東京理科大学工学部の編入試験対策|学科選び・出題傾向・対策ロードマップ
東京理科大学工学部の編入学試験は、建築学科・工業化学科・電気工学科・情報工学科・機械工学科の5学科で実施され、書類審査・筆記試験(小論文形式)・面接によって選考されます。募集人員はいずれの学科も若干名で、大学は志願者数や合格者数などの実施状況を公表していません。編入年次は出願者の修得単位の内容を大学が審査したうえで、2年次または3年次のいずれかに決定される点も特徴です。筆記試験は学科ごとに数学・物理・化学のいずれかを中心とした小論文形式で、オンライン編入学院の過去問分析からは学科ごとに繰り返し出るテーマが確認できています。この記事では、2027年度の最新要項データと過去問分析にもとづき、学科の選び方から出題傾向、対策の進め方までを整理して紹介します。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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試験概要(2027年度要項データ)
2027年度
| 対象学科 | 建築学科・工業化学科・電気工学科・情報工学科・機械工学科 |
|---|---|
| 選抜方法 | 書類審査、筆記試験(小論文形式)および面接 |
| 出願資格(主なもの) | 学士の学位を有する者(2027年3月取得見込み含む)/大学に2年以上在学し62単位以上修得した者/短期大学・高等専門学校卒業者(見込み含む)/文部科学大臣の定める基準を満たす専修学校専門課程修了者(見込み含む) |
| 必要修得単位 | 62単位以上 |
| 入学手続期間 | 2027年3月10日〜3月16日 |
| 入学検定料 | 35,000円 |
この表は2027年度(2027年4月入学)の募集要項にもとづきます(更新日: 2026-08-05)。日程・選抜方法・出願資格は年度により変わる可能性があるため、出願前に必ず大学公式サイトで最新の募集要項を確認してください。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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5学科の選び方
東京理科大学工学部の編入学試験は、出願時点でどの学科を受験するかを決める必要があります。学べる専門分野はもちろん、筆記試験(小論文)で問われる内容の性格も学科ごとに異なるため、志望する専門分野に加えて「自分がどの科目(数学・物理・化学・論述)に強いか」も選び方の材料になります。
建築学科
建築設計・都市計画など建築分野全般を学びます。筆記試験は都市や地域といった社会的なテーマについて、文章とスケッチの両方で自分の考えを示す小論文です。図やスケッチで考えを表現することに抵抗がない人、デザインと社会課題の両方に関心がある人に向いています。
工業化学科
化学工学・材料化学など化学分野を学びます。筆記試験は化学の教科書レベルの知識・法則・概念の理解を、序論・本論・結論の構成で論理的に説明する小論文です。高専の化学系学科などで化学を継続的に学んできた人が選びやすい学科です。
電気工学科
電気・電子・エネルギーに関わる分野を学びます。筆記試験は数学または物理の基礎知識を使い、課題を数学的・論理的に整理して記述する小論文です。計算問題に抵抗がなく、数式で現象を説明することが得意な人に向いています。
情報工学科
プログラミング・情報科学など情報系の分野を学びます。筆記試験は電気工学科と同様に、数学または物理の基礎理解にもとづく論述形式の小論文です。情報系の専門学校・高専出身者に加え、数学が得意な受験生の選択肢にもなります。
機械工学科
機械・機構・エネルギー変換などを学びます。筆記試験は環境問題や少子高齢化など社会が抱える課題について、機械工学の視点から解決策を提案する小論文です。専門知識を社会的な課題に応用して考える力が問われます。
学科ごとの詳しいカリキュラムや教育内容は、大学公式サイトの学科紹介ページで確認してください。上記は筆記試験の性格を過去問分析から要約したもので、著作権の観点から過去問の設問そのものは記載していません。
すでに出身校(高専・専門学校・短大など)で特定の分野を専門的に学んできた場合は、その延長線上にある学科を選ぶのが基本です。一方でまだ絞りきれていない場合は、上記の得意科目(数学・物理・化学・論述)から逆算して選ぶ方法もあります。学科は出願時に決めるため、志望動機や学習計画とあわせて早めに固めておくと、その後の筆記試験対策の方向性も定まります。
