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法学部

明治学院大学法学部の編入試験対策|倍率・論文と英語・出願の全手順

2027年度(2027年4月入学)の出願期間
2026年10月14日〜2026年10月21日
出願前に必ず大学の最新の募集要項でご確認ください。

明治学院大学の編入(全学部の募集・日程の一覧)​​​‌​​​‌‌‌​‌​‌​​​‌​​‌​‌​​​‌​​‌​‌

明治学院大学法学部の編入学試験は、3年次編入のみ法律学科/消費情報環境法学科/政治学科の3学科を対象に、毎年11月下旬の1日で完結する試験です。グローバル法学科は編入学試験を実施していません。試験科目は論文(80分)と外国語=英語(70分)で、面接が加わるのは法律学科だけです。

倍率は非公表ではありません。明治学院大学は入試結果を公表しており、法学部の一般編入学試験は2024年度が志願5名・合格1名、2025年度が志願4名・合格2名、2026年度が志願15名・合格1名でした。直近の2026年度は法律学科だけで志願が11名まで増え、受験7名に対して合格は1名でした。募集人員が「若干名」であることと合わせて、少数枠の勝負だと考えて準備してください。

この記事は、2027年度(2027年4月入学)の入学試験要項の原本と、大学が公表している入試結果をもとに、募集の対象・日程・出題傾向・出願手続き・編入学後の注意点までを1本にまとめたものです。

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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試験概要(2027年度・最新要項)

2027年度(2027年4月入学)

若干名募集人員(学科ごと)
2026年11月21日(土)試験日
2026年10月14日〜10月21日出願書類の郵送
2026年12月4日(金)合格発表
入学年次3年次のみ(要項に「本学の編入学は3年次からのみです」と明記)
募集学科法律学科/消費情報環境法学科/政治学科の3学科。グローバル法学科は編入学試験を実施しません
募集人員各学科とも若干名
試験科目・時間割①論文(専攻に関する出題)10:00〜11:20/②外国語=英語 12:00〜13:10/③面接 15:00〜(法律学科のみ。消費情報環境法学科・政治学科は面接なし)
集合時間 9:30
試験場白金キャンパス(東京都港区白金台1-2-37)
出願期間Web登録・入学検定料の納入: 2026年10月5日(月)〜10月21日(水)/出願書類の郵送: 2026年10月14日(水)〜10月21日(水)消印有効(簡易書留・速達)
入学検定料35,000円。ほかに出願ごとに手数料1,300円(税込)がかかります(実質36,300円)。クレジットカード・コンビニ・金融機関ATM(Pay-easy)・ネットバンキングで納入できます
受験票2026年11月13日(金)10:00以降に受験ポータルサイトUCAROで確認し、A4に印刷して持参(郵送なし)
合格発表2026年12月4日(金)10:00からUCAROで発表(合格通知の郵送なし)
入学手続締切2027年1月7日(木)郵送消印有効

この表は明治学院大学が公表している2027年度 社会人入学試験要項(一年次)・編入学試験要項(三年次)の原本にもとづきます(更新日: 2026-09-19)。日程・科目・出願資格は毎年変わる可能性があるため、出願前に必ず大学が公表する最新の募集要項を確認してください。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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最初に確認|法学部で編入できるのは3学科だけ

グローバル法学科は編入学試験の対象外です。2027年度入学試験要項には「経営、国際経営、グローバル法、心理、教育発達、情報数理学科では編入学試験を行いません」と明記されています。大学の入試結果でも、一般編入学試験の表に載っているのは法律・消費情報環境法・政治の3学科だけです。

大学サイトの学部紹介ページには4学科すべてが並んでいます。学科名がサイトに載っていることは、その学科で編入募集があることの根拠にはなりません。募集の有無は、必ず入学試験要項の「募集学部・学科・募集人員・試験科目」の表で確認してください。これは明治学院大学に限らず、編入試験全般で起きやすい取り違えです。

3学科の性格は次のように整理できます。志望理由書と(法律学科では)面接で、なぜその学科なのかを説明することになるため、学科の輪郭は早い段階でつかんでおいてください。

