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名古屋工業大学 工学部 編入の合格体験記

名古屋工業大学 工学部 編入の合格体験記|オープンキャンパスで決めた進路

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-10-07‌‌‌‌‌‌​‌​‌​​​‌​​‌‌​‌‌‌​​​​‌​‌‌‌‌

結論:オープンキャンパスで決めた進路

名古屋工業大学工学部に合格したたいやきさんの動機は、「編入を意識し始めたのは、吹奏楽部の先輩が大学に編入したと聞いたときです。」

学習期間は2025年8月〜2026年5月。続け方については「基本的に勉強は全て自宅の自室で行っていました。図書館や自習室を使う人も多いですが、自分は移動時間がもったいないと感じたのと、参考書・過去問・ノートを全部机の上に広げたまま作業できるのが大きく、結果的に自宅が一番効率が良かったです。」と記しています。

高等専門学校前籍
3.5前籍GPA
2校受験した大学
9か月対策期間(経過月)
合格校名古屋工業大学 工学部 電気・機械工学科
前籍高等専門学校
前籍の学部・学科機械工学科
入学年2027年4月 入学
入学年度2027年度

この記事で分かること

  • 編入を目指したきっかけと志望校選び
  • 受験した大学と結果
  • 対策開始から本番までの学習計画
  • 科目ごとの教材と取り組み方
  • 試験当日の流れと感じたこと

なぜ編入を目指したのか

私が編入を決意したのは、 編入前の学校の2年目・後期 のことでした。

編入を意識し始めたのは、吹奏楽部の先輩が大学に編入したと聞いたときです。高専からそのまま就職する人が多い中で、編入という進路があること自体を初めて具体的に知りました。ただ、その時点ではまだ自分に関係のある話だとは思っていませんでした。決定的だったのは、名古屋工業大学のオープンキャンパスに行った日です。実際に足を運ぶと、校舎や設備の綺麗さ、キャンパスの規模が高専とはまったく違い、正直に言って衝撃を受けました。ここで残りの学生生活を送りたい、この環境で機械工学をもっと深くやりたいと帰り道には考えていて、その日のうちに編入すると決めました。

志望校を選んだ決め手

決め手は2つあります。1つ目は、オーケストラ部があったことです。高専では吹奏楽部で活動していたので、進学後も音楽を続けられる環境かどうかは自分にとって外せない条件でした。2つ目は、部活の先輩が実際に在籍していて、授業や研究室の様子、編入生としての過ごし方を直接聞けたことです。ネット上の情報ではなく身近な人の話として「いい学校だ」と確認できたことが、最後の後押しになりました。

編入を周りに伝えた時の反応

伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生・先輩・後輩 / 伝えた時期: 試験の1年以上前

両親は反対することもなく、「自分の人生だから、自分で決めればいい」と言って賛成してくれました。拍子抜けするくらいあっさりでしたが、進路を自分で背負う覚悟が決まった一言でもありました。 部活の先輩は、応援してくれたというより、実質的に相談相手になってくれた人です。というより自分から質問しまくって、試験科目の対策や過去問の使い方、編入後の大学生活の実態まで、具体的なアドバイスをもらいました。後輩も素直に応援してくれて、部活に顔を出すこと自体が良い気分転換になっていました。 友人の反応は二つに分かれました。同じく編入を目指す組とは「一緒に頑張ろう」という一体感が自然に生まれ、勉強の進み具合を報告し合う関係になりました。就職を選んだ友人からは「頭いいから行けるよ」と軽く背中を押してもらい、深刻になりすぎずに済んだのも大きかったと思います。

受験した大学とその結果

この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。

結果大学・学部編入年次試験区分受験者数倍率
合格(入学)名古屋工業大学 工学部 電気・機械工学科3年次一般編入204.0倍
合格(辞退)豊田工業大学 機械システム3年次一般編入20-

