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金沢大学理工学域の編入試験対策|難易度・出題傾向・合格ロードマップ

2027年度(2027年4月入学)の出願期間
2026年5月25日〜2026年5月29日
出願前に必ず大学の最新の募集要項でご確認ください。

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-09-06‌​​‌‌‌‌​‌‌​​​​​​‌‌‌​‌​‌‌‌​​​‌​‌‌

金沢大学の編入試験まとめ(全3学部の日程・科目)

結論:金沢大学理工学域の編入試験はこんな試験

金沢大学理工学域の3年次編入試験は、数物科学類・物質化学類・機械工学類・フロンティア工学類・電子情報通信学類・地球社会基盤学類・生命理工学類の7学類(募集人員合計40名)を対象に、例年6月中旬という他大学より早い時期に実施されます。選抜は一般選抜・特別選抜(推薦)・特別選抜(高専推薦枠)の3区分で行われ、いずれも専門科目の筆記試験はなく口述試験が中心です。また数物科学類を除く6学類では、英語外部試験(TOEIC L&R・TOEFL-iBT・IELTS)のスコアを試験当日に提示することが必須で、提示できないと失格になります。大学が公表する「入試状況(編入学)」によると、実質倍率(受験者数÷合格者数)は2023〜2026年度の4年間で理工学域全体として1.57〜1.87倍。ただし学類別には1.1倍前後から2倍超まで差があり、志望学類選びそのものが対策の第一歩になります。出願は2026年5月25日〜29日、試験は2026年6月13日(土)で、他大学より早く準備を始める必要があります。この記事では、大学公表データ・過去問分析・合格者3名の体験談をもとに、学類選びから対策の全体像までまとめます。

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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試験概要(最新要項データ)

2027年度2027年度(令和9年度・2026年実施)の募集要項にもとづくデータです。この節は毎年の要項公表に合わせて更新されます(更新日: 2026-09-06)。

40名募集人員(7学類計)
2026/6/13試験日
7学類選べる学類数
62単位必要修得単位の目安
試験日2026年6月13日(土)9:30〜(試験場: 金沢大学自然科学本館)
出願期間2026年5月25日(月)〜2026年5月29日(金)必着・Web出願限定
(Web出願システムの事前登録は2026年5月18日午前9時から可能)
検定料30,000円(別途サービス利用料990円)
合格発表2026年6月25日(木)午後1時(予定)
出題範囲4年制大学の2年次修了程度
出願資格(主なもの)高等専門学校卒業(見込み)/短期大学卒業(見込み)/他大学卒業(見込み)/大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み)/学位授与機構から学士の学位を授与された者/外国の学校教育で14年以上の課程を修了した者/専修学校の専門課程(専門学校)を修了した者(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上)/高等学校の専攻科の課程を修了した者 の9区分

この表は2027年度(令和9年度)の募集要項データにもとづきます。日程・科目・出願資格は毎年変わる可能性があるため、出願前に必ず金沢大学公式サイトが公表する最新の募集要項で確認してください。なお、追加合格を行っても欠員が生じた場合には第2次募集が実施されることがあり、その場合は7月以降に大学から詳細が公表されます。

学類別の募集人員

学類数物物質化学機械工フロンティア工電子情報通信地球社会基盤生命理工
募集人員5名4名10名5名7名7名2名40名

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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学類はどう選ぶか

理工学域には7つの学類があり、選抜方式・英語外部試験の要否・専門科目がすべて学類ごとに異なります。志望学類を決めることが対策の出発点です。

学類コース・分野選抜方式英語外部試験専門科目(口述試験)
数物科学類コース制なし。出願時に数学/応用数理/計算科学/物理学の4分野から1つ選択一般選抜不要数学(微分積分・線形代数)または物理学(力学・電磁気学)
物質化学類コース制なし一般選抜/特別選抜(推薦)一般選抜のみ必須化学
機械工学類機械創造/機械数理/エネルギー機械特別選抜(推薦)のみ必須口述試験(機械工学の基礎科目中心)
フロンティア工学類コース制なし。出願時に機械工学/マテリアル・プロセス工学の2分野から1つ選択特別選抜(推薦)のみ必須口述試験
電子情報通信学類電気電子/情報通信一般選抜/特別選抜(高専推薦枠)必須(両区分とも)数学+電気回路等から2科目選択 計3科目
地球社会基盤学類地球惑星科学/土木防災/環境都市地球惑星科学=一般選抜/土木防災・環境都市=特別選抜(推薦)必須(3コース共通)地球惑星科学=地学/土木防災・環境都市=口述試験
生命理工学類生物科学/海洋生物資源一般選抜必須生物

