科生徒/外国人留学生/編入学)の実績を1枚の表にまとめて公表しています。編入学選抜は11月試験と3月試験に分かれ、さらに2年次編入・3年次編入それぞれについて「志願者」「合格者」の2列があります。受験者数の列はありませんので、倍率を計算するなら志願者数÷合格者数になります(一般的な実質倍率=受験者数÷合格者数とは分母が違う点に注意してください)。

仏教学部の3年間の実績

11月試験と3月試験を合算した、学部全体の数字です。

年度2年次
志願者
2年次
合格者
3年次
志願者
3年次
合格者
2024年度0名7名7名
2025年度2名2名4名3名
2026年度3名2名4名4名
3年合計5名4名15名14名

出典: 立正大学 入試情報サイト「入試結果データ」の特別選抜(編入学)実績。2026年度分は現行の公表PDF、2025年度・2024年度分は同ページの過年度版を参照。年度は入学年度(2026年度=2026年4月入学。11月試験は2025年11月、3月試験は2026年3月実施)。学部全体の数字は、公表表の「学部単位での募集(3年次編入以外)」行と4コース行を編入総研編集部が合算したもの。

3年次はコースの偏りが極端

3年次はコース別の公表なので、内訳を見ると景色が変わります。次は2024〜2026年度の3年間合計(11月試験・3月試験の合算)です。

志願者 合格者 宗学科(法華仏教) 14 13 仏教学科(歴史・思想) 1 1 仏教学科(文化遺産・芸術) 0 0 宗学科(日本宗教・文化) 0 0 2024〜2026年度の3年間合計(3年次編入・11月試験と3月試験の合算)

読み取れることは3つです。

  • 3年次の志願者はほぼ法華仏教コースに集中している。3年間の志願者15名のうち14名が宗学科の法華仏教コースでした。日蓮宗の教義と歴史を学ぶコースで、僧侶を志す方や宗門関係の進路を考える方の受け皿になっていることがうかがえます。
  • 3年間で志願者が1名もいないコースがある。文化遺産・芸術コースと日本宗教・文化コースは3年間とも志願者0名です。募集はされているので出願できますが、過去の実績から難易度を推し量ることはできません。要項の範囲指定と公開されている過去問題から準備するしかありません。
  • 2年次は3年間で志願者5名。2024年度は志願者0名でした。学部単位の募集なので、コースを決めきれていない方にとっては競争相手の少ない入口だと言えます。

この数字を「倍率」として使わないでください。年次別に見て年間0〜7名という規模では、1人の合否で倍率が何倍にも動きます。3年合計では2年次が志願者5名・合格者4名、3年次が志願者15名・合格者14名で、志願者数÷合格者数で計算すればいずれも2年次で1.3倍、3年次で1.1倍になりますが、これは「ほぼ受かる試験」という意味ではありません。仏教学部は出願前に個別相談があり、単位認定の見通しや志望コースとの適合を確認したうえで出願する仕組みになっています。相談の段階で見通しが立たなかった人は出願していないと考えるのが自然で、その結果として合格率が高く見えているだけです。判断すべきは倍率ではなく、60分で専門の説明問題や小論文を書き切れるかどうかです。

コース名について:入試結果データは実施当時のコース名(思想・歴史/文化・芸術/法華仏教/日本仏教)で掲載されています。2027年度要項の現行名は歴史・思想/文化遺産・芸術/法華仏教/日本宗教・文化です。上のグラフは現行名に読み替えて表示しています。

出願手続きの実務(チェックリスト)

仏教学部は個別相談という前段があるぶん、他学部より前倒しで動く必要があります。11月試験を前提に逆算した形で並べます(3月試験の場合は、それぞれ約3か月半後ろにずらしてください)。

