神戸市立高専からの大学編入 |大阪大・神戸大16名などの実績と対策
この記事は、神戸市立工業高等専門学校(神戸市立高専)に在学中で、大学への編入学を考えている方に向けたガイドです。反対に「神戸市立高専へ入学したい」方は、この記事の対象ではありません。神戸市立高専の入試情報は神戸市立高専公式サイトの入試情報ページをご確認ください。また、神戸市立高専と名前が似ている神戸大学は別の大学です。神戸大学への編入(神戸市立高専からの編入先の1つでもあります)について知りたい方は、後述の「神戸大学工学部の編入試験対策」もあわせてご覧ください。
この記事で分かること
- 神戸市立高専公式が公表する、大学編入・進学の実績データ(2021〜2025年度)
- 神戸市立高専から編入者数が多い主な大学と、その難易度帯の目安
- 豊橋・長岡の技術科学大学(技科大)が神戸市立高専生に選ばれている理由
- 編入対策を始める時期の目安(学年別の進め方)
- 神戸市立高専の主な編入先大学に合格した高専出身者の体験談
神戸市立高専からの編入を考え始めたばかりでも大丈夫です。いまの学年と興味のある分野をうかがって、何から始めるべきかをその場で整理します。
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神戸市立高専の大学編入・進学実績。公式データで見る全体像
神戸市立高専は神戸市立工業高等専門学校公式サイトの「卒業生の進路」ページで、大学編入学を含む進路実績を年度別に公表しています(進路・進学実績ページ、2026年8月19日取得)。直近(2026年3月31日現在)の公表データでは、本科卒業生の進路は就職57%・進学40%・その他3%、専攻科修了生の進路は進学88%・就職12%となっています。
この「進学」には、大学への編入学に加えて、神戸市立高専自身の専攻科(本科卒業後に進む2年制の専門課程)への進学も含まれます。下の表でも「神戸高専専攻科」が公式資料の同じ表に含まれているため、この記事では大学への編入学にしぼって紹介し、専攻科・他校専攻科への進学は表から除いています。
主な編入先大学(過去5年度・2021〜2025年度の編入学者数累計)
神戸市立高専公式サイトが公表する「【本科】過去5年の主な進学状況」の表から、2021〜2025年度の累計編入学者数が多い大学を抜き出すと、次のとおりです(表中の「神戸高専専攻科」「明石高専専攻科」は大学ではなく高専自身・他校の専攻科進学のため除いています)。
| 大学 | 学部 | 2021〜2025年度の編入学者数(累計) |
|---|---|---|
| 豊橋技術科学大学 | 工学部 | 41名 |
| 長岡技術科学大学 | 工学部 | 23名 |
| 徳島大学 | 理工学部 | 20名 |
| 岡山大学 | 工学部 | 17名 |
| 大阪大学 | 工学部 | 16名 |
| 神戸大学 | 工学部 | 16名 |
| 立命館大学 | 理工学部 | 11名 |
| 同志社大学 | 理工学部 | 8名 |
出典: 神戸市立工業高等専門学校公式サイト「卒業生の進路」内【本科】過去5年の主な進学状況(2026年8月19日取得)より、2021〜2025年度の編入学者数(累計)が多い上位8大学を抜粋。このほかにも、京都工芸繊維大学・兵庫県立大学・熊本大学・九州大学など、5年間で1桁台の編入学実績がある大学が複数あります。個別の大学名・年度で1〜2名程度の小さな人数になる進路は、特定の学生を推測できてしまうため、この記事では大学ごとの年度別内訳は出さず「編入実績あり」という形で扱っています。掲載大学は学部・学科の変更や年度によって募集内容が変わることがあるため、最新の出願資格・試験内容は大学名のリンク先記事、または大学公式の募集要項でご確認ください。
編入先の定番と難易度帯。技科大と神戸大学という選択肢
上の表からも分かるとおり、神戸市立高専からの編入先は、豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学のような技術科学大学(技科大)から、徳島大学・岡山大学のような中堅上位国立大学、大阪大学・神戸大学のような難関国立大学、立命館大学・同志社大学のような私立大学まで幅広く分かれています。