学科学びの中心面接
法律学科民事法・刑事法を軸に、リーガルマインド(=法的なものの考え方)を体系的に身につける学科です。知的財産法・環境法・労働法・成年後見法など先端分野の科目も置かれています。あり
消費情報環境法学科法律の基礎に加えて、消費者法・企業活動法・環境法という3つの領域を中心に学ぶ学科です。判例検索やプレゼンテーションを扱う情報系の演習が必修に組み込まれているのが特徴です。なし
政治学科必修科目は「政治学基礎演習」と「政治学原論」の2つだけで、ガヴァナンス(公共政策・地方政治)、メディア・ポリティクス(計量政治・マスコミ)、グローバル・ポリティクス(国際関係・外交)の3分野から自由に選んで学びます。なし

もう一点、編入生にとって重要な事実があります。明治学院大学法学部は3年次以降の専門科目について学部内の垣根がほとんどなく、所属学科以外の科目も履修できると説明しています。3年次編入生は入学初日からこの環境に入ります。つまり学科選びは「入学後に学べる内容の広さ」を決める要素というより、試験で問われる専攻分野・卒業要件・所属できるゼミを決める選択だと考えるほうが実態に近いということです。

大学が公表している入試結果

明治学院大学は入試結果ページで、総合型選抜・その他選抜の結果を公表しています。この資料のなかに「編入学試験」の表があり、学部・学科別の志願者数・受験者数・合格者数が載っています。同じ数値は入学試験要項の巻末(「入学試験結果および過去問題について」)にも掲載されており、2つの資料で内容が一致することを確認しています。

年度学科志願者数受験者数合格者数
2026年度法律1171
2026年度消費情報環境法220
2026年度政治210
2026年度法学部計15101
2025年度法律321
2025年度消費情報環境法000
2025年度政治111
2025年度法学部計432
2024年度法律311
2024年度消費情報環境法000
2024年度政治210
2024年度法学部計521

出典: 明治学院大学「◯◯年度入試結果(総合型選抜・その他選抜)」の編入学試験(三年次)試験結果/2027年度入学試験要項 巻末の入学試験結果。いずれも一般編入学試験の数値で、社会人編入学試験(明治学院大学では社会学部の2学科のみ実施)は含みません。年度は入学年度で、たとえば2026年度の試験は2025年11月に実施されています。

志願者数 受験者数 合格者数 5 2 1 2024年度 4 3 2 2025年度 15 10 1 2026年度

数字の読み方

まず前提として、年度ごとの倍率を難易度の指標として扱うことはできません。学科別の志願者は0〜11名と幅があり、合格者が0名の学科・年度もあります。1名や2名の母数から出した倍率は、その年に誰が出願したかで大きく振れるからです。

そのうえで、3か年を合計すると法学部全体は志願24名・受験15名・合格4名です。受験者数を合格者数で割ると3.8倍になります(受験者数15÷合格者数4。志願者数ではなく、実際に受験した人数を分母にした値です)。学科別に3か年を合計すると、法律学科が受験10名・合格3名、政治学科が受験3名・合格1名、消費情報環境法学科は受験2名・合格0名でした。

より実務的に効く事実は次の2点です。

  • 志願しても4割前後が受験に来ていません。3か年で志願24名に対し受験は15名です。併願先の合否や準備不足で出願を取り下げる人が一定数いるということで、最後まで受け切ること自体が一つの関門になります。
  • 直近の2026年度は法律学科に志願が集中しました。2025年度の3名から11名へ増え、受験7名に対して合格は1名です(法学部全体でも合格は1名で、消費情報環境法学科・政治学科はいずれも合格者なしでした)。同じ年、法学部以外も含めた一般編入学試験全体の合格者は11名でした(2024年度21名、2025年度12名)。大学全体として合格者数が絞られている局面で、法律学科への出願が増えたという読み方になります。
年度法学部(志願/受験/合格)全学部合計(志願/受験/合格)
2024年度5/2/164/49/21
2025年度4/3/249/46/12
2026年度15/10/164/50/11