  • 8〜9月:英語の単位数を数える。成績証明書を取り寄せ、大学・短期大学・専修学校で修得した外国語科目(英語)が4単位以上あるかを確認します。4単位未満なら11月試験には出願できませんので、この時点で3月試験に切り替えます。
  • 9月:編入学選抜個別相談を申し込む。仏教学部ホームページの案内から専用フォームで申し込みます。オンライン実施・平日10〜18時が原則なので、授業やアルバイトとの調整が必要です。成績証明書を手元に用意して臨みます。
  • 9月29日まで:受験上の配慮が必要な場合は申請する。病気・負傷・障害等で受験上および修学上の配慮を希望する場合、11月試験の申請期限は2026年9月29日です(3月試験は2027年1月5日)。出願期間より前に締め切られる点に注意してください。
  • 10月上旬:志望年次とコースを確定する。入学検定料の支払い後は学部・学科(コース)の変更ができません。3年次で出願する場合、専門試験の範囲が仏教学科と宗学科で変わるため、この確定が対策の起点になります。
  • 10月上旬:証明書類を手配する。提出するのは卒業(修了)証明書等と成績証明書です。大学1〜3年次在学中の方は在学証明書。専修学校の専門課程修了(見込み)者は、修業年限2年以上かつ総授業時数1700時間以上であることを証明する書類、または「専門士」と称することができる旨が明記された卒業(見込)証明書が必要で、学校側の準備に時間がかかることがあります。
  • 10月22日〜28日16時:WEB出願を完了する。顔写真データのアップロード、入学検定料35,000円の支払い(コンビニ・ATM・ネットバンキング・クレジットカード)まで済ませます。支払い前なら登録内容を変更できますが、支払い後は変更できません。
  • 10月28日まで(消印有効):郵送書類を送る。出願登録完了ページから宛名ラベルを印刷し、市販の角2封筒(240×332mm)に貼って簡易書留速達で郵送します。仏教学部は様式E(出願資格確認書兼英語試験免除申請書)を11月試験の志願者は必ず提出します。
  • 11月9日11時〜:受験票を取得する。受験ポータルサイトUCAROから自分でA4用紙に印刷します。スマートフォンの画面提示では受験できません。3月試験の受験票公開は2027年2月26日11時からです。

落とし穴になりやすいのはこの3つ。①個別相談を出願直前に申し込んでも日程が取れない可能性がある、②配慮申請の締切が出願期間より約1か月早い、③受験票は自分で印刷して紙で持参する。いずれも当日までに気づけないと取り返しがつきません。

併願戦略:年2回と手続締切をどう使うか

学内併願はできない

11月試験・3月試験とも、立正大学の編入学選抜は全学部が同じ日に実施されます。試験会場は品川キャンパス(心理・法・経営・経済・文・仏教)と熊谷キャンパス(データサイエンス・地球環境科学・社会福祉)に分かれますが、日程が同一である以上学内で複数学部を併願することはできません。加えて入学検定料の支払い後は学部・学科(コース)の変更もできないため、出願時点で1つに絞る必要があります。

入学手続の延期はできない

要項の「入学手続の延期」の項には、社会人対象選抜・海外帰国生徒対象選抜の合格者は入学申込金を納入して手続を延期できると書かれていますが、編入学選抜入学試験で合格された方は入学手続の延期をすることができないと明記されています。11月試験に合格した場合、2026年12月11日までに学費を含む手続を完了しなければなりません。

ただし学費の返還規定がある

ここは併願を考えるうえで重要です。要項の学費納入に関する注意事項には、入学手続者の既納の学費等は原則返還しないとしたうえで、2027年3月末日までに本学所定の入学辞退届を提出して大学が確認した場合、納入された学費(入学金を除く)は全額返還すると書かれています(2027年4月1日〜4月30日に退学届を提出した場合も同様)。

実質的な拘束額は入学金です。2026年度実績の学費は、2年次編入が初年度合計1,411,500円、3年次編入が1,409,000円。このうち入学金は252,000円です。11月試験に合格して手続をしたあと、3月に他大学へ進学すると決めた場合、辞退届を3月末までに出せば入学金を除く分は戻る計算になります。「延期できない=全額が固定費になる」ではないので、締切と返還条件を正確に押さえたうえで判断してください。ただし学費は毎年改定される可能性があり、2027年度の金額は要項の時点で未定と記載されています。手続前に入学手続要項で必ず確認してください。

