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呉工業高等専門学校

呉高専からの大学編入 |九州大学46名などの実績と対策

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-19‌‌​​‌‌‌‌‌​​‌​​​‌‌​​‌‌​​‌​‌​‌​‌​‌

まず、高校などから呉高専(呉工業高等専門学校)へ編入したい方は、この記事の対象ではありません。呉高専の編入学生(第4学年編入)の募集案内は呉高専公式サイトの入試情報ページでご確認ください。ここから先は、呉高専の本科生が卒業後に大学へ編入するための情報です。

呉高専(広島県呉市)は、機械工学科・電気情報工学科・環境都市工学科・建築学科の4学科と、専攻科「プロジェクトデザイン工学専攻」を置く国立高等専門学校です。本科(5年間)を卒業したあとの進路は、大学の3年次への編入学、呉高専専攻科への進学、就職に大きく分かれます。この記事では、呉高専公式サイトが公表する進路実績データをもとに、主な編入先大学、難易度の目安、編入準備をいつから始めればいいか、実際に高専から大学へ編入した先輩の体験談までを整理しました。

この記事で分かること

  • 呉高専の卒業生は大学編入よりも呉高専専攻科への進学のほうが人数が多いこと(公式資料の直近5年分の集計)
  • 編入先として公式資料に継続して名前が挙がる大学(豊橋技術科学大学・広島大学・長岡技術科学大学・岡山大学など)
  • 難易度帯ごとにどんな大学が並ぶか(本サイトの目安値にもとづく整理)
  • 編入準備を学年ごとにいつから何を始めればいいかの進め方
  • 高専から大学へ編入した先輩の体験談(本記事のリンク先で実名・詳細を確認できます)

呉高専からの編入を考え始めたばかりでも大丈夫です。いまの学年と興味のある分野をうかがって、何から始めるべきかをその場で整理します。

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4学科機械工学科・電気情報工学科・環境都市工学科・建築学科
149名令和2〜6年度の5年間で大学へ編入学した卒業生の合計(公式資料)
184名同じ5年間で呉高専専攻科へ進学した卒業生の合計(公式資料)
3年次大学編入学の入学年次(呉高専は5年制本科を卒業してから編入)

出典: 呉工業高等専門学校公式サイト「進路」ページに掲載された資料『大学編入学及び専攻科入学状況』(令和6年度要覧・PDF、https://www.kure-nct.ac.jp/feature/shinro/、2026年8月19日確認)。数値は同資料に掲載されている卒業年度別(〜令和1年度の累計、令和2〜6年度は各年度)の実績にもとづきます。学校への評価ではなく、公式に公表されている事実のみを扱っています。

呉高専の編入・進学の全体像

呉高専公式サイトの資料によると、直近5年間(令和2〜6年度)に本科を卒業した学生の進学先は、次のように分かれています。

進学先令和2〜6年度の合計年あたりの目安
大学への編入学(多くは3年次。東京大学・京都大学は2年次)149名(国立139名・公立5名・私立5名)約30名/年
呉高専専攻科184名約37名/年
海外の大学1名-

出典は上記と同じ。呉高専専攻科への進学者数のほうが大学編入学者数よりも多い年が続いています。ただし、この資料には就職者数は含まれていません(就職状況は同ページの別資料『就職状況・各学科主な就職先』で公表されています)。

直近の令和6年度(2024年度)単年では、大学編入が26名(国立のみ。公立・私立は0名)、呉高専専攻科への進学が32名でした。国立大学への編入26名のうち、豊橋技術科学大学と熊本大学がそれぞれ5名と、公式資料で確認できる範囲では最も多い実績でした。そのほか、広島大学・千葉大学・横浜国立大学・九州大学・室蘭工業大学・東京大学・東京農工大学・長岡技術科学大学・京都工芸繊維大学・岡山大学・山口大学・愛媛大学に編入実績がありました(いずれも1〜2名の少人数のため、大学名のみを記載し人数の細部は割愛します)。

編入先の定番と難易度帯

公式資料に掲載されている卒業年度別の実績(〜令和1年度の累計+令和2〜6年度)を大学ごとに合計すると、呉高専からの編入で継続して名前が挙がる大学が見えてきます。とくに豊橋技術科学大学と広島大学は、資料の集計期間を通じて100名を超える編入実績があり、呉高専にとって定番の編入先といえます。以下は、実績が多い順に主な大学を整理し、本サイトが工学部編入の対策記事で使っている難易度の目安(本サイト独自の指標)とあわせて示したものです。