機械工学類・フロンティア工学類は出身校長の推薦が前提の特別選抜(推薦)のみで実施され、専門科目の筆記試験はなく口述試験のみで評価されます。英語外部試験(TOEIC L&R・TOEFL-iBT・IELTS)のスコア提示が不要なのは数物科学類だけで、残る6学類(物質化学類は一般選抜のみ)は選抜試験当日にスコアを持参・提示できないと失格になります。有効期限はいずれも、スコアに記載された受験年月日が編入学試験日からさかのぼって2年以内のものに限られます。

難易度・倍率(大学公表データ)

金沢大学は毎年度「入試状況(編入学)」を公表しています。理工学域について、直近4年間(2023〜2026年度・令和5〜8年度)の学域計は次のとおりです(出典: 金沢大学「令和5年度〜令和8年度入試状況(編入学)」。実質倍率は 受験者数÷合格者数 で編入総研編集部が計算)。

年度募集人員志願者受験者合格者入学者実質倍率
2023年度40名99名97名55名46名1.76倍
2024年度40名105名99名53名47名1.87倍
2025年度40名73名71名45名41名1.58倍
2026年度40名78名77名49名46名1.57倍
2023年度2024年度2025年度2026年度 99 105 73 78 97 99 71 77 志願者数 受験者数

2027年度(直近実施分・2026年6月13日実施)の志願者数・合格者数などは、金沢大学からまだ公表されていません(例年、入学後の4月時点でその年度の実施状況として公表されます)。上表は公表済みの直近4年分です。

学類ごとの4年間の傾向

学類別に2023〜2026年度の4年間を合計すると、競争の強さに差があることがわかります(募集人員は年間の人数、倍率は4年分の受験者数合計÷合格者数合計)。

学類募集人員(年間)受験者計(4年)合格者計(4年)実質倍率(4年計)
数物科学類5名97名36名2.7倍
物質化学類4名47名24名2.0倍
機械工学類10名54名47名1.1倍
フロンティア工学類5名31名22名1.4倍
電子情報通信学類7名63名31名2.0倍
地球社会基盤学類7名33名30名1.1倍
生命理工学類2名19名12名1.6倍

特別選抜(推薦)中心の機械工学類・フロンティア工学類、地球惑星科学コースが多くを占める地球社会基盤学類は、4年間の実質倍率が1.1〜1.4倍と比較的落ち着いています。一方で一般選抜のみの数物科学類は2.7倍、電子情報通信学類は2.0倍、一般選抜と推薦の両方がある物質化学類も2.0倍前後と高く、学類選びの段階で難易度に差が出る試験だと言えます。

出願までのチェックリスト

  • 志望学類・分野の決定: 数物科学類は出願時に数学/応用数理/計算科学/物理学の4分野、機械工学類は機械創造/機械数理/エネルギー機械の3コース、フロンティア工学類は機械工学/マテリアル・プロセス工学の2分野から、それぞれ第1志望を1つ選んで出願します。
  • 英語外部試験の受験: 数物科学類以外の6学類(物質化学類は一般選抜のみ/機械工学類・フロンティア工学類・電子情報通信学類・地球社会基盤学類・生命理工学類は全区分)を志望する場合、TOEIC L&R・TOEFL-iBT・IELTSのいずれかを受験しスコアを確保しておく。有効期限は編入学試験日からさかのぼって2年以内の受験分。コピーやスコア画面の印刷は認められないため、原本またはQRコード付きのデジタル公式認定証を用意する。
  • 62単位以上の修得見込みの確認: 大学に2年以上在学して出願する場合、令和9年3月までに62単位以上を修得(見込み)できるか教務課などで確認する。
  • 証明書類の準備: 成績証明書・卒業(見込み)証明書は発行に日数がかかるため、出願期間(2026年5月25日〜29日)の数週間前には出身校へ依頼する。
  • Web出願の事前登録: Web出願システムは2026年5月18日午前9時から事前登録が可能。証明写真のアップロードと出願書類の郵送(書留速達)の両方が期間内必着で必要。
  • 検定料の支払い: 30,000円+サービス利用料990円をコンビニ・銀行ATM・クレジットカード・ネットバンキングのいずれかで支払う。