他大学との組み合わせ

仏教・宗教系の学部を置く大学は限られており、併願先はおのずと絞られます。日程が重ならない範囲で、学びの内容が近い大学を並べて比較しておくと、面接で志望理由を語るときの説得力も上がります。「なぜ日蓮教学を学ぶのに立正大学なのか」という問いに答えられるようにしておくことが、そのまま面接対策になります。

出題傾向と科目別の対策

立正大学は入試情報サイトの過去問題ページで、編入学選抜入学試験の問題を学部別・年次別・試験時期別にまとめたPDFを公開しています。仏教学部については2年次の小論文、3年次の専門が、11月試験・3月試験それぞれ掲載されています。ここで示すのは公開されている問題から読み取れる出題の枠組みと分野であり、著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません。

専門(3年次):用語・事項の説明問題

3年次編入の中心科目です。要項では出題範囲が次のように指定されています。

仏教学科文化遺産・芸術コース/歴史・思想コース → 仏教学概説
宗学科日本宗教・文化コース/法華仏教コース → 日本仏教・日蓮宗の教義と歴史

公開されている問題を見ると、試験時間60分で、指定された数の用語・事項について説明を書く形式が2年連続で維持されています。しかもすべてを答える必要はなく、複数の候補から選んで答える構成になっており、宗学科では選択式の設問に加えて全員が答える語句説明が置かれています。仏教学科は候補のなかから指定数を選ぶ形です。「範囲全体を薄く知っている」よりも、「いくつかの重要事項を、他人に説明できる密度で書ける」ほうが得点につながる設計です。

問われている分野を大きく分けると次のようになります。

  • 仏教学科(仏教学概説):インド仏教の基本教理(釈尊の教えの枠組みと基礎概念)、大乗仏教の成立と思想、経典と教団の歴史、仏教が東アジアに伝わる過程、仏教文化・美術の基礎といった、仏教学の入門講義で扱われる範囲です。
  • 宗学科(日本仏教・日蓮宗の教義と歴史):日蓮教学の根本典籍と日蓮聖人の生涯・思想、法華経理解の枠組み、日本仏教史の宗派と教義、近世の宗教制度や仏教史上の重要な概念など、日蓮宗を軸にした日本仏教史・教学史の範囲です。

対策の型はシンプルです。用語カードを作り、1項目あたり150〜250字で「①何を指すか ②いつ・誰が ③何が重要か(後世への影響)」の3点セットを書けるようにします。60分で複数項目を書き切る試験なので、1項目に10分以上かける余裕はありません。書く練習を紙とペンで、時間を計って行ってください。手が止まる項目がそのまま穴です。

小論文(2年次):資料なしの一行問題800字

2年次編入の小論文は、公開されている問題を見る限り課題文や資料の読み取りはなく、短い問いに対して800字以内で自分の考えを述べる形式です。試験時間は60分。地球環境科学部やデータサイエンス学部のように事前に課題を書いて提出する方式ではなく、当日その場で書く筆記試験です。

テーマの系統は明確で、日本社会・日本文化における宗教(とくに仏教)の位置づけをめぐる問いが繰り返し出されています。公開されている11月試験・3月試験の問題は、いずれも日本人の宗教観、日本の宗教文化どうしの関係、日本文化の特質といった枠組みのなかにあります。宗教史の細かい知識を問うものではなく、知識を材料にして自分の考えを構成できるかを見る問題です。