全学部合計は一般編入学試験の合計値です(文・経済・社会・法・国際の各学部)。募集人員は全学科とも「若干名」で、人数の上限が公表されているわけではありません。

試験当日の流れと持ち物のルール

試験は1日で完結します。集合は9時30分、まず論文が10時から11時20分までの80分、昼をはさんで外国語(英語)が12時から13時10分までの70分です。法律学科を志望する場合は、さらに15時から面接があります。

時間内容対象
9:30集合全学科
10:00〜11:20論文(専攻に関する出題/80分)全学科
12:00〜13:10外国語=英語(70分)全学科
15:00〜面接法律学科のみ

要項の「受験上の注意」には、当日ルールとして次のことが定められています。いずれも準備の中身に直結するので、対策を始める前に頭に入れておいてください。

  • 辞書は持ち込めません。試験中に使用できるものとして挙げられているのは、時計(計時機能のみ)、鉛筆削り(電動式を除く)、眼鏡、ハンカチ、ティッシュペーパー、目薬だけで、これら以外は使用できないと明記されています。翻訳機・電卓・辞書機能付き腕時計は使用できないものとして名指しされています。
  • 試験科目を1つでも受験しないと、合否判定の対象外になります。論文が思うように書けなくても、英語(法律学科は面接も)を必ず受けてください。
  • 1時限目の試験開始後30分を過ぎると入室できません(交通機関の遅延時は別途指示)。
  • 面接は原則として受験番号順に行われ、控室での待ち時間が長くなることがあります。志願者が多い場合はグループ面接になることがあります。
  • 休憩時間を含め、試験終了までは会場の外に出られません。昼食は各自持参して自席でとります。

会場の白金キャンパスは、東京メトロ南北線・都営三田線の白金台駅2番出口から徒歩約7分、白金高輪駅1番出口から徒歩約7分、都営浅草線の高輪台駅A2出口から徒歩約7分です。JR高輪ゲートウェイ駅からは徒歩約13分、品川駅・目黒駅からはバスで「明治学院前」下車です。最寄り駅から徒歩で向かう場合も必ず正門から入構するよう指定されています。

出題傾向|論文と英語で何が問われるか

ここからはオンライン編入学院の過去問分析にもとづく内容です。著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません。分析の対象は法律学科・3年次の問題で、消費情報環境法学科・政治学科の論文は学科ごとの出題であるため、以下の傾向がそのまま当てはまるとは限らない点にご注意ください。

論文|課題文を読ませて論じさせる形式

法律学科の論文は、法や社会をめぐる論説文を読ませ、そこに設問Ⅰ〜Ⅳ(年度により設問Ⅴまで)をぶら下げる課題文型です。「法律の知識を答案に書き出す専門科目の試験」ではありません。設問の前半で本文の主張や概念の定義を正確に読み取らせ、後半で受験生自身の見解を論じさせる、という組み立てが繰り返されています。

扱われる分野は、法学の入門的な論点と現代的な社会問題が重なる領域に寄っています。近年出た系統を分野レベルで挙げると次のとおりです。

  • 憲法: 表現の自由をめぐる論点、教育を受ける権利と行政の措置
  • 医事法・自己決定: 医療における本人の意思決定と法的な位置づけ
  • 不法行為・損害論: 損害賠償が認められる範囲をめぐる議論
  • 司法とテクノロジー: 裁判・法律実務と情報技術の関係

共通するのは、「正解のある知識問題」ではなく「対立する立場を整理して、自分の側に理由をつける」問題だということです。80分で読解と論述の両方をこなす必要があるので、時間配分の練習は必須です。目安として、課題文の読解と設問の対応づけに25〜30分、記述に45〜50分と考えて演習してみてください。

英語|法学・政治の英文の和訳と内容説明

英語は、法学・政治分野の英文を素材に、下線部の和訳と内容説明を記述させる形式です。選択肢中心のマークシート型ではありません。素材として使われてきた分野は、刑法の因果関係論、製造物責任をめぐる日米の比較、国際政治・外交、日本の地方自治制度などで、いずれも法学部の授業で扱われるテーマと重なります。

