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東京大学工学部

東京大学 工学部 編入の合格体験記|T.Sさん・問題集を1周ずつ進めて合格するまで

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-09-06​​‌‌‌‌​‌‌​‌​‌‌‌​​‌​‌​‌​‌‌‌​‌​‌‌​

結論:同じ問題集を何周もせず、新しい問題に触れ続けて2年次編入で通った

編入そのものは高専1年生のときから頭にありました。親戚に高専の出身者がいて、編入は一般入試とは仕組みが違うと聞いていたからです。ただ、東京大学という具体的な名前が出たのは4年生のとき。中学時代の友人が医学部に合格したことを知り、この友人には負けたくないと思った、その瞬間に第一志望を決めてゲームをやめた、と書かれています。志望理由も当初は研究内容ではなく「せっかく編入するなら一番上を」という気持ちが大きかったそうです。家族に伝えたときの反応は「本当に受かるの?」、友人には半分冗談として受け取られていました。

この方の進め方は、多くの合格者と逆を向いています。1つの参考書を何周もするより、1周したら別の参考書へ移り、なるべく多くの初見の問題に当たる。大学範囲は先に解説動画で全体像をつかんでから本に入る、という順番も一貫していました。着手は2022年8月で本番は2024年6月ですが、月次の記録を見ると学習時間がゼロの月が9つ並び、動く月に一気に寄せる形です。TOEICは755点から825点、いったん805点へ下がって、東京大学の筆記対策でReadingが伸びた2024年3月に850点。過去問は先輩から譲り受け、本番と同じB4の用紙を用意して必ず時間を測りました。それでも当日は数学の確率が解けず体感5〜6割、理科も波動を落として5割。併願した大阪大学 基礎工学部は不合格でした。それでも合格しています。

高等専門学校前籍
前籍GPA
2校受験した大学
23か月対策にかけた期間
合格校東京大学 工学部 電子情報工学科
前籍高等専門学校
前籍の学部・学科電気情報工学科
入学年2025年4月 入学
編入年次2年次
受験年度2025年度入学

この記事で分かること

  • 友人の医学部合格をきっかけに、東京大学を第一志望に決めるまで
  • 出願した2校と、その結果・2年次編入という枠
  • 2022年8月から2024年6月まで、学習時間が飛び飛びだった1年10か月
  • 英語・数学・物理で使った教材と、1周したら次へ進む理由
  • 試験当日の時間割と、英語・数学・理科の出題・面接で聞かれたこと

なぜ編入を目指したのか

私が編入を決意したのは、 編入前の学校の1年目・前期 のことでした。

大学編入については、高専1年生の頃から考えていました。親戚に高専出身者がおり、高専からの編入は一般入試とは異なる仕組みで、大学に進学しやすいと聞いていたことがきっかけです。そのため、入学時点で将来は大学に編入しようと漠然と考えていました。転機になったのは4年生のとき、中学時代の友人が医学部に合格したことです。「この友人に負けたくない」と強く思い、その瞬間に東大を第一志望に決め、本格的に受験勉強へ切り替えました。

志望校を選んだ決め手

一番の決め手は、東京大学というブランドと、国内最高峰の環境で学べることです。正直、受験を始めた当初は研究内容や特定の教授を理由に志望したわけではなく、「せっかく編入するなら一番上を目指したい」という気持ちが大きかったです。また、電子・情報系の幅広い分野を学べる点にも魅力を感じ、第一志望にしました。

編入を周りに伝えた時の反応

伝えた相手: 家族・友人 / 伝えた時期: 試験の1年以上前

家族は、編入すること自体には特に反対せず、基本的に応援してくれました。もともと高専から大学へ編入するつもりで入学していたこともあり、進学そのものには驚かれませんでした。ただ、4年生で「東大を受ける」と伝えたときは、「本当に受かるの?」という反応で、かなり驚かれたと思います。それでも「やるなら頑張りな」と応援してくれました。友人にも東大志望だと話していましたが、最初は半分冗談のように受け取られていた気がします。勉強を続けるうちに、本気で目指していることが伝わり、受験前には応援してもらえるようになりました。

受験した大学とその結果

この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。

結果大学・学部編入年次試験区分受験者数倍率
合格(入学)東京大学 工学部 電子情報工学科2年次一般編入603.0倍
不合格大阪大学 基礎工学部 情報科学科数理科学コース3年次一般編入94.5倍