編入年次はどう決まるか
東京理科大学工学部の編入学試験では、出願者が編入年次(2年次・3年次)を自分で選ぶことはできません。出身校で修得した科目の内容と単位修得状況を大学が個別に審査したうえで、2年次または3年次のいずれに編入するかが決定される仕組みです。そのため、出願前に自分の履修状況(修得済みの科目・単位数)を成績証明書やシラバスと照らし合わせて整理しておくと、審査や入学後の履修計画がスムーズになります。必要修得単位の目安は62単位以上です。
難易度の考え方
東京理科大学は編入学試験について、志願者数・受験者数・合格者数といった実施状況を公表していません。したがって偏差値や倍率といった数値で難易度を語ることはできません。一方で募集要項からは次の2点が読み取れます。第一に、募集人員はどの学科も若干名で、大量に合格者を出す選抜ではないこと。第二に、選考方法が書類審査・筆記試験(小論文)・面接の3段階であり、単純な知識の暗記量だけでなく、専門分野の基礎を踏まえて自分の考えを論理的に文章化する力が問われる設計になっていることです。数値のない試験だからこそ、筆記試験の性格(学科ごとの小論文の傾向)を理解したうえで、早期から論述の練習を積んでおくことが対策の軸になります。
また、選考方法に書類審査が含まれている点も見落とせません。出願書類には「編入学志望動機及び学習計画」の提出が求められるため、筆記試験・面接の対策と並行して、志望学科で学びたい内容を具体的な文章にまとめる作業も早めに着手しておく必要があります。単位認定の仕組み上、出身校での修得単位の内容によって書類審査の結果が左右される可能性もあるため、出願前に自分の履修状況を正確に整理しておくことが、他の対策と同じくらい重要です。
出願までのチェックリスト
2027年度の出願期間は2027年1月7日(木)〜1月12日(火)消印有効と短いため、直前に慌てないよう準備を逆算しておくことが重要です。
- 要項の入手・出願資格の確認: 大学公式サイトで最新の募集要項を入手し、自分がどの出願資格区分(学士・在学2年以上62単位・短大高専卒業・専修学校専門課程修了など)に該当するかを確認します。
- 志望学科と編入学志望動機・学習計画の準備: 5学科から志望学科を決め、出願書類に含まれる「編入学志望動機及び学習計画」を、志望学科で学びたい内容と結び付けて具体的に書けるよう早めに準備します。
- 証明書類の手配: 成績証明書・修了(見込み)証明書などは発行に時間がかかることがあるため、出願期間の1〜2か月前には在籍校に依頼しておきます。
- 入学検定料(35,000円)の納入: 出願書類の郵送前に検定料を納入し、納付を証明する書類を出願書類に添付する必要があります。納付方法は年度の募集要項で確認してください。
- 出願期間内の郵送: 出願書類は簡易書留などの方法で、出願期間内消印有効・必着の条件を満たすように余裕をもって送付します。
- 筆記試験・面接(2027年2月20日)の準備: 会場・持ち物・集合時間は受験票と募集要項で最終確認します。
必要書類の正式なリストと様式は年度ごとに変わる可能性があります。必ず大学公式の最新の募集要項で確認してください。
筆記試験の出題傾向(過去問分析)
東京理科大学工学部の編入学試験の筆記は、学科によって数学・物理・化学のいずれかを中心とした小論文形式です。オンライン編入学院の過去問分析では、各科目で繰り返し取り上げられているテーマが確認できています(著作権の観点から、過去問の設問そのものや出題数・年度範囲は記載していません。以下は分野の傾向のみを示したものです)。
数学
微分・積分の基本操作に加えて、多変数関数の陰関数・偏微分や、制約条件つきの最大化問題を解くラグランジュ未定乗数法(= 制約式のもとで関数の最大・最小を求める数学の手法)など、大学初年次の微分積分・線形代数の内容が中心です。行列式・固有値・固有ベクトルといった線形代数の基本計算も繰り返し出ています。
物理
力学(単振動・回転運動・エネルギー保存則)、熱力学(気体の状態変化・熱力学第一法則・熱効率)、電磁気学(ガウスの法則・アンペールの法則・クーロンの法則・ビオ・サバールの法則)という物理の主要3分野からまんべんなく出題される傾向があります。単に公式を当てはめるだけでなく、現象を言葉で説明させる設問もある点が特徴です。
化学