出願手続きの詳細な様式・注意事項は年度により変わる可能性があります。必ず金沢大学理工学域が公表する最新の募集要項で確認してください。

学類別出題傾向と対策(過去問分析・体験談)

理工学域は学類ごとに専門科目がまったく異なるため、この節は志望学類が決まった前提で読んでください。オンライン編入学院の過去問分析と合格者の体験談をもとに、学類ごとの出題の特徴を紹介します(著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません)。

数物科学類・数学分野:線形代数と微積分が軸

固有値
14%
基底
14%
行列
11%
偏微分
11%
線形写像・定積分・極限ほか
各8%

数学分野・応用数理分野を選んだ場合の専門科目は数学のみです。上の構成比は、数物科学類・数学コースの過去問(2022〜2024年度)を設問単位に分解し、力学・電磁気・プログラミングの設問を除いた数学の設問37問を対象に集計したものです(1設問に複数の分野が含まれる場合は重複して数えています)。

線形代数(基底・固有値固有ベクトル・行列の対角化)と微分積分(極座標変換・偏微分・広義積分)が繰り返し出題されています。数物科学類の一般選抜には筆記試験がなく、口述試験の中でホワイトボードに解答を書きながら説明する形式で実施されます。2026年度合格のアキモトさん(数学プログラム)は「面接5分+ホワイトボード15分・大問2問(偏微分・重積分、固有値対角化・階数・行列式)」という構成だったと振り返っており、2026年度合格のmizuさんも「試験官3人、5分の志望理由説明のあと15分で7問をホワイトボードで説明しながら解く」形式だったと述べています。学習は『編入数学徹底研究』のような定番教材で微積分・線形代数の全範囲を反復したうえで、友人や先生役に問題を出してもらい、声に出して手順を説明しながら解く練習を重ねるのが合格者に共通するやり方です。

数物科学類・物理学分野:電磁気と力学の計算

電場
17%
転がり運動
17%
円柱(剛体の設定)
11%
速度
11%

物理学分野の構成比は、数物科学類・物理学コースの過去問を設問単位に分解した18問を対象に集計したものです(1設問に複数の分野が含まれる場合は重複して数えています)。電磁気と力学がほぼ同じ比重で出ています。

電磁気学(電場・電位・ガウスの法則)と力学(転がり運動・慣性モーメント・エネルギー保存)が中心です。募集要項でも「入学までに身につけて欲しい教科・科目」として力学・電磁気学・微分積分・線形代数が明記されており、標準的な理工系のテキストで一通り仕上げておく必要があります。専門科目は口述試験のみで評価される点は数学分野と同じです。

物質化学類:化学+英語スコアが必須

物質化学類は一般選抜・特別選抜(推薦)とも、専門科目「化学」の口述試験で評価されます。募集要項では「実験を通して創造的に自然と関わりたい人」を求める人材として挙げており、理系基礎科目(化学)に加えて教養的科目や実験科目の履修も重視されています。一般選抜の志願者はTOEIC・TOEFL・IELTSいずれかのスコア(配点100点、専門科目は400点)を選抜試験当日に持参する必要があります。専門科目の比重が7学類の中で最も大きい(400点:100点)ため、化学の理解度がそのまま合否に直結する学類だと考えてよいでしょう。募集要項の「入学までに身につけて欲しい教科・科目等」を出発点に、理系基礎科目としての化学を体系的に復習し、実験科目で扱った操作や考察も口頭で説明できるようにしておくことをおすすめします。

電子情報通信学類:数学+電気系2科目

電子情報通信学類の一般選抜は、数学に加えて、電気回路・電磁気学・計算機基礎・情報基礎の中から2科目を選択する計3科目の口述試験(専門科目配点300点)で評価されます。特別選抜(高専推薦枠)は電子情報通信学類のみが対象で、所属学科の学年成績順位が3年次から4年次までのすべての年次で上位25%以内であることなどが条件です。この区分は専門科目試験が免除され、口述試験でも専門科目に関する知識や思考力は問われません。ただし英語外部試験のスコア提示は、一般選抜(配点100点)・高専推薦枠のどちらでも必須です。

地球社会基盤学類:地学と土木・都市系に分かれる

地球社会基盤学類は3コースで選抜方式が分かれます。地球惑星科学コースは一般選抜で、専門科目「地学」の口述試験(配点200点)とTOEIC等の英語スコアで評価されます。過去問分析では、変成岩の形成条件、海流と大気循環の関係、地震波の伝わり方と地下構造、隕石や堆積物を使った年代測定、火山のマグマ組成といったテーマが出題されています。暗記事項を答えるだけでなく、「なぜそうなるか」を図とあわせて説明させる設問が目立つため、地学の各分野をひととおり押さえたうえで、口頭で筋道立てて説明する練習が有効です。一方、土木防災コース・環境都市コースは特別選抜(推薦)で、出身校の成績証明書・志願理由書・英語外部試験スコア・口述試験の結果を総合して評価される仕組みです。