受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。

合格までの学習計画

私が編入試験対策を始めたのは 2025年8月 、本番の試験は 2026年5月 でした。

時期別の1日の学習時間

平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。

平日

開始期
2h
中期
3h
直前期
6h

休日

開始期
3h
中期
4h
直前期
9h

1日あたりの学習時間の推移

月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。

2025年8月
2h
2025年9月
2h
2025年10月
3h
2025年11月
3h
2025年12月
3h
2026年1月
3h
2026年2月
6h
2026年3月
7h
2026年4月
8.5h
2026年5月
8.5h

月ごとの学習の中身

  • 2025年8月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5

    徹底研究の線形代数(行列)から編入対策をスタート。高専2年生で習った内容なので忘れている部分が多く、思い出しながら復習するのにかなり苦戦した。

  • 2025年9月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5

    引き続き徹底研究の線形代数を進めた。学校の実験とレポートが大変だったうえに部活も頑張っていたので、勉強以外でも忙しい時期だったが、その合間を縫って線形代数に取り組んだ。

  • 2025年10月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5

    引き続き徹底研究の線形代数を進めた。学校の実験とレポートや部活と並行しながらだったので、この時点ではまだ2周目は終わっていなかった。

  • 2025年11月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5

    線形代数の続き。授業で行列を扱う「数学特論」があったので、そのテスト対策も兼ねて線形代数をずっとやっていた。この頃はまだ編入についてそこまで深く考えておらず、自分が順調なのかどうかもよくわからなかった。

  • 2025年12月

    主な科目: 数学, 英語 / 気持ちの状態 4/5

    12月2日〜4日の中間試験の前はテスト勉強に専念し、編入の勉強は数学特論の範囲の線形代数を少しずつ進める程度だった。試験直前には、テスト対策も含めて線形代数を2周し終えた。試験後はTOEIC対策として「金のフレーズ」(紙)で単語を始めた。

  • 2026年1月

    主な科目: 数学, 英語 / 気持ちの状態 4/5

    冬休みに入ったが、勉強時間は1日3時間ほど。数学はほぼ線形代数の復習だけで、行列の分野をひたすら繰り返した。英語は金のフレーズを少し続ける程度だった。

  • 2026年2月

    主な科目: 数学, 物理, 英語 / 気持ちの状態 3/5

    2月10日〜18日の期末試験が終わって春休みに入り、ここから本格的に編入対策を加速。部活を休部して勉強に充てられる時間が増え、1日6時間ほど勉強できるようになった。数学は徹底研究の微積、物理は電磁気学演習(第3版)、英語はTOEIC対策として文法特急(紙)を始めた。

  • 2026年3月

    主な科目: 数学, 物理, 英語 / 気持ちの状態 3/5

    春休みで1日7時間ほど勉強。徹底研究は微積→微分方程式→確率(14章)まで進め、3月中に一通り終わらせた(行列はそれまでに固めていたので問題なし)。電磁気学演習(第3版)は例題を1周した。3月7日にTOEICを受験。

  • 2026年4月

    主な科目: 数学, 物理, 英語 / 気持ちの状態 2/5

    数学は過去問特訓を始め、物理は電磁気学演習に加えて「大学生の初等力学」にも着手したが、まだほとんど進まなかった。4月19日のTOEICが440点ほどでかなり焦り、でる1000問(公式アプリ)や公式問題集でTOEIC対策に力を入れた。

  • 2026年5月

    主な科目: 数学, 物理, 英語 / 気持ちの状態 2/5

    引き続きTOEIC対策に力を入れ、5月31日のTOEICで560点を取れた。数学・物理は徹底研究、過去問特訓、電磁気学演習を進めた。5月末から志望校の過去問に着手したが、理解したつもりだった分野でも試験形式になると手が動かず、ここが一番焦った時期だった。名工大の英語の筆記試験に向けて、コーパス(英単語帳)の総復習も始めた。