とくに豊橋技術科学大学と長岡技術科学大学は、累計編入学者数で1位・2位に入っており、神戸市立高専からの編入先としての存在感が大きい大学です。技科大は高専卒業生の受け入れを主軸に据えて設立された大学で、学内に高専出身の学生が多く、高専で学んだ専門分野の延長線上でカリキュラムが組まれているのが特徴です。工学系の学びをそのまま大学でも続けたい場合、有力な選択肢になります。
神戸大学は、神戸市立高専と名前が似ていますが、運営主体も設置形態も異なる別の大学です(神戸市立高専は神戸市が設置する公立高専、神戸大学は国立大学)。名前の混同に注意しつつも、実際の編入学実績としては、神戸市立高専から神戸大学工学部への累計編入学者数は5年間で16名と、上位の編入先の1つになっています。地理的に近く、通学のしやすさから志望する高専生も多い大学です。
神戸市立高専から出願できる大学は、上記の8大学以外にも数多くあります。学部・学科ごとの出願資格や試験内容を大学名・学部から検索したい場合は、「高専から大学編入できる大学一覧」、工学部全体の実施大学一覧や難易度の目安は「工学部編入|実施大学一覧・難易度ランキング」で確認できます。
編入準備の始め方。学年別のスケジュール
大学編入の対策は、大学や個人によって差がありますが、神戸市立高専を含む多くの高専生は、おおむね次のような流れで準備を進めています。
- 3年生: 志望する学部・大学の情報収集を始める時期です。上の表を参考に、どの大学の実績が多いかをつかみつつ、自分の興味に近い分野(機械・電気・電子・応用化学・都市工学など)を意識しておくと、その後の科目学習の方向性が定まりやすくなります。
- 3年生の終わり〜4年生の前半: 英語・数学など、多くの大学で共通して必要になる基礎科目の学習を本格化させる時期です。編入試験特有の出題形式に早めに慣れておくと、専門科目の対策に時間を割きやすくなります。
- 4年生: 志望校を絞り込み、専門科目(力学・電磁気学・情報工学など、志望学科に応じた分野)の対策と、過去問演習・面接対策・出願書類の準備を進める時期です。多くの大学で、3年次編入の試験がこの学年の後半に実施されます。
- 4年生の終わり〜5年生: 出願・受験本番の時期です。豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学のように技科大を含めて併願する場合は、志望校ごとの試験日程が重ならないか早めに確認しておくと、選択肢を狭めずに済みます。
出願資格そのもの(必要単位・在学年数など)は大学ごとに条件が異なるため、対策を始める前に「編入の出願資格と必要単位」もあわせて確認してください。
高専→大学編入のメリットやデメリット 対策の進め方など学長が解説
2年連続 合格者数No.1
大学編入試験
合格者数 No.1
※調査対象期間 2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
※調査方法: 企業担当者へのヒアリング、企業発表情報、デスクリサーチ/調査対象: 大学編入試験対策の予備校・個別指導塾(医学部・看護学部系除く)/調査項目: 2025年度と2026年度の大学編入試験合格者数
オンライン編入学院 公式サイト(2026年8月19日確認)
2年連続で大学編入試験の合格者数No.1(注釈参照)のオンライン編入学院は、神戸市立高専のような高専出身者のサポートも豊富に行っています。2027年度入学では東京大学工学部への合格者も出しています(詳しくはオンライン編入学院の2027年度合格者速報&2026年度実績)。
神戸市立高専からの編入先は、豊橋・長岡の技科大から大阪大学・神戸大学のような難関大学まで幅が広く、大学ごとに出願資格や専門科目の範囲も異なります。いまの学年・得意科目・志望分野をうかがったうえで、進め方を整理します。
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神戸市立高専の主な編入先に合格した先輩の体験談
編入総研では、高専出身者の合格体験記を多数公開しています。ここでは、神戸市立高専からの主な編入先である大学に、高専から合格した体験談を紹介します。いずれも本文中で神戸市立高専出身と名乗っているものではなく、高専出身であることが明記された体験談です。
よくある質問
神戸市立高専からはどんな大学に編入できますか?