難易度帯の目安大学名(学部)呉高専からの編入実績詳細記事
旧帝大・最難関クラス東京大学(工学部)集計期間の累計で15名対策記事
大阪大学(工学部)累計32名対策記事
九州大学(工学部)累計46名対策記事
中堅上位の国立大学千葉大学(工学部)累計38名対策記事
東京農工大学(工学部)累計33名対策記事
広島大学(工学部)累計167名対策記事
三重大学(工学部)累計30名対策記事
九州工業大学(工学部)累計56名対策記事
熊本大学(工学部)累計52名対策記事
技科大・地方国立大学岡山大学(工学部)累計69名対策記事
豊橋技術科学大学(工学部)累計184名対策記事
愛媛大学(工学部)累計35名対策記事
山口大学(工学部)累計61名対策記事
長岡技術科学大学(工学部)累計84名対策記事

難易度帯は本サイトが対策記事の整理に使っている目安(東京大学・大阪大学など高い順)で、大学の優劣を示すものではありません。「呉高専からの編入実績」は資料の集計期間全体を合計した人数で、集計の開始年度(〜令和1年度の区分)は資料に明記されていません。正確な年度別の内訳は、上記の出典PDFで直接ご確認ください。

このほか、横浜国立大学・東京科学大学(旧東京工業大学)・筑波大学・北海道大学・佐賀大学など、資料に編入実績が確認できる大学は上記だけではありません。呉高専から編入できる大学の全体像や出願条件のデータは、高専から大学編入できる大学一覧で確認できます。工学部編入全体の難易度ランキングは工学部編入|実施大学一覧・難易度ランキングにまとめています。

合格実績

大学編入試験
合格者数 2年連続No.1

※調査対象期間 2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
※調査方法: 企業担当者へのヒアリング、企業発表情報、デスクリサーチ/調査対象: 大学編入試験対策の予備校・個別指導塾(医学部・看護学部系除く)/調査項目: 2025年度と2026年度の大学編入試験合格者数

オンライン編入学院 公式サイト(2026年8月19日確認)

2年連続で大学編入試験の合格者数No.1(上記参照)のオンライン編入学院は、呉高専のような高専生のサポートも豊富に行っています。2027年度入学では、この記事で紹介した最難関クラスの東京大学工学部にも合格者を出しています。最新の合格状況はオンライン編入学院の2027年度合格者速報&2026年度実績で確認できます。

編入先候補が多いと、どこから手を付ければいいか分からなくなりがちです。志望校が固まっていない段階でも、いまの学年・得意科目から狙える大学を一緒に整理できます。

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編入準備の始め方(学年別)

大学編入試験の対策は、高専の定期試験や実験・実習と並行して進める必要があります。ここでは、呉高専の本科生を想定した学年別の進め方の目安を整理します。大学ごとに試験科目・出願資格・実施の有無は異なるため、志望校が決まったら必ず各大学の最新の募集要項で確認してください。

3年生まで

この時期にやるべきことは、専門科目の授業内容を後で振り返れる状態にしておくことです。編入試験の専門科目は、多くの大学で高専のカリキュラムと重なる範囲から出題されます。定期試験対策として使ったノート・教科書を編入試験の対策教材として使い直せるよう、整理しておくと4年生以降の負担が減ります。あわせて、英語の資格・検定試験(実用英語技能検定・TOEICなど)は出願資格や加点として使われることが大学によってあるため、余裕のあるうちにスコアを取得しておくと選択肢が広がります。

4年生

志望校を具体的に検討し始める学年です。呉高専からの編入実績が継続してある大学(この記事の一覧を参照)を軸に、学科・コースの内容、試験科目、募集人員を大学ごとの募集要項で確認します。多くの国立大学の編入試験は数学・英語・専門科目・面接(大学により口頭試問を含む)で構成されており、出題範囲・過去問の公開状況は大学ごとに大きく異なります。この時期から過去問(公開されている場合)や専門科目の問題集で演習を始めると、5年生での本番対策に余裕が持てます。