受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。

合格までの学習計画

私が編入試験対策を始めたのは 2022年8月 、本番の試験は 2024年6月 でした。

時期別の1日の学習時間

平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。

平日

開始期
2h
中期
5h
直前期
5h

休日

開始期
4h
中期
8h
直前期
10h

1日あたりの学習時間の推移

月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。

2022年8月
3h
2022年10月
2h
2022年12月
2h
2023年3月
5h
2023年4月
5h
2023年5月
5h
2023年9月
6h
2023年12月
8h
2024年3月
8h
2024年4月
8h
2024年5月
8h
2024年6月
8h

月ごとの学習の中身

  • 2022年8月

    主な科目: TOEIC, 数学 / 気持ちの状態 4/5

    編入数学徹底研究を使って本格的に編入数学の勉強を開始。TOEIC対策も並行して進めた。

  • 2022年9月
  • 2022年10月

    主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 4/5

    TOEIC 755点を取得。英単語は毎日継続した。

  • 2022年11月
  • 2022年12月

    主な科目: TOEIC, 数学 / 気持ちの状態 4/5

    TOEIC 825点を取得。編入数学を継続。

  • 2023年1月
  • 2023年2月
  • 2023年3月

    主な科目: TOEIC, 数学 / 気持ちの状態 4/5

    TOEIC 805点。DUO、Ankiなどを使った英単語学習を継続。

  • 2023年4月

    主な科目: 英語, 数学, 物理 / 気持ちの状態 4/5

    中学時代の友人が医学部に進学したことをきっかけに東大を第一志望に決定。ゲームをやめて、本格的に受験勉強へ。

  • 2023年5月

    主な科目: 英語, 数学 / 気持ちの状態 4/5

    数学は複数の参考書を進め、英語はTOEIC対策から東大の筆記英語対策へ移行。

  • 2023年6月
  • 2023年7月
  • 2023年8月
  • 2023年9月

    主な科目: 英語, 数学, 物理 / 気持ちの状態 4/5

    ヨビノリで大学数学・物理の基礎を理解してから参考書を進める方法を中心に勉強

  • 2023年10月
  • 2023年11月
  • 2023年12月

    主な科目: 英語, 数学, 物理 / 気持ちの状態 3/5

    一つの参考書を何周もするより、1周したら別の参考書に進み、なるべく多くの新しい問題に触れた。

  • 2024年1月
  • 2024年2月
  • 2024年3月

    主な科目: 英語, 数学, 物理 / 気持ちの状態 3/5

    TOEIC 850点を取得。R445、L405。東大英語対策によってReadingが大きく伸びた。

  • 2024年4月

    主な科目: 英語, 数学, 物理 / 気持ちの状態 3/5

    東大過去問を本格的に開始。本番と似た用紙を購入し、時間を測って演習。

  • 2024年5月

    主な科目: 英語, 数学, 物理 / 気持ちの状態 4/5

    過去問で苦手分野を確認し、数学は微分方程式・線形代数・複素関数などを重点復習。

  • 2024年6月

    主な科目: 英語, 数学, 物理 / 気持ちの状態 4/5

    物理は力学と電磁気を重点的に復習。第3問は熱力学と波動に絞った。願書・志望調査票も準備。

勉強場所と環境

基本的には自宅や高専で勉強していました。参考書はほとんど購入せず、高専の図書館から借りていました。そのため、必要な教材をかなり多く使っても費用を抑えることができました。私は同じ参考書を何周もするより、新しい問題に触れたいタイプだったので、図書館で別の本を借りられる環境はかなり助かりました。また、通学中は机での勉強ができないため、自転車ではDUOの音声、電車ではAnkiというように、場所に合わせて勉強内容を変えていました。

スランプとメンタル回復

一番苦戦したのは電磁気でした。大学範囲になると教材が急に専門書のようになり、高校物理とは違う計算方法にもなかなか慣れませんでした。何冊か参考書を試しましたが、「これをやれば絶対大丈夫」という勉強法は最後まで分からなかったです。それでも、理解できないときはいきなり難しい問題に取り組まず、ヨビノリなどの動画で基本を確認してから参考書に戻るようにしました。また、全範囲を完璧にすることは諦め、過去問から頻出分野を判断して優先順位をつけました。「全部できなくても合格点を取ればいい」と割り切ったことで勉強を続けられました。

科目ごとの対策と使った教材

科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。

TOEIC

2022年3月 〜 2024年4月

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズの表紙

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 3周

選んだ基準: TOEIC対策の定番教材で、頻出単語を効率よく覚えられると思ったため。友人が使っていたことをきっかけに始めた。

最初は本で覚えていたが、途中からQuizletを使って一問一答形式で暗記した。単語は短期間で詰め込むのではなく、毎日少しずつ継続して覚えることを意識した。TOEIC対策では最優先で取り組むべき教材だと思う。