生命理工学類:生物の基礎知識と口頭説明力

生命理工学類は生物科学コース・海洋生物資源コースとも、専門科目「生物」の口述試験(配点100点)とTOEIC等の英語スコアで評価されます。オンライン編入学院に寄せられた生命理工学類・生物科学コース受験者の試験直後アンケート(2026年6月提出)では、口頭試問で「ホルモン」「DNAの構成」「ウニの分裂」が問われたと回答されており、回答者は「今まで生物の授業をあまり受けてきておらず、短期間での自主学習のみの対策であったから口頭試問に関してはほとんど答えることができなかった。受験科目を履修していないと厳しいのだなと実感した」と振り返っています。生物系の科目を出身校で履修していない場合は、早い段階から基礎から独学する計画が必要です。

機械工学類・フロンティア工学類:推薦区分の口述試験

この2学類は特別選抜(推薦)のみで実施され、専門科目の筆記試験はなく口述試験が中心です。機械工学類に合格した方(2025年度合格)の体験談によると、試験官複数名のもとで受験番号順に1人あたり約15分の口述試験が行われ、「単振り子の運動方程式を導出し微小角近似を用いて一般解を求めよ」「連立微分方程式の解法とその工学的意義を説明せよ」「英語での自己紹介」が問われました。力学・微分方程式といった機械工学の基礎科目について、公式を暗記するだけでなく「なぜそうなるか」を口頭で説明できるレベルまで理解を深めておくことが対策の核になります。

合格ロードマップ(合格者3名の学習記録)

オンライン編入学院に体験談を寄せた合格者3名の学習記録を、時期別の1日あたり学習時間で比較します。試験が3か月前から始めても間に合った例もあれば、8か月かけて積み上げた例もあり、対策開始の時期は一人ひとり異なります。

合格者学類・対策期間開始期中期直前期
機械工学類の合格者
(2025年度)
機械工学類
2024年2月〜9月(約8か月)
平日2h/休日6h平日3h/休日6h平日5h/休日9h
アキモトさん
(2026年度)
数物科学類・数学
2024年10月〜2025年6月(約8か月)
平日4h/休日4h平日5h/休日5h平日7h/休日5h
mizuさん
(2026年度)
数物科学類
2025年5月〜7月(約3か月)
平日5h/休日13h超平日7h/休日13h超平日7h/休日13h超

学習時間は各合格者の体験談に記載された自己申告値です。開始時期・期間は学類や個人の状況によって大きく異なるため、あくまで実例として参考にしてください。

  • 基礎固めの時期:定番教材を1周する

    数物科学類のアキモトさんは『編入数学徹底研究』を入門書として使い、まずは「解くより眺めて数学への苦手意識をなくす」段階から始めました。mizuさんは『編入数学過去問特訓』『1冊でマスター大学の線形代数』でテンポよく解法パターンを頭に入れることを重視しています。機械工学類の合格者は『徹底研究』を3周し、特にロボット工学の基礎となる線形代数(行列・固有値)と微分積分(微分方程式)を重点的に対策しました。

  • 中期:過去問と専門分野の両立

    機械工学類の合格者は志望校の過去問を大学公式サイトと先輩経由で集め、時間を測って現状の実力を把握したうえで弱点を教材に戻って補強しました。公式解答がない過去問については、生成AIに数式やコードを読み込ませて解説を作り「自分の模範解答ノート」を作る工夫をしています。アキモトさんはこの時期から面接対策も始め、数理科学科の友人に面接練習に付き合ってもらっています。

  • 直前期:ホワイトボード形式の練習

    金沢大学理工学域の口述試験は多くの学類でホワイトボードに書きながら説明する形式です。アキモトさんは大学図書館のグループ学習室にある大きめのホワイトボードを週1回使って口頭試問対策をし、あわせて友人に15分程度で解ける問題を用意してもらう実戦練習を重ねました。mizuさんは生成AIに過去問を採点させ、口頭試問の受け答えも含めて対策しています。機械工学類の合格者は生成AIに面接官役を頼み、志望理由や研究への熱意を論理的に話せるよう繰り返し練習しました。