対策の要点は3つです。

  • 専門語彙を日本語の法律用語に置き換えられるようにする。liability(責任)、negligence(過失)、causation(因果関係)、statute(制定法)、jurisdiction(管轄)といった語は、意味を知っているだけでなく、日本語の答案として自然な訳語で書けることが求められます。
  • 辞書が使えない前提で語彙を仕上げる。本番は70分・辞書なしです。読める英文の分量を、辞書に頼らない状態で確保しておく必要があります。
  • 「説明せよ」の設問に慣れる。和訳だけでなく、下線部が指す内容を本文全体から拾って日本語でまとめさせる設問が毎年含まれます。段落単位で要旨を書き取る練習が有効です。

過去問の入手方法

明治学院大学は、編入学試験の過去問題を郵送で提供しています(日本国内に限る)。入学試験要項に、希望者は入学インフォメーションへメールで連絡するよう案内があります。大学Webサイトの「過去問題ダウンロード」ページは一般入試と自己推薦AO入試が対象で、編入学試験の問題は掲載されていないため、郵送での請求が入手経路になります。

あわせて、大学が公開している一般入試B日程の問題も参考になります。B日程では、法律学科・消費情報環境法学科・グローバル法学科が「論述重点」、政治学科が「講義理解力」という科目名で出題されており、問題がWebサイトで公開されています。編入学試験とは別の試験なので出題内容が同じというわけではありませんが、学科ごとにどのくらいの記述量を求める大学なのかという感覚をつかむには役立ちます。

出願資格と出願書類

出願資格(一般編入学試験)

2027年度入学試験要項では、次の1〜5のいずれか一つを満たすことが条件です。

  1. 他大学において所定の単位を修得し、第2年次以上を修了した者
  2. 他大学において所定の単位を修得し、2027年3月に第2年次を修了見込みの者
  3. 他大学を卒業した者
  4. 短期大学、高等専門学校を卒業(見込み)の者
  5. 明治学院大学の卒業生または2027年3月卒業見込みの者(ただし卒業(見込み)の学科と同一の学科への出願はできません)

専修学校専門課程(専門学校)修了(見込み)者は出願できません。要項に明記された条件です。専門学校から4年制大学への編入を検討している方は、この時点で明治学院大学が対象外になります。

また、上記2・4・5の「見込み」で受験した方が、入学時点で修了または卒業できなかった場合は合格取り消しになります。海外の大学・短期大学を卒業(見込み)の場合は、上記に相当するかどうかの確認を試験に先立って行うため、要項の該当ページを早めに確認してください。

なお、英語外部検定試験のスコア提出が出願資格に含まれるのは文学部芸術学科のみで、法学部の3学科には課されていません。TOEICやTOEFLのスコアがなくても出願できます(英語は当日の筆記試験で評価されます)。

出願書類

書類内容・注意点
成績証明書コピー不可。すでに卒業(修了)した方は卒業後に作成されたもの、卒業見込みの方は出願時点から3か月以内に作成されたものを提出します。履修中の単位が記載されない場合は単位修得見込証明書や履修科目証明書、在籍期間・在学年次が記載されない場合は在籍(在学)証明書も併せて提出します。
志望理由書大学所定の用紙(様式2)に1000字程度。学科での学びと自分の関心を具体的に結びつけて書く必要があります。
履歴書大学所定の用紙(様式4)。
戸籍抄本改姓があった方のみ。
卒業(見込)証明書出願資格3・4・5に該当する方は、成績証明書に加えて提出します(いずれもコピー不可)。

提出は簡易書留・速達での郵送のみで、大学への直接持参や日本国外からの郵送は受け付けられません。出願書類の到着状況はWeb出願のステータスとUCAROで確認できます。