1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急の表紙

1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急 1周

選んだ基準: TOEIC Part5の文法問題を短時間で練習でき、隙間時間にも取り組みやすいと思ったため。

問題を解きながら文法事項を確認する用途で使用した。ただ、文法対策なら他の教材でも十分なので、時間がなければ無理に取り組む必要はないと思う。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問の表紙

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 3周

選んだ基準: TOEIC Part5の文法問題が幅広く網羅されており、演習量を確保できるため。

Part5を中心に大量に問題を解き、間違えた問題では文法事項を確認した。問題数が多いので、全部を完璧にするというより、苦手なパターンを見つけることを意識した。

はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略の表紙

はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略 1周

選んだ基準: TOEICの全パートの形式や解き方を一冊で把握できるため。

初めてTOEICを受ける際に、各Partの形式と基本的な解き方を覚えるために使った。金フレとこの教材で基礎を作ってから、公式問題集に進むのがおすすめ。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6回以上

選んだ基準: 本番とほぼ同じ形式・難易度で演習できる公式教材だから。

本番と同じ時間を測って問題を解き、時間配分や解くスピードを確認した。解き終わった後は間違えた問題を確認し、知らなかった単語や表現も覚えるようにした

英語

2023年3月 〜 2024年6月

鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁の表紙

鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁 4周

選んだ基準: TOEIC対策終了後、東大英語に対応できるよう、さらに語彙力を増やしたかったため。

知らない単語や曖昧な単語を重点的に覚えた。すべてを一度で完璧にするのではなく、繰り返し触れて定着させることを意識した。

英熟語ターゲット1000 3周

選んだ基準: 単語だけでは英文を十分に読めず、熟語の知識も重要だと感じたため。

知らない熟語を中心に暗記した。英単語と同じように、短期間で詰め込むより繰り返し復習することを意識した。

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100の表紙

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100 5周

選んだ基準: 東大では和文英訳が出題されるため、英作文で使い回せる基本的な英文を身につけたかったため。

日本語を見たら英語を再現できる程度まで例文を覚えた。表現を丸暗記するだけでなく、別の英作文でも使えるように意識した。本番でもここで覚えた英文に何度も助けられた。

大岩のいちばんはじめの英文法 1周

選んだ基準: 英作文や英文読解に入る前に、英文法の基礎を一度整理したかったため。

難しい問題演習ではなく、忘れている文法事項の確認用として使用した。内容は基礎的なので、文法に自信がある人なら省略してもよいと思う。

大学入試 英作文 ハイパートレーニング 和文英訳編 1周

選んだ基準: 東大の和文英訳対策として、英作文の基本的な考え方を身につけられる教材だったため。

まず自分で英文を書いてから解答と比較し、自分には思いつかなかった表現を覚えた。英作文を始める最初の教材としておすすめ。

竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本の表紙

竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本 3周

選んだ基準: 基本的な英作文を学んだ後、より多くの和文英訳問題を演習したかったため。

自分で英文を作ってから模範解答を確認し、使えそうな表現を覚えた。正解を丸暗記するより、「この日本語ならこの表現が使える」と考えることを意識した。

ポレポレ英文読解プロセス50 代々木ゼミ方式の表紙

ポレポレ英文読解プロセス50 代々木ゼミ方式 2周

選んだ基準: 東大レベルの難しい英文を正確に読めるようになりたかったため。

文構造を自分で分析してから解説を読んだ。かなり難しい教材なので、基礎的な英文が読めるようになってから取り組むのがおすすめ。

ChatGPT 1周