物理化学の基礎(理想気体の状態変化・熱力学第一法則・エントロピー)、原子の電子配置に関する基本則、酸・塩基の強さを表すpKa、有機化学の立体化学(不斉炭素・立体配座)など、化学基礎から化学の広い範囲を横断する出題です。計算問題だけでなく、現象や法則を説明させる設問が含まれます。
なお、小論文という出題形式そのものも学科によって性格が異なります。電気工学科・情報工学科は数学または物理の知識を使って課題を論理的に整理・記述する形式、工業化学科は化学の基礎理解を序論・本論・結論の構成で説明する形式、建築学科は社会的なテーマに対する考えを文章とスケッチで示す形式、機械工学科は社会課題への解決策を機械工学の視点から提案する形式です。単なる暗記では対応しづらく、「知っていることを筋道立てて書く」練習が学科を問わず対策の軸になります。
面接の準備
東京理科大学工学部の編入学試験は、筆記試験と同日(2027年2月20日)に面接も実施されます。出願書類には「編入学志望動機及び学習計画」の提出が求められており、面接ではこの内容にもとづいて、志望学科を選んだ理由やこれまでの学習内容、入学後に何を学びたいかを自分の言葉で説明できるかが確認されると考えられます。準備の進め方としては、まず出願書類の志望動機・学習計画を具体的な文章にまとめ、その内容を口頭で簡潔に説明できるよう練習しておくことが基本です。あわせて、出身校でこれまで学んできた専門科目の内容を自分の言葉で振り返っておくと、想定外の質問にも対応しやすくなります。単位修得状況によって編入年次(2年次・3年次)が決まる仕組みのため、自分の履修状況を正確に把握しておくことも、面接での受け答えを具体的にする助けになります。
併願を考える
工学部・理工学部の編入学試験は、大学によって出願期間・試験日が異なります。東京理科大学工学部を第一志望とする場合でも、出願期間や試験日が重ならない大学であれば、併願先として検討する余地があります。併願を考える際は、まず各大学の募集要項で出願期間・試験日・選抜方法(筆記試験の有無、科目の種類など)を比較し、日程が重複しないかを確認してください。科目構成が近い大学(数学・物理を中心とする学科など)を選ぶと、対策の重なりを活かしやすくなります。理工系の編入試験を実施している他大学の情報は、この記事末尾の関連記事でも紹介しています。
対策の進め方
2027年度の筆記試験・面接は2027年2月20日です。ここから逆算した対策の進め方の目安を紹介します。個人の履修状況や得意分野により最適なペースは変わるため、あくまで一般的な目安として活用してください。
- 半年以上前:
志望学科を決め、出願資格(学士・在学62単位・短大高専卒業など)を満たせるか、現在の履修状況を確認します。数学・物理・化学のうち、志望学科の筆記試験で中心となる科目(例: 電気工学科・情報工学科なら数学・物理、工業化学科なら化学)の教科書レベルの内容を一通り復習しておくと、後の対策がスムーズです。
- 3〜4か月前:
大学初年次レベルの微分積分・線形代数(数学が中心の学科)、力学・熱力学・電磁気学(物理が中心の学科)、物理化学・電子配置・有機化学の基礎(化学が中心の学科)など、専門科目のインプットを本格化させます。公式を覚えるだけでなく、「なぜその法則が成り立つのか」を人に説明できるレベルまで理解を深めておくと、論述形式の小論文に対応しやすくなります。
- 1〜2か月前:
小論文形式の答案作成練習を始めます。数学・物理が中心の学科は計算過程を言葉で説明する練習を、化学が中心の学科は序論・本論・結論の構成で書く練習を、建築学科・機械工学科は社会的な課題に対する自分の考えを制限字数内でまとめる練習を重ねます。書いた答案は大学の教員や第三者に読んでもらい、論理の飛躍がないか確認してもらうと精度が上がります。
- 出願期間(2027年1月7日〜12日)〜試験直前:
出願書類(志望動機・学習計画を含む)を仕上げ、証明書類をそろえて提出します。試験直前は新しい分野に手を広げるより、これまで復習した内容の総点検と、面接で聞かれやすい志望理由・学習計画の受け答えの準備に時間を使うのが効率的です。
おすすめ参考書
オンライン編入学院の参考書データベースで東京理科大学工学部との対応が確認できている教材から、数学・物理を中心に紹介します。カードをタップするとレビュー記事に移動できます。
掲載しているのは、過去問分析で東京理科大学工学部の出題分野との対応が確認できた参考書です。志望学科の筆記試験で中心となる科目(数学・物理・化学)に合わせて選んでください。
よくある質問
東京理科大学工学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?
