石川高専からの大学編入 |金沢大31名などの実績と対策
この記事は、石川工業高等専門学校(石川高専)に在学中で、大学への編入学を考えている方に向けたガイドです。反対に「石川高専へ入学したい」方は、この記事の対象ではありません。石川高専の入試情報は石川高専公式サイトの中学生向けページをご確認ください。
この記事で分かること
- 石川高専公式が公表する、大学編入の実績データ(令和6〜8年度)
- 石川高専から進学者が多い主な大学と、その顔ぶれ
- 金沢大学・豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学が上位に入っている理由
- 編入対策を始める時期の目安(学年別の進め方)
- 石川高専の主な編入先大学に合格した高専出身者の体験談
石川高専からの編入を考え始めたばかりでも大丈夫です。いまの学年と興味のある分野をうかがって、何から始めるべきかをその場で整理します。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
石川高専の大学編入実績。公式データで見る全体像
石川高専は石川工業高等専門学校公式サイトの「進学」ページで、大学編入学制度の説明とあわせて「過去の進学状況」をPDFで公表しています(過去の進学状況PDF、2026年8月19日取得)。公式ページには「※この数字は合格者ではなく,実際の進学者の数です」と明記されているため、この記事でも「進学者数」として扱い、「合格者数」とは書きません。
このPDFには、大学への編入学に加えて、石川高専自身の専攻科(本科卒業後に進む2年制の専門課程)への進学者数も同じ表にまとめて掲載されています。この記事では、大学への編入学の実績にしぼって紹介します。専攻科には、令和6〜8年度で毎年24〜29名程度が進学しており、大学編入と並ぶもう一つの進路として選ばれています。
大学編入の進学者数(令和6〜8年度)
| 区分 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|
| 大学編入の進学者数(専攻科を除く) | 54名 | 60名 | 42名 |
出典: 石川高専公式サイト「過去の進学状況」PDF(2026年8月19日取得)の各年度合計から、同PDFに記載の石川高専専攻科への進学者数(令和6年度28名・令和7年度24名・令和8年度29名)を差し引いた人数。編入総研が算出。
主な編入先大学(編入総研が集計した令和6〜8年度の累計進学者数)
公式データに掲載された大学別・年度別の進学者数を編入総研が集計すると、令和6〜8年度の3年間で進学者数が多い大学は次のとおりです。累計人数の多い大学ほど、石川高専から継続して編入学者を送り出している大学といえます。
| 大学 | 令和6〜8年度の累計進学者数 |
|---|---|
| 金沢大学 | 31名 |
| 長岡技術科学大学 | 26名 |
| 豊橋技術科学大学 | 20名 |
| 富山大学 | 6名 |
| 立命館大学 | 6名 |
| 福井大学 | 5名 |
| 京都工芸繊維大学 | 5名 |
| 千葉大学 | 5名 |
| 北海道大学 | 4名 |
| 横浜国立大学 | 4名 |
| 信州大学 | 4名 |
| 大阪大学 | 3名 |
| 東京科学大学 | 3名 |
石川高専公式「過去の進学状況」PDF(2026年8月19日取得)に掲載された大学別・年度別の進学者数を、編入総研が令和6〜8年度の3年分で合計した人数(学校側が3年累計として公表しているものではありません)。このほか、東北大学・奈良女子大学・筑波大学・東京農工大学・お茶の水女子大学・電気通信大学・東京都立大学・九州大学・神戸大学にも進学実績がありますが、3年間の合計が1〜2名程度と特定の学生を推測できてしまう粒度のため、この記事では大学ごとの数値を出さず「進学実績あり」という形で扱っています。同PDFには平成17年度〜令和5年度の累計データも掲載されており、この長期累計では東京大学・京都大学・名古屋大学・広島大学・新潟大学なども含め30校以上の大学に進学者を送り出しています。掲載大学は学部・学科の変更や年度によって募集内容が変わることがあるため、最新の出願資格・試験内容は大学名のリンク先記事、または大学公式の募集要項でご確認ください。
編入先の定番と難易度帯。金沢大学と技科大という選択肢