  • 800字を60分で書く型を作る。序論150字(問いの整理と自分の立場)/本論500字(理由2つ+具体例)/結論150字。この配分を体に入れておけば、テーマが変わっても崩れません。
  • 具体例のストックを5つ持つ。年中行事、葬送や墓の変化、寺院と地域社会の関わり、文化財としての仏像・建築、災害や社会不安のときに宗教が果たす役割など、自分の見聞きした範囲で語れるものを用意します。抽象論だけの答案は評価されにくいと考えてください。
  • 「無宗教」という言葉を掘り下げておく。日本人の宗教観を論じる際に必ず出てくる論点です。「信仰していないのに初詣や墓参りをする」という現象をどう説明するか、自分なりの整理を持っておくと強い武器になります。
  • 仏教と神道の関係を説明できるようにする。両者の違いと重なりを具体例つきで説明できると、多くのテーマに応用が利きます。

英語(3月試験のみ・全学部共通問題)

3月試験で英語の免除を受けない方だけが受験します。この英語は編入学選抜の全学部共通問題で、しかも同じ日に行われる一般選抜の3月試験と同一の問題が使われています。したがって、一般選抜の過去問題が問題・解答とセットで公開されている分だけ、そのまま演習材料として使えます。

公開されている問題から、出題形式は次のように安定しています。

形式すべてマークシートの選択式。記述はありません。試験時間60分
大問構成①文中の適切でない語(句)を選ぶ誤り指摘 ②③空所補充(語彙・語法・品詞) ④⑤長文読解(内容一致・詳細把握) ⑥日本文の意味に合う英文を選ぶ ⑦会話文の空所補充
難易度高校英文法の標準レベル。長文は一般向けの英文記事からの出典で、専門的な背景知識は不要
持込辞書・電子辞書・電卓・定規は使用不可。スマートウォッチ等のウェアラブル端末も不可

設問単位で分析すると、前置詞・冠詞・時制・比較・語法(動詞の語形と語順)が繰り返し問われ、会話文では日常的なやりとりの定型表現が問われます。マニアックな語彙より、中学〜高校基礎の文法を穴なく固めるほうが得点効率が高い試験です。誤り指摘は「知っている文法事項を、崩れた文のなかから見つける」練習が必要なので、文法問題集を解くだけでなく誤文訂正形式の演習を必ず入れてください。

面接(全区分共通)

面接はすべての区分・年次で課されます。要項では心理学部の面接に「心理学」、経営学部の面接に「経営学」の口頭試問が含まれると注記されていますが、仏教学部にはこの注記がありません。専門知識を口頭で問われる形式とは明記されていないということです。ただし専門分野の学部である以上、志望動機と学びたい内容の具体性は必ず問われると考えて準備してください。

  • なぜ仏教学部なのか、なぜ立正大学なのか。日蓮宗の宗門関係校であること、仏教学科と宗学科の2学科構成であることを踏まえて、自分の関心とコースの対応を説明できるようにします。
  • 個別相談で話した内容と矛盾しないこと。出願前に個別相談を経ているので、そこで話した志望コース・関心分野と面接での説明がずれないようにしてください。
  • 3年次はコースを選んだ理由を必ず聞かれる前提で。出願時点でコースを確定させている以上、「なぜこのコースか」は避けて通れません。卒業論文で扱いたいテーマまで言えると理想的です。
  • 2年次は「これから決める」ことを前向きに語る。2年次は学部単位の募集で3年次進級時にコースを決めます。決まっていないことは弱点ではないので、どういう視点でコースを選ぼうとしているかを語れるようにします。
  • 編入前の学びとの接続。前の大学・短大・専門学校で学んだことが仏教学の学びとどうつながるかは、単位認定の話とも結びつく重要な論点です。

合格ロードマップ(時期別)