勉強場所と環境

基本的に勉強は全て自宅の自室で行っていました。図書館や自習室を使う人も多いですが、自分は移動時間がもったいないと感じたのと、参考書・過去問・ノートを全部机の上に広げたまま作業できるのが大きく、結果的に自宅が一番効率が良かったです。分からない問題が出たときに、その場で別の教科書を引っ張り出したりAIに聞いたりできるのも自宅の利点でした。 ただし自宅は誘惑が多いのが最大の欠点です。自分の場合はスマホを別の部屋に置き、机には今やる科目の教材だけを出すようにして対処していました。また、ベッドが視界に入ると気が緩むので、机の向きを変えて背にする配置にしていました。 家だとどうしても集中できないタイプの人は、無理せず学校の自習室などを使ったほうがいいと思います。場所選びは「一番集中できる場所」ではなく「毎日続けられる場所」で選ぶのが正解だと感じました。

スランプとメンタル回復

一番きつかったのは、専門科目の過去問に本格的に取り組み始めた時期です。授業では理解したつもりでいた分野が、試験形式になると全く手が動かず、自分の理解が思っていたよりずっと浅かったことを突きつけられました。周りの同級生が着々と進んでいるように見えて、焦りだけが大きくなっていく感覚がありました。 自分の場合、落ち込んだときはクラシック音楽を聴いて気持ちを切り替えていました。歌詞がないので考え事の邪魔にならず、頭を空にしたいときにも、勉強の合間に流しておきたいときにも使えるのが良かったです。1〜2時間ほど聴いて頭を冷やしてから机に戻る、というのを繰り返していました。 結局のところ、解けなかった問題は解けるようになるまでやるしかありません。ただ、落ち込んだ状態のまま机に向かっても効率は上がらないので、「一度完全に離れてから戻る」手段を自分なりに1つ持っておくことをおすすめします。落ち込むこと自体は、自分の弱点が見えている証拠なので悪いことではないと思います。

科目ごとの対策と使った教材

科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。

数学

2025年8月 〜 2026年6月

編入数学徹底研究の表紙

編入数学徹底研究 3周

選んだ基準: 編入に出る問題を基礎から学習できた実際の試験に出た問題も多数あった

できる内容は復習として解答を見ずに、分からない内容は解答を見ながら解き方を叩き込んだ。

過去問特訓 3周

選んだ基準: 難易度が高い学校の対策になった。自分の受ける大学の傾向を学べた。

難易度が高い問題が非常に多いので、解答もみながら、解き方を暗記する気持ちで繰り返し解いた。

物理

2026年2月 〜 2026年6月

弱点克服大学生の初等力学の表紙

弱点克服大学生の初等力学 2周

選んだ基準: 出題された問題と傾向が似ていた考え方を学べた

解説が省いているところがあるので、行間をAIで解説させた

電磁気学演習の表紙

電磁気学演習 2周

選んだ基準: 解説が短く、内容も難しいが、必ず力になる。

考え方を理解するのを目標に、解説を見ながら丁寧に問題を解いた。

物理学演習 3周

選んだ基準: 電磁気学演習より難易度は低い実際の問題形式に近い形で勉強できた

なるべく解答を見ずに、自力でとくように努力した。

英語

2026年5月 〜 2026年6月

コーパス英単語帳 5周

選んだ基準: 高校生が習うような基礎的な単語を身につけられる(高専生には基礎的な単語の知識がないため)

覚えるまでひたすら周回した。特に難関大学対策のページは10周近くした。

TOEIC

2025年12月 〜 2026年5月

金のフレーズ(TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ) 6回以上

とにかく周回することを重視し、15周ほど繰り返した。紙の本で使用。

文法特急(TOEIC 文法特急) 1周

1周だけだが、問題ごとの解き方を覚えることを意識して取り組んだ。紙の本で使用。

TOEIC L&R TEST 文法問題 でる1000問(公式アプリで使用) 3周

とにかく出題パターンを学習することを意識し、3周ほど解いた。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3周

本番の試験形式や時間配分に慣れるために使い、3〜4周解いた。

過去問対策(入手・分析・周回)