試験当日の実務チェックリスト

合格者の体験談から、当日の実務的な注意点をまとめます(時間割・持ち物などは年度により変わる可能性があるため、受験票と最新の要項の記載を優先してください)。

  • 腕時計を持参する: 控室や試験室に時計が見当たらず、スマートフォンも使用できなかったため腕時計は必須だった、と機械工学類の合格者が述べています。
  • 待ち時間に備える: 口述試験は受験番号順に1人ずつ呼ばれる形式で、数物科学類の合格者によると番号が遅い人は2時間以上待っていたとのことです。要点をまとめたA4一枚程度のメモを持参して待ち時間に復習した合格者もいます。
  • 会場までのアクセスを確認する: 数物科学類の合格者は「会場は金沢駅からバスで40分前後。交通系ICが使えないので注意。天候の変化が凄いので折りたたみ傘を持ちましょう」と記録しています。運賃の支払い方法と発車時刻は事前に確認しておくと安心です。
  • 体温調節できる服装で臨む: 建物内の空調が強く、座って待っている間は冷えやすかったため、脱ぎ着できる上着があると安心だという声があります。
  • 英語外部試験スコアの原本を忘れない: 対象学類は選抜試験当日にスコアを持参・提示できないと失格になります。

受験にかかった費用は、合格者3名の実例で教材費・出願関連費・当日交通費などを合わせて約10万円〜22万円でした(個人の状況により大きく異なります)。

おすすめ参考書

オンライン編入学院の過去問分析で金沢大学理工学域(数物科学類)の出題分野との対応が確認できた参考書から紹介します。各カードをタップすると詳しいレビュー記事に移動できます。

掲載しているのは、過去問分析で数物科学類の出題分野への対応が確認できた参考書です。物質化学類・生命理工学類など他学類の対策教材は、募集要項の「入学までに身につけて欲しい教科・科目等」を出発点に、標準的な理系基礎科目のテキストで補ってください。

合格者の声

機械工学類の合格者(2025年度合格・高等専門学校から編入)

高等専門学校 機械システム工学科から、約8か月の対策で機械工学類に合格。同時期に信州大学繊維学部機械ロボット学科にも合格しましたが、金沢大学へ進学しています。

「特に惹かれたのは、金沢大学の『ロボット工学における実践的なカリキュラム』と『最先端のフィールドロボティクス研究』です。基礎理論の座学だけに留まらず、実際に機体を動かして検証できる手厚い実験環境が整っている点に強く魅力を感じました。」

— 機械工学類の合格者(2025年度合格)の体験談より

アキモトさん(2026年度合格・山口大学から編入)

山口大学 理学部物理・情報科学科から、約8か月の対策で数物科学類・数学プログラムに合格。当初は新潟大学数学プログラムを第一志望にしていましたが、在学中の2年次3月に金沢大学の編入試験の存在を知り志望を変更しました。

「とりあえず最初に関しては右も左も分からないと思われますが、やってるうちにそれなりにはほぼ必ず身につきます。(中略)着実に1日を積み重ねて行くことが大切だと実感致しました。」

— アキモトさん(2026年度合格)の体験談より

アキモトさんの体験談を読む

mizuさん(2026年度合格・横浜市立大学から編入)

横浜市立大学 理学部理学科から約3か月という短い対策期間で数物科学類に合格。同時に受験した筑波大学理工学群数学類は不合格でした(受験者数・倍率は本人の記憶にもとづく参考値で、大学公表の実際の数値とは異なる場合があります)。

「線形代数、微積分の基礎は徹底しましょう。他の分野でわからなくなったときに首の皮一枚繋いでくれます。また、集合位相が試験範囲の方はなるべく早く手をつけることをおすすめします。」

— mizuさん(2026年度合格)の体験談より

mizuさんの体験談を読む

合格者インタビュー・関連動画

【大学編入】金沢大学 理工学部 地球社会基盤学域 地球惑星科学コース 編入合格者インタビュー|ホワイトボードで解答は練習してた方が良い!

金沢大学を併願校に含めて合格した先輩のインタビューもあわせて参考にしてください。

よくある質問

金沢大学理工学域の編入試験の倍率はどのくらいですか?