11月試験を目標にした場合の組み立てです。3月試験を狙う場合は各段階を約3か月半後ろにずらしてください。

  • 試験の5〜6か月前|土台づくり成績証明書を取り寄せ、英語の単位数と修得済み科目を確認します。2年次と3年次のどちらで出願するかを仮決めし、3年次なら志望コースも仮決めします。並行して、仏教学の入門書または日本仏教史の概説書を1冊通読します。この段階では暗記ではなく全体の地図を作ることが目的です。
  • 試験の3〜4か月前|個別相談と範囲の確定編入学選抜個別相談を申し込み、単位認定の見通しと志望コースを確認します。ここで卒業までの年数の見通しが立つので、出願する年次を確定できます。専門・小論文の対策は、公開されている過去問題を入手して出題の枠組みを把握する段階に入ります。用語カードの作成を開始します。
  • 試験の2か月前|書く練習に切り替える3年次は用語説明を1項目150〜250字で書く練習、2年次は800字の小論文を週2本のペースで書きます。読むだけの勉強から、時間を計って書く勉強へ切り替えるのがこの時期です。英語を受験する方は文法の総復習と誤文訂正の演習を始めます。
  • 試験の1か月前|出願と仕上げWEB出願・郵送書類の提出を完了させます。専門は書けない項目を洗い出して潰し、小論文は具体例のストックを固めます。志望理由と学びたい内容を口頭で3分間話す練習を始めます。
  • 直前2週間|60分の本番形式で本番と同じ60分で、専門または小論文を通しで書きます。時間が足りない・手が止まるという症状は、書く量が足りないことのサインです。面接は個別相談で話した内容を見返し、一貫性を確認します。受験票を印刷し、持ち物を確認します。

試験当日のチェックリスト

  • 受験票は紙で持参する。A4サイズに印刷し、入構時に提示、試験中は机上に置きます。スマートフォンでの画面提示は認められません。受験票への書き込みは禁止です。
  • 時計を持っていく。試験室に時計は設置されていません。辞書・電卓・通信機能のあるもの、秒針音のするもの、キッチンタイマー、学習タイマーは不可です。
  • 筆記具はHBの黒鉛筆かシャープペンシル。和歌・格言等が印刷された鉛筆は不可、芯ケースも不可。プラスチック製消しゴムを用意します。
  • 遅刻は20分まで。試験開始後20分以内の遅刻に限り受験が認められます。交通機関の乱れで遅れそうなときは入試センター品川入試課へ電話連絡します。
  • 英文字や地図がプリントされた服・ハンカチは避ける。着用していると監督者の指示で脱ぐことになる場合があります。
  • 合否はUCAROで確認する。学内での掲示発表はなく、電話等での合否問い合わせにも一切応じないと要項に明記されています。

入学後に知っておきたいこと

コース決定のタイミング

2年次編入で入学した場合、学科・コースは3年次進級時に決定します。入学から1年かけて学部の学びに触れながら選べるということです。3年次編入の場合は出願時に選んだコースにそのまま所属します。

単位認定と在学年数

要項には、他大学・短大等における既修得科目の認定単位によって、2年次編入は卒業まで4年以上、3年次編入は3年以上を要する場合があると明記されています。仏教学部は「単位認定状況によっては卒業までに定められた年限以上を要する場合がある」ことを理由として個別相談への出席を求めているので、相談の場で自分の成績証明書をもとに具体的な見通しを聞いておくのが最も確実です。学費も在学年数に比例するため、経済的な計画にも直結します。

キャンパスと学費

仏教学部の履修キャンパスは品川キャンパス(東京都品川区大崎4-2-16)です。試験会場も同じ品川なので、下見を兼ねて通学経路を確認できます。

学費(2026年度実績・2027年度は未定と要項に記載)は、編入学選抜による入学の場合、2年次編入が初年度合計1,411,500円、3年次編入が1,409,000円です。いずれも入学金252,000円、授業料814,000円、施設設備資金267,000円、教育充実費50,000円などを含み、2期に分けて納入します。2年次で入学した方の3年次以降、3年次で入学した方の4年次の学費は、編入する学年の学費に準じます。

仏教学部独自の奨励金制度

仏教学部には、返還の必要がない「立正大学仏教学部寄付基金奨励金」という制度があります。要項では社会人対象選抜入学試験が対象入試として明記されており、支給対象は入学年度前の11月末までに実施される入学試験の合格者のうち奨励金選考に合格した方とされています。編入学選抜が対象になるかどうかは要項に記載がありませんので、該当を期待する場合は個別相談の際に学部へ直接確認してください。