神戸市立高専公式が公表する実績では、2021〜2025年度の累計で豊橋技術科学大学(41名)・長岡技術科学大学(23名)・徳島大学(20名)・岡山大学(17名)・大阪大学(16名)・神戸大学(16名)・立命館大学(11名)・同志社大学(8名)などへの編入実績があります(2026年8月19日取得)。このほかにも多数の国立・公立・私立大学に出願でき、学部・学科ごとの出願資格は「高専から大学編入できる大学一覧」で検索できます。
神戸市立高専の大学編入の実績はどこで確認できますか?
神戸市立高専公式サイトの「卒業生の進路」ページに、大学名・年度別の編入学者数がPDFで公表されています。この資料には大学編入と、神戸市立高専自身の専攻科への進学の両方が含まれているため、大学編入の実績を見る際は「神戸高専専攻科」の行と区別してご確認ください。
豊橋技術科学大学・長岡技術科学大学(技科大)を選ぶメリットは何ですか?
技科大は高専卒業生の受け入れを主軸に据えて設立された大学で、学内に高専出身の学生が多いのが特徴です。神戸市立高専からも累計編入学者数で豊橋技術科学大学が1位、長岡技術科学大学が2位と、継続して多くの編入学者を送り出しています。高専で学んだ専門分野の延長線上でカリキュラムが組まれているため、工学系の学びをそのまま続けたい場合に有力な選択肢になります。
神戸市立高専と神戸大学は同じ学校ですか?
いいえ、別の学校です。神戸市立高専(神戸市立工業高等専門学校)は神戸市が設置する公立の高等専門学校で、神戸大学は国立大学です。名前が似ているため混同されることがありますが、設置者も学校の種類も異なります。一方で、神戸市立高専から神戸大学工学部への編入学は、2021〜2025年度の累計で16名と実績のある編入先の1つです。
神戸市立高専から大学編入の対策はいつから始めればいいですか?
大学や個人差が大きく断定はできませんが、多くの高専生は3年生から志望校の情報収集と基礎科目(英語・数学)の学習を始め、4年生で専門科目の対策や過去問演習を本格化させる、という進め方をとっています。編入試験の多くは3年次・4年次修了時点での出願となるため、出願資格の確認は早めに済ませておくと選択肢が広がります。
神戸市立高専の専攻科と大学編入、どちらを選べばいいですか?
神戸市立高専公式の実績データでは、専攻科には2021〜2025年度の累計で147名が進学しており、本科卒業生の主な進路の1つになっています。専攻科は高専に残って2年間、より専門的な学びを続ける進路で、大学編入は他大学に移って学ぶ進路です。学びたい分野の環境や、卒業後に取得できる学位、通学のしやすさなどを踏まえて、早めに高専の先生に相談しながら検討することをおすすめします。
神戸市立高専へ入学したい場合はどうすればいいですか?
この記事は神戸市立高専から大学へ編入する方向けのガイドです。神戸市立高専への入学(中学生対象の本科入試・高校生対象の編入学試験)については、神戸市立高専公式サイトの入試情報ページをご確認ください。
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神戸市立高専からの大学編入は、技科大から神戸大学・大阪大学のような難関大学まで進路の幅が広いぶん、対策の進め方も一人ひとり変わります。いまの学年・成績・志望分野を踏まえて、無理のない志望校の組み合わせを一緒に考えます。
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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入に特化した完全オンラインの予備校です。神戸市立高専からの編入は、豊橋・長岡の技科大から神戸大学・大阪大学のような難関大学まで、実績のある編入先の幅が広いのが特徴です。この記事の実績データは神戸市立高専公式の公表値にもとづいており、最新の出願資格・試験内容は必ず大学公式の募集要項でご確認ください。無料相談では、いまの学年・成績・興味のある分野を整理したうえで、志望校の絞り込みと対策の進め方をご提案しています。