出願までのチェックリスト

  • 要項の原本を入手する: 明治学院大学の入試情報サイトで、2027年度の社会人入学試験要項(一年次)・編入学試験要項(三年次)を確認します。2028年度以降を目指す方は、例年7月ごろに次年度の要項が公表されます(2027年度版の大学案内抜粋にも「2027年度入学試験要項は7月頃に公開予定」と記載されています)。
  • 志望学科を1つに決める: 3学科は同一日・同一時間割のため併願できません。論文が「専攻に関する出題」である以上、学科を決めないと対策範囲が固まりません。
  • 出願資格を条文で確認する: 自分がどの区分(第2年次修了/修了見込み/大学卒業/短大・高専卒業/本学卒業生)に当たるかを特定します。専門学校修了者は対象外です。
  • 証明書を手配する: 成績証明書はコピー不可・原本提出です。卒業見込みの方は「出願時点から3か月以内に作成されたもの」という条件があるため、発行の時期に注意してください。9月中には在籍校の窓口に依頼しておくと安全です。
  • 志望理由書(1000字程度)を仕上げる: 所定用紙に書くため、下書きを別に作ってから清書します。10月に入る前に完成させておくのが理想です。
  • Web登録と検定料を済ませる: 2026年10月5日(月)〜10月21日(水)。検定料35,000円に加えて出願ごとに手数料1,300円がかかります。納入後は、その出願番号に対する変更が一切できません。学科・氏名・住所などに誤りがないか確認してから決済してください。なお、被災地からの受験希望者に対しては入学検定料免除の特別措置が設けられています。
  • 書類を郵送する: 2026年10月14日(水)〜10月21日(水)消印有効。簡易書留・速達で郵便局の窓口から送ります。
  • 受験票を印刷する: 2026年11月13日(金)10:00以降にUCAROからダウンロードし、A4白紙に印刷して持参します。スマートフォンの画面提示では受験できません。
  • 当日の持ち物を確認する: 受験票・筆記用具・顔写真付きの身分証明書・昼食。辞書は持ち込めません。

併願戦略|学内併願はできません

明治学院大学の一般編入学試験は、文・経済・社会・法・国際の各学部がすべて同じ日(2026年11月21日)・同じ時間割で実施されます。したがって、法学部の3学科どうしはもちろん、他学部との併願もできません。出願の段階で1学科に絞る必要があります。

他大学との組み合わせを考えるうえでは、明治学院大学のスケジュールが「11月下旬に受験して、12月上旬に結果が出て、手続きは年明け1月7日」という形であることが効いてきます。年内に合否が確定するため、2月以降に試験がある大学を第一志望にしている場合は、明治学院大学の入学手続をどうするかという判断を1月7日までに迫られます。

入学金は返還されません。要項には、提出した手続書類および一旦納入した学納金のうち入学金(200,000円)は事情のいかんにかかわらず返還しないと明記されています。入学金以外の学納金は、2027年3月31日までに入学辞退届の提出など所定の手続を完了した場合に限り返還されます。

つまり「とりあえず押さえておく」判断には20万円の費用がかかります。併願校の試験日・発表日と手続締切を一覧にして、どこまで押さえるかを事前に決めておいてください。

法学部系の編入試験は大学ごとに時期がかなり分散しています。同系統の記事(中央大学法学部法政大学法学部上智大学法学部東洋大学法学部)で日程と選抜方法を確かめ、実際に重ならない組み合わせを作ってください。

編入学後のこと|単位認定・法曹コース・学費

単位認定は入学後・事前相談は不可

既修得単位の認定は、入学後に実施する履修指導の際に行われます。要項には「入学前の、単位認定の可否についてのご相談は受け付けていません」と明記されているため、出願前に「自分の単位が何単位認められるか」を確認することはできません。認定に使う書類は、出身校の最終修得単位が記載された成績証明書の原本と、単位修得年度の授業内容が明記されたシラバスの2点です(専門学校は対象外)。

要項が示している条件のうち、編入生に直接効くのは次の点です。

  • 認定される単位数には上限があります。
  • 出身校で修得した科目・単位数が明治学院大学の授業科目・単位数と異なる場合、認定されないことがあります。
  • 認定される単位数や科目の種類によっては、2年間では卒業できないことがあります。
  • 専攻分野がまったく異なる学科からの編入では、学科科目のほとんどが認定されません。この場合も2年間では卒業できないことがあります。
  • 編入生の在学期間は、学則により最長4年間です。