上の表のとおり、石川高専からの編入先は金沢大学が突出して多く、これに長岡技術科学大学・豊橋技術科学大学という技術科学大学(技科大)が続きます。金沢大学は石川県内にキャンパスがあり、理工学域をはじめ複数の学域が高専からの編入を受け入れているため、地理的な近さと学域の幅の両方から、石川高専生にとって最も身近な編入先になっていると考えられます(2026年8月19日時点で、金沢大学理工学域の令和8年度編入学試験の学生募集要項は公表されており、募集停止の情報は確認できませんでした。出願資格・実施の有無は志望前に必ず大学公式の最新の募集要項でご確認ください)。
長岡技術科学大学・豊橋技術科学大学の技科大2校は、高専卒業生の受け入れを主軸に据えて設立された大学です。学内に高専出身の学生が多く、高専で学んだ専門分野の延長線上でカリキュラムが組まれているのが特徴で、工学系の学びをそのまま大学でも続けたい場合の有力な選択肢になります。
このほか、富山大学・立命館大学・福井大学・京都工芸繊維大学・千葉大学・北海道大学のような北陸・関西・関東地方の大学にも、石川高専から継続して編入学者が出ています。募集人員や試験科目は大学・学部によって異なるため、志望校を決める際は必ず各大学の最新の募集要項を確認してください。
石川高専から出願できる大学は、上記以外にも数多くあります。学部・学科ごとの出願資格を大学名・学部から検索したい場合は「高専から大学編入できる大学一覧」、工学部全体の実施大学一覧や難易度の目安は「工学部編入|実施大学一覧・難易度ランキング」で確認できます。
編入準備の始め方。学年別のスケジュール
大学編入の対策は、大学や個人によって差がありますが、石川高専を含む多くの高専生は、おおむね次のような流れで準備を進めています。
- 3年生: 志望する学部・大学の情報収集を始める時期です。上の表を参考に、どの大学の実績が多いかをつかみつつ、自分の興味に近い分野(機械・電気・電子情報・環境都市・建築など)を意識しておくと、その後の科目学習の方向性が定まりやすくなります。
- 3年生の終わり〜4年生の前半: 英語・数学など、多くの大学で共通して必要になる基礎科目の学習を本格化させる時期です。編入試験特有の出題形式に早めに慣れておくと、専門科目の対策に時間を割きやすくなります。
- 4年生: 志望校を絞り込み、専門科目(力学・電磁気学・情報工学など、志望学科に応じた分野)の対策と、過去問演習・面接対策・出願書類の準備を進める時期です。多くの大学で、3年次編入の試験がこの学年の後半に実施されます。
- 4年生の終わり〜5年生: 出願・受験本番の時期です。金沢大学と長岡・豊橋の技科大を併願する場合は、志望校ごとの試験日程が重ならないか早めに確認しておくと、選択肢を狭めずに済みます。
出願資格そのもの(必要単位・在学年数など)は大学ごとに条件が異なるため、対策を始める前に「編入の出願資格と必要単位」もあわせて確認してください。
高専→大学編入のメリットやデメリット 対策の進め方など学長が解説
2年連続 合格者数No.1
大学編入試験
合格者数 No.1
※調査対象期間 2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
※調査方法: 企業担当者へのヒアリング、企業発表情報、デスクリサーチ/調査対象: 大学編入試験対策の予備校・個別指導塾(医学部・看護学部系除く)/調査項目: 2025年度と2026年度の大学編入試験合格者数
オンライン編入学院 公式サイト(2026年8月19日確認)
2年連続で大学編入試験の合格者数No.1(注釈参照)のオンライン編入学院では、石川高専のような高専出身者のサポートも豊富に行っています。2027年度入学では東京大学工学部への合格者も出しています(詳しくは合格者速報)。
石川高専からの編入先は、地元の金沢大学から長岡・豊橋の技科大まで幅があり、大学ごとに出願資格や専門科目の範囲も異なります。いまの学年・得意科目・志望分野をうかがったうえで、進め方を整理します。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
石川高専の主な編入先に合格した先輩の体験談
編入総研では、高専出身者の合格体験記を多数公開しています。ここでは、石川高専からの主な編入先である大学に、高専から合格した方の体験談を紹介します。いずれも本文中で高専出身であることが確認できる体験談で、石川高専出身と名乗っているものではありません。
よくある質問
石川高専からはどんな大学に編入できますか?