入学前学習

要項の入学前学習の項に記載があるのは文学部(学科別)とデータサイエンス学部で、仏教学部についての記載はありません。合格後に課される学習課題は現時点で案内されていないということです。

対策に使える本

英語(3月試験で免除にならない方へ)

立正大学の編入英語は高校英文法の標準レベルで、前置詞・冠詞・時制・比較・語法が繰り返し問われます。ここで挙げるのは、立正大学の編入学選抜で実際に問われた文法項目と、収録内容の対応が確認できている本です(英語は編入学選抜の全学部共通問題です)。各カードをタップすると詳しいレビュー記事に移動できます。

使い方の順番:文法に不安があるなら『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』か『大岩のいちばんはじめの英文法』で土台を作り、『高校英文法をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』で高校範囲まで広げ、最後に『基礎英文法問題精講』で問題演習に入ります。仕上げは大学が公開している一般選抜3月試験の英語(問題と解答がセットで公開されています)を本番形式で解いてください。

小論文・面接の下ごしらえ

2年次の小論文は800字の一行問題、面接は全区分で課されます。次の3冊は編入試験の小論文・面接対策として広く使われている本で、立正大学の出題との対応が確認できているという意味ではありません。書き方の型と、志望理由を言語化する枠組みを手に入れるために使ってください。

3年次の専門については、市販の受験参考書に相当するものがありません。要項の範囲指定(仏教学概説/日本仏教・日蓮宗の教義と歴史)に対応する大学の講義で教科書に使われる水準の概説書を選び、巻末索引から用語を引いて自分の言葉で説明を書く、という進め方が現実的です。1冊に絞るより、通史を1冊と用語を引ける1冊の二本立てにして、範囲の抜けをなくすことを優先してください。

よくある質問

立正大学仏教学部の編入は2年次と3年次のどちらですか?

2027年度募集要項の募集定員表では、仏教学部は2年次編入と3年次編入の両方を若干名で募集しています。ただし募集の単位が違い、2年次は学部単位での募集で、学科とコースは3年次進級時に決めます。3年次はコース別の募集で、仏教学科の文化遺産・芸術コースと歴史・思想コース、宗学科の日本宗教・文化コースと法華仏教コースのいずれかを出願時に選びます。立正大学は学部ごとに募集年次が違い、心理学部・法学部・経営学部・経済学部は2年次のみなので、仏教学部は両方から選べる数少ない学部です。

立正大学仏教学部の編入試験はいつ実施されますか?

仏教学部は11月試験と3月試験の年2回受験できます。2027年度の11月試験は出願が2026年10月22日から10月28日16時まで、試験日が2026年11月22日、合格発表が12月1日、入学手続締切が12月11日です。3月試験は出願が2027年2月6日から2月16日17時まで、試験日が2027年3月4日、合格発表が3月10日、入学手続締切が3月16日です。立正大学の編入学選抜で11月試験を実施するのは経済学部・仏教学部・地球環境科学部の3学部だけです。

立正大学仏教学部に出願する前にしておくことはありますか?

編入学選抜個別相談への出席が出願要件になっています。2027年度募集要項には、仏教学部の志願者は11月試験・3月試験のいずれも出願前に個別相談へ必ず出席することと明記されています。仏教学部の案内によれば2026年度の個別相談はZoomを使ったオンラインで、専用フォームからの事前申込制、実施は原則平日10時から18時、相談時には既卒または在籍中の大学の成績証明書を手元に用意する形です。随時受け付けとされていますが出願締切に間に合う必要があるため、早めに申し込んでください。

立正大学仏教学部の編入試験で英語は必要ですか?

11月試験と3月試験で扱いが正反対です。11月試験は大学・短期大学・専修学校で外国語科目(英語)を4単位以上修得していることが出願資格そのもので、英語の筆記試験は実施されません。4単位に届かない方は11月試験に出願できません。3月試験は英語の筆記試験がありますが、同じく英語4単位以上を修得済みであれば出願書類の様式Eで申請して免除を受けられます。つまり英語4単位がある方はどちらでも英語を受験せず、ない方は3月試験で英語を受験することになります。

立正大学仏教学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?