法学以外の分野から編入する場合、「3年次から入って2年で卒業」が当然に成り立つわけではないということです。出願前に、卒業までに3年かかる可能性も含めて資金と時間の計画を立てておいてください。

法曹コースを目指す場合の注意

法律学科には、法科大学院と連携した法曹コースが置かれています。ただし要項には、編入学者に関して次の3点が明記されています。

法学部の場合、法曹コース3年次卒業は極めて困難です/②法曹コースへの所属を希望する場合、法曹コース指定科目(必修)は単位認定されません。現在の在籍校で相当する科目を修得済みであっても、改めて明治学院大学で開講している科目を履修する必要があります/③法曹コースに所属した場合、卒業まで3年間の在学が必要になる場合があります

加えて、法曹コースは2年次からのエントリー制(1年次秋学期にプレエントリー)で運用されており、3年次で入学する編入生の時間軸とは合いません。法科大学院への進学を考えている方は、法曹コース(=3年で早期卒業し法科大学院の既修者コースへ進むルート)を前提にしない進路設計を検討し、必要であれば出願前に大学へ問い合わせてください。

法学部独自の進級・在学規則

要項の「科目の履修について」には、法学部では「法学部生の進級・在学に関する規則」を実施しており、規定の単位を修得できない場合には白金キャンパスで開講している科目の受講が不可となる場合や、退学勧告の対象となることがあると書かれています。編入生は3年次から白金キャンパスで学ぶため、単位の取りこぼしが直接そこに響きます。入学後の履修計画は、認定単位が確定した時点で早めに教務課と詰めてください。

キャンパス

明治学院大学法学部は、1・2年次が横浜キャンパス(神奈川県横浜市戸塚区)、3・4年次が白金キャンパス(東京都港区白金台)です。3年次編入生は、入学時から白金キャンパスに通います。試験会場と通学先が同じという点は、下宿や通学経路を検討するうえで分かりやすい条件です。ただし要項には、横浜キャンパスのみで開講している科目があること、両キャンパスで履修すると移動時間の関係で希望の科目を取れないことがある(昼休みをはさんでも連続した曜時限の履修は不可)ことも書かれています。

学費|2027年度予定・3年次編入者

学科年間合計額入学時納入額秋学期納入額
法律学科
消費情報環境法学科
1,330,850円766,300円564,550円
政治学科1,320,850円761,300円559,550円

入学金200,000円を含む金額です(要項に記載の予定額。正式決定後に大学Webサイトで公表されます)。明治学院大学の卒業(見込)生が編入学する場合、入学金は徴収されません。また4年次に学友会終身会費40,000円が代理徴収されます(本学卒業生で納入済みの方を除く)。履修する科目によっては、実験実習料や教材費が別途必要になることがあります。

対策の進め方|時期別ロードマップ

2027年度の試験日(2026年11月21日)から逆算した目安です。論文と英語の2科目に絞れる試験なので、半年あれば十分に間に合います。逆に、直前1〜2か月からでは論文の型づくりが間に合いません。

  • 6か月前(5〜6月)

    志望学科を決めます。学部の学科紹介とカリキュラムを読み、法律学科・消費情報環境法学科・政治学科のどれが自分の関心に合うかを言語化してください。並行して、法学の入門書を1冊通読し、法の解釈・法源・公法と私法の区別といった基礎概念を押さえます。英語は毎日30分、法・政治分野の英文に触れる習慣をつくります。

  • 4か月前(7〜8月)

    過去問題を大学に請求します(入学インフォメーションへメール)。届いたら、まず時間を計らずに1年分を解き、設問の型(本文の読解を求める設問と、自分の見解を求める設問の配分)を把握します。論文は週1本のペースで、課題文型の演習を始めます。英語は和訳を答案の形で書き出し、日本語として自然かを確認します。

  • 3か月前(8〜9月)

    志望理由書(1000字程度)の下書きを作ります。「なぜ編入か」「なぜ明治学院大学のこの学科か」「今の在籍校で何を学び、それをどう接続するか」の3点を、具体的なエピソードで裏づけます。証明書の発行も9月中に依頼します(卒業見込みの方は作成日3か月以内の条件に注意)。