選んだ基準: 英作文や英文和訳は自分だけでは採点が難しく、添削してもらう手段が必要だったため。

東大過去問の英作文・英文和訳の答案を入力し、文法ミスや不自然な表現を確認した。模範解答を聞くだけではなく、自分の答案のどこを直すべきか質問するようにした。

数学

2022年8月 〜 2024年6月

編入数学徹底研究の表紙

編入数学徹底研究 3周

選んだ基準: 大学編入数学の頻出分野が一通りまとまっており、編入数学対策の定番教材だったため。

3年生の夏頃から取り組んだ。分からない問題は「わんみん」の動画なども利用して理解した。最初から難問に挑戦するのではなく、まずこの本で編入数学全体の基礎を作った。

編入数学過去問特訓の表紙

編入数学過去問特訓 3周

選んだ基準: 実際の大学編入試験の過去問を分野別に大量に演習できるため。

一度全体を勉強した後、5年生では微分方程式、固有値とその応用、複素数・複素平面、複素解析を重点的に解き直した。確率分布は難しく、途中で諦めた。

大学編入のための数学問題集の表紙

大学編入のための数学問題集 1周

選んだ基準: 編入数学の追加演習として、より多くの問題を解きたかったため。

新しい問題に触れる目的で使用した。難しい問題が多い印象だったので、まずは『編入数学過去問特訓』を優先する方がよいと思う。

細野真宏の確率が面白いほどわかる本の表紙

細野真宏の確率が面白いほどわかる本 2周

選んだ基準: 確率が苦手だったため、問題演習より前に考え方から理解できる教材を探した。

特に離散確率の考え方を理解するために使った。解法を暗記するのではなく、「なぜこの場合分けになるのか」を理解することを意識した。ただ、私は最後まで確率を得意にはできなかった。

ベクトル・行列・行列式 徹底演習 2周

選んだ基準: 東大で毎年出題される線形代数を重点的に強化したかったため。

行列計算、固有値・固有ベクトルなどを中心に、多くの問題を解いた。線形代数はこの教材の問題を自力で解ける状態まで仕上げれば十分だと思う。

工学系学生のための 複素関数攻略への一本道 1周

選んだ基準: 東大で複素関数が毎年出題されるため、一冊で体系的に学べる教材を探した。

正則関数、留数定理、実積分への応用などを中心に演習した。写像については十分でなかったため、東大過去問やインターネットで別途勉強した。

物理

2023年4月 〜 2024年6月

弱点克服大学生の初等力学の表紙

弱点克服大学生の初等力学 3周

選んだ基準: 実際の大学編入試験問題が多く掲載されており、東大対策にも適していたため。

基本事項をヨビノリなどで理解した後に問題を解いた。問題を見たときに、自力で運動方程式を立てられることを特に意識した。これを完璧にすれば力学は十分戦えると思う。

基礎物理学演習(1) 1周

選んだ基準: 大学レベルの物理問題を幅広く演習できる教材だったため。

力学と熱力学の問題を中心に使用した。ただし、編入試験では出題されない問題もかなり多かったので、過去問と照らし合わせながら必要な問題だけ解く方がよい。

電磁気学演習(理工基礎物理学演習ライブラリ3) 1周

選んだ基準: 大学電磁気の問題が幅広く掲載されており、演習量を確保できるため。

静電場やコンデンサーなど東大で出題されそうな範囲を中心に解いた。演習量は十分だが、誤植があるため、答えがおかしいと感じたら別の資料でも確認した。

弱点克服大学生の電磁気学の表紙

弱点克服大学生の電磁気学 2周

選んだ基準: 大学編入試験の過去問が多く掲載されており、出題レベルが東大対策に非常に適していたため。

静電場・コンデンサーなど頻出範囲を重点的に解いた。試験直前にも問題を見直した。本番では直前に確認していた同心球殻コンデンサーとほぼ同じ問題が出題され、非常に役立った。

詳解力学演習 1周

選んだ基準: 問題数が非常に多く、過去問で分からない問題があった際に類題を探せるため。

最初から順番に解くのではなく、東大過去問で分からない問題があったときに類題を探す「辞書」として使用した。時間があれば剛体分野を解いておくとよいと思う。

詳解電磁気学演習の表紙

詳解電磁気学演習 1周

選んだ基準: 電磁気の問題が非常に豊富で、過去問の類題を探すのに適していたため。

過去問で分からなかった問題について似た設定の問題を探し、解法を確認する用途で使用した。最初から全部解こうとはしなかった。

過去問対策(入手・分析・周回)

東大の過去問は高専の先輩から入手し、5年生になる前の春休み頃から本格的に取り組み始めました。できるだけ本番に近い環境で練習したかったため、本番と同じようなB4用紙を用意し、必ず時間を測って解きました。数学は6〜8割、物理は5〜6割、英語は7割程度取れることが多かったですが、時間内にすべて解き切れたことはほとんどありませんでした。答え合わせは先輩方が作成した解答を参考にし、英語の和訳や英作文はChatGPTも使って添削しました。模範解答がない問題は、参考書や類題を探して解法を確認しました。