過去問は大学に直接足を運んで窓口でいただきました。Webでの公開がない、あるいは公開年数が少ない大学でも、問い合わせれば閲覧・コピーに対応してもらえることが多いので、まずは大学に直接確認するのが確実だと思います。加えて、高専の先輩や進路指導の先生が過去の受験生の資料を持っていることもあるので、そちらも当たっておくと年数を稼げます。 取り組み方としては、1周目は時間を測って本番同様に解き、解けなかった分野をリストアップして苦手単元を洗い出しました。2周目以降はその弱点分野の演習を教科書や問題集で潰してから、もう一度過去問に戻る形です。 模範解答が付いていないのが最大の問題ですが、自分は答えの出ない問題をAI(Gemini)に解かせて導出過程を確認し、教科書や公式集と突き合わせて正誤を判断していました。AIの答えは間違っていることもあるので、鵜呑みにせず必ず裏取りするのが前提です。

振り返ってみて、これもやっておけばよかった

大きな後悔はありませんが、強いて挙げるなら英語(TOEIC)をもっと早く仕上げておけばよかったと思います。TOEICは点数が出るまで時間がかかる上、専門科目の勉強が本格化する時期と重なると両立がきついので、低学年のうちにスコアを確保しておけば、その分を数学・専門に回せたはずです。 あとは、普段の授業の内容をもう少し丁寧に理解しておけばよかったとも感じます。編入試験の専門科目は結局のところ高専の授業範囲なので、定期試験を一夜漬けで乗り切っていた単元は受験期に一からやり直すことになりました。

AIの活用方法

使ったツールはGemini(無料版)です。主に数学・物理・専門科目の勉強で使いました。 数学と物理は、過去問や問題集で解答を見ても納得できない問題を撮影して送り、途中式を省略せずに解説してもらいました。「なぜこの式変形をするのか」まで聞けるのが良く、解答冊子より分かりやすいことも多かったです。

英語のスコアをどう上げたか

受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。

TOEIC L&Rのスコア

2026年5月560

試験当日はどうだったか

当日の時間の流れと、会場で感じたことです。

名古屋工業大学 工学部 電気・機械工学科

当日の受験者数15(18人中)
試験時間の構成【1日目 6月18日(木)筆記試験】 10:00 入室時限(数学) 10:20〜11:50 数学 12:40 入室時限(英語) 13:00〜14:30 英語 14:50 入室時限(物理・化学) 15:10〜16:10 物理・化学 【2日目 6月19日(金)口述試験・面接】 9:00 集合(電気・機械工学科 機械工学分野の場合)
当日の気づき・筆記試験は科目間の空き時間が長く、拘束時間が朝から夕方までになります。数学が終わってから物理・化学まで3時間以上あるので、その間に何を復習するかを事前に決めておくと無駄がありません。 ・昼食は持参をおすすめします。空き時間に外に出て探すより、確実に休憩に充てられます。 ・物理・化学は60分と短く、数学・英語(各90分)とはペース配分が全く違います。過去問演習の段階から必ず時間を測って、この時間感覚に慣れておくべきです。

豊田工業大学 機械システム

当日の受験者数5名ずつ(全員集まってなかったので、欠席者は不明)
試験時間の構成8:30集合 9:30〜10:00 準備時間(問題が配布され、30分間で解答を組み立てる) 10:00〜10:30 面接・口頭試問(約30分。前半が面接、後半が口頭試問で、時間配分はおおよそ半々)
当日の気づき・会場が最寄り駅から遠いため、公共交通機関で向かう場合はかなり早めに家を出た方がよい。可能であれば車での送迎をおすすめする。 ・試験の直前に30分の準備時間があるので、その場で慌てず解答を組み立てられるよう、頻出範囲は解法を体に入れておくとよい。

たいやきさんが名古屋工業大学の試験で実際に解いた問題

志望理由書でどのような内容を書いたか

筆記で何がどう出たか(科目ごと)

何がどう出たかが分かっているかどうかで、対策の効率はまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で試験の中身を聞く

ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

受験にかかった費用

編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。

項目金額
① 教材・書籍代¥30,000
② 対策指導費¥0
③ 試験関連費¥21,000
④ 出願関連費¥40,000
⑤ 当日関連費¥4,000
合計¥95,000

編入したあとの生活

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026-10-07

この合格者が使った参考書

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