立正大学は入試結果データで編入学選抜の志願者数と合格者数をコース別に公表しています。仏教学部の2024年度から2026年度までの3年間合計は、11月試験と3月試験を合わせて2年次が志願者5名・合格者4名、3年次が志願者15名・合格者14名でした。受験者数の列がないため倍率を出すなら志願者数÷合格者数になりますが、年次別に見て年間0〜7名という規模なので倍率として扱える数字ではありません。合格率が高く見えるのは、出願前に個別相談があり適性の確認を経た人が出願しているためと考えられます。

仏教学科と宗学科では試験内容がどう違いますか?

違うのは3年次編入の専門試験です。2027年度募集要項では、仏教学科(文化遺産・芸術コース/歴史・思想コース)の専門が「仏教学概説」、宗学科(日本宗教・文化コース/法華仏教コース)の専門が「日本仏教・日蓮宗の教義と歴史」と指定されています。いずれも60分です。2年次編入は学部単位の募集なので学科による違いはなく、全員が同じ小論文を受けます。

立正大学仏教学部の過去問は公開されていますか?

立正大学は入試情報サイトの過去問題ページで、編入学選抜入学試験の問題を学部別・年次別・試験時期別にまとめたPDFを公開しています。仏教学部については2年次の小論文と3年次の専門が、11月試験・3月試験それぞれ掲載されています。英語は編入学選抜の全学部共通問題で、同じ日に実施される一般選抜3月試験と同一の問題が使われており、一般選抜の英語は問題と解答・出題の意図がセットで複数日程分公開されています。掲載範囲は年度によって変わるため、最新の掲載状況は大学公式サイトで確認してください。

立正大学仏教学部に合格したら他大学の結果を待てますか?

入学手続そのものを延期することはできません。2027年度募集要項には、編入学選抜入学試験で合格した方は入学手続の延期をすることができないと明記されています。11月試験に合格した場合は2026年12月11日までに学費を含む手続を完了する必要があります。ただし学費については、2027年3月末日までに本学所定の入学辞退届を提出して大学が確認した場合、入学金を除く全額が返還されると要項に記載されています。したがって実質的に拘束されるのは入学金252,000円分と考えて併願設計を組むことになります。

まとめ

立正大学仏教学部の編入試験は、2年次と3年次のどちらでも出願でき、しかも11月と3月の年2回受験できるという、選択肢の多い試験です。その一方で、出願前の個別相談が要件になっている点と、11月試験は英語4単位が出願資格そのものである点は、他学部にはない固有の条件です。まずは成績証明書を取り寄せて英語の単位数を数え、個別相談を申し込んでください。ここが最初の一歩です。

年次の選び方は、専門分野が決まっているかどうかで判断できます。コースを決めきれていないなら2年次編入(学部単位で入り、3年次進級時にコースを決める)、卒業論文のテーマまで見えているなら3年次編入(出願時にコースを確定し、専門試験を受ける)という整理です。

対策の中心は、英語ではなく専門または小論文です。専門は用語・事項の説明を選択して答える形式で、範囲は要項で指定されています。小論文は資料のない800字の一行問題で、日本社会と宗教というテーマ系統が明確です。どちらも60分で書き切る型を作ることが最短の道になります。3年次の志願者はここ3年間ほぼ法華仏教コースに集中しており、他のコースには過去の実績がほとんどありません。過去の合否データに難易度を求めるより、要項の範囲指定と大学が公開している過去問題に沿って、書く練習を積み上げてください。

あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要・日程・出願資格・選考方法・学費は立正大学が公表する2027年度 特別選抜入学試験要項の原本、志願者数・合格者数は立正大学入試情報サイトの入試結果データ、出題形式は立正大学が公開する編入学選抜入学試験の過去問題、個別相談の実施方法は立正大学仏教学部の公表資料にもとづき、毎年度確認して更新しています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ|最終更新: 2026年8月6日

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