振り返ってみて、これもやっておけばよかった

一番の後悔は、物理の第3問対策をもっと早く始めなかったことです。第3問は毎年出題分野が変わるため、熱力学や波動だけでなく量子力学なども勉強しようとしましたが、時間が足りず諦めました。また、確率も最後まで苦手なままでした。本番では数学で大きく失敗したので、難しい問題を増やすだけでなく、基本的な問題を焦らず正確に解く練習ももっとしておけばよかったと思います。

AIの活用方法

主にChatGPTを英語の過去問対策に利用しました。英文和訳や和文英訳は数学と違って自分だけでは正誤を判断しにくいため、自分の答案を入力して、文法ミス、不自然な表現、より適切な訳し方などを確認しました。特に英作文では、模範解答を生成してもらうだけではなく、「自分の答案なら何点くらいか」「どこを直すべきか」を聞くようにしていました。独学では添削してくれる人がいなかったので、とても役立ちました。

英語のスコアをどう上げたか

受験で利用した英語試験は TOEIC L&R、大学の独自英語筆記試験 です。以下、それぞれのスコア推移です。

TOEIC L&Rのスコア推移

7207407607808008208408608802022年10月・755点2022年12月・825点2023年03月・805点年03月・提出・850点

点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。

受験時期の一覧を開く

2022年10月 755点 → 2022年12月 825点 → 2023年03月 805点 → 年03月 850点(提出)

試験当日はどうだったか

当日の時間の流れと、会場で感じたことです。

東京大学 工学部 電子情報工学科

当日の受験者数約60名
試験時間の構成8:40 試験会場への入室開始 8:50頃 会場に入室 9:30〜11:00 英語(90分) 11:00〜12:30 休憩・昼食 12:30〜14:30 数学(120分) 14:30〜15:15 休憩 15:15〜16:45 理科(90分)
当日の気づき試験開始20分前までに入室する必要があるので、時間には余裕を持って会場へ行った方がいいです。ただし、朝は8:40より前には試験室に入れませんでした。私は前日に東大構内を歩いて試験会場を下見していたので、当日は迷わず行くことができました。会場では試験開始まで勉強している人もいれば、友人と話している人もいて、雰囲気は思っていたより普通でした。試験は英語・数学・理科と一日続くので、一科目失敗しても引きずらず、次の科目に切り替えることが大切です。私は数学のミスをかなり引きずってしまったので、特にそう感じました。

大阪大学 基礎工学部 情報科学科数理科学コース

当日の受験者数約10名
試験時間の構成詳しくは覚えてません 数学と物理の二科目でした
当日の気づき数理科学コースは募集人数が少なく、私が受験した年は合格者が2名でした。受験者数自体は多くありませんでしたが、少人数だから簡単というわけではなく、むしろ数学が非常に得意な受験生が集まりやすい印象でした。私は「専門科目を勉強しなくてよい」という理由もあって数理科学コースを選びましたが、結果的にはかなり競争の激しいコースを選んだと思います。阪大基礎工に合格すること自体が目的なら、募集人数や過去の合格者数、コースごとの競争の激しさまで確認して志望コースを決めることをおすすめします。

T.Sさんが東京大学の面接で実際に聞かれた質問

面接で投げられた質問と、その場での答え方

志望理由書のどこを突かれたか

筆記で何がどう出たか(科目ごと)

面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で面接の中身を聞く

ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

受験にかかった費用

編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。

※「その他」の内訳: Ankiアプリ

項目金額
① 教材・書籍代¥10,000
② 対策指導費¥0
③ 試験関連費¥28,000
④ 出願関連費¥60,000
⑤ 当日関連費¥60,000
⑥ その他¥3,000
合計¥161,000

編入したあとの生活

T.Sさんが編入したあとに分かったこと

単位認定でもっとこうしておけばよかったこと

編入後の就職活動の状況

編入学後に気づいた貴重な情報

単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で編入後の話を聞く

ボタンを押すと予約ページが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。

編入前の自分へ

とにかく、受験勉強は早く始めるに越したことはありません。私は3年生の夏頃から少しずつ始めましたが、特に英単語を毎日続けていたことは最後まで大きな武器になりました。
また、全部を完璧にする必要はないと思います。私は確率が苦手なままで、物理も対策できなかった分野があり、本番では数学でも大きく失敗しました。それでも合格できました。できないことに焦るより、自分が取れる問題を確実に取れるようにすることが大切です。東大だからと必要以上に怖がらず、早めに始めてコツコツ続けてください。

— T.Sさん(東京大学 工学部)

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026-09-05

この合格者が使った参考書

本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。

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