  • 2か月前(10月)

    10月5日からWeb登録・検定料納入、10月14日から書類郵送です。手続と並行して、論文を80分の本番形式で解く演習に切り替えます。読解に25〜30分、記述に45〜50分という配分を体に入れてください。英語も70分・辞書なしで通しの演習に移ります。

  • 直前1か月(11月)

    11月6日ごろから志願者速報が大学サイトで公開されます。11月13日に受験票を印刷。法律学科志望の方は、面接で聞かれる想定質問(志望動機・関心のある法分野・入学後の履修計画・卒業後の進路)に対する回答を、志望理由書と矛盾しない形で整理します。前日は会場までの経路と正門の位置、昼食の準備を確認します。

おすすめ参考書|論文と英語の土台づくり

オンライン編入学院の参考書分析で、明治学院大学法学部の出題との対応が確認できている本から紹介します。カードをタップするとレビュー記事に移動できます。

使い方の目安は次のとおりです。『ウォーミングアップ法学』と『法学入門』は、論文と英語の両方に効く土台です。因果関係・制定法・法解釈・損害賠償請求といった概念は、論文の課題文でも英語の素材文でも前提として出てきます。用語を日本語で説明できる状態にしておくと、英文中の専門語も推測が利くようになります。

『判例プラクティス憲法』は、憲法分野が出たときの引き出しを増やすための本です。表現の自由や自己決定権のように、論文で「対立する立場を整理する」ことを求められる論点は、判例の事案と結論を知っているかどうかで書ける密度が変わります。全部を読む必要はなく、関心のある分野の項目を拾い読みする使い方で構いません。『図解による法律用語辞典』は通読用ではなく、分からない用語が出たときに引く辞書として手元に置いてください(本番には持ち込めないので、演習の段階で引く回数を減らしていくのが目的です)。

関連動画

政治学科のグローバル・ポリティクス分野(国際関係・外交)に関心がある方向けに、国際系の学部を目指す場合の参考書ルートを解説した動画を紹介します。明治学院大学を志望校の一つとして扱っている内容です。

【大学編入】国際系学部向けおすすめ参考書ルートはこれだ【東京外国語大学/埼玉大学/明治学院大学】

よくある質問

明治学院大学法学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?

大学が公表している入試結果によると、法学部の一般編入学試験は2024年度が志願5名・受験2名・合格1名、2025年度が志願4名・受験3名・合格2名、2026年度が志願15名・受験10名・合格1名でした。3か年を合計すると志願24名・受験15名・合格4名で、受験者数を合格者数で割った値は3.8倍です。ただし学科ごとの母数は年度によって0〜11名と小さく、合格者が0名の学科・年度もあります。年度ごとの倍率を難易度の目安として扱うことはできません。注目すべきは、法律学科の志願者が2025年度の3名から2026年度に11名へ増え、受験7名に対して合格が1名だったという直近の絞り込みです。

明治学院大学法学部のグローバル法学科に編入できますか?

できません。2027年度入学試験要項には、経営・国際経営・グローバル法・心理・教育発達・情報数理の各学科では編入学試験を行わないと明記されています。法学部で編入学試験を実施しているのは法律学科・消費情報環境法学科・政治学科の3学科です。大学の入試結果でも、一般編入学試験の表にグローバル法学科の行はありません。学部の学科紹介ページにはグローバル法学科も載っているため、学科名がサイトに出ていることを募集の根拠にしないでください。

専門学校からでも明治学院大学法学部に編入できますか?

できません。2027年度入学試験要項の一般編入学試験の出願資格には、専修学校専門課程(専門学校)修了(見込み)者は出願不可と明記されています。出願できるのは、他大学で所定の単位を修得して第2年次以上を修了した方、2027年3月に第2年次を修了見込みの方、他大学を卒業した方、短期大学または高等専門学校を卒業(見込み)の方、明治学院大学の卒業生または2027年3月卒業見込みの方です。なお明治学院大学の卒業生は、卒業した学科と同じ学科へは出願できません。

明治学院大学法学部の編入試験に辞書は持ち込めますか?