東京理科大学は編入学試験について、志願者数・合格者数などの実施状況を公表していません。数値による難易度の判断はできないため、募集人員が若干名の少数選抜であることと、募集要項に示された選抜方法・出願資格から対策の方向性を考えるのが現実的です。正確な情報は大学公式の募集要項で確認してください。
2027年度の試験日程はどうなっていますか?
2027年度(2027年4月入学)の工学部編入学試験は、出願期間が2027年1月7日(木)~1月12日(火)消印有効、筆記試験・面接がいずれも2月20日(土)、合格発表が3月10日(水)10時です。入学手続期間は3月10日~3月16日とされています。日程は変更される可能性があるため、出願前に必ず大学公式サイトで最新情報を確認してください。
5学科はどう選べばいいですか?
東京理科大学工学部の編入学試験は建築学科・工業化学科・電気工学科・情報工学科・機械工学科の5学科で実施されます。学科ごとに学ぶ専門分野はもちろん、筆記試験(小論文)で問われる内容の性格も異なります。すでに専門的に学びたい分野が決まっている場合はその学科を、まだ迷っている場合は自分の得意科目(数学・物理・化学のどれに強いか)から逆算して選ぶ受験生が多いです。
筆記試験(小論文)はどんな内容ですか?
学科により出題の性格が異なります。電気工学科・情報工学科は数学または物理の基礎知識を使って課題を論理的に整理し記述する形式、工業化学科は化学の基礎的な理解を論理的な文章で説明する形式、建築学科は都市や地域といった社会的なテーマについて文章とスケッチで考えを示す形式、機械工学科は社会が抱える課題を機械工学の視点から論じ解決策を提案する形式です。著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません。
編入年次は2年次と3年次のどちらになりますか?
東京理科大学工学部では、出願者の修得科目・単位修得状況を大学が審査したうえで、2年次または3年次のいずれに編入するかが決定される仕組みです。出願時点で年次を選ぶことはできないため、自分の履修状況(修得単位・科目内容)を早めに整理しておくことが重要です。
対策はいつから始めるべきですか?
2027年度の筆記試験・面接は2027年2月20日です。専門科目の復習には一定の時間がかかるため、試験の半年以上前から少しずつ取り組み始めるのが一般的です。特に出願資格に関わる修得単位の整理や証明書の準備は、出願期間(2027年1月7日~12日)の数か月前から動いておくと安心です。
出願資格はどうなっていますか?
主な区分は、学士の学位を有する者(2027年3月取得見込み含む)、大学に2年以上在学し62単位以上を修得した者、短期大学・高等専門学校の卒業者(見込み含む)、文部科学大臣の定める基準を満たす専修学校専門課程の修了者(見込み含む)などです。年度により変わる可能性があるため、必ず大学公式の最新の募集要項で確認してください。
過去問は入手できますか?
大学によって公表状況は異なります。募集要項や大学の入試ページで公表・閲覧の可否をまず確認するのが確実です。オンライン編入学院の受講生は、コーチを通じて対策に関する情報提供を受けられます。
まとめ
東京理科大学工学部の編入学試験は、5学科それぞれで書類審査・筆記試験(小論文)・面接によって選考され、編入年次は審査によって2年次または3年次に決まる試験です。倍率などの数値データは公表されていませんが、募集人員が若干名の少数選抜であること、筆記試験が学科ごとの専門分野に沿った小論文形式であることから、志望学科の科目(数学・物理・化学)の基礎を早期から固め、論理的に説明する練習を重ねることが合格への近道です。まずは大学公式の最新要項で自分の出願資格を確認し、志望学科を決めるところから始めてください。
2027年度は出願期間が2027年1月7日〜12日、筆記試験・面接が2月20日と、準備に使える期間は限られています。特に出願書類に含まれる「編入学志望動機及び学習計画」は、志望学科への理解と自分の学習履歴を結び付けて書く必要があるため、専門科目の復習と並行して早めに取りかかっておくと安心です。学科選びに迷う場合は、この記事の「5学科の選び方」を参考に、自分の得意科目や学んできた分野から逆算して検討してみてください。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析にもとづいています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月5日




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