5年生

多くの国立大学の編入試験は夏(6〜8月ごろ)に集中して実施されます。5年生では、志望校の出願書類(志望理由書・調査書など)の準備、専門科目・数学・英語の演習、面接や口頭試問がある大学への対策を並行して進めることになります。呉高専専攻科への進学も選択肢に残しておく場合は、専攻科の出願時期・選考方法もあわせて確認し、大学編入が不合格だった場合の進路も事前に整理しておくと安心です。

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よくある質問

呉高専から大学に編入する場合、大学の何年生になりますか。

多くの国立大学で、大学の3年次に編入学します。呉高専は5年制の本科なので、本科を卒業したあとに大学の3年次へ入り、通常2年間で学部を卒業する流れです。ただし、大学・学部によっては単位認定の結果しだいで在学期間が延びることもあるため、志望校の募集要項で入学年次と修業年限を必ず確認してください。

呉高専の卒業生は、大学編入と専攻科のどちらを選ぶ人が多いですか。

呉高専公式サイトの資料(令和2〜6年度の合計)では、大学への編入学が149名、呉高専専攻科への進学が184名で、専攻科へ進学する卒業生のほうが多くなっています。ただし年度によって内訳は変わるため、正確な年度別の人数は出典のPDF(呉高専公式サイト「進路」ページ)で確認してください。

呉高専から編入実績が多い大学はどこですか。

公式資料の集計期間全体(〜令和1年度の累計+令和2〜6年度)を大学ごとに合計すると、豊橋技術科学大学と広島大学が100名を超える編入実績があり、資料上もっとも多く名前が挙がります。次いで長岡技術科学大学・岡山大学・山口大学・九州工業大学・熊本大学・九州大学にも継続した実績があります。なぜこれらの大学が多いのかについて、呉高専の公式サイトに理由の説明はなく、本記事でも推測は書いていません。

呉高専の学科(機械・電気情報・環境都市・建築)によって編入先は変わりますか。

呉高専公式サイトが公表している『大学編入学及び専攻科入学状況』の資料には、学科別の内訳は掲載されていません(大学ごとの合計人数のみの公表です)。学科ごとにどの大学へ編入しやすいかを判断できる公式データは、本記事の確認時点(2026年8月19日)では見当たりませんでした。学科ごとの傾向を知りたい場合は、呉高専の各学科の担任・進路指導の先生に直接確認することをおすすめします。

編入試験にTOEICや英語のスコアは必要ですか。

大学によって扱いが異なります。出願資格として基準スコアの提出を求める大学もあれば、英語試験自体を実施しない大学、口頭試問の中で英語力を見る大学もあります。呉高専の在学中から資格試験のスコアを取得しておくと、出願できる大学の選択肢が広がります。志望校が決まったら、最新の募集要項で英語の扱い(出願資格か・試験科目か・提出不要か)を必ず確認してください。

編入試験の対策はいつから始めればいいですか。

大学ごとに試験時期・出題範囲が異なるため一律の答えはありませんが、専門科目は高専の授業内容と重なる部分が多いため、3年生までの定期試験対策を編入試験対策に転用できるよう整理しておくと、4年生以降の準備が楽になります。志望校を具体的に絞り込むのは4年生、過去問演習や面接・口頭試問対策を本格化させるのは5年生、という進め方が一般的です。詳しくは本記事の「編入準備の始め方」をご覧ください。

呉高専へ編入学(第4学年)したい場合はどこを見ればいいですか。

この記事は呉高専の本科生が卒業後に大学へ編入する情報を扱っており、高校などから呉高専へ編入したい方向けの情報ではありません。呉高専への編入学(第4学年、環境都市工学科・建築学科が対象)の募集要項・出願資格・試験日程は、呉高専公式サイトの入試情報ページ(https://www.kure-nct.ac.jp/entrance/hen_bosyu/)で確認してください。

編入準備をいつから、何から始めればいいか迷ったら、いまの学年・得意科目の状況をうかがったうえで、志望校に応じた進め方を無料相談で整理します。

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以下は、本記事で取り上げた大学の対策記事と、高専から編入した先輩の合格体験記です。体験談は、本文で出身高専が呉高専であると明記されているものではなく、「高専から編入した合格者」の体験談として、進学先つながりで紹介しています。出身高専を推測・断定するものではありません。

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