高専から大学編入して後悔した人はいる?実際の声と準備
います。ただし、編入総研に公開されている合格体験記を見るかぎり、後悔の中身は「進学したこと自体」ではなく、受験対策の時期や配分にほぼ集中しています。この記事では、高専出身の合格者が実際に書いた後悔の声を4つ紹介し、後悔を減らすために出願前にできることを整理します。
この記事で分かること
- 高専出身の合格者4人が実際に書いた「後悔」の中身
- 後悔の多くが「進学したこと」ではなく「対策の配分」に集中していること
- なぜ配分の後悔が起きやすいのか(高専のカリキュラムとの関係)
- 後悔を減らすために出願前にできること
この記事の元になっているもの
- 編入総研に掲載している、高専出身と分かる合格体験記から、本人が「後悔している」「やっておけばよかった」と書いた箇所を引用しています。
- 引用は本人が書いた文章そのままです。オンライン編入学院が言い換えたり、書き足したりしていません。
- 単位認定・留年など、在籍中の高専とのやり取りに関わる後悔は、「大学編入はやめとけ」と言われる理由の「高専から編入する人が知っておくこと」で詳しく扱っています。この記事は主に受験対策そのものへの後悔を扱います。
実際にあった後悔の声
本人が「後悔している」「やっておけばよかった」と明言している4つの例です。大学も学部も後悔の中身もそれぞれ違いますが、共通する傾向が見えてきます。
TOEFL対策をもっと早くからしていたら、もっと高い点数を取れただろうと思うため、その点後悔している。
100%その傾向で出るということを妄信してしまったことが一番の後悔です.物理においてはもっと広い分野をやっておくべきだと感じました. 基礎工学部は10年近く力学では剛体が出ていたのですが,今年は回転運動のベクトル解析が出題されて非常に混乱しました.(後略)
物理にもう少し力を入れておけばよかった。数学、英語に比べて基礎固めの重要性が高く、応用問題には根本理解が求められると感じた。
やっておけば良かったと感じることは、もう少し早い段階から過去問演習に取り組むことです。基礎を固めることを重視してマセマの電磁気学で学習していましたが、実際に過去問を解くと、知識を理解しているだけではなく、限られた時間の中で問題を解く力が必要だと感じました。特に、出題形式に慣れることや、よく出る分野を把握することは、早めに始めるほど効果が大きかったと思います。(後略)
4人に共通するのは、「進学したこと」ではなく「対策の配分」を悔やんでいる点です。「もっと早く」「もっと広く」という言葉が繰り返し出てきます。合格そのものを悔やんでいる声は、確認できた範囲では見当たりませんでした。いずれも合格後に振り返って書かれた言葉であり、当時の緊張感がにじむ内容になっています。
なぜ「配分」で後悔が起きやすいのか
高専は5年間で専門科目を先取りするカリキュラムのため、編入試験の専門科目(数学・物理・化学など)はもともと得意分野になりやすい一方で、英語は高専のカリキュラムの中で相対的に軽く、後回しにしやすい科目です。4人の声のうち2人(かえるさん・ほにょうさん)が英語・過去問演習の「着手の遅さ」を挙げているのは、この構造と符合します。
もう一方の傾向は、出題傾向への依存です。過去問を分析すればするほど「この分野が毎年出ている」という手応えを得やすくなりますが、T.Kさんの例のように、大学側が出題分野を変えてくることがあります。過去問は対策の土台であって、範囲を確定させる材料ではありません。
4人の声を時期の観点で並べ直すと、後悔が生まれるタイミングにも共通点があります。
| 時期 | 4人の声から見える課題 | 今回の後悔と関係する声 |
|---|---|---|
| 低学年(1〜3年) | 専門科目が得意な分、英語の優先順位が下がりやすい | かえるさん(TOEFL対策の遅れ) |
| 4年生 | 過去問の出題傾向を「確定情報」として受け取ってしまう | T.Kさん(出題分野の変化に混乱) |
| 4〜5年生 | 基礎固めを優先し、実戦形式(時間内に解く練習)が後回しになる | SGSTさん・ほにょうさん(応用力・過去問演習の着手の遅さ) |
後悔の中身が「性格」ではなく「時期」に集中しているということは、低学年のうちに気づけば避けられる後悔がほとんどだということでもあります。裏を返せば、後悔した先輩たちも、対策の中身そのものは間違っていなかったということです。
ほかの高専出身の合格者の声
高専から編入した合格者の体験記は、このほかにも数多く公開されています。
後悔を減らすためにできること
4人の声と、上のカードの体験記から共通して読み取れる、出願前にできることです。
- 出題傾向は「参考」であって「確定」ではない。過去の出題パターンに寄せすぎず、範囲を広めに準備しておく。特に力学・電磁気学など、毎年出る分野でも出方が変わることがあります。
- 英語(TOEIC・TOEFLなど)は専門科目より前倒しで着手する。「後回しにした」「もっと早くから」という後悔が4人中2人から出ています。専門科目の追い込みと英語のスコアメイクは、時期を分けて進めるのが安全です。
- 過去問演習は基礎固めと並行して早めに始める。知識があることと、時間内に解けることは別のスキルです。出題形式に慣れる時間を、基礎固めの後回しにしない。
- 単位認定は在籍中の高専に早めに確認する。受験対策以外の後悔(留年・認定漏れ)はここに集中しています。詳しくは「大学編入はやめとけ」と言われる理由で扱っています。
編入後の生活も知っておきたい方へ
よくある質問
後悔している人のほうが多い?
編入総研で確認できる範囲では判断できません。合格体験記は合格した人の回答であり、受験をやめた人・不合格だった人の声は含まれていないためです。
高専からの編入そのものをやめたほうがいい?
今回確認した声はいずれも「対策の進め方」への後悔で、「編入したこと自体」を後悔する声ではありません。制度としての向き不向きは「大学編入はやめとけ」と言われる理由にまとめています。
後悔しないためにいつから対策を始めればいい?
今回の4人の声は、いずれも「開始時期」への後悔でした。低学年のうちであれば早めに英語と過去問演習に手をつけること、高学年で時間が限られる場合は単位認定の確認を先に済ませることが、共通して有効です。
専門科目より英語を優先したほうがいい?
どちらか一方を優先するというより、並行して進める時期を早く作ることが4人の声から読み取れる対策です。専門科目に集中できる時期が長くとれる高専生ほど、英語を後回しにしがちだという傾向自体は、構造的な理由がある一方で、後悔として繰り返し語られている点でもあります。
出願前に確認しておきたい単位認定・出題傾向は、大学ごとに違います。自分の在籍校・志望校の組み合わせでどこを確認すべきかは、条件を突き合わせて初めて分かります。
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もっと知りたい方へ
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。引用は本人が書いた合格体験記の文章そのままで、言い換えはしていません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