金沢大学が公表している「入試状況(編入学)」によると、理工学域全体の実質倍率(受験者数÷合格者数)は2023〜2026年度の4年間で1.57〜1.87倍で推移しています。4年分を合計した学類別の実質倍率で見ると、機械工学類と地球社会基盤学類は1.1倍で比較的落ち着いている一方、数物科学類は2.7倍、電子情報通信学類は2.0倍、物質化学類も2.0倍前後と高く、学類によって差があります。

数物科学類・物質化学類などどの学類を選べばいいですか?

英語外部試験のスコア提示が不要なのは数物科学類だけで、数学または物理学の口述試験のみで評価されます。残る6学類(物質化学類は一般選抜のみ)はスコア提示が必須です。また機械工学類・フロンティア工学類・地球社会基盤学類の土木防災コース・環境都市コースは、出身校長の推薦が前提の特別選抜(推薦)のみで実施されます。得意科目、英語スコアを間に合わせられるか、出身校で推薦が受けられるかの3点から選ぶのが現実的です。

TOEICやTOEFLはどの学類で必要ですか?

数物科学類を除く6学類で必要です。具体的には物質化学類(一般選抜)、機械工学類、フロンティア工学類、電子情報通信学類(一般選抜・高専推薦枠とも)、地球社会基盤学類(3コースとも)、生命理工学類の志願者が、TOEIC L&R・TOEFL-iBT・IELTSのいずれかのスコアを選抜試験当日に持参・提示する必要があり、提示がないと失格になります。有効期限はスコアに記載された受験年月日が編入学試験日からさかのぼって2年以内のもので、コピーや顔写真のないものは認められません。

対策はいつから始めるべきですか?

オンライン編入学院に体験談を寄せた合格者の対策期間は3か月〜8か月とばらつきがあります。数物科学類・数学プログラムのアキモトさん(2026年度合格)は2024年10月〜2025年6月の約8か月、機械工学類の合格者(2025年度合格)は2024年2月〜2024年9月の約8か月かけて合格しました。選抜試験は6月中旬と他大学より早いため、6月から逆算した準備が必要です。

金沢大学理工学域の編入試験の出願資格は?

高等専門学校卒業(見込み)、短期大学卒業(見込み)、他大学卒業(見込み)、大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み)、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構から学士の学位を授与された者、外国の学校教育における14年以上の課程を修了した者、専修学校の専門課程(いわゆる専門学校。修業年限2年以上かつ総授業時間数1,700時間以上)を修了した者、高等学校の専攻科の課程を修了した者、これらと同等以上の学力があると認めた者の9区分が定められています。専門学校からの出願では、修業年限と総授業時間数を証明する書類または「専門士」の称号が記載された書類の提出が必要です。年度により変わる可能性があるため、必ず最新の募集要項で確認してください。

志望理由書は必要ですか?

募集要項上の名称は「志願理由書」で、特別選抜(推薦)・特別選抜(高専推薦枠)の志願者と、一般選抜のうち地球社会基盤学類地球惑星科学コース・生命理工学類の志願者に提出が求められます。数物科学類・物質化学類・電子情報通信学類の一般選抜志願者は提出不要で、数物科学類に合格した2名の体験談でも提出はなかったと記録されています。一方、特別選抜(推薦)で機械工学類に合格した方は志願理由書を作成し、その内容が口述試験の受け答えの土台にもなったと振り返っています。

過去問は入手できますか?

大学によって公表状況が異なります。募集要項や大学の入試ページで公表・閲覧の可否を確認するのが確実です。著作権の観点から、過去問の設問そのものはこの記事に記載していません。オンライン編入学院の受講生はコーチを通じて対策情報の提供を受けられます。

この記事の情報はいつ時点のものですか?

2027年度(令和9年度)の募集要項データをもとに2026年9月6日に更新しています。日程・科目・出願資格は毎年変わる可能性があるため、出願前には必ず大学が公表する最新の募集要項を確認してください。

まとめ

金沢大学理工学域の編入試験は、7学類それぞれで選抜方式・英語要件・専門科目が異なる試験です。大学公表データでは理工学域全体の実質倍率が1.57〜1.87倍で推移する一方、学類別には1.1倍前後から2倍超まで差があり、志望学類選びが難易度そのものを左右します。試験は例年6月中旬と他大学より早く、口述試験(多くの学類でホワイトボード形式)が中心のため、知識を暗記するだけでなく口頭で説明する練習が欠かせません。まずは志望学類を決め、英語外部試験が必要かどうかを確認し、今日から準備を始めてください。

あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析に、合格者の声はオンライン編入学院に寄せられた合格体験談・試験直後アンケートにもとづいています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026年9月6日

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