持ち込めません。2027年度入学試験要項の受験上の注意では、試験中に使用できるものとして時計(計時機能のみ)、鉛筆削り(電動式を除く)、眼鏡、ハンカチ、ティッシュペーパー、目薬が挙げられ、これら以外のものは使用できないと定められています。辞書や電子辞書は使用できるものに含まれていません。翻訳機や辞書機能付き腕時計は使用できないものとして明示されています。英語は70分の試験なので、辞書なしで法学・政治分野の英文を読み切れる語彙力を用意しておく必要があります。

明治学院大学法学部の3学科を併願できますか?

できません。2027年度は法律学科・消費情報環境法学科・政治学科のいずれも2026年11月21日の同一試験日で、時間割も論文10時〜11時20分、外国語12時〜13時10分と共通です。他学部の一般編入学試験も同じ日に行われるため、学内での併願は事実上できません。出願の段階でどの学科を受けるかを1つに決める必要があります。3年次から学部内の科目を広く履修できる仕組みがあるため、学科は入学後の学びの幅ではなく、論文で問われる専攻分野と卒業要件を基準に選んでください。

編入学後に法曹コースへ進んで2年で卒業できますか?

難しいと考えてください。2027年度入学試験要項には、法学部の場合は法曹コース3年次卒業が極めて困難であること、法曹コースへの所属を希望する場合は法曹コース指定科目(必修)が単位認定されず、現在の在籍校で相当する科目を修得済みでも改めて明治学院大学で履修する必要があること、法曹コースに所属した場合は卒業まで3年間の在学が必要になる場合があることが明記されています。法曹コースは2年次からのエントリー制で1年次秋学期にプレエントリーを行う運用のため、3年次編入の時期とも合いません。法科大学院への進学を目指す場合は、法曹コースを前提にしない進路設計を検討してください。

明治学院大学法学部の編入試験の過去問は手に入りますか?

手に入ります。2027年度入学試験要項には、過去問題を郵送で提供できること(日本国内に限る)、希望者は入学インフォメーションへメールで連絡することが記載されています。大学のWebサイトの過去問題ダウンロードのページは一般入試と自己推薦AO入試が対象で、編入学試験の問題は掲載されていないため、郵送での請求が入手経路になります。出願書類の準備と並行して、早めに請求しておくと対策の時間を確保しやすくなります。

この記事の情報はいつ時点のものですか?

明治学院大学が公表している2027年度(2027年4月入学)社会人入学試験要項・編入学試験要項の原本と、大学の入試結果ページで公表されている2024年度・2025年度・2026年度の入試結果をもとに、2026年9月19日に更新しています。日程・出願資格・選抜方法・学費は年度によって変わる可能性があるため、出願前には必ず大学が公表する最新の募集要項の原本を確認してください。

まとめ

明治学院大学法学部の編入学試験は、3年次のみ・法律/消費情報環境法/政治の3学科・論文と英語の2科目(法律学科のみ面接あり)という、対策範囲がはっきりした試験です。グローバル法学科は募集対象外、専門学校修了者は出願不可という2つの前提を最初に確認してください。

倍率は公表されており、直近3か年の法学部全体では受験15名に対し合格4名でした。ただし学科・年度ごとの母数は小さく、倍率だけで難易度を判断できる試験ではありません。むしろ2026年度に法律学科の志願が11名へ増え、受験7名で合格1名だったこと、同じ年の全学の合格者が11名まで絞られていることのほうが、準備の水準を決めるうえでは重要です。

合否を分けるのは、80分で課題文を読み切って自分の立場に理由をつけられるか、辞書なしで法学・政治分野の英文を訳し切れるかの2点に集約されます。過去問題は大学に請求すれば郵送で入手できるので、早い段階で本番の形式に触れ、そこから逆算して半年の計画を組んでください。編入学後については、単位認定の上限・専攻が異なる場合の扱い・法曹コースの制約が要項に明記されています。出願前に必ず原本で確認しておきましょう。

あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析にもとづいています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ|最終更新: 2026年9月19日

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