石川高専公式が公表する実績では、令和6〜8年度の3年間の累計で金沢大学(31名)・長岡技術科学大学(26名)・豊橋技術科学大学(20名)・富山大学(6名)・立命館大学(6名)・福井大学(5名)・京都工芸繊維大学(5名)・千葉大学(5名)などへの進学実績があります(2026年8月19日取得)。このほかにも北海道大学・横浜国立大学・信州大学・大阪大学など複数の大学に実績があり、平成17年度〜令和5年度の累計では30校以上の大学に進学者を送り出しています。学部・学科ごとの出願資格は「高専から大学編入できる大学一覧」で検索できます。
石川高専の大学編入の実績はどこで確認できますか?
石川高専公式サイトの「進学」ページに、大学編入学制度の説明とあわせて「過去の進学状況」というPDFが公開されています。このPDFには石川高専専攻科への進学者数と、大学への編入学者数の両方が大学名・年度別に掲載されています。公式ページには「この数字は合格者ではなく、実際の進学者の数です」と明記されているため、合格者数として扱わないよう注意が必要です。
金沢大学への編入が特に多いのはなぜですか?
公式データでは、令和6〜8年度の3年間で石川高専から金沢大学への進学者が31名と、他大学を上回っています。金沢大学は石川県内にキャンパスがあり、理工学域をはじめ複数の学域が高専からの編入を受け入れているため、地理的な近さと学域の幅の両方が背景にあると考えられます。ただし出願資格・試験内容は学域・学類・年度によって異なるため、志望する場合は必ず大学公式の最新の学生募集要項を確認してください。
豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学(技科大)を選ぶメリットは何ですか?
技科大は高専卒業生の受け入れを主軸に据えて設立された大学で、学内に高専出身の学生が多いのが特徴です。石川高専からも令和6〜8年度の3年間累計で長岡技術科学大学が26名、豊橋技術科学大学が20名と、金沢大学に次いで多くの進学者を出しています。高専で学んだ専門分野の延長線上でカリキュラムが組まれているため、工学系の学びをそのまま続けたい場合に有力な選択肢になります。
石川高専から大学編入の対策はいつから始めればいいですか?
大学や個人差が大きく断定はできませんが、多くの高専生は3年生から志望校の情報収集と基礎科目(英語・数学)の学習を始め、4年生で専門科目の対策や過去問演習を本格化させる、という進め方をとっています。編入試験の多くは3年次・4年次修了時点での出願となるため、出願資格の確認は早めに済ませておくと選択肢が広がります。
石川高専の専攻科と大学編入、どちらを選べばいいですか?
石川高専公式の実績データでは、専攻科には令和6〜8年度で毎年24〜29名程度が進学しています。専攻科は高専に残って2年間、より専門的な学びを続ける進路で、大学編入は他大学に移って学ぶ進路です。学びたい分野の環境や、卒業後に取得できる学位、通学のしやすさなどを踏まえて、早めに高専の先生に相談しながら検討することをおすすめします。
石川高専へ入学したい場合はどうすればいいですか?
この記事は石川高専から大学へ編入する方向けのガイドです。石川高専への入学(高校入試段階の入学)については、石川高専公式サイトの中学生向けページをご確認ください。
このほかの関連動画はこちらです。
【大学編入】名古屋大学 情報学部 コンピュータ科学科 編入合格者インタビュー|6校併願合格の秘訣は「一貫性」にあった!
筑波大学に編入で合格!対策スケジュールと使った参考書・その使い方全てを話してもらいました 【情報メディア創成学類】
【大学編入】千葉大学 工学部 総合工学科 医工学コース 編入合格者インタビュー|TOEICのスコアと明確な編入意思で差をつけろ!
夢を追って3年次に編入!編入後のリアルな話、受験時の対策や参考書まで根掘り葉掘り聞いてみた【筑波大学 生命環境学群 地球学類】
【大学編入】富山高専から神戸大へ編入、そしてメーカーへ。社会で活躍する編入経験者へインタビュー
石川高専からの大学編入は、金沢大学を中心に技科大や北陸・関西・関東の国立大学まで選択肢が広がります。いまの学年・成績・志望分野を踏まえて、無理のない志望校の組み合わせを一緒に考えます。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
関連記事
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入に特化した完全オンラインの予備校です。石川高専からの編入は、地元の金沢大学が最も多く、これに長岡・豊橋の技科大が続くのが特徴です。この記事の実績データは石川高専公式の公表値にもとづいており、最新の出願資格・試験内容は必ず大学公式の募集要項でご確認ください。無料相談では、いまの学年・成績・興味のある分野を整理したうえで、志望校の絞り込みと対策の進め方をご